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ブルドーザーの能力を引き出す!【リッパー・ブレードの活用法やメーカー】について解説

ブルドーザー

2024/05/13

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ブルドーザーの能力を引き出す!【リッパー・ブレードの活用法やメーカー】について解説

ブルドーザーのリッパー・ブレードを活用するには?中古品は使える?

ブルドーザーは土木工事を代表する建設機械です。車体前部にあるブレード(排土板)で掘削、運搬、盛土、排土までを行います。ブレードはアタッチメント式になっており、作業用途によって別のブレードへ変えることも可能です。

近年では、GNSS(衛星測位システム)を使ってあらかじめ設定された位置を走行しているかどうかを測定したり、ブレードを自動で動かしたりするICT化も進んでいます。

また、ブルドーザーの車体後部には、リッパーと呼ばれるアタッチメントが備わっていることも特徴でしょう。

大馬力で大量の土砂や岩を動かすブルドーザーは、鉱山や土木現場には欠かせない存在です。このように1台多役で活躍するブルドーザーですが、いくら機体性能が良くてもリッパー・ブレードに不具合が見つかったり、特性を理解していないと本来の作業性能は発揮できません。

また、リッパーやブレードは正規品以外にも中古品が出回っているので、修理できない破損や摩耗があっても別のものに交換して使用し続けることができます。

ただし、中古品を購入する際はいくつかのポイントをおさえておくことが大切です。

この記事では、リッパー・ブレードの活用法やメーカー、中古品選びのポイントについて解説します。

ブルドーザーのリッパー・ブレードを活用するためには

ブルドーザーの作業効率や機体能力を最大限に引き上げるのがリッパーとブレードです。ここからは、リッパー・ブレードを活用するために押さえておきたい知識をご紹介します。

ブルドーザーのリッパーとは

リッパーを装備したブルドーザーはリッパー装置付きブルドーザー、またはリッピングドーザーとも呼ばれます。リッパーはブルドーザーの後部に装着する掘削刃でアタッチメントのひとつです。 これは、トラクターの牽引力を利用して、ブレードでは作業できない岩盤を掘削する役割があります。シャンク(爪)先端のリッパーチップ(またはリッパーポイント)に角度をつけて地面に突き立て、牽引して掘削を行いますが、このチップは交換式です。

また、コンクリート地面の解体や岩の破砕、作業前の地面を掘りこしなどにも幅広く使用されており、大型ブルドーザーの強大な牽引力はシャンクにもさらに大きな掘削力を与えます。

特に、リッパー装置付きブルドーザーは、鉱山や採石場、山の切り崩しなどの現場で使われることが多く、21トン級以上のブルドーザーに搭載されています。

このリッパーですが、小型のブルドーザーには備わっていません。道路工事で路盤を均す作業では小型ブルドーザーが活躍しますが、そのような現場には大きな石が少なく硬い地面を掘削するようなこともないため、リッパーを装着する必要性はないのです。

ブレードとエッジ

ブレードの先端には「エッジ」という板が装着されています。エッジのサイズや構成枚数などはブルドーザーの規格や機種によって異なりますが、ブルドーザー用エッジのサイズは以下の3種類が代表的です。
機種 サイズ
コマツD20用 12mm×160mm×1540mm 10穴
コマツD30用 16mm×165mm×2000mm 13穴
コマツD60用 19mm×204mm×1660mm 11穴
エッジの材質や形状はさまざまですが、「ボルトオンカッティングエッジ」と総称されています。一般的なエッジではボルト穴が空いていますが、モーターグレーダーなどブルドーザー以外の重機でも使用できるようにボルト穴を開けていない「万能ブレード」を販売しているメーカーもあります。

便利な万能ブレード(エッジ)

万能ブレードは、さまざまな場面で使用できる溶接取付け用ブレードです。エッジにはブルドーザーをはじめ、ホイールローダーやモーターグレーダー用など多種に渡ります。

「ピッチサイズがよくわからない」「今使っているエッジが溶接で取り付けられている」などの場合は、万能ブレードが便利です。また、万能ブレードはガス切断が容易なため必要サイズ、形状にカットすることもできます。

万能ブレードには、耐摩耗性に優れたボロン鋼が使用されることが多く、一度取り付ければエッジの交換頻度を減らすこともできるので経済的です。

ブレードを加工して効率化することも

ドーザーブレードの表面に「高分子樹脂板」を貼り付けた加工事例もあります。

標準的なブレードは、大量の土砂や岩石を押すために鉄製のものが一般的です。しかし、圃場や湿地などの軟弱地盤で鉄製ブレードを使用すると、ブレードに泥が多く付着してしまい作業効率が低下してしまいます。

そこで、ブレード表面に泥が付着しにくい高分子樹脂板をブレード表面に貼り付ける加工を行う活用例もあります。

軟弱地盤での作業性悪化の問題を改善する方法として参考にしてみるのも良いでしょう。

リッパー・ブレードが活躍する掘削工法

押土や掘削、地ならしに必要な機能が備わったブルドーザーですが、現場ではどのような場面で活用されているのでしょうか?

ここからは、ブルドーザーが用いられる主な掘削工法についてご紹介します。

ダウンヒルカット工法

ダウンヒルカット工法は、傾斜面の下り勾配を利用して、上から下へと掘削する方法です。

スクレーパー系の掘削機械や登坂能力のあるブルドーザーに適した工法で、トンネル工事や山全体を削って造成するような大規模掘削の工事によく用いられます。

広い範囲を効率よく掘削できますが、雨天時は傾斜面の土砂が洗い流されて低地へ大量に流出してしまう可能性もあるため、降雨に対する処置が必要です。

ダウンヒルカット工法と似た工法に、ベンチカット工法がありますが、こちらはドラグショベルを使って段階的に傾斜面を掘削していく工法になります。

リッパー工法

岩盤掘削の工法には、発破によるものと機械力による工法とに大別できます。このうち、機械力による工法としてごく一般的なものがリッパー工法です。

リッパーは、岩石や岩盤を粉砕する役割を持つブルドーザーアタッチメントで、主に岩盤が比較的柔らかく、亀裂が発生しているなどの軟岩掘削に用いられます。

超大型ブルドーザーの場合は、硬岩領域の一部範囲まで掘削可能です。そして、リッパーを取り付けて行う作業はリッパー工法、またはリッピング工法とも呼ばれます。

逆に、岩盤が硬く、亀裂が少ないなど、リッピングによる破砕が困難である場合は、発破工法が経済性や破砕効率に優れます。

リッパビリティについて

リッピングで覚えておきたいのがリッパビリティについてです。

リッパビリティとは、リッパー作業による掘削性(岩盤掘削、破砕のしやすさ)のことを指す言葉です。リッパビリティは岩盤強度が指標となるため、この尺度を示す弾性波速度で表されます。

