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中古アスファルトフィニッシャーの操作方法・舗装工事の資格を紹介!

アスファルトフィニッシャー

2023/05/15

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中古アスファルトフィニッシャーの操作方法・舗装工事の資格を紹介!

中古アスファルトフィニッシャーの操作方法・舗装工事の資格について

アスファルトフィニッシャーは、アスファルト舗装に欠かせない建設機械であり、道路工事や駐車場作りなどの工事によく使用します。

アスファルトフィニッシャーは、モデルの種類によって操作方法が異なります。また、中古の場合、機械やパーツにガタがきていたり、クセがついている場合もあります。

中古アスファルトフィニッシャーを購入する際は、実際に現物を動かしてみて操作感などをみてから購入することも大切です。

中古アスファルトフィニッシャーの購入については、「アスファルトフィニッシャーの中古市場・購入時の注意点について紹介」にて詳しく紹介しているのでご覧ください。

また、運転以外にも、アスファルトフィニッシャーを使用して作業するにはそれぞれの専門の資格が必要になります。

本記事では、中古アスファルトフィニッシャーの操作方法や舗装工事に必要な資格についてご紹介します。

アスファルトフィニッシャーの使い方

アスファルトフィニッシャーを使用するには、最低でも2人必要です。小型のものは1人でも運用できますが、それ以上の規格のアスファルトフィニッシャーは、運転とは別にスクリードを操作する「スクリードマン」という役割に分かれて道路などの舗装をしていきます。

冒頭でもご説明したとおり、アスファルトを敷き均すには、それに関係する資格を取得していないと舗装作業に関わることができません。

慣れないうちはスピードを落として作業し、一部分を敷き均したら均等さを確認する作業を繰り返していきましょう。

アスファルトフィニッシャーの操作方法

アスファルトフィニッシャーは毎分2~3mの速度で走行しながら、路盤上にアスファルト合材を連続的に所要の暑さに敷き均し、突固め、表面仕上げを行います。

ここからは、「HA45W」を例にアスファルトフィニッシャーの基本的な操作方法に紹介します。

  1. エンジン始動時
  2. 走行時の基本操作
  3. 作業時の基本操作
  4. 操作パネルの主なスイッチ・安全装置

.エンジン始動時

「走行・作業」のスイッチを「停止」の位置にし、走行レバーが中立になっていることを確認し、エンジンを始動させます。

2.走行時の基本操作

アスファルトフィニッシャーのアクセルはレバー操作です。走行時は、「走行・作業」のスイッチを走行に入れ、走行レバーを前進または行進にして、アクセルレバーを操作することで移動します。また、走行時は二駆、作業時は四駆で行います。

3.作業時の基本操作

スクリードの幅を舗装幅に合わせてレバーで調節します。スクリード幅の調整が完了したら、スクリードを下ろします。バイブレーターのスイッチをオンにすることで敷いたアスファルトを締め固めることが可能です。

4.操作パネルの主なスイッチ・安全装置

【各名称・説明】
名称 説明
ブロワ加熱装置操作スイッチ フロント左右とリヤ左右にある全てのバーナーを管理するスイッチです。作動状態はランプで確認できます。
スクリード部集中コントロール 左右スクリードの伸縮、レベリングをコントロールします。
スクリードアシスト 厚層舗装時、または軟弱地盤などで使用します。標準、厚層施工時(6㎝以上)、薄層施工時(1~6㎝以上)
ステアリングインジゲーター ランプにより前輪操舵角を確認できます。
照明付レベリングゲージ 作業時に見やすい位置に配置され、照明付で夜間工事にも対応しています。
【各種安全装置】
名称 説明
年常時に加熱装置を自動停止 スクリード加熱装置の燃焼中に、何らかの原因でファンが停止するとシステムが異常と判断し、プロパンガスのソレノイドバルブを閉鎖します。
非常停止スイッチ アクシデントに備えて、エンジンを緊急停止する非常停止スイッチを運転席パネル、本体左右に装備しています。
エンジンセイフティ機能 セイフティ機能付回路を採用しており、エンジン始動時に作業・走行スイッチが「入」になっていると、エンジンが始動しません。
自動パーキングブレーキ 走行と完全連動のパーキングブレーキシステムを搭載しており、ブレーキのかけ忘れや解除し忘れの心配がありません。 アスファルトフィニッシャーは作業の性質上、発進/停止を繰り返します。そのため、頻繁にブレーキをかけたり解除する必要がありましたが、この機能によりレバー式のパーキングブレーキ操作から解放されます。

アスファルトフィニッシャーを使用する際の注意点

アスファルトフィニッシャーを使用する際は、大きく分けて4つの注意点があります。アスファルトフィニッシャーを安全に使用し、より効率よく使用するためにも以下で紹介する注意点をしっかり理解しましょう。

  1. ホッパーやスクリードにアスファルトが付着に注意
  2. パーツの摩耗具合に注意
  3. パーツの緩みに注意
  4. タイヤの劣化具合に注意

1.ホッパーやスクリードにアスファルトが付着に注意

アスファルトフィニッシャーを使用する際、エンジンをかける前に、ホッパーやスクリードにアスファルトが付着していないか確認することが大切です。

アスファルトフィニッシャーにアスファルト合材がついたままになっているとアスファルト合材が固まり、アスファルト合材を正確に流し出すことができなくなったり、機械の大きな故障や事故に繋がる可能性もあります。

また、アスファルトフィニッシャーに付着したアスファルト合材は、温かいうちに取り除くと作業がスムーズにできますが、運転手が気付かずに操作してしまい事故につながってしまう危険性もあります。

アスファルト合材が付着してないか確認するときは、スクリードが降下しないようにロックがかかっているか確認しましょう。散油ノズルやスチーム洗浄機を使って取り除く方法が降下的です。

2.パーツの摩耗具合に注意

アスファルトフィニッシャーは、常に半固形状のアスファルト合材を流したり動かしたりと処理をしているため、摩擦や消耗しやすいパーツがあります。

特に、コンベアやスクリューといったパーツはアスファルト合材の中で常に作動しているため、消耗しやすいです。

安全にアスファルトフィニッシャーを使用するためにも日々の点検や整備はしっかりおこない、中古のアスファルトフィニッシャーを購入する際にも、摩擦や消耗が早いパーツを重点的に確認しましょう。

3.パーツの緩みに注意

アスファルトフィニッシャーのコンベア部分は、バーフィーダーチェーンやチェーンブロックで構成されており、特に緩みやすい部分になります。

しかし、アスファルトフィニッシャーは車体が低く、コンベアは車体の下から覗き込むようにしないと確認できないため忘れがちなパーツです。

4.タイヤの劣化具合に注意

アスファルトフィニッシャーは、ダンプカーを押しながら作業を進めていくため、タイヤに負荷がかかりやすいです。使用する際には、タイヤに劣化がないかなどをよく確認しましょう。

また、アスファルトフィニッシャーのタイヤは、特殊で高価なので、購入する際は強度は十分かなども確認しておくとよいでしょう。

特に中古アスファルトフィニッシャーを購入する際は、車体価格が安価でもタイヤを買い換えることになれば、コスト削減には繋がりません。

アスファルトフィニッシャーによる舗装工事について

道路は大きく分けて4つの層でできており、道路工事もいくつかの工程に分けられて行われます。そのうち、アスファルトフィニッシャーが活躍するのは、道路工事でも終盤に当たる「基礎工事」「表層工事」と呼ばれる工程です。

