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アスファルトフィニッシャーの中古市場・購入時の注意点について紹介

アスファルトフィニッシャー

2023/03/23

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アスファルトフィニッシャーの中古市場・購入時の注意点について紹介

アスファルトフィニッシャーとはどのような用途に使われる重機なのか?

アスファルトフィニッシャーとは、道路や駐車場などのアスファルト舗装に用いられる建設機械です。アスファルトフィニッシャーは、アスファルト舗装の最上層である表層を平坦な状態に仕上げるために使用されます。

また、アスファルトを平らにするだけでなく、舗装面の厚みを任意の数値に調整することも可能です。

このように、舗装工事において、アスファルトフィニッシャーは重要な役割を果たしています。

【アスファルトフィニッシャーとは?】
・工事終盤に行われるアスファルトの敷きならし作業専用の建設機械
・アスファルトを任意の数値で、均等に敷きならすことが可能

アスファルトフィニッシャーを中古購入する魅力

中古アスファルトフィニッシャーの魅力は大きく3つあります。

1.コスト削減

建設業界では、新品のアスファルトフィニッシャーは高価であり、予算や受注価格に余裕がない場合があります。また、道路舗装がメインの事業でないかぎり使用頻度は限られます。
その場合、無理に新品を購入するよりも、まだ十分に使える中古品を購入するという選択もあるでしょう。
中古アスファルトフィニッシャーは、新品に比べておおよそ半額以下の価格で購入できます。予算の制限がある場合や、複数の機材を購入する場合には、中古品を選ぶことでコスト削減が実現できます。

2.直ぐに使える

新品のアスファルトフィニッシャーは、メーカーに受注してから製造する受注生産体制であるため、納品までにかなり時間がかかります。その反面、中古品は購入してから間もない時間で使用できます。急いでいる場合には特に中古品が有効です。

3.品質の確認ができる。

中古品は使用状況がわかるため、購入前に細かくチェックすることができます。大きな問題がなければ、中古品でも品質の良いアスファルトフィニッシャーを選ぶことができます。

4.節税対策になる

中古建設機械は、減価償却資産を有効に取得する節税対策にもなります。「減価償却資産」とは、税法上、時間の経過とともに価値が減少していく資産のことです。
これは、新品の重機を購入した場合だけでなく、中古重機を購入した場合にも適用されます。取得価格の低い減価償却資産は少額減価償却資産に適用され、特例には「一括償却資産の損金算入」もあります。

【少額減価償却資産の対象になる企業】
・青色申告法人であること。
・資本金または、出資金の額が1億円以下であること。
・常勤の従業員が500人以下であること(2020年3月31日以前取得の減価償却資産は従業員数1000人以下)
・連結法人でないこと。

【上記の条件を満たしていても、対象外となる法人】
・大規模法人、(資本金または出資金の額が1億円超の法人)、大法人、(資本金5億円以上の法人など)と完全支配関係にある法人)に発行済株式の総数または出資金総額の2分の1以上を所有されている法人
・複数の法人に発行済株式の総数または出資総額の3分の2以上を所有されている法人

マネーフォワードより:(https://biz.moneyforward.com/accounting/basic/63113/

中古アスファルトフィニッシャーを購入する際の注意点

中古で建設機械を購入することは、一見経済的に思えますが注意も必要です。中古建設機には、新品にはないリスクがあります。

以下に、中古建設機械を購入する際の注意点を詳しく紹介します。

1.保証やアフターサービスがない

中古建設機械には、製造元や販売元からの保証やアフターサービスがない場合もあります。故障した場合には、修理の費用が予想以上に高額になることもあるため、維持費の面でも慎重に検討する必要があります。

中古建設機械を購入する際は、アフターサービスや保証面のサポート体制も考慮しましょう。

2.部品の入手が難しい場合がある

中古建設機械は、機械によって稼働時間が長いものもあります。この場合は、消耗品や部品がすでに劣化していることもあるため、購入後は早い段階で機械に不調が現れることが予想されます。

3.テクノロジーが旧式

中古建設機械は新品に比べて安価なことは確かですが、安全機能や作業性能は時代遅れの機能しか持っていません。そのため、作業効率や仕上がりの性能などに差が出てくることも考えられます。より高度なタスクを実行するためには、中古機械では補えないこともあるでしょう。

特に、昨今の建設業界ではI C T機械の導入などが進み、最新テクノロジーを搭載した機械が登場しています。

4.将来的な維持費の予測が困難

中古建設機械を購入する場合、将来的にかかってくるコストを予測することが難しいです。中古建設機械の場合、消耗具合によっては部品交換が必要になります。新品の市場から部品が入手できない場合は、部品を探すために時間をかけたり、高額な修理費が発生する可能性もあります。

また、新しい機種に比べ、燃費が悪かったり、騒音や環境問題への対策が不十分である場合が多いです。

また、古い機種の中古建設機械は、部品の入手が困難な場合もあるので注意が必要です。

全国的に見たアスファルトフィニッシャーの重機中古在庫は?

