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道路工事|道路・舗装工事はどうやって作られる?活躍する重機・建設機械とは?

建機

2022/12/21

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道路工事|道路・舗装工事はどうやって作られる?活躍する重機・建設機械とは?

1.道路・舗装工事とは

道路で行われる工事は、『占用工事・承認工事・道路工事』の大きく3つに分けられ、これらを総称して路上工事と言います。例を挙げると、道路に配管や線などを新たに新設する場合は「新設工事」、老朽化した設備を更新する「更新工事」などが該当します。

道路工事の目的は以下の通りです。

1-1.占用工事

占用工事とは、水道、下水道、ガス、電気、通信事業者といった業者が占有して行う工事のことです。これらの工事を実施するには、「道路占用許可」を得る必要があり、他にも「供給工事」と呼ばれるものもあります。

1-2.承認工事

個人が道路管理者の承認を得て行う工事を承認工事といいます。「自費工事」とも呼ばれ、基本的に工事は自己負担で行われることが多いです。

承認工事を行う例としては、自宅の敷地に車が乗り入れやすくするために、歩道との段差を無くしたり、ガードレールの撤去や街路樹を移設するようなケースが挙げられます。

1-3.道路工事

各都道府県の道路管理者が行っている工事のことで、新設工事改良工事維持・修繕工事の3種類があります。

2.道路工事の種類

道路工事の種類は3種類あります。

2-1.新設工事

新規で道路を作る工事のことです。

2-2.改良工事

高齢者や障害を抱えた人が快適に生活できるように改善、整備し、バリアフリー化を行う工事のことを改良工事と言います。

また、道幅が狭かったり、見通しの悪い道路を改善することを目的に道幅を拡張する幅広工事も含まれます。

2-3.維持・補修工事

老朽化した道路のアスファルトのメンテナンスや、標識、ガードレールなどを新しく取り替えるなどといった、道路の維持・補修を目的とした工事のことを言います。

近年は地震への備えとして、震災対策として橋梁の耐震化工事や、一部の占用物については耐震性のある配管への更新工事なども行われています。

また、都市部では、台風などで大雨が降った場合、下水管に大量の排水が流れ込み内水氾濫等の水害に発展することも多いため、豪雨時の対策工事も行われています。

このほかに、未舗装の道路をアスファルトなどで舗装する舗装工事というものがあります。

3.舗装工事とは

舗装工事は路面下の地盤をいくつかの層にわたって締固めることによって、自動車の荷重などに対する耐力を維持し、表面をアスファルトやコンクリートで敷き固める工事です。
これにより、歩行者や自動車が安全かつスムーズに通行することが可能になります。

道路下に上下水道やガス管などを設置するだけではなく、街並みの景観を美しく保つことや、自動車以外にも直射日光や雨、雪などにも晒されるため、劣化損傷しにくい耐久性能も求められます。

舗装工事は主に以下で行われています。

公道 国道・県道・一般道・高速道路
私道 民有地内の道路
駐車場 公共施設や民間施設の駐車場、住宅の駐車場
整備を要する土地 ぬかるみ・水たまり・雑草防止を要する土地

4.舗装道路の種類

舗装道路には「アスファルト舗装」、「コンクリート舗装」、「特殊舗装」の3種類があり、それぞれにメリット、デメリットが存在します。

それでは、以下で詳しく説明していきます。

4-1.アスファルト舗装

アスファルト舗装には「天然アスファルト」と「石油アスファルト」の2種類があります。

日本で天然アスファルトはほとんど採掘できないため、石油を蒸留して作られる石油アスファルトが一般的に使用されています。

このアスファルトには砕石・砂などの骨材が混ざられており、それを加熱して道路基礎の上に敷き慣らしてローラー転圧をして舗装します。

アスファルト舗装のメリットは、工期が短いうえに、工事費用が安く経済的であること。防水性、透水性、静音性、走行性において優れている点が挙げられます。

しかし、耐熱性や耐久性には劣るので、直射日光により路面温度が高温になりやすいことや定期的な補修が必要になる点がデメリットです。

4-2.コンクリート舗装

コンクリート舗装は、セメント・砂・砂利などを練り合わせて作られたコンクリートによって舗装されます。

一般的なコンクリートは圧縮強度で管理されるのに対し、コンクリート舗装に作用する主な応力が曲げ応力であることから、曲げ強度を基準として管理されています。

コンクリート舗装は、アスファルト舗装に対して耐久性、耐熱性に優れます。施工後50年を超えたコンクリート舗装道路が現在まで使われている例もありますし、直射日光を浴びても路面の表面温度が夏でも上がりにくいです。

