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アスファルトフィニッシャーの中古市場・購入時の注意点について紹介

アスファルトフィニッシャー

2023/03/23

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アスファルトフィニッシャーの中古市場・購入時の注意点について紹介

アスファルトフィニッシャーとはどのような用途に使われる重機なのか?

アスファルトフィニッシャーとは、道路や駐車場などのアスファルト舗装に用いられる建設機械です。アスファルトフィニッシャーは、アスファルト舗装の最上層である表層を平坦な状態に仕上げるために使用されます。

また、アスファルトを平らにするだけでなく、舗装面の厚みを任意の数値に調整することも可能です。

このように、舗装工事において、アスファルトフィニッシャーは重要な役割を果たしています。

【アスファルトフィニッシャーとは?】
・工事終盤に行われるアスファルトの敷きならし作業専用の建設機械
・アスファルトを任意の数値で、均等に敷きならすことが可能

アスファルトフィニッシャーを中古購入する魅力

中古アスファルトフィニッシャーの魅力は大きく3つあります。

1.コスト削減

建設業界では、新品のアスファルトフィニッシャーは高価であり、予算や受注価格に余裕がない場合があります。また、道路舗装がメインの事業でないかぎり使用頻度は限られます。
その場合、無理に新品を購入するよりも、まだ十分に使える中古品を購入するという選択もあるでしょう。
中古アスファルトフィニッシャーは、新品に比べておおよそ半額以下の価格で購入できます。予算の制限がある場合や、複数の機材を購入する場合には、中古品を選ぶことでコスト削減が実現できます。

2.直ぐに使える

新品のアスファルトフィニッシャーは、メーカーに受注してから製造する受注生産体制であるため、納品までにかなり時間がかかります。その反面、中古品は購入してから間もない時間で使用できます。急いでいる場合には特に中古品が有効です。

3.品質の確認ができる。

中古品は使用状況がわかるため、購入前に細かくチェックすることができます。大きな問題がなければ、中古品でも品質の良いアスファルトフィニッシャーを選ぶことができます。

4.節税対策になる

中古建設機械は、減価償却資産を有効に取得する節税対策にもなります。「減価償却資産」とは、税法上、時間の経過とともに価値が減少していく資産のことです。
これは、新品の重機を購入した場合だけでなく、中古重機を購入した場合にも適用されます。取得価格の低い減価償却資産は少額減価償却資産に適用され、特例には「一括償却資産の損金算入」もあります。

【少額減価償却資産の対象になる企業】
・青色申告法人であること。
・資本金または、出資金の額が1億円以下であること。
・常勤の従業員が500人以下であること(2020年3月31日以前取得の減価償却資産は従業員数1000人以下)
・連結法人でないこと。

【上記の条件を満たしていても、対象外となる法人】
・大規模法人、(資本金または出資金の額が1億円超の法人)、大法人、(資本金5億円以上の法人など)と完全支配関係にある法人)に発行済株式の総数または出資金総額の2分の1以上を所有されている法人
・複数の法人に発行済株式の総数または出資総額の3分の2以上を所有されている法人

マネーフォワードより:(https://biz.moneyforward.com/accounting/basic/63113/

中古アスファルトフィニッシャーを購入する際の注意点

中古で建設機械を購入することは、一見経済的に思えますが注意も必要です。中古建設機には、新品にはないリスクがあります。

以下に、中古建設機械を購入する際の注意点を詳しく紹介します。

1.保証やアフターサービスがない

中古建設機械には、製造元や販売元からの保証やアフターサービスがない場合もあります。故障した場合には、修理の費用が予想以上に高額になることもあるため、維持費の面でも慎重に検討する必要があります。

中古建設機械を購入する際は、アフターサービスや保証面のサポート体制も考慮しましょう。

2.部品の入手が難しい場合がある

中古建設機械は、機械によって稼働時間が長いものもあります。この場合は、消耗品や部品がすでに劣化していることもあるため、購入後は早い段階で機械に不調が現れることが予想されます。

3.テクノロジーが旧式

中古建設機械は新品に比べて安価なことは確かですが、安全機能や作業性能は時代遅れの機能しか持っていません。そのため、作業効率や仕上がりの性能などに差が出てくることも考えられます。より高度なタスクを実行するためには、中古機械では補えないこともあるでしょう。

特に、昨今の建設業界ではI C T機械の導入などが進み、最新テクノロジーを搭載した機械が登場しています。

4.将来的な維持費の予測が困難

中古建設機械を購入する場合、将来的にかかってくるコストを予測することが難しいです。中古建設機械の場合、消耗具合によっては部品交換が必要になります。新品の市場から部品が入手できない場合は、部品を探すために時間をかけたり、高額な修理費が発生する可能性もあります。

また、新しい機種に比べ、燃費が悪かったり、騒音や環境問題への対策が不十分である場合が多いです。

また、古い機種の中古建設機械は、部品の入手が困難な場合もあるので注意が必要です。

全国的に見たアスファルトフィニッシャーの重機中古在庫は?

アスファルトフィニッシャーは、アスファルト舗装の終盤に現場に投入し、使用される重機です。

アスファルトフィニッシャーの特性として、アスファルトを敷きならす作業に特化していることから、使用される場面は限定的ということが挙げられます。

使用が限定的ということは、それだけ機械の消耗ペースも抑えられるので、メンテナンスをしながら使うことによって機械は長持ちします。さらに、アスファルトフィニッシャーは、バックホーやブルドーザーと違い、機動的作動部がないため故障も少なく、購入されてから長い期間で運用されます。

国内向けのアスファルトフィニッシャーは受注生産という体制をとっているため、生産数も少ないです。

以上のことから、アスファルトフィニッシャーの中古在庫は潤っているとは言えません。

希望するスペックや状態によっては、理想的な条件に合った機械が見つからない可能性も考えられるでしょう。

【アスファルトフィニッシャーの中古は少ない傾向】
・道路舗装が主な事業でない場合使用が限定的
・機動的作動部がないため故障や摩耗が少ない
・購入されてから長い期間使用される

現場条件を加味した機械選びが大切

アスファルトフィニッシャーには「クローラ式」と「ホイール式」2種類の走行方式があり、使用する環境に適した機械選びが必要です。

・「クローラ式」
クローラ式は、走行部分にキャタピラー(履帯)を使用しているアスファルトフィニッシャーです。クローラー式は、接地面が広く安定性が優れているため、不整地や急勾配の坂道を舗装する時に使われます。

