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重機のエアコンが効かない?原因・対策・メンテナンスのポイントを徹底解説!

整備・修理

2025/10/17

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重機のエアコンが効かない?原因・対策・メンテナンスのポイントを徹底解説!

炎天下の夏場や極寒の冬場で稼働する重機にとって、エアコンは単なる快適装備ではありません。オペレーターの体調を守り、作業効率を維持するための大切な“安全装備”とも言える存在です。しかし、現場では「冷えが弱い」「風が出ない」といったトラブルが頻発します。
本記事では、重機エアコンの重要性から種類・特徴、設置の注意点、メンテナンスの基本、トラブル時の対処法までをくわしく解説します。
    この記事でわかること
  • 重機エアコンの不良原因
  • 重機エアコン不良時の対策
  • 重機エアコンのメンテナンス

重機のエアコンはなぜ重要なのか

夏の重機作業は、キャビン内が非常に高温になることもあり、熱中症や脱水症状を引き起こす危険があります。逆に冬場は結露が凍りフロントガラスが曇ることで、視界不良から操作ミスや事故に直結することも少なくありません。

こうした背景から、エアコンは単なる快適さを提供するだけでなく、オペレーターの健康と安全を守る必須装備として位置付けられています。特に長時間の連続稼働が多い重機の場合では、冷暖房が効かない環境下では、オペレーターの体力消耗や集中力低下につながり、現場全体のリスク要因となるのです。

近年は労働環境改善の観点から、空調性能は重機選定における重要な指標となっています。中古重機を購入する場合でも「エアコンの効き具合」は重要なチェックポイントとなります。

重機エアコンの種類と特徴

重機に搭載されるエアコンは、「バッテリー接続型エアコン」と「エンジン駆動型エアコン」の2種類に分けられます。それぞれの特徴を理解しておくと、重機や現場にあった選択ができます。

バッテリー接続型エアコンのメリット

バッテリー接続型エアコンは、エンジンを停止した状態でも稼働できる点が、最大の特徴です。
待機中やアイドリングストップ時にも使用できるため、燃費改善やCO₂排出量削減に効果的です。都市部や夜間工事など、騒音を抑えたい現場でもメリットがあります。ただし、長時間の連続使用には限界があるため、大容量バッテリーや補助電源の併用が現実的です。

たとえば、「ストロングクールプラス」は12V〜72Vのバッテリーに対応し、数分で−5〜−10℃の温度低下を実現します。フォークリフトや仮設ハウスでも利用でき、その手軽さと即効性が評価されています。

エンジン駆動型エアコンのメリット

一方で、エンジン駆動型は、乗用車やトラックと同じ仕組みで、エンジンが動いている限り安定した冷暖房を供給します。大型ショベルのような機種には高出力コンプレッサーが搭載されており、冷却力が高く、酷暑下でも室温を確実に下げられる点が強みです。
ただし、エンジン停止中は使えないため、待機時間が長い現場では不便に感じることもあります。また、燃費やアイドリング規制への影響にも注意が必要です。
  • 長時間稼働を前提とするならエンジン駆動型が、アイドリングストップや待機が多い現場ならバッテリー型が向いています。

重機用エアコンに備わる主な4つの機能

重機用エアコンは単に冷暖房を行うだけでなく、現場特有の環境に対応するための機能が組み込まれています。

粉じんフィルター

建設現場や解体現場では、土やコンクリートの破片などが細かい埃となって空気中に舞い上がります。普通車のエアコンフィルターではすぐに目詰まりしてしまいますが、重機用のエアコンは専用の粉じんフィルターが使われています。粉じんフィルターはオペレーターが呼吸する空気をきれいに保ち、健康被害を防ぐ役割があります。

また、フィルターを定期的に掃除・交換することで、エアコン本体の寿命も延ばすことができます。一部のメーカーでは、目安として掃除はおよそ250時間稼働ごとに、交換は10回の清掃後が推奨されています。これは、環境で大きく変わるため、粉じんの多い現場では1週間に1度の清掃が理想的です。

除湿機能

梅雨や夏の湿気が多い時期には、キャビンの窓がすぐに曇ってしまいます。視界が悪化すると事故の原因となるため、重機用エアコンには除湿機能が備わっています。これは窓ガラスの曇り・結露を防ぐために特に大切な機能です。

例えば、梅雨の朝に重機を動かすと、窓が真っ白になって作業できない、という経験は珍しくありません。除湿機能があれば短時間で曇りを解消し、常に良好な視界を確保できます。

耐振動設計

ユンボなどの建設重機は、舗装前のガタガタした地面や解体現場の足場の悪い場所で長時間稼働します。そのため、車用のエアコンでは不具合や故障が起こりやすいです。重機用エアコンは、振動に強い設計で、配管の固定や部品の取り付けに工夫が凝らされています。

このため、重機用エアコンは作業中に「突然冷えなくなった」「異音がする」といったトラブルを防ぎ、不整地環境でも壊れにくい設計になっています。

高出力冷房

真夏の炎天下で重機に乗ると、キャビン内はすぐに40℃を超えることもあります。熱中症は命に関わる危険があるため、重機用エアコンは家庭用エアコンや車用よりも強力な冷房能力を備えているモデルもあります。

中には2,000Wを超える冷却能力を持つモデルもあり、短時間でキャビン内を涼しく快適にできます。オペレーターの体調管理はもちろん、集中力を保つためにも重要な機能と言えます。 こうした機能は「快適性」だけでなく、安全・健康・効率の三本柱を支えています。

エアコン設置のポイント3つと注意点

中古購入した重機や、エアコンが付いていない機種には、後付けでエアコンを取り付けることがあります。ここからは、その際に気をつけたいポイントをまとめます。

電源とスペースの確保

エアコンを動かすには、電気やエンジンの動力が必要です。バッテリー式の場合は電源容量を、エンジン式の場合はコンプレッサーを取り付けるスペースが確保できるかを確認しなければなりません。

施工は専門業者に依頼

「DIYで取り付ければ安く済む」と考える方もいますが、配管やダクトの施工を間違えると、冷気漏れや故障につながります。冷媒(フロンガス)の取り扱いも、専門知識が必要です。必ず実績のある業者に依頼しましょう。

メンテナンス性を考慮

フィルター交換や冷媒補充が簡単に行える位置に取り付けられているかも重要です。取り付けの段階で「メンテナンス性」を考慮しておくことで、維持費を抑えられます。導入費用だけで判断せず、アフターサービスや施工実績まで含めて業者を選ぶことが、長期的な安心につながります。