このメリットから、コンクリート舗装は補修工事が難しいトンネル内や急な坂道などで利用されるケースが多い傾向にあります。

特に名古屋市はコンクリート舗装の普及率が約3割路かなり高いです。車で走っていると名古屋の中心部はコンクリート舗装が多いことに気付くでしょう。

しかし、コンクリート舗装は大掛かりな機器が必要で、コンクリートが固まるまでの時間がアスファルトと比べて長いことからも、施工には手間がかかります。そのため工期が長く、費用はアスファルト舗装よりも高いです。

またアスファルト舗装は耐久性が高い分作り直しをするのが難しいため、追加工事が困難といったデメリットもあります。

4-3.特殊舗装

特殊舗装は、道路や敷地の目的に沿って表面を特殊な舗装にすることです。

例としてアスファルト混合物に顔料を混入して敷き均し、表面の色を変える着色舗装や、舗装面に降った雨などの水が、舗装面から基礎へ浸透して表面に水が溜まらないようにする排水性舗装などがあります。

5.舗装の構造

舗装は大きく分けると「表層」、「基層」、「路盤」、「路床」の4層構造で出来ています。

私たちが普段見ている舗装は表層のアスファルト仕上げ部分です。その下には基層という同じアスファルトの層があり、さらにその下には路盤というセメント・石灰などを含んだ砕石の層が上層と下層の2層あります。

そして最下部には路床という土でできた層があります。

6.舗装の手順

舗装構造の4層にはそれぞれに役割があり、各層ごとの施工手順が確立されています。また、作業に応じた舗装工事用機械も用いられます。

6-1.路床の施工

路床は土で出来ています。路盤作りはまず、「ブルドーザー」や「モーターグレーダー」などの建設機械を使って地盤を平坦に成形することから始めます。

その後、タイヤローラーロードローラーで整地した地盤を締め固めます。これは、上を通る自動車などの重量により路盤が沈下しないように底の部分を固めていく重要な作業です。

厚さ1m以上にもなる路床には、表層の高さ調整や角層の厚み確保のために以下の施工方法が取られます。

切土路床 既存地盤が高い場合に既存地盤を掘削する
盛度路床 既存地盤より低い場合に盛り度して整形する
置換え路床 置き換え材料や非凍上材料を敷きならす

6-2.路盤の施工

路盤の施工体制も路床の工法とほとんど変わりません。
ダンプトラックから降ろされた砕石をブルドーザーで祖ならしして仕上げのモータグレーダーで、所定の仕上がり厚が得られるまで均一に敷きならします。

敷きならし後、10〜12トンのロードローラーや8〜12トンのタイヤローラーなどで転圧して所定の密度が得られるまで締め固めます。

仮想路盤の一層仕上がり厚さの標準は20cm以下で上層路盤は15cm以下とされています。

6-3.基礎・表層の施工

基層と表層はアスファルト混合物により舗装によって作られます。
ダンプトラックで運搬されたアスファルト混合物を「アスファルトフィニッシャ」で敷きならし、「路床」や「路盤」と同じようにロードローラーやタイヤローラーで転圧して固めていきます。

7.道路・舗装工事で関連する重機

舗装工事で使用される代表的な建設機械・重機は以下の5つです。

1.ブルドーザー
2.モーターグレーダー
3.タイヤローラー
4.ロードローラー
5.アスファルトフニッシャー

7-1.ブルドーザー

ブルドーザーは、トラクターの前面部に可動式の排土板(ブレード)が装備されていて、高い馬力とクローラー(キャタピラ)の推進力で、土を押しながら地面を整地するための建設機械です。