アスファルトフィニッシャーは、アスファルト舗装の終盤に現場に投入し、使用される重機です。

アスファルトフィニッシャーの特性として、アスファルトを敷きならす作業に特化していることから、使用される場面は限定的ということが挙げられます。

使用が限定的ということは、それだけ機械の消耗ペースも抑えられるので、メンテナンスをしながら使うことによって機械は長持ちします。さらに、アスファルトフィニッシャーは、バックホーやブルドーザーと違い、機動的作動部がないため故障も少なく、購入されてから長い期間で運用されます。

国内向けのアスファルトフィニッシャーは受注生産という体制をとっているため、生産数も少ないです。

以上のことから、アスファルトフィニッシャーの中古在庫は潤っているとは言えません。

希望するスペックや状態によっては、理想的な条件に合った機械が見つからない可能性も考えられるでしょう。

【アスファルトフィニッシャーの中古は少ない傾向】
・道路舗装が主な事業でない場合使用が限定的
・機動的作動部がないため故障や摩耗が少ない
・購入されてから長い期間使用される

現場条件を加味した機械選びが大切

アスファルトフィニッシャーには「クローラ式」と「ホイール式」2種類の走行方式があり、使用する環境に適した機械選びが必要です。

・「クローラ式」
クローラ式は、走行部分にキャタピラー(履帯)を使用しているアスファルトフィニッシャーです。クローラー式は、接地面が広く安定性が優れているため、不整地や急勾配の坂道を舗装する時に使われます。

しかし、ナンバープレートの取得はできず、公道を走行することはできません。現場からの回送時には、運搬用のトラックが必要になります。

・「ホイール式」
ホイール式は、タイヤで走行するアスファルトフィニッシャーのことです。クローラー式よりも自走速度が速く、大型特殊車両としてナンバーを取得すれば、一般公道を走行することもできます。ただし、最高速度の関係上、高速道路を走行することはできません。

一般的にはホイール式の需要が高く、中古市場では「ホイール式」の在庫が「クローラー式」よりも上回っています。

中古アスファルトフィニッシャーの掲載情報から商品の傾向を見てみる

アスファルトフィニッシャーは、1回の施行で舗装できる最大舗装幅と総重量によってクラス分けがされます。

中古アスファルトフィニッシャーをネットで検索してみると、中古販売サイトやオークション上では、スクリードの長さが1.4~4.5メートル、重量が8~15トンほどの小型、中型機が出回っていましたが、やはり在庫数は少なく感じます。

日本では、舗装幅6メートル以下の道路が多いため、中型クラスの需要が高いです。9メートルや12メートルなどの広い舗装幅を持つ大型機を探している場合は、中古ですとほとんど在庫が出回っていません。

中古アスファルトフィニッシャーの価格は?

アスファルトフィニッシャーの中古販売価格は、機種や年式、使用時間(アワーメーター)などによって異なり、一概には断言することができません。しかしながら,中古サイトなどの販売価格をみると、一般的な相場としては以下のようになっていることが分析できます。

【アスファルトフィニッシャーの中古価格相場】
小型機
(舗装幅:1m~3m)
¥1,000,000~5,000,000
中型機
(舗装幅:2m~4m)
¥5,000,000~8,000,000
大型機
(舗装幅:5m~7m)
¥8,000,000~15,000,000

こちらの一覧表はあくまでも参考程度にご覧ください。中古の場合、使用状態によっても販売価格は変わりますし、中古販売会社によっても価格帯は異なります。

排ガス規制に対応していたり、整備履歴の書類が揃っているものに関してはその分価格が割高になっているというイメージです。

しかし、アスファルトフィニッシャーは新車ですと最低でも¥25,000,00はしますが、中古の場合ですと大抵の機械は、¥10,000,000以内で購入できるでしょう。

年式が古い小型機ですと、¥1,000,000代で購入できるので、早急にアスファルトフィニッシャーが必要になった場合には選択肢のひとつとして検討する価値がありそうです。

中古アスファルトフィニッシャーの探し方

中古アスファルトフィニッシャーを選ぶ際は、以下の点に注意して選びましょう。

1.メーカー・モデルの選定

中古のアスファルトフィニッシャーの中には、すでに市場から撤退している三菱重工や新潟鐵工所などのメーカー機も多く存在しています。生産が終了しているメーカーの機械は、故障時の修理対応や部品の調達が困難なこともあるため注意が必要です。

2.状態のチェック

アスファルトフィニッシャーは長く使える機械であるため、機械に不調や損傷が発生した際に売り出されることが多いです。そのため、一度修理を受けた機械も市場に並んでいます。中古選びの際は、しっかり整備がされているか、汚れ、傷、錆、損傷がないかを確認することが大切です。また、部品の消耗具合を確認することも、将来的な維持費用の見積もりにもつながります。

3.修理履歴の確認

中古アスファルトフィニッシャー購入前には、修理履歴を確認しましょう。修理履歴がある場合は、どのような修理がなされてきたか、修理箇所の状態や修理費用などを把握しておくことが重要です。修理履歴の有無は、中古機械販売業者から必ず確認するようにしましょう。

4. 実機の確認

中古アスファルトフィニッシャーを選ぶときには、現地での実機確認が必要です。実際に動かしてみて、動作や作業効率、異音やオイル漏れなどを確認しなければなりません。

現在アスファルトフィニッシャーを製造しているメーカーは?

