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クレーン機能付きバックホウとは?必要な資格やレンタルのメリットについて解説!

ユンボ

2024/11/21

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クレーン機能付きバックホウとは?必要な資格やレンタルのメリットについて解説!

クレーン機能付きバックホウ

工事関係者であれば、バックホウで資材や器材を吊って運搬している光景はしばしば目にすることかと思います。
建設機械の多機能化が進む中で、現在のバックホウは、アーム、バケットを利用したクレーン機能搭載の機種がメジャーです。1台で2荷役の作業ができるクレーン機能付きバックホウは、その利便性から多くの作業現場で普及しています。

しかし、クレーン機能付きバックホウで作業するにはクレーンの資格も合わせて保有していなければなりません。
本記事では、クレーン機能付きバックホウや操作に必要な資格、レンタルのメリットについてご紹介します。

【この記事でわかること】
・クレーン機能付きバックホウに必要な資格
・クレーン機能付きバックホウとは
・クレーン機能付きバックホウをオペレーター付きでレンタルするメリット

クレーン機能付きバックホウは目的に あった資格が必要

まず、知っておかなければいけないのが、クレーン機能付バックホウで吊り作業を行うには、車両系建設機械の資格以外にも「クレーン資格」や「玉掛け」の資格も必要ということです。

クレーン機能付きバックホウは、法令上では移動式クレーンとして認められています。
そのため、クレーン機能を使用して作業を行うには、次のような資格が必要です。

・移動式クレーン運転士免許
・小型移動式クレーン運転技能講習(5t未満)
・移動式クレーン運転の業務に係る特別教育(1t未満)
・玉掛け特別教育(1t以上)
・玉掛け技能講習(1t未満)

ただし、これらすべての資格が必要というわけではなく、操作するクレーン機能付きバックホウの吊り上げ荷重に適した資格を取得することで作業が可能です。

また、車両系建設機械を掘削作業などの用途で作業を行う場合は、その用途・機体質量に応じて、「車両系建設機械運転技能講習修了者」または、「車両系建設機械の運転の業務に関する安全のための特別教育」を受講しなければなりません。

クレーン操作を行う場合は、玉掛けの資格は不要ですが、建設現場での需要が高いため取得しておくことを推奨します。

移動式クレーン運転士免許

この資格は、吊り上げ荷重が5t以上の移動式クレーンを運転する際に必要です。この免許を持つことで、あらゆる移動式クレーンの操作が可能となり、キャリアアップにもつながります。

・内容: 学科試験・実技試験
・費用: 約13万円
・期間: 4~6日間

通常、クレーン機能付きバックホウの吊り上げ荷重は5t未満で開発されています。そのため、今後さらに大型のクレーンを操作する予定がない場合は、次の「小型移動式クレーン運転技能講習」を検討すると良いでしょう。

2024年11月 トクワールド調べ

小型移動式クレーン運転技能講習

この講習は、吊り上げ荷重が5t未満の移動式クレーンを操作するために必要な資格です。
多くの現場で利用される「0.45m3クラス」や「0.7m3クラス」のクレーン機能付きバックホウは、吊り上げ荷重が1.5〜3t程度となっています。そのため、この講習を受講することで、クレーン機能付きバックホウの操作が可能となります。

・内容: 学科試験・実技試験
・費用: 約3万円
・期間: 2~3日間

この講習は試験合格が不要で、講習を受講すれば技能講習修了証が発行されます。費用と講習期間が少なく、短時間で資格を取得したい方におすすめです。

2024年11月 トクワールド調べ

移動式クレーン運転の業務に係る特別教育

この教育は、吊り上げ荷重が1t未満の移動式クレーンを操作する際に必要な資格です。
「0.2m3クラス」のクレーン機能付きバックホウの吊り上げ荷重は1t未満が一般的です。そのため、この特別教育を受講すれば操作が可能です。

