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ブルドーザーの規格について紹介!ブルドーザー(CAT・コマツ)の商品情報も解説

ブルドーザー

2024/04/12

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ブルドーザーの規格について紹介!ブルドーザー(CAT・コマツ)の商品情報も解説

1. ブルドーザーの規格は何がある?狭い道路・整地工事に便利な小型機(D2・D6) も紹介

ブルドーザーは宅地造成や作業や河川工事など幅広い整地作業に使用されます。重機選びで大切なことのひとつに「規格」があります。重機は使用条件で選ぶものであるため、機体の性能を判断するためにも規格を知ることは大切です。

では、ブルドーザーにはどのような規格があるのでしようか?この記事では、ブルドーザーの規格やおすすめの機種について紹介します。

1.1. ブルドーザーの規格(大きさ)基準

ブルドーザーは小型から大型機種までさまざまな規格のモデルが存在します。ブルドーザーの大きさは車両の機械質量(作業装置やアタッチメントなどを除いた機体単体の乾燥重量)、または運転質量(機械質量に油脂類や作業装置のお重量を追加した重量)によって表されます。

サイズの基準としては、小型機が3〜10トン、中型機が11〜40トン、41トン以上を大型機として規格分けされています。

また、ブルドーザーは「乾地用」と軟弱地盤向けの「湿地用」に分けられ、使用する地盤環境によって規格が異なります。

湿地用ブルドーザーのクローラーは、幅広で三角断面のシュー(履板)になっており、軟弱地でも走行可能です。

1.2. ブルドーザーの安全規格

ブルドーザーなどの建設機械には、作業中に事故が発生した際にオペレーターを保護する機構である「ROPS」や「FOPS」を装備している機体もあります。

1.「ROPS(転倒時保護装置)」
ROPSは「Roll-Over Protection Structure」の頭文字をとったもので、転倒保護機構のことです。文字通り、ブルドーザーの転倒・転落時にオペレーターを保護する安全機構で、転倒の危険性が高い場所での作業には必須です。

ブルドーザーは、縦に高い形状から機械の前後よりも左右方向に転倒しやすく、特に傾斜地での押土や足場となる土盛の崩壊などによる転倒事故の発生が多いです。

2. 「FOPS(落下物保護装置)」
FOPSは「Falling Object Protective Structure」の頭文字からなる名称で、落下物保護機構とも言います。こちらは、オペレーターを岩や土砂などの落下物から保護するための安全機構であり、そのような落下物の危険性がある現場で重宝される安全規格です。

労働安全衛規則の第153条 第1項では、落石や落下物などの危険性がある場所で車両系建設機械を使用するときは、当該重機に強固なヘットガードを備えなければならないと定めています。

保護機構についての詳細はこちらの記事でも紹介しています。
https://tokuworld.co.jp/blog/220

1.3. ブルドーザーの排出ガス法に関する法規制

特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律(オフロード法)とは、公道走行をしないブルドーザーやバック・ホウ(特定特殊自動車)などのオフロード車両に対し、排出ガス規制するため、平成18年4月1日より施行された法律です。

これにより、基準適合表示等がない規制対象外の機種以外のブルドーザーは、国内では使用できません。基準適合表示を受けていないブルドーザーを使用するには、個別に排出ガスの検査を受けて、規格に適合している確認を受ける必要があります。

コマツブルドーザーの中古車ラインナップ(商品)情報!特定特殊排出ガス規制対応の製品を紹介

ここからは、コマツ製の中古ブルドーザーのラインナップをご紹介します。高規格で特定特殊排出ガス規制にも対応しているため、現場の即戦力として導入いただけます。

D21A-8

旋回性に優れる小型ブルドーザーです。左手のレバー1本でステアリング操作、前進行進、速度切換が完結するステアリングレバーを搭載。ブレードが車体側に近いため重心が安定し、不整地で安定しながらラクに操作できます。

D21P-8E0

湿地仕様のモデルです。軟弱地盤でもパワフルに動く軽快さを発揮します。スピードとパワーが望まれる現場におすすめです。

D31PX-22

ラジエーターを後方に配置したスーパーラントノーズ設計を採用し、前方の視認性を向上させています。ブレードの接地面まで見やすく、作業効率もアップします。

3. CATのおすすめブルドーザー「D2・D6」の特徴について紹介

キャタピラー(CAT)のブルドーザーは大型ブルドーザーの種類も多く、高出力で作業負荷の大きい作業に向いている機種が多いです。

次は、国内でも需要の高いCAT製のおすすめ小型・中型ブルドーザーをご紹介します。

3.1. 小型で汎用性が高い「D2」ブルドーザー

小型とパワフルさを両立したCAT製のブルドーザーです。高度な電子制御HSTを採用し、きめ細かい作業をサポート。また、足回りのスリップを低減する「オートトラクションコントロール」や、整地仕上げ時にブレードを上下しながら補正する「ステイルブレード」を備え、オペレーターの作業負担を軽減します。

3.2. 力強いパワーで効率的な「D6」ブルドーザー

汎用性の高い中型ブルドーザーです。高出力ですが燃費性能の高いC9.3Bディーゼルエンジンを搭載しており、負荷の大きい作業に向いています。パワーの伝達ミスを大幅に低減するロックアップ機能付きトルクコンバータと、5.7立米の大容量ブレードも装備しており、さらにハイパフォーマンスな作業性能を実現します。

4.ブルドーザーを選ぶときは3つの規格をチェック

作業に最適なサイズや必要なパワーなど、あらゆる条件からベストなブルドーザーを選ぶにはどのようなポイントをおさえればいいのでしようか?ここからは、作業に必要なスペックのブルドーザーを見つけるために知っておくべき3つの規格をご紹介します。

ブルドーザー選びのご参考になれば幸いです。

4.1.【種類・サイズ】作業環境、用途に適した機体を選ぶ

ブルドーザーは不整地や軟弱地盤での作業を前提としていますが、装着履帯により「乾地型ブルドーザー」、「湿地型ブルドーザー」に分類されます。

湿地型ブルドーザーは、乾地型ブルドーザーでは踏破困難な地盤での掘削運土作業に用いられます。見分け方としては、乾地用ブルドーザーよりも幅の広い「湿地シュー(履板)」という履帯を備えていることが特徴です。

履帯幅が広いことで履帯と地面の接地面積が大きくなるので、通常の履帯では沈みやすい軟弱地盤でも走行することができます。

さらに、湿地型ブルドーザーでも困難な湿地、泥濘地の場合は、「超々湿地型ブルドーザー」が使用されます。

また、ブルドーザーの大きさは4トンから130トン級まであり、21トン級以上の中型・大型ブルドーザーには「リッパ装置」という岩石掘削用のアタッチメントが装備されています。

ブルドーザーを選ぶ際には、使用環境や用途に適した種類・サイズを探してください。

4.2.【ブレード容量】一度にドージングできる容量を確認

掘削、押土、整地等の土木作業に用いられるブルドーザーですが、一度にどれだけの量の土をドージングできるかを表すのが「ブレード容量」です。ブレード容量は、ブルドーザーのカタログに記載されているのでネットで調べて確認することもできます。

ブレードにはさまざまな種類があり、用途に適したブレードを選択することで効率的に作業することが可能です。例えば平土作業、整地作業は標準的なブレードであるストレートドーザーやアングルドーザー、運土や押土作業は、バケット容量が大きいUドーザーやバケットドーザーが適しています。