国内のメーカーは、現在以下の2社のみです。

【アスファルトフィニッシャーの製造メーカー】
・住友建機株式会社
・範多機械株式会社

・住友建機
住友建機株式会社は、住友グループの建設機械メーカーです。本社を東京都品川区に構え、昭和43年7月から会社を創立し、狭い場所でも対応しやすい小型の建設機械をメインに手掛けています。
一方で、アスファルトフィニッシャー製造や、滑走路舗装用の大型クラスの分野でも有名なメーカーです。 国内では70%のシェア率を誇り、海外市場でも注目を集めている住友建機のアスファルトフィニッシャーは、燃費も良好でランニングコストも安いです。その他、メンテナンス性能に優れたデザインも魅力的でしょう。

・範多機械
範多機械はアスファルトフィニッシャーのラインナップが豊富で、幅員変化にも自由自在に対応できる高性能のスクリードを装備したモデルが特徴的です。
特に超小型機や中型機クラスのアスファルトフィニッシャーをメインに製造しており小型アスファルトフィニッシャーでは国内トップシェアを誇ります。
範多機械株式会社は「中小企業研究センター」が定めるグッドカンパニー大賞で、優秀企業賞を受賞したことも話題になりました。現在は除雪機やロードローラーの製造も手掛けています。

舗装工事に使われるその他の建設機械

舗装工事にはいくつもの工程があり、アスファルトフィニッシャー以外にも、工程によってさまざまな重機が活躍しています。

アスファルトフィニッシャー以外の重機も揃える際は、全体的にかかってくる予算を考慮する必要があります。

ブルドーザー
ブルドーザーは、土木作業や建設現場で使用される重機の一種で、車体の前方に大型のブレード(排土板)を備え付け、キャタピラー(履帯)で走行します。
土のかき起こしや整地作業が得意で、道路工事では序盤の路盤造りで活躍します。
また、ブルドーザーの他にタイヤ走行を行う「ホイールローダー」がありますが、道路工事ではクローラー走行を行うブルドーザーが使われます。

モーターグレーダー
モーターグレーダーは、主に道路工事などの土木現場で、舗装やレベリングを行う建設機械です。主に切土、盛り土、均しといった作業を行います。四輪二軸の本体部分に加え、車体前方にはアームと呼ばれる長いフレームを渡しています。その先端には、進行方向の操舵も行う二輪一軸があります。
道路工事では、ブルドーザーが行う整地作業の仕上げとして使用されます。

ロードローラー
ロードローラーは、整地した路盤を圧縮して締め固めるために使用される建設機械です。一般的には鉄製のドラムを前後に備え、道路を往復しすることで、ドラムを転がして地面を平らにします。
また、土壌を固めるためにも使用されることがあり、土木作業には欠かせない重要な重機のひとつです。

タイヤローラー
タイヤローラーは、ロードローラーの一種で、タイヤ式ローダーローラーとも呼びます。
左右3〜4個ずつ配置したタイヤが、ローラーの軸に沿って回転し、路面を圧縮・平滑化します。タイヤローラーは、舗装面の均しや古い路面の際舗装などに使用されます。

アスファルトフィニッシャーの注意点|まとめ
アスファルトフィニッシャーは高価な建設重機ですが、中古で購入することで半額以下の価格で購入することが可能です。

しかし、アスファルトフィニッシャーの中古機械が市場に出回ることは少なく、中古建設機械販売店では在庫が品薄になっていることが多いです。

また、中古市場ではスクリード幅が2〜4メートルの小型機または中古機がほとんどで、それ以上の大型機種を見かけることは稀です。

大型機種、または最新機能を搭載したハイテク機種を探している方は、新品での購入やレンタルという選択肢もおすすめします。
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    アスファルトフィニッシャー

    中古アスファルトフィニッシャーの操作方法・舗装工事の資格を紹介!