エアコンのメンテナンス

エアコンは「付けたら終わり」ではなく、定期的な点検と清掃が欠かせません。ここでは初心者でもできるエアコンのメンテナンスを紹介します。

エアコンのメンテナンス紹介

  1. フィルター清掃・交換:粉じん現場では、毎週清掃するのが理想的です。
  2. 冷媒チェック:不足すると、冷却能力が低下します。2〜3年ごとに補充・点検が必要です。密閉状態であれば、基本的に冷媒が減ることはありません。しかし、減っている場合は漏れの可能性が疑われます。
  3. コンデンサー清掃:泥やホコリで風通しが悪くなると、効きが激減します。高圧洗浄機で定期的に清掃。
  4. 配管・ホース点検:劣化でひび割れや漏れが起きやすいため、年1回は確認しましょう。オイル染みがあれば要注意です。
  5. シーズン前の稼働確認:異音・温度・風量を事前チェックすることで、現場トラブルを未然に防げます。

よくあるトラブルと対処法

ここでは、現場で頻出する症状ごとに「起きやすい原因」「その場でできる確認」「やってはいけないこと」「業者へ任せる目安」を順にまとめ、専門工具が不要な範囲でのチェックを中心に解説します。

冷えない :冷媒不足、コンプレッサー不良

  1. 起きやすい原因
    エアコンを稼働させてもキャビン内がなかなか冷えない原因は、コンデンサー(前側の放熱器)の目詰まり、電動ファン不良、冷媒(れいばい)量の不足や過充填、コンプレッサーの劣化です。アイドリングのときに特に冷えが落ちる場合、風を送って熱を捨てる側のトラブルが疑われます。
  2. その場でできる確認
    まず設定を見直してみてください。A/Cボタンがオンになっているか、温度は低めに設定されているか、内気循環になっているかを確認します。
    次にエンジンフードを開けて、コンデンサーのフィンに泥・綿埃・虫が詰まっていないかを目視で確認します。詰まりがある場合は、フィンを曲げない水圧でやさしく洗い流すと回復することがあります。A/C作動時に「カチッ」とクラッチが入る音がするかどうか、コンデンサー前の電動ファンが回っているかどうかも見ておきたいポイントです。
    吹き出し口に安価な温度計を当て、外気温との差を記録しておくと後の診断がスムーズになります。
  3. やってはいけないことは
    とりあえずガス(冷媒)を足すことは避けるべきです。多すぎると冷えは悪化し、最悪の場合、故障の原因になります。冷媒の回収・真空引き・規定量充てんは資格と機材が必要な作業です。
  4. 業者へ任せる目安
    コンデンサー清掃とファン確認をしても改善しない、クラッチが入らない、エンジンが重くなるなどの症状が続くときです。早めに相談した方が修理費を抑えられます。

風量が弱い フィルター目詰まり、ファン故障

  • 主な原因
    キャビン内の循環フィルターや外気フィルターの目詰まり、ブロワーモーターの不調、ダクト内の異物詰まりです。粉じんの多い現場では、1週間で明らかに風量が落ちることもあります。
  • その場でできる確認
    現場で確認する際は、まず取扱説明書でフィルターの位置を確認し、フィルターを取り外して目視で確認します。灰色〜黒くなっていたり、土の膜ができている場合は、清掃や交換のサインです。エアダスターや掃除機で表面の粉じんを取り除くだけでも、体感が変わります。
    数分運転すると風がさらに弱くなる場合は、エバポレーター(冷却コイル)が凍っている可能性があります。その際は一度A/Cを切り、風だけを当てて解凍すると一時的に戻りますが、根本原因(フィルター詰まりや温度制御の不具合)を後で対処してください。
  • やってはいけないこと
    濡れたフィルターをすぐに戻さないことです。カビの原因になります。乾燥させるか、新品に交換するのが無難です。
  • 業者へ任せる目安
    業者へは、清掃しても風量が戻らない場合や、特定の風量段だけ動かない(抵抗器やコントローラ不良の可能性)といった症状で相談しましょう。

異音がする  ベルトの緩み、軸受け不良

  • 主な原因
    よくある異音としては、「キュルキュル」というベルト鳴き、「ゴロゴロ」という回転ベアリング音、「ガサガサ」というブロワー内の異物音などが挙げられます。A/CスイッチONにした時だけ音が出る場合は、コンプレッサークラッチやベルト周りが疑われます。ブロワー風量を変えると音の大きさが変わる場合は、室内側のファンやダクトに原因がある可能性が高いです。
  • その場でできる確認
    確認できることは、ベルトの張りと表面のテカり(グレージング)を目視すること、ブロワー吸込み口に落ち葉やビニール片がないかを確認することです。吸込み口に異物が吸い付いていると、風量低下と同時に擦れる音が出ます。
  • やってはいけないこと
    鳴いているベルトに潤滑剤をスプレーする行為は避けてください。一時的に静かになっても、滑りは悪化し、発熱や切断の原因になります。
  • 業者へ任せる目安 業者へ依頼する目安は、金属的なうなり音や「カラカラ」といった断続音が出る場合や、異音とともに冷えも悪くなってきた場合です。回転系の異音は、放置すると焼き付きに発展しかねません。

異臭がする カビや泥汚れによるもの

  • 主な原因
    代表的な原因は、蒸発器(エバポレーター)に付着したカビ臭、ドレン詰まりによる生乾き臭、外気取り入れ口から入る排ガス・溶剤臭です。甘いにおいがする場合はヒーターコア周辺の冷却水漏れの可能性もあります。
  • その場でできる確認
    その場でできる対処としては、まずドレン排水が地面にポタポタと落ちているか確認します。出ていない場合は詰まりが疑われるため、ドレンホースの先端を軽くつまんで異物を抜くか通水してみると改善することがあります。
    次に、フィルターを交換し、可能ならエバポレーター洗浄用のフォーム(発泡洗剤)で内部を洗うと臭いが軽減されます。運転のコツとして、作業終了の数分前にA/Cを切って送風だけにすると、コイルが乾きやすくカビの発生を抑えられます
  • やってはいけないこと
    注意したい点は、排気ガスの臭いが強い場合です。外気導入口のシール不良や、キャビンの加圧が効いていない可能性があり、健康面のリスクが大きいため無理は禁物です。強い焦げ臭は電装の異常やベルト滑りのサインでもあるため、すぐエアコンをOFFにして原因を確認しましょう。
  • 業者へ任せる目安
    業者には、洗浄とフィルター交換でも臭いが戻る場合、ドレンから全く排水が出ない場合、焦げ臭や排気臭が続くといったケースで相談してください。