・内容: 学科試験・実技試験
・費用: 約2万円
・期間: 2日間

小規模な現場工事を担当する方にはこの資格が推奨されますが、1t未満の荷重では大規模な現場では物足りない場合があります。

2024年11月 トクワールド調べ

玉掛け特別教育

吊り上げ荷重が1t未満のクレーンで玉掛け作業を行うための資格です。この資格は「移動式クレーン運転の業務に係る特別教育」と組み合わせて使用することができます。

・内容: 学科試験・実技試験
・費用: 約2万円
・期間: 2日間

他に玉掛け作業員がいる場合は、この資格が不要になることもありますが、現場でのスキル向上のため取得しておくことをおすすめします。

2024年11月 トクワールド調べ

玉掛け技能講習

この講習は、吊り上げ荷重が1t以上のクレーンで玉掛け作業を行う際に必要な資格です。この資格を取得すれば、すべての玉掛け作業を行うことができます。

・内容: 学科試験・実技試験
・費用: 約3万円
・期間: 2~3日間

クレーン操作に必要な資格を取得する際には、特別教育よりも「玉掛け技能講習」を選択することをお勧めします。

2024年11月 トクワールド調べ

そもそもクレーン機能付きバックホウとは?

クレーン機能が備わっているバックホウをクレーン機能付きバックホウと言い、法令上では移動式クレーンとして認められています。

本来、バックホウは地面を掘削するための機械であり、荷を吊るなどのクレーン作業は「用途外」の使用です。

しかし、インフラの普及に伴い、上下水道や電気・ガスの工事現場では、物をつり上げる作業が頻繁に必要とされ、そのたびに移動式クレーンを使うのは不効率でした。その結果、現場での、事故が多発したことを受け、1992年(平成4年)に「労働安全衛生規則第164条」が改正されます。

改正後は、特定の条件下で安全措置を講じれば、車両系建設機械でのつり上げ作業が認められるようになりました。つまり、規格を満たしたクレーン機能付きバックホウであれば、吊り荷作業を行うことができるのです。

昨今出回っているバックホウの殆どが、クレーン機能付きの機種といっても過言ではなく、1台で「掘る・吊る・埋める」の3つの機能を実現できる機械として需要があります。

また、管の埋設工事、上下水道の整備、道路工事における側溝の設置、河川工事など、多様な現場での吊り作業で活躍します。

【クレーン機能付きバックホウの主な特徴】
・荷を吊り上げ、運搬を行うことができる。
・振れや転倒を防止する安全対策が施されている。

規格を満たした移動式クレーン

クレーン機能付きバックホウは、「移動式クレーン構造規格」および「クレーン等安全規則」に適合した構造と安全機能が備えてあります。また、クレーン作業を安全に行うため、JCA(日本クレーン協会)規格に適合した負荷制限装置をはじめ、さまざまな安全装置が充実している機種が多いです。

作業装置であるアームやバケットには、特定の要件を満たす吊り上げ用具が取り付けられています。

クレーン機能付きバックホウはオペレーター付きレンタルがおすすめ

クレーン機能付きバックホウを個人で使用する際は、効率と安全性を最大限に確保するため、オペレーター付きの重機レンタルを選ぶのもひとつの方法でしょう。

また、車両系建設機械(バックホウ)の資格は持っているけど、クレーンの資格が未取得状態である場合は、せっかくのクレーン機能も無駄になります。そのような場合でもオペレーター付きの重機レンタルがおすすめです。

【オペレーター付きの重機レンタルはこんな方におすすめ】
・庭石の撤去作業がしたいが、塀や電線の上からしかバックホウで庭石が吊れない。
・クレーン機能付きバックホウを使いたいが資格未取得のため操作ができない。
・資格はあるがバックホウやクレーン機能の操作に慣れていない。