    目次 中古アスファルトフィニッシャーの操作方法・舗装工事の資格について アスファルトフィニッシャーの使い方 アスファルトフィニッシャーの操作方法 アスファルトフィニッシャーを使用する際の注意点 アスファルトフィニッシャーによる舗装工事について アスファルトフィニッシャーを寒冷環境で使用する際について アスファルトフィニッシャーの施工に必要な資格 まとめ|アスファルトフィニッシャーの操作方法 中古アスファルトフィニッシャーの操作方法・舗装工事の資格について アスファルトフィニッシャーは、アスファルト舗装に欠かせない建設機械であり、道路工事や駐車場作りなどの工事によく使用します。 アスファルトフィニッシャーは、モデルの種類によって操作方法が異なります。また、中古の場合、機械やパーツにガタがきていたり、クセがついている場合もあります。 中古アスファルトフィニッシャーを購入する際は、実際に現物を動かしてみて操作感などをみてから購入することも大切です。 中古アスファルトフィニッシャーの購入については、「アスファルトフィニッシャーの中古市場・購入時の注意点について紹介」にて詳しく紹介しているのでご覧ください。 また、運転以外にも、アスファルトフィニッシャーを使用して作業するにはそれぞれの専門の資格が必要になります。 本記事では、中古アスファルトフィニッシャーの操作方法や舗装工事に必要な資格についてご紹介します。 アスファルトフィニッシャーの使い方 アスファルトフィニッシャーを使用するには、最低でも2人必要です。小型のものは1人でも運用できますが、それ以上の規格のアスファルトフィニッシャーは、運転とは別にスクリードを操作する「スクリードマン」という役割に分かれて道路などの舗装をしていきます。 冒頭でもご説明したとおり、アスファルトを敷き均すには、それに関係する資格を取得していないと舗装作業に関わることができません。 慣れないうちはスピードを落として作業し、一部分を敷き均したら均等さを確認する作業を繰り返していきましょう。 アスファルトフィニッシャーの操作方法 アスファルトフィニッシャーは毎分2~3mの速度で走行しながら、路盤上にアスファルト合材を連続的に所要の暑さに敷き均し、突固め、表面仕上げを行います。 ここからは、「HA45W」を例にアスファルトフィニッシャーの基本的な操作方法に紹介します。 エンジン始動時 走行時の基本操作 作業時の基本操作 操作パネルの主なスイッチ・安全装置 .エンジン始動時 「走行・作業」のスイッチを「停止」の位置にし、走行レバーが中立になっていることを確認し、エンジンを始動させます。 2.走行時の基本操作 アスファルトフィニッシャーのアクセルはレバー操作です。走行時は、「走行・作業」のスイッチを走行に入れ、走行レバーを前進または行進にして、アクセルレバーを操作することで移動します。また、走行時は二駆、作業時は四駆で行います。 3.作業時の基本操作 スクリードの幅を舗装幅に合わせてレバーで調節します。スクリード幅の調整が完了したら、スクリードを下ろします。バイブレーターのスイッチをオンにすることで敷いたアスファルトを締め固めることが可能です。 4.操作パネルの主なスイッチ・安全装置 【各名称・説明】 名称 説明 ブロワ加熱装置操作スイッチ フロント左右とリヤ左右にある全てのバーナーを管理するスイッチです。作動状態はランプで確認できます。 スクリード部集中コントロール 左右スクリードの伸縮、レベリングをコントロールします。 スクリードアシスト 厚層舗装時、または軟弱地盤などで使用します。標準、厚層施工時(6㎝以上)、薄層施工時(1~6㎝以上) ステアリングインジゲーター ランプにより前輪操舵角を確認できます。 照明付レベリングゲージ 作業時に見やすい位置に配置され、照明付で夜間工事にも対応しています。 【各種安全装置】 名称 説明 年常時に加熱装置を自動停止 スクリード加熱装置の燃焼中に、何らかの原因でファンが停止するとシステムが異常と判断し、プロパンガスのソレノイドバルブを閉鎖します。 非常停止スイッチ アクシデントに備えて、エンジンを緊急停止する非常停止スイッチを運転席パネル、本体左右に装備しています。 エンジンセイフティ機能 セイフティ機能付回路を採用しており、エンジン始動時に作業・走行スイッチが「入」になっていると、エンジンが始動しません。 自動パーキングブレーキ 走行と完全連動のパーキングブレーキシステムを搭載しており、ブレーキのかけ忘れや解除し忘れの心配がありません。 アスファルトフィニッシャーは作業の性質上、発進/停止を繰り返します。そのため、頻繁にブレーキをかけたり解除する必要がありましたが、この機能によりレバー式のパーキングブレーキ操作から解放されます。 アスファルトフィニッシャーを使用する際の注意点 アスファルトフィニッシャーを使用する際は、大きく分けて4つの注意点があります。アスファルトフィニッシャーを安全に使用し、より効率よく使用するためにも以下で紹介する注意点をしっかり理解しましょう。 ホッパーやスクリードにアスファルトが付着に注意 パーツの摩耗具合に注意 パーツの緩みに注意 タイヤの劣化具合に注意 1.