エンジン負荷が大きい :コンプレッサー焼き付きの可能性

  • 主な原因
    見られる現象は、アイドリングが不安定になる、燃費が急に悪化する、ベルトが焼けるにおいがする、などです。主因は高圧側の圧力上昇(コンデンサー詰まり・電動ファン不良)、冷媒の過充てん、コンプレッサーの焼き付き前兆などが考えられます。これらの症状は、真夏で粉じんが多い日に発生しやすい症状です。
  • その場でできる確認
    やることは、冷えない時と同様にコンデンサーの清掃と電動ファンの回転確認をすることです。ラジエーターやオイルクーラーと重なって積層されている場合は、手前から順に風の通り道を確保します。これだけで負荷が軽くなることもあります。ベルトが滑っているときは表面がテカり、粉が出ます。緩みがあれば適正に張り、劣化している場合は交換が必要です。
  • やってはいけないこと
    絶対に避けたい行為は、異音や焦げ臭がするのに連続運転を続けることです。コンプレッサーがロックすると、ベルト切れや発火のリスクがあり、他の補機まで巻き込みます。違和感を覚えたら、A/CをOFFにし、安全な場所で点検に切り替えましょう。
  • 業者へ任せる目安
    業者へは、清掃と簡易点検で改善しない場合や、A/Cを入れるとエンストしそうになる場合、金属音が混じる、といった段階で必ず連絡してください。過充填や内部ダメージの診断は現場では難しいため、無理は禁物です。

まとめ|エアコンは“安全を守る消耗品”

重機のエアコンは快適さだけでなく、安全性も左右する重要な装備です。種類ごとの特徴を理解し、正しく設置・メンテナンスを行うことで長く使用できます。効きが悪いと感じたら早めに点検を行い、故障を未然に防ぐことがコスト削減につながります。
エアコンは消耗品であることを忘れず、計画的に管理しましょう。
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    #エンジン#電気#バッテリー

    2023/01/26

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  • 中古重機買取の基礎知識と高額売買のコツ|査定額を左右するポイントとは?
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    中古重機買取の基礎知識と高額売買のコツ|査定額を左右するポイントとは?