排土板の動きは自在で精度が高いため、敷きならす作業には適していますが、仕上げ精度は荒いので祖ならしの補助機械として主に使用されます。

ブルドーザーの主要な製作会社は、アメリカのキャタピラー社と日本の小松製作所の2社が世界市場をほぼ独占しています。

小型・中型機はキャタピラージャパンでも作られていますが、キャタピラー社製の大型機はアメリカから輸入しています。

特殊な機能を備えたブルドーザーとしては以下が挙げられます。

ドーザーシャベル ブレードの代わりにバケットを装備して土砂を盛ったりトラックに積み込んだりする。
ドリミングブルドーザー 芯両面使用可能なブレードを装備してバッグしながらも土砂を引き寄せることができる。
水陸両用ブルドーザー 浚渫工事や河川工場などで浚渫船の出入りが出来ない浅瀬や狭い水路などで作業することが可能。

7-2.モータグレーダー

モーターグレーダーは、ホイール式走行の機械です。前後車輪の間に排土板がついており、スカリファイヤという描き起こし用の爪を装着できるようになっています。

機械を前進させながら路面の敷きならし、かきおこしを行い、整形していきます。ブルドーザーと比べて仕上げ精度が高いため、ブルドーザーが祖ならしした後の地面に使用します。

主要な製造会社はキャタピラー社ですが、大型機であるため日本ではそれほど目にすることはなく、国内では小松製作所がほとんどのシェアを占めています。

7-3.タイヤローラー

タイヤローラーはロードローラー(締め固め用機械)のひとつで、空気入りタイヤが前後輪各3〜4個装備されており、機械の重量を利用して地面に圧力をかけて締め固めを行う機械です。

前輪が走行輪、後輪が駆動輪になっているのが一般的で、動力伝達方式が機械式と油圧式があります。

主要な製造会社は酒井重工業、キャタピラージャパン、日立建機、コマツなどがあります。


7-4.ロードローラ

一般にロードローラーと呼ばれている機械はタイヤローラー式の他に、車輪を三輪車系に配置した「マカダム式」車輪を前後に一輪ずつ配置した「タンデム式」があります。

動力伝達方式は機械式と油圧式で、駆動方式は片輪・両輪があります。

そのほかでは、以下の方法があります。

ハンドガイド式 一方に締め固め輪として鉄輪を持ち、他方にタイヤを左右一列に配置したもの
コンバイン式 芯金から次の芯金までの距離
振動式 機械の自重の他に鉄輪や機体に起振装置を取り付けその起振力で締め固める

7-5.アスファルトフィニッシャー

アスファルトフィニッシャーは自走式の機械で、アスファルト混合物を貯めるホッパ原動機、走行装置を有するトラクター部アスファルト混合物を敷きならすスクリードで構成されています。

ダンプトラックで運搬されたアスファルト混合物は、車両前方にあるホッパに貯めます。そして、ホッパの底にあるバーフィーダーで後方のスクリード手前まで送り、スクリューでアスファルト混合物を左右に広げてスクリードで敷きならしていきます。

敷きならしの際にはスクリード底板はバーナーなどで一定以上の温度に加熱しておき、スクリードの角度を変化させてアスファルトの量を増減させて敷きならす厚みを変えたりします。

主な製作メーカーは海外では、フェーゲル、ボルボで、国内では住友重機、範多機械があります。

まとめ|道路・舗装工事はどうやって作られる?活躍する重機・建設機械とは?

道路工事|まとめ
道路工事は路上工事のひとつで、路盤工事には4つの工程があること。それぞれの作業工程において、適材適所に「ブルドーザー」、「モーターグレーダー」、「ロードローラー」、「アスファルトフィニッシャー」などの建設機械・重機が使われていることなどを解説しました。

日本製の路盤工事用機械はアメリカと並んで世界一を誇るメーカーがいくつも存在し、それらに機械に支えられて、日本の路盤工事の施工品質は世界トップレベルを維持しています。

普段何気なく車で走行している道路ですが、地形、地盤、環境などさまざまなことが考慮されて作られています。

近年は作業員や機械を運転・操作するオペレーターの人の数が減少しています。建設会社に入社する前、入社後にはこの記事で紹介した建設機械の資格を持っておくと、会社からも高い評価を受けることができるでしょう。
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    2021/12/15