ここからは、道路作りの手順や基礎工事について紹介します。

  1. 道路工事のフロー(測量〜路盤工事)
  2. 道路工事のクライマックス「基層工事」
  3. 道路工事のフィナーレ「表層工事」

1.道路工事のフロー(測量〜路盤工事)

道路工事は、現場の測量→路床工事→路盤工事→基礎工事→表層工事の順に行います。それでは、各工程に区切って説明します。
  • 現場の測量
  • 路床工事
  • 路盤工事
現場の測量
道路工事は現場の測量から始まります。まずは、発注者から図面や現場の情報をもらい、実際に現地を確認します。
ここで、レベル(高さ)や距離を測定し、図面がしっかりあっているかをチェックします。また、工事の進め方をイメージしたり、工事で必要な印をマーキングして準備を行います。

路床工事
道路作りの作業は、路床工事からスタートします。路床は、路床は道路の層の一番下層になる部分で、主に厚さ約1cmの土でできています。
この路床が安定した道路の基礎となり、もし路床が弱ければ、その上にいくらしっかり舗装を行っても大きな車が通過したり、大きな災害があるとすぐに凹んでしまいます。
作業では、ブルドーザーやモーターグレーダーで均しを行い、ロードローラーなどの重機で締め固めていきます。

路盤工事
路盤工事は、締め固めた路床の上に砕石などを敷いていく作業です。路盤は、道路の交通荷重を広く分散させ、路床にかかる負荷を軽減するクッションのような役割があります。
この工程でも、モーターグレーダーで敷き均しをした後に、ローラー重機で締め固めを行います。

2.道路工事のクライマックス「基層工事」

基礎工事では、いよいよアスファルト舗装を行っていきます。基礎は、約150℃以上に加熱されたアスファルト混合物を、アスファルトフィニッシャーで路盤の上に敷きならしていきます。

その後、ローラー重機でアスファルトを均一に締め固めていきます。基礎は路盤と表層の間に作られ、ここでも道路の交通荷重を均一に分散させるクッションの役割を果たします

3.道路工事のフィナーレ「表層工事」

表層は道路舗装工事における最終工程の作業です。また、表層は普段私たちの目に映る部分でもあります。

施工方法は基礎工事と同じですが、材料や目的が異なります。多くの車や人が接するところであるため、「摩耗に強いこと」「水に強いこと」「平坦で滑りにくいこと」「ヒビ割れず変形しないこと」「美しく仕上がっていること」が重要です。

そのため、材料も基層工事で使用したアスファルト混合物よりも密度(粒密)の高いものを使用します。

以上が道路工事の工程です。

道路・舗装工事についての詳細は、「道路工事|道路・舗装工事はどうやって作られる?活躍する重機・建設機械とは?」ページでも紹介しています。

アスファルトフィニッシャーを寒冷環境で使用する際について

積雪寒冷地では、寒冷期に加熱アスファルト混合物を舗設する場合、以下のような障害があります。
  • 気温の低下
  • 降雪
  • 積雪などの気象条件が厳しい
  • 日照時間が短い
このため、円滑な施工が妨害されることが多いです。

では、寒冷期に施工するメリットや注意点にはどのようなものがあるのでしょうか?

寒冷期に舗装を行うメリット

アスファルト舗装は、おおよそ3時間ほどで熱したアスファルトが冷えて固まりますので、数日間の養生が必要なコンクリート舗装よりも施工時間が短いと言われています。

アスファルト舗装は寒い時期になるとさらに施工時間が短くなります。アスファルトは黒いのでよく熱を吸収し、夏場の場合は気温の高さや暑さによって、なかなかアスファルトが冷えません。

そのため、工期を短縮するために、寒くなる時期に向けてアスファルト舗装の計画を立てる業者も多いです。

    まとめ【寒冷期に舗装を行うメリット】
  • アスファルトが冷え塊やすいので施工時間が短縮できる!

冬場の舗装工事の注意

アスファルト舗装は、施工後に温度が低下すればすぐに通行が可能になるというメリットがあります。

一般的に気温の低い冬季間はアスファルト舗装に適している季節とも言えます。しかし、アスファルトの温度が下がりやすいことで、スムーズに作業を進めないと、敷設前に運搬車内で固まってしまったり、敷いて均す前に固まってしまい、路面に凹凸ができてしまうこともあります。

また、積雪、降雪時は雪解け水が施工中のアスファルトに侵入してしまうと、施工不良を起こす場合もあるので、アスファルト舗装は基本的に、路面が乾燥した状態で行う必要があります。

アスファルトは比較的に加工が簡単なため再施工を行うこともできますが、費用や工期、手間が余計にかかってしまい事業としては損失になってしまいます。

冬季の作業はアスファルトだけでなく、作業員の労力的負担や健康状態にも注意が必要です。

    まとめ【冬場の舗装工事の注意】
  • アスファルトが冷え固まりやすい
  • 積雪・降雪の雪解け水がアスファルト侵入してしまう
  • 作業員の疲労度、健康管理にも注意が必要

アスファルトフィニッシャーの施工に必要な資格

アスファルトフィニッシャーには、運転するための免許と、操作資格がそれぞれ別にあり、両方の資格取得が求められます。

ホイール型のアスファルトフィニッシャーを公道で運転するためには「大型特殊免許」が必要で、作業用の資格は「車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習」を受講する必要があります。

    【アスファルトフィニッシャーの施工に必要な資格】
  • 運転するための免許…「大型特殊免許」
    大型特殊免許とは、クレーン車や農耕用トラクターなど、特殊な機能をもつ大型車両を公道で運転するために必要な免許です。
  • 操縦するための資格…「車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習」
    車両系建設機械とは、労働安全衛生法執行令別表第7で定められた、動力を用いて自走できる建設機械のことで、アスファルトフィニッシャーの操作に必要な資格です。

第2級建設機械施工技士資格

「車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習」以外に、建設機械施工技士の試験に合格することでも、アスファルトフィニッシャーを扱うことができます。

建設機械施工技士資格は、建設機械を使用した工事・施工の品質管理や安全管理に必要な国家資格です。公共事業など大きい金額の工事では、この資格を取得している施工管理や監視技術者が常駐して携わる必要があります。

建設機械施工技士資格は、等級が別れており、アスファルトフィニッシャーのスクリード操作を行うには、第2級以上の資格が必要になります。

こちらを取得すれば、運転・操作だけでなく建設機械を使う現場で施工指導をしたり、現場監督として作業を指示してたりする権限も得られます。

また、資格は第1種〜第6種に分かれています。資格を取得すると、それぞれに対応した建設機械の運転施工管理、安全管理が行えるようになります。

第1種から第6種に該当する機械は以下の通りです。
種別 該当する機械
第1種 芯金から次の芯金までの距離
第2種 油圧ショベルなどのショベル系建設機械
第3種 モーター・グレーダー
第4種 ロードローラーなどの締め固め建設機械
第5種 アスファルトフィニッシャーなどの舗装用建設機械
第6種 アースオーガなどの基礎工事用建設機械

詳しくは、「アスファルトフィニッシャーにはどんな運転免許が必要?操縦に必要な資格も紹介」ページへ

まとめ|アスファルトフィニッシャーの操作方法
中古アスファルトフィニッシャーの操作方法、舗装工事の資格について紹介しました。 アスファルトフィニッシャーの操作に慣れるにはそれなりの経験が必要なため、一概に説明することはできませんが、慣れないうちは低速で敷き均していき、コツを掴むことで徐々に上達していきます。

