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ホイールローダーに必要な資格・免許は?取得にかかる費用や講習時間についても解説

ホイールローダー

2022/09/29

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ホイールローダーに必要な資格・免許は?取得にかかる費用や講習時間についても解説

除雪でも大活躍!ホイールローダーの資格・免許の種類と費用、講習について徹底解説

ホイールローダーはタイヤショベルとも呼ばれ、タイヤ走行と前方に備えたバケットが特徴の建設機械です。バケットを使って「すくう」ことや「持ち上げる」ことを得意とし、ダンプトラックへの積み込み作業や運搬だけでなく、除雪作業でも活躍しています。

足回りはクローラー(キャタピラー)ではなくタイヤなので、スムーズで高機動な移動と公道走行も可能です。タイヤは高強度のものが採用されているので、不整地などの悪路面でもパンクの心配はありません。

しかし、ホイールローダーを運転・操作するには法令で定められた資格と免許が必要です。そこで、この記事ではホイールローダーに必要な「作業資格」と「運転免許」について解説します。

ホイールローダーの資格は「特別教育」「技能講習」の2種類に分類されている

ホイールローダーで作業をする場合には、定められた時間の教育や講習を受ける必要があります。

ホイールローダーは法令上では、車両系建設機械(整地・掘削)として分類されているので、車両総重量によって必要資格が分かれています。

具体的には、運転しようとするホイールローダーの機械質量が3トン未満は「特別教育」、3トン以上の場合は「技能講習」を受講することになりますが、特別教育、技能講習共に満「18歳以上」であることが受講条件です。

これらの資格は1つの資格に対し、適用される建設機械が複数あります。例えば、ユンボを運転するため、以前に資格を取得したという方は、ホイールローダーなどの機械質量に応じた建設機械を運転することができます。

また、ホイールローダーはタイヤ走行なので公道を移動することが可能ですが、公道走行をする際には各種免許が必須です。

つまり、ホイールローダーには作業をするための「操作資格」と走行、移動をするための「運転免許」の2種類の取得は必要になるということを覚えておきましょう。

小型車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)の運転の業務に係る特別教育

事業者は、機械質量が3トン未満の車両系建設機械のうち、「整地・運搬・積込み用」及び「掘削用」の機械で動力を用い、かつ、不特定の場所に自走できるものの運転(道路上を走行させる運転を除く)の業務に労働者を就かせるときは、安全又は衛生のための特別な教育をしなければならないことが義務付けられています。

機械質量3トン未満のホイールローダーで作業するためには、小型車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)の運転の業務にかかる特別教育を受講する必要があります。「小型車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)の走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識」といった学科講習と実技講習があり、計13時間(2日間)以上の講習を受けることで資格を取得できます。
科目 教育時間
【学科】
走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識 3時間
作業に関する装置の構造、取扱い及び作業方法に関する知識 2時間
運転に必要な一般事項に関する知識 1時間
関係法令 1時間
【実技】
科目 教育時間
走行の操作 4時間
作業のための装置の操作 2時間
主な対象機会は車両系建設機械(整地用等)のうち、機械質量3トン未満のホイールローダー・ブルドーザー・トラクターショベル及びドラグ・ショベルなどです。

3トン以下の車両系建設機械を操作できる特別教育は、企業などの事業所や、都道府県にある労働局長登録機関などで実施しています。こちらは安全衛生特別教育規定で規定された12時間の履修が必要です。

車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習

機械質量3トン以上の車両系建設機械(整地等)の運転作業に従事する方は、労働安全衛生法に基づく運転技能講習を修了しなければならないことが義務付けられています。

機械質量3トン以上のホイールローダーで作業するためには、車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)運転技能講習を受講する必要があります。「走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識」など、最大で計38時間(6日間)の講習を受け、修了試験に合格することで資格を取得することができます。特定の資格を取得していることで、一部の科目受講が免除されます。

【18時間】
自動車運転免許を保有せず、機械質量3トン未満の小型車両系建設機械(整地等)運転特別教育終了後に6ヵ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要)