重機をオペレーター付きでレンタルするメリット

クレーン機能付きバックホウは、通常のバックホウと勝手が違う部分もあります。
また、運転者は、クレーン作業を行う際には通常のショベル作業とは異なる操作が求められるため、特に注意深く操作し、誤操作を防ぐように努めなければいけません。

【クレーン機能付きバックホウを操作するときの安全事項】
・仕様で定められた荷重を超える荷物は、絶対に吊り上げないこと。
・油圧ショベルの旋回速度が速いため、エンジンの回転速度を低く設定し、作業切換装置が備わっている機械では低速に切り替えて作業を行う。
・合図者や玉掛作業者など関係する作業者との連携を密にし、指名された合図者が出す指示以外では運転しないように注意する。
・地盤の状況や周辺設備、関係作業者など周囲の安全確認を徹底する。
・取扱説明書を熟読し、正しい運転操作と日常点検を欠かさず実施すること。

このように、クレーン機能付きバックホウの使用では留意点が多くあるため、安全かつ効率的な作業を行うには、熟練のオペレーターによる操作が大切です。

また、オペレーター付きで重機をレンタルすると以下のようなメリットもあります。
プロの技術と経験を活用できる
オペレーター付きの重機レンタルでは、経験豊富なプロのオペレーターが作業を行います。これにより、操作ミスによる事故や機械の損傷のリスクを大幅に減らすことが可能です。

バックホウやクレーンの操作は熟練を必要とする作業であり、特に複雑な地形や狭いスペースでの作業では、オペレーターのスキルが効率性と安全性に直結します。
時間とコストの削減
熟練したオペレーターが担当することで、作業のスピードが向上し、作業完了までの時間を短縮できます。

効率的な作業は、燃料費やその他の運用コストの削減にもつながるほか、操作ミスによる機械の故障や現場での事故を防ぐことで、修理費用のコストも削減できます
資格取得が不要
クレーン機能付きバックホウの操作にはバックホウを操作するための資格と運転免許だけでなく、クレーンの免許も必要です。オペレーター付きでレンタルすることで、これらの資格を取得する手間や費用が浮くことになります。

まとめ

クレーン機能付きバックホウは、その利便性から作業現場での利用がますます増加しています。車両系建設機械の資格だけでなく、移動式クレーンの資格も合わせて取得しておくことで、現場で行える作業の幅が増え、キャリアアップにも繋がるでしょう。
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    #ユンボ#バックホー#油圧ショベル

    2022/06/14

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  • ユンボの資格・免許について解説!
    ユンボ

    ユンボの資格・免許について解説!