ホッパーやスクリードにアスファルトが付着に注意 アスファルトフィニッシャーを使用する際、エンジンをかける前に、ホッパーやスクリードにアスファルトが付着していないか確認することが大切です。 アスファルトフィニッシャーにアスファルト合材がついたままになっているとアスファルト合材が固まり、アスファルト合材を正確に流し出すことができなくなったり、機械の大きな故障や事故に繋がる可能性もあります。 また、アスファルトフィニッシャーに付着したアスファルト合材は、温かいうちに取り除くと作業がスムーズにできますが、運転手が気付かずに操作してしまい事故につながってしまう危険性もあります。 アスファルト合材が付着してないか確認するときは、スクリードが降下しないようにロックがかかっているか確認しましょう。散油ノズルやスチーム洗浄機を使って取り除く方法が降下的です。 2.パーツの摩耗具合に注意 アスファルトフィニッシャーは、常に半固形状のアスファルト合材を流したり動かしたりと処理をしているため、摩擦や消耗しやすいパーツがあります。 特に、コンベアやスクリューといったパーツはアスファルト合材の中で常に作動しているため、消耗しやすいです。 安全にアスファルトフィニッシャーを使用するためにも日々の点検や整備はしっかりおこない、中古のアスファルトフィニッシャーを購入する際にも、摩擦や消耗が早いパーツを重点的に確認しましょう。 3.パーツの緩みに注意 アスファルトフィニッシャーのコンベア部分は、バーフィーダーチェーンやチェーンブロックで構成されており、特に緩みやすい部分になります。 しかし、アスファルトフィニッシャーは車体が低く、コンベアは車体の下から覗き込むようにしないと確認できないため忘れがちなパーツです。 4.タイヤの劣化具合に注意 アスファルトフィニッシャーは、ダンプカーを押しながら作業を進めていくため、タイヤに負荷がかかりやすいです。使用する際には、タイヤに劣化がないかなどをよく確認しましょう。 また、アスファルトフィニッシャーのタイヤは、特殊で高価なので、購入する際は強度は十分かなども確認しておくとよいでしょう。 特に中古アスファルトフィニッシャーを購入する際は、車体価格が安価でもタイヤを買い換えることになれば、コスト削減には繋がりません。 アスファルトフィニッシャーによる舗装工事について 道路は大きく分けて4つの層でできており、道路工事もいくつかの工程に分けられて行われます。そのうち、アスファルトフィニッシャーが活躍するのは、道路工事でも終盤に当たる「基礎工事」「表層工事」と呼ばれる工程です。 ここからは、道路作りの手順や基礎工事について紹介します。 道路工事のフロー(測量〜路盤工事) 道路工事のクライマックス「基層工事」 道路工事のフィナーレ「表層工事」 1.道路工事のフロー(測量〜路盤工事) 道路工事は、現場の測量→路床工事→路盤工事→基礎工事→表層工事の順に行います。それでは、各工程に区切って説明します。 現場の測量 路床工事 路盤工事 現場の測量 道路工事は現場の測量から始まります。まずは、発注者から図面や現場の情報をもらい、実際に現地を確認します。 ここで、レベル(高さ)や距離を測定し、図面がしっかりあっているかをチェックします。また、工事の進め方をイメージしたり、工事で必要な印をマーキングして準備を行います。 路床工事 道路作りの作業は、路床工事からスタートします。路床は、路床は道路の層の一番下層になる部分で、主に厚さ約1cmの土でできています。 この路床が安定した道路の基礎となり、もし路床が弱ければ、その上にいくらしっかり舗装を行っても大きな車が通過したり、大きな災害があるとすぐに凹んでしまいます。 作業では、ブルドーザーやモーターグレーダーで均しを行い、ロードローラーなどの重機で締め固めていきます。 路盤工事 路盤工事は、締め固めた路床の上に砕石などを敷いていく作業です。路盤は、道路の交通荷重を広く分散させ、路床にかかる負荷を軽減するクッションのような役割があります。 この工程でも、モーターグレーダーで敷き均しをした後に、ローラー重機で締め固めを行います。 2.道路工事のクライマックス「基層工事」 基礎工事では、いよいよアスファルト舗装を行っていきます。基礎は、約150℃以上に加熱されたアスファルト混合物を、アスファルトフィニッシャーで路盤の上に敷きならしていきます。 その後、ローラー重機でアスファルトを均一に締め固めていきます。基礎は路盤と表層の間に作られ、ここでも道路の交通荷重を均一に分散させるクッションの役割を果たします 3.道路工事のフィナーレ「表層工事」 表層は道路舗装工事における最終工程の作業です。また、表層は普段私たちの目に映る部分でもあります。 施工方法は基礎工事と同じですが、材料や目的が異なります。多くの車や人が接するところであるため、「摩耗に強いこと」「水に強いこと」「平坦で滑りにくいこと」「ヒビ割れず変形しないこと」「美しく仕上がっていること」が重要です。 そのため、材料も基層工事で使用したアスファルト混合物よりも密度(粒密)の高いものを使用します。 以上が道路工事の工程です。 道路・舗装工事についての詳細は、「道路工事|道路・舗装工事はどうやって作られる?活躍する重機・建設機械とは?」ページでも紹介しています。 