地山弾性波速度1.0km/sec程度までは、バックホーで掘削できますが、1.0km/sec以上になると掘削にはリッパー付きブルドーザーが必要です。地山弾性波速度が1.5km/sec以上の場合は発破工法での掘削も選択肢に入ってくるでしょう。

また、地山弾性波速度は、リッパー装置付きブルドーザーの規格(サイズ)・爪(シャンク)の本数とも関係が示されています。

【地山弾性波速度とリッパー装置付きブルドーザーの規格・リッパーの爪数】
地山弾性波速度(km/sec) 爪(シャンク)本数
軟岩
(黒色片岩、凝灰岩、粘板岩など)
硬岩
(砂岩、花崗岩、安山岩など)
21トン級 32トン級
0.6未満 0.9未満 3本 3本
0.6以上〜1.0未満 0.9以上〜0.4未満 2本 3本
1.0以上〜1.4未 1.0.以上〜1.8未満 1本 2本
1.4以上〜1.7未満 1.8以上〜2.1未満 - 1本

ブルドーザーのリッパー・ブレード各種

ブルドーザーを現場で活用するには、リッパー・ブレードの種類と特徴を理解しておく必要があります。

ブレードは数種類のタイプがあり、作業目的に応じて使い分けられます。

ストレートブレード(Sブレード)

ストレートブレードは、もっとも標準的なタイプのブレードです。Sブレードとも呼ばれ、主に整地や掘削、押土作業に使用されます。

機種によっては油圧制御によって運転席からブレードを傾けて掘削ものもあります。現代ではこのチルト、アングル機能が備わったブルドーザーが主流ですが、深い穴を掘る作業には向いていません。

Uブレード

Uブレードは、大型サイズのブルドーザーに標準装備されているブレードです。

ストレートブレードよりもブレードの縦幅が高く、ブレードが緩やかなU字にカーブしています。土砂を抱えられる容量が多いため、長時間かつ大量の押土や運土作業に最適です。

セミUブレード(SUブレード)

セミUブレードは、SブレードとUブレードの設計・機能を組み合わせたブレードで、双方の特性を生かして幅広い作業に活用できます。セミUブレードは、大量押土に加えて、ある程度の掘削も可能です。

また、発展型としてギリシャ文字である「Σ(シグマ)」の形を採用した「シグマドーザー」がコマツから開発されています。

トリミングブレード

トリミングブレードは、通常のブレードとは異なり、ブレード下部の形状がV字形になっています。排土板は基本的に進行方向に土砂を押して使用しますが、トリミングブレードはブレード両面が使用可能です。

よって、進行方向の押土だけではなくバックによる土砂の引き寄せることもでき、トリミングブレードを装備したブルドーザーはトリミングドーザーと呼ばれます。

また、整地だけでなく、貨物船内でバラ積みの物を押したり小麦や砂糖を仕分ける作業にも使われています。

リッパーの種類

ブルドーザーのリッパーはアタッチメント式交換式になっており、種類はシングルシャンクとマルチシャンクに大きく分けられます。

シングルシャンクリッパー

シャンク(爪)が1本備わった標準的なリッパーです。中型サイズのブルドーザーに装備されていることが多く、伐根や岩の掘り起こし、掘削前の下処理などに活躍します。

マルチシャンクリッパー

スタンダートなリッパーで、リッピングする岩盤の硬さによってシャンクの本数が変えられます。3本付けのシャンクが標準的ですが、2本仕様の場合は掘削した岩盤が大割れになりやすく、重量が片荷になるため通常は行いません。

4本のシリンダーで掘削角度を調整できるリンク機構のアジャスタブルリンクが一般的です。

ジャイアントリッパー

大型サイズのシングルシャンクリッパーで、40トン級ブルドーザーに搭載されていることが多いです。シャンクが長いためリッピングによる深堀で活躍します。

ブルドーザーのリッパー・ブレード、部品を製造しているメーカー

ブルドーザーのリッパー・ブレード、各部品は、正規品以外にもさまざまなメーカーで製造されています。代表的なものとして以下のようなメーカーがあります。

小松シヤリング株式会社

小松シヤリング株式会社は、国内の大手建設機械メーカーであるコマツと富士製鉄(現日本製鉄)を中心に設立された北陸地区最大の厚板加工センターです。

コマツの建設機械部品を製造してきた経験とノウハウを生かして、ショベルやホイールローダー、ブルドーザー等の部品・製品を製造しています。製品としてブルドーザーブレードやシグマブレードも製造しています。

上鉄工業株式会社

上鉄工業株式会社は大阪府に本社工場、第二、第三工場があり、福井県に北陸工場を持つ機械加工会社です。

主な事業内容としてブルドーザーのブレードやリッパー部分、本体に使われるピンを製造しています。

日鉄神鋼シャーリング株式会社

日鉄神鋼シャーリング株式会社は大阪府に本社・大阪工場を構える厚板加工会社です。

アンカーフレームやマンホール蓋などの製品のほか、熱処理ラインやプラズマ切断機などの設備も有しており、耐摩耗鋼板の分野にも適用されています。

耐摩耗鋼板は一般的な鋼板と比べて数倍の耐摩耗性を有する素材で、ブルドーザーのブレード製造にも使用されています。

リッパー・ブレードの価格は?

