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ユンボの操作が丸わかり!運転のポイントと必要な資格について紹介

ユンボ

2022/03/07

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ユンボの操作が丸わかり!運転のポイントと必要な資格について紹介

    目次
  • ユンボの操作が丸わかり!運転のポイントと必要な資格について紹介
  • ユンボの基本事項
  • ユンボは油圧ショベル
  • ユンボの各部名称

ユンボの操作が丸わかり!運転のポイントと必要な資格について紹介

「ユンボはメーカーで操作が違うってホント?」
「ユンボの操作がうまくなるにはコツがある?」
「ユンボを操作できる資格を取りたいけど、どうすればいいの?」

ユンボは、現場を動かすのに重要な働きをする建設機械です。これから現場で活躍したいという人は、ユンボの運転資格は必須だといえます。
また、ユンボを自分の手足のように動かせるほど技能のある人は、現場で一目置かれますし、会社からの評価も高くなります。
ユンボの操作で覚えておいてほしいポイントや、資格の取り方について紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ユンボの基本事項

ユンボを操作するために、これだけは覚えておいてほしいという基本事項を紹介します。

ユンボは油圧ショベル

ユンボは、油圧で動きます。油圧とは、圧力を加えた油を使って力を伝える技術です。
力の伝わり方の流れをまとめました。

・エンジンをかけ油圧ポンプを回し、圧油(圧力をかけた油)が送りだす
・圧油はコントロールバルブ(=コントロールレバー)で制御される
・レバーの制御によって、圧油はモーターやシリンダーに送られユンボを動かす

モーターとは、走行部・旋回部のことで、シリンダーは作業機部のことです。
モーターやシリンダーは、油の流れる方向で回転や運動の方向が決まります。つまり、ユンボの操作とは、油の流れる方向をコントロールすることなのです。

ユンボの各部名称

ユンボの操作に関わる各部名称を紹介します。

ユンボは、油圧の力でブームやアーム、バケットを動かし働きます。制御はコントロールレバーで行います。
走行やターンも油圧の力で行います。コントロールバルブから、レバー操作で送られた圧油はモーターを回し、回転力はギアによって駆動輪へ伝わる仕組みです。

ユンボ(バックホー)の操作の基本

ユンボは、運転席周りの6つのコントロールレバーで操作します。
構造的にシンプルな分、操作する人の技量によって作業の効率や仕上がり具合に差がでやすいです。
ここでは、レバー操作の基本と各メーカーの操作パターンについて紹介します。

ユンボの運転席の画像で、iso方式のレバー基本操作を紹介します。

①前後操作でアームの押しと引き、左右操作で左旋回と右旋回
②前後操作で左クローラの前進・後退
③前後操作で右クローラの前進・後退
④前後操作でブームの下げと上げ、左右操作でバケットの閉めと開け
⑤安全用ロック
⑥各社の操作パターン一覧(詳しくは後述します)
⑦ブレードの上げと下げ

以上が、ユンボのレバー操作の基本です

パターン別の操作

従来、ユンボの操作方法には4種類ありました。平成2年にJIS規格が統一規格として制定されましたが、現状は、まだまだ混在している状況です。
そのため、操作方法を切り替えるマルチレバー装着車が多くなっています。操作方法を切り替えることによって、使い慣れた方法でユンボを操作することができるのです。
以下のようなステッカー(ユンボ運転席の画像の⑥)の近くに、切り替え装置がついています。

ユンボをレンタルして使用する際は、レバーの操作パターンを確認してから、操作を開始するようにします。

ユンボの操作のポイント

ユンボは、他の建設機械と同様、テコの原理を応用しています。支点・力点・作用点があり、支点を中心に、力点に力を加えて作用点(バケット)が働く仕組みです。
頭の片隅でいいので、これを覚えておくと、ユンボの操作性が上がってきます。

アームとブーム

アームだけを使う作業とアームとブームの両方を使う作業がありますが、いずれも、左右のレバーをバランスよく動かすことが重要です。
左手でアームを引きながら、右手でバケットを開いたり閉じたり、ブームを上げたり下げたりします。
テコの原理で動いているので、支点(機体端部)から作用点(バケット位置)が長いほど掘削力は弱くなります。また、力点(機体中心)から支点までの距離が短いほど掘削力は弱くなります。
掘削箇所に対して、機体を縦向き・横向きどちらに置くか、ブレードの位置をどうするかで掘削効率が違ってくるのです。

ブレードとクローラ

ブレード(排土板)とクローラ(履帯・キャタピラ)は、視界に入りづらいので操作に難しさを感じやすい部分です。
クローラの操作では、とにかく水平を心がけることが重要になります。
ブレード操作のポイントは、ブレードのどこか一点に視点を決め、その部分と機体の位置関係で整地高さを計ることです。そして、操作レバーを細かいタッチで動かすことを忘れないでください。

レバーとクローラ

レバーとクローラの関係で、一番のポイントになるのは、ターンです。ターンには、スピンターンとピポットターンの2種類あります。
スピンターンは左右のクローラに取付けられたモーターをそれぞれ逆回転させて、その場でターンします。ピポットターンは、左右どちらかのクローラだけを動かしてのターンです。

ユンボの操作に必要な資格

ユンボの操作には、「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」、「車両系建設機械運転技能講習」のどちらかの資格の取得が必要になります。

小型車両系の特別教育

「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」の講習を受講することで、重量3t未満のユンボの運転ができるようになります。
講習時間は、7時間です。講習時に実技コースはなく、各事業所(会社)で実施してくださいというスタンスです。(実技コース付を申し込むことも可能です)
費用は、概ね15,000円(税込)です。会場は、各地の登録教習機関になります。