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    コスト削減のカギ!重機レンタル vs 購入の判断基準

    建設現場で使用する重機は高額なため、なるべくコストを抑えながら導入したいという方も多いことかと思います。コスト削減のポイントは導入方法を慎重に選ぶことが大切です。 特に、「レンタル」と「購入」のどちらが適しているのかを見極めることが重要と言えます。本記事では、長期工事と短期工事におけるそれぞれのコスト比較や、適切な重機の導入方法について詳しく解説していきます。 この記事でわかること 重機の購入、レンタルのメリット、デメリット リースのメリットと購入の比較 長期、短期レンタルの比較 重機の中古購入がおすすめのケース 重機の導入コスト削減!レンタルと購入の基本知識を解説 建設現場や土木工事、もしくは農業や林業などあらゆるシーンで不可欠な建設重機。導入には大きく分けて「購入」と「レンタル」という2つの方法があります。 近年、重機を新車で購入するというケースは少なくなっていますが、レンタルのデメリットを理解していないとコスト面でかえって損してしまう可能性もあります。 また、どちらを選ぶかによって、初期費用や維持管理費、運用の柔軟性が大きく変わってきます。それぞれの特徴を理解し、工事の規模や期間に応じて最適な方法を選択することで、コスト削減に繋がります。 重機の新車購入|2つの大きなデメリット 重機を新車で購入することは、機能性や信頼性などにおいて一見多くのメリットがあるように思えますが、一方で大きなデメリットも存在します。特にコスト面や運用面での負担が重く、新車購入には慎重な判断が必要です。 重機の新車購入における2つの主要なデメリットについて解説します。 デメリット1. 費用負担が大きい 建設機械などの重機は、大変高価なので新車購入には高額なランニングコストがかかります。 特に、昨今の原材料価格の高騰、物流費の上昇などの影響で建設機械やそれに使用される部品も軒並み価格改定が実施されています。中型バックホウの場合、機種にもよりますが新車は¥10,000,000前後の値段になるため、決して安い買い物とは言えないでしょう。 このように、建設機械を新車で導入するには、高額な初期投資を覚悟しなければなりません。計画性を持って購入しないと自社の資金繰りに影響を与えることにもなるほか、資金不足の場合は、新車購入のための予算調達が必要になり、結果によっては自社の財務体質を悪化させてしまう可能性もあります。 デメリット2. 納品まで時間がかる 重機の新車購入は、買ったからといって製品がすぐ手に入るわけではなく、納車期間があるため納品までに長い時間がかかります。 新車の建設機械の場合、メーカーが月に生産する台数が少なく、機種によっては発注を受けてから製造を開始する受注生産になります。また、一般的な納車期間は、1〜2年、大型機械になるとさらに製造期間が長期化する場合もあります。 そのため、すぐに業務で使用したい場合は、新車購入ではなく別の導入方法を検討するのが賢明でしょう。今後、その機種を使用する予定がある際も、納車期間を考慮して購入することが大切です。 重機レンタルのメリット・デメリット 昨今の建設現場や土木現場では、重機を1台ずつ購入して揃えるよりも、重機をレンタルで賄う企業が一般的となっています。 建設機械の価格は高額であるほか、維持管理、修繕、保管、保険料などのコストに加えて、資産保有に伴う固定費負担が所有のネックです。そのため、企業、個人問わず、利用者は重機を保有するのではなく、作業内容などに合わせレンタルを活用することで固定費の変動費化を図ることができます。 重機レンタルには初期費用や維持費の削減やメンテナンスの手間を省くなどのメリットがありますが、一方で無視できないデメリットも存在します。 重機レンタルのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。 重機レンタルのメリット3つ 重機レンタルのメリットは、導入費や維持にかかる費用負担の軽減、高機能な機種を使用できるという面にあります。以下では、重機レンタルのメリットを3つに分けて解説していきます。 導入コストがもっとも安い|必要時に必要数レンタルできる 建設機械を新車で購入する場合、数百万〜数千万の初期投資が必要になります。大企業ならまだしも、中小企業が、重機を必要数新車で揃えることは難しいです。 