繰り返しの大量運土では、ユニバーサルブレードといったブレード容量が特に大きいブレードを装備したブルドーザーを導入することで、時間あたりの作業量が大幅に向上します。

4.3.【定格出力】高負荷な作業には余裕のある機種を選ぶ

定格出力とは、機械が持続的に発揮できる出力のことを指します。この定格出力でエンジンの馬力を見ることも可能で、どのくらいのクラスのブルドーザーなのかを判断する目安にもなります。

また、瞬間的な出力は「最大出力」で示されますが、常にフルパワーで作業することは重機にとっても負荷がかかります。ブルドーザーを選ぶ際は、能力に余裕のある機種を選ぶことで、消耗速度や不意な故障を避けることができるでしょう。

重機に常に負荷がかかる状況は避け、定期的なメンテナンスを実施することで機械寿命を大幅に伸ばすことができます。

5. まとめ

ここまで、ブルドーザーの規格についてご紹介しました。ブルドーザーなどの重機は値段ではなく現場の環境や使用用途で決めるものです。理想の機械を探すためにもブルドーザーの規格について最低限理解しておく必要があります。

また、オプションの追加やアタッチメントの付け替えで、より作業に特化した仕様に変更することも可能でしょう。
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    ブルドーザーのリッパー・ブレードを活用するには?中古品は使える? ブルドーザーは土木工事を代表する建設機械です。車体前部にあるブレード(排土板)で掘削、運搬、盛土、排土までを行います。ブレードはアタッチメント式になっており、作業用途によって別のブレードへ変えることも可能です。 近年では、GNSS(衛星測位システム)を使ってあらかじめ設定された位置を走行しているかどうかを測定したり、ブレードを自動で動かしたりするICT化も進んでいます。 また、ブルドーザーの車体後部には、リッパーと呼ばれるアタッチメントが備わっていることも特徴でしょう。 大馬力で大量の土砂や岩を動かすブルドーザーは、鉱山や土木現場には欠かせない存在です。このように1台多役で活躍するブルドーザーですが、いくら機体性能が良くてもリッパー・ブレードに不具合が見つかったり、特性を理解していないと本来の作業性能は発揮できません。 また、リッパーやブレードは正規品以外にも中古品が出回っているので、修理できない破損や摩耗があっても別のものに交換して使用し続けることができます。 ただし、中古品を購入する際はいくつかのポイントをおさえておくことが大切です。 この記事では、リッパー・ブレードの活用法やメーカー、中古品選びのポイントについて解説します。 ブルドーザーのリッパー・ブレードを活用するためには ブルドーザーの作業効率や機体能力を最大限に引き上げるのがリッパーとブレードです。ここからは、リッパー・ブレードを活用するために押さえておきたい知識をご紹介します。 ブルドーザーのリッパーとは リッパーを装備したブルドーザーはリッパー装置付きブルドーザー、またはリッピングドーザーとも呼ばれます。リッパーはブルドーザーの後部に装着する掘削刃でアタッチメントのひとつです。 これは、トラクターの牽引力を利用して、ブレードでは作業できない岩盤を掘削する役割があります。シャンク(爪)先端のリッパーチップ(またはリッパーポイント)に角度をつけて地面に突き立て、牽引して掘削を行いますが、このチップは交換式です。 また、コンクリート地面の解体や岩の破砕、作業前の地面を掘りこしなどにも幅広く使用されており、大型ブルドーザーの強大な牽引力はシャンクにもさらに大きな掘削力を与えます。 特に、リッパー装置付きブルドーザーは、鉱山や採石場、山の切り崩しなどの現場で使われることが多く、21トン級以上のブルドーザーに搭載されています。 このリッパーですが、小型のブルドーザーには備わっていません。道路工事で路盤を均す作業では小型ブルドーザーが活躍しますが、そのような現場には大きな石が少なく硬い地面を掘削するようなこともないため、リッパーを装着する必要性はないのです。 ブレードとエッジ ブレードの先端には「エッジ」という板が装着されています。エッジのサイズや構成枚数などはブルドーザーの規格や機種によって異なりますが、ブルドーザー用エッジのサイズは以下の3種類が代表的です。 機種 サイズ コマツD20用 12mm×160mm×1540mm 10穴 コマツD30用 16mm×165mm×2000mm 13穴 コマツD60用 19mm×204mm×1660mm 11穴 エッジの材質や形状はさまざまですが、「ボルトオンカッティングエッジ」と総称されています。一般的なエッジではボルト穴が空いていますが、モーターグレーダーなどブルドーザー以外の重機でも使用できるようにボルト穴を開けていない「万能ブレード」を販売しているメーカーもあります。 便利な万能ブレード(エッジ) 万能ブレードは、さまざまな場面で使用できる溶接取付け用ブレードです。エッジにはブルドーザーをはじめ、ホイールローダーやモーターグレーダー用など多種に渡ります。 「ピッチサイズがよくわからない」「今使っているエッジが溶接で取り付けられている」などの場合は、万能ブレードが便利です。また、万能ブレードはガス切断が容易なため必要サイズ、形状にカットすることもできます。 万能ブレードには、耐摩耗性に優れたボロン鋼が使用されることが多く、一度取り付ければエッジの交換頻度を減らすこともできるので経済的です。 ブレードを加工して効率化することも ドーザーブレードの表面に「高分子樹脂板」を貼り付けた加工事例もあります。 標準的なブレードは、大量の土砂や岩石を押すために鉄製のものが一般的です。しかし、圃場や湿地などの軟弱地盤で鉄製ブレードを使用すると、ブレードに泥が多く付着してしまい作業効率が低下してしまいます。 そこで、ブレード表面に泥が付着しにくい高分子樹脂板をブレード表面に貼り付ける加工を行う活用例もあります。 軟弱地盤での作業性悪化の問題を改善する方法として参考にしてみるのも良いでしょう。 リッパー・ブレードが活躍する掘削工法 押土や掘削、地ならしに必要な機能が備わったブルドーザーですが、現場ではどのような場面で活用されているのでしょうか? ここからは、ブルドーザーが用いられる主な掘削工法についてご紹介します。 ダウンヒルカット工法 ダウンヒルカット工法は、傾斜面の下り勾配を利用して、上から下へと掘削する方法です。 スクレーパー系の掘削機械や登坂能力のあるブルドーザーに適した工法で、トンネル工事や山全体を削って造成するような大規模掘削の工事によく用いられます。 広い範囲を効率よく掘削できますが、雨天時は傾斜面の土砂が洗い流されて低地へ大量に流出してしまう可能性もあるため、降雨に対する処置が必要です。 ダウンヒルカット工法と似た工法に、ベンチカット工法がありますが、こちらはドラグショベルを使って段階的に傾斜面を掘削していく工法になります。 リッパー工法 岩盤掘削の工法には、発破によるものと機械力による工法とに大別できます。このうち、機械力による工法としてごく一般的なものがリッパー工法です。 リッパーは、岩石や岩盤を粉砕する役割を持つブルドーザーアタッチメントで、主に岩盤が比較的柔らかく、亀裂が発生しているなどの軟岩掘削に用いられます。 超大型ブルドーザーの場合は、硬岩領域の一部範囲まで掘削可能です。そして、リッパーを取り付けて行う作業はリッパー工法、またはリッピング工法とも呼ばれます。 逆に、岩盤が硬く、亀裂が少ないなど、リッピングによる破砕が困難である場合は、発破工法が経済性や破砕効率に優れます。 リッパビリティについて リッピングで覚えておきたいのがリッパビリティについてです。 リッパビリティとは、リッパー作業による掘削性(岩盤掘削、破砕のしやすさ)のことを指す言葉です。リッパビリティは岩盤強度が指標となるため、この尺度を示す弾性波速度で表されます。 地山弾性波速度1.0km/sec程度までは、バックホーで掘削できますが、1.0km/sec以上になると掘削にはリッパー付きブルドーザーが必要です。地山弾性波速度が1.5km/sec以上の場合は発破工法での掘削も選択肢に入ってくるでしょう。 また、地山弾性波速度は、リッパー装置付きブルドーザーの規格(サイズ)・爪(シャンク)の本数とも関係が示されています。 【地山弾性波速度とリッパー装置付きブルドーザーの規格・リッパーの爪数】 地山弾性波速度(km/sec) 爪(シャンク)本数 軟岩 (黒色片岩、凝灰岩、粘板岩など) 硬岩 (砂岩、花崗岩、安山岩など) 21トン級 32トン級 0.6未満 0.9未満 3本 3本 0.6以上〜1.0未満 0.9以上〜0.4未満 2本 3本 1.0以上〜1.4未 1.0.