機械の正しい使い方や特性を理解して、安全かつ効率的な作業をおこないましょう。
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ホイール式は、タイヤで走行するアスファルトフィニッシャーのことです。クローラー式よりも機動性が高いことが最大のメリットでしょう。 大型特殊車両としてナンバーを取得すれば、一般公道を走行することもできます。ただし、最高速度の関係上、高速道路を走行することはできません。 一般的にはホイール式の需要が高く、中古市場では「ホイール式」の在庫が「クローラー式」よりも上回っています。 アスファルトフィニッシャーのクラス分け スファルトフィニッシャーは、「最大舗装幅」「総重量」によってクラス分けがされており、一般的にはスクリードの大きさ(舗装幅)を表す「スクリード幅」で表記されていることが多いです。 また、クラスによってアスファルトフィニッシャーの価格も異なります。 国内では、舗装幅が6メートル以下の道路が多いため、舗装幅約2.3~6.4メートルの中型クラスがもっとも活躍します。 海外では舗装幅が9〜12メートルとなる幅広の道路も多くあるため、最大舗装幅6メートル越えの大型クラスが主流です。国内では、大型のアスファルトフィニッシャーが出回っていないため、大型クラスを探している場合、海外メーカー製になります。 アスファルトフィニッシャーのメーカー 近年では公共事業への投資が減り、舗装工事の事業量も減少傾向にあるということが原因で、国内においてアスファルトフィニッシャーを製造・販売しているメーカーは2社にまで減っています。 また、アスファルトフィニッシャーは多品種少量生産であるためメーカーの新規参入もありません。 国内のメーカーは、現在以下の2社のみです。 住友建機株式会社 範多機械株式会社 住友建機株式会社 住友建機株式会社のアスファルトフィニッシャーは、国内で70%のシェア率を誇り、海外市場でも注目を集めています。 燃費も良好でランニングコストも安く、メンテナンス性能に優れたデザインも魅力的でしょう。 住友建機株式会社は、昭和43年7月創業。住友グループの建設機械メーカーで、東京都品川区に本社を構えています。 日本の道路や工事事情にニーズを合わせた、狭い場所でも対応しやすい小型の建設機械をメインに手掛けていることが特徴です。 一方で、アスファルトフィニッシャー製造や、滑走路舗装用の大型クラスの分野でも有名なメーカーです。 範多機械株式会社 範多機械はアスファルトフィニッシャーのラインナップが豊富で、幅員変化にも自由自在に対応できる高性能のスクリードを装備したモデルが特徴的です。 特に超小型機や中型機クラスのアスファルトフィニッシャーをメインに製造しており小型アスファルトフィニッシャーでは国内トップシェアを誇ります。 範多機械株式会社は「中小企業研究センター」が定めるグッドカンパニー大賞で、優秀企業賞を受賞したことも話題になりました。現在は除雪機やロードローラーの製造も手掛けています。 アスファルトフィニッシャーを過去に生産していたメーカー 加藤製作所 アスファルトフィニッシャーなどの建設機械を自社技術で開発していた。 キャタピラージャパン キャタピラーブランドのモデルは国内での販売がされなかった。 コマツ BLAW-KNOX社と技術提携。 新潟鐵工所 2001年に経営破綻のため倒産 豊田自動鐵機 BARBER-GREENE社と技術提携。 石川島建機 現在のKATO HICOM。 川崎重工 一時期アスファルトフィニッシャーを販売していた。 酒井重工業 自社設計で小型モデルのアスファルトフィニッシャーを製造・販売していた。 アスファルトフィニッシャーの平均価格を一覧で紹介 アスファルトフィニッシャーを購入するにあたり、一番気になるのが価格です。 結論から申しますと、アスファルトフィニッシャーの価格は新車の場合、最低でも¥25,000,000以上と高額です、しかし、中古車の場合ですと大抵の機械は、¥10,000,000以内で購入できるため、コストを抑えたい方は中古での購入がおすすめでしょう。 ここからは、アスファルトフィニッシャーの新車・中古車の平均価格について詳しくご紹介します。 アスファルトフィッシャーの新車価格 アスファルトフィニッシャーは、新車ですと非常に高価です。 新車の価格は以下の通りとなっています。 【アスファルトフィニッシャーの新車価格相場】 小型機(舗装幅:1m~3m) ¥2,500,000~ 中型機(舗装幅:2m~4m) ¥30,000,000~ 大型機(舗装幅:5m~7m) ¥60,000,000~ アスファルトフィッシャーの中古車価格 アスファルトフィニッシャーの中古販売価格は、機種や年式、使用時間(アワーメーター)などによって異なり、一概には断言することができません。しかしながら中古サイトなどの販売価格をみると、一般的な相場としては以下のようになっていることが分析できます。 【アスファルトフィニッシャーの中古価格相場】 小型機(舗装幅:1m~3m) ¥1,000,000~5,000,000 中型機(舗装幅:2m~4m) ¥5,000,000~8,000,000 大型機(舗装幅:5m~7m) ¥8,000,000~15,000,000 これらの一覧表はあくまでも参考です。中古機械の場合、使用状態によっても価格は大きく変わりますし、販売会社によっても価格帯が異なります。 また、排ガス規制対応モデルや、整備履歴の書類が揃っているものに関してはその分価格が割高になります。 アスファルトフィニッシャーの中古購入に関しては以下の記事にて詳しく紹介しているためよろしければご覧ください 参考記事:アスファルトフィニッシャーの中古市場・購入時の注意点について紹介 アスファルトフィニッシャーの人気モデル 前述したようにアスファルトフィニッシャーは、走行方式の違いによって「ホイール式」と「クローラー式」に分類されます。 