リッパーやブレードの値段は、メーカーや種類、大きさなどにとっても異なります。例えば、中型ブルドーザーに使用されるノーマルブレードの場合、約¥300,000~¥500,000、Uブレードの場合は¥500,000〜¥600,000が相場です。

リッパーの値段は、シングルリッパーで約¥200,000ですが、質量760キロになりますと¥600,000以上することもあります。

(2024年5月現在の参考価格)

費用を安く済ませるなら中古品やリビルド部品がおすすめ

ブレードやリッパーは新品で購入すると、中古の軽自動車が1台買えるほどの費用がかかってしまいます。コストを少しでも安く済ませたいのであれば、中古品やリビルド部品を探すのがおすすめです。

リビルド品とは、損傷や摩耗した中古ブレードやリッパーを修理して、再び使える状態にしたもののことです。

リッパー・ブレードは消耗品

ブルドーザー部品の中でリッパーやブレードはもっとも損傷しやすい部品です。

ブレード下部やエッジは大きな負荷がかかる部分であるため、使用しているうちにすり減っていきます。摩耗具合が大きくなると、ブレード先端が地面に食い込む力が弱くなり作業効率が低下します。

摩耗したエッジを定期的に交換すればブレードは長く使えます。しかし、それを怠ったまま使用し続け、エッジを取り付けるベース部まで摩耗してしまうと大変です。

ひどく摩耗したブレード本体や広がってしまったピン穴は肉盛り溶接で復活する場合もあります。交換用のブレードを探す前に修理できないか検討してみましょう。

リッパーチップについても同様に、摩耗したものは掘削力が低下するため、作業に支障がでてきます。貫徹力や破砕能力が低くなってきた場合にはチップを交換してください。

また、リッパーはアタッチメント式なので、リッパーの破損が認められたりした場合に交換することができます。

主な消耗パーツは下記の通りです。
品名 説明
リッパーチップ
(リッパーポイント)
止めピンによってリッパーに取り付けられています。
エッジ ブレードに取り付ける交換式の刃です。
除雪用エッジ 除雪時に使うエッジです。
プロボルト ブレードにエッジを取り付けるための特殊なボルトです。

ブルドーザーのリッパー・ブレードを中古で選ぶときのポイント

中古品は経済的で、早く手元に届きすぐに使えるというメリットもありますが、中には粗悪品も存在するので注意が必要です。

ここからは、中古品のリッパー・ブレードを選ぶ際にチェックするべきポイントについてご紹介します。

摩耗具合をチェック

中古品のブレードやリッパーは、役目が無くなったものや廃車になったブルドーザーからまだ使える部分を取り外した後に中古市場へ流れてくる場合がほとんどです。

過去には現場で使用されていたため、当然ながら使用感があります。それぞれすり減り具合は異なりますが、極端に摩耗や損傷個所、肉盛り溶接跡がないかなどを確認しましょう。

亀裂がないかをチェック

雨ざらしでの保管や海岸付近、湿地での作業に使われていたブレードにはサビが発生していることがあります。

軽度の錆付きがある程度なら問題はありませんが、ひどくなると鉄が脆くなり亀裂が生じていたりすることも。

これらは使用中の損傷も考えられるのでしっかりチェックしておきましょう。

ボルトやピンの固定箇所をチェック

ブレードのエッジ取り付け部分やボルトが摩耗していると、エッジの交換ができないことがあります。

また、リッパーの取り付け部分のピンで固定されている箇所は、大きな負荷がかかる部分です。このピンやピン穴が摩耗していると、リッパーを取り付けたときにガタつきが出てしまうことがあります。

ピンがすり減っている場合は、ピンを交換することでガタつきが改善しますが、ピン穴までも摩耗して穴が大きくなってしまっている場合は、肉盛り溶接でガタガタのピン穴の再生をしなければなりません。

フレーム自体が歪んでしまっている場合にもガタつきが発生する可能性があるので、固定箇所だけでなく外観もチェックしましょう。

まとめ

パワフルな性能で大量の押土や広範囲の整地を行ったり、ブレードでは作業できない岩盤を掘削できるブルドーザーは非常に魅力的な建設機械です。

運転方法や操作のコツをマスターするだけではなく、リッパーやブレードに関する知識を持っていることで、その能力を最大限に活用できるでしょう。
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    ブルドーザー