以上〜1.8未満 1本 2本 1.4以上〜1.7未満 1.8以上〜2.1未満 - 1本 ブルドーザーのリッパー・ブレード各種 ブルドーザーを現場で活用するには、リッパー・ブレードの種類と特徴を理解しておく必要があります。 ブレードは数種類のタイプがあり、作業目的に応じて使い分けられます。 ストレートブレード(Sブレード) ストレートブレードは、もっとも標準的なタイプのブレードです。Sブレードとも呼ばれ、主に整地や掘削、押土作業に使用されます。 機種によっては油圧制御によって運転席からブレードを傾けて掘削ものもあります。現代ではこのチルト、アングル機能が備わったブルドーザーが主流ですが、深い穴を掘る作業には向いていません。 Uブレード Uブレードは、大型サイズのブルドーザーに標準装備されているブレードです。 ストレートブレードよりもブレードの縦幅が高く、ブレードが緩やかなU字にカーブしています。土砂を抱えられる容量が多いため、長時間かつ大量の押土や運土作業に最適です。 セミUブレード(SUブレード) セミUブレードは、SブレードとUブレードの設計・機能を組み合わせたブレードで、双方の特性を生かして幅広い作業に活用できます。セミUブレードは、大量押土に加えて、ある程度の掘削も可能です。 また、発展型としてギリシャ文字である「Σ(シグマ)」の形を採用した「シグマドーザー」がコマツから開発されています。 トリミングブレード トリミングブレードは、通常のブレードとは異なり、ブレード下部の形状がV字形になっています。排土板は基本的に進行方向に土砂を押して使用しますが、トリミングブレードはブレード両面が使用可能です。 よって、進行方向の押土だけではなくバックによる土砂の引き寄せることもでき、トリミングブレードを装備したブルドーザーはトリミングドーザーと呼ばれます。 また、整地だけでなく、貨物船内でバラ積みの物を押したり小麦や砂糖を仕分ける作業にも使われています。 リッパーの種類 ブルドーザーのリッパーはアタッチメント式交換式になっており、種類はシングルシャンクとマルチシャンクに大きく分けられます。シングルシャンクリッパー シャンク(爪)が1本備わった標準的なリッパーです。中型サイズのブルドーザーに装備されていることが多く、伐根や岩の掘り起こし、掘削前の下処理などに活躍します。 マルチシャンクリッパー スタンダートなリッパーで、リッピングする岩盤の硬さによってシャンクの本数が変えられます。3本付けのシャンクが標準的ですが、2本仕様の場合は掘削した岩盤が大割れになりやすく、重量が片荷になるため通常は行いません。 4本のシリンダーで掘削角度を調整できるリンク機構のアジャスタブルリンクが一般的です。 ジャイアントリッパー 大型サイズのシングルシャンクリッパーで、40トン級ブルドーザーに搭載されていることが多いです。シャンクが長いためリッピングによる深堀で活躍します。 ブルドーザーのリッパー・ブレード、部品を製造しているメーカー ブルドーザーのリッパー・ブレード、各部品は、正規品以外にもさまざまなメーカーで製造されています。代表的なものとして以下のようなメーカーがあります。 小松シヤリング株式会社 小松シヤリング株式会社は、国内の大手建設機械メーカーであるコマツと富士製鉄(現日本製鉄)を中心に設立された北陸地区最大の厚板加工センターです。 コマツの建設機械部品を製造してきた経験とノウハウを生かして、ショベルやホイールローダー、ブルドーザー等の部品・製品を製造しています。製品としてブルドーザーブレードやシグマブレードも製造しています。 上鉄工業株式会社 上鉄工業株式会社は大阪府に本社工場、第二、第三工場があり、福井県に北陸工場を持つ機械加工会社です。 主な事業内容としてブルドーザーのブレードやリッパー部分、本体に使われるピンを製造しています。 日鉄神鋼シャーリング株式会社 日鉄神鋼シャーリング株式会社は大阪府に本社・大阪工場を構える厚板加工会社です。 アンカーフレームやマンホール蓋などの製品のほか、熱処理ラインやプラズマ切断機などの設備も有しており、耐摩耗鋼板の分野にも適用されています。 耐摩耗鋼板は一般的な鋼板と比べて数倍の耐摩耗性を有する素材で、ブルドーザーのブレード製造にも使用されています。 リッパー・ブレードの価格は? リッパーやブレードの値段は、メーカーや種類、大きさなどにとっても異なります。例えば、中型ブルドーザーに使用されるノーマルブレードの場合、約¥300,000~¥500,000、Uブレードの場合は¥500,000〜¥600,000が相場です。 リッパーの値段は、シングルリッパーで約¥200,000ですが、質量760キロになりますと¥600,000以上することもあります。 (2024年5月現在の参考価格) 費用を安く済ませるなら中古品やリビルド部品がおすすめ ブレードやリッパーは新品で購入すると、中古の軽自動車が1台買えるほどの費用がかかってしまいます。コストを少しでも安く済ませたいのであれば、中古品やリビルド部品を探すのがおすすめです。 リビルド品とは、損傷や摩耗した中古ブレードやリッパーを修理して、再び使える状態にしたもののことです。 リッパー・ブレードは消耗品 ブルドーザー部品の中でリッパーやブレードはもっとも損傷しやすい部品です。 ブレード下部やエッジは大きな負荷がかかる部分であるため、使用しているうちにすり減っていきます。摩耗具合が大きくなると、ブレード先端が地面に食い込む力が弱くなり作業効率が低下します。 摩耗したエッジを定期的に交換すればブレードは長く使えます。しかし、それを怠ったまま使用し続け、エッジを取り付けるベース部まで摩耗してしまうと大変です。 ひどく摩耗したブレード本体や広がってしまったピン穴は肉盛り溶接で復活する場合もあります。交換用のブレードを探す前に修理できないか検討してみましょう。 リッパーチップについても同様に、摩耗したものは掘削力が低下するため、作業に支障がでてきます。貫徹力や破砕能力が低くなってきた場合にはチップを交換してください。 また、リッパーはアタッチメント式なので、リッパーの破損が認められたりした場合に交換することができます。 主な消耗パーツは下記の通りです。 品名 説明 リッパーチップ (リッパーポイント) 止めピンによってリッパーに取り付けられています。 エッジ ブレードに取り付ける交換式の刃です。 除雪用エッジ 除雪時に使うエッジです。 プロボルト ブレードにエッジを取り付けるための特殊なボルトです。 ブルドーザーのリッパー・ブレードを中古で選ぶときのポイント 中古品は経済的で、早く手元に届きすぐに使えるというメリットもありますが、中には粗悪品も存在するので注意が必要です。 ここからは、中古品のリッパー・ブレードを選ぶ際にチェックするべきポイントについてご紹介します。 摩耗具合をチェック 中古品のブレードやリッパーは、役目が無くなったものや廃車になったブルドーザーからまだ使える部分を取り外した後に中古市場へ流れてくる場合がほとんどです。 過去には現場で使用されていたため、当然ながら使用感があります。それぞれすり減り具合は異なりますが、極端に摩耗や損傷個所、肉盛り溶接跡がないかなどを確認しましょう。 亀裂がないかをチェック 雨ざらしでの保管や海岸付近、湿地での作業に使われていたブレードにはサビが発生していることがあります。 軽度の錆付きがある程度なら問題はありませんが、ひどくなると鉄が脆くなり亀裂が生じていたりすることも。 これらは使用中の損傷も考えられるのでしっかりチェックしておきましょう。 ボルトやピンの固定箇所をチェック ブレードのエッジ取り付け部分やボルトが摩耗していると、エッジの交換ができないことがあります。 また、リッパーの取り付け部分のピンで固定されている箇所は、大きな負荷がかかる部分です。このピンやピン穴が摩耗していると、リッパーを取り付けたときにガタつきが出てしまうことがあります。 ピンがすり減っている場合は、ピンを交換することでガタつきが改善しますが、ピン穴までも摩耗して穴が大きくなってしまっている場合は、肉盛り溶接でガタガタのピン穴の再生をしなければなりません。 フレーム自体が歪んでしまっている場合にもガタつきが発生する可能性があるので、固定箇所だけでなく外観もチェックしましょう。 まとめ パワフルな性能で大量の押土や広範囲の整地を行ったり、ブレードでは作業できない岩盤を掘削できるブルドーザーは非常に魅力的な建設機械です。 運転方法や操作のコツをマスターするだけではなく、リッパーやブレードに関する知識を持っていることで、その能力を最大限に活用できるでしょう。 ←トクワールドには【中古ブルドーザー」があります