しかし、レンタルであれば、レンタル費用を払うだけで必要なときに必要な台数だけ重機を借りることができるため、導入にかかるコストを大幅に抑えられます。 特に、1日だけ借りたいという場合や短期間の工事など、一時的に特定の機械が必要な際は重機レンタルを利用するのがもっとも最適でしょう。 維持コストが不用|メンテナンスや車検・検査などの費用負担がない 重機所有には、維持するための定期的な点検・整備やそれに伴う費用、そして車検や保険料などの維持費も追加でかかります。しかし、レンタルならばメンテナンスやそれらの維持費用はレンタル会社が負担するため、管理の手間やコストを削減を削減できます。 人材不足が深刻化する建設業界ですが、特に、小規模な事業者にとっては大きなメリットです。 状態の良い重機がいつでも使用可能|最新の機種を気軽にレンタルできる レンタル会社では、メンテナンス済みの重機を貸し出しているため、常に良好な状態の重機を使用できます。また、レンタル会社の在庫状況にもよりますが、最新モデルの機種もレンタルできるため、GPS搭載やICT施工などに対応したモデルであれば、最新技術を活用した作業も可能になります。 一度重機を購入すると、長期間同じ機種を使い続ける必要がありますが、レンタルならば必要に応じて最新の機種を利用できます。自分で購入する前に最新機種を試したい、という場合でもレンタルを活用することもできます。 重機レンタルのデメリット3つ 重機レンタルのデメリットは、レンタル期間、機種の選択肢、在庫の問題などが挙げられます。 長期的なレンタルは費用負担が大きい 重機レンタルは短期間の利用に適していますが、長期的にレンタルを続けると費用が高額になってしまうというデメリットがあります。 そのため、レンタルを利用する際には、工期や作業計画と照らし合わせた上で、レンタルを検討することが重要です。 年単位で継続的に機械を使用したい場合は、リースや購入を検討した方が経済的な場合もあります。 機種の幅(選択肢)が少ない 各レンタル会社が取り扱う重機の種類、保有数には限りがあり、必ずしも希望する機種がレンタルできるとは限りません。 水中工事や林業用など特殊な作業に必要な機種や、特定のメーカー機種が使用したい場合は、選択肢が広いリースもしくは購入も視野に入れて検討してみてください。 繁忙期は希望機種がレンタルできないこともある レンタル会社が保有する重機の在庫には限りがあるため、時期やタイミングによっては、希望する機種が在庫切れでレンタルできないこともあります。 建設業界の繁忙期は、一般的に9月末と12月〜3月末頃と言われ、決算期や新年度の工事が集中する時期に業務量が大幅に増加します。そのため、繁忙期は需要が集中し、重機が予約で埋まることも珍しくはありません。特に、大型の工事が多い時期には、希望の機種が確保しづらくなることが予想されるため、早めにレンタルの予約をすることをおすすめします。 重機リースとは?|重機をリースするメリット、購入との比較 重機の調達方法として「レンタル」以外に、「リース」という選択肢もあります。リースは、会社が重機を購入しない代わりに一定期間の契約を結び、使用料(リース代)を払い続けることで長期間に渡り重機を使用する方法です。 リースはレンタルや購入とは異なるメリット・デメリットが存在します。レンタルとリースの違いや、リースの活用方法について詳しく解説します。 レンタルとリースの違い レンタルは、短期間の使用を目的とし、数日〜数か月単位で重機を借りる方式です。それに対しリースは、数年単位の長期契約となり、契約期間中は継続的に同じ重機を使用できます。リース期間は法律で定められており、大抵は3〜5年という長期間になるでしょう。 リース契約は長い間安定して使用する場合に適していますが、基本的に途中解約が難しいため、注意が必要です。 長期使用する場合は重機リースがおすすめ 長期的に重機を使用する場合、レンタルよりもリースの方がコストを抑えられる可能性があります。リースでは、毎月一定額の支払いで済むため、資金計画が立てやすいのもメリットです。また、リース契約にはメンテナンスや保険が含まれる場合もあり、管理の手間を減らすことができます。 リース契約の注意 リース契約にはいくつかの注意点があります。 重機の調達方法として「レンタル」以外に、「リース」という選択肢もあります。リースは、会社が重機を購入しない代わりに一定期間の契約を結び、使用料(リース代)を払い続けることで長期間に渡り重機を使用する方法です。 リースはレンタルや購入とは異なるメリット・デメリットが存在します。