車両系の運転技能講習

「車両系建設機械運転技能講習」を終了することで、重量3t以上のユンボの運転が可能です。
講習時間は、未経験者で38時間です。各種自動車免許や、特別教育受講後の運転業務経験が3カ月以上などで、講習時間は18時間や14時間に減免されます。
14時間コースの場合で、日数は2日、費用は40,500円(税込)です。各地の登録教習機関にて取得が可能です。

ユンボの操作|まとめ

ユンボの操作|まとめ
ユンボの操作について理解するために、ここまで以下のことを紹介しました。
  • ユンボの基本事項や操作方法の基本
  • ユンボ操作のスキルをあげるためのポイント
  • 運転資格を取得するための方法や期間、費用

「ユンボの操作スキルをアップさせるためには、どうしたらいいのだろう」と訊くと、大抵の先輩は「習うより、慣れろ」と答えると思います。
とにかく、ユンボに触れる時間を長くしてください。そういう意味で、ユンボの点検や整備を手伝うのもすごく有効です。
そして、先輩の職人がユンボを全体の作業の中でどう動かしているかを確認することも、ユンボのスキルアップには非常に重要なことです。
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    バックホウ(油圧ショベル)と重量の関係性とは? バックホウの重量は、その安定性と作業能力に大きく関わります。 例えば、高重量な大型のバックホウは、掘削力が高く、大型の建設現場や大規模工事での使用に適しています。重さによる安定感も増すため、深い掘削や大規模な整地、土砂運搬作業でも安全に操作できるのが特徴です。 一方で、軽量な小型バックホウは、小さな工事現場や狭い場所での作業に適しています。移動が容易で、燃費にも優れているため、日常的な使用や軽作業にも最適です。また、軽量の重機は、購入時の初期費用や輸送コストが抑えられるというメリットもあります。 バックホウは、現場の環境や作業内容によって最適な重量のものを選ぶ必要があります。 高重量のバックホウは「重さが重いほど掘削力が増し、大規模工事に対応しやすくなる」 「作業時や走行時の安定性が高い」 軽量のバックホウは「小規模な作業や狭い場所での操作に向き」 「移動が容易で、輸送コストも低い」 重量によるバックホウの分類 バックホウは、その重さに応じていくつかのカテゴリーに分けられます。一般的には、以下のような分類がされています。 小型バックホウ(1~6トン) 中型バックホウ(7~15トン) 大型バックホウ(16トン以上) 1トン未満のバックホウはミニユンボ、マイクロショベルと呼ばれるバックホウになります。ミニユンボは、小型バックホウでも進入・作業が難しい現場で使用されるほか、小型トラックでの輸送も可能です。 小型バックホウ(1~6トン) 小型バックホウは、コンパクトなサイズを活かして庭の整備や小規模な工事に適しています。狭い場所でも操作がしやすく、住宅地や都市部での工事でも使用されます。軽量なため、トレーラーでの輸送も容易です。 また、燃費も良く日常的なメンテナンスもしやすい利点もあります。 中型バックホウ(7~15トン) 中型バックホウは、より大きな掘削作業や中規模の建設現場での使用に適しています。バランスの取れたサイズで、さまざまな用途に対応できるのが魅力です。 大型機械ほどの運搬コストはかからず、操作性と安定性が良いのも特徴です。 大型バックホウ(16トン以上) 大型バックホウは、大規模な土木工事や鉱山での作業に適しています。強力な掘削力を持ち、安定感も抜群です。ただし、その重さゆえに輸送には特別な手配が必要になることもあります。 建設機械における重量の種類 建設機械にはさまざまな重量(質量)の定義があり、それぞれ異なる意味を持ちます。重量の定義には、次のような種類があります。 機体質量 機体質量とは、機械や装置の基本構造そのものの重量を指します。これは機器の本体だけを対象とし、エンジン、電子機器、配線などの固定された部品を含みますが、可動部や燃料などは含まれません。機体質量の評価は、製品の運搬や設置を計画する際の基準となり、耐久性や強度にも直接関わります 機械本体だけの質量(冷却水、油、作業装置を含まない) 機械質量 機械質量は、装置全体の重量を示す指標で、機体質量に加え、動力源や動力伝達装置、操作系統などのあらゆる構成要素を含みます。この質量は、機械の使用目的や設計要件に影響し、最適な性能を発揮するための重要なデータとなります。また、機械の設置やメンテナンスを行う際の参考情報ともなります。 機械本体、作業装置、付属工具、満タン時の燃料、規定量のオイル、規定量の冷却水を総合した質量 運転質量 運転質量は、機械が正常に稼働するために必要なすべての要素を含む重量です。これは機械質量に加え、燃料、潤滑油、作動液、その他の必要な物資が満載された状態を指します。運転質量は、機器の動作効率やエネルギー消費量、耐荷重設計など、機械の運用に関わるさまざまな要因に影響を与えます。 機械質量にオペレーター(75㎏)を加えた質量 機械総質量 機械総質量とは、運転質量に加え、外部取り付け部品やオプション装備、作業用ツールなど、すべての付属品を含めた完全な重量を指します。この総質量は、実際の使用環境における機械の負荷や安定性を評価するために不可欠な情報です。安全基準や輸送要件にも大きく関係します。 機械質量に「※最大積載量」を加えた質量。 ※最大積載量=バケットに土砂をいっぱいにしたときの質量 バックホウを運搬するトラックについて 建設現場や土木現場では、さまざまな資材やバックホウなどの重機が使用されており、これらはトラックなどを使って現場に運び込まれます。これらの重機は自走できないため、運搬には専用のトラックが必要です。 重機運搬に使用される「セルフローダー」 近年では大型車両が増加しておりバックホウなどの大型重機の輸送には、主に「セルフローダー」という重機運搬車両が使用されます。 セルフローダーは、重機などを載せやすくするため、トラックの荷台が傾斜する特殊車両のことです。正式名称は「ハイジャッキセルフ」といい、セルフローダーは製品名が一般化したものだそうです。 この車両は、土木・建設業界では、公道を走行できない重機を積み込んで工事現場に輸送する際に活躍します。運輸業でも使われることが多いですが、重機輸送がメインです。 重機運搬車両にはセルフローダーの他に、「セーフティローダー」という車両もありますが、どちらも、自走できない産業車両や重機を安全に積載するためにウインチを装備しています。また、クレーンを搭載しているものも存在します。 セルフローダーの特徴 セルフローダーは、基本的に大型車が多いものの、狭い市街地でも操作しやすい中型車や小型車もあります。大型車には「鳥居分離型」と「鳥居一体型」があり、後者は広い空間を持ち、より多くの荷物を積むことが可能です。 セルフローダーの大きな特徴の一つは、ジャッキを使用して車体の前部を持ち上げることです。これにより、車体全体が傾き、重機をスムーズに積み込むことができます。さらに、荷台をスロープ状にするために「歩み板」を使用し、車両を積み下ろしする際の安定性を高めています。