    #ブルドーザー#リッパー#ブレード#アタッチメント

    2024/05/13

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  • ブルドーザーの大型・小型について|建設機械の国内代表メーカー「コマツ」を例に解説
    ブルドーザー

    ブルドーザーの大型・小型について|建設機械の国内代表メーカー「コマツ」を例に解説

    目次 ブルドーザーの大型・小型の違いとは? ブルドーザーのサイズについて 大型のブルドーザーについて 小型のブルドーザーについて 湿地・超湿地(小型・中型・大型湿地ブルドーザー)ブルドーザーについて 小型ブルドーザーが作業員から歓迎される理由 防衛や災害派遣の現場で活躍する「小型ドーザー」 ブルドーザーへの設備投資はメンテナンス性・補修費用も考慮 まとめ|ブルドーザーの大型・小型について ブルドーザーは、土木現場でよく使用される建設機械のひとつです。地面を削る、ならす、土砂の運搬など、あらゆる用途で活躍するブルドーザーは、土木工事の現場では必要不可欠な重機しょう。 しかし、一口にブルドーザーといっても、使用用途に合わせてさまざまなサイズがあります。そこで、本記事ではブルドーザーの大型・小型について詳しくご紹介します。 ブルドーザーの大型・小型の違いとは? 作業に使用する建設機械を選ぶときは、重機の性能もそうですが、まず車体の大きさを考慮するかと思います。どれだけ質がいい重機でも、稼働する環境や作業量に見合ったものでないとその性能がうまく発揮できないからです。 例えば、規模の大きい道路工事に対して、小型重機で作業を進めているようでは倍の所要時間がかかってしまいます。 では、ブルドーザーには大小さまざまな機種がありますが、サイズ以外にはどのような部分に違いがあるのでしょうか? ここからは、ブルドーザーの大型・小型の違いについて、「コマツ」のブルドーザーを例にしながら詳しく紹介していきます。 ブルドーザーとは? ブルドーザーとは、トラクターの前方に可動式ブレード(排土板)を備えた重機で、進行方向に土砂を押し出す働きをします。土砂のかきおこし、盛土、整地などの土木作業に多く用いられ、中には浅瀬や水路での工事をおこなう水陸両用型ブルドーザーや水中ブルドーザーなども存在します。 車体より大きいものでもオシ動かすほどの馬力を持つブルドーザーは、エンジンの回転数とともにギアを小さくし、強大な推進トルクを出力します。また、豊富なアタッチメントを装着することにより作業範囲を拡大することもできます。 現在のブルドーザー製造メーカーは? キャタピラー社(CAT)(米国) 株式会社 小松製作所(日本) 強大な推進トルクを発揮するブルドーザーの開発・製造にかかる技術的ハードルは低いものではありません。 そのため、現在の主なブルドーザー製造・販売メーカーは、アメリカのCAT(キャタピラー)社と日本のコマツ(小松製作所)の2社が世界シェアをほぼ独占する状態となっています。 ブルドーザーの国内トップシェアを誇る「コマツ」 コマツこと「株式会社 小松製作所」は、創業100年を超える歴史のある国内を代表する大手建設機械メーカーです。 コマツは、第二次世界大戦中に日本初のブルドーザーを開発したメーカーでもあり、戦後の高度経済成長期を支えました。現在もコマツはブルドーザーの国内シェアトップを誇ります。 また、コマツの建設機械は海外からも高い評価を得ており、高いモノ作り力、低燃費性能、ICT技術では世界トップクラスの技術を持っています。 ブルドーザーのサイズについて ブルドーザーは主に「乾地ブルドーザー」と「湿地ブルドーザー」に分けられます。 例えばコマツは以下の機械質量ごとに分けられています。 【コマツにおけるクラス分けの目安】 機械質量 クラス 3~12トン級 小型 13~24トン級 中型 28~42トン級 大型 44トン級〜 超大型 「乾地ブルドーザー」「湿地ブルドーザー」の違い ブルドーザーは主に不整地で使用される建設機械のため、足回りはクローラ(履帯)で走行します。しかし、いくら軟弱地盤に強いクローラ走行だからといって、泥濘した地盤では行動不能になる場合があります。 このため、ぬかるんだ地盤で使用するために、乾地ブルドーザーよりもクローラの幅が広い湿地ブルドーザーが開発されました。湿地ブルドーザーは、クローラの接地圧が3分の2程度抑えられているため、泥濘化した地面でも動きやすいようになっていることが特徴です。 特に、雨が多い日本や東南アジアで使用されています。 国産のブルドーザーに見られる特徴 日本は他雨地域であるため、軟弱地盤でも走行できる機械が必要とされたことから、広い接地面積を持たせて接地圧を下げ、特殊な三角断面履板(シュー)を用いた湿地ブルドーザーが多く使用されています。 これは標準の履板に比べて、軟弱地盤での適応性に優れており、横方向の滑り特性や転圧効果にも優れていることが特徴です。 小型クラスや中型クラスにおける湿地ブルドーザーは全体の70~80パーセントを占めており、30トン以下の大型クラス機でも湿地ブルドーザーが約50パーセントを占めています。 「湿地ブルドーザーの特性」 標準ブルドーザーの特徴を備え、且つ湿地、軟弱地における走行性能、牽引能力を高くした機械。 近年は地盤の損傷を軽減するために、ゴム製の履帯を装着する機種が製品系列に加わっている。 「超湿地ブルドーザーの特性」 湿地ブルドーザーよりも更に湿地、軟弱地における走行性能、牽引能力を高くした機械。 大型のブルドーザーについて ブルドーザーは、本体重量もの2倍もの物体を押すことが可能です。仮に同じくらいのパワーがある自動車と押し合いをした場合、ブルドーザーが自動車よりも大きな力を出すことが可能です。 さらに、重い本体と強力なエンジン、トランスミッションによって、パワフルに物体を押したり引っ張ったりすることができます。 大型のブルドーザーは、アフリカや東南アジアの発展途上国で大きな需要があり、大型ブルドーザーの多くはアメリカのCAT社が製造しています。 国内においても高度経済成長期に大型ブルドーザーの需要がピークを迎え、時代の流れで大型造成工事も少なくなり、小型ブルドーザーが主流になりました。 しかし、近年では高速道路の新規工事が増加しており、大型土木に対応するため、再び大型ブルドーザーを中古購入した土木会社もあるようです。 また、コマツでも15年ぶりに大型ブルドーザーのモデルチェンジを行い「D475A-8R」として発売しています。 大型ブルドーザーは、本体が重量級であることに加え、作業自体も負担がかかる掘削、押土が多いことから、他の建設機械と比べると燃費が良くないことや、ハイパワーと引き換えに、走行スピードは平均で約10km/hと低速なことがデメリットです。 大型ブルドーザーに分類されるサイズ 運転質量27トン〜130トンクラスが大型ブルドーザーに分類されるサイズであり、現在コマツのラインナップでもっとも大型であるD475A-8Rは、機械質量112,100kgになります。 このサイズのブルドーザーは大規模工事に適しており、広大な土地を開墾したり整地したりする用途に使用されます。また、海外では強力な馬力を活かして鉱山作業でも稼働しています。 大型ブルドーザーの用途 大型ブルドーザーは大規模な土木工事に投入され、河川や道路工事、宅地造成及び岩盤等の重掘削作業、鉱山等の大量掘削運土作業に使われます。特にリッパー装置を装着して掘削作業を行う場合に高い威力を発揮します。 【大型ブルドーザーの主な用途】 大規模土木工事・河川工事・道路工事・宅地造成・重掘削工事(岩盤等)・大量掘削運土作業(鉱山等) 大型ブルドーザーに必要な資格 車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削)運転技能講習 大型特殊自動車免許 ブルドーザーを仕事で操作するためには、「車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削)運転技能講習」を受講し合格する必要があります。 また、大型ブルドーザーをはじめとホイールローダーやクレーン車といった重機を公道で走行させるためには「大型特殊自動車免許」が必要です。 小型のブルドーザーについて 国内における建設機械需要は、「小型・ミニ建機」のジャンルが大きく伸びており、小型ブルドーザーは、都市部での再開発とともに住宅着工、道路工事で需要が大きいです。 