    ユンボの操作が丸わかり!運転のポイントと必要な資格について紹介 ユンボの基本事項 ユンボは油圧ショベル ユンボの各部名称 ユンボの操作の基本 まとめ ユンボに係る資格・免許…ご存知ですか??建設・土木現場では頻繁に見かける「ユンボ」 建設現場で活躍する機械の操作にも自動車と同じく、免許や資格が必要なことをご存知ですか? 今回はユンボに関しての免許や資格について簡単に解説していきたいと思います! そもそも「ユンボ」とは?そもそも「ユンボ」とは何なのでしょうか。 このブログでも度々ご紹介していますが、建設・土木現場で掘削に用いられる機械です。 先端の「バケット」と呼ばれる部分を他のアタッチメントに付け替えることによって、 掘削以外にも活躍することのできる万能機械の一つです。 別称として「油圧ショベル」「パワーショベル」「バックホー」とも呼ばれます。 では「ユンボ」という名前は一体…? と思われるかもしれません。 「ユンボ」という名称は、フランスのシカム社(現ユンボ社)が製造した油圧ショベルに付けた商品名であり、 1960年代に日本でもその名称として広まりました! ちなみに、“ユンボ”という名称は、建設機械レンタルの会社である「レンタルのニッケン」の商標登録です。 呼び名を一覧にまとめてみると以下のようになります。 呼び名 シーン バックホー 国交省など行政で使用 ユンボ 『レンタルのニッケン』の登録商標 パワーショベル バケットが通常と逆向きの場合 油圧ショベル メーカーや建設業者等での呼称 ショベルカー 報道などメディアでよく使用される呼称 ドラグショベル 官庁が文章で使う これらを知っておくだけでも雑学として扱うことができますね! では続いてユンボの資格と免許の種類について順番に見ていきましょう! ユンボの資格と免許についてユンボを運転・操縦するために必要な資格と免許は主に下記の2種類が挙げられます。 ・操作資格 ・運転免許 順番に解説していきましょう。 ・操作資格 「操作資格」には様々な種類があり、 取得する資格により操作できるユンボの規格が変わってきます。 また、資格がないと操作してはならないという法律上の決まりがあります。 資格の種類については後述します。 ・運転免許 公道を走行するために必要な免許となります。 ユンボは走行部で大きく2種類に分けることができます。 ホイール式 走行部がタイヤのユンボ クローラ式 走行部がキャタピラ(クローラ)のユンボ このうち、「クローラ式」は公道の走行が不可ですが、「ホイール式」はナンバープレートさえあれば公道走行が可能です。 しかし「ホイール式」で公道を走行する場合、「大型特殊免許」の取得が必要になります。 免許取得時の参考費用については、下記となります。 教習所 (教習所により価格変動) 約7~13万円 一発試験 2600円(受験料)+1450円(試験車使用料)+2050円(免許証交付料)=6100円 合宿  (教習所により価格変動) 約7~10万円 一発試験は難易度も高く、現実的ではないため、取得する場合は教習所を利用することをお勧めします! また、大型特殊免許を取得すると「ホイールローダー」や「ラフタークレーン」、「除雪車」などを運転することも可能です。 ユンボの規格ごとの操作資格についてここまで「操作資格」と「運転免許」を簡単に説明しましたが、大型特殊免許を取得しているからといって、ユンボの操作ができるようにはなりません。 「私有地内」であれば資格・免許を取得していなくても法に問われることはありません。 しかし「私有地外」では罰則などの規定もありますので注意が必要です。 それでは肝心のそれらの資格についてご紹介をしていきましょう。 1 車輛系建設機械運転技能講習 3トン以上の機体質量(運転質量-(オペレーター⁺作業装置⁺工具⁺油種類⁺燃料⁺冷却水)があるユンボの 操作に必要な資格が車輛系建設機械(整地等)運転技能講習です。 2 小型車輛系建設機械運転技能講習特別教育 3トン未満の機体質量を操作する為に必要な資格が小型車輛系建設機械運転技能講習特別教育です。 3 クレーン機能を備えたユンボのクレーン作業に必要な資格 5t以上 移動式クレーン運転士免許所有者 1t以上5t未満 小型移動式クレーン運転技能講習修了者 0.5t以上1t未満 移動式クレーン特別教育修了者 4 玉掛けの業務 1t以上 玉掛け技能講習修了者 0.5t以上1t未満 玉掛け特別教育特別教育修了者 5 ブレーカー付ユンボの操作資格 機体質量3t以上 車両系建設機械(解体用)技能講習修了者 機体質量3未満 車両系建設機械(解体用)特別教育修了者 6 「鉄骨切断機」「コンクリート圧砕機」「解体用つかみ機(フォークグラップル等)」付 ユンボ操作資格:車両系建設機械(解体用)特例 技能講習修了者 この中でも1でご紹介した「車輛系建設機械運転技能講習」で修了すると、大小全ての大きさのユンボを操作することや別の資格も合わせることでブルドーザーなどの操縦も可能になります。 潰しが利きやすい資格の一つとなっていますので、ご興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。 まとめユンボやその他の建設機械も含めた資格・免許について説明をさせていただきました。 これらの免許や資格を保有していると、現場で大活躍できること間違いなしです。 また、転職をする場合にも大きな武器の一つにもなり、収入を上げる材料の一つにもなります。 今後のキャリアのため、現場での活躍のためにご興味のある方はぜひとも取得してみてください! ←ユンボの免許や資格を取ったら早速トクワールドで中古ユンボを探そう!