リモコン操作で自動的に歩み板を下ろせるタイプもあります。 セーフティローダーの特徴 セーフティローダーは、車両の前部を持ち上げることなく、荷台部分のみを傾斜させてスライドさせる設計が特徴です。この設計により、乗用車や産業車両を安全かつ効率的に積み下ろしすることができます。 セーフティローダーには、荷台が地面に降りて平行になるタイプや、大型エアサスを搭載したタイプ、ウインチやクレーンを搭載したものなど、さまざまな種類があります。 また、セーフティローダーはセルフローダーに比べてサイズのバリエーションが豊富で、用途に応じた車両を選ぶことができます。ただし、後方に荷台をスライドさせるため、荷台の後ろにはトラック1台分以上のスペースを確保しなくてはなりません。そのため、狭い場所での使用には注意が必要です。 土木・建設ではセルフローダーの使用が多い? 重機運搬車両には「セルフローダー」と「セーフティローダー」の2種類がありますが、土木業界や工事現場でのセルフローダーの使用率がやや高いように感じます。 セルフローダーとセーフティローダーの普及率に関する調査などは今のところ行われていませんが、2つの車両の特徴を見れば、セルフローダーが多く使用されている理由がわかってきます。 まず、セルフローダーですが、構造はトラックの荷台部分をジャッキで持ち上げて荷台を傾斜させる構造になっています。このメリットは、後方に作業エリアがあれば車両周囲に広いスペースがなくても重機の積み降ろしが可能という点です。 一方、セーフティローダーですが、荷台を後方にスライドさせるため、荷台傾斜が緩やかで安全に重機などを積み降ろしできます。しかし、積み降ろしスペースを広く確保する必要があるというデメリットがあります。 このデメリットは大きく、作業スペースが限られている道路工事や建設現場では、多くの人や物、車両もあります。そのため、積み降ろしに必要な作業場所を十分に確保することが難しい場合がほとんどです。 また、スペースがあまりない事業所やマンションの駐車場といった狭い空間での使用にも向いていません。そのため、後方に車1台分のスペースがあれば、積み降ろし可能なセルフローダーは、土木・建設現場において需要が高いのです。 加えて、セーフティローダーに比べてセルフローダーの方が車両本体価格が安いため、低コスト化が図れるという利点もあります。 以上のような理由から、土木・建設現場ではセルフローダーの使用が多いことがわかります。 軽トラックでバックホウは運搬できる? 軽トラックの荷台に積載する貨物のサイズと重量は、安全のため道路交通法で次のように規定されています。貨物の長さは「車両の全長+ 10%を超えないこと」、高さは「地面から2.5メートルまで」、幅は「車両の幅を超えないこと」とされています。 また、軽トラックの最大積載量は350kgとなっており、他の軽自動車と比べると多くの荷物を運搬することができます。 結論として、道路交通法で定められた「積載寸法」および「積載重量」の範囲内であれば、軽トラックに安全に積載することが可能です。 軽トラックにバックホウを積めるかのポイント 軽トラックにユンボを積むことができるかどうかは、その機械の重量が大きなポイントとなります。 高さや長さに関しては、ミニユンボであれば全く問題ありませんが、350kgを超えるユンボは積載できません。また、注意が必要なのは、ユンボ本体の重量が道路交通法で規定されている350kg以内であっても、バケットなどを含めると超過する場合があることです。 さらに、積み下ろしに使用するアユミ板や予備の燃料なども同時に運ぶと、総重量がオーバーする可能性があるため、軽トラックに積載できるユンボの重量は340kg以下を目安にするのが賢明です。 現在、市場には軽トラでの運搬が可能な300kgクラスの小型ミニユンボも存在します。これらは「マイクロユンボ」または「マイクロショベル」と呼ばれ、コンパクトで使いやすい反面、他の重機と同様に、公道で運転するには免許や資格が必要です。 軽トラックに積載できるミニショベル 軽トラに積載可能な重量350kg以下のマイクロユンボを製造しているのは、現在のところコマツのみで、その中でも「PC01-1 マイクロショベル」が該当します。このモデルの機械質量は300kgで、油脂類や燃料を満タンにした状態、必要な作業装置や工具類も含んだ重さです。したがって、すぐに運転や作業ができる状態での重量となります。 軽トラでの運搬に適したサイズでありながら、全幅580mmという非常にコンパクトな設計のため、狭い場所や細かい作業にも適しています。また、スクーターのような乗り心地で、全旋回やブームスイング式による簡単な溝掘り作業、埋め戻しや整地作業も可能です。 『PC01-1 マイクロショベル』全長:580mm 機械質量:300㎏ 定格出力:2.6kw バケット容量:0.003m3 バックホウの運搬を委託することも可能 バックホウは、建設現場で欠かせない重機の一つです。土砂の掘削や整地、基礎工事など、さまざまな作業で使用されますが、その重量とサイズのため、現場までの輸送が一つの課題となります。 多くの方が、バックホウの運搬に悩んでいるのではないでしょうか。そんなときは、専門の輸送業者に委託することで、スムーズかつ安全な輸送が可能となります。 輸送を委託するメリット まず、バックホウの運搬を専門業者に委託する最大のメリットは、安全性の確保です。高重量の建設機械は、運搬方法が不適切だと事故のリスクが高まります。専門の運搬業者は、こうしたリスクを最小限に抑えるためのノウハウと設備を持っているので安心です。 さらに、運搬業者に委託することで時間の節約も可能です。バックホウの運搬には、特別な許可が必要な場合や、輸送ルートの選定が重要になるケースがあります。これらの手続きは複雑であり、業務の負担を増加させる要因となります。 しかし、これらの手続きも運搬業者が代行してくれるため、時間と手間を大幅に軽減できます。 重機の輸送コスト バックホウなどの重機の運搬コスト(重機回送費)は、重機のサイズやドライバーの免許、移動距離、運搬の際に必要な車両、重機を運ぶ回数などによって異なります。 また、業者によっては基本料金に含まれるサービスや運搬車両の保有状況、配送方法なども異なるため、運搬費の差が生じます。 ※2024年11月現在 トクワールド調べ 運搬業者の選び方 輸送業者を選ぶ際には、いくつかのポイントを確認する必要があります。 まずは、その業者の信頼性です。過去の実績や口コミ、顧客の評価などを参考にすることで、信頼できる業者を選ぶことができます。次に、業者の持つ輸送設備や対応可能な車両の種類も重要です。バックホウの大きさや重さに対応できる車両を保有しているかどうか、事前に確認しておくことが必要です。 まとめ バックホウの重量は、安定性と作業能力に大きく関係します。また、バックホウは重量によって小型・中型・大型などのクラスが分かれ、作業環境や用途によって使い分けます。 小型バックホウは運搬が容易ですが、大型機種は現場移動に重機運搬車の手配が必要となるので、バックホウだけでなく運搬用の車両についても考慮しましょう。 ←トクワールドでは高品質な【中古ユンボ・バックホー】を多数取り揃えております!

