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フォークリフトの免許を取得する方法は?「フォークリフト」運転技能講習について徹底解説

フォークリフト

2024/06/13

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フォークリフトの免許を取得する方法は?「フォークリフト」運転技能講習について徹底解説

フォークリフトの運転に必要な免許「フォークリフト運転技能講習」の取得方法

フォークリフトを運転して作業に従事するには、講習を受講後、学科試験及び実技試験に合格して交付される「フォークリフト運転技能講習修了証」という国家資格を取得する必要があります。

「フォークリフト免許」という呼び方もされますが、これは一般的な俗称であり、「フォークリフト運転技能講習修了証」が正式名称です。また、フォークリフトの免許は2種類に分かれており、目的に応じてどちらかを取得する必要があります。

では、フォークリフトの免許には具体的にどのような種類があるのでしょうか。また、取得にはどの程度の費用・日数を要するのかも気になると思います。

フォークリフトの運転に必要な免許・資格の種類

フォークリフト免許と呼ばれる資格には、「フォークリフト運転技能講習」と「フォークリフトの運転の業務に係る特別教育」の2種類があります。実際にフォークリフトを操縦して荷役作業を行う場合はこれらの受講または教育の修了証が必要です。

この2つは、運転するフォークリフトの最大積載量によって使い分けられており、免許の種類によって扱える積荷の重さが違うということも覚えておきましょう。

無資格者がフォークリフトで作業を行ってしまうと、労働安全衛生法違反とみなされ罰金刑になります。罰金刑の対象者は、実際に無資格で運転した本人だけでなく、業務の場合、監督不届きだった管理会社、管理会社の代表者まで罪に問われます。

また、フォークリフトを運転するうえで必要になる免許はフォークリフトで「公道走行を行う場合」と「荷役作業や運搬作業を行う場合」とで異なります。

1. 公道を走るには「特殊自動車免許」も必要

フォークリフトは工場などの私有地だけでなく、道路交通法で規定された車両区分の運転免許証を所持していれば公道を走行させることができます。

フォークリフトを公道で走行させる場合は、自動車登録(小型特殊免許または大型特殊免許)が必要です。フォークリフトは、車両寸法や排気量によって「小型特殊自動車」「新小型特殊自動車」「大型特殊自動車」の車両に区分され、税金の種類が異なります。

ただし、最大積載量2トンクラスまでは最高速度を15㎞/hに設定することにより、小型特殊自動車として登録が可能です。

また、フォークリフトの公道走行には小型特殊自動車の場合、「大型自動車免許・中型自動車免許・普通自動車免許・大型特殊自動車免許・大型自動二輪車免許・普通自動二輪車免許・小型特殊自動車免許」のいずれかが必要になります。

例えば、倉庫と工場を結ぶ一般道路を通行するために、特殊自動車免許を取得するケースも増えています。フォークリフトの運転は満年齢で18歳以上であること、公道走行時には荷物を積載しての走行は認められていません。
フォークリフトを公道走行させる場合
  • フォークリフトの自動車登録(小型特殊免許または大型特殊免許)が必要。
  • 最高時速は15㎞/h以下、全高2.0m以下のフォークリフトの車両区分は「小型特殊自動車免許」を取得。最高時速やサイズがこれを超える場合、大型特殊免許の取得が必要。
  • 公道走行の場合、付随して「大型自動車免許・中型自動車免許・普通自動車免許・大型特殊自動車免許・大型自動二輪車免許・普通自動二輪車免許・小型特殊自動車免許」のいずれかが必要。
小型・大型特殊自動車とは?
小型特殊自動車
  • 【車両の条件】 全長:4.7m以下×全幅:1.7m以下×全高2.0~2.8m以下×最高時速: 15㎞以下(農作業用車は時速35㎞未満)
  • 【公道走行に必要な運転免許】
    大型自動車免許・中型自動車免許・普通自動車免許・大型特殊自動車免許・大型自動二輪車免許・普通自動二輪車免許・小型特殊自動車免許
  • 【課せられる税金】
    軽自動車税
大型特殊自動車
  • 【車両の条件】
    全長:12.0m以下×全幅:2.5m以下×全高3.8m以下×最高時速: 制限なし
  • 【公道走行に必要な運転免許】
    大型特殊自動車免許
  • 【課せられる税金】
    固定資産税