レンタルとリースの違いや、リースの活用方法について詳しく解説します。 レンタルとリースの違い レンタルは、短期間の使用を目的とし、数日〜数か月単位で重機を借りる方式です。それに対しリースは、数年単位の長期契約となり、契約期間中は継続的に同じ重機を使用できます。リース期間は法律で定められており、大抵は3〜5年という長期間になるでしょう。 リース契約は長い間安定して使用する場合に適していますが、基本的に途中解約が難しいため、注意が必要です。 長期使用する場合は重機リースがおすすめ 長期的に重機を使用する場合、レンタルよりもリースの方がコストを抑えられる可能性があります。リースでは、毎月一定額の支払いで済むため、資金計画が立てやすいのもメリットです。また、リース契約にはメンテナンスや保険が含まれる場合もあり、管理の手間を減らすことができます。 リース契約の注意 リース契約にはいくつかの注意点があります。 途中解約ができない 契約期間内にリースを解約すると違約金が発生してしまうため、契約と契約内容の確認は慎重に行う必要があります。 所有権がない リースの場合、契約満了後も重機は自社の資産にはならず、再契約または返却が必要です。 メンテナンス条件を確認 契約内容によっては、定期メンテナンス費用が別途発生する場合があります。 リース契約の費用はどのくらい? リース契約の費用は、重機の種類や契約期間によって異なります。 一般的に、リースにかかる費用は”月額数万円〜数十万円”の範囲で設定されており、契約内容によってはメンテナンスや保険料が含まれることもあります。使用期間などによってはレンタルよりも割安になるケースもあるため、長期間使用する場合はリースの方が経済的です。 重機の中古購入するメリットとは|どんな人が向いてる? 重機の導入方法として、「新車購入」「レンタル」「リース」を紹介しましたが、コストを抑えつつ設備投資をしたい事業者は重機の「中古購入」がおすすめです。 重機の中古購入が向いているケースや中古購入のメリットについて詳しくご紹介します。 新車購入より導入コストを抑えたい 新車の重機は、種類によっては数千万円以上の高額な投資が必要です。一方、中古重機であれば、新車の「50〜70%程度」の価格で購入できることもあります。 予算を抑えながら必要な重機を導入したい場合に、中古購入は有効な手段です。 主力機種を複数台揃えたい 作業内容や現場、事業者によっては、同種類の機種を複数台必要とすることがあります。しかし、新車を何台も購入するのはコスト面での負担が大変重くなります。 中古ならば重機を比較的安価に複数台を揃えることが可能で、業務の効率化につながります。 すぐにその機械を使いたい 新車の重機は、注文から納品まで数ヶ月〜1年以上かかることがあります。中古重機であれば、在庫があれば即納品が可能なため、急ぎで導入したい場合に適しています。 特に、突発的な工事や機械の故障、急な業務拡大に対応するには、中古購入が有利です。 市場にあまり出回っていない機種で欲しい重機がある 今は生産が終了している、あまり出回っていないなど、特定のメーカーや旧型機など、手に入りにくい重機が必要な場合も、ネットオークションなどの中古市場で探すのがおすすめです。 特に、特殊な用途で使用する重機や廃盤になったモデルは、中古市場だけで入手できることが多いので、もしかしたら探していた希望機種が見つかるかもしれません。 重機購入の判断|長期工事・短期工事のコスト比較 重機を導入する際は、どの導入方法がコスト的に有利かを考えて判断することが大切です。 長期工事と短期工事のコストを比較し、ケースごとに有利な導入方法を解説していきます。 短期・長期の重機レンタル料金を比較 重機のレンタル料金は、一般的に日割りか月極(月割り)料金で設定されています。短期間の利用にはレンタルが適していますが、長い間レンタルを利用しようとすると費用が高額になり、結果として中古機械を購入した方が安かったということもあります。 そのため、レンタルか購入を検討する際は、工事の期間に応じて適切な導入方法を選ぶことが大切です。 以下で、一般的な建設機械のレンタル費用目安を一覧表にまとめましたので参考にしてみてください。 レンタル料金は、機種・地域・レンタル会社・レンタル期間によって異なるため、具体的な価格は各レンタル会社のホームページで確認するか、直接問い合わせて見積もりを確認してください。 