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    目次 1.コマツ製ブルドーザーの種類や特徴は?機種ごとにメーカーのカタログスペックを紹介! 2.ブルドーザーとブレードの種類を紹介 3.コマツ製ブルドーザーのおすすめ機種3選とスペックを紹介 まとめ|ブルドーザーの種類・機種を紹介1.コマツ製ブルドーザーの種類や特徴は?機種ごとにメーカーのカタログスペックを紹介! ブルドーザーは、道路新設や宅地造成、ダム開発など大規模な土木工事現場で見かけることが多い建設機械です。 ブルドーザーと言えば、トラクターの前面に大きなブレード(排土板)を取り付け、前進しながら土砂を押し出す重機のイメージがありますが、作業用途や使用環境に合わせてさまざまな種類・仕様があるのをご存じでしょうか? この記事では、ブルドーザーの種類を解説し、国内では普及率がもっとも高いコマツ製ブルドーザーの特徴やおすすめ機種をご紹介します。 1.1. ブルドーザーは整地作業に特化した建設機械 前述したように、ブルドーザーは土木工事や建設現場で使用される建設機械の一種です。土や砂利を「押す」、「削る」、「ならす」などの作業をおこなって、地盤を整地することが主な用途とされています。 また、車体には強力なディーゼルエンジンを搭載し、フロント部分に大きな排土板(ブレード)を装備していることが大きな特徴です。国内では10~21トン級のブルドーザーが多く使われており、小型、または中型クラスの需要があります。 2.2. ブルドーザーとホイールローダーの違いは? ブルドーザーとホイールローダーは「走行方式(足回り)」と「作業装置」に大きな違いがあります。 ブルドーザーは、不整地や軟弱地盤での活動を前提としているため、足回りがクローラー(キャタピラ)になっています。また、押土を行うため、車体前面に可動式のブレードを装備しています。 一方ホイールローダーは、足回りにゴム製のホイール(タイヤ)を備えているため、機動力に優れているほか公道走行も可能です。作業装置には大型のバケットを備えており、強力なアームでバケットを高く持ち上げることができます。そのため、土や砂利をすくって運搬や、ダンプトラックへの積込み作業が得意です。 3.3. ブルドーザーはさまざまな産業で活躍している ブルドーザーは、その大きな力と安定した構造により大量の土や砂を処理や、困難な地形や過酷な環境で作業することが可能です。 そのため、土木工事や建設現場だけでなく、農林業や鉱業といったさまざまな産業で利用されています。また、冬時期は除雪車両としても活躍します。 特に、コマツはブルドーザーの農業転用・開発に力を入れており、稲作が盛んな東南アジア諸国にも農業用ブルドーザーを拡大させています。 4.4. ブルドーザーに必要な免許は? ブルドーザーを運転するには、「車両系建設機械運搬技能講習」を受講する必要があるほか、公道を走行するには「大型特殊免許」を取得する必要があります。 車両系建設機械とは、労働安全衛生法施行令第20条第12号の別表第7に掲げられた、”動力を使って不特定の場所に自走できる建設機械”のことです。業務で機械質量3トン以上の車両系建設機械の運転作業に従事するには、労働安全衛生法に基づく運転技能講習を修了しなければならないことが義務付けられています。 ブルドーザーを操縦するには「車両系建設機械運搬技能講習」を受講しましょう! 公道を走行するには別途で「大型特殊免許」を取得する必要があります! 5.5. ブルドーザーを製造しているメーカーは? 現在、ブルドーザーを製造しているメーカーはアメリカの「キャタピラー」社と日本の大手メーカーである「コマツ」の2社で世界市場をほぼ独占している状態です。 コマツは日本で初めてブルドーザーの国産化に成功し、日本の建設機械発展に大きく寄与したメーカーです。国内ではトップのシェア率を誇り、世界1位のキャタピラー社と共に世界の2大メーカーとして知られています。 2. ブルドーザーとブレードの種類を紹介 ブルドーザーはあらゆる作業ニーズに対応するためにさまざまな種類が用意されています。ここからは、ブルドーザーやブレードの種類について紹介します。 2.1. ブルドーザーの乾地型と湿地型について 不整地や軟弱地盤での活動が前提であるブルドーザーですが、主に「乾地型」と「湿地型」の仕様に分けられます。湿地型ブルドーザーは、乾地型ブルドーザーよりもクローラー幅が広めになっており、接地圧が半分程度に抑えられています。 さらにぬかるんだ土壌など、より軟弱な泥濘地では「超湿地型ブルドーザー」といった特別なモデルも存在しています。 2.2. ブルドーザーの種類 ブルドーザーは、車体の前面にブレード(排土板)を装着し、押土作業に使用する重機が一般的ですが、作業の目的に応じて以下のようなブルドーザーも存在します。 ドーザーショベル トリミングドーザー 水陸両用ブルドーザー 1. ドーザーショベル「バケットを装備したブルドーザー」 ブレードの代わりにホイールローダーのようなバケットを装備したブルドーザーです。 土砂をすくうことが可能であるため、運搬や盛土、トラックへの積込みや盛土作業で使用されます。 2. トリミングドーザー「トリミングブレードを装備したブルドーザー」 両面が使用可能なブレードを装備したトリミング用ブレードを装備したブルドーザーです。 土砂の押し出しのほかに、バックで土砂を引き寄せることもできるため、整地や埋立て作業に適しています。 3. 水陸両用ブルドーザー「水中での押土・掘削作業を目的としたブルドーザー」 浅水域の水中掘削が可能なブルドーザーです。水密化による水中仕様とラジコンによる遠隔操作機能を組み合わせ作業船にくらべて精度の高い掘削、押土が可能となっています。 離岸堤、人工リーフ、人工ビーチ、港湾・漁港、突堤、増養殖場の工事、水害復旧作業で活躍しており、国内での作業実績は1200件以上です。 2.3. ドーザーブレードの種類 ブルドーザーは、土砂の掘削や運搬、整地作業が主な役割です。ブルドーザーの前面に装備されているドーザーブレードにはいくつか種類があり、用途によって使い分けられます。 ここからは、代表的なドーザーブレードについて紹介します。 ストレートドーザー アングルドーザー パワーアングルドーザー Uドーザー レーキドーザー 1. ストレートドーザー「広範囲の整地・掘削作業向けのブレード」 標準的なブレードで、ブレードは上下にのみ作動します。掘削力が強く、大量の運土を伴う整地などの重作業に適しています。 2.アングルドーザー「整地、片切り、盛りこぼし作業向けのブレード」」 車体中心に対して約25~30°の角度をつけて装着できるブレードです。 