2. 「フォークリフト運転技能講習」とは

「フォークリフト運転技能講習」は、フォークリフトの「最大積荷が1トン以上」の運転作業に従事する際に、労働安全衛生法で運転技能講習の修了が義務付けられている資格です。

一般的に「フォークリフト免許」と呼ばれるものは、「フォークリフト運転技能講習修了証」のことを指しています。フォークリフト運転技能講習修了証は、都道府県労働局長定登録教習機関などに赴き、定められた技能講習をすべて修了後、試験に合格することで交付されます。
受講条件
講習を受講する条件としては、年齢が満18歳以上であれば誰でも受講することが可能です。
学科教育
フォークリフトの走行に関する装置の構造および取扱いの方法に関する知識 4時間以上
フォークリフトの荷役に関する装置の装置の構造および取扱いの方法に関する知識 4時間以上
フォークリフトの運転に必要な力学に関する知識 2時間以上
法令関係 1時間以上

尚、フォークリフト技能講習は、普通自動車免許または、大型自動車免許を取得していれば、「フォークリフト本体の構造・取り扱い方法」4時間が免除されます。

実技教育
フォークリフトの走行の操作 20時間以上
フォークリフトの荷役の操作 4時間以上
修了試験
  • 学科試験
    学科試験の採点は、各科目の点数の合計が100点満点、各科目の合計が次表の40%以上であり、尚かつ全科目の得点が60点以上であれば合格となります。
フォークリフトの走行に関する装置の構造および取扱いの方法に関する知識 30点
フォークリフトの荷役に関する装置の構造および取扱いの方法に関する知識 30点
フォークリフトの運転に必要な力学に関する知識 20点
法および規則中のフォークリフトに関する知識 20点
合計 100点
  • 実技試験の採点は、減点式採点法により実施され、100点中とし、70点以上である場合が合格となります。実技試験はいくつかのコースがありますが、実技3日目までにはコースの詳細が発表されます。
実技試験の流れ 合格のポイント
  1. 初期位置から前進
  2. 左折
  3. 荷物の前で停止
  4. 荷物を持ち上げる
  5. 荷物を運搬したまま後退
  6. 後退しながら右折
  7. 停止、再び前進
  8. スラローム
  9. 右折
  10. 所定の位置で停止、荷物を置く
  11. 後退しながらの右折
  12. 初期位置で停止
  • 前進、後退
  • スラローム
  • 荷物を持ち上げる(荷役操作1)
  • 荷物を所定の位置に下す(荷物操作2)
  • 荷物を持ったままの走行

「フォークリフトの運転の業務に係る特別教育」とは

フォークリフトの運転最大積荷が1トン未満の場合は、「フォークリフトの運転の業務に係る特別教育」の修了が必要です。特別教育は、学科教育と実技教育により行われます。
学科教育
フォークリフトの走行に間する装置の構造および取扱いの方法に関する知識 2時間以上
フォークリフトの荷役に関する装置の構造および取扱いの方法に関する知識 2時間以上
フォークリフトの運転に必要な力学に関数する知識 1時間以上
関係法令 1時間以上


実技講習
フォークリフトの走行の操作 2時間以上
フォークリフトの荷役の操作 2時間以上
修了試験
学科試験
  • 各科目の点数合計…100点満点中
  • 合格基準…各科目の合計が次表の採点の40%以上。全科目の得点が60点以上である場合。
フォークリフトの走行に関する装置の構造および取扱いの方法に関する知識 30点
フォークリフトの荷役に関する装置の構造および取扱いの方法に関する知識 30点
フォークリフトの運転に必要な力学に関する知識 20点
法および規則中のフォークリフトに関する知識 20点
合計 100点
実技試験
採点は減点式採点法により行われ、満点は100点とし、70点以上である場合が合格となります。

フォークリフトの免許取得にかかる費用

フォークリフトの免許を取得にかかる費用は、地域や講習内容によって異なります。一般的に、「フォークリフト運転特別教育」は約¥20,000~、「フォークリフト運転技能講習」は¥20,000~¥50,000程です。以下では、保有する免許・実務経験の条件ごとに平均的な費用をご紹介します。