しかし、ナンバープレートの取得はできず、公道を走行することはできません。現場からの回送時には、運搬用のトラックが必要になります。

・「ホイール式」
ホイール式は、タイヤで走行するアスファルトフィニッシャーのことです。クローラー式よりも自走速度が速く、大型特殊車両としてナンバーを取得すれば、一般公道を走行することもできます。ただし、最高速度の関係上、高速道路を走行することはできません。

一般的にはホイール式の需要が高く、中古市場では「ホイール式」の在庫が「クローラー式」よりも上回っています。

中古アスファルトフィニッシャーの掲載情報から商品の傾向を見てみる

アスファルトフィニッシャーは、1回の施行で舗装できる最大舗装幅と総重量によってクラス分けがされます。

中古アスファルトフィニッシャーをネットで検索してみると、中古販売サイトやオークション上では、スクリードの長さが1.4~4.5メートル、重量が8~15トンほどの小型、中型機が出回っていましたが、やはり在庫数は少なく感じます。

日本では、舗装幅6メートル以下の道路が多いため、中型クラスの需要が高いです。9メートルや12メートルなどの広い舗装幅を持つ大型機を探している場合は、中古ですとほとんど在庫が出回っていません。

中古アスファルトフィニッシャーの価格は?

アスファルトフィニッシャーの中古販売価格は、機種や年式、使用時間(アワーメーター)などによって異なり、一概には断言することができません。しかしながら,中古サイトなどの販売価格をみると、一般的な相場としては以下のようになっていることが分析できます。

【アスファルトフィニッシャーの中古価格相場】
小型機
(舗装幅:1m~3m)
¥1,000,000~5,000,000
中型機
(舗装幅:2m~4m)
¥5,000,000~8,000,000
大型機
(舗装幅:5m~7m)
¥8,000,000~15,000,000

こちらの一覧表はあくまでも参考程度にご覧ください。中古の場合、使用状態によっても販売価格は変わりますし、中古販売会社によっても価格帯は異なります。

排ガス規制に対応していたり、整備履歴の書類が揃っているものに関してはその分価格が割高になっているというイメージです。

しかし、アスファルトフィニッシャーは新車ですと最低でも¥25,000,00はしますが、中古の場合ですと大抵の機械は、¥10,000,000以内で購入できるでしょう。

年式が古い小型機ですと、¥1,000,000代で購入できるので、早急にアスファルトフィニッシャーが必要になった場合には選択肢のひとつとして検討する価値がありそうです。

中古アスファルトフィニッシャーの探し方

中古アスファルトフィニッシャーを選ぶ際は、以下の点に注意して選びましょう。

1.メーカー・モデルの選定

中古のアスファルトフィニッシャーの中には、すでに市場から撤退している三菱重工や新潟鐵工所などのメーカー機も多く存在しています。生産が終了しているメーカーの機械は、故障時の修理対応や部品の調達が困難なこともあるため注意が必要です。

2.状態のチェック

アスファルトフィニッシャーは長く使える機械であるため、機械に不調や損傷が発生した際に売り出されることが多いです。そのため、一度修理を受けた機械も市場に並んでいます。中古選びの際は、しっかり整備がされているか、汚れ、傷、錆、損傷がないかを確認することが大切です。また、部品の消耗具合を確認することも、将来的な維持費用の見積もりにもつながります。

3.修理履歴の確認

中古アスファルトフィニッシャー購入前には、修理履歴を確認しましょう。修理履歴がある場合は、どのような修理がなされてきたか、修理箇所の状態や修理費用などを把握しておくことが重要です。修理履歴の有無は、中古機械販売業者から必ず確認するようにしましょう。

4. 実機の確認

中古アスファルトフィニッシャーを選ぶときには、現地での実機確認が必要です。実際に動かしてみて、動作や作業効率、異音やオイル漏れなどを確認しなければなりません。

現在アスファルトフィニッシャーを製造しているメーカーは?

国内のメーカーは、現在以下の2社のみです。

【アスファルトフィニッシャーの製造メーカー】
・住友建機株式会社
・範多機械株式会社

・住友建機
住友建機株式会社は、住友グループの建設機械メーカーです。本社を東京都品川区に構え、昭和43年7月から会社を創立し、狭い場所でも対応しやすい小型の建設機械をメインに手掛けています。
一方で、アスファルトフィニッシャー製造や、滑走路舗装用の大型クラスの分野でも有名なメーカーです。 国内では70%のシェア率を誇り、海外市場でも注目を集めている住友建機のアスファルトフィニッシャーは、燃費も良好でランニングコストも安いです。その他、メンテナンス性能に優れたデザインも魅力的でしょう。

・範多機械
範多機械はアスファルトフィニッシャーのラインナップが豊富で、幅員変化にも自由自在に対応できる高性能のスクリードを装備したモデルが特徴的です。
特に超小型機や中型機クラスのアスファルトフィニッシャーをメインに製造しており小型アスファルトフィニッシャーでは国内トップシェアを誇ります。
範多機械株式会社は「中小企業研究センター」が定めるグッドカンパニー大賞で、優秀企業賞を受賞したことも話題になりました。現在は除雪機やロードローラーの製造も手掛けています。

舗装工事に使われるその他の建設機械

舗装工事にはいくつもの工程があり、アスファルトフィニッシャー以外にも、工程によってさまざまな重機が活躍しています。

アスファルトフィニッシャー以外の重機も揃える際は、全体的にかかってくる予算を考慮する必要があります。

ブルドーザー
ブルドーザーは、土木作業や建設現場で使用される重機の一種で、車体の前方に大型のブレード(排土板)を備え付け、キャタピラー(履帯)で走行します。
土のかき起こしや整地作業が得意で、道路工事では序盤の路盤造りで活躍します。
また、ブルドーザーの他にタイヤ走行を行う「ホイールローダー」がありますが、道路工事ではクローラー走行を行うブルドーザーが使われます。

モーターグレーダー
モーターグレーダーは、主に道路工事などの土木現場で、舗装やレベリングを行う建設機械です。主に切土、盛り土、均しといった作業を行います。四輪二軸の本体部分に加え、車体前方にはアームと呼ばれる長いフレームを渡しています。その先端には、進行方向の操舵も行う二輪一軸があります。
道路工事では、ブルドーザーが行う整地作業の仕上げとして使用されます。