傾斜地での搬入路の造成など、押土をしながら土砂を右または左に振って寄せることができるほか、一般的な整地作業にも向いています。 3. パワーアングルドーザー「掘削、埋立て、溝堀、整地作業向けのブレード」 チルト(油圧)シリンダーによりブレードを左右に傾斜させることができるブレードで、固い地盤の掘削も可能です。 最近見るブルドーザーの多くは、パワーアングルチルト(PAT)機能を保有しています。 4. Uドーザー「大量の運土作業向けのブレード」 バケット容量を大きくするために、ブレードの両端が大きく曲がっており、上から見るとU字のようなになっていることが特徴的です。 特に大型のブルドーザーでは標準的に装備されており、通常のブルドーザーよりも一度に大量の土砂を運ぶことができます 5. レーキドーザー「伐根、岩石や草木の掘り起こし作業向けのブレード」 レーキ状のブレードで、主に上伐根除根や草木除去、岩石の掘り起こし作業に用いられます。 3. コマツ製ブルドーザーのおすすめ機種3選とスペックを紹介 国内ではブルドーザーのトップシェアを誇るコマツですが、さまざまな機種をラインナップしています。ここからは、コマツ製ブルドーザーの特徴やおすすめの機種を3両紹介します。 3.1. コマツ製ブルドーザーの特徴を解説 コマツ(小松製作所)は、国内最大手の建設機械メーカーで、ブルドーザーや油圧ショベルの重機事業をグローバルに展開している世界的にも有名な企業です。また、ICT建機の技術では世界一であり、無人化・自動化を取り入れた商品のラインナップが充実しているのも特徴でしょう。 そんなコマツ製ブルドーザーは高い「操作性」「安定性」が特徴です。コマツ製ブルドーザーは電子制御HSTを採用しており、抜群の操作性と安定感のある運転性能を誇ります。また、前方視認性をより確保するため、スーパースラントノーズデザインを取り入れるなど、視野性能に優れているというユーザーの声も多いです。 【電子制御HST】 HSTとは、Hydoro Static Transmission(制油圧変速機)の頭文字からなる略称で、油圧ポンプと油圧モーターを組み合わせた無段変速機のことです。 【スーパースラントノーズデザイン】ラジエーターを後方に配置し、前方のエンジンフード周りをスリム化したコマツ独自の設計です。優れた前方視界性の確保を実現し、コマツのブルドーザーの多くで採用されています。 3.2. おすすめのコマツ製ブルドーザーを紹介! ここからは、作業用途ごとにおすすめのコマツ製ブルドーザー3選と各機種のカタログスペックを紹介します。ブルドーザー選びのご参考にお役立ていただけたら幸いです。 D27A-10/P/PL-10 D61EX-24/D61PX-24 D65EX-18/PX-18 1. D27A-10/P/PL-10 ・狭い場所での作業、農業や林業におすすめ小型ブルドーザー 畜舎やビニールハウス、構内など狭い場所での細かい作業はもちろん、エンジン出力と車速を大幅に高めており、小型でありながらパワフルな作業性を発揮します。 また、大容量プレフィルターにより整備性が向上しているため、日常点検時などの負担を軽減します。作業現場にあわせて、乾地型(A-10 )、湿地型(P)、超湿地型(PL)の3仕様が展開されており、水田の整地にも活躍するでしょう。 【 D27A-10/P/PL-10のカタログスペック】 商品名 機械質量 定格出力 ブレード容量 法規制・基準 D27A-10 4,230 41.60 パワーアングルパワーチルト:0.57 特特1014 D27P-10 4,580 41,60 パワーアングルパワーチルト:0.68 特特1014 D27PL-10 超湿地型 4,790 41,60 ストレートチルトドーザー:0.69 特特2014 2. D61EX-24/D61PX-24 ・あらゆる作業に対応可能な標準型ブルドーザー 汎用性に優れた18tトン(湿地型:19トン)級中型クラスのブルドーザーです。 電子制御HSTで効率的な整地やサイドカット作業が可能で、軟弱地でも走破性・脱出性に優れています。 電子制御HSTによるエンジンとHSTポンプの低回転数マッチング制御やメインバルブ・油圧回路のロス削減、低燃費エンジンの採用などにより低燃費性能の評価も高いです。 【D61EX-24/D61PX-24のカタログスペック】 商品名 機械質量 定格出力 ブレード容量 法規制・基準 D61EX-24 18,310 125 パワーアングルパワーチルト:3.4 特特2014 D61PX-24 19,230 125 パワーアングルパワーチルト:3.8 特特2014 3. D65EX-18/PX-18 ・大量運土、大土工量の現場に最適のブルドーザー 本機種は、作業効率が大幅にアップするシグマドーザーを装備している点が最大の特徴といえるでしょう。シグマドーザーとは、ブレード中央部で掘削して土を盛り上げるという新しい掘削理論から開発されたブレードです。 中央部で土砂の抱え込み量が増加するとともに側面からの土砂こぼれを抑制します。また、掘削抵抗が低減することで土砂の流れが緩やかになり、最小のパワーで大量の運土をドージングできます。 【D65EX-18/PX-18のカタログスペック】 商品名 機械質量 定格出力 ブレード容量 法規制・基準 D65EX-18 20,300 162 パワーアンクルチルト:3.9 シグマ:5.6 特特2014 D65PX-18 22,600 162 ストレートチルト:3.7 特特2014 【特定特殊自動車排出ガス規制法とは?】 建設機械(公道走行をしない特殊自動車)による大気汚染の防止を図り、環境を保全するため施行された排出ガス規定のことです。正式には「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」という名称で、オフロード法とも呼ばれます。 ブルドーザーなどの特定特殊自動車は、この基準適合表示がなければ国内で使用することができません。 まとめ|ブルドーザーの種類・機種を紹介 ブルドーザーは、整地や運土作業を目的とする建設機械で、建設業より土木現場のほうが馴染みの深い重機でしょう。また、地盤状況にあわせた仕様の機種があり、各種ブレードを変更することによってさまざまな作業が行えることが特徴です。 ブルドーザーは土木作業以外にも農林分野での転用もされており、生産コスト低減に貢献するなど、ICT建機の開発と共にさらなり進化を見せています。 ブルドーザーを選ぶ際は、使用環境や作業目的を良く考慮したうえで検討することが大切です。機種やブレードの違いもあるため、それぞれの特徴もしっかり理解しておきましょう。