大型特殊自動車免許や普通自動車免許を所持しており、フォークリフト特別教育受講から3カ月以上経過の場合は、約¥15,000で収まる施設もあります。
受講コース 条件 費用
35時間コース 運転免許を保有していない、または原付免許、自動二輪免許のみ保有
実務経験がない
¥38,000~45,000
31時間コース 普通自動車免許、準中型自動車免許、中型自動車免許、大型自動車 ¥20,000~30,000
15時間コース フォークリフトの運転の業務に係る特別教育修了証を取得してから3カ月以上の実務経験がある(保有運転免許不問) ¥20,000~30,000
11時間コース カタピラ限定を除く大型特殊自動車免許を保有している
普通自動車免許、準中型自動車免許、中型自動車免許、大型自動車免許(カタピラ限定)を保有しており、「フォークリフトの運転の業務に係る特別教育修了証」を取得してから3カ月以上の実務経験がある
¥12,000~18,000
上記の費用はあくまでも目安であり、教習所によって費用が異なります。また、これらの受講料に加えて下記の費用も発生します。 (2024年6月現在)
  • テキスト代…¥1,500~2,000
    教習所によっては、受講費用の中にテキスト代が含まれることもあります。
  • 補助試験料…学科試験:¥3,000、実技試験:¥5,000
    学科試験や実技試験が不合格だった場合、補講として再試験を受ける際に「補助試験料金」として追加費用が発生します。
  • 証明写真の発行費用…¥500~700
    修了証に貼る証明写真の発行代金も別途必要な場合もあります。

助成金を申請できることも

フォークリフトの免許取得にかかる費用を一部支給してもらえることもあります。厚生労働大臣の指定を受けた講座を受講すること「教育訓練給付制度」を申請可能です。

「教育訓練給付制度」の対象者は、フォークリフト免許取得にかかった受講料金の最大20%相当の費用が給付金として支給されます。

在職者と離職者の条件は以下の通りです。
  • 在職者…受講開始の時点で、雇用保険の被保険者である期間が3年以上(初めて受給する場合は1年以上)
  • 離職者…受講開始日の時点で、離職日から受講開始まで1年以内、および雇用期間は3年以上(初めて受給する場合は1年以上)
上記の条件に該当する場合は、給付金の一部を負担してフォークリフト免許の取得が可能になります。「教育訓練給付制度」に関しての詳細は、厚生労働省のホームページで確認できます。

フォークリフトの免許を取るために必要な日数

フォークリフトの免許を取得する日数は、保有免許の積載物などによって異なりますが、きちんと講習を受けさえすれば、最短で2日、最長でも5日程度で取得可能です。また特別教育のコマ数(12時間)でしたら、2日間で修了できます。

フォークリフト運転技能講習の場合、保有免許の種類によって講義が一部免除されます。例えば、普通自動車免許、中型自動車免許、大型自動車免許、大型特殊自動車免許の保有者は、4時間の学科講習の免除を受けることができます。

フォークリフトの免許取得にかかる日数は、実務経験や保有している免許などによって受講時間が細かに異なります。各受講時間の必要日数は以下の通りです。
受講時間 必要日数
35時間 5日程度
31時間 4~5日程度
15時間 2~3日程度
11時間 2日程度
最短で取得しようと思えば、基本的に1週間以内でフォークリフト免許を取ることが可能です。必ずしも連日で受講しなければならないというわけではなく、日や週をまたいでコマ(受講日)を組むことも可能です。

仕事や家事、育児をしながらなど、ライフスタイルにあわせたスケジュールで資格を取得できます。

フォークリフト免許 を受講できる場所

フォークリフト免許は、各都道府県の労働局に登録された教育機関で講習を受けることができます。具体的には、陸災防(陸上貨物運送事業労働災害防止協会)、自動車学校やフォークリフトなどの教習所、職業訓練施設などがあります。

フォークリフト免許は陸災防での取得ががおすすめ

費用面で見ると教習所での取得よりも、陸災防や職業訓練施設での取得が安いです。ただし、職業訓練施設の場合は講習の開催頻度が少ないことが難点となります。

フォークリフト免許を早期に安く取得したいのであれば、最寄りの陸災防で取得するのがおすすめです。陸災防はトラック協会の中に設置されており、会社ではなく協会であることから利益を出すことを目的としていません。