また、農業や除雪にも使用されることから小型ブルドーザーの普及率は高く、中古市場も小型・中型ブルドーザーの数が圧倒的に多いです。コマツをはじめとした日本メーカーは、国内向けにこうした小型建設機械のラインナップに力を入れており、昨年(2022年)にもコマツから、特定特殊自動車排出ガス規制法(オフロード法)の2014年基準に適合した機械小型ブルドーザー「D27A-10」(質量4,230kg)が発売されています。 ブルドーザーをはじめ、クローラー(履帯)を装備した車両・建設機械による公道走行は、原則禁止されています。そのため、現場までの回送は基本的にトラックやトレーラーなどに積載して移動することになります。 重量級の大型のブルドーザーを積載するためには、その車体重量を積載可能な大型トレーラーを用意、もしくは運送屋に依頼する必要がありますので、移動コストは割高になってしまいます。 また、大型ブルドーザーと比べて燃費性能や維持費にも優れているためオーナーにとっては管理がしやすいでしょう。 小型ブルドーザーに分類されるサイズ 小型ブルドーザーに分類されるサイズは、コンパクトで扱いやすい3〜6トンクラスが一般的で小回り性能も高いです。また、ブルドーザーはクローラー走行式のため、運搬車の用意が必要ですが、小型クラスですと中型トラックに車載して移動させることも可能というメリットも大きいです。 小型ブルドーザーの用途 小型ブルドーザーは、地下鉄工事、坑内作業など狭い場所の掘削運土作業に使用されるとともに、道路の応急修理、開墾、耕地改良、営農、建設基礎工事などに多く使用されます。 【小型ブルドーザーの主な用途】 地下鉄工事・坑内作業・道路の応急修理・開墾・耕地改良・営農・建設基礎工事 小型ブルドーザーに必要な資格 車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削)運転技能講習 小型特殊自動車免許 小型特殊自動車免許は運転免許区分のひとつで、特殊自動車とはフォークリフトや除雪車、農耕トラクター、コンバイン特殊など装備を持つ自動車のことを指します。 また、小型特殊自動車免許を持っていなくても、普通自動車、免許自動二輪以上の免許を所有している小型特殊自動車を運転することができます。 【小型特殊自動車を運転できる運転免許】 小型特殊免許大型免許、中型免許、準中型免許、普通免許、大型特殊免許、大型二輪免許、普通二輪免許 湿地・超湿地(小型・中型・大型湿地ブルドーザー)ブルドーザーについて 標準ブルドーザーは作業困難な湿地、泥濘地、軟弱地における掘削運土作業に使われる他、圃場整備工事の運土、仕上げ作業に良く使われます。一方、超湿地ブルドーザーは、湿地ブルドーザーでも作業困難な湿地、泥濘地、軟弱地における掘削運土作業に使われます。 小型ブルドーザーが作業員から歓迎される理由 天井が低い場所での作業は、腰痛の発生や起き上がった際に頭上の障害物と接触しやすく、ケガのリスクが多く潜んでいます。 また、狭いスペースでの作業は使える道具などの制限も受けるため、作業員にとっては負が大きいです。 そのため、小型ブルドーザーの中には、ボディをさらにコンパクト化し、車体の高さを低くした「小型低床ブルドーザー」というモデルも出回っています。 「千代田商事 株式会社」の『Gerotto Dozer RC』は、地下採掘、側溝清掃、密閉されたスペース、アンダーコンベヤベルトの点検、メンテナンス清掃など、人では対応困難な複数の用途に活用できる製品です。 本製品は、リモートコントロールシステム(無線)を装備し、遠隔操作によって安全な場所から操作することが可能で、最大8時間操作と運搬可能重量300kg性能を有します。 このような低床ブルドーザーは、遠隔操作により作業者の安全性を実現し、作業負荷を軽減に大きく貢献するとして槽やタンクなどの清掃業者からも注目されています。 防衛や災害派遣の現場で活躍する「小型ドーザー」 ブルドーザーは災害現場でも活用されており、陸上自衛隊の施設科や各国軍の工兵部隊でもブルドーザーが採用されています。中でも陸上自衛隊の保有する「小型ドーザー」は、東日本大震災などの災害現場で性能を発揮したことから多くの注目を浴びました。 「小型ドーザー」とは、陸上自衛隊の普通科連隊を中心に配備されている、ブルドーザーとパワーショベルが一体となった土木建設機材です。 小型ドーザーは、通称「小ドーザー」や「ショベル付きドーザー」などとも呼ばれています。車体前方には排土板のドーザーブレード、後部にパワーショベル(バックホー)のアームとバケットを搭載し、ともに油圧式です。 車体は、全長約4m、幅約2mというコンパクトさと機体重量2,950kgの軽量さであり、大型トラックの荷台に容易に積み込んで現場へ向かうことが可能という高い輸送性を持っています。 本装備は民生品をほぼそのまま流用しており、操縦席に小銃用の架台が設置されているほか、灯火管制用の照明系統を装備しているなど、変更箇所はごくわずかです。防弾のための装甲は付与されておらず、施設器材の範疇に入ります。 製造は三菱重工や小松製作所で、最近ではクボタ建機やヤンマー建機などがおこなっており、施設器材ですが、前線部隊である普通科隊員と連携した作業が求められるため、建設重機やダンプトラックなどを多く装備する施設科ではなく、普通科連隊を中心に配備されています。 小型ドーザーは、積雪地や寒冷地で使用することも想定し、運転室を鋼製とし、排土板にチルト機能を備えた仕様の一般部隊向け「A型」と、チルト機能を省略して軽量化を図った空挺部隊仕様(ヘリコプターでの空輸も可能)の2タイプに分かれています。 このように小型であるため、災害派遣現場では被災地の奥深くまで迅速に展開でき、行方不明者の捜索や瓦礫の撤去、現場の復旧など、機械力を活かした迅速且つ効率的な作業が行えます。 ブルドーザーへの設備投資はメンテナンス性・補修費用も考慮 工事用ブルドーザーの耐用年数は6年程度が目安と言われており、ブルドーザーの稼働時間が長ければ長くなるほど、ブレードなどのパーツ摩耗は早く進行していきます。 そのため、ブルドーザーの耐用年数を一概に6年と言い切ることはできず、ブルドーザーの稼働時間を示すアワーメーターの値を耐用年数の目安にすることが多いです。 ブルドーザーを長く安全に使用し続けるには、定期的なメンテナンスが欠かせません。しかし、大型ブルドーザーにもなると、アタッチメントや消耗品の値段も小型、中型機より高くなり、メンテナンスの手間や費用もかさむことも念頭におく必要があるでしょう。 現在、ブルドーザーをはじめ、ほぼすべての重機には油圧システムが採用されており、油圧システムでは、金属同士が接触した状態で強い力で動いているため、摩耗による金属粉が発生します。 この金属粉や空気中を浮遊するホコリや砂などで作動油が汚れていき、その作動油はオイル漏れや作動不良を引き起こします。そのため、定期的に作動油の汚れ具合を測定し、フラッシングすることで油圧システムの寿命を伸ばすことができます。 また、燃料システムに水や異物が混入することも燃料システムの耐用年数を著しく縮めることになります。燃料タンクやウォーターセパレーターの水抜きを毎日実施するなど、日々のメンテナンスも耐用年数を大きく左右する要因となります。 メンテナンスを怠り、油圧システムやエンジンなどが故障してしまうと、多額の修理費用がかかってしまうほか、エンジンなどの交換になると大型機械であるほど高額になります。 まとめ|ブルドーザーの大型・小型について 今回はブルドーザーの大型・小型についてご紹介しました。国内でのブルドーザーはコマツが先駆けとなり、以降はCATと並ぶ高いシェア率を獲得しています。 ブルドーザーは、他の建設機械にはない圧倒的なパワーで、スピーディーに掘削や押土、開墾をこなす整地屋のような存在ですが、あらゆる現場環境、用途などのニーズに対応するためにさまざまなサイズのモデルが存在します。 大型ブルドーザーは大きなブレードやパワフルな推進力による作業性があるため大規模工事に導入され、小型ブルドーザーは、コンパクトな車体を活かした省スペースでの現場で活用されます。 コマツでは、おおまかに3~12トン級を小型ブルドーザー、28~42トン級を大型ブルドーザーとして分類しているので、作業用途に適したサイズを選択しましょう。