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    目次 バックホーもユンボも油圧ショベルのこと? バックホーのサイズを見分ける方法と呼び方 運転に必要な資格は機体重量で変わる バックホーで公道を走るなら運転免許も必要 バックホーの中古価格のサイズ別の相場は? まとめ|バックホーは中古がお得! 建設業で働き始めたとき、戸惑ったのが油圧ショベルの呼び方でした。ユンボと呼ぶ人もいれば、バックホーと呼ぶ人もいたからです。 今振り返ってみると、現場作業に携わっている、メーカーやレンタル業者、官庁関係で働いているなど職種によって違っていたようです。複数の呼び方がある理由が分かるまで、何か違いがあるのだろうと必要以上に細部まで眺めていたのを覚えています。 もう一つ先輩たちの会話を聞いていて戸惑ったのが、バックホーのサイズについてです。「この現場、コンマ2でいけるだろう?」「いや、コンマ3が必要だな」というのが、バックホーのサイズについてのやり取りだというのが分かりませんでした。 建設機械は本当に身近なものなので、今さら誰にも聞けないという思いがあったのを記憶しています。 この記事では、油圧ショベルの呼び方が違う理由やサイズの見方、運転するのに必要な資格や免許、中古価格について紹介しますので参考にしてください。 バックホーもユンボも油圧ショベルのこと? 結論から言うと、バックホーもユンボも同じものです。油圧を利用してショベルを動かし作業する建設機械です。 ここではまず油圧ショベルについておさらいし、どのような経緯で複数の呼び方があるのか、またどのように使い分けされているかについて紹介します。 油圧ショベルとは 油圧ショベルは、土砂の掘削や積込みなどの土木作業で使われることが多いです。 ショベル(バケット)部分をさまざまなアタッチメントに交換することで、作業できる範囲を大幅に広げることもできます。 得意とする作業は、土砂の掘削や積込み、解体工事での破砕や選別、造成工事の整地や法面の整備などです。さらに林業や農業でも、さまざまな作業で利用されています。 油圧ショベルの油圧とは、加圧した油を大きなエネルギーとして伝達する技術です。 まずエンジンによって油圧ポンプを稼働させ圧油を送りだします。圧油はコントロールバルブによって、油圧モーター(走行・旋回)や油圧シリンダー(作業)に送り込まれます。 そして油圧シリンダーから受ける強力なエネルギーによって、ブーム、アーム、ショベルを動かして作業するのです。 油圧ショベルのサイズは、ミニショベルと呼ばれるバケット容量が0.25立米以内のもから、大型ショベルの10立米以上のものまでさまざまです。 また機体の作業範囲によって、標準機、後方小旋回機、超小旋回機などの仕様の違いがあります。 油圧ショベルは、建設業はもとより林業や農業においても、作業の効率化や省力化に欠かすことができない重機です。 バックホー・ユンボは通称名 バックホーとかユンボというのは、油圧ショベルの通称名です。油圧ショベルという名称は、社団法人日本建設機械工業会が統一名称として提唱しています。 バックホーはバックホウとも表記され、日本国内の行政機関などでよく使われています。バックホーとは、back(後ろ)とhoe(くわ)を合わせた造語です。 ユンボは元々、フランスの建機メーカーSICM(シカム)社が製造した建設機械の商品名です。それを技術提携していた新三菱重工(現・三菱重工業)が国内販売するときに、ユンボという名称をそのまま使用したのです。 性能が高く汎用性もあるユンボは、建設業界を中心に大ヒット商品になり、油圧ショベルの代名詞のような存在になりました。現在では、建機レンタルの「レンタルのニッケン」の登録商標となっています。 似た呼び名のパワーショベルは、コマツが販売していた油圧ショベルの商品名です。この他、ショベルカーとかドラグショベルと呼ばれることもあります。 バックホーのサイズを見分ける方法と呼び方 バックホーとかユンボと呼ばれている油圧ショベルのサイズ(目安)は、機体に表記された型式を見れば判断できるようになっています。