そのため、教習所よりも安い費用でフォークリフト免許を取得することができます。まずは、最寄りの陸災防を探しましょう。

陸災防支部所在地(陸上貨物運送事業労働災害防止協会ホームページ)

最寄りの陸災防で講習を開催していない場合は、隣県での取得も検討してみてください。

予約・申し込み

はじめに、通いたい教習所に入校手続きを行う必要があります。遅くとも受講希望日の1~2週間前には申し込み・予約を済ませておくと良いでしょう。申し込みはWebや電話、直接訪問でも予約可能です。

フォークリフト免許を活用できる業種

フォークリフトは、荷役業務(荷物を運搬する必要のある業務)では欠かせない運搬用機械です。フォークリフトの免許が生かせる場面は、数多く存在します。

フォークリフト資格が活かせる業種

・物流業界・食品業界・水産業界・鉄骨、鉄鋼業界・木材業界・解体業・建設業・水道管工事業・電気・電話線工事業・造園業・石材業・産業廃棄物処理業・建材業・工場など

また、フォークリフトの免許を取得することで、以下のようなフォークリフトを運転することが可能です。

フォークリフト免許で運転できるフォークリフト

・カウンターバランスフォークリフト ・サイドフォークリフト ・リーチフォークリフト ・ピッキングフォークリフト ・ウォーキーフォークリフト

まとめ

フォークリフトは荷物の積載量によって取得する資格の種類が異なります。また、公道を走行させる場合は、運転免許も付随して必要です。

現在、物流センターや工場はもちろん、建設・土木業界をはじめ、リフトマンの需要は高い状況が続いています。また、フォークリフト免許の取得は決して難しいものではないうえに、年齢・性別を問わず働けるメリットがあります。