    #ユンボ#バックホー

    2024/11/26

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  • 田舎暮らしで&農業で大活躍!農家が中古ユンボを持つメリット
    ユンボ

    田舎暮らしで&農業で大活躍!農家が中古ユンボを持つメリット

    目次 農山村地の暮らしに重宝されるユンボ 田舎暮らしは何かと大変 中古でユンボを購入するメリットや注意点 林業、農業などで便利なアタッチメント 重機に関することや中古ユンボの購入ならトクワールドがお得 まとめ 農山村地の暮らしに重宝されるユンボ(バックホー) 建設機械で有名なユンボですが大きな力と汎用性の高さから、その作業用途は工事現場に留まりません。 特に山間部に住んで農家や林業を営んでいる方や、山を自己管理している方などはユンボを個人所有していることも多いです。 農家の仕事であれば農道の整備や排水路に溜まった泥のかき出し、田んぼや畑の土入れ替え、林業であれば木材運び、切株撤去、林道造りなど人力では難しく多くの人数が必要な作業でも、機械の力によるパワーと作業の効率化で少人数かつ短縮した時間で作業を行えるのがユンボの魅力です。 そして、アタッチメント交換によって作業用途が広がり林業や農業の各作業にも便利に使える汎用性の高さもメリットのひとつですね。 実際に農作物の収穫ではレンコンの収穫や、土深くまで入っているゴボウを掘るのにユンボとバケットを使用している農家さんもあります。 特に山や荒れ放題の土地を開墾する際には必須の重機でしょう。 機械を持っていなくても必要な際に近隣の方から貸してもらうか、業者からレンタルする方法がありますが、レンタルする際は資格がない方へのリースはほとんど行っていないので注意してください。 個人で所有している敷地内でしたらユンボの操縦は無資格でも可能ですが、特殊な機械なので何の知識もなく使うと危険です。 正しい法令なども理解しておかないと警察のお世話になってしまうこともあるのでユンボを所有する前に、まずは車両系建設機械技能講習を申し込むか販売店やメーカーが実施している技能講習を受講されることをお勧めします。 農山村部に住む人々にとって生活や仕事を支える資産となっているユンボですが、農家や田舎暮らしが中古ユンボを持つメリットと注意点、作業に便利なアタッチメントを中心に紹介したいと思います。 田舎暮らしは何かと大変 スローライフに憧れて東京から地方の田舎に移住してきた方がよく口にするのは「思ったより大変!」ということ。 快適とはあまりにもかけ離れた生活に驚かれる方も少なくはありません。 田舎の中古住宅は築年数が古いものがほとんどですし、広い庭付きだとしても手入れをしてなければ荒れ放題です。 庭や敷地を綺麗にしようとしても一人の人力作業では数日かかってしまいます。 さらに、大雨が降れば石垣が崩れたり水路に泥が流入してしまうこともしばしば。 修繕や作業の度に業者へ依頼していてはただ費用が嵩むばかりです。 そんな時ユンボが一台あればどうでしょう。 荒れた地面の整地、切り株の抜根、庭の石畳作り、崩れた石垣の積み直し、排水のための溝掘りなど一人では大変で危険な作業ですが、長い目で見ると全て業者に依頼するよりも自分でやったほうが安価で終わらせることができます。 また、車が脱輪した時はバケットの爪にバンドをかけて引き上げにも使ったり、冬は除雪や排雪作業もできるため、ユンボは全シーズンを通して活用できる無駄のない機械でもあります。 それに田舎生活で逃れられないのが除草・草刈りです。 特に農家をしている方は、毎年春と秋に広大な田畑の農道、水路、側溝脇、あせの草刈り作業があります。 川や田畑の近くでは除草剤を撒くことができず草刈機を使い人力で作業するのですが、お年寄りに草刈り作業はかなりの重労働。 しかし、ユンボと草払い用のアタッチメントがあれば、特に疲れることもなく広大な面積の草刈りが楽にできます。 炎天下を1日中草刈機で作業するのと比べで遥かに効率がいいです。 田舎暮らしは不便だからこそこういった機械を活用したり、資材に投資をする必要が生じてくるのです。 中古でユンボを購入するメリットや注意点 中古でユンボの購入を検討する際は、使用目的を明確にすることが大切です。 中古ユンボを購入するメリットはやはり安価な値段で購入できることでしょう。 ですが、作業場とユンボの格納場所が離れているのなら、公道を走行することができないユンボを輸送するトラックも必要になります。 そのためユンボの所有やレンタルをするには中型以上の車両が運転できる自動車免許も必須です。 ユンボを所有するための初期費用は本体費用だけかと思われがちですが、技能講習にかかる費用。運転免許の費用。燃料代。