    「使わなくなった重機を高く買い取って欲しい」「動かなくなった重機でも買い取ってもらえる?」そんな疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。 中古重機の買取では、メーカーや年式、重機の状態など、あらゆる要素が査定額を左右します。また、査定額を高くするにはいくつかの注意点やコツが存在します。 本記事では、初めて重機査定の利用を検討する方に向けて、中古重機の基礎知識から査定額を左右するポイント、高額売買のコツまでを詳しく解説します。 中古重機買取の基礎知識 建設機械は、一定の使用年数を経ても、適切なメンテナンスを行えば長く使い続けることが可能です。そのため、中古車であっても現場で十分に活躍できる性能と高い資産価値を保っています。 日本の中古重機は、国内だけでなく海外でも高い需要があり、適切に査定・売却すれば思わぬ高値がつくこともあります。 中古重機とは? 中古重機とは、一度使用された建設機械や土木機械で、現在も使用可能な状態にある重機を指します。つまり、再利用や再販が可能な建設機械のことです。 新車と比較すると購入コストを抑えられることから、昨今ではほとんどの建設業者やリース会社、個人オーナーなどが積極的に中古重機市場を利用しています。 中古重機の種類は多岐にわたりますが、代表的な重機は以下の通りです。 油圧ショベル(ユンボ)汎用性が高く、土砂の掘削や積み込みなど、多方面の作業に使用される重機です。特にコマツ「PC」シリーズやヤンマー、CAT製などが人気です。 ブルドーザー大型ブレードで地面を押し均す重機。道路造成や造成工事で使用します。 ホイールローダータイヤで走行し、バケットで資材や土砂を運搬します。除雪機械としても需要があります。 クレーン車高所作業や重量物の吊り上げに使用します。タワークレーンやトラッククレーンなど多様なタイプがあります。 ダンプトラック掘削した土や廃材を運搬する車両です。大型ダンプから小型ダンプまで幅広く流通しています。 これらの重機は、使用環境・年式・稼働時間・メンテナンス状況によって価値が大きく変わります。 また、メーカーごとに耐久性や人気モデルが異なるため、査定時には「どのメーカーの、どの型式か」が重要な判断材料となります。 重機買取のメリット 中古重機の買取りを利用する最大のメリットは、費用をかけずに不要になった重機を処分できる点です。通常、解体や廃車処分を行う場合、運搬費・解体費・処分費などが発生しますが、買取業者を利用すれば引き取りが無料になることも多く、むしろ現金が手に入ります。 また、重機の買取では、部品単位でも可能です。エンジンや油圧ポンプ、キャタピラー、ホイール、バケットなどのパーツは再利用や修理用として需要があり、動かない重機でも部品価値によって査定対象となります。 高まる中古重機の需要 近年、中古重機の需要は国内外で急速に高まっており、背景にはいくつかの要因が挙げられます。 まず、国内における建設業界の人手不足とコスト上昇です。新車よりも安価で即戦力となる中古重機は、特に地方の中小企業や個人事業主にとって「コストパフォーマンスに優れる投資」として重宝されています。 海外でもインフラ整備の拡大が続いており、日本製重機の信頼性が評価されています。発展途上国では新車を導入するコストが高いため、中古でも動く日本製重機が高値で取引されています。実際、コマツ・CAT・日立・ヤンマーといったブランドは中古市場で特に人気が高く、輸出業者を介して多くの国内重機が海外に出ています。 さらに、円安の影響も追い風となり、輸出ルートを通じた取引価格が上昇傾向にあります。 加えて、近年の環境意識の高まりから「廃棄せず再利用する」動きが強まっており、サステナブルな観点でも中古重機市場の拡大が期待されています。 これらのことから、現在の中古重機市場は、需要の広がり、価格の安定、環境価値という三拍子が揃った成長産業といえるでしょう。 中古重機買取の流れを解説 中古重機の買取は、初めての方にとって「難しそう」「手続きが大変そう」と感じられるかもしれません。しかし、実際には査定依頼から引き渡しまでの流れはシンプルで、ポイントさえ押さえておけばスムーズに進められます。 ここでは、査定の申し込み方や必要書類の準備、複数業者への依頼のコツなど、中古重機を売却する際の一般的な流れをわかりやすく解説します。 中古重機の相場は? 中古重機の買取価格は、機種・年式・稼働時間・保管状態によって大きく変動します。 たとえば、同じメーカー・同型式の油圧ショベルでも、使用時間が1,000時間以内で整備状態が良い機械と、ハードな環境で使われた10,000時間を超えている機械では当然の様に査定額は大きく変わります。 また、建設需要や為替の動きなど、市場の景気も相場に影響します。特に近年は海外でのインフラ整備需要が高まっており、日本製の中古重機は「高品質・長寿命」として人気を集めています。そのため、輸出向けの買取価格が上昇傾向にあり、国産メーカー(コマツ、日立建機、CAT、クボタなど)の重機は高値で取引される可能性があります。 一方で、排ガス規制の影響を受ける古い機種や、超大型クレーンなどの特殊仕様車は流通先が限られるため、買取可能な業者は絞られます。 査定の申し込み方法 中古重機の査定依頼は、現在ではオンラインで簡単に行えるようになっています。買取業者の公式サイトにある入力フォームから申し込むのが一般的で、手続きは数分で完了します。 入力の際は以下のような情報をできるだけ詳しく記入すると査定にも有利です。 メーカー名、機種名、型式 年式、稼働時間機械の状態が分かる写真 整備履歴や修理歴の有無 現在の所在地・稼働可否(動くかどうか) 付属品(バケットやアタッチメントなど) これらの情報を正確に伝えることで、より正確な査定金額を提示してもらえます。 また、写真を添付できる場合は「車体の全体」「アワーメーター」「エンジン周辺」「キャビン内」などを撮影して送ると、査定精度が格段に上がります。 電話やメールでの依頼も可能ですが、近年ではウェブサイトやLINEでの査定申し込みが便利です。 査定から買取までのステップ 査定の申し込みが完了したら、いよいよ実際の買取手続きへと進みます。 ここでは、初めての方でも安心して取引できるよう、査定から入金までの一般的な流れをわかりやすく解説します。 現地調査・オンライン査定一般的な査定の流れは、まず依頼時に入力した情報をもとに概算見積もりが提示されるところから始まります。 概算金額を確認した後、相談に応じて業者が現地にスタッフを派遣し、実機を検品します。現場では、外観のサビや塗装の状態、エンジン音、油漏れ、可動部の動作などを細かくチェックします。 その後、検品結果をもとに業者が最終的な査定金額を提示します。条件が合えば契約・引き取りの手続きへと進むという流れです。 また、希望条件(即日引き取り・高年式優先・アタッチメント込みなど)を記載しておくことで、より適した査定結果を得やすくなります。 オンライン査定のあと、必要に応じて現地確認を行う場合もあります。実物確認があることで、より正確で納得感のある査定額を提示してもらえるでしょう。 査定結果の提示・価格交渉 査定結果は、早ければ即日、遅くとも数日以内に提示されます。 見積額に納得がいかない場合は、そのまま妥協せずに交渉してOK。 特に、状態が良好な重機や人気モデル(コマツ・キャタピラー・日立など)であれば、他社との見積もりを比較することで価格アップが期待できます。 複数社の査定を取ることで、業者同士の競り合いが起き、想定以上の高額査定につながるケースも少なくありません。 ポイントは、「他社ではこの金額でした」と具体的に提示すること。 業者にとってもリアルな競合情報は貴重な判断材料となるため、柔軟に対応してくれる可能性が高まります。 契約・引き取り 提示額に納得できたら、正式な契約に進みます。 書類が整っていれば、契約から引き取りまで1日で完了することもあります。 主な必要書類は以下の通りです。 ・所有者証明書(譲渡証明書) ・登録証または車検証(大型重機の場合) ・整備記録簿や保証書(あれば評価アップの可能性も) 引き取りについては、業者によって対応が異なります。