フォークリフト運転技能講習を修了すれば、職種の幅は一気に広がるでしょう。
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電動フォークリフトのバッテリーは管理とメンテナンスをしっかり行うことで、平均的な寿命よりも長持ちさせることができます。逆に管理やメンテナンスを怠れば最悪1年で寿命を迎えてしまうことも。 ここからは、バッテリーを長持ちさせるコツを5つご紹介いたします。早速実践してみてください。 過放電と頻繁な充電を避ける 過放電とは、満充電状態から80%以上放電し、バッテリーの残量が20%以下になることを指します。さらに、1日に複数回(2回以上)の充電を行ったり、追加で充電する行為も頻繁な充電とされます。このような使用方法はバッテリーの寿命を短くします。 適正なバッテリー液量を維持する バッテリー液が不足していると、内部温度が上昇して適切な電気容量が得られなくなります。その結果、バッテリーの稼働時に負荷がかかり、極板が損傷して寿命が短くなります。 逆に、液量が多すぎると充電時に発生する水素で液があふれ、バッテリー室が錆びる原因になるほか、最悪の場合は短絡による火災や爆発を引き起こす可能性があります。 定期的な点検を実施する 年次、月次、始業時の点検を定期的に実施してバッテリーに問題がないかを確認しましょう。年次や月次の点検でバッテリーの電圧値や液比重値に異常が見られた場合は、早急に対策を講じることが重要です。 バッテリー上部の清掃 バッテリー上部にほこりなどがたまると、自然放電が発生し、これが劣化の原因となります。1~2週間に一度は、バッテリー上部を拭いて清潔に保つように心がけましょう。 バッテリーが高温になるのを避ける 充電中などにバッテリーの温度が60度以上になると寿命が極端に短くなります。メーカーが推奨するバッテリーの温度は14〜15度です。 このため、バッテリーを極度の高温・寒冷環境下に置かないよう、バッテリーの保管場所にも気を付ける必要があります。 バッテリーのメンテナンス方法 電動フォークリフトのバッテリーを長く使用するには、定期的なメンテナンスが欠かせません。 バッテリーの電解液は、充電中の水の分解や蒸発によって水分が減少します。電解液が減った状態で使用すると、バッテリーの寿命が短くなる可能性があるため、メンテナンス時に電解液をこまめに補充することが大切です。 バッテリー液(精製水)の補充方法 精製水の補充は、毎回充電前と後に点検し、バッテリー電解液が減ってきたら適量を補給します。補水には必ず精製水を使用し、水道水は使用しないでください。水道水には不純物が含まれており、バッテリーの電極板の腐食を早めます。 バッテリー液の補充手順 精製水の入ったポリ容器をバッテリーより高い位置に設置します。 容器のフタを外し、中フタ付きのホースを容器の中にしっかりと差し込んでから中フタを固定します。 次に、バッテリーの液栓キャップを開けてホースの先端を差し込みます。 補水を始める際には、まずピッチコックを緩め、容器の中央部分を指で数回押してサイホン作用を発生させ、精製水を出します。 赤色のフロートが上昇し、白線が見えたら速やかにピッチコックを閉めます。 補水が完了したら、ポリ容器のフタと液栓のキャップをしっかり閉めます。 最後に、バッテリー上面を木綿布などで清掃します。 補充の際は、バッテリーの電解液面が最高液面を超えないように注意してください。液漏れや漏電の原因となることがあります。 電動フォークリフト用バッテリーの値段は? 電動フォークリフトのバッテリーは消耗品であるため、長く使用していると遅かれ早かれ交換の時期がやってきます。そこで、気になるのがバッテリーの値段ではないでしょうか。 特に多くの電動フォークリフトを稼働させている企業にとっては事前に相場を把握し、予算を見積もることが重要です。 バッテリーは¥100,000~¥1,000,000円以上と高価 電動フォークリフトのバッテリーは大変高価で、1回の交換で値段が10数万〜100万円以上するものも珍しくありません。電動フォークリフトのバッテリー交換にかかる費用は、バッテリーの容量やフォークリフトがリーチ型かカウンター型かによっても異なります。 一般的にカウンター型のフォークリフトはバッテリーの容量が大きくなるため、値段は高い傾向にあります。 製品価格に関して言えば、リチウムイオンバッテリー搭載の電動フォークリフトよりも、鉛バッテリー搭載の電動フォークリフトの方が安価です。 バッテリー交換にはまとまった金額がかかるため、複数社に相見積もりをして、総合的に判断するのがおすすめです。 ※2024年12月現在 トクワールド調べ ランニングコストだけでなく維持費も比較すると そのため、価格だけを比較すると、鉛バッテリー搭載の電動フォークリフトの方が魅力的に感じられます。しかし、電動フォークリフトは初期導入費用だけでなく、維持管理費用も考慮しなければなりません。 維持管理費用としてはメンテナンス費用が挙げられます。鉛バッテリーを使用している場合、補水のためのバッテリー液の費用や、寿命が尽きたバッテリーの交換費用が発生します。加えて、補水や充電、バッテリー交換にかかる作業の人件費も無視できません。 一方、リチウムイオンバッテリーは、補水不要かつ長寿命であることから、鉛バッテリーよりも維持コストを抑えることができます。 このように、製品価格だけを見ると鉛バッテリー搭載の電動フォークリフトは一見安価に思えますが、総合的なコストを考慮すると、リチウムイオンバッテリーの方が経済的です。 ※2024年12月現在 トクワールド調べ まとめ 電動フォークリフトのバッテリーはひとつひとつが高価なものですが、適切な管理と定期的なメンテナンスを行うことで、平均より長持ちさせて使用できます。初期費用や耐用年数の面を考慮すればリチウムイオンバッテリーがおすすめです。

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    フォークリフト

    【フォークリフトの基礎知識】カウンター式、リーチ式とは?