ロードローラー
ロードローラーは、整地した路盤を圧縮して締め固めるために使用される建設機械です。一般的には鉄製のドラムを前後に備え、道路を往復しすることで、ドラムを転がして地面を平らにします。
また、土壌を固めるためにも使用されることがあり、土木作業には欠かせない重要な重機のひとつです。

タイヤローラー
タイヤローラーは、ロードローラーの一種で、タイヤ式ローダーローラーとも呼びます。
左右3〜4個ずつ配置したタイヤが、ローラーの軸に沿って回転し、路面を圧縮・平滑化します。タイヤローラーは、舗装面の均しや古い路面の際舗装などに使用されます。

アスファルトフィニッシャーの注意点|まとめ
アスファルトフィニッシャーは高価な建設重機ですが、中古で購入することで半額以下の価格で購入することが可能です。

しかし、アスファルトフィニッシャーの中古機械が市場に出回ることは少なく、中古建設機械販売店では在庫が品薄になっていることが多いです。

また、中古市場ではスクリード幅が2〜4メートルの小型機または中古機がほとんどで、それ以上の大型機種を見かけることは稀です。

大型機種、または最新機能を搭載したハイテク機種を探している方は、新品での購入やレンタルという選択肢もおすすめします。
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ホイール式は、タイヤで走行するアスファルトフィニッシャーのことです。クローラー式よりも機動性が高いことが最大のメリットでしょう。 大型特殊車両としてナンバーを取得すれば、一般公道を走行することもできます。ただし、最高速度の関係上、高速道路を走行することはできません。 一般的にはホイール式の需要が高く、中古市場では「ホイール式」の在庫が「クローラー式」よりも上回っています。 アスファルトフィニッシャーのクラス分け スファルトフィニッシャーは、「最大舗装幅」「総重量」によってクラス分けがされており、一般的にはスクリードの大きさ(舗装幅)を表す「スクリード幅」で表記されていることが多いです。 また、クラスによってアスファルトフィニッシャーの価格も異なります。 国内では、舗装幅が6メートル以下の道路が多いため、舗装幅約2.3~6.4メートルの中型クラスがもっとも活躍します。 海外では舗装幅が9〜12メートルとなる幅広の道路も多くあるため、最大舗装幅6メートル越えの大型クラスが主流です。国内では、大型のアスファルトフィニッシャーが出回っていないため、大型クラスを探している場合、海外メーカー製になります。 アスファルトフィニッシャーのメーカー 近年では公共事業への投資が減り、舗装工事の事業量も減少傾向にあるということが原因で、国内においてアスファルトフィニッシャーを製造・販売しているメーカーは2社にまで減っています。 また、アスファルトフィニッシャーは多品種少量生産であるためメーカーの新規参入もありません。 国内のメーカーは、現在以下の2社のみです。 住友建機株式会社 範多機械株式会社 住友建機株式会社 住友建機株式会社のアスファルトフィニッシャーは、国内で70%のシェア率を誇り、海外市場でも注目を集めています。 燃費も良好でランニングコストも安く、メンテナンス性能に優れたデザインも魅力的でしょう。 住友建機株式会社は、昭和43年7月創業。住友グループの建設機械メーカーで、東京都品川区に本社を構えています。 日本の道路や工事事情にニーズを合わせた、狭い場所でも対応しやすい小型の建設機械をメインに手掛けていることが特徴です。 一方で、アスファルトフィニッシャー製造や、滑走路舗装用の大型クラスの分野でも有名なメーカーです。 範多機械株式会社 範多機械はアスファルトフィニッシャーのラインナップが豊富で、幅員変化にも自由自在に対応できる高性能のスクリードを装備したモデルが特徴的です。 特に超小型機や中型機クラスのアスファルトフィニッシャーをメインに製造しており小型アスファルトフィニッシャーでは国内トップシェアを誇ります。 範多機械株式会社は「中小企業研究センター」が定めるグッドカンパニー大賞で、優秀企業賞を受賞したことも話題になりました。現在は除雪機やロードローラーの製造も手掛けています。 アスファルトフィニッシャーを過去に生産していたメーカー 加藤製作所 アスファルトフィニッシャーなどの建設機械を自社技術で開発していた。 キャタピラージャパン キャタピラーブランドのモデルは国内での販売がされなかった。 コマツ BLAW-KNOX社と技術提携。 新潟鐵工所 2001年に経営破綻のため倒産 豊田自動鐵機 BARBER-GREENE社と技術提携。 石川島建機 現在のKATO HICOM。 川崎重工 一時期アスファルトフィニッシャーを販売していた。 酒井重工業 自社設計で小型モデルのアスファルトフィニッシャーを製造・販売していた。 アスファルトフィニッシャーの平均価格を一覧で紹介 アスファルトフィニッシャーを購入するにあたり、一番気になるのが価格です。 結論から申しますと、アスファルトフィニッシャーの価格は新車の場合、最低でも¥25,000,000以上と高額です、しかし、中古車の場合ですと大抵の機械は、¥10,000,000以内で購入できるため、コストを抑えたい方は中古での購入がおすすめでしょう。 ここからは、アスファルトフィニッシャーの新車・中古車の平均価格について詳しくご紹介します。 アスファルトフィッシャーの新車価格 アスファルトフィニッシャーは、新車ですと非常に高価です。 新車の価格は以下の通りとなっています。 【アスファルトフィニッシャーの新車価格相場】 小型機(舗装幅:1m~3m) ¥2,500,000~ 中型機(舗装幅:2m~4m) ¥30,000,000~ 大型機(舗装幅:5m~7m) ¥60,000,000~ アスファルトフィッシャーの中古車価格 アスファルトフィニッシャーの中古販売価格は、機種や年式、使用時間(アワーメーター)などによって異なり、一概には断言することができません。しかしながら中古サイトなどの販売価格をみると、一般的な相場としては以下のようになっていることが分析できます。 【アスファルトフィニッシャーの中古価格相場】 小型機(舗装幅:1m~3m) ¥1,000,000~5,000,000 中型機(舗装幅:2m~4m) ¥5,000,000~8,000,000 大型機(舗装幅:5m~7m) ¥8,000,000~15,000,000 これらの一覧表はあくまでも参考です。中古機械の場合、使用状態によっても価格は大きく変わりますし、販売会社によっても価格帯が異なります。 