多くの場合、トラックを手配して現場まで引き取りに来てくれますが、運搬費用は基本的に別途発生します。 また、稼働できない重機の場合でも対応は可能ですが、その運搬方法は重機の大きさや状態によって異なります。 中小型機種であればレッカー車で移動できる場合がありますが、大型重機ではクレーンで吊り上げたり、分解して運搬するケースもあります。 安全面やコストに関わる部分なので、業者と事前に打ち合わせておきましょう。 「現場に置きっぱなしのままでも買い取ってもらえた」という例も多く、手間なく売却できるのが魅力です。 とはいえ、サービス内容は各業者により異なるため事前に公式ホームページなどで確認することをおすすめします。 入金・取引完了 重機を引き渡した後は、契約内容に基づいて即日または翌営業日に入金されるのが一般的です。 買取金額が高額になることも多い重機取引では、スピード感のある入金対応は安心感につながります。 すべての手続きが終わったら、譲渡証明書や契約書の控えは必ず保管しておいてください。特に法人取引の場合は、経理処理の際に必要になることがあります。 中古重機の買取価格を決める5つの要素 中古重機の買取価格は、単に年式や見た目だけで決まるわけではありません。メーカーや車種、状態、さらには市場の動向など、複数の要素が複雑に関係しています。たとえば、同じコベルコ製のミニユンボでも、稼働時間やメンテナンスの有無によって査定額が数十万円以上変わることも珍しくありません。 ここでは、買取価格を左右する5つの主要なポイントを詳しく見ていきましょう。 重機のメーカー・年式 どこのメーカーの重機かは、買取価格を大きく左右する要素の一つです。 日本国内ではコマツ、コベルコ、日立建機、ヤンマーなどが高い信頼性を持ち、海外市場でも人気があります。 また、年式も重要なポイントです。 重機は耐久性が高いとはいえ、モデルチェンジや新機能の追加が頻繁に行われる業界です。そのため、基本的には年式が新しいほど燃費性能や操作性が良く、再販価値が高く評価されます。 反対に、古いモデルであっても海外で需要があったり、定期的にメンテナンスが行われ、状態が良ければ高値で買い取られることもあります。 重機の状態と稼働時間 外観のサビや塗装の剥がれ、油漏れ、キャタピラーやホイルの摩耗など、重機の状態も査定に大きく影響します。 当然、見た目がきれいであれば「丁寧に扱われてきた重機」と判断されやすく、査定額が上がる傾向にあります。逆に、オイル漏れや腐食が進んでいると修繕コストを考慮され、評価が下がります。 さらに、稼働時間も価格に大きく影響します。これは自動車でいう「走行距離」に相当する指標で、エンジンや油圧系統の消耗具合を示す重要な情報です。 一般的には稼働時間が短いほど高値での買取が期待できます。この稼働時間を確認するための装置が「アワーメーター」です。アワーメーターはエンジンが稼働していた累積時間を記録する計器で、多くの建設機械やトラックに標準装備されています。 注意したいのは「アワーメーターの信頼性」です。交換や修理により数値がリセットされている場合もあるため、整備記録や点検履歴と照らし合わせて確認することが重要です。稼働時間が少なくても、長期間屋外に放置されていた重機は、サビや劣化が進んでいる可能性があります。 メンテナンス履歴・修理歴の有無 メンテナンス履歴は、重機の価値を証明する重要な資料です。オイル交換記録や点検報告書、部品交換履歴などがしっかり残っていると、「状態の良い重機」として査定額のプラスにつながります。 逆に、修理歴が多く重大な損傷を受けていた場合は、買取価格が下がる傾向にあります。特に油圧系統やエンジン部分の修理はコストがかかるため、査定員は慎重にチェックします。 ただし、メーカーなど信頼性の高い工場での修理であったり、かつ純正部品を使用している場合は評価が落ちにくいこともあります。 つまり、「どのように手を入れてきたか」が、買取価格を決める大きな分かれ目になるのです。 付属品やアタッチメントの有無 重機本体のほかに、バケット、フォークグラップル、ハンマーナイフ、スケルトンバケットなどのアタッチメントが揃っていると、査定額がアップします。これらは単体でも需要が高く、特定の現場用途に合わせた仕様があるため、中古市場でも高値で取引されています。 そのため、古い機種であってもアタッチメントが揃っていれば、現場での利用価値が高く、価値があがる可能性もあります。 市場の需要と供給状況 中古重機市場は、国内だけでなく海外への輸出需要にも大きく影響を受けます。 近年は東南アジアや中東、アフリカ地域でのインフラ開発が進んでおり、特に油圧ショベルの需要が急増しています。 油圧ショベルやミニユンボは、国内でも需要が高く買取価格が上昇傾向にあります。一方で、特定の機種が過剰に出回ると価格が下がることもあります。 そのため、売却を検討する際は、時期を見極めることがポイントです。 たとえば、春から夏にかけての建設需要が高まるシーズンは、重機の需要が増えるため、買取額が上がりやすい時期といえるでしょう。 信頼できる中古重機買取業者を選ぶ 中古重機を少しでも高く売却するためには業者選びにも気を付ける必要があります。 市場には多数の買取業者が存在しますが、そのすべてが誠実に対応してくれるわけではありません。中には相場よりも極端に低い金額を提示したり、契約後に追加費用を請求してくるケースもあるため注意してください。 信頼できる業者を選ぶためには、単に買取金額の高さだけでなく、実績・口コミ・登録情報・対応の丁寧さといった複数のポイントから総合的に判断することが大切です。 ここでは、信頼できる業者選びのためのポイントを詳しく解説するので参考にしてみてください。 信頼できる業者のポイント 信頼できる中古重機買取業者にはいくつかの共通点があります。その最たるものが「対応の透明性とスピード感」です。問い合わせをした際、見積もりの根拠を明確に説明してくれるか、連絡がスムーズかどうかは信頼度を測る重要な指標です。 査定時には、「重機のメーカー」「機種」「状態」「アタッチメントの有無」など、細かい情報をヒアリングされます。これらを丁寧に確認してから査定額を出す業者は誠実に取引している証拠です。逆に、詳しい状態を見ずにすぐに高値を提示する業者は注意が必要です。この場合、後から減額されるケースも少なくありません。 また、優良な業者ほど全国的なネットワークを持っています。地方でも出張買取に対応できるほか、国内外の販売ルートを確保しているため、需要の高い地域へ重機を再販でき、高額買取が可能になります。 買取業者がどのような販売ルートを持っているかを知ることも、業者の実力を見抜くきっかけになります。 各業者の買取条件を比較する 同じ重機でも、業者によって買取条件や査定基準が異なります。たとえば、コベルコ製のミニユンボに強い業者もあれば、トラック系やホイールローダーの買取に特化した業者もあります。そのため、自分の重機の機種や状態に適した業者を探すことが、高額買取への近道です。 比較を行う際は、以下のポイントをチェックしてみてください。 売却までの流れや必要書類の説明が明確か アタッチメントや付属品の査定を別途評価してくれるか 買取金額の支払いが即日・現金対応か このように、複数の業者を比較しておくことで、「この業者は他よりも安い」「対応が早くて丁寧」といった違いが見えてきます。金額だけでなく、対応品質や説明の分かりやすさも含めて総合的に判断するのがポイントです。 各業者の口コミや実績、認可を確認する 業者の信頼性を見極めるうえで欠かせないのが、口コミや実績、法的認可の確認です。 口コミについては、Googleマップや口コミサイトなどで「実際に利用した人の声」をチェックしましょう。査定金額の満足度だけでなく、「対応が丁寧だった」「入金が早かった」「トラブルなく取引できた」などの意見も参考にしてください。 また、実績面では「年間の買取台数」や「対応エリア」「取扱い車種(機種)」を確認するのがおすすめです。特に、全国展開している企業や建機メーカーと提携している業者は、安定した販売ルートを持っており、査定価格に反映されやすい傾向にあります。 