アスファルトフィニッシャーを寒冷環境で使用する際について 積雪寒冷地では、寒冷期に加熱アスファルト混合物を舗設する場合、以下のような障害があります。 気温の低下 降雪 積雪などの気象条件が厳しい 日照時間が短い このため、円滑な施工が妨害されることが多いです。 では、寒冷期に施工するメリットや注意点にはどのようなものがあるのでしょうか? 寒冷期に舗装を行うメリット アスファルト舗装は、おおよそ3時間ほどで熱したアスファルトが冷えて固まりますので、数日間の養生が必要なコンクリート舗装よりも施工時間が短いと言われています。 アスファルト舗装は寒い時期になるとさらに施工時間が短くなります。アスファルトは黒いのでよく熱を吸収し、夏場の場合は気温の高さや暑さによって、なかなかアスファルトが冷えません。 そのため、工期を短縮するために、寒くなる時期に向けてアスファルト舗装の計画を立てる業者も多いです。 まとめ【寒冷期に舗装を行うメリット】 アスファルトが冷え塊やすいので施工時間が短縮できる! 冬場の舗装工事の注意 アスファルト舗装は、施工後に温度が低下すればすぐに通行が可能になるというメリットがあります。 一般的に気温の低い冬季間はアスファルト舗装に適している季節とも言えます。しかし、アスファルトの温度が下がりやすいことで、スムーズに作業を進めないと、敷設前に運搬車内で固まってしまったり、敷いて均す前に固まってしまい、路面に凹凸ができてしまうこともあります。 また、積雪、降雪時は雪解け水が施工中のアスファルトに侵入してしまうと、施工不良を起こす場合もあるので、アスファルト舗装は基本的に、路面が乾燥した状態で行う必要があります。 アスファルトは比較的に加工が簡単なため再施工を行うこともできますが、費用や工期、手間が余計にかかってしまい事業としては損失になってしまいます。 冬季の作業はアスファルトだけでなく、作業員の労力的負担や健康状態にも注意が必要です。 まとめ【冬場の舗装工事の注意】 アスファルトが冷え固まりやすい 積雪・降雪の雪解け水がアスファルト侵入してしまう 作業員の疲労度、健康管理にも注意が必要 アスファルトフィニッシャーの施工に必要な資格 アスファルトフィニッシャーには、運転するための免許と、操作資格がそれぞれ別にあり、両方の資格取得が求められます。 ホイール型のアスファルトフィニッシャーを公道で運転するためには「大型特殊免許」が必要で、作業用の資格は「車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習」を受講する必要があります。 【アスファルトフィニッシャーの施工に必要な資格】 運転するための免許…「大型特殊免許」 大型特殊免許とは、クレーン車や農耕用トラクターなど、特殊な機能をもつ大型車両を公道で運転するために必要な免許です。 操縦するための資格…「車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習」 車両系建設機械とは、労働安全衛生法執行令別表第7で定められた、動力を用いて自走できる建設機械のことで、アスファルトフィニッシャーの操作に必要な資格です。 第2級建設機械施工技士資格 「車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習」以外に、建設機械施工技士の試験に合格することでも、アスファルトフィニッシャーを扱うことができます。 建設機械施工技士資格は、建設機械を使用した工事・施工の品質管理や安全管理に必要な国家資格です。公共事業など大きい金額の工事では、この資格を取得している施工管理や監視技術者が常駐して携わる必要があります。 建設機械施工技士資格は、等級が別れており、アスファルトフィニッシャーのスクリード操作を行うには、第2級以上の資格が必要になります。 こちらを取得すれば、運転・操作だけでなく建設機械を使う現場で施工指導をしたり、現場監督として作業を指示してたりする権限も得られます。 また、資格は第1種〜第6種に分かれています。資格を取得すると、それぞれに対応した建設機械の運転施工管理、安全管理が行えるようになります。 第1種から第6種に該当する機械は以下の通りです。 種別 該当する機械 第1種 芯金から次の芯金までの距離 第2種 油圧ショベルなどのショベル系建設機械 第3種 モーター・グレーダー 第4種 ロードローラーなどの締め固め建設機械 第5種 アスファルトフィニッシャーなどの舗装用建設機械 第6種 アースオーガなどの基礎工事用建設機械 詳しくは、「アスファルトフィニッシャーにはどんな運転免許が必要?操縦に必要な資格も紹介」ページへ まとめ|アスファルトフィニッシャーの操作方法 中古アスファルトフィニッシャーの操作方法、舗装工事の資格について紹介しました。 アスファルトフィニッシャーの操作に慣れるにはそれなりの経験が必要なため、一概に説明することはできませんが、慣れないうちは低速で敷き均していき、コツを掴むことで徐々に上達していきます。 機械の正しい使い方や特性を理解して、安全かつ効率的な作業をおこないましょう。 ←中古の【アスファルトフィニッシャー】を探すならトクワールド!