交換パーツや工具などにもお金がかかることを知っておきましょう。 運搬車両ですが、農作業で必要な堆肥や土の移動も考えると荷台が油圧で昇降可能なダンプを選ぶと非常に便利です。 農業に使うのでしたら特殊な用途を除いて、大きなユンボを購入する必要はありません。 移動のしやすさを考えると小型車両系建設機械の資格で操縦可能な機械重量3トン未満の機械で十分です。 しかし、機械重量3トン未満でも機械総重量は3トンを超えてしまう場合があるので注意してください。 機体重量2トンのユンボでも機械総重量は3トン近くになる場合もあり、この場合はユンボを2トン車で運搬しようとすると積載重量超過になってしまいます。 ユンボ購入の際は運搬時のことも考慮し、機械の重量もよく確認しましょう。 軽トラックに乗るサイズのミニユンボでも新車となると100万円以上の本体価格ですが、中古でしたらオークションなどで50〜60万円程で購入可能です。 ユンボを運搬する車両も必要となると倍の初期費用がかかってしまいますが、そのことを考慮した時、価格を抑えるため中古で機械を揃えたいと考えるのは当然の選択肢でしょう。 しかし、中古ユンボは当然ながら故障が多いこともあり必要な時に使えないことや、油圧系統の故障の場合は修理に10万円以上の費用がかかります。 維持費、燃費に加え修理費で逆にコストがかさんでしまう可能性があるというデメリットも忘れてはいけません。 建設会社の経営者でも中古ユンボは5年以上使うと立て続けに不具合が発生することから購入をさけるという意見の方もいらっしゃいます。 特にレンタル落ちのユンボは連続的な稼働率や回転数をあげた操縦を受けているので中古での購入は避けた方が良いでしょう。 そのため、中古ユンボを購入する際は状態の良いものを選びたいのはもちろんですが、再塗装して外見は綺麗になっている中古ユンボは見た目では新品同様に見えます。 しかし、中古選びを失敗しないためには外見で判断せず内部の状態を確認することが大切です。 H(アワメーター)は高くないか、グリスアップ、オイル交換、エレメント交換など機械がしっかりメンテナンスされているか、ポンプ周り、エンジン周りなどに油漏れはないかなどを購入前に確認しましょう。 特にエンジン、旋回モーター、走行モーター、ポンプのパワーラインと呼ばれる部分が正常かどうかを点検してください。 後にパワーライン系に異常があった場合は数十万〜100万円以上の莫大な修理費が発生することがあり、大きな損失になってしまいます。 機械の状態判断は素人には難しい部分もあるため中古ユンボを選ぶ際は、機械をよく運転しているベテランオペレーターのアドバイスや販売店への同行をお勧めします。 以上のことから、たまに行う庭仕事や土地の整備程度の作業でしたらレンタル、または中古ユンボを購入するメリットは高いかと思われますが、仕事道具として10〜15年以上長く使いたいと考えているのでしたら新品購入のメリットが大きい場合もあります。 中古ユンボは新品より安価な他にも中古市場でしか出回ってない機械があったり、即納性と節税対策にもなるなどのメリットがあるので、自身の使用目的とメリット、デメリットを照らし合わせながら判断してください。 林業、農業などで便利なアタッチメントグラップル(フォーク) 物を掴むための装置で、木、木材などを掴むことに特化した爪状のアタッチメントで、すくって移動させるバケットに対して、くわえて移動させるためのものです。 ユンボのアーム先端に取り付け、木材を掴んで運び出すことを想定されているので主に林業の作業に対応しています。 切り出された木を掴み上げ、トラックの荷台への積み込みを行う際に活用されている他、石材やコンクリート塊運搬、スクラップ処理や木材処理、選別作業、家屋の解体作業に使用されています。 また、災害現場では、洪水で流された木材や土砂、瓦礫などの撤去作業にも幅広く活用されています。 グラップには爪がフォーク状になっており、解体フォーク型とも呼ばれるフォーク型。 そして、複数の爪を備えた複数爪型の大きく2種類の形状があります。 ベールグリッパ(ベールクランプ) 畜産業や農業において活用の幅が大きく、稲刈り作業の際に発生する麦稈ロールや酪農では牧草ロールなどを運搬積み込みする際に使用されます。 ベールグリッパはフォークリフトやトラクターの前面部に取り付けるものも存在しますが、ユンボ特に土壌条件が軟弱で、農道と圃場との高低差がある環境に適しています。 搬出のために繰り返し走行する圃場端では泥濘やすく、車輪式のトラクターでは作業が困難な場合はクローラー式のユンボを用いたベールグリッパが重宝されています。 運搬車を牽引することで大幅に作業効率が向上します。 払い用(草刈り)アタッチメント 田畑の草刈りや広範囲の土地や竹やぶにも使用でき作業時間が大幅に短縮できるため、農家を中心に高い需要があるアタッチメントです。 