【14時間】
つぎのいずれかに該当する方
・大型自動車運免許保有者
・不整地運搬車運転技能講習修了者
・普通、準中型、中型、大型自動車いずれかの運転免許を保有し、つぎのいずれかに該当する方
・機械質量3トン未満の小型車両系建設機械(整地等)、または(解体用)運転特別教育修了後に3ヶ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要)
・機械質量1トン未満の不整地運搬車運転特別教育終了後に3ヶ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要)

【38時間】
いずれにも該当しない方
科目 教育時間
【学科】
走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識 4時間
作業に関する装置の構造、取扱い及び作業方法に関する知識 5時間
運転に必要な一般事項に関する知識 3時間
関係法令 1時間
【実技】
走行の操作 20時間
作業のための装置の操作 5時間

この資格の主な対象機会は、4輪駆動のホイールローダーを含むトラクタショベルやブルドーザー。ドラグショベル、スクレーパー、ドラグライン、モーター・グレーダー、スクレープ・ドーザー、クラムシェル、トレンチャー、パワーショベル、バケット掘削機、ずり積機です。

3トン以上の車両系建設機械の運転に必要な技能講習の講習項目や時間数は講習規則によって定められ、基本的には合計38時間の学科講習と実技講習が必要になります。

車両免許も必要

ホイールローダーを運転・操作するには3トン未満の場合、小型特殊免許が、それ以上ですと大型特殊免許が必要です。

特殊自動車の免許の取得受験は、両眼0.7以上、片眼0.3以上、視野150以上、日常会話レベルの聴力に加え、大型特殊免許は満18歳以上、小型特殊免許の場合は満16歳以上の年齢条件を満たしていないといけません。

小型特殊自動車免許

小型特殊自動車とは運転免許の区分のひとつで、フォークリフトや除雪車、農耕トラクター、コンバインなど特殊な装備を持つ自動車のことを言います。そして、それらの特殊小型自動車を運転するための免許が小型特殊自動車免許です。また、小型特殊免許を取得していなくても、普通二輪免許以上の免許を所有していると小型特殊自動車を運転することができます。

【小型特殊自動車を運転できる運転免許】
小型特殊免許
大型免許、中型免許、準中型免許、普通免許、大型特殊免許、大型二輪免許、普通二輪免許

小型特殊自動車の定義と種類については道路運送車両法施行規則第二条別表第1で以下のように定められています。
工場・作業所などで使用する小型特殊自動車
工場、作業所などで使用する特殊な構造を持つ車両で、「車両の長さ4.7m以下、車両の幅1.7m以下、車両の高さ2.8m以下、最高速度時速15km以下」の条件を1つでも超えた車両は大型特殊自動車に分類されます。

② 農耕作業用の小型特殊自動車
農耕作業用の小型特特殊自動車とは「農耕トラクター、農業用薬剤散布車、刈取脱穀作業車、田植機及び国土交通大臣の指定する農耕作業用自動車」など農耕作業用車両で乗車装置があり、最高速度が時速35km未満のものが該当します。
特殊自動車とは、工事や道路整備、農耕用などの特定の業務に置いて使用する車両を指します。具体的には以下のような車両があります。

【特殊な構造を持つ車両の種類】
フォーク・リフト、フォーク・ローダ、ショベル・ローダ、タイヤ・ローラ、ロード・ローラ、グレーダ、ロード・スタビライザ、スクレーパ、ロータリ除雪自動車、アスファルト・フィニッシャ、タイヤ・ドーザ、モータ・スイーパ、ダンパ、ホイール・ハンマ、ホイール・ブレーカ、ホイール・クレーン、ストラドル・キャリア、ターレット式構内運搬自動車、自動車の車台が屈折して操向する構造の自動車、国土交通大臣の指定する構造のカタピラを有する自動車及び国土交通大臣の指定する特殊な構造を有する自動車(林内作業車、原野作業車、ホイール・キャリア、草刈作業車等)