機種名 日額料金(円) 月額料金(円) ミニショベル(0.1㎥) 8,000~15,000 150,000~250,000 バックホー(0.25㎥) 15,000~25,000 300,000~500,000 バックホー(0.45㎥) 25,000~40,000 500,000~800,000 ホイールローダー(小型) 10,000~20,000 200,000~400,000 ホイールローダー(大型) 25,000~50,000 500,000~1,000,000 ブルドーザー(小型) 40,000~80,000 800,000~1,500,000 ブルドーザー(大型) 40,000~80,000 800,000~1,500,000 クレーン(25t) 30,000~50,000 600,000~1,000,000 クレーン(50t) 50,000~80,000 ,000,000~1,600,000 高所作業車(10m) 8,000~15,000 150,000~250,000 高所作業車(20m) 15,000~25,000 300,000~500,000 ダンプトラック(4t) 10,000~18,000 200,000~350,000 ダンプトラック(10t) 20,000~30,000 400,000~600,000 保険・メンテナンス費用が別途必要な場合もあり、故障時の修理費用や損害補償が含まれるかは契約内容によります。詳細な料金を知りたい場合は、建設機械レンタル会社へ直接見積もりを依頼しましょう ※価格はあくまで目安としてお考え下さい。2025年4月 トクワールド調べ 長期工事の場合は購入が有利 長期間にわたる工事では、重機レンタルを利用するよりも購入の方がコスト面や業務効率化で有利になります。 トータルコストが安い レンタルは、日額料金よりも月極料金の方が割安になることが多いです。ただし、年単位の長期レンタルで利用する場合、月額料金が積み重なり多額な費用になることもあります。 特に、数年単位で使用したい場合は、中古購入した方がコストを抑えられる可能性が高くなります。 維持管理の自由度が高い レンタル重機は、定期メンテナンスのスケジュールが決まっていることもあります。そのため、重機の在庫保有数が少ないレンタル会社の場合、点検やメンテナンスのために現場から重機を一度返納したり、それが完了するまでレンタルできないということもあります。 自分で購入した重機であれば、工期や使用時期を考慮して任意のタイミングでメンテナンスができるため、より柔軟な運用が可能になります。 資産として計上できる 購入した重機は、会社の資産として計上でき、減価償却(購入費用を使用期間中に分割して経費計上する会計処理のこと)による節税もできるメリットがあります。 一方、レンタル費用は損金として経費にできますが、資産にはならないため、長期的な視点で考えると購入の方が財務的に有利な場合があります。 短期工事の場合はレンタルが適切 短期間の工事では、重機を購入するよりもやはりレンタルの方が適しています。 ランニングコストが不要 重機の購入後は、維持管理費、税金、保険などのさまざまなランニングコストが発生します。しかし、重機レンタルであれば、利用した期間分の費用だけを支払えば良いので、コスト管理がしやすいです。 重機の維持・管理が不要 機を自分で管理しなくて良いという面も重機をレンタルする大きな利点です。 レンタルであれば、車検、定期点検、修理などの管理業務はレンタル会社が行うので、企業側での維持負担は発生しません。そのため、メンテナンスの手間やコストを削減できます。 必要な機種を必要時だけレンタルできる 工事の内容によって必要な重機が変わりますが、レンタルを利用すれば、工事内容に応じて最適な機種を必要数選べます。また、作業で使用するアタッチメントもレンタルできるため、重機やアタッチメントをその都度飼いそろえるよりも遥かにコストパフォーマンス性に優れています。 まとめ 重機の導入には「新車購入」や「中古購入」、「レンタル」、「リース」などの方法があります。新車購入は、やはり価格が大きなネックとなるので、自分の機械が欲しいという場合は中古車購入が現実的かもしれません。 導入コストを削減するには、それぞれの工事規模や工期、経営戦略などを考慮して、それぞれの事情に適したもっともベストな導入方法を選ぶことが大切です。

    #レンタル#ユンボ#バックホー#油圧ショベル

    2025/04/24

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