    2023/06/29

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  •  【中古相場・価格】中古建設機械|中古ブルドーザーについて解説
    ブルドーザー

    【中古相場・価格】中古建設機械|中古ブルドーザーについて解説

    目次 中古ブルドーザーの在庫一覧、販売価格、全国でも珍しい機種を紹介 ブルドーザーの特徴 全国でも希少な特殊ブルドーザー「水陸両用ブルドーザー D155」 ブルドーザーを製造しているメーカーの一覧 中古ブルドーザーの平均価格 中古ブルドーザーの条件 ブルドーザーを運搬するには運搬車が必要 ブルドーザーを中古購入する魅力 中古ブルドーザーを購入する際の注意点 まとめ|中古ブルドーザーについて 中古ブルドーザーの在庫一覧、販売価格、全国でも珍しい機種を紹介 ブルドーザーは土木工事や建設工事のほか、地震や土砂災害時の救助活動、復興活動の際にも使用されます。このように、ブルドーザーは整地の作業でなくてはならない重機ですが、新車で購入すると1台につき1000万円以上のコストがかかってしまいます。 そのため、建設会社では重機を新車でそろえず、中古車、またはレンタルで用意していることが一般的です。 本記事では中古ブルドーザーについて紹介していきます。 ブルドーザーの特徴 ブルドーザーは、整地・土木作業に使用される建設機械です。 ブルドーザーの大きな特徴は、前方に備え付けられたブレード(排土板)が挙げられます。ブルドーザーは先端を加重させることで、ブレードを使って土砂のかき起こしを行い、車体を前進させて土砂を運搬することなどを主な仕事としています。 また、車輪ではなく「クローラー(履帯)」と言われる足回りを装備しています。「シュー」と呼ばれる鉄の板を帯状に繋いだもので、一般的には「キャタピラ」とも言われます。これは戦車などにも使用されており、接地面積が大きいため地面をしっかりホールドして、不整地や荒地でも安定した走行ができます。 不整地走行に特化したブルドーザーですが、「乾地用」と「湿地用」の2タイプがあります。乾地用は乾燥した硬い地面で使われ、湿地用は、雨量の多い国や湿地化している地域で重宝されるなど、環境によって適合した機種があるのも特徴です。 ブルドーザーの種類 一口にブルドーザーと言っても、その作業目的や使用環境によってもさまざまタイプがあります。 ドーザーショベル 「トラクタショベル」「ショベルドーザー」などとも良い、ブレードの代わりに強靭かつ大型のバケットを装備していることが特徴です。このバケットを使用して、土盛を作ったりトラックに積み込む作業ができます。 ブレードを動かす仕組みと同様に、シリンダーに作動油を出し入れすることでピストンを収縮させる仕組みである、油圧式リフトシリンダーでバケットを動かします。 トリミングドーザー 前面と裏面を使用することができるブレードを装備したブルドーザーです。そのため、進行方向に土砂を押すだけではなく、バッグしながら土砂を引き寄せることも可能です。土砂のかき寄せ作業ができるため、土木現場では重宝されます。 全国でも希少な特殊ブルドーザー「水陸両用ブルドーザー D155」 1956年にコマツが開発した「水陸両用ブルドーザー」は、遠隔操作する重機の最初の例とも言われました。水陸両用ブルドーザーとは文字通り、浅水域を作業領域とおする水中掘削機です。操縦は車体上部に組んだやぐらの上か、陸地から無線で行います。 この水陸両用ブルドーザーは生産中止となりますが、2011年に発生した東日本大震災により、コマツは採算度外視で、老朽化した旧モデルD155の改修を買って出ました。全パーツをオーバーホールし、改修を受けた幅約4000mm、奥行き約93000mm、高さ約9700mm、重量約43500kgに及ぶ大型の水陸両用ブルドーザーは長い眠りから復活し、大津波で破壊された被災地へ赴きます。 その後、宮城県閖上大橋橋梁復旧工事において多大な活躍を成し遂げ「スイブル」の愛称で親しまれ、偕成社「はたらくくるまの絵本」から「スイブル」を主人公にした物語も刊行されました。 スイブルは「青木あすなろ建設」で5台保有されており、現役で稼働中とされています。 ブルドーザーを製造しているメーカーの一覧 現在国内でブルドーザーを製造しているメーカーは主に「コマツ」や「キャタピラージャパン」となっています。 ブルドーザーの各製造メーカー詳細ついては以下のとおりです。 会社名 製造製品 状況 コマツ 小型から世界最大級のモデルまでラインナップあり。 水陸両用ブルドーザーや水中ブルドーザーなども製造済み キャタピラージャパン 小型・中型機の一部のクラスは日本国内で生産 大型機は海外から輸入。ハイブリッドタイプも製造 三菱重工業 小型から30t超えまで製造 合弁会社「キャタピラー三菱」を経て順次生産終了 日立建機 通常のブルドーザーに加え、水中ブルドーザーの代表とされる 製造終了 日特金属工業(古河機械金属) 4t級のブルドーザーを製造。 日立やクボタへのOEM供給を行っていたが終了 ヤンマーディーゼル 小型のブルドーザーを製造 ジョンディア代理店から撤退し、日立建機に引き継がれた 久保田鉄鋼(クボタ) 小型のブルドーザーを製造   中古ブルドーザーの平均価格 ブルドーザーは、荒地や不整地での作業に多く使用されています。しかし、車体サイズに幅があるため活躍する工事が異なります。一般的には、小型から中型クラスのブルドーザーは土木工事や建設工事で活躍し、大型クラスのブルドーザーは、ダムの建設工事に導入れています。 ですが、利用頻度や幅広い用途で活躍しているのは、小回りが利き、トラックに積載もできる小型サイズとなっているため需要も高くなっています。流通量の多い機体総重量4トンの小型クラスで約¥1,00,000~¥3,000,000程度が中古相場です。 また、20トン〜50トンの中大型クラスは、新車価格ですと¥3,000,000~¥7,000,000ほどしますが、中古車両の場合、およそ¥1,600,000~¥5,000,000程度ほどで購入できるものもあるようです。 主要メーカーの中古価格の相場一覧 ここからは、主要メーカーの中古価格の相場を一覧でご紹介します。以下の価格相場は、あくまでも目安であるため参考程度にご覧ください。