中でも、「ホイールタイプ」のアスファルトフィニッシャーは需要が高く人気のタイプです。ホイール式は、機動性が高く小回りが聞くことや、ナンバープレートを取得できるため公道を自走で移動できるなどのメリットがあり、重宝されます。 しかし、山間部などの勾配の強い坂道で舗装作業を行う場合は、「クローラー式」が利用されます。 アスファルトフィニッシャーの中でも人気があるモデルとしましては、住友建機の『HA45W』が挙げられます。 HA45Wは、足回りがホイール式のアスファルトフィニッシャーで、スクリード幅が2メートル〜4.5メートルまで設定できます。この幅は、国内の一般的な道路幅と同じです。 また、住友建機が独自開発した『J-PAVER:3連スクリードプレート』の採用によって、従来のスクリードプレートよりも圧倒的な速度と精度を発揮します。 このような理由により人気機種となっています。 アスファルトフィニッシャーの運転・操作に必要な資格 アスファルトフィニッシャーで舗装作業をするためには、免許と作業を行うための資格がセットで必要です。運転免許だけを持っていても、舗装作業に必要なクリード操作をすることができません。 では、アスファルトフィニッシャーに必要な作業資格について、以下で詳しく紹介します。 運転には小型特殊免許または大型特殊免許が必要 アスファルトフィニッシャーは、ホイール式のみ公道走行が可能です。 しかし、アスファルトフィニッシャーを公道で運転するためには、小型特殊免許もしくは、大型特殊免許を取得する必要があります。 アスファルトフィニッシャーは、車体後尾にスクリードという作業機を取り付けた特殊車両です。 そのため、アスファルトフィニッシャーは「道路交通法」「道路車両交通法」共に、自動車の区分は「特殊自動車」に分類され、車体の大きさや最高時速度で必要な運転免許が変わります。 【特殊自動車の区分】 免許区分 運転条件 小型特殊免許 全長4.7m以下、全幅1.7m以下、全高2.8m以下、最高速度時速15m以下(農作業用は時速35km未満)、総排気量-制限なし、税金-軽自動車税 大型特殊免許 全長4.7m以上、全幅1.7m以上、全高2.8m以上、最高速度時速15km以上(農作業用は時速35km以上)、総排気量-制限なし、税金-固定資産税 車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習 アスファルトフィニッシャーは、労働安全衛生法執行令別表第7で定められた、動力を用いて自走できる「車両系建設機械」という建設機械に該当します。 車両系建設機械の分類は「整地・運搬・積み込み用機械」「掘削用機械」「基礎工事用機械」「締固め用機械」「コンクリート打設用機械」「解体用機械」の6種類です。 このうち、アスファルトフィニッシャーは、「整地・運搬・積み込み及び掘削用」に該当します。 そのため、アスファルトフィニッシャーで舗装作業を行うには、「車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習」を受講する必要があります。 車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習は、労働安全衛生法施行令別表第7の分類のうち、「整地・運搬・積み込み用」「掘削用機械」が対象となる講習です。 アスファルトフィニッシャー・建設機械を中古で選ぶ条件 中古の建設機械は、アスファルトフィニッシャーのように高価な重機を、新車価格より安価で購入できることや、納品までの期間が短いことなどが大きなメリットとして挙げられます。 しかし、アスファルトフィニッシャーを中古で購入するときは、以下の点に注意して選ぶことが大切です。 メーカーやモデルを確認する 状態を確認する 修理履歴を確認する 実機を確認する 1.メーカーやモデルを確認する 中古アスファルトフィニッシャーの中には、すでに生産を終了し、市場から撤退しているメーカー機も数多く流通しています。生産が終了している機械は、故障時の修理対応や部品の調達が困難なこともあるため注意しましょう。 2.状態を確認する アスファルトフィニッシャーは長く使える機械であり、機械に故障が発生した際に売り出されることが多いです。そのため、一度修理を受けた機械も市場に並んでいます。 中古車選びの際は、しっかり整備がされているか、汚れ、傷、錆、損傷がないかを確認することが大切です。また、部品の消耗具合を確認することも、将来的な維持費用の見積もりにもつながります。 3.修理履歴の確認 中古アスファルトフィニッシャー購入前には、修理履歴を確認しましょう。修理履歴がある場合は、どのような修理がなされてきたか、修理箇所の状態や修理費用などを把握しておくことが重要です。修理履歴の有無は、中古機械販売業者から必ず確認するようにしましょう。 4.実機の確認 中古アスファルトフィニッシャーを選ぶときには、必ず現地に足を運んで、実機を確認することが必要です。実際に動かしてみて、動作や作業効率、異音やオイル漏れなどを確認しなければなりません。 まとめ|アスファルトフィニッシャーの価格や必要な免許・資格 ここまで、アスファルトフィニッシャーの価格や必要な免許・資格について紹介してきました。 アスファルトフィニッシャーは、新車ですと最低¥25,000,000以上と大変高価な重機です。そのため、建設会社のほとんどが、アスファルトフィニッシャーを含む重機を中古建機で揃えています。 中古建設機械は、さまざまなメリットがありますが、同時に多くの落とし穴があるので、中古で重機を購入する際は慎重に機械を選ぶようにしましょう。 また、アスファルトフィニッシャーなどの建設機械は、道路を運転するための「免許」と、作業を行うための「資格」の取得がそれぞれ必要になります。 ←中古の【アスファルトフィニッシャー】を探すならトクワールド!