念を入れるのであれば、業者が「古物商許可証(公安委員会の登録)」を取得しているかも確認するのが良いでしょう。 中古重機は古物営業法に該当する「古物」であり、取り扱には個人であっても古物商許可が必要です。 これは中古品取扱業者として法的に営業できる証明であり、無許可の業者と取引した場合、思わぬトラブルに発展するリスクがあります。信頼できる業者であれば、ウェブサイトや会社概要ページに許可番号を明記しています。 もし不安な場合は、気軽に問い合わせて「古物商許可番号を教えてください」と確認するのも一つの方法です。また、業界団体(建設機械買取協会など)に加盟している業者は、取引ルールが明確に定められているため、より安心して依頼できます。 高額買取を狙える5つのポイント 中古重機を少しでも高く売却するためには、優良業者を選んで査定を受けるだけでは不十分です。同じ機種、年式であっても、日頃の管理状態や整備履歴、売却のタイミング次第で数十万円単位の価格差が生まれることもあります。 特に建設機械は、稼働状況やメンテナンス状態がダイレクトに査定へ影響するため、日常的な手入れが欠かせません。 ここでは、買取価格を最大化するために実践できる5つのポイントを解説します。 すぐにできる工夫ばかりなので、売却を検討している方はぜひ参考にしてみてください。 定期的にメンテナンスを行う 重機のメンテナンス状況は、査定時に最も重視される項目の一つです。 油圧系統のオイル交換、エンジンの点検、各部のグリスアップを定期的に行っておくことで、稼働効率を維持し、機械への負担を最小限に抑えることができます。 特に、油漏れや異音、振動などの不具合を放置しておくと、後の修理費が高額になるだけでなく、査定時に大きなマイナス評価となります。建設機械は過酷な現場環境で使用されることが多いため、一般的には1,000時間〜2,000時間ごと、または年1回を目安に専門業者で点検してもらうのが理想的と言われています。 また、純正部品を使った修理や、定期的なオイル交換履歴が残っている場合は、査定担当者からの信頼も高まります。整備が行き届いている重機は「丁寧に扱われてきた」と判断され、高額査定につながる可能性が非常に高いです。 取扱説明書・整備履歴を残す 書類の有無も査定額に影響する項目です。 取扱説明書や整備記録簿、修理履歴、保証書などの書類がそろっていると、重機の状態を客観的に証明できるため、査定金額が上がりやすくなります。 たとえば、オイル交換の記録や消耗品の交換履歴を提示できれば、定期的なメンテナンスが実施されていた証拠になるので、安心して再販できる個体として評価されます。逆に、履歴が不明な場合は査定担当者が慎重になり、相場よりやや低めの査定額になることも少なくありません。 なによりも、機械の取扱説明書が付属していれば、次の所有者にとっても扱いやすく、再販時の需要が高まります。特に海外市場では書類が整っている中古建設機械の人気が高く、輸出ルートを持つ業者では査定額にプラスされることもあります。 外観の汚れや錆を防ぐ 外観がきれいな重機は好印象を与え、買取価格にも良い影響を与えます。査定前には、高圧洗浄機で泥や油汚れを落とし、キャビン内の清掃やガラス面の拭き上げも行っておくとよいでしょう。また、錆が発生している場合は、市販の防錆剤やタッチアップペイントで早めに対処することが大切です。 特に建設機械は、多くの場合屋外で長時間稼働するため、紫外線や雨水による塗装の劣化が進みやすい傾向があります。日頃から屋根付きの場所に保管する、または防水シートをかけておくなどの処置をすることで、見た目の劣化を防げます。 内部の機械は問題ないのに見た目が悪く減点されるケースは意外と多く、査定前の簡単なクリーニングで査定額が数万円アップすることもあります。 高く売れる時期を狙う 重機の買取価格は、需要と供給のバランスで大きく変動します。 特に夏のラッシュ前(春〜初夏)は、各現場で新しい機械を導入する動きが活発になるため、中古市場でも買取価格が上がりやすくなります。 また、燃料価格の高騰や新型機種の登場など、外部環境の変化も市場価格に影響します。自動車ほど顕著ではありませんが、具体的には、省エネ型の新モデルが発売されると、旧モデルの価値が一時的に下がることがあります。 そのため、売却を検討しているなら「あとで売る」よりも、「今売る」ほうが高く売却できる場合も少なくありません。 日々変動する相場を確認し、業者の運営サイトや市場レポートをチェックしておくことで、最適な売却時期を見極められます。 動かない重機でも買取は可能か 中古重機は、エンジンがかからない状態の機械でも買取が可能です。多くの人が故障車は廃棄するしかないと考えがちですが、実際には部品や鉄資源、海外需要などによって再利用価値が高く評価されることがあります。 ここでは、動かない重機でも買取が成立する理由と、その際に押さえておきたいポイントを解説します。 買取価格は状態による 大前提としては、重機の状態が買取価格を大きく左右します。 たとえ動かない場合でも、外装が比較的きれいでエンジンや油圧系の一部が再利用可能であれば、修理・再販用のパーツとして価値があります。 たとえば、ショベルカーの油圧シリンダーやトラックのキャビン部分、ローダーのバケットなどは単体でも中古部品市場で需要が高いです。専門業者は、こうしたパーツを回収・整備して再販売するルートを持っているため、動作不能な重機でも引き取り対象となります。 また、年式やメーカーによっても評価は変わります。コマツ、日立建機、コベルコといった国内大手メーカーの車種は海外での知名度が高く、古くても一定の需要があります。逆に、部品の入手が難しい一部の特殊機械は買取価格が下がる傾向があります。 動かない重機を放置すると、錆びや油漏れなどでさらに価値が下がってしまうため、できるだけ早めに専門業者へ相談するのがおすすめです。 海外輸出もおすすめ 近年、海外輸出ルートを持つ買取業者が増えています。 特にアジア・アフリカ諸国では、日本製の建設機械が信頼性・耐久性が高いと評価され、修理して再利用するケースが一般的です。そのため、日本国内では廃車扱いになるような重機でも、海外では高値で再販される可能性があります。 こうした輸出ルートを活かせる業者を選ぶことで、動かない重機でも思わぬ価格で引き取ってもらえることがあります。 廃棄費用がかかると考える前に、一度複数の業者へ査定依頼を出し、現状の価値を確認してみると良いでしょう。 中古重機の最新トレンドは「環境型重機」 近年の中古重機市場は、テクノロジーの進化とともに大きく変化しています。特に注目されているのが、デジタル査定の普及とオンライン取引の拡大です。この仕組みの普及により、ユーザーはこれまで以上に手軽に買取手続きを進められるようになりました。法人だけでなく個人でも査定・取引が容易になった現在、中古重機の市場とユーザー層は拡大傾向にあると言えます。 特に、昨今は企業・個人を問わず環境意識の高まりが顕著になっており、その流れは中古重機の買取市場にも大きな影響を与えています。建設業界では、使えるものを長く使うという考え方が浸透しつつあり、新品を購入するよりも整備済みの中古重機を選ぶ動きが増えています。 これは単なるコスト削減だけでなく、資源の有効活用や廃棄物削減といったサステナブルな取り組みの一環として注目されています。 また、国内外で環境関連法規制が強化される中、排ガス規制対応機種や再整備可能な建設機械の需要が上昇しています。買取業者にとっても、環境基準を満たす中古重機を確保することがビジネス上の重要課題となっています。こうした背景から、再利用・再販を前提とした循環型の重機市場が形成されつつあり、環境意識の高まりが中古重機買取をより活性化させると予測されています。 まとめ上記を踏まえて、中古重機の売買には専門的な知識が必要となり、また信頼のおける業者を選ぶ事が最も重要と言えます。まずは気軽に相談できる業者をみつける事からはじめてみてはいかがでしょうか? ←重機の高価買取ならトクワールドにお任せください!まずはお気軽に無料査定!