また、排ガス規制対応モデルや、整備履歴の書類が揃っているものに関してはその分価格が割高になります。 アスファルトフィニッシャーの中古購入に関しては以下の記事にて詳しく紹介しているためよろしければご覧ください 参考記事:アスファルトフィニッシャーの中古市場・購入時の注意点について紹介 アスファルトフィニッシャーの人気モデル 前述したようにアスファルトフィニッシャーは、走行方式の違いによって「ホイール式」と「クローラー式」に分類されます。 中でも、「ホイールタイプ」のアスファルトフィニッシャーは需要が高く人気のタイプです。ホイール式は、機動性が高く小回りが聞くことや、ナンバープレートを取得できるため公道を自走で移動できるなどのメリットがあり、重宝されます。 しかし、山間部などの勾配の強い坂道で舗装作業を行う場合は、「クローラー式」が利用されます。 アスファルトフィニッシャーの中でも人気があるモデルとしましては、住友建機の『HA45W』が挙げられます。 HA45Wは、足回りがホイール式のアスファルトフィニッシャーで、スクリード幅が2メートル〜4.5メートルまで設定できます。この幅は、国内の一般的な道路幅と同じです。 また、住友建機が独自開発した『J-PAVER:3連スクリードプレート』の採用によって、従来のスクリードプレートよりも圧倒的な速度と精度を発揮します。 このような理由により人気機種となっています。 アスファルトフィニッシャーの運転・操作に必要な資格 アスファルトフィニッシャーで舗装作業をするためには、免許と作業を行うための資格がセットで必要です。運転免許だけを持っていても、舗装作業に必要なクリード操作をすることができません。 では、アスファルトフィニッシャーに必要な作業資格について、以下で詳しく紹介します。 運転には小型特殊免許または大型特殊免許が必要 アスファルトフィニッシャーは、ホイール式のみ公道走行が可能です。 しかし、アスファルトフィニッシャーを公道で運転するためには、小型特殊免許もしくは、大型特殊免許を取得する必要があります。 アスファルトフィニッシャーは、車体後尾にスクリードという作業機を取り付けた特殊車両です。 そのため、アスファルトフィニッシャーは「道路交通法」「道路車両交通法」共に、自動車の区分は「特殊自動車」に分類され、車体の大きさや最高時速度で必要な運転免許が変わります。 【特殊自動車の区分】 免許区分 運転条件 小型特殊免許 全長4.7m以下、全幅1.7m以下、全高2.8m以下、最高速度時速15m以下(農作業用は時速35km未満)、総排気量-制限なし、税金-軽自動車税 大型特殊免許 全長4.7m以上、全幅1.7m以上、全高2.8m以上、最高速度時速15km以上(農作業用は時速35km以上)、総排気量-制限なし、税金-固定資産税 車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習 アスファルトフィニッシャーは、労働安全衛生法執行令別表第7で定められた、動力を用いて自走できる「車両系建設機械」という建設機械に該当します。 車両系建設機械の分類は「整地・運搬・積み込み用機械」「掘削用機械」「基礎工事用機械」「締固め用機械」「コンクリート打設用機械」「解体用機械」の6種類です。 このうち、アスファルトフィニッシャーは、「整地・運搬・積み込み及び掘削用」に該当します。 そのため、アスファルトフィニッシャーで舗装作業を行うには、「車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習」を受講する必要があります。 車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習は、労働安全衛生法施行令別表第7の分類のうち、「整地・運搬・積み込み用」「掘削用機械」が対象となる講習です。 アスファルトフィニッシャー・建設機械を中古で選ぶ条件 中古の建設機械は、アスファルトフィニッシャーのように高価な重機を、新車価格より安価で購入できることや、納品までの期間が短いことなどが大きなメリットとして挙げられます。 しかし、アスファルトフィニッシャーを中古で購入するときは、以下の点に注意して選ぶことが大切です。 メーカーやモデルを確認する 状態を確認する 修理履歴を確認する 実機を確認する 1.メーカーやモデルを確認する 中古アスファルトフィニッシャーの中には、すでに生産を終了し、市場から撤退しているメーカー機も数多く流通しています。生産が終了している機械は、故障時の修理対応や部品の調達が困難なこともあるため注意しましょう。 2.状態を確認する アスファルトフィニッシャーは長く使える機械であり、機械に故障が発生した際に売り出されることが多いです。そのため、一度修理を受けた機械も市場に並んでいます。 中古車選びの際は、しっかり整備がされているか、汚れ、傷、錆、損傷がないかを確認することが大切です。また、部品の消耗具合を確認することも、将来的な維持費用の見積もりにもつながります。 3.修理履歴の確認 中古アスファルトフィニッシャー購入前には、修理履歴を確認しましょう。修理履歴がある場合は、どのような修理がなされてきたか、修理箇所の状態や修理費用などを把握しておくことが重要です。修理履歴の有無は、中古機械販売業者から必ず確認するようにしましょう。 4.実機の確認 中古アスファルトフィニッシャーを選ぶときには、必ず現地に足を運んで、実機を確認することが必要です。実際に動かしてみて、動作や作業効率、異音やオイル漏れなどを確認しなければなりません。 まとめ|アスファルトフィニッシャーの価格や必要な免許・資格 ここまで、アスファルトフィニッシャーの価格や必要な免許・資格について紹介してきました。 アスファルトフィニッシャーは、新車ですと最低¥25,000,000以上と大変高価な重機です。そのため、建設会社のほとんどが、アスファルトフィニッシャーを含む重機を中古建機で揃えています。 中古建設機械は、さまざまなメリットがありますが、同時に多くの落とし穴があるので、中古で重機を購入する際は慎重に機械を選ぶようにしましょう。 また、アスファルトフィニッシャーなどの建設機械は、道路を運転するための「免許」と、作業を行うための「資格」の取得がそれぞれ必要になります。 ←中古の【アスファルトフィニッシャー】を探すならトクワールド!

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    アスファルトフィニッシャー

    【ICT建機(機械)・施工】アスファルトフィニッシャーを情報化して舗装施工!センサーの使い方について紹介!