    2023/05/15

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  • アスファルトフィニッシャーの中古価格はいくら?必要な資格も紹介!
    アスファルトフィニッシャー

    アスファルトフィニッシャーの中古価格はいくら?必要な資格も紹介!

    目次 アスファルトフィニッシャーの中古価格・必要資格は? アスファルトフィニッシャーの用途 アスファルトフィニッシャーのクラス分け アスファルトフィニッシャーのメーカー アスファルトフィニッシャーを過去に生産していたメーカー アスファルトフィニッシャーの平均価格を一覧で紹介 アスファルトフィニッシャーの人気モデル アスファルトフィニッシャーの運転・操作に必要な資格 アスファルトフィニッシャー・建設機械を中古で選ぶ条件 まとめ|アスファルトフィニッシャーの価格や必要な免許・資格 アスファルトフィニッシャーの中古価格・必要資格は? アスファルトフィニッシャーを購入するとなると、どのくらいの予算が必要なのでしょうか?実は、アスファルトフィニッシャーの価格は、スクリード幅によって大きく変わります。 また、アスファルトフィニッシャーを運転・操縦するには免許と資格が必要です。それぞれどのような資格の取得が求められるのかきちんと理解しておきましょう。 本記事では、アスファルトフィニッシャーの価格相場と運転・操縦に必要な免許について紹介します。 アスファルトフィニッシャーの用途 道路や駐車場などを作る際、アスファルト舗装に用いられる建設機械が、「アスファルトフィニッシャー」です。主に、アスファルト舗装の最上層である表層を平坦な状態に仕上げるために使用され、舗装面の厚みを設定した数値に調整することもできます。 道路舗装工事には欠かせないアスファルトフィニッシャーですが、基本的な構造は、アスファルトの合材を貯めるホッパー、車体を牽引するトラクター、アスファルトを敷きならすスクリード、車体を動かすエンジン部から構成されます。 また、アスファルトフィニッシャーは、走行方式の異なる2種類のモデルに大きく分けられます。 クローラー式 ホイール式 クローラー式 クローラ式は、走行部分にキャタピラー(履帯)を使用しているアスファルトフィニッシャーです。クローラー式の利点は、接地面が広く安定性した走行が可能なことです。主に不整地や急勾配の坂道を舗装する時に使われます。 しかし、ナンバープレートの取得ができず、公道走行をすることはできません。そのため、回送時には、運搬用のトラックが必要になります。 ホイール式 ホイール式は、タイヤで走行するアスファルトフィニッシャーのことです。クローラー式よりも機動性が高いことが最大のメリットでしょう。 大型特殊車両としてナンバーを取得すれば、一般公道を走行することもできます。ただし、最高速度の関係上、高速道路を走行することはできません。 一般的にはホイール式の需要が高く、中古市場では「ホイール式」の在庫が「クローラー式」よりも上回っています。 アスファルトフィニッシャーのクラス分け スファルトフィニッシャーは、「最大舗装幅」「総重量」によってクラス分けがされており、一般的にはスクリードの大きさ(舗装幅)を表す「スクリード幅」で表記されていることが多いです。 また、クラスによってアスファルトフィニッシャーの価格も異なります。 国内では、舗装幅が6メートル以下の道路が多いため、舗装幅約2.3~6.4メートルの中型クラスがもっとも活躍します。 海外では舗装幅が9〜12メートルとなる幅広の道路も多くあるため、最大舗装幅6メートル越えの大型クラスが主流です。国内では、大型のアスファルトフィニッシャーが出回っていないため、大型クラスを探している場合、海外メーカー製になります。 アスファルトフィニッシャーのメーカー 近年では公共事業への投資が減り、舗装工事の事業量も減少傾向にあるということが原因で、国内においてアスファルトフィニッシャーを製造・販売しているメーカーは2社にまで減っています。 また、アスファルトフィニッシャーは多品種少量生産であるためメーカーの新規参入もありません。 国内のメーカーは、現在以下の2社のみです。 住友建機株式会社 範多機械株式会社 住友建機株式会社 住友建機株式会社のアスファルトフィニッシャーは、国内で70%のシェア率を誇り、海外市場でも注目を集めています。 燃費も良好でランニングコストも安く、メンテナンス性能に優れたデザインも魅力的でしょう。 住友建機株式会社は、昭和43年7月創業。住友グループの建設機械メーカーで、東京都品川区に本社を構えています。 日本の道路や工事事情にニーズを合わせた、狭い場所でも対応しやすい小型の建設機械をメインに手掛けていることが特徴です。 一方で、アスファルトフィニッシャー製造や、滑走路舗装用の大型クラスの分野でも有名なメーカーです。 範多機械株式会社 範多機械はアスファルトフィニッシャーのラインナップが豊富で、幅員変化にも自由自在に対応できる高性能のスクリードを装備したモデルが特徴的です。 特に超小型機や中型機クラスのアスファルトフィニッシャーをメインに製造しており小型アスファルトフィニッシャーでは国内トップシェアを誇ります。 範多機械株式会社は「中小企業研究センター」が定めるグッドカンパニー大賞で、優秀企業賞を受賞したことも話題になりました。現在は除雪機やロードローラーの製造も手掛けています。 アスファルトフィニッシャーを過去に生産していたメーカー 加藤製作所 アスファルトフィニッシャーなどの建設機械を自社技術で開発していた。 キャタピラージャパン キャタピラーブランドのモデルは国内での販売がされなかった。 コマツ BLAW-KNOX社と技術提携。 新潟鐵工所 2001年に経営破綻のため倒産 豊田自動鐵機 BARBER-GREENE社と技術提携。 石川島建機 現在のKATO HICOM。 川崎重工 一時期アスファルトフィニッシャーを販売していた。 酒井重工業 自社設計で小型モデルのアスファルトフィニッシャーを製造・販売していた。 アスファルトフィニッシャーの平均価格を一覧で紹介 アスファルトフィニッシャーを購入するにあたり、一番気になるのが価格です。 結論から申しますと、アスファルトフィニッシャーの価格は新車の場合、最低でも¥25,000,000以上と高額です、しかし、中古車の場合ですと大抵の機械は、¥10,000,000以内で購入できるため、コストを抑えたい方は中古での購入がおすすめでしょう。 ここからは、アスファルトフィニッシャーの新車・中古車の平均価格について詳しくご紹介します。 アスファルトフィッシャーの新車価格 アスファルトフィニッシャーは、新車ですと非常に高価です。 新車の価格は以下の通りとなっています。 【アスファルトフィニッシャーの新車価格相場】 小型機(舗装幅:1m~3m) ¥2,500,000~ 中型機(舗装幅:2m~4m) ¥30,000,000~ 大型機(舗装幅:5m~7m) ¥60,000,000~ アスファルトフィッシャーの中古車価格 アスファルトフィニッシャーの中古販売価格は、機種や年式、使用時間(アワーメーター)などによって異なり、一概には断言することができません。