最高時速が時速35km以上の農耕作業用自動車は、大型特殊自動車に分類されます。

小型特殊自動車の免許の交付には実技は必要なく、適正検査と学科試験に合格すれば交付されます。学科の試験問題は一般的な交通ルールを含む48問出題され、うち文章問題が46問(1問1点)、イラスト問題が2問(1問2点)出題されます。50点満点で45点以上合格取れば合格です。

大型特殊自動車免許

大型特殊免許とは、ホイールローダーやクレーン車などの特殊な大型自動車で行動を走行するために必要な免許です。普通免許と同じように第一種と第二種がありますが、通常は第一種の方を取得します。

第二種では、キャタピラー付車両などで客を乗せて旅客営業をすることができますが、現在国内には第二種免許が適用されている車両は存在しません。第二種を取得している方は、フルビット免許証と呼ばれる、すべての免許区分が記載された免許証の完成を目指しているケースがほとんどです。

大型自動車免許を取得すると、以下の免許区分の車両で行動を走行させることができます。

・大型特殊自動車
・小型特殊自動車
・原動機付自転車(原付)

上記の車両に該当するのは以下の条件を満たす特殊自動車です。
全長 12.0m以下
全幅 2.5m以下
全高 3.8m以下
総排気量 制限なし
最高速度 制限なし
※時速49km/h以下の自主規制が有

ちなみに陸上自衛隊では、戦車を操縦するための資格として「大型特殊免許(大特車は方ピタ車に限る)」という免許も取得できます。しかし、実際の戦車の運転には、運転免許に加え、「MOS(モス)」と呼ばれる特技(自衛隊内の隊内資格)のうち戦車の操縦に必要なMOSを取得する必要があります。

大型特殊免許の取得方法には、普通免許と同じように自動車教習所に通う方法と、試験場で一発合格を目指す方法があります。教習上で取得する方法でも路上教習や仮免許もなく、場内コースで卒業検定をクリアするだけです。卒業検定に合格したら運転免許センターで適正試験(無免許、または小型特殊免許、原付免許を持っている人は学科試験も)を受ける必要があります。

取得日数は、学科22時間、技能12時間の教育が必要ですが、普通免許を取得している方なら学科は免除され、技能講習は最短6時間(最短4日ほど)で済むでしょう。教習にかけられる期間は3ヶ月までです。

資格・免許の取得にかかるコストは?

それぞれの資格取得にかかる費用相場を表にして記載しておきます。以下の費用は受講料金や試験料金以外に、テキスト代や発行料金や手数料なども全て足した額になります。取得にかかる費用は各教習所やコースなどによって異なるので、申し込みの際に確認しましょう。
小型車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)の運転の業務に係る特別教育 約5万円
車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習 約2万円

小型特殊免許の取得費用
受講料 1,500円
交付手数料 2,050円

大型特殊免許の取得費用
【教習所で取得する場合の相場】
普通免許有り 8〜9万円
普通免許なし 16〜17万円

【試験場で取得する場合の相場】
受験料 2,950円
試験車使用料 1,550円
免許交付料 2,050円
合計 6,550円

まとめ

ホイールローダーに必要な資格・免許は?|まとめ
ここまで、ホイールローダーに関わる資格・免許の内容と費用について解説しました。ホイールローダーは他の建設機械と同様、必要な資格は3トン以上、未満かによって異なり、公道走行には重量に適合した特殊自動車の免許が必要です。

特別教育は短期間、低コストで取得することがメリットですが、3トン未満のホイールローダーにしか適用されないという制限があります。技能講習の場合、少し費用は上がりますが、ホイールローダー以外にも取り扱える建設機械が多くあるので資格を取得しておいて損はしないでしょう。
土木作業ではユンボと並んで、需要が高い建設機械であるホイールローダーですが、除雪作業用途等で個人所有している方も多く、10年経っても半値程度で売れるので資産価値としてもかなり高いです。

しかし、資格や免許を持っているからといっても勝手に公道を除雪することは道路交通法違反となります。除雪作業は警察署などに道路使用許可、または簡単な作業である場合は作業届出を申請する必要があるので注意しましょう。