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    アスファルトフィニッシャー

    アスファルトフィニッシャーにはどんな運転免許が必要?操縦に必要な資格も紹介

    アスファルトフィニッシャーは、道路や駐車場、滑走路などのアスファルト舗装工事になくてはならない重機です。道路にアスファルトを敷く専用の車両系建設機械であり、特殊な形状をしています。 普通の自動車と違い、アスファルトフィニッシャーの操縦・運転には、専門資格や特別な免許が必要で、どちらも土木関係者にとっては実用的な資格です。 では、どのような資格や免許が必要なのでしょうか?また、資格取得にかかる費用なども気になります。 そこで本記事では、アスファルトフィニッシャーの基礎的な知識と必要な運転免許・資格についてご紹介します。 目次 アスファルトフィニッシャーとは アスファルトフィニッシャーの種類 アスファルトフィニッシャーの構造 アスファルトフィニッシャーの仕組み アスファルトフィニッシャーに必要な資格・免許 大型特殊自動車とは 大型特殊自動車を取得するまでのフローと期間 運転免許とは別に作業用の資格も必要 まとめ|ロードローラーの販売・買取はトクワールドにお任せ アスファルトフィニッシャーとは アスファルトフィニッシャーは、道路工事において仕上げの作業であるアスファルト舗装に用いられる建設機械です。 毎分2〜3メートルの速度で走行しながら、路盤上にアスファルト合材を定められた幅と厚さに敷きならし、締め固めて、表面仕上げを行います。 アスファルトフィニッシャーの種類 アスファルトフィニッシャーの走行方式は2種類存在し、走行装置によってそれぞれ使用用途や、速度、使用環境などが異なります。 クローラー(履帯)式 ホイール(タイヤ)式 それぞれの走行方式を以下で詳しく紹介します。 1.クローラー(履帯)式 クローラー式は足回りにキャタピラを採用しているアスファルトフィニッシャーです。主に、不整地や軟弱地盤、急勾配の坂道などといった条件の作業で運用されます。接地面が広いため、安定性と平坦性が優れていることがメリットです。 しかし、自走速度が遅いクローラー式はナンバープレートの取得ができず、公道走行はできません。許可がある工事現場での移動は別ですが、場所を大きく移動する場合は回送用のトラックに積載して運搬する必要があります。 2.ホイール(タイヤ)式 ホイール方式はタイヤで走行するアスファルトフィニッシャーで、機動性が高いことが特徴です。車両としての分類は小型特殊自動車もしくは、大型特殊自動車となり、ナンバープレートを取得すれば公道の走行もできます。しかし、最高速度は15km/h(前進速度)前後ほどのため高速道路は走行できません。 ホイール式のアスファルトフィニッシャーは、ダンプカーを押しながら作業を進めていくためタイヤに負担がかかりやすいです。そのため、通常の自動車に使用されるタイヤとは違い、太めのタイヤを装備しています。 このタイヤは接地面や安定性が高く、四輪駆動も採用されているため、ある程度の不整地や勾配でもホイール式が使用されることが多いです。 アスファルトフィニッシャーの構造 アスファルトフィニッシャーの基本構造は、アスファルトの合材を貯めるホッパー、車体を牽引するトラクタ、アスファルトを敷きならすスクリード、車体を動かすエンジン部から成り立ちます。 エンジン:アスファルトフィニッシャーの動力部分で、軽油を燃料とするディーゼルエンジンを使用している。 トラクタ:車体を牽引する役割を持つ。 ホッパー:アスファルトの合材を載せる箱状容器 スクリード:アスファルトフィニッシャーを構成する部分の中でも特に重要で、アスファルトを敷き詰めて平にならす役割を持つ部分。 また、アスファルトフィニッシャーのエンジンはディーゼルエンジンが採用されています。ディーゼルエンジンは軽油を燃料としており、ガソリンエンジンとの違いは着火方式も異なります。 ガソリンエンジンは、圧縮したガソリンを霧状に噴射し、点火プラグで火花を散らして着火する仕組みに対し、ディーゼルエンジンは、圧縮されて高温になった空気に、霧状の燃料を噴射させて自然着火させる方法です。 アスファルトフィニッシャーの仕組み アスファルトフィニッシャーは、車体本体とスクリードに分けることができます。車体本体には運転席やエンジン、ダンプの荷台のような構造物であるホッパーというものがあります。 ホッパーは、アスファルト合材を冷やさずに貯めることが可能で、ホッパー底部には、アスファルトを後方へ送るコンベアが設置されています。 コンベアによりアスファルト合材はホッパーから移動していき、地面に均一に撒かれていく仕組みです。 そのアスファルト合材を、車体の最後部にあるスクリードと呼ばれるT字トンボのような機構で均一にならしていきます。 アスファルトフィニッシャーに必要な資格・免許 アスファルトフィニッシャーを操縦するためにはどのような資格が必要なのでしょうか? アスファルトフィニッシャーを運転するための資格と、操縦するための資格はそれぞれ別にあります。 そのため、公道運転に必要な免許を持っていても、操縦資格がないため舗装作業ができないという場合もあるでしょう。 ここからは、アスファルトフィニッシャーの運転に必要な免許と、スクリードの操作に必要な資格について解説します。 運転するには小型特殊免許または大型特殊免許が必要 アスファルトフィニッシャーで公道を走行(※ホイール式のみ)するためには、小型特殊免許もしくは、大型特殊免許が必要です。 アスファルトフィニッシャーは、後尾にスクリードという作業機を取り付けた車両で、特殊な形状をしています。 そのため、特殊自動車に分類され、車体の大きさや最高時速度で必要な運転免許が変わります。 【特殊自動車の区分】 免許区分 運転条件 小型特殊免許 全長4.7m以下、全幅1.7m以下、全高2.8m以下、最高速度時速15m以下(農作業用は時速35km未満)、総排気量-制限なし、税金-軽自動車税 大型特殊免許 全長4.7m以上、全幅1.7m以上、全高2.8m以上、最高速度時速15km以上(農作業用は時速35km以上)、総排気量-制限なし、税金-固定資産税 運転に必要な免許は、運転するアスファルトフィニッシャーの大きさによって異なります。自社が保有するアスファルトフィニッシャーを確認しましょう。 通行できる道路も限られる 特殊自動車は免許区分によって通行できる道路も限られるので注意してください。 特殊自動車で、高速道路および最低速度規制のある自動車専用道路を通行するには、最低速度規制を満たす必要があります。 しかし、これらの道路は多くが最低速度「50km/h」規制です。小型特殊自動車は構造上「15km/h」以上を出せないため(農業用は最高速度35km/h未満)、通行できないことになります。 大型特殊自動車の場合は、ホイールクレーン(車両重量20トンを下回るもの)などの最高速度を満たす車両は、許可なく自動車専用道路を走っても問題ありません。 小型特殊自動車は普通免許があれば運転できる 小型特殊免許は、普通車自動車免許を取得していれば運転できる車に含まれているので、わざわざ新規で取得する必要はありません。 普通自動車免許は、小型特殊免許の上位免許に該当する運転免許です。原付バイク同様に、普通自動車免許を取得している方ならば、小型特殊自動車を運転することができます。 しかし、大型特殊免許は、別途試験を受ける必要があります。 大型特殊自動車とは 大型特殊免許とは、クレーン車や農耕用トラクターなど、特殊な機能をもつ大型車両を公道で運転するために必要な免許です。 普通自動車免許と同じように、第一種と第二種がありますが、通常は第一種を取得します。第二種は、旅客営業をするために必要ですが、国内で第二種を活かせる車両はほとんど存在しません。 大型特殊免許の中には、トラクターやコンバインなどの農作業で使用する車両の運転に限定した「大型特殊免許(農耕限定)」というものもあります。 大規模な農地を保有している農家の場合や、自宅から離れている場所に畑があるといった理由で、公道を走行するときなどに必要な免許です。免許使用には「農耕車に限る」と記載されます。 大型特殊免許で運転できる車両 特殊自動車とは、工事や道路整備、農業など、特定の作業、業務において使用する車両のことで、建設機械などの重機も該当します。 大型特殊免許で運転できる車両は、大きく分けて3種類です。 大型特殊自動車 小型特殊自動車 原動機付自転車(原付) バスやトラック、タンクローリーなどの大型自動車を運転する場合には、大型特殊免許ではなく、大型免許が必要なのでご注意ください。 また、大型特殊免許で運転可能なのは、あくまでも特殊自動車や原付であり、大型特殊免許のみでは普通自動車を運転できません。 大型特殊自動車は、農耕用、工事車両、路面整備車両などに分けられ、アスファルトフィニッシャーはこのうちの工事車両に含まれます。 具体的には以下の車両が挙げられます。 用途 車両 農耕作業 大型トラクター、大型コンバイン 工事・建設 ラフタークレーン、ブルドーザー、ショベルカー、ロードローラー、ホイールローダー、モーターグレーダー等 路面整備 大型除雪車、路面清掃車 大型特殊免許の取得に必要な条件 大型特殊免許を取得するには以下のような条件を満たしている必要があります。 