しかしながら中古サイトなどの販売価格をみると、一般的な相場としては以下のようになっていることが分析できます。 【アスファルトフィニッシャーの中古価格相場】 小型機(舗装幅:1m~3m) ¥1,000,000~5,000,000 中型機(舗装幅:2m~4m) ¥5,000,000~8,000,000 大型機(舗装幅:5m~7m) ¥8,000,000~15,000,000 これらの一覧表はあくまでも参考です。中古機械の場合、使用状態によっても価格は大きく変わりますし、販売会社によっても価格帯が異なります。 また、排ガス規制対応モデルや、整備履歴の書類が揃っているものに関してはその分価格が割高になります。 アスファルトフィニッシャーの中古購入に関しては以下の記事にて詳しく紹介しているためよろしければご覧ください 参考記事:アスファルトフィニッシャーの中古市場・購入時の注意点について紹介 アスファルトフィニッシャーの人気モデル 前述したようにアスファルトフィニッシャーは、走行方式の違いによって「ホイール式」と「クローラー式」に分類されます。 中でも、「ホイールタイプ」のアスファルトフィニッシャーは需要が高く人気のタイプです。ホイール式は、機動性が高く小回りが聞くことや、ナンバープレートを取得できるため公道を自走で移動できるなどのメリットがあり、重宝されます。 しかし、山間部などの勾配の強い坂道で舗装作業を行う場合は、「クローラー式」が利用されます。 アスファルトフィニッシャーの中でも人気があるモデルとしましては、住友建機の『HA45W』が挙げられます。 HA45Wは、足回りがホイール式のアスファルトフィニッシャーで、スクリード幅が2メートル〜4.5メートルまで設定できます。この幅は、国内の一般的な道路幅と同じです。 また、住友建機が独自開発した『J-PAVER:3連スクリードプレート』の採用によって、従来のスクリードプレートよりも圧倒的な速度と精度を発揮します。 このような理由により人気機種となっています。 アスファルトフィニッシャーの運転・操作に必要な資格 アスファルトフィニッシャーで舗装作業をするためには、免許と作業を行うための資格がセットで必要です。運転免許だけを持っていても、舗装作業に必要なクリード操作をすることができません。 では、アスファルトフィニッシャーに必要な作業資格について、以下で詳しく紹介します。 運転には小型特殊免許または大型特殊免許が必要 アスファルトフィニッシャーは、ホイール式のみ公道走行が可能です。 しかし、アスファルトフィニッシャーを公道で運転するためには、小型特殊免許もしくは、大型特殊免許を取得する必要があります。 アスファルトフィニッシャーは、車体後尾にスクリードという作業機を取り付けた特殊車両です。 そのため、アスファルトフィニッシャーは「道路交通法」「道路車両交通法」共に、自動車の区分は「特殊自動車」に分類され、車体の大きさや最高時速度で必要な運転免許が変わります。 【特殊自動車の区分】 免許区分 運転条件 小型特殊免許 全長4.7m以下、全幅1.7m以下、全高2.8m以下、最高速度時速15m以下(農作業用は時速35km未満)、総排気量-制限なし、税金-軽自動車税 大型特殊免許 全長4.7m以上、全幅1.7m以上、全高2.8m以上、最高速度時速15km以上(農作業用は時速35km以上)、総排気量-制限なし、税金-固定資産税 車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習 アスファルトフィニッシャーは、労働安全衛生法執行令別表第7で定められた、動力を用いて自走できる「車両系建設機械」という建設機械に該当します。 車両系建設機械の分類は「整地・運搬・積み込み用機械」「掘削用機械」「基礎工事用機械」「締固め用機械」「コンクリート打設用機械」「解体用機械」の6種類です。 このうち、アスファルトフィニッシャーは、「整地・運搬・積み込み及び掘削用」に該当します。 そのため、アスファルトフィニッシャーで舗装作業を行うには、「車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習」を受講する必要があります。 車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習は、労働安全衛生法施行令別表第7の分類のうち、「整地・運搬・積み込み用」「掘削用機械」が対象となる講習です。 アスファルトフィニッシャー・建設機械を中古で選ぶ条件 中古の建設機械は、アスファルトフィニッシャーのように高価な重機を、新車価格より安価で購入できることや、納品までの期間が短いことなどが大きなメリットとして挙げられます。 しかし、アスファルトフィニッシャーを中古で購入するときは、以下の点に注意して選ぶことが大切です。 メーカーやモデルを確認する 状態を確認する 修理履歴を確認する 実機を確認する 1.メーカーやモデルを確認する 中古アスファルトフィニッシャーの中には、すでに生産を終了し、市場から撤退しているメーカー機も数多く流通しています。生産が終了している機械は、故障時の修理対応や部品の調達が困難なこともあるため注意しましょう。 2.状態を確認する アスファルトフィニッシャーは長く使える機械であり、機械に故障が発生した際に売り出されることが多いです。そのため、一度修理を受けた機械も市場に並んでいます。 中古車選びの際は、しっかり整備がされているか、汚れ、傷、錆、損傷がないかを確認することが大切です。また、部品の消耗具合を確認することも、将来的な維持費用の見積もりにもつながります。 3.修理履歴の確認 中古アスファルトフィニッシャー購入前には、修理履歴を確認しましょう。修理履歴がある場合は、どのような修理がなされてきたか、修理箇所の状態や修理費用などを把握しておくことが重要です。修理履歴の有無は、中古機械販売業者から必ず確認するようにしましょう。 4.実機の確認 中古アスファルトフィニッシャーを選ぶときには、必ず現地に足を運んで、実機を確認することが必要です。実際に動かしてみて、動作や作業効率、異音やオイル漏れなどを確認しなければなりません。 まとめ|アスファルトフィニッシャーの価格や必要な免許・資格 ここまで、アスファルトフィニッシャーの価格や必要な免許・資格について紹介してきました。 アスファルトフィニッシャーは、新車ですと最低¥25,000,000以上と大変高価な重機です。そのため、建設会社のほとんどが、アスファルトフィニッシャーを含む重機を中古建機で揃えています。 中古建設機械は、さまざまなメリットがありますが、同時に多くの落とし穴があるので、中古で重機を購入する際は慎重に機械を選ぶようにしましょう。 また、アスファルトフィニッシャーなどの建設機械は、道路を運転するための「免許」と、作業を行うための「資格」の取得がそれぞれ必要になります。 ←中古の【アスファルトフィニッシャー】を探すならトクワールド!

    2023/05/18

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