    目次 ICT建機(機械)とは?アスファルトフィニッシャーの情報化施工(舗装)、センサーの使い方について紹介 まとめ|センサーの使い方について紹介! ICT建機(機械)とは?アスファルトフィニッシャーの情報化施工(舗装)、センサーの使い方について紹介 建設業界では近年、「ICT」という言葉を耳にすることが多くなりました。ICTは『Informartion and Communication Technology』の略で、情報通信技術を意味します。 国土交通省では、「ICTの全面的な活用(ICT土工)」等の政策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図り、魅力ある建設現場を目指す取り組みである『i-Construction(アイ・コンストラクション)』を進めています。 参照: i-Construction|国土交通省 https://www.mlit.go.jp/tec/i-construction/index.html ICTシステムを搭載、利用したICT建機やICT施工は、深刻な担い手不足を抱える建設業としては、問題打破の一策としても注目を集めているトレンドです。 この技術は、舗装工事にも全面的に導入されており、「ICT舗装」の取り組みによって安全性向上や作業の効率化、省力化の効果が実証されています。 本記事では、アスファルトフィニッシャーにおける情報化施工、センサーの使い方、導入について紹介します。 ICT技術を活用する産業機械 総務省が公表している身近なICTの活用事例には、次のようなものが挙げられます。 農業…センサーを利用した田植え作業の工程別分析 製造業…工場でのシステム効率化や生産ラインにクラウド技術を活用した生産活動の改善 インフラ業…器具・設備に設置したセンサーによるデータ収集分析 運輸業…タブレット端末の活用によるサービス向上や事業改善の支援 サービス業…飲食チェーンでの食器に取り付けられたRFIDタグによるデータ収集・活用 参照:ICT地域活性化ポータル|総務省 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/top/local_support/ict/index.html アスファルトフィニッシャーの2D-MC アスファルトフィニッシャーにおけるMC(Machine Control)の取り組みは古くから行われており、住友建機株式会社では40年以上前から2D-MCに対応した建設機械を生産しています。 アスファルトフィニッシャーでの2D-MCには、AGC(Auto Grade Control)装置と呼ばれるものが導入されています。 これは、基準との距離をスクリードもしくは、スクリードアームに取り付けられたセンサーで測定し、舗装厚を変化させるレベリングシリンダに指令を出してスクリードの高さが一定になるように舗装厚を調整するシステムです。 最近では超音波センサーが主流に 以前までは、基準面やワイヤロープ上を直接滑らせて高さの変化を測定する接触式センサーが主流でした。現在では、超音波を使用して基準までの距離を測定する非接触式センサーが開発され、広く使用されています。 接触式では、合剤のこびりつきや内部構造のズレに伴う修理といったメンテナンス性に難がありましたが、非接触式のため不要です。 最近では、複数の超音波センサーを装備した非接触式センサーも開発され、さらなる精度向上を図っています。 ソニック(超音波)センサーの使い方 ここからは、現在の主流である超音波センサーの使い方について、「HANTA FA300型」を例に紹介します。 スクリードを敷きならし厚さの台に降ろします。 本体のセンサスイッチを「入」にします。 センサの電源スイッチをONにします。 センサーの表示を見ながら基準面より30cmの高さにセンサ底面部の高さを合わせます(高さ30cmになると水平の緑色ランプが点滅します)。 低い場合は上向き矢印が点灯します。水平の緑色ランプの表示が出るまでハンドルで高さ調整します(高い場合は下向き矢印の表示が出ますので、同様に調整します)。 センサの自動スイッチを「ON」にします。 走行スイッチをONにして施工を開始します。 センサが自動で厚みを調整します。 アスファルトフィニッシャーの3D-MC化 冒頭でも紹介したとおり、近年、建設施工では、生産性や安全性の向上、品質確保、熟練技術者不足といった多くの問題に直面しています。 この状況に対応することを目的に、ICTを用いた情報化施工技術の導入など、『i-Construction』への取り組みが国土交通省主導で進められており、アスファルトフィニッシャーにおいても、i-Constructionへの対応として、2D-MCを発展させた3D-MC装置が各機器メーカーによって開発され、すでに広く使用されています。 インターネットやG P S(衛星)技術の発展により自動化 アスファルトフィニッシャーの3D-MCでは、アスファルトフィニッシャーのスクリードまたは、スクリードアームに設置された計測装置の自己位置座標が計測されます。 その座標から算出した現舗装高さデータと施工箇所の3D設計データの差分に基づき、左右のレベリングシリンダに指令を出して所定の舗装高さとなるように自動制御するシステムが導入されています。 位置の計測方法は、自走追尾式TS(Total Station)方式、GNSS(汎全地測位航法衛星システム)方式の2種類です。各方式の詳細を以下にまとめました。 自走追尾式TS方式…機械に設置したプリズムを自走追尾式TSで追尾し、位置情報と高さ情報を同時に高精度で計測する。 GNSS方式…複数の衛星電波を受信することで位置情報を取得し、基地局と機械に設置された移動局との間で無線通信により誤差を修正するRTK-GNSS方式を用いて高精度で計測する。 3D-MCは、計測されたアスファルトフィニッシャーの自己位置、姿勢に合わせて舗装高さ調整が自動化され、作業の容易化が図れることや、設計データと施工結果の比較、出来形管理にも活用できるなどさまざまなメリットがあります。 ICT導入のハードルは高いのが現実 建設業のICT化は導入後、比較的早い段階で効率化できるとはいえ、設備に投資をするだけの余力がない中小企業にとってはなかなかのハードルです。 ICT機器は高額であり、現状は1000万円弱の投資は覚悟しなくてはいけないでしょう。また、資金面以外にも、社内で対応できる人材がいないという問題もあるかと思います。 いくら国土交通省が建設業のICT化を推進しようとしたとしても、その号令に従えるのは一部の建設企業だけなのが現状です。 ICT機器が高額な理由としては、GNSSなどの受信機(GPS)が、ひとつ100万円以上と非常に高額であることが挙げられます。3D-MCでは、そのGNSSを2つもつけなくてはなりません。 また、システムや3Dといった言葉に抵抗感を持つ職人や社員もいらっしゃります。 ICT導入のハードルは高いのが現実 建設業のICT化は導入後、比較的早い段階で効率化できるとはいえ、設備に投資をするだけの余力がない中小企業にとってはなかなかのハードルです。 ICT機器は高額であり、現状は1000万円弱の投資は覚悟しなくてはいけないでしょう。また、資金面以外にも、社内で対応できる人材がいないという問題もあるかと思います。 いくら国土交通省が建設業のICT化を推進しようとしたとしても、その号令に従えるのは一部の建設企業だけなのが現状です。 ICT機器が高額な理由としては、GNSSなどの受信機(GPS)が、ひとつ100万円以上と非常に高額であることが挙げられます。3D-MCでは、そのGNSSを2つもつけなくてはなりません。 また、システムや3Dといった言葉に抵抗感を持つ職人や社員もいます。 まずは2D-MCを導入して生産性を向上 3D-MCは、導入には多大なコストがかかることが想定されます。そこで、中古品も数多く出回っていて、自動制御システムよりは安価なセンサーをアスファルトフィニッシャーへ導入してみてはいかがでしょうか? 超音波センサーは中古品の場合、オークション上で¥300,000〜¥600,000程度で購入可能です。取り付けや操作も簡単に行えます。 まとめ|センサーの使い方について紹介! I C T技術は身近な産業で活躍しており、建設業界においては、作業効率化や人手不足の改善策として導入が推奨されています。 ICTを導入するハードルは年々下がってきていますが、中小企業での普及率はまだまだ低い状況です。 そこで、ICT化の足掛かりとして、アスファルトフィニッシャーに後付け可能なセンサーなどの2D-MCを取り入れてみてはいかがでしょうか? 超音波センサーなどの非接触式センサーは、取り扱いも簡単でメンテナンスが不要なのでオススメです。 ←中古の【アスファルトフィニッシャー】を探すならトクワールド!