    2023/08/03

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  •  【中古相場・価格】中古建設機械|中古ブルドーザーについて解説
    ブルドーザー

    【中古相場・価格】中古建設機械|中古ブルドーザーについて解説

    目次 中古ブルドーザーの在庫一覧、販売価格、全国でも珍しい機種を紹介 ブルドーザーの特徴 全国でも希少な特殊ブルドーザー「水陸両用ブルドーザー D155」 ブルドーザーを製造しているメーカーの一覧 中古ブルドーザーの平均価格 中古ブルドーザーの条件 ブルドーザーを運搬するには運搬車が必要 ブルドーザーを中古購入する魅力 中古ブルドーザーを購入する際の注意点 まとめ|中古ブルドーザーについて 中古ブルドーザーの在庫一覧、販売価格、全国でも珍しい機種を紹介 ブルドーザーは土木工事や建設工事のほか、地震や土砂災害時の救助活動、復興活動の際にも使用されます。このように、ブルドーザーは整地の作業でなくてはならない重機ですが、新車で購入すると1台につき1000万円以上のコストがかかってしまいます。 そのため、建設会社では重機を新車でそろえず、中古車、またはレンタルで用意していることが一般的です。 本記事では中古ブルドーザーについて紹介していきます。 ブルドーザーの特徴 ブルドーザーは、整地・土木作業に使用される建設機械です。 ブルドーザーの大きな特徴は、前方に備え付けられたブレード(排土板)が挙げられます。ブルドーザーは先端を加重させることで、ブレードを使って土砂のかき起こしを行い、車体を前進させて土砂を運搬することなどを主な仕事としています。 また、車輪ではなく「クローラー(履帯)」と言われる足回りを装備しています。「シュー」と呼ばれる鉄の板を帯状に繋いだもので、一般的には「キャタピラ」とも言われます。これは戦車などにも使用されており、接地面積が大きいため地面をしっかりホールドして、不整地や荒地でも安定した走行ができます。 不整地走行に特化したブルドーザーですが、「乾地用」と「湿地用」の2タイプがあります。乾地用は乾燥した硬い地面で使われ、湿地用は、雨量の多い国や湿地化している地域で重宝されるなど、環境によって適合した機種があるのも特徴です。 ブルドーザーの種類 一口にブルドーザーと言っても、その作業目的や使用環境によってもさまざまタイプがあります。 ドーザーショベル 「トラクタショベル」「ショベルドーザー」などとも良い、ブレードの代わりに強靭かつ大型のバケットを装備していることが特徴です。このバケットを使用して、土盛を作ったりトラックに積み込む作業ができます。 ブレードを動かす仕組みと同様に、シリンダーに作動油を出し入れすることでピストンを収縮させる仕組みである、油圧式リフトシリンダーでバケットを動かします。 トリミングドーザー 前面と裏面を使用することができるブレードを装備したブルドーザーです。そのため、進行方向に土砂を押すだけではなく、バッグしながら土砂を引き寄せることも可能です。土砂のかき寄せ作業ができるため、土木現場では重宝されます。 全国でも希少な特殊ブルドーザー「水陸両用ブルドーザー D155」 1956年にコマツが開発した「水陸両用ブルドーザー」は、遠隔操作する重機の最初の例とも言われました。水陸両用ブルドーザーとは文字通り、浅水域を作業領域とおする水中掘削機です。操縦は車体上部に組んだやぐらの上か、陸地から無線で行います。 この水陸両用ブルドーザーは生産中止となりますが、2011年に発生した東日本大震災により、コマツは採算度外視で、老朽化した旧モデルD155の改修を買って出ました。全パーツをオーバーホールし、改修を受けた幅約4000mm、奥行き約93000mm、高さ約9700mm、重量約43500kgに及ぶ大型の水陸両用ブルドーザーは長い眠りから復活し、大津波で破壊された被災地へ赴きます。 その後、宮城県閖上大橋橋梁復旧工事において多大な活躍を成し遂げ「スイブル」の愛称で親しまれ、偕成社「はたらくくるまの絵本」から「スイブル」を主人公にした物語も刊行されました。 スイブルは「青木あすなろ建設」で5台保有されており、現役で稼働中とされています。 ブルドーザーを製造しているメーカーの一覧 現在国内でブルドーザーを製造しているメーカーは主に「コマツ」や「キャタピラージャパン」となっています。 ブルドーザーの各製造メーカー詳細ついては以下のとおりです。 会社名 製造製品 状況 コマツ 小型から世界最大級のモデルまでラインナップあり。 水陸両用ブルドーザーや水中ブルドーザーなども製造済み キャタピラージャパン 小型・中型機の一部のクラスは日本国内で生産 大型機は海外から輸入。ハイブリッドタイプも製造 三菱重工業 小型から30t超えまで製造 合弁会社「キャタピラー三菱」を経て順次生産終了 日立建機 通常のブルドーザーに加え、水中ブルドーザーの代表とされる 製造終了 日特金属工業(古河機械金属) 4t級のブルドーザーを製造。 日立やクボタへのOEM供給を行っていたが終了 ヤンマーディーゼル 小型のブルドーザーを製造 ジョンディア代理店から撤退し、日立建機に引き継がれた 久保田鉄鋼(クボタ) 小型のブルドーザーを製造   中古ブルドーザーの平均価格 ブルドーザーは、荒地や不整地での作業に多く使用されています。しかし、車体サイズに幅があるため活躍する工事が異なります。一般的には、小型から中型クラスのブルドーザーは土木工事や建設工事で活躍し、大型クラスのブルドーザーは、ダムの建設工事に導入れています。 ですが、利用頻度や幅広い用途で活躍しているのは、小回りが利き、トラックに積載もできる小型サイズとなっているため需要も高くなっています。流通量の多い機体総重量4トンの小型クラスで約¥1,00,000~¥3,000,000程度が中古相場です。 また、20トン〜50トンの中大型クラスは、新車価格ですと¥3,000,000~¥7,000,000ほどしますが、中古車両の場合、およそ¥1,600,000~¥5,000,000程度ほどで購入できるものもあるようです。 主要メーカーの中古価格の相場一覧 ここからは、主要メーカーの中古価格の相場を一覧でご紹介します。以下の価格相場は、あくまでも目安であるため参考程度にご覧ください。