年齢…満18歳以上であること 視力…両眼:0.7以上、片眼0.3以上(片眼の視力が0.3に満たない場合は、多眼の視力野が150以上) 色彩の識別ができること 10mの距離で90dbの警報器の音を聞き取れること(補聴器で補われた聴力も含む) 自動車の運転に支障を及ぼす恐れがある四肢、または体幹の障害がないこと 大型特殊自動車を取得するまでのフローと期間 ここからは、すでに普通自動車免許を取得済みという前提で、大型特殊免許を取得するまでの流れと期間などについて紹介します。 大型特殊免許の取得方法は、大きく分けて3種類があり、以下のような流れです。 教習所で取得する場合 一発試験で取得する場合 合宿免許で取得する場合 1.教習所で取得する場合 教習所で大型特殊免許を取得する場合、教習所での教習期間は3ヶ月です。なお、学科教習は免除され、6時限の実技講習のみを受講する必要があります。検定まで含めて、最短ですと4日間で取得することも可能です。 2.一発試験で取得する場合 管轄する運転免許試験センターで、一発で試験を受けることもできます。教習を受講しないため、もっとも費用を抑えて試験を受けることができることがメリットです。しかし、通常は教習所で何度か教習や試験を受けてから、試験に臨むのが現実的でしょう。 3.合宿で取得する場合 合宿を行うことで、日程を絞って教習を行います。基本的には教習所での取得と同じですが、短期間で免許を取得できることが最大のメリットです。 大型特殊免許取得にかかる費用はいくら? 大型特殊免許の取得には、いったいどのくらいの費用がかかるのでしょうか?費用は、各教習所や取得方法によって異なるので、取得する際には下調べが必要です。 以下で、大型特殊免許を取得するのにかかる費用の目安を紹介します。 取得方法 金額 教習所で取得する場合 ¥80,000~¥90,000前後 一発試験で取得する場合 ¥6,100円(試験を受けるのに必要な手数料のみ) 合宿で取得する場合 ¥100,000程度 普通免許を取得していない場合は、受ける教習の数が違うので費用も変わってきます。また、試験場での費用は、受験料、試験車使用料、免許書交付料を合計して¥6,000~7,000程度です。 地域によって若干の差があるので、事前に運転試験場のホームページなどで調べておくと良いでしょう。 運転免許とは別に作業用の資格も必要 アスファルトフィニッシャーで舗装作業をするためには、特殊免許とは別に作業を行うための資格もセットで必要です。 アスファルトフィニッシャーで舗装作業をするために必要な資格は2種類あります。このうちどちらか1つの資格を取得していることで、アスファルトフィニッシャーのスクリード操作が可能です。 では、アスファルトフィニッシャーに必要な作業資格について、以下で詳しく紹介します。 アスファルトフィニッシャーは車両系建設機械に分類される 車両系建設機械とは、労働安全衛生法執行令別表第7で定められた、動力を用いて自走できる建設機械のことです。 つまり、アスファルトフィニッシャーは、トラクター部にディーゼルエンジンを搭載し、クローラ式またはホイール式で自走することが可能であるため、車両系建設機械に該当します。 ブルドーザーやパワーショベル、ホイールローダーなどの重機も同じ車両系建設機械ですが、さらに「整地・運搬・積み込み用機械」「掘削用機械」「基礎工事用機械」「締固め用機械」「コンクリート打設用機械」「解体用機械」の6種類に分類されています。 アスファルトフィニッシャーは、「整地・運搬・積み込み及び掘削用」となり、以下で紹介する技能講習の受講、または資格が必要です。 車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習 車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習は、労働安全衛生法施行令別表第7の分類のうち、「整地・運搬・積み込み用」「掘削用機械」が対象となる講習です。 アスファルトフィニッシャーで舗装作業を行うには、機車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)運転技能講習を受講する必要があります。 「走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識」など、最大で計38時間、指定された日程で連続6日間の講習を受けることになるので、時間の確保が必要です。 受講期間が長めですが、優遇処置として大型特殊免許を取得しているなどの受講要件を満たしていれば、14時間(2日間)の講習が免除されます。 時間がない方は、先に大型特殊免許を取得した後に、技能講習を受講すると期間を短縮できるのでおすすめです。修了試験に合格することで資格を取得することができます。 科目免除の条件、講習内容については、以下をご覧ください。 特定の資格を取得していることで、一部の科目受講が免除されます。 受講資格 時間 自動車運転免許を保有せず、機械質量3トン未満の小型車両系建設機械(整地等)運転特別教育終了後に6ヵ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) 18時間 つぎのいずれかに該当する方 大型自動車運免許保有者 不整地運搬車運転技能講習修了者 普通、準中型、中型、大型自動車いずれかの運転免許を保有し、つぎのいずれかに該当する方 機械質量3トン未満の小型車両系建設機械(整地等)、または(解体用)運転特別教育修了後に3ヶ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) 機械質量1トン未満の不整地運搬車運転特別教育終了後に3ヶ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) 14時間 いずれにも該当しない方 38時間 【学科】 科目 教育時間 走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識。 4時間 作業に関する装置の構造、取扱い及び作業方法に関する知識。 5時間 運転に必要な一般事項に関する知識。 3時間 関係法令。 1時間 【実技】 科目 教育時間 走行の操作 20時間 作業のための装置の操作 5時間 この資格の主な対象機会は、4輪駆動のホイールローダーを含むトラクタショベルやブルドーザー。ドラグショベル、スクレーパー、ドラグライン、モーター・グレーダー、スクレープ・ドーザー、クラムシェル、トレンチャー、パワーショベル、バケット掘削機、ずり積機です。 3トン以上の車両系建設機械の運転に必要な技能講習の講習項目や時間数は講習規則によって定められ、基本的には合計38時間の学科講習と実技講習が必要になります。 第2級建設機械施工技士資格 建設機械施工技士資格は、建設機械を使用した工事・施工の品質管理や安全管理に必要な国家資格です。公共事業など大きい金額の工事では、この資格を取得している施工管理や監視技術者が常駐して携わる必要があります。 建設機械施工技士資格は、等級が別れており、アスファルトフィニッシャーのスクリード操作を行うには、第2級以上の資格が必要になります。 第2級建設機械施工技士資格は、対象となる建設機械を使った施工において、運転・施工業務に携わり、対象機械の運転技術者や、一般建設業における現場の主任技術者として、施工管理を行うのに必要な資格です。 種別によって対応した機械が違う また、資格は第1種〜第6種に分かれています。資格を取得すると、それぞれに対応した建設機械の運転施工管理、安全管理が行えるようになります。 第1種から第6種に該当する機械は以下の通りです。 種別 該当する機械 第1種 ブルドーザーなどのトラクター系建設機械 第2種 油圧ショベルなどのショベル系建設機械 第3種 モーター・グレーダー 第4種 ロードローラーなどの締め固め建設機械 第5種 アスファルトフィニッシャーなどの舗装用建設機械 第6種 アースオーガなどの基礎工事用建設機械 現場監督を目指す方の資格 第2級建設機械施工技士資格に合格しても、アスファルトフィニッシャーを扱えます。 こちらの資格は、運転操作するだけなく施工指導をすることや現場監督として指導する権利も得られるので、給与の増加や上の役職を目指している方にもおすすめです。 第2級建設機械施工技士資格の試験内容・形式 第2級建設機械施工技士資格の試験内容と形式については以下をご覧ください。 【第2級建設機械施工技士資格の試験内容】 【学科試験内容】 土木工学 施工管理法 建設機械原動機 石油燃料 潤滑剤 法規 選択種の建設機械工法 【実技試験内容】操作工法(実技試験)※下記から1種目を選び受験 土木工学 施工管理法 建設機械原動機 石油燃料 潤滑剤 法規 選択種の建設機械工法 合格率は学科60%前後、実地90%前後となっており、合格基準は、学科60%、実地70%以上の得点を確保できいることです。通信講座などの教材で学んで模擬試験を受けるなどして、本試験に備えるのが良いでしょう。 まとめ|アスファルトフィニッシャーに必要な運転免許や資格 今回は、アスファルトフィニッシャーに必要な運転免許や資格ついて紹介しました。 舗装作業のメインとなるアスファルト舗装を担当するアスファルトフィニッシャーは、取得までにある程度の期間が必要なため、仕事で運転や取り扱いをするには少々時間がかります。 試験や講習に落ちてしまうと、再度受講、再試験するための時間や費用が2倍かかってしまうので1回で合格できるように十分な対策をして臨みましょう。 ←中古の【アスファルトフィニッシャー】を探すならトクワールド!