業界初心者の方も、簡単に見分けることができるものです。 機体に表記されている数字には、各メーカー共通で分かることと、各メーカーがそれぞれ独自で設定しているものとがあります。ここでは、その2つについて紹介しますので参考にしてください。 各メーカー共通でサイズが分かる バックホーのサイズ(目安)は、機体側面に表記された型番で確認できます。以下の画像の赤丸で囲んだ部分です。 PC200のPCはコマツ独自の型式番号、数字の200はサイズを現していて各メーカー共通です。以下に目安となるサイズを表にしました。 バックホーのサイズ(目安)の見分け方 型番にある数字 ショベル容量(立米) 呼び方(クラス) 機体重量(トン) 30 0.1 コンマイチ 3 60 0.2 コンマニ 6 120 0.4 コンマヨン 12 200 0.7 コンマナナ 20 上記はあくまで目安となります。 覚えておいてほしいのは、型番にある数字はバケット容量や機体重量と関連しているということと、バケット容量(目安)に応じてコンマ1とかコンマ2という呼び方をしているということです。 コンマ1とか2というのは、あくまで一般的な便宜上のクラス分けであり、会社によってはショベル容量の0.25、0.45、0.7というようなクラス分けをしているケースもあります。 機体にある英字のメーカーごとの意味 建設機械の機体には、メーカーが英数字の記号で商品型番を表記しています。たとえばコマツであれば、「PC78US」のようにです。 機体表記の型番を見ると、どこのメーカーの建設機械でどういう仕様なのか概要が分かるようになっています。 ただ、この記号はメーカーごとに独自の意味があるので注意が必要です。主要メーカー―の型番記号にについてまとめましたので参考にしてください。 コマツ 記号 意味 PC コマツ独自の商品記号 HB ハイブリッド UU 超小旋回型 US、MR 後方超小旋回型 LC ロングクローラー N1、E、EO モデル・シリーズ名 日立建機 記号 意味 UH、EX、ZX 日立独自の商品記号 ZH ハイブリッド US 後方小旋回型 UR 超小旋回型 K 解体仕様 LC ロングクローラー A、B モデル・シリーズ名 キャタピラージャパン 記号 意味 3、0 CAT油圧ショベルの商品記号 CR 後方小旋回型 SR オフセットブーム UR 超小旋回型 L ロングクローラー B、C、D モデルチェンジで英字が進む U、RR 標準機で後ろが短い コベルコ 記号 意味 SK コベルコ独自の商品記号 UR 超小旋回型 SR 後方小旋回型 LC ロングクローラー 1E、1ES モデル・シリーズ名 運転に必要な資格は機体重量で変わる バックホーは、建設機械の中の車両系建設機械に分類され、労働安全衛生法で次のように定義されています。 「動力を用い、かつ、不特定の場所に自走できるもの」 ここでは車両建設機械の種類と運転するために必要となる資格の取得方法について紹介します。 車両系建設機械の種類 車両系建設機械の種類をまとめました。 整地・運搬・積込み用機械ブルドーザー、モーターグレーダー、トラクターショベル、ずり積機、スクレーパー、スクレープドーザー 掘削用機械バックホー、ドラグショベル、ドラグライン、クラムシェル、バケット掘削機、トレンチャー 基礎工事用機械杭打機、杭抜き機、アースドリル、リバースサーキュレーションドリル、せん孔機(チューピングマシンを有するものに限る)、アースオーガー、ペーパードレーンマシン 締固め用機械ローラー コンクリート打設機械コンクリートポンプ車 解体用機械ブレーカー、鉄骨裁断機、コンクリート圧砕機、つかみ機 車両系建設機械は、運転技能講習の修了者でなければ運転業務に就くことはできません。 ただし機体重量が3トン未満であれば、「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」修了者は運転業務に就くことができます。 次章からは、車両系建設機械の運転業務の資格取得について説明します。 