(2023年7月現在) コマツ 機種名 中古相場 155AX-6 ¥7,000,000~¥10,700,000 D-20P-6 ¥800,000 D20P-7 ¥1,100,000 D20P-8E0 ¥2,000,000~¥3,000,000 D20PLL-7E ¥1,100,000~¥1,400,000 D21A-5 ¥400,000~¥500,000 D21-6 ¥350,000~¥800,000 D21P-8E0 ¥1,500,000~¥3,000,000 D275AX-5E0 ¥10,300,000~¥10,400,000 D30S-12 ¥100,000~¥300,000 D50A-18 ¥1,000,000~¥3,300,000 D53A-18 ¥2,900,000~¥3,200,000 D53P-18A ¥1,500,000~¥3,200,000 D61PX-15 ¥4,500,000~¥7,200,000 D65EX-15E0 ¥4,200,000~¥9,300,000 D65PX-15E0 ¥4,200,000~¥9,300,000 D65PX-16 ¥6,600,000~¥9,500,000 D85-18 ¥3,000,000~¥4,100,000 D85A-21 ¥4,700,000~¥8,500,000 D155-1 ¥4,000,000~¥5,700,000 D155A-1 ¥2,850,000~¥7,500,000 D155A-2 ¥10,300,000~¥10,180,000 D155AX-5 ¥6,800,000~¥20,000,000 D155AX-5EO ¥10,500,000~¥10,700,000 機種名 中古相場 D20PL-7E ¥1,100,000~¥1,200,000 D21A-7E ¥1,000,000~¥1,400,000 D21A-8 ¥1,200,000~¥2,200,000 D21A-8E0 ¥1,300,000~¥2,800,000 D21P-8 ¥1,100,000~¥2,000,000 D31EX-21 ¥2,300,000~¥3,500,000 D31EX-22 ¥3,100,000~¥4,000,000 D31P-18 ¥1,600,000~¥1,900,000 D31P-20E ¥2,600,000~¥3,100,000 D31PX-21 ¥3,100,000~¥3,500,000 D31PX-22 ¥3,800,000 D39PX-22 ¥4,900,000~¥5,200,000 D40P-1 ¥1,100,000~¥1,300,000 D41P-6E0 ¥4,600,000~¥5,200,000 D51PX-22 ¥6,700,000~¥8,600,000 D53P-18E ¥3,800,000~¥4,300,000 D60P-8 ¥2,900,000~¥3,000,000 D61EX-12 ¥3,000,000~¥5,000,000 D61PX-23 ¥1,430,000~¥1,580,000 D65P-12 ¥4,600,000~¥7,400,000 D65P-12E ¥3,400,000~¥9,100,000 D65PX-12E ¥5,700,000~¥7,200,000 D65PX-17 ¥6,2o0,000~¥1,740,000 D85EX-15E0 ¥6,400,000~¥1,220,000 D85PX-15E0 ¥8,200,000~¥10,000,000 キャタピラー 機種名 中古相場 D3B ¥790,000~¥1,100,000 D4H ¥1,900,000~¥3,100,000 D5CB ¥1,600,000~¥2,000,000 D5C ¥2,100,000~¥2,800,000 D5G ¥3,000,000~¥4,400,000 D5K2 ¥5,700,000~¥8,500,000 D5M ¥3,200,000~¥4,000,000 D6N ¥4,600,000~¥10,000,000 D7E ¥500,000~¥10,400,000 D7H ¥5,700,000~¥6,200,000 D7R ¥8,500,000~¥,10,190,000 機種名 中古相場 D8R-2 ¥800,000~¥40,490,000 D8T ¥2,900,000~¥3,680,000 D3G ¥2,900,000~¥3,300,000 D5H ¥1,800,000~¥3,500,000 D5HLGP ¥1,200,000~¥3,900,000 D5N ¥2,900,000~¥7,800,000 D6C ¥2,000,000 D6K ¥5,700,000~¥6,500,000 D6M ¥5,300,000~¥8,600,000 D6R ¥530,000,000~¥8,600,000 BD2J ¥760,000~¥1,500,000 中古ブルドーザーの条件 ブルドーザーを中古購入する際、いくつか押さえておきたいポイントがあります。 特に、機体状態、稼働時間、年式は重要とされており、中古建設機械を購入するときには必ず確認しておきたい項目です。 ここでは、中古ブルドーザーを購入する際に押さえておきたいポイントを解説します。 機体の状態をチェック 中古ブルドーザーを購入する際は、しっかり隅々まで状態をチェックするようにしてください。過酷な環境下、作業下で長時間使用されていたものや、潮風を浴びる海辺の現場で稼働していたものなどは、車体の劣化が激しいことがあります。 見た目がきれいでも再塗装されただけなので、内部までしっかりチェックしなければ劣化具合を正確に判断することはできません。 また、ブルドーザーの足回りは一般的にゴムキャタと呼ばれるゴム製のキャタピラ(クローラー)が使われているため、足回りに大きな傷がないか、切断部分や裂け目はないか十分に確認しておきましょう。 稼働時間はアワーメーターを確認 ブルドーザーを中古購入する際は、稼働時間の確認も忘れないようにしてください。機体の稼働時間を確認するにはアワーメーターを見ることで判断することができます。 アワーメーターは稼働時間を表すメーターですが、重機はこの稼働時間が機体の状態や劣化具合に大きく関わってきます。 また、アワーメータだけでなく、その機体がどこで使用されていたのか、という点も非常に重要なポイントです。 例えば、一般的な工事現場で使用されていた高アワーなブルドーザーと、海の近くで使用されていたローアワーのブルドーザーとでは、ダメージの受け方がまったく違います。 安くブルドーザーを購入したとしても、すぐに腐食が見つかったりさまざまなパーツが壊れてしまうのでは、結局購入後に膨大な修理費用がかかってしまいます。 良い状態のブルドーザーを購入するためにも、以前の持ち主がどのような用途で使用していたかもできる限りチェックしておいた方が良いでしょう。 ブルドーザーの年式をチェック ブルドーザーを中古で購入した場合、新車よりもかなり安い金額で導入することができますが、年式が古いモデルですと購入を後悔してしまうこともあります。 