    2023/04/19

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  • アスファルトフィニッシャーについて解説!中古製品情報は?運転するには?
    アスファルトフィニッシャー

    アスファルトフィニッシャーについて解説!中古製品情報は?運転するには?

    目次 アスファルトフィニッシャーとはどのような建設機械?中古製品情報・運転資格についても紹介? アスファルトフィニッシャーでの施工の流れ アスファルトフィニッシャーを製造しているメーカー アスファルトフィニッシャーの中古価格 アスファルトフィニッシャーの資格 大型特殊免許取得にかかる費用はいくら? 作業用の資格 まとめ|アスファルトフィニッシャーについて解説! アスファルトフィニッシャーとはどのような建設機械?中古製品情報・運転資格についても紹介 アスファルトフィニッシャーは、アスファルト舗装作業の効率化と品質向上に貢献する重要な建設機械です。搭載されているスクリードやセンサーなどにより、均一なアスファルト舗装面の形成や平坦化、締め固めなどの作業が可能で、安定した舗装面を実現します。 本記事では、アスファルトフィニッシャーの基本的な概要と、中古製品の情報、必要な運転資格について紹介します。 アスファルトフィニッシャーの概要・用途 アスファルトフィニッシャーは、アスファルトを敷く作業で登場する舗装用建設機械です。主に工事終盤の工程である「基層工事」「表層工事」で活躍し、アスファルト合材を定められた舗装幅と厚さに敷きならして、締め固める能力を有しています。 道路にアスファルトを敷くことに特化した自動車であるため、普通の自動車とは違う特徴的な形状をしているので、他の建設車両とはすぐに見分けがつくでしょう。 アスファルトフィニッシャーの構造・仕組み アスファルトフィニッシャーは以下の基本構造から成り立ちます。 エンジンアスファルトフィニッシャーの動力部分で、軽油を燃料とするディーゼルエンジンを使用している トラクタ部車体を牽引する役割を持つ ホッパーアスファルトの合材を載せる箱状容器 スクリードアスファルトフィニッシャーを構成する部分の中でも特に重要で、アスファルトを敷き詰めて平にならす役割を持つ部分 エンジン 大型の建設機械かつ、低速で移動しながら作業を行なうアスファルトフィニッシャーは、一般的に軽油を使用するディーゼルエンジンが採用されています。 トラクタ部 トラクタ部は、アスファルトを積み込むホッパー、原動機、走行装置を有します。トラクタ部は、エンジンからの動力を油圧ポンプに供給し、走行装置や作業装置に圧力を供給します。 ホッパー アスファルト合材をダンプトラックから受けてためておく部分で、トラクタの前方に位置しています。ホッパーの底部にはアスファルト合材を車体の後方へ送り出すコンベヤが設置されており、スクリードへアスファルト合材を送り出します。 スクリード スクリードとはホッパから送られてきたアスファルト合材の敷きならしを行なう機械のことです。 走行装置 また、アスファルトフィニッシャーは、走行方式の異なる2種類のモデルに大きく分けられます。 クローラー式 ホイール式 クローラー式 クローラ式は、走行部分にキャタピラー(履帯)を使用しているアスファルトフィニッシャーで、接地面が広く安定性した走行が可能なことが利点です。クローラー式は、主に不整地や急勾配の坂道を舗装する時に使われます。 しかし、ナンバープレートの取得ができず、公道走行をすることはできません。そのため、回送時には、運搬用のトラックが必要になります。 ホイール式 ホイール式は、タイヤで走行するアスファルトフィニッシャーのことです。クローラー式よりも機動性が高いことが最大のメリットです。 大型特殊車両としてナンバーを取得すれば一般公道を走行することもできますが、最高速度の関係上、高速道路を走行することはできません。 一般的にはホイール式の需要が高く、中古市場では「ホイール式」の在庫が「クローラー式」よりも上回っています。 アスファルトフィニッシャーでの施工の流れ 道路は大きく分けて4つの層でできており、道路工事もいくつかの工程に分割されます。 そのうち、アスファルトフィニッシャーは、「基層工事」と「表層工事」という工程で活躍します。 ここからは、基層工事と表層工事について解説します。 「基層工事」の施工 基層工事は、路盤の上にアスファルトを舗装していく工程です。 基層は、約150℃以上に加熱されたアスファルト混合物を、アスファルトフィニッシャーで路盤の上に敷きならしていきます。 その後、ローラー重機でアスファルトを均一に締め固めていきます。基層は路盤と表層の間に作られ、ここでも道路の交通荷重を均一に分散させるクッションの役割を果たします。 「表層工事」の施工 表層は普段私たちの目に映る部分で、道路舗装工事における最終工程の作業です。 施工方法は基層工事と同じですが、材料や目的が異なります。多くの車や人が接するところであるため、「摩耗に強いこと」「水に強いこと」「平坦で滑りにくいこと」「ヒビ割れず変形しないこと」「美しく仕上がっていること」が重要です。 そのため、材料も基層工事で使用したアスファルト混合物よりも密度(粒密)の高いものを使用します。 アスファルトフィニッシャーでの施工方法 アスファルト舗装作業では、加熱アスファルト混合物を使用して表層と基層を形成します。敷きならしは、機械施工が主流であり、アスファルトフィニッシャーを使って所定の幅と厚さでアスファルトを敷きます。 アスファルトフィニッシャーは一定速度で連続運転し、アスファルト混合物の温度を110℃以上に保ち、層同士の接着力を高めるために、タックコートと呼ばれるアスファルト乳剤を散布します。特に層間の接着力が必要な場合には、ゴム入りアスファルト乳剤を使用することもあります。 敷きならし後は、転圧機械によってアスファルトを締固め、平坦な表面を作ります。締固め作業には初期転圧、二次転圧、仕上げ転圧の順があり、初期転圧にはロードローラー、2次転圧は、タイヤローラーまたは振動ローラーを使用します。 最後に、舗装表面の温度が50℃以下になったら交通を開放します。このように、アスファルト舗装作業では温度管理や品質管理が重要であり、機械を使って効率的かつ高品質な舗装を行います。 アスファルトフィニッシャーを製造しているメーカー 現在、国内でアスファルトフィニッシャーを製造しているメーカーは2社のみとなっています。近年では公共事業への投資が減り、舗装工事の事業量も減少傾向にあることや、アスファルトフィニッシャー自体が少量生産であるため、メーカー参入もありません。 アスファルトフィニッシャーのメーカーを以下にまとめました。 アスファルトフィニッシャーの国内製造メーカー 【現在の国内メーカー】 住友建機株式会社 範多機械株式会社 【過去に生産していたメーカー】 加藤製作所 キャタピラージャパン コマツ 新潟鐵工所 豊田自動鐵機 石川島建機 川崎重工 酒井重工業 アスファルトフィニッシャーの中古価格 アスファルトフィニッシャーの中古販売価格は、機種や年式、使用時間(アワーメーター)などによって異なり、一概には断言することができません。 しかしながら,中古サイトなどの販売価格をみると、一般的な相場としては以下のようになっていることが分析できます。 【アスファルトフィニッシャーの中古価格相場】 小型機(舗装幅:1m~3m) ¥1,000,000~5,000,000 中型機(舗装幅:2m~4m) ¥5,000,000~8,000,000 大型機(舗装幅:5m~7m) ¥8,000,000~15,000,000 これらの一覧表はあくまでも参考です。中古機械の場合、使用状態によっても価格は大きく変わりますし、販売会社によっても価格帯が異なります。 また、排ガス規制対応モデルや、整備履歴の書類が揃っているものに関してはその分価格が割高になります。 アスファルトフィニッシャーの中古製品は品薄? アスファルトフィニッシャーの資格 アスファルトフィニッシャーを運転するための資格と、操縦するための資格はそれぞれ別にあります。 そのため、公道運転に必要な免許を持っていても、操縦資格がないため舗装作業ができないという場合もあるでしょう。 ここからは、アスファルトフィニッシャーの運転に必要な免許と、スクリードの操作に必要な資格について解説します。 スファルトフィニッシャーを運転するには小型特殊免許または大型特殊免許が必要 アスファルトフィニッシャーで公道を走行(※ホイール式のみ)するためには、小型特殊免許もしくは、大型特殊免許が必要です。 アスファルトフィニッシャーは、後尾にスクリードという作業機を取り付けているため、特殊自動車に分類されます。特殊車両は、車体の大きさや最高時速度で必要な運転免許が変わります。 