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    2022/11/16

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    目次 ショベルローダーとホイールローダーの違いは?資格や運転方法なども異なる ホイールローダーとショベルローダーの性能の違い。特徴や運転性能を解説 まとめ ショベルローダーとホイールローダーの違いは?資格や運転方法なども異なる ホイールローダーとショベルローダーは見た目がよく似ているほか、同じローダーという名称を持っていますが、どちらの重機も構造や性能は大きく異なります。 では、ホイールローダーとショベルローダーにはどのような違いがあるのでしょうか。 例えば、ホイールローダーは前輪と後輪の中間で車体が折れ曲がる中折式で、4輪駆動の車両系建設機械です。対してショベルローダーの場合は、前輪駆動の特殊自動車であり、一般的なフォークリフトと同じ後輪操舵式です。 ショベルローダーは四輪でバケットを備えている点など、外観上はホイールローダーとよく似ていますが、このように構造や駆動方式などに大きな違いがあります。また、作業に必要な資格もまったく別物です。 そこで今回は、ホイールローダーとショベルローダーの違いについてわかりやすくまとめたので、是非参考にしていただきたいと思います。 ホイールローダーとショベルローダーの性能の違い。特徴や運転性能を解説 ホイールローダーとショベルローダーは、どちらも前方に土砂などをすくい上げるバケットを備えており、工事現場などで土砂などをダンプに積み込む作業によく使用されています。 このように、見た目や使用用途上の共通点が多く、見た目だけでは違いに気づきにくいかも知れません。 では、ホイールローダーとショベルローダーの特徴や、それぞれの違いについて詳しく解説していきます。 ホイールローダーの特徴 ホイールローダーは駆動方式が四輪駆動であり、構造は前輪と後輪の間が折れ曲がる中折式という点が大きな特徴です。 ホイールローダーはバケット容量によって、小型のものからバケット容量24.0立方メートルの大型ホイールローダーまでクラス分けがされており、作業内容や規模に応じて種類を選ぶことができるのもメリットでしょう。 法令では、車両系建設機械(整地・掘削等)に分類されており、油圧ショベルよりも大量の土砂をすくうことができることから、土木作業では土砂をダンプトラックに積み込む用途や除雪作業でも活躍します。 また、ワークツールの豊富さもホイールローダーの特徴のひとつです。バケット以外にも、ものを掴める「グラップ」、重量物やパレットの運搬に便利な「フォーク」、除雪作業で活躍する「スノープラウ」や「ブレード」など、アタッチメントを付け替えることで様々な用途に使用することができます。 そのため、土木工事以外にも主に農業、畜産、林業、廃棄物処理場など幅広い分野で活躍しています。 ホイールローダーの走行性能 ホイールローダーは、四輪駆動と丈夫で大型のゴムタイヤによって、舗装されていない不整地や柔らかい土壌などの軟弱地盤、急傾斜地での走行も可能で、地面を掘り下げる能力も有しています。 また、中折式であることから車輪と後輪は一緒の軌道のため内輪差と外輪差が発生しません。そのため、狭い場所やピストンでの作業に効果的なのがメリットです。 走行最高速度は整地面で、小型のものは15km/h、中〜大型のものでは30~50km/h程度の速度が出せるものもあります。 ホイールローダーに必要な資格 ホイールローダーはバケットなどの作業装置を使用して作業をするには、教育や講習を受ける必要があります。 機械質量3トン未満のホイールローダーで作業するためには、「車両系建設機械(整地・運搬・積み込用及び掘削用)の運転に係る特別教育」を受講が必要です。 