(2023年7月現在) コマツ 機種名 中古相場 155AX-6 ¥7,000,000~¥10,700,000 D-20P-6 ¥800,000 D20P-7 ¥1,100,000 D20P-8E0 ¥2,000,000~¥3,000,000 D20PLL-7E ¥1,100,000~¥1,400,000 D21A-5 ¥400,000~¥500,000 D21-6 ¥350,000~¥800,000 D21P-8E0 ¥1,500,000~¥3,000,000 D275AX-5E0 ¥10,300,000~¥10,400,000 D30S-12 ¥100,000~¥300,000 D50A-18 ¥1,000,000~¥3,300,000 D53A-18 ¥2,900,000~¥3,200,000 D53P-18A ¥1,500,000~¥3,200,000 D61PX-15 ¥4,500,000~¥7,200,000 D65EX-15E0 ¥4,200,000~¥9,300,000 D65PX-15E0 ¥4,200,000~¥9,300,000 D65PX-16 ¥6,600,000~¥9,500,000 D85-18 ¥3,000,000~¥4,100,000 D85A-21 ¥4,700,000~¥8,500,000 D155-1 ¥4,000,000~¥5,700,000 D155A-1 ¥2,850,000~¥7,500,000 D155A-2 ¥10,300,000~¥10,180,000 D155AX-5 ¥6,800,000~¥20,000,000 D155AX-5EO ¥10,500,000~¥10,700,000 機種名 中古相場 D20PL-7E ¥1,100,000~¥1,200,000 D21A-7E ¥1,000,000~¥1,400,000 D21A-8 ¥1,200,000~¥2,200,000 D21A-8E0 ¥1,300,000~¥2,800,000 D21P-8 ¥1,100,000~¥2,000,000 D31EX-21 ¥2,300,000~¥3,500,000 D31EX-22 ¥3,100,000~¥4,000,000 D31P-18 ¥1,600,000~¥1,900,000 D31P-20E ¥2,600,000~¥3,100,000 D31PX-21 ¥3,100,000~¥3,500,000 D31PX-22 ¥3,800,000 D39PX-22 ¥4,900,000~¥5,200,000 D40P-1 ¥1,100,000~¥1,300,000 D41P-6E0 ¥4,600,000~¥5,200,000 D51PX-22 ¥6,700,000~¥8,600,000 D53P-18E ¥3,800,000~¥4,300,000 D60P-8 ¥2,900,000~¥3,000,000 D61EX-12 ¥3,000,000~¥5,000,000 D61PX-23 ¥1,430,000~¥1,580,000 D65P-12 ¥4,600,000~¥7,400,000 D65P-12E ¥3,400,000~¥9,100,000 D65PX-12E ¥5,700,000~¥7,200,000 D65PX-17 ¥6,2o0,000~¥1,740,000 D85EX-15E0 ¥6,400,000~¥1,220,000 D85PX-15E0 ¥8,200,000~¥10,000,000 キャタピラー 機種名 中古相場 D3B ¥790,000~¥1,100,000 D4H ¥1,900,000~¥3,100,000 D5CB ¥1,600,000~¥2,000,000 D5C ¥2,100,000~¥2,800,000 D5G ¥3,000,000~¥4,400,000 D5K2 ¥5,700,000~¥8,500,000 D5M ¥3,200,000~¥4,000,000 D6N ¥4,600,000~¥10,000,000 D7E ¥500,000~¥10,400,000 D7H ¥5,700,000~¥6,200,000 D7R ¥8,500,000~¥,10,190,000 機種名 中古相場 D8R-2 ¥800,000~¥40,490,000 D8T ¥2,900,000~¥3,680,000 D3G ¥2,900,000~¥3,300,000 D5H ¥1,800,000~¥3,500,000 D5HLGP ¥1,200,000~¥3,900,000 D5N ¥2,900,000~¥7,800,000 D6C ¥2,000,000 D6K ¥5,700,000~¥6,500,000 D6M ¥5,300,000~¥8,600,000 D6R ¥530,000,000~¥8,600,000 BD2J ¥760,000~¥1,500,000 中古ブルドーザーの条件 ブルドーザーを中古購入する際、いくつか押さえておきたいポイントがあります。 特に、機体状態、稼働時間、年式は重要とされており、中古建設機械を購入するときには必ず確認しておきたい項目です。 ここでは、中古ブルドーザーを購入する際に押さえておきたいポイントを解説します。 機体の状態をチェック 中古ブルドーザーを購入する際は、しっかり隅々まで状態をチェックするようにしてください。過酷な環境下、作業下で長時間使用されていたものや、潮風を浴びる海辺の現場で稼働していたものなどは、車体の劣化が激しいことがあります。 見た目がきれいでも再塗装されただけなので、内部までしっかりチェックしなければ劣化具合を正確に判断することはできません。 また、ブルドーザーの足回りは一般的にゴムキャタと呼ばれるゴム製のキャタピラ(クローラー)が使われているため、足回りに大きな傷がないか、切断部分や裂け目はないか十分に確認しておきましょう。 稼働時間はアワーメーターを確認 ブルドーザーを中古購入する際は、稼働時間の確認も忘れないようにしてください。機体の稼働時間を確認するにはアワーメーターを見ることで判断することができます。 アワーメーターは稼働時間を表すメーターですが、重機はこの稼働時間が機体の状態や劣化具合に大きく関わってきます。 また、アワーメータだけでなく、その機体がどこで使用されていたのか、という点も非常に重要なポイントです。 例えば、一般的な工事現場で使用されていた高アワーなブルドーザーと、海の近くで使用されていたローアワーのブルドーザーとでは、ダメージの受け方がまったく違います。 安くブルドーザーを購入したとしても、すぐに腐食が見つかったりさまざまなパーツが壊れてしまうのでは、結局購入後に膨大な修理費用がかかってしまいます。 良い状態のブルドーザーを購入するためにも、以前の持ち主がどのような用途で使用していたかもできる限りチェックしておいた方が良いでしょう。 ブルドーザーの年式をチェック ブルドーザーを中古で購入した場合、新車よりもかなり安い金額で導入することができますが、年式が古いモデルですと購入を後悔してしまうこともあります。 