    2023/05/24

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  • アスファルトフィニッシャーの構造を解説!情報化施工・舗装方法についても紹介
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    アスファルトフィニッシャーの構造を解説!情報化施工・舗装方法についても紹介

    目次 1. アスファルトフィニッシャーの構造・情報化・舗装方法について解説 2. アスファルトフィニッシャーの構造 3. コンベヤの構造 4. スクリューの構造 5. スクリードの種類 6. アスファルトフィニッシャーの加熱装置 7. アスファルトフィニッシャーの舗装方法 8. アスファルトフィニッシャーの情報化 まとめ|センサーの使い方について紹介! 1. アスファルトフィニッシャーの構造・情報化・舗装方法について解説 アスファルトフィニッシャーは、道路や駐車場などの舗装作業に欠かせない重機です。この記事では、アスファルトフィニッシャーの構造や施工方法について解説します。 また、近年は技術進化によってアスファルトフィニッシャーがどのように進化しているのか、さらには情報化や超音波センサーの施工についても紹介します。 2. アスファルトフィニッシャーの構造 アスファルトフィニッシャーの構造は、トラクタ部、スクリード部に大きく分けられ、細部の構造は以下の通りとなっています。 「トラクタ部」 ホッパー 原動機(エンジン) 走行装置 「スクリード部」 スクリード コンベア(フィーダー) 加熱装置 トラクタ部 トラクタ部は、アスファルトを積み込むホッパー、原動機、走行装置を有します。トラクタ部は、原動機(エンジン)からの動力を油圧ポンプに供給し、走行装置や作業装置に圧力を供給します。 ホッパー アスファルト合材をダンプトラックから受けてためておく部分で、トラクタの前方に位置しています。ホッパーの底部にはアスファルト合材を車体の後方へ送り出すコンベヤが設置されており、スクリードへアスファルト合材を送り出します。 原動機 大型の建設機械かつ、低速で移動しながら作業を行なうアスファルトフィニッシャーは、一般的に軽油を使用するディーゼルエンジンが採用されています。 走行装置 走行装置は、ゴム製タイヤを用いる「ホイールタイプ」と履帯(キャタピラ)を用いる「クローラータイプ」の2種類があります。ホイールタイプは、大型特殊自動車としてナンバーを取得すれば公道走行も可能です。 スクリード部 スクリード部には、アスファルト合材を広げるためのスクリューコンベヤや合材を加熱するための加熱装置、合材を均等に広げるためのスクリードが装備されています。 スクリード スクリードとはホッパから送られてきたアスファルト合材の敷きならしを行なう機械(作業装置)のことです。スクリードにはいくつか種類がありますが、フローティングスクリードが主流です。 コンベヤ(フィーダー)装置及びスクリュー装置 コンベヤ装置とスクリード装置は連動しており、アスファルト合材はホッパから後方にコンベヤ装置で送られ、スクリードの最端部まではスクリュー装置で送られる仕組みです。ほとんどの機種は、バーフィーダー式コンベヤ装置を採用していることから「バーフィーダー」とも呼ばれます。 加熱装置 アスファルトフィニッシャーの加熱装置は、主にスクリードを加熱してアスファルト合材をなめらかで均一に敷きならすための装置です。加熱装置の加熱方式にはさまざまな種類があります。 3. コンベヤの構造 アスファルトフィニッシャーのホッパ内からトラクタ内部を通り、スクリード前方までアスファルト合材を送る装置です。 コンベヤの種類 コンベヤは、アスファルトフィニッシャーのホッパ内からトラクター内部を通り、スクリード前方までアスファルト合材を送る装置です。 アスファルトフィニッシャーが施工するとき、施工幅員のセンターを走行できない場合や、左右の施工幅厚に差がある場合などでは、左右のアスファルト合材の送り量を制御する必要があります。そのため、合材の供給方法にはさまざまなものがあります。 バーフィーダー式コンベヤ装置 アスファルト合材直接投入式 レシプロ式コンベヤ装置 スクリュー式コンベヤ装置 バーフィーダー式コンベヤ装置 開発当時から、ほとんどの機種は梯子状のバーフィーダー式コンベヤ装置を装備しており、もっともポピュラーなタイプです。左右2本のブロックチェーンに等間隔に接続されたコンベヤバー後方にスライドすることにより合材はトラクタ後方にあるスクリードの全面まで移送されます。 通常のバーフィーダー式コンベヤ装置は、施工幅員3.6メートル以下では単列の1条方式、40メートル以下のもでは複列の2条方式を用いるのが一般的でした。 1条方式の合材供給 1条方式バーフィーダーは、左右のアスファルト合材の送り量を制御することができないため、他の装置を併用する必要がありました。そのため、ラダー式や可変2枚ゲート式の装置が開発され、左右のアスファルト合材の送り量を制御する事ができるようになりました。 ラダー式は、舵状の板を取り付け、ゲート高さを調整することで制御します。当初は手動調整式でしたが、後に油圧シリンダ調整式に変更されました。 2条方式の合材供給 2条式のバーフィーダを使用することで、左右の合材の送り量を制御できるようになり、無段階速度制御の2条式バーフィーダが開発され、施工性と整備性が向上しました。 また、小型機用のバーフィーダとしては、センターチェーン式バーフィーダが使用されます。このバーフィーダは、中央部のロックチェーンカバーの幅分も有効幅として使用する構造になっています。 アスファルト合材直接投入式 アスファルト合材直接投入式は、コンベヤ装置を省き、ホッパ後方とスクリードの距離を短くしており、このような構造の機械は非常に小型であるという利点があります。しかし、敷き均し面の平坦性が確保しにくいため、特殊な施工にしか使われていません。 レシプロ式コンベヤ装置 レシプロ式コンベヤは、「SP-50」という小型アスファルトフィニッシャーに、中大型機種と同等の装置を装備するために開発され、1980年に国内に導入されました。 