草払い用アタッチメントにはハンマーナイフモア型、ディスクモア型、ロータリーモア型などの種類があり、ユンボのアーム動作や旋回などの自由度が高い動きによって、斜面や法面、あぜ道などの除草も可能です。 レーキ 草刈り後に散らばった雑草や雑木、枯れ草の集草に活躍するのが油圧ショベル用レーキです。 かき集めた草山を、掴んでトラックに積み込み可能な下アゴがついたものや、爪を差し込んで硬い土をほぐすことや、大きな石や遺物を取り除くことができるタイプの他に、フォークとレーキ機能を兼ね備えた一躍2台な商品など様々なものがあります。 また、芋掘りレーキなど作物収穫にも活用できます。 重機に関することや中古ユンボの購入ならトクワールドがお得! 中古で重機購入を検討した時、数多くあるオークションの中から出品や落札状況を調べ、価格などの交渉を行うことや、複数の販売店舗に足を運んで比較をするのは、骨折りなことであるだけでなく多くの時間を費やしてしまいます。 それに重機の使用経験や商品知識が浅い場合は、購入後の不具合や修理の心配も抱えなければなりません。 重機探しから始まり、購入後の輸送手段はどうするか?使用前の点検整備、不具合によるトラブル解決と出費のことなど重機購入には面倒な問題が沢山あります。 そんな時は、1000台以上の在庫数、信頼性の高い整備点検、全国対応の重機配送能力、充実したアフターサポート制度を備えるトクワールドをぜひご利用してください。 トクワールドが誇るネットワークによる業界屈指の品揃えと徹底したサポート 重機を探しているけど「建設機械に詳しくない」「在庫がない」「予算や使用が合わない」という時は、中部地方中古建設機械の在庫保有数No1のトクワールドが解決。 1000台以上の在庫を常時保有しているため人気の重機はもちろん、珍しい重機や新品・未使用品・中古の重機アタッチメント、部品・パーツに至るまで取り揃えているため、欲しい商品がすぐに手に入ります。 在庫に無い機械でもトクワールド独自の買取ネットワークを駆使したリサーチ能力で、お客様一人ひとりのご要望に沿った世界に1台の中古重機探しを約束します。 また、「レンタル会社に借りたい重機がなく着工に間に合わない」、「現場で重機が故障してしまい代わりの重機が早急に必要」といった即納対応、当日納車のご相談や離島を含む遠方への輸送にも対応しているため、全国どこにでも納車手配が可能です。 そして、中古建機で最も懸念されるのが購入後の不具合ですが、トクワールドでは自社のメンテナンス工場にて検品、洗車、整備、塗装までの全工程を一貫して行う自社整備体制を確立しているので商品が低価格なのもポイント。 加えて、専門スタッフによる整備と入念な検品で、中古とは思えないハイクオリティの品質を実現しています。 点検時にパワーライン・足回りなどの不良があった際は不具合部品の交換を実施しているので、購入後の故障を心配する必要がないです。 塗装作業では自動車並みの上質な仕上がりと、要望に応じて重機カスタマイズやオリジナル塗装も承っているので、あなただけの重機に仕上げることも可能です。 万が一、作業中の故障や現場での事故、災害による損傷などの際は、修理費用の一部負担が受けられる安心サポートパックへの事前加入で、どんなトラブルにでも気兼ねなく作業ができます。 自社の整備工場を保有しているからこそ可能な即時修理対応、消耗品やパーツ交換などトータル的なサポートもお任せください。 確かな実績と経験、お客様に合わせたスピーディーで柔軟な対応、販売から買取、品質、整備、購入後の各種サポート等、全てに関して“おトク”なトクワールドは重機購入に関わるお客様に安心、信頼していただけるエキスパートです。 まとめ ユンボは建設や工事現場以外にも農業、林業をはじめとした仕事、自然に囲まれた田舎での生活でとても重宝されている機械です。 ユンボ1台とアタッチメントを揃えれば、あらゆる場面で活用できるメリットがあるので、個人で所有している方が多いのも納得ですね。 農家が中古ユンボを持つメリット|まとめ コロナ禍によるリモートワーク推進もあり、地方移住や田舎暮らしを始める方もいる中ですが、所有者が管理できなくなった土地を譲り受けたので農業を始めるという方もいます。 軽トラにも積載可能なミニユンボでしたら、広くて大きな格納設備や中型トラックを購入する必要もありませんし、初心者にも扱いやすいと思います。 10万円台から中古機械が出まわっているのでヤフオク等を入念に監視しましょう。 小規模な農耕地、農園や造園などのD I Yであればミニユンボと軽トラでも十分なので、ユンボ購入を検討している方は小型ユンボ、又はミニユンボも探してみてください。 ←トクワールドでは【中古ユンボ】を多数取り揃えております!