例えば、年式が10年越えの場合には、電気系統はもちろん、ポンプやパイプといったものがひどく劣化していきます。また油圧計などの計器類も目立ってくるでしょう。 これは使用していた期間だけでなく、金属やゴム製の部品は、実際にブルドーザーが稼働していなくても自然と劣化していきます。 また、ポンプやオイル系統に異常が出ている場合は、オイル漏れなどのさまざまな不具合が発生するようになります。 そのため、ブルドーザーを購入する際には、実際に試乗してみて稼働状態や異音の有無などを確認することが必要です。 ブルドーザーを運搬するには運搬車が必要 ブルドーザーの足回りは、クローラー式であるため、公道の走行ができません。そのため、ブルドーザーを運搬するには、重機運搬車の用意も必要です。また、運送業者に依頼する場合は輸送費などの費用がかかります。 クローラーで行動は原則として走行できません 車両制限令では以下のように明記されています。 (カタピラを有する自動車の制限) 第八条 舗装道を通行する自動車は、次の各号の一に該当する場合を除き、カタピラを有しないものでなければならない。 一 その自動車のカタピラの構造が路面を損傷するおそれのないものである場合 二 その自動車が当該道路の除雪のために使用される場合 三 その自動車のカタピラが路面を損傷しないように当該道路について必要な措置がとられている場合 引用:道路制限令|G-GOV 法令検索 より つまり、現場などで公道を走行する必要がある際は、クローラーで道路が傷つかないようゴム製マットなどの敷物路面を保護すること。または、ゴム製クローラーを履いていること。除雪のために使用される場合を除いては、原則として公道をクローラー式の重機で走行することはできない決まりになっています。 ブルドーザーを中古購入する魅力 中古ブルドーザーの魅力は大きく3つあります。 コスト削減建設業界では、新品のブルドーザーは高価であり、予算や受注価格に余裕がない場合があります。その場合、無理に新品を購入するよりも、まだ十分に使える中古品を購入するという選択もあるでしょう。 中古ブルドーザーは、新品に比べておおよそ半額以下の価格で購入できます。予算の制限がある場合や、複数の機材を購入する場合には、中古品を選ぶことでコスト削減が実現できます。 即納車、直ぐに現場で使える ブルドーザーを新車で購入すると、納品までにかなり時間がかかります。その反面、中古品は購入してから間もない時間で使用できます。急いでいる場合には特に中古品が有効です。 品質の確認ができる 中古品は使用状況がわかるため、購入前に細かくチェックすることができます。大きな問題がなければ、中古品でも品質の良いブルドーザーを選ぶことができます。 4. 節税対策になる 中古建設機械は、減価償却資産を有効に取得する節税対策にもなります。「減価償却資産」とは、税法上、時間の経過とともに価値が減少していく資産のことです。 これは、新品の重機を購入した場合だけでなく、中古重機を購入した場合にも適用されます。取得価格の低い減価償却資産は少額減価償却資産に適用され、特例には「一括償却資産の損金算入」もあります。 【少額減価償却資産の対象になる企業】 青色申告法人であること。 資本金または、出資金の額が1億円以下であること。 常勤の従業員が500人以下であること(2020年3月31日以前取得の減価償却資産は従業員数1000人以下) 連結法人でないこと。 【上記の条件を満たしていても、対象外となる法人】 大規模法人、(資本金または出資金の額が1億円超の法人)、大法人、(資本金5億円以上の法人など)と完全支配関係にある法人)に発行済株式の総数または出資金総額の2分の1以上を所有されている法人 複数の法人に発行済株式の総数または出資総額の3分の2以上を所有されている法人 マネーフォワードより:(https://biz.moneyforward.com/accounting/basic/63113/)引用 中古ブルドーザーを購入する際の注意点 中古で建設機械を購入することは、一見経済的に思えますが注意も必要です。中古建設機には、新品にはないリスクがあります。 以下に、中古建設機械を購入する際の注意点を詳しく紹介します。 保証やアフターサービスがない 中古建設機械には、製造元や販売元からの保証やアフターサービスがない場合もあります。故障した場合には、修理の費用が予想以上に高額になることもあるため、維持費の面でも慎重に検討する必要があります。 部品の入手が難しい場合がある 中古建設機械は、機械によって稼働時間が長いものもあります。この場合は、消耗品や部品がすでに劣化していることもあるため、購入後は早い段階で機械に不調が現れることが予想されます。 テクノロジーが旧式 中古建設機械は新品に比べて安価なことは確かですが、安全機能や作業性能は時代遅れの機能しか持っていません。そのため、作業効率や仕上がりの性能などに差が出てくることも考えられます。より高度なタスクを実行するためには、中古機械では補えないこともあるでしょう。特に、昨今の建設業界ではI C T機械の導入などが進み、最新テクノロジーを搭載した機械が登場しています。 将来的な維持費の予測が困難 中古建設機械を購入する場合、将来的にかかってくるコストを予測することが難しいです。中古建設機械の場合、消耗具合によっては部品交換が必要になります。新品の市場から部品が入手できない場合は、部品を探すために時間をかけたり、高額な修理費が発生する可能性もあります。 また、新しい機種に比べ、燃費が悪かったり、騒音や環境問題への対策が不十分である場合が多いです。さらに、古い機種の中古建設機械は、部品の入手が困難な場合もあるので注意が必要です。 まとめ|中古ブルドーザーについて ブルドーザーは、整地作業でとても重宝される重機です。ブルドーザーにはさまざまなクラスや乾地式、湿地式などの種類があるため、購入前に使用用途をしっかり確認した方がいいでしょう。 また、水陸両用ブルドーザーや遠隔操作可能な機種も存在し、ブルドーザーにはかなり多彩なバリエーションが存在します。 ブルドーザーは新車で購入するとかなりの費用がかかってしまいますが、中古車両の場合はそれ以下の価格で購入できます。中古価格の相場は、中古建設機械の販売店や機体の状態などによって異なるので正確な数字は出せませんが、おおよその目安は想定できます。本記事で紹介した相場を参考してくだされば幸いです。

    2023/07/25

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