この装置は、ホッパの中央底部にボックス状の構造を作り、油圧シリンダによって前後運動するプッシュプレートで合材を押し出し、本体後方のスクリード前面に送り出す方式です。 スクリュー式コンベヤ装置 アスファルトフィニッシャにおいて、流動性の高い特殊な舗装材を舗設する際に、バーフィーダに代わってスクリュー式コンベアを採用することがあります。 スクリュー式コンベヤは、中央にチェーンボックスと両端に軸受けがあり、スクリューを回転させて合材を運ぶ装置です。スクリュー式コンベアは、スクリュー下部が本体のケース内にあるため、車体下部に合材を落とす必要がなく、乳剤散布装置付きアスファルトフィニッシャでも採用された機種もあります。 4. スクリューの構造 コンベヤ装置により、スクリード前方中央部に運ばれた合材をスクリード前面へ均一に送る装置です。 スクリュー装置には、骨材が集まり均等に敷き詰められない傾向があるため、返し羽根を取り付けて骨材の分離を防止することが必要です。 初期の機械はバーフィーダとスクリューの連動する左右単独駆動でしたが、現在は油圧の電気制御によりスクリューの速度調整が可能で、スクリードの油圧伸縮機能にも対応する機種もあります。 スクリューの種類 現在ほとんどのアスファルトフィニッシャーはスクリュー装置を使っています。スクリュー装置は舗装幅が油圧で伸縮する機械が一般的になるにつれ、エキステンションスクリューからスクリードと同じように油圧で幅を伸縮するスクリュー装置が考案されました。 主に、2軸式の伸縮式スクリュー装置を装備したアスファルトフィニッシャーと、1軸式の伸縮式スクリュー装置を装備したアスファルトフィニッシャーがあり、これらはスクリードの伸縮に合わせてスクリューの長さを変化させることが可能です。 2軸式伸縮スクリュー 1軸式伸縮スクリュー 2軸式伸縮スクリュー 昭和63年(1988年)に新潟鐵工所が2軸式伸縮スクリューを装備したアスファルトフィニッシャーである『NFB6C』を開発しました。 これは、本体幅の標準スクリュー装置の後方に新たに油圧シリンダで伸縮するスクリュー装置を装備した構造となっています。 1軸式伸縮スクリュー 平成7年(1995年)に米国・ブローノックス社が、1軸式伸縮スクリュー装置を装備した『BK-171』を発表しました。 これは、駆動軸に対し半ピッチずつの2組のスクリューオーガを組み合わせ、1方は中央のチェーンボックス側に固定し、もう1方を伸縮スクリードのサイドボード側に固定しています。それにより、スクリードの伸縮に合わせてスクリードそのものの長さを変化させる構造となっています。 5. スクリードの種類 スクリードとは、敷きならしを行う機械のことで、ミリ単位の精度が求められるアスファルトフィニッシャーにとって不可欠なものです。スクリードはこれまで、さまざまなものが開発されてきました。 ダンパ式スクリード バイブレーター式スクリード バイブレーター式スクリード ダンパ・バイブレーター式スクリード フローティングスクリード 伸縮スクリード ダンパ式スクリード 初期のアスファルトフィニッシャーの締め固め装置はダンパ式が主流でした。ダンパ式はスクリード前部に配置されたダンパが上下往復運動を行い、アスファルト合材を一定の高さにカットし、締め固めると同時にスクリード下に押し込む働きをします。 ダンパ式では、メンテナンスや維持管理に手間がかかるほか、回転数やストローク、突き出し量の調整が適正でないと、仕上がり面にほうき目と呼ばれる縦筋が発生することがあるといったことが問題でした。 これらの点はその後改良が加えられていますが、国内機ではダンパのみを装備したスクリードは姿を消しています。 バイブレーター式スクリード バイブレーター式の多くは、偏心体を取り付けたシャフトを油圧モーターで回転させて振動を発生させる仕組みが用いられています。バイブレーター式は高い機密を得ることにより、全体を均一に締め固め、所要のきめと平坦性を得ることを主な目的としています。 登場当初は電磁式のものも開発されましたが、現在では油圧駆動式が主流です。 ダンパ・バイブレーター式スクリード 高度経済成長期になると、道路交通量の増加に対応すべく強度・耐久性の高い舗装が必要となりました。その結果、従来のアスファルトフィニッシャーよりも高い締め固め能力が要求され、ダンパ・バイブレーター式スクリードが導入されます。 ダンパ・バイブレーター式スクリードは、バイブレーターとダンパを併用した方式(以降 TV式)です。TV式のスクリードは、上層路盤材の施工にも対応できるようにとのニーズにも応えることができました。 フローティングスクリード フローティングスクリード(浮動スクリード)は、アスファルトフィニッシャーが牽引するタイプのスクリードです。スクリードの重量とスクリードが牽引される時に発生する合材の反力とが釣り合ったとき、スクリードが一定の高さに保たれる平衝特性というものを利用しています。また、舗装圧の調整はこの特性を利用して行います。 現在、ほとんどのアスファルトフィニッシャーに装備されているのが、米国・ハーバーグリーン社が発明したフローティングスクリードです。 伸縮スクリード 工事現場でもっとも手間がかかる作業が、必要施工幅員にするためのスクリードエクステンションの組み立て、また途中で幅員を変えたり舗装範囲内に障害があった場合など脱着です。この課題を解決し、作業に発生する所要を省力化するために開発されたのが伸縮スクリードです。 日本へは1979年にドイツから輸入されました。 6. アスファルトフィニッシャーの加熱装置 アスファルトフィニッシャーの加熱装置には、経由式とプロパンガス(以下LPガス)式、電気式などの加熱方式があります。 以下で、アスファルトフィニッシャー登場時から現在にいたる加熱方式を紹介します。 【経由式バーナー】 経由バーナー 【LPガス式バーナー】 LPガス式ラインバーナー トーチガス式LPガスバーナー LPガス式赤外線ヒーター 熱風式LPガスヒーター 寒冷地用熱風式LPガスヒーター 【輸入アスファルトフィニッシャー】 電気式ヒーター 【経由式バーナー】 経由バーナー 昭和34年(1959年)に誕生した住友機械工業(株)の「HA35」や翌年に登場した新三菱重工業(株)の「AF-1」は経由バーナーを採用していました。 