    2022/05/25

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  • ROPS?FOPSとは?ユンボに起こりがちな事故と保護機構について
    ユンボ

    ROPS?FOPSとは?ユンボに起こりがちな事故と保護機構について

    目次 ご安全に!工事現場の作業中に多発する重機やユンボによる事故 ユンボに備わっている保護機構について 重機横転事故がもたらす建設会社へのダメージ ユンボによる事故対策について まとめ ご安全に!工事現場の作業中に多発する重機やユンボによる事故 工事現場ではダンプをはじめとした車両や、ユンボにクレーンなど様々な重機が使用されています。それらの機械が稼働する現場状況も様々にあります。 現場作業を支える建設重機は必要不可欠な存在です。しかし、配慮を怠るとたちまち重大な労働災害へつながってしまいます。 作業員の不注意や不安全による重機事故は依然として多発しているのが現状です。 重機はその大きさや重量が人の何倍もあり、車体からの死角も多いため、少しでも重機と接触すれば体の小さな人間にとってその衝撃は甚大なダメージとなります。 最悪、重機との接触による死亡事故になってしまうことも少なくありません。 それでは、重機関係の事故が全国でどのくらい発生しているかご存じですか?下にあるデータは、政府が発表している資料です。 国土交通省が作成した安全啓発リーフレット(令和3年度版)にあります、重機事故のデータ分析によりますと、内訳はユンボなどの土木用重機による事故の割合が53.5%と最も多い状況です。 また、平成26年の国交省直轄工事における事故発生状況ではユンボによる事故が55.7%と最多で、合図・確認の不徹底による機械前後移動時の対人接触や誤作動、横転事故などが発生しています。 資料を見ると過去と現在、いずれにせよユンボなどの建設重機による事故の割合が多いことがお分かりかいただけるかと思います。 では何故こんなにも重機による事故が多発しているのでしょうか。また、ユンボの怪我や死亡を防止するための保護機構についてはご存じですか。 今回はユンボの保護機構についての説明と重機横転事故により会社が受けるダメージ、重機事故多発の原因と対策を解説していきます。 ユンボに備わっている保護機構について 大きな能力を持っているユンボですが、誤操作や不注意による事故も多く、危険な場所での作業も想定されます。 そのため、ユンボには事故を想定し、運転者を保護するための保護機構が備わっている機械があります。 中にはユンボの資格を取得したばかりで専門的な用語についてあまり詳しくないと、いう方も多いのではないでしょうか。 また、少しでも安全性に優れたユンボやミニユンボを購入したいと検討しているが、どの機械を選べばいいのかわからないという方もいらっしゃると思います。 そこで、まずは運転者を保護することを目的に規格化されている保護機構「ROPS」や「FOPS」について知っておきましょう。 「ROPS」「TOPS」とその開発経緯 ユンボには運転員を機械の転倒や落下物による重篤な事故から守るための、運転員保護構造があります。 国土の大半が山間部と森林地帯である日本では、高度経済成長期を迎え、高層道路やダム建設などの開発工事が急激に増加しました。 それに伴い、国内の油圧ショベルに関わる事故の中で、転倒による死亡事故が極めて多いということがわかり、転倒時保護機構「ROPS(Roll-over protection structure)」が開発されました。 ROPSが規格化される以前の油圧ショベルの転倒時保護要求規格は6t未満のスイング式フロント構造のミニショベルに横転時保護機構「TOPS(Tip-over protection structure)」が規格化されていましたが、6tを超えるユンボには備わっていませんでした。 これは、比較的車幅が小さく、重心が高くなるミニユンボ(運動質量6t以下の油圧ショベル)が横転(90°の横倒し)しやすいとされたためです。 また、横転時保護機能であるTOPSは360°転がり落ちる転倒には耐えられないとされていたため、転倒事故時に機械が傾き始めるとオペレーターが運転室の外に退避し、地面に降りた途端に機械がその上に覆いかぶさるという痛ましい事故が起きました。 しかし、運転室は原型を留めており、オペレーターがシートベルトしたまま中に留まっていれば助かったかもしれない例もあり、転倒しても運転席空間が確保できているような相当の強度をもった運転席であれば、オペレーターは安心して室内に止まることができたと考えられ規格化されたのが転倒時保護機構であるROPSというわけです。 ・「FOPS」とは ユンボのオペレーターは通常、密閉された箱型空間のキャブ内のシートに座り操作を行いますが、ユンボの作業機を伸ばして、キャブよりも上方にある高所の掘削作業を行う際、土砂や岩などがキャブに落下することがあります。 落下物からオペレーターを適切に保護する目的で装着されるのが落下物保護構造物「FOPS(Falling Object Protective Structures)」です。 労働安全衛生規則 第153条 第1項(ヘッドガード)では、「事業者は、落石などの落下物により危険が生ずる恐れのある場所でユンボなどの車両系建設機械を使用するときは、当該車両系建設機械に強固なヘッドガードを備えなければならない」と定められています。 重機横転事故がもたらす建設会社へのダメージ作業員の不注意やオペレーターの確認不足による前後移動時の接触事故が多いです。重機の横転、転落事故は人命に関わるような結果に繋がりやすく、同時に建設中の建物や周囲の民家、構造物、工事関係者以外の第三者にも深刻な損害や被害を与える危険性が非常に高いです。 そのような重大事故が発生した場合、損害賠償が生じる可能性が大きく、当然ながら施工会社に多額の賠償請求が求められることになります。 