「車両系建設機械(整地・運搬・積み込用及び掘削用)の走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識」といった学科講習と実技実習があり、合計13時間(2日間)以上の講習を受けることで資格を取得できます。 機械質量3トン以上のホイールローダーで作業する場合は、「車両系建設機械(整地・運搬・積み込用及び掘削用)運転技能講習」を受講する必要があります。 「走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識」など最大で合計38時間(6日間)の講習を受け、修了試験に合格することで資格を取得することができます。ただし、特定の資格を所有していることで、一部科目の受講が免除されます。 公道走行および公道上での作業運転をおこなう場合は、車両登録種別に応じて普通自動車運転免許、小型特殊自動車運転免許または大型特殊自動車運転免許も併せて必要です。 ・中折式操舵で四輪駆動の車両系建設機械 ・不整地走行、地面の掘り下げが可能 ・アタッチメントの種類が豊富 ・機械質量によって特別教育または運転技能講習が必要 ・掘削、整地、積み込みやアタッチメントの交換で様々な作業が可能 ショベルローダーの特徴 ショベルローダーは特殊自動車として定められており、労働安全衛生法においては、車両系荷役運搬機械として分類されています。 ショベルローダーの走行性能 ホイールローダーが四輪駆動であるのに対し、ショベルローダーは二輪駆動であるため、土の上といった不整地や軟弱路面の走行ができません。また、後輪操舵式なので四輪駆動かつ中折式操舵のホイールローダーとは操作時の挙動や感覚が異なります。 不整地での走行は苦手のため作業用途は限定的になりますが、工場や畜舎での荷役作業などで多く活躍しています。 ショベルローダーに必要な資格 ショベルローダーなどで最大荷重1トン以上の運転業務をおこなうには「ショベルローダー等運転技能講習」を受講する必要があります。最大荷重が1トン未満の場合は、「ショベルローダー等運転特別教育修了者」を受講することにより運転業務に着くことができます。 ショベルローダーもホイールローダーと同じく、車体の大きさなどに応じて小型特殊自動車または大型特殊自動車のいずれかに分類されます。公道走行または公道上作業をおこなう場合は、車体に応じた運転免許も必要です。 ・後輪操舵式で二輪駆動の特殊自動車 ・不整地走行、地面の掘り下げができない ・アタッチメントの種類は少ない ・最大荷重によって運転技能講習または教特別育が必要 ・地表面の資材をすくって運ぶ、積み込む作業が得意 まとめ ホイールローダーとショベルローダーの違い|まとめ ホイールロダーとショベルローダーは、どちらもホイール式で前方にバケットを備えていることから、素人にはその違いをすぐに判別することは難しいかも知れません。 しかし、ホイールローダーは車両系建設機械に分類されており、四輪駆動で中折式操舵ですが、ショベルローダーは特殊自動車に分類され、二輪駆動で後輪操舵式という点が大きく異なっており、構造上、駆動方式に違いがあります。 また、どちらも公道走行や公道上で運転作業をおこなうには、車両の大きさに応じた免許が必要ですが、ホイールローダーは機械質量、ショベルローダーの場合は最大荷重によって必要な作業資格が異なります。 ホイールローダーはアタッチメントの種類が豊富で、汎用性が高いので1台で様々な作業に使用したい人にはオススメです。ショベルローダーはホイールロダーほどアタッチメントの種類は多くなく、不整地走行や地面の掘り下げはできませんが、土の上以外の荷役、積み込み作業に特化した機械としては最適の重機でしょう。 購入をご検討の際はこの記事を参考にしていただき、2つの重機の違いや特徴をよく理解して、目的に適している機械を選択してください。