重量3トン以上は車両系建設機械運転技能講習 重量3トン以上の車両系建設機械は、種類ごとに運転技能講習を修了することが義務づけられています。 運転技能講習は各都道府県の登録教習機関で実施されていて、自分の住む地域の登録教習機関は、厚生労働省HPの「登録教習機関一覧」で簡単に確認できます。 厚生労働省|登録教習機関一覧 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/anzen/anzeneisei05.html 教習機関への受講申し込み手続きは、インターネットでもできますが、まずは電話で申込み方法や受講の流れを確認しておくと安心です。 運転技能講習の講習時間は、現在保有している資格や実務経験で違ってきます。一例として、愛知県の登録教習機関である「コマツ教習所 愛知センタ」の技能講習を参考に紹介します。 講習時間 受講料(税込) テキスト代含む 現在保有している資格及び実務経験 14時間 45,000円 ・大型特殊免許所有者又は、不整地運搬車運転技能講習修了者 ・普通、準中型、中型、大型免許を有し、小型車両系建設機械(整地等)特別教育修了後、機体質量が3t未満の車両系建設機械の業務経験が3ヶ月以上ある方 (特別教育修了証のコピー貼付、事業主経験証明必要、特自検点検表添付) 18時間 54,000円 ・小型車両系建設機械(整地等)特別教育修了後、機体質量が3t未満の車両系建設機械の業務経験が6ヶ月以上ある方 (特別教育修了証のコピー貼付、事業主経験証明必要、特自検点検表添付) 38時間 104,000円 ・上記のいずれにも該当しない方 講習時間と受講料は、14時間(2日)、18時間(3日)、38時間(5日)の3つのコースで行われています。自分がどのコースを受ければいいか不安がある方は事前に確認しておきましょう。 またコースや受講料は、地域や教習機関で若干違うことがありますので、必ず申込先教習機関に確認してください。 重量3トン未満は小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育 特別教育は、本来事業者が主体となって実施して、業務に就く作業者に教育しなければならないものです。しかし実際は、事業者の代わりに各登録教習機関で教育を受けることがほとんどです。 登録教習機関では、規定の教育を修了した受講者に各機関所定の修了書を交付します。 受講要件というものは特に無く、学科は7時間、実技は6時間を目安に2日間かけて実施されることが多いです。 受講料は、前述の「コマツ教習所 愛知センタ」を例にとると、テキスト代を含み消費税込みで17,000円です。ただ、実際に受講申し込みを行う登録教習機関に、事前に問い合わせしてみることをおすすめします。 バックホーで公道を走るなら運転免許も必要 バックホーは、土木や建設の現場内での作業や移動がほとんどです。ただ会社から現場、現場から新たな現場へと、公道を走って移動することが必要になる場合もあります。 そういうとき、バックホーをトレーラーや大型ダンプに積載して運搬する場合は必要ないのですが、公道を自走する場合は運転免許が必要になります。 自走するバックホーにはナンバープレートが必要です。またクローラー(キャタピラー)での公道走行は原則禁止されているため、タイヤ(ホイール式)で走るバックホーのみが公道を自走できます。 バックホーで公道を走るための免許は、自動車と同じく、バックホーの大きさ(車両総重量と最大積載量)で決まります。 以下にバックホーの大きさと必要な運転免許についてまとめました。 バックホーの大きさ 必要な運転免許 車両総重量5トン未満 最大積載量3トン未満 普通自動車免許 車両総重量5トン以上11トン未満 最大積載量6.5トン未満 中型自動車免許 車両総重量11トン以上 最大積載量6.5トン以上 大型自動車免許 必要な免許がなかったり、ナンバープレートなしのバックホーで公道を走ったりすると道路交通法違反で厳しく罰せられます。 バックホーの中古価格のサイズ別の相場は? バックホーの導入を検討するとき、まず気になるのが価格でしょう。