【特殊自動車の区分】 免許区分 運転条件 小型特殊免許 全長4.7m以下、全幅1.7m以下、全高2.8m以下、最高速度時速15m以下(農作業用は時速35km未満)、総排気量-制限なし、税金-軽自動車税 大型特殊免許 全長4.7m以上、全幅1.7m以上、全高2.8m以上、最高速度時速15km以上(農作業用は時速35km以上)、総排気量-制限なし、税金-固定資産税 運転に必要な免許は、運転するアスファルトフィニッシャーの大きさによって異なります。 小型特殊免許は、普通車自動車免許を取得していれば運転できる車に含まれているので、わざわざ新規で取得する必要はありません。 普通自動車免許は、小型特殊免許の上位免許に該当する運転免許です。原付バイク同様に、普通自動車免許を取得している方ならば、小型特殊自動車を運転することができます。 しかし、大型特殊免許は別途試験を受ける必要があります。 大型特殊免許を取得するには 大型特殊免許を取得するには以下のような条件を満たしている必要があります。 年齢…満18歳以上であること 視力…両眼:0.7以上、片眼0.3以上(片眼の視力が0.3に満たない場合は、多眼の視力野が150以上) 色彩の識別ができること 10mの距離で90dbの警報器の音を聞き取れること(補聴器で補われた聴力も含む) 自動車の運転に支障を及ぼす恐れがある四肢、または体幹の障害がないこと 大型特殊免許の取得方法は、大きく分けて3種類があり、以下のような流れです。 教習所で取得する場合 一発試験で取得する場合 合宿免許で取得する場合 教習所で取得する場合 教習所で大型特殊免許を取得する場合、教習所での教習期間は3ヶ月です。なお、学科教習は免除され、6時限の実技講習のみを受講する必要があります。検定まで含めて、最短ですと4日間で取得することも可能です。 一発試験で取得する場合 管轄する運転免許試験センターで、一発で試験を受けることもできます。教習を受講しないため、もっとも費用を抑えて試験を受けることができることがメリットです。しかし、通常は教習所で何度か教習や試験を受けてから、試験に臨むのが現実的でしょう。 合宿で取得する場合 合宿を行うことで、日程を絞って教習を行います。基本的には教習所での取得と同じですが、短期間で免許を取得できることが最大のメリットです。 大型特殊免許取得にかかる費用はいくら? 大型特殊免許の取得には、いったいどのくらいの費用がかかるのでしょうか?費用は、各教習所や取得方法によって異なるので、取得する際には下調べが必要です。 以下で、大型特殊免許を取得するのにかかる費用の目安を紹介します。 取得方法 金額 教習所で取得する場合 ¥80,000~¥90,000前後 一発試験で取得する場合 ¥6,100円(試験を受けるのに必要な手数料のみ) 合宿で取得する場合 ¥100,000程度 普通免許を取得していない場合は、受ける教習の数が違うので費用も変わってきます。また、試験場での費用は、受験料、試験車使用料、免許書交付料を合計して¥6,000~7,000程度です。 地域によって若干の差があるので、事前に運転試験場のホームページなどで調べておくと良いでしょう。 作業用の資格 アスファルトフィニッシャーは車両系建設機械に分類されます。 車両系建設機械とは、労働安全衛生法執行令別表第7で定められた、動力を用いて自走できる建設機械のことです。 つまり、アスファルトフィニッシャーは、トラクター部にディーゼルエンジンを搭載し、クローラ式またはホイール式で自走することが可能であるため、車両系建設機械に該当します。 ブルドーザーやパワーショベル、ホイールローダーなどの重機も同じ車両系建設機械ですが、さらに「整地・運搬・積み込み用機械」「掘削用機械」「基層工事用機械」「締固め用機械」「コンクリート打設用機械」「解体用機械」の6種類に分類されています。 アスファルトフィニッシャーは、「整地・運搬・積み込み及び掘削用」となり、以下で紹介する技能講習の受講、または資格が必要です。 車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習 車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習は、労働安全衛生法施行令別表第7の分類のうち、「整地・運搬・積み込み用」「掘削用機械」が対象となる講習です。 アスファルトフィニッシャーで舗装作業を行うには、機車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)運転技能講習を受講する必要があります。 「走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識」など、最大で計38時間、指定された日程で連続6日間の講習を受けることになるので、時間の確保が必要です。 受講期間が長めですが、優遇処置として大型特殊免許を取得しているなどの受講要件を満たしていれば、14時間(2日間)の講習が免除されます。 時間がない方は、先に大型特殊免許を取得した後に、技能講習を受講すると期間を短縮できるのでおすすめです。修了試験に合格することで資格を取得することができます。 科目免除の条件、講習内容については、以下をご覧ください。 特定の資格を取得していることで、一部の科目受講が免除されます。 受講資格 時間 自動車運転免許を保有せず、機械質量3トン未満の小型車両系建設機械(整地等)運転特別教育終了後に6ヵ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) 18時間 つぎのいずれかに該当する方 ・大型自動車運免許保有者 ・不整地運搬車運転技能講習修了者 ・普通、準中型、中型、大型自動車いずれかの運転免許を保有し、つぎのいずれかに該当する方 ・機械質量3トン未満の小型車両系建設機械(整地等)、または(解体用)運転特別教育修了後に3ヶ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) ・機械質量1トン未満の不整地運搬車運転特別教育終了後に3ヶ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) 18時間 いずれにも該当しない方 38時間 【学科】科目 教育時間 走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識 4時間 作業に関する装置の構造、取扱い及び作業方法に関する知識 5時間 運転に必要な一般事項に関する知識 3時間 関係法令 1時間 【実技】科目 教育時間 走行の操作 20時間 作業のための装置の操作 5時間 この資格の主な対象機会は、4輪駆動のホイールローダーを含むトラクタショベルやブルドーザー。ドラグショベル、スクレーパー、ドラグライン、モーター・グレーダー、スクレープ・ドーザー、クラムシェル、トレンチャー、パワーショベル、バケット掘削機、ずり積機です。 3トン以上の車両系建設機械の運転に必要な技能講習の講習項目や時間数は講習規則によって定められ、基本的には合計38時間の学科講習と実技講習が必要になります。 第2級建設機械施工技士資格 こちらの資格は、運転操作するだけなく施工指導をすることや現場監督として指導する権利も得られるので、給与の増加や上の役職を目指している方にもおすすめです。 建設機械施工技士資格は、建設機械を使用した工事・施工の品質管理や安全管理に必要な国家資格です。公共事業など大きい金額の工事では、この資格を取得している施工管理や監視技術者が常駐して携わる必要があります。 建設機械施工技士資格は、等級が別れており、アスファルトフィニッシャーのスクリード操作を行うには、第2級以上の資格が必要になります。 第2級建設機械施工技士資格は、対象となる建設機械を使った施工において、運転・施工業務に携わり、対象機械の運転技術者や、一般建設業における現場の主任技術者として、施工管理を行うのに必要な資格です。 まとめ|アスファルトフィニッシャーについて解説! アスファルトフィニッシャーは、アスファルト舗装作業の効率化や品質向上に欠かせない建設機械です。 アスファルトフィニッシャーは、他の車両系建設機械と同様、道路を運転するための「免許」と、作業を行うための「資格」の取得がそれぞれ必要になります。 アスファルトフィニッシャーは、新品ですと新車ですと最低¥25,000,000以上と高価な重機ですが、中古製品ですと半額以下の価格で購入することが可能です。 しかし、アスファルトフィニッシャーの中古機械が市場に出回ることは少なく、中古建設機械販売店では在庫が品薄になっていることが多いというデメリットも理解しておきましょう。 ←中古の【アスファルトフィニッシャー】を探すならトクワールド!

    2023/06/13

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