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    ホイールローダー

    除雪作業の心強い味方 ホイールローダー(タイヤショベル)とは?

    寒さと共にやって来る、頼んでもいないのにやって来る暑かった夏もそろそろ終わりを迎え、ようやく秋らしさを感じられるようになりました。  涼しくて快適な季節の訪れは大変喜ばしいものですが、それと共にある厄介ごとが近づいてきていることに、思わずため息をついてしまう方もいらっしゃるかも知れません。  お気づきの通り、冬の到来と共にやって来る雪についてです。予防ができない訳ではないけれど  雪が積もって地面を覆ってしまっては人の往来すらできなくなってしまうので、降雪のたびに、人々は皆否が応でもその対処に追われることになってしまいます。 当然それに対しての予防策として、消雪パイプやロードヒーティングを設置して積雪を未然に防ぐ手段があります。 このような加工を施してある場所であれば安心かと思いきや、消雪パイプは厳冬期には凍結してしまう可能性が高く、ヒートパイプのよるロードヒーティングはコストがかかる上に、そのどちらも敷設された範囲でしか効果が望めないなど、あちらが立てばこちらが立たず、全てそれ任せとはいかないのが悩ましいものです。やっぱり最後は人力で?  人力での作業ほど柔軟で即効性のある除雪方法はないのですが、それでは取り除ける雪の量にも限界がある上に、寒く足を滑らせやすい環境で体を動かすことは、常にケガなどのリスクと隣り合わせということでもあるので、極力遠ざけたいものでもあります。  そこで人に代わり問題を解決してくれるのがホイールローダーです。除雪作業なら除雪車にお任せ  ホイールローダーは悪路でも難なく走る全輪駆動車であり、整地・不整地問わず除雪作業が可能です。また、車体が前後で分割されている構造ゆえに見かけ以上に小回りが利くので、狭いヤードや駐車場であっても活躍してくれます。  標準のアタッチメントではバケットが付いており、積込・排雪はもちろんエッジを使って圧雪を削ぐ・地面を均すといった一通りの作業が可能です。  除雪専用アタッチメントのスノーブレードを取り付けることで、「押し退ける」除雪方法が採れるようになり、除雪トラックにも劣らないスピーディーな除雪作業が可能になります。 更にナンバーを取得して公道を走行できるようにすれば、私有地外でも活躍が見込めるようになります。 どんな機械も一長一短? 一度に大量の雪をどかすのであれば、スノーブレードを取り付けた大型トラックやモーターグレーダーほどそれに適した車両はありません。 しかしどちらも雪を押しのけることはできても掬い上げる動作はできないので、指定の場所に雪を積み込むことが苦手なのが難点です。  反対に、ロータリー除雪車はオーガでかき集めた雪をブロワで排出する構造ゆえにスピーディーな除雪を可能にしていますが、溶けかけの雪を排出するのが苦手で、場合によってはシュート(雪を排出するための筒形のパーツ)を詰まらせてしまうこともあります  また、トラックを改造したモデルは元々が舗装された路面を走るための車両であるため、路面状況の悪い場所での使用は適さず、小回りも利かないので、狭い場所が苦手なのも気になる点と言えます。 なんでもできる便利な重機  これらの点を踏まえると、ホイールローダーは場所や条件を問わず、どのような環境でも活躍できる万能選手だということがわかります。 スノータイヤやチェーンがあればその評価が更に盤石なものになるのは間違いないでしょう。*スノーブレード(スノープラウ・除雪ブレード・除雪板・排雪板など)とは 除雪作業車両とは切っても切り離せない関係にあるスノーブレード(スノープラウ)ですが、単純に雪を押し出すだけのものではありません。ではほかにどんな機能があるのでしょうか?それぞれご紹介いたします。 アングリングプラウ 一見するとホイールローダーのアーム先に固定してあるように見えますが、裏側をのぞいてみると、アーム先辺りから板の端の間にシリンダーが取り付けてあるのがわかります。 これを伸び縮みさせて角度を付けることで、車両の右側・左側その時の状況に応じて雪を指定の方向に寄せ集めることができます。 もちろん角度を付けずに、進行方向に向かって雪を押し出すことも可能です。 サイドスライドアングリングプラウ アングル角操作に加えて、板を左右にスライドさせる機能を持たせることで、進入が難しい位置にある雪の除去や、進路上にある障害物を避けながらの作業を可能にしています。 マルチプラウ(汎用プラウ) 真ん中を境に、左右に分かれたスノープラウです。 それぞれ個別に角度を変えることが出来るので、アングリングプラウ同様に片側に向けて雪を押し退けることは勿論のこと、V字型にして両側に排雪したり、U時型にして雪を寄せ集めたりと、色々な作業を一台の車両でこなせるようになります←【中古ホイールローダー・タイヤショベル】ならトクワールドにお任せ下さい!

    2021/10/12

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