サイズ別の相場を確認しておくことで価格交渉がしやすくなります。 バックホーは、中古で購入するのが一番お得です。新車の価格は数年で大幅に下がりますが、きちんと整備してある中古を選べば、新車と機能的には大きな差はありません。 ここでは中古建機販売会社とオークションで、中古価格の相場を紹介しますので参考にしてください。またレンタルで導入したときの価格についても付記しています。 一番お得な中古建機販売会社 建設機械のメーカーは、一般的に新車の価格を公表していないようです。理由は、売り先の会社との取引実績や使用する現場に合わせた仕様変更などで価格が変わってくることが多いからという理由になっています。 ただ少ない情報から新車価格の目安はつかむことができました。以下の表の金額を、現行の一般的な中古価格と比較してみてください。 新車価格の目安 ショベル容量(立米) コマツ(万円) 日立建機(万円) キャタピラー(万円)   新車 中古 新車 中古 新車 中古 0.14~0.16 490 85 500 100 640 125 0.2~0.22 660 180 670 190 750 210 0.4~0.5 1,050 410 890 390 1,020 420 0.65~0.7 1,780 580 1,610 560 1,700 650 中古の建設機械は、年式やアワーメーター、整備状況などにより価格は大きく変動します。あくまで目安の価格として捉えてください。 ネットのオークション 最近では建設機械のネットのオークションでの購入も一般的になりつつあります。なかでも取扱高ではヤフオクが一番でしょう。 ヤフオクでのサイズ別中古価格をまとめました。 ショベル容量(立米) ヤフオク価格(万円) 0.14~0.16 140 0.2~0.22 250 0.4~0.5 - 0.65~0.7 - ヤフオクでは、大きなサイズの出品(2023年5月現在)はありませんでした。 レンタルでの導入は? バックホーは複数あるのだが、予定外の工事が発生してどうしても足りなくなった、自社にあるバックホーは今の現場には大きすぎて使いにくいなどの場合、一時的にレンタルでの導入を検討されることもあるでしょう。 ここでは、バックホーをレンタルしたときの費用相場を紹介します。 商品名 レンタル料金(日額) 補償料(日額) 管理料(一括) ミニバックホー 重量1トンクラス 8,000円 500円 1,000円 ミニバックホー 重量1.5トンクラス 8,000円 500円 1,000円 ミニバックホー 重量2トンクラス 9,000円 500円 1,000円 ミニバックホー 重量3トンクラス 9,000円 500円 1,000円 バックホー バケット0.2立米クラス 11,000円 500円 2,000円 バックホー バケット0.25立米クラス 13,000円 700円 2,000円 バックホー バケット0.4立米クラス 15,000円 800円 2,500円 バックホー バケット0.7立米クラス 25,000円 1,000円 3,000円 上記表は日額ベースでの平均的単価ですが、月額での契約もあり、当然割安となります。 まとめ|バックホーは中古がお得! ここまでバックホーについて紹介してきました。 バックホーもユンボも油圧ショベル 複数の通称がある理由について バックホーのサイズの見分け方と呼び方 各メーカーの型番記号がもつ意味 運転に必要な資格は機体重量で変わる それぞれの資格の取得方法について 公道を走る場合に必要な免許について バックホーの中古化価格の相場 レンタルで導入する場合の相場 バックホーは建設工事の現場に欠かせないものであり、日常的に使用する建設機械ですが、改めて聞かれると即答することができないことがあるものです。 今さら誰にも聞けないようなことについて、この記事が少しでも参考になっていれば幸いです。 ←【中古ユンボ】を探すならトクワールド!

    2023/05/30

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