    #買取査定#油圧ショベル#フォークリフト#クレーン

    2025/12/25

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  • 【現場で焦らない!】重機がオーバーヒートする原因と対策まとめ|予防・応急処置も解説
    整備・修理

    【現場で焦らない!】重機がオーバーヒートする原因と対策まとめ|予防・応急処置も解説

    建設現場や土木作業に欠かせない重機ですが、炎天下や長時間稼働が続くと、オーバーヒートの危険が高くなります。突然の作業停止は、工程の遅延だけでなく、高額な修理費用や安全事故にも直結しかねません。 本記事では、オーバーヒートの仕組みや原因、現場での応急処置、そして未然に防ぐためのメンテナンス方法について詳しく解説します。 この記事でわかること オーバーヒートの原因 オーバーヒートの対策 オーバーヒートになった時の処置 目次 重機がオーバーヒートするとは? オーバーヒートの主な原因 オーバーヒートの症状 オーバーヒートの対処法 オーバーヒートを予防するためのメンテナンス方法 まとめ:オーバーヒート対策の需要性 重機がオーバーヒートするとは? オーバーヒートとは、エンジンの温度が許容範囲を超え、冷却系統が追いつかなくなる状態を指します。自動車と違い、重機は高負荷・長時間運転が当たり前で、粉塵や泥水などの厳しい環境で稼働します。そのため、冷却系統に異常が起こりやすく、放置するとエンジンの焼き付きや故障につながります。 オーバーヒートの主な原因 オーバーヒートは重機作業中に突然エンジンが止まることもあり、作業効率の低下や部品の故障などの二次被害につながります。現場では、さまざまな要因が絡み合い、オーバーヒートを引き起こすことがあります。 現場で実際に見かける主なオーバーヒートの原因は、次のとおりです。 冷却水不足 もっとも多いのは冷却水(LLC:ロングライフクーラント)の不足です。冷却水はエンジンの熱を吸収し、ラジエーターで放熱する役割を担っています。しかし、量が不足すると冷却能力は当然大きく低下します。 原因の多くはホースの経年劣化や接続部の緩み、ラジエーターキャップの不具合などによる漏れです。夏場は蒸発による減少も起こりやすく、意外と盲点になりがちです。水位ゲージを日常点検で確認ないと、知らぬ間に必要量を下回り、稼働中に一気に温度が上昇するケースがあります。 ラジエーターの詰まり 重機の稼働環境は粉じんや泥、虫や落ち葉などであふれているため、ラジエーターのフィンは非常に汚れやすい箇所です。本来、走行風や冷却ファンの風によって効率的に熱を放出する仕組みですが、フィンに異物が詰まると通気性が低下し、冷却効果は半減します。 特に粉じんが舞いやすい解体現場や土砂現場では、1日でフィンが目詰まりすることも珍しくありません。定期的な清掃を怠ると、真夏や高負荷作業時に一気にオーバーヒートへとつながります。 ファンベルトの劣化・断裂 ファンベルトは、ウォーターポンプや冷却ファンを駆動するための重要な部品です。ベルトに摩耗やひび割れが進行すると滑りが生じ、十分な回転が得られなくなり冷却水の循環が滞ります。 ベルトが切れてしまうと、冷却が一気に止まり、エンジンはあっという間に熱を持ちます。作業を続ければ数分で焼き付きに至る危険性があり、機械の大きな故障につながります。 ベルトが「キュルキュル」と鳴くような音は交換のサインであり、早めの整備が欠かせません。 サーモスタットの故障 サーモスタットはエンジンの温度に応じて冷却水の流れを調整する部品であり、まさに冷却系統の要ともいえる存在です。低温時にはバルブを閉じて冷却水を循環させず、暖気を早める働きを持っています。 しかし、一定温度を超えると自動的に開き、冷却水をラジエーターへ循環させます。もしこの部品が固着して開かない状態になると、冷却水が循環せずに瞬時に温度が上昇します。サーモスタットの不良は突然発生することも多いため、症状が出てからでは手遅れになることがあります。 作業環境要因 最後に無視できないのが作業環境です。真夏の直射日光下で、気温35度を超える環境での連続稼働は、機械にとって極めて過酷な状況です。特に掘削や運搬のような高負荷作業が長時間続くと、冷却系統が正常に機能していても処理能力の限界を超えてしまうことがあります。また、傾斜地や不整地での稼働はエンジンに余計な負荷をかけ、冷却不足を助長する要因となります。 加えて、粉じんや泥水が多い現場では、ラジエーターやフィルター類の汚れも急速に進行し、オーバーヒートのリスクが格段に高まります。 オーバーヒートの症状 オーバーヒートは突然起きるわけではなく、ほとんどの場合は何らかの前触れがあります。水温計の動きや、少し変わったエンジン音など、普段から注意していれば大きなトラブルを避けやすくなります。 重機を日常的に操作するオペレーターは、次のような症状に敏感である必要があります。 水温計の針が赤ゾーンに近づく 多くの重機には水温計が備わっており、通常は中央付近で安定しています。作業中に少しずつ水温が上昇し、やがて赤い領域に差しかかる場合は冷却系統が正常に機能していないサインです。特に気温の高い夏場や長時間の連続運転時には、水温計の針の動きをこまめに確認することが重要です。 エンジンから焦げ臭いにおい これは、オイルやゴム部品が異常な熱で焦げている場合に発生します。オペレーター自身が「いつもと違う匂い」に気づくことが、トラブルの早期発見につながります。焦げ臭さを感じた場合は、エンジン内部ですでに高温状態が進行していることを意味します。 パワーダウンや回転数の不安定化 アクセルを踏んでも重機の動きが鈍くなったり、エンジン回転が不規則になるのは、過熱により燃焼効率が低下している証拠です。現場では「なんとなく力が出ない」と感じる程度でも、その裏では深刻な温度上昇が起きていることがあります。 蒸気が立ち上る オーバーヒートがかなり進行した段階です。冷却水が沸騰し、ラジエーターやホースから蒸気が吹き出す状態は非常に危険であり、そのまま運転を続けるとエンジン破損に直結します。火傷のリスクもあるため、近づく際は十分な注意が必要です。 警告ランプ点灯 最近の重機には各種センサーが搭載されており、冷却系統の異常を検知すると、メーター内のランプで知らせてくれます。しかし、警告ランプが点灯した時点で状況はかなり進行していることが多いため、直ちに運転をやめ、安全に停車する必要があります。 