例えば、年式が10年越えの場合には、電気系統はもちろん、ポンプやパイプといったものがひどく劣化していきます。また油圧計などの計器類も目立ってくるでしょう。 これは使用していた期間だけでなく、金属やゴム製の部品は、実際にブルドーザーが稼働していなくても自然と劣化していきます。 また、ポンプやオイル系統に異常が出ている場合は、オイル漏れなどのさまざまな不具合が発生するようになります。 そのため、ブルドーザーを購入する際には、実際に試乗してみて稼働状態や異音の有無などを確認することが必要です。 ブルドーザーを運搬するには運搬車が必要 ブルドーザーの足回りは、クローラー式であるため、公道の走行ができません。そのため、ブルドーザーを運搬するには、重機運搬車の用意も必要です。また、運送業者に依頼する場合は輸送費などの費用がかかります。 クローラーで行動は原則として走行できません 車両制限令では以下のように明記されています。 (カタピラを有する自動車の制限) 第八条 舗装道を通行する自動車は、次の各号の一に該当する場合を除き、カタピラを有しないものでなければならない。 一 その自動車のカタピラの構造が路面を損傷するおそれのないものである場合 二 その自動車が当該道路の除雪のために使用される場合 三 その自動車のカタピラが路面を損傷しないように当該道路について必要な措置がとられている場合 引用:道路制限令|G-GOV 法令検索 より つまり、現場などで公道を走行する必要がある際は、クローラーで道路が傷つかないようゴム製マットなどの敷物路面を保護すること。または、ゴム製クローラーを履いていること。除雪のために使用される場合を除いては、原則として公道をクローラー式の重機で走行することはできない決まりになっています。 ブルドーザーを中古購入する魅力 中古ブルドーザーの魅力は大きく3つあります。 コスト削減建設業界では、新品のブルドーザーは高価であり、予算や受注価格に余裕がない場合があります。その場合、無理に新品を購入するよりも、まだ十分に使える中古品を購入するという選択もあるでしょう。 中古ブルドーザーは、新品に比べておおよそ半額以下の価格で購入できます。予算の制限がある場合や、複数の機材を購入する場合には、中古品を選ぶことでコスト削減が実現できます。 即納車、直ぐに現場で使える ブルドーザーを新車で購入すると、納品までにかなり時間がかかります。その反面、中古品は購入してから間もない時間で使用できます。急いでいる場合には特に中古品が有効です。 品質の確認ができる 中古品は使用状況がわかるため、購入前に細かくチェックすることができます。大きな問題がなければ、中古品でも品質の良いブルドーザーを選ぶことができます。 4. 節税対策になる 中古建設機械は、減価償却資産を有効に取得する節税対策にもなります。「減価償却資産」とは、税法上、時間の経過とともに価値が減少していく資産のことです。 これは、新品の重機を購入した場合だけでなく、中古重機を購入した場合にも適用されます。取得価格の低い減価償却資産は少額減価償却資産に適用され、特例には「一括償却資産の損金算入」もあります。 【少額減価償却資産の対象になる企業】 青色申告法人であること。 資本金または、出資金の額が1億円以下であること。 常勤の従業員が500人以下であること(2020年3月31日以前取得の減価償却資産は従業員数1000人以下) 連結法人でないこと。 【上記の条件を満たしていても、対象外となる法人】 大規模法人、(資本金または出資金の額が1億円超の法人)、大法人、(資本金5億円以上の法人など)と完全支配関係にある法人)に発行済株式の総数または出資金総額の2分の1以上を所有されている法人 複数の法人に発行済株式の総数または出資総額の3分の2以上を所有されている法人 マネーフォワードより:(https://biz.moneyforward.com/accounting/basic/63113/)引用 中古ブルドーザーを購入する際の注意点 中古で建設機械を購入することは、一見経済的に思えますが注意も必要です。中古建設機には、新品にはないリスクがあります。 以下に、中古建設機械を購入する際の注意点を詳しく紹介します。 保証やアフターサービスがない 中古建設機械には、製造元や販売元からの保証やアフターサービスがない場合もあります。故障した場合には、修理の費用が予想以上に高額になることもあるため、維持費の面でも慎重に検討する必要があります。 部品の入手が難しい場合がある 中古建設機械は、機械によって稼働時間が長いものもあります。この場合は、消耗品や部品がすでに劣化していることもあるため、購入後は早い段階で機械に不調が現れることが予想されます。 テクノロジーが旧式 中古建設機械は新品に比べて安価なことは確かですが、安全機能や作業性能は時代遅れの機能しか持っていません。そのため、作業効率や仕上がりの性能などに差が出てくることも考えられます。より高度なタスクを実行するためには、中古機械では補えないこともあるでしょう。特に、昨今の建設業界ではI C T機械の導入などが進み、最新テクノロジーを搭載した機械が登場しています。 将来的な維持費の予測が困難 中古建設機械を購入する場合、将来的にかかってくるコストを予測することが難しいです。中古建設機械の場合、消耗具合によっては部品交換が必要になります。新品の市場から部品が入手できない場合は、部品を探すために時間をかけたり、高額な修理費が発生する可能性もあります。 また、新しい機種に比べ、燃費が悪かったり、騒音や環境問題への対策が不十分である場合が多いです。さらに、古い機種の中古建設機械は、部品の入手が困難な場合もあるので注意が必要です。 まとめ|中古ブルドーザーについて ブルドーザーは、整地作業でとても重宝される重機です。ブルドーザーにはさまざまなクラスや乾地式、湿地式などの種類があるため、購入前に使用用途をしっかり確認した方がいいでしょう。 また、水陸両用ブルドーザーや遠隔操作可能な機種も存在し、ブルドーザーにはかなり多彩なバリエーションが存在します。 ブルドーザーは新車で購入するとかなりの費用がかかってしまいますが、中古車両の場合はそれ以下の価格で購入できます。中古価格の相場は、中古建設機械の販売店や機体の状態などによって異なるので正確な数字は出せませんが、おおよその目安は想定できます。本記事で紹介した相場を参考してくだされば幸いです。

    2023/07/25

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