燃料が経由ということもあって、燃焼状態が悪く不完全燃焼で黒煙が出易いことや、スクリードが黒くすすけていることが多かったそうです。 【LPガス式バーナー】 LPガス式ラインバーナー LPガスによるラインバーナと言われるヒーターでスクリードプレートを加熱する方式で、ラインバーナを初めて採用したのは昭和35年(1960年)に(株)新潟鐵工所で製造された「NF35」でした。ラインバーナーの構造は、スクリードプレート上に設けたパイプに小さな穴をたくさん開け、ミキサで空気と混合したLPガスをその穴から噴射し、それを燃焼するものです。 しかし、このバーナーはスクリード内の空気だけで燃焼するため、酸欠や風で消えやすく、燃焼状態は良くありませんでした。そして、数年後には経由バーナー式へと移行していきます。 トーチガス式LPガスバーナー 昭和50年(1975年)に、三菱重工(株)製「MF36W」で採用されたトーチ式のLPガスバーナーは、ラインバーナー式LPガスバーナーや経由式バーナーに比べて燃焼効率が良く、各社に採用されました。現在でも一部の小型機にはこのトーチガス式が採用されています。 トーチガス式のバーナーは、イグナイタを備え、着火を用意にしたものです。同時に煙道等を工夫して、スクリード全体を均一に加熱できるように設計されていました。 LPガス式赤外線ヒーター 昭和60年(1985年)に範多機械(株)は、赤外線ヒーターを装備したスクリードを販売しました。赤外線ヒーターは、赤外線の熱でスクリードの底板を加熱する仕組みです。 赤外線ヒーターであるため極端な温度上昇がないことがメリットで、寒冷地などスクリード板の温度が不安定な現場では、作業終了までの連続加熱が可能でした。また、路上再生工事にも適しており、安定した温度管理が行えます。 熱風式LPガスヒーター 平成に入るとアスファルトフィニッシャーのハイテク化が加速します。その中で、加熱装置も自動温度制御や熱風加熱方式へと進化していきました。 寒冷地用熱風式LPガスヒーター 寒冷地用熱風式LPガスヒーターは、平成10年(1998年)に住友建機(株)が販売した寒冷地向けのスクリードです。寒冷地の現場では、アスファルト合材の温度低下による舗装面の表面仕上がり不良や、スクリードへの合材付着、流れ込み不良が生じます。それらを解決するために熱風SSPと呼ばれる加熱システムを採用しています。 この加熱システムでは、スクリーとプレートだけでなく、タンパ、ストライクオフ、デフレクターや、イドプレートまでも加熱できるように熱風を導いています。 【輸入アスファルトフィニッシャー】 電気式ヒーター ドイツの大手建機メーカーであるフェーゲルは、アスファルトフィニッシャーの制作当初より、電気式の加熱装置を採用していました。日本国内では、昭和47年(1972年)に「S2000TV」が輸入され電気ヒーター装置が普及します。 電気式ヒーターは、スクリードとタンパの同時加熱により、舗装表面の仕上げが良くなったほか、U字型電気ヒーターやサイドブレードにも電気ヒーター装置が搭載されたモデルは、スクリードの隅々までの加熱が可能です。 7. アスファルトフィニッシャーの舗装方法 アスファルト舗装の表層・基層は、適切な温度管理と品質管理のもとで製造された加熱アスファルト混合物を用いて層を形成します。敷きならし方法には、人力施工と機械施工がありますが、現在ではほとんど機械施工で行われています。 機械施工では、専用機械であるアスファルトフィニッシャーを使って、アスファルト混合物を所定の仕上がり幅、厚さに敷きならします。敷きならし時のアスファルト混合物の温度は、一般に110℃を下回らないようにし、平たん性を確保するためにアスファルトフィニッシャをできるだけ一定速度で連続運転します。 また、層同士の付着を良くするために、タックコートと呼ばれるアスファルト乳剤をプライムコートと同様の手順で散布します。ポーラスアスファルト混合物を舗設する場合など、層間の接着力を特に高める必要がある場合には、ゴム入りアスファルト乳剤を使用します。 アスファルト混合物を敷きならした後は不安定な状態なので、転圧機械で締固めて平坦に仕上げます。締固め作業は、初期転圧、二次転圧、仕上げ転圧の順で行い、初期転圧はロードローラ、二次転圧はタイヤローラまたは振動ローラを使います。 仕上げ転圧は不陸の修正やローラマークを消すために行います。舗装表面の温度が50℃以下になってから交通開放します。 8. アスファルトフィニッシャーの情報化 平成12年頃から、建設現場における情報技術(ICT)の発展に向けて、トプコンやライカジオシステムズなどが3D-MCという三次元重機制御システムを開発し、自動追尾トータルステーションがアスファルトフィニッシャに取り付けられ、計画値と照らし合わせてアスファルトフィニッシャを制御するようになりました。 平成16年には、トプコンがGPSとレーザ技術を組み合わせた『mmGPS(ミリメータージーピーエス』という新しいシステムを発表し、三次元設計データを元に機械を自動制御することが可能になり、各メーカーでアスファルトフィニッシャーの情報化が進んでいます。 まとめ|ロードローラーの免許を取得して現場で活躍しよう! ここまで、「アスファルトフィニッシャーの構造」について紹介し、種類や仕組みなど詳細な部分まで解説しました。 また、後半では「アスファルトフィニッシャーでの施工方法」、「アスファルトフィニッシャーの情報化」についても触れ、アスファルトフィニッシャーについてさらに理解が深まったことかと思います。 アスファルトフィニッシャーはさまざまな試行錯誤を経て、時代の変化と共に進化してきました。そのため中古で購入する際は、「その機種がどの時代のものに製造されていたものなのか」や「使用用途に適しているのか」ということを見極める必要があるでしょう。 また、現在はアスファルトフィニッシャーなどの建設機械は情報化されていき、将来的には、制度の高い自動制御を搭載し機種や作業の省力科が各メーカーの販売戦略となっていきそうです。 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    2023/05/26

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