これらの兆候を軽視して作業を続けると、突然のエンジン停止により現場の工程が中断されるだけでなく、作業員の安全にも大きな危険が及びます。特に掘削中や重量物を吊り上げている最中にエンジンが止まれば、事故や物損につながる可能性が高まります。オペレーターは常に五感を働かせ、異変をいち早く察知する姿勢が不可欠です。 オーバーヒートの対処法 万が一、重機がオーバーヒートを起こした場合は、慌てず冷静に対処することが何より大切です。間違った対応をすると、被害が拡大し、エンジンの破損や火傷などの重大なトラブルに発展することがあります。現場で取るべき基本的な手順を詳しく解説します。 安全な場所に停車しエンジンを停止 まず行うべきは安全な場所に停車して、エンジンを停止することです。オーバーヒートの兆候を感じた場合「もう少し動かせるだろう」と考え、作業を続けるのは非常に危険です。高温状態で稼働させると、数分でエンジン内部の金属部品が焼き付き、再起不能になる可能性があります。傾斜地や作業物を吊り下げている状況であれば、まずは安全を確保し、停車することが求められます。 ボンネットを開けて自然冷却を待つ 停車後は、ボンネットを開けて自然冷却を待つことが重要です。ここで注意すべき点は、すぐにラジエーターキャップを開けないことです。冷却水が沸騰している状態でキャップを開けると、高圧の蒸気や熱湯が一気に噴き出し、重度の火傷を負う危険があります。最低でも15〜30分程度は冷却を待ち、手で触れても熱さを感じないレベルまで温度が下がったことを確認してください。 温度が下がったのを確認してから冷却水を補充 十分に冷えたことを確認したら、冷却水を補充します。現場で専用のLLCを用意できない場合は、水道水を応急的に使用しても構いません。ただし水道水は防錆・防凍性能がないため、あくまで一時的な処置に留め、後日必ずLLCへ入れ替える必要があります。冷却水を補充する際も、必ずエンジンが完全に冷えていることを確認してから作業してください。 ファンベルトやホースを点検 冷却水を補充したら、ファンベルトやホースも必ず点検しましょう。現場では小さなひびやゆるみでも、後々大きなトラブルになることがあります。怪しい箇所があれば、無理せず整備工場に持ち込むのが安心です。 現場での無理な修理は、一時的に動いても再発の可能性が高く、事故の原因となります。 応急処置後は必ず管理者に報告 応急処置を終えたら、必ず管理者へ報告することが重要です。オーバーヒートは単なる偶発的なトラブルではなく、機械の状態や作業環境に根本的な問題を抱えているサインでもあります。報告を怠ると、再発の危険が高まり、現場全体の作業効率や安全性を損なうことになります。管理者と情報を共有し、必要に応じて整備や作業計画の見直しを行うことが、再発防止の第一歩です。 オーバーヒートは発生してしまうと厄介ですが、正しい手順を踏めば致命的な故障や事故を防ぐことができます。大切なのは「慌てず冷静に対応すること」と「その後の整備・報告を徹底すること」です。現場でのひとつひとつの判断が、重機の寿命や作業の安全に関わります。 オーバーヒートを予防するためのメンテナンス方法 オーバーヒートのリスクを減らすには、何よりも定期的なメンテナンスが重要です。特に、重機は一日中稼働することも多いため、ちょっとした不具合でも見逃すと大きな故障につながります。だからこそ、日常点検をしっかり行うことが大切です。 冷却水の定期補充と交換 冷却水(LLC)はエンジンの温度を一定に保つための重要な役割を果たしますが、時間とともに劣化します。特に、過酷な作業環境下では冷却水が汚れやすく、性能が低下していきます。冷却水はメーカーの指定に従って定期的に交換する必要があります。使用するクーラントには、温度の変化に応じて最適な種類や希釈率が定められているため、これを守らないとオーバーヒートを引き起こす原因になります。 また、冷却水の水位も常にチェックし、適正量が確保されているか確認してください。水位が不足していると冷却性能が大きく低下し、エンジンの過熱を招く可能性があります。特に、長時間の作業では自然に減少するため、作業前の点検は不可欠です。 ラジエーターの清掃と点検 ラジエーターのフィンは非常にデリケートなため、汚れが詰まると冷却効率が劇的に低下します。特に粉塵や泥が舞う現場では、ラジエーターを定期的に掃除することが大切です。フィンに異物が詰まると、空気の流れが悪化し、冷却効果が大幅に減少します。 ラジエーターの清掃方法としては、まずホースやブラシで大まかな汚れを取り除き、その後専用のエアコンプレッサーや高圧洗浄機を使って細かい汚れを落とします。重要なのは、洗浄後、ラジエーター内の水分を完全に排出し、乾燥させることです。これを怠ると、錆や腐食の原因になります。 ファンベルトの点検と交換 ファンベルトは、エンジンの冷却システムにおいて非常に重要な役割を担っています。ベルトに摩耗やひび割れが見られると、冷却システムの機能が低下し、オーバーヒートの原因になります。摩耗や異常がないか、定期的にチェックし、ひび割れや異音があれば早期に交換しましょう。 ファンベルトの交換時期は、メーカーが推奨する交換周期を確認し、それを守ることが重要です。また、ファンベルトの張り具合も定期的にチェックして、緩んでいないか確認しましょう。ファンベルトが張りすぎると冷却効率が低下するため、適切な調整が必要です。 サーモスタットとウォーターポンプの点検 サーモスタットとウォーターポンプは、冷却システムの中でも非常に重要な部品です。サーモスタットが故障すると、冷却水の流れが正常に調整されず、過熱を引き起こします。また、ウォーターポンプが不調になると冷却水がうまく循環せず、エンジンがオーバーヒートを起こすことになります。 これらの部品も定期的に点検し、問題があれば早期に交換することが大切です。特にウォーターポンプは長期間使用すると内部のベアリングが劣化し異音が発生することがあるため、異常音を感じたら早めに交換を検討しましょう。 まとめ:オーバーヒート対策の需要性 重機のオーバーヒートは、エンジンそのものに大きなダメージを与えるため、最悪の場合は高額な修理・交換費用が発生します。未然に防止するには、日々の点検を怠らないことが大切です。

    #整備

    2025/10/10

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