さらに、ユンボなどの重機自体が非常に高額な機械のため、借り物のだった場合は、リース会社に弁償、そして自社だった場合は、買い替えることにもなりかねません。そうなれば、賠償額も膨れ上がります。 ・損害賠償責任以外にも刑事上責任や行政責任が生じることも 民事的な損害賠償だけでなく、大きな事故には刑事上の責任や行政上の責任を問われるリスクも忘れてはなりません。 ニュースや新聞などのメディアに企業名が公表され、企業イメージが大きく低下することもあります。 それでは具体的にどのような刑事上・行政上の責任が発生する可能性があるのでしょうか? ・安全労働義務違反 労働者の安全・健康を確保するために、会社(事業者)とその関係者に対して様々な義務を課しているのが、安全労働衛生法です。 ユンボ転倒などによる大事故の場合は、安全労働法で定められている安全管理体制の整備や労働者の危険・健康障害を防止するための措置などの義務に違反している可能性が高いです。 違反が確定した場合は労働安全法違反として、刑事処分を受ける可能性があります。 さらに労働安全衛生法には「両罰規定」というものがあり、違反行為を行った労働者だけでなく、会社も罰則(罰金刑)を受けることとなります。 ・業務上過失致死傷罪 合図や安全確認、誘導院配置を怠った結果、ユンボが転倒、横転した場合、事故を起こしてしまった作業員や作業長、現場監督者といった現場の管理者が、業務上過失致死傷罪として刑事処分を受ける可能性があります。 5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金が課せられますが、両罰規定はないため会社自身が処罰を受けることはありません。 ・労働基準法違反 長時間労働によるユンボ運転者の誤操作、不注意による事故においては、時間外労働が労働基準法に違反していることも多いです。 この場合には労働基準法違反として、被災労働者の上司などが処罰対象になる可能性があり、6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金が課せられます。 また、労働基準法違反には両罰規定があるため、会社も処罰(罰金刑)される可能性があります。 ・行政上の責任 ユンボの横転事故によって労働安全法違反や労働基準法違反が発覚した場合は、労働監督署から会社に対して是正勧告がなされ、それに対応する必要が生じます。 この是正勧告に従わないと、最悪の場合、逮捕や書類送検されるケースもあります。 また悪質な事案の場合は1年以内の期間を定めて、業務停止を命令可能なことが定められています。 労働基準法や労働安全衛生法の違反が、営業停止命令にまで発展する可能性もあるので注意が必要です。 ユンボによる事故対策について ユンボによる事故を防止するには具体的にどんなことが必要なのでしょうか。 単純なことですが、作業員、誘導員とオペレーターの声掛けやコミュニケーションが重要であり、それを徹底していれば事故の半分以上は未然に防止できます。 特に作業員や誘導員はオペレーターの視認任せで油断する傾向にあり、ユンボの旋回操作中による接触事故よりも、重機の前進や後進による事故発生数が大きく増加しています。ここからわかるように声かけ、合図不足などによる油断で生じた事故ということが、顕著に表れています。 近年は「安全の見える化・聞こえる化」の推進として作業員への注意喚起やICT技術による接触防止システムの普及推進や旋回時、前進、後進時の接触防止対策対策としてセンサーなどの開発も進んでいるようです。 ユンボをはじめとした建設機械には様々な安全機能が備わっており、安全に関する技術や規定は強化されつつあります。 ・最も平均年齢が高齢化している業界 安全規定や技術が発展してもなぜ、重機による建設現場での事故は減少しないのでしょうか? 現場での問題以外に考えられるもうひとつの問題が、高齢化する建設業界の現状が背景にあるということです。 冒頭で参考資料として紹介した安全啓発リーフレットによると60歳以上の死亡数が最多であり、次いで50代、40代、30代の順になっています。 10代の死亡者の割合は、業界者数の減少もあって近年減少傾向の結果を示していました。 一般的には、年齢が高いと経験が豊富ですが体力低下や俊敏性の衰えが要因となり、建設現場における事故での死傷者数や死亡者、業界全体における事故の割合が高くなっているのです。 そして、建設現場には、かつて若手を指導するベテランが数多く存在していましたが、現在は建設業界全体が高齢化しており、危険を伝え適切に叱るOJT(職場内教育)は失われつつあります。 このままでは、適切な現場管理や安全管理ができないまま育った作業員が現場監督になった結果、さらなる事故が発生してしまうということの多発が懸念されています。 現場での安全対策以外にも、高齢化が進む業界全体の現状を改善することが根本的な問題解決なることでしょう。 まとめユンボの事故と保護機構|まとめ 建設重機は現場の生産性と作業効率を支えてくれる非常に便利な機械です。しかし、少しの油断で重大な事故や死亡事故を招いてしまうことや、土木現場においてユンボなどの建設機械の事故割合が非常に多いです。 また、転落や落下物による危険性に晒される作業が多いユンボですが、転倒時保護機構である「ROPS」や落下物保護構造物の「FOPS」いった安全に関わる機能も備わっています。 特に重機による横転事故は、周囲を巻き込みやすく、場合によっては経営者が刑事責任に問われ懲役刑になってしまうこともあります。 重機による事故や死亡者をこれ以上出さないためにも、現場作業員のひとりひとりが安全に対する知識とプロ意識をしっかり持ち、基本的なことを遵守して作業に臨むことが大切です。 ←【中古ユンボ】ならトクワールドにお任せ下さい!

    #ユンボ#バックホー#油圧ショベル

    2022/06/14

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