    フォークリフトは2種類 フォークリフトには大きく分けて「カウンター式」と「リーチ式」の2種類があります。フォークリフトのレンタルを検討する際は、それぞれの特徴と使用環境、作業用途を考慮して機種を選定する必要があります。 例えば、カウンター式フォークリフトは「重い荷物を扱う荷役」、リーチ式フォークリフトは「室内や狭いスペースでの作業」に最適など、種類によって作業の向き不向きがあります。 ここからは、「カウンター式」「リーチ式」フォークリフトの違いについて詳しく解説し、実際のレンタル時にフォークリフトを選ぶ際のポイントについてご紹介していきます。 フォークリフトの導入、レンタルでの利用を検討している方は、ぜひ、機械選びのご参考にお役立てください。 「カウンター式」「リーチ式」フォークリフトの違いカウンター式フォークリフトの特徴 カウンター式フォークリフトは、自動車のように運転者が座席に座ってハンドルを操作するタイプのフォークリフトです。別名「カウンターウエイトバランスフォークリフト」とも言い、「カウンター」とは「反対」を意味します。 後部にある鉄の重り(ウェイト)で車体のバランスを取っており、これにより、車体前方のフォーク(爪)に重い荷物を載せても車体が前に傾かず、安定した状態で荷物を運ぶことができます。 カウンター式フォークリフトは、転倒しにくく安定した走行が可能です。車体の安定性と強度が高く、走行速度やフォークの上昇速度も速いため、安全性と作業効率が優れています。 さらに、カウンター式フォークリフトは座った状態で足のペダルでアクセルやブレーキを操作するため、自動車の運転に近い感覚で操作できます。 リーチ式フォークリフトの特徴 リーチ式フォークリフトは、立ったまま操縦する点や、車体を動かさずにフォークやマストを前後に伸縮させることが可能な点が特徴のフォークリフトです。「リーチ」は「距離・範囲」を表す言葉であり、フォークの伸縮により、この機能により、車体が奥に入らなくてもフォークを使って奥にある荷物を取り扱うことが可能です。 操縦時は、足元にペダルがあり、それを踏むことでブレーキが解除され、フォークリフトを走行させることができます。小回り性に優れ、狭い通路やスペースでの稼働に向いています。 また、リーチフォークリフトは、基本的にバッテリーで駆動するフォークリフトのため、燃料コストを削減でき、室内作業においては排気ガスの充満を心配する必要がありません。 「カウンター式」も「リーチ式」も同じ資格で操縦できる フォークリフトを運転する仕事に就くには、国家資格であるフォークリフト運転技能講習を受講する必要がありますが、カウンター式フォークリフトとリーチ式フォークリフトの運転は1つの資格で行えます。 つまり、本免許を取得すると、カウンター式・リーチ式等フォークリフトの最大積載量や機種の制限なく、運転が可能になります。しかし、フォークリフトで公道走行を行う場合は、大型特殊自動車免許などの運転免許を取得することが、道路交通法によって定められているため注意してください。 フォークリフト運転技能講習は、労働安全衛生法で定められた技能講習をすべて修了することで、最大積載量1トン以上のフォークリフトを運転できます(フォークリフト運転技能教育は最大積載量1トン未満のフォークリフトが運転可能)。 フォークリフト運転技能講習の受講資格は、満18歳以上であることが条件なので、誰でもチャレンジすることが可能です。講習や取得の難易度も高くないため、リフトマンや他業種に就職・転職したいと思う方は、積極的に受講してみることをおすすめします。 フォークリフトの動力 フォークリフトの動力は大きく「内燃機関式」と「蓄電池式」の2種類に分けられます。それぞれにメリット・デメリットがあるため、フォークリフトを選ぶときは、「動力」を確認しておくことも大切です。 内燃機関式(エンジン式) 内燃機関式(またはエンジン式)とは、すなわち、ガソリンやディーゼルなどを燃料として動く、エンジンで稼働するフォークリフトのことです。「ガソリン車」や「ディーゼル車」のほかにも「ガソリン併用車」「LPG(LPガス)車」などの種類があり、重量のある荷物でも問題なく運搬できる馬力や走行速度が優れているといったメリットがあります。 一方、大きなデメリットとして、排気ガスが出ることや小回りが利かないことが挙げられます。車体重量やサイズも大きいため、狭い倉庫内や通路ではなく、主に屋外で使用される場面が多いです。 蓄電池式(バッテリー式) 蓄電地式フォークリフトはバッテリーに蓄えた電力を動力源として稼働します。主に3トン以下の小型フォークリフトは、蓄電地式の動力であることが多いです。 蓄電地式フォークリフトの大きな利点は、小回りが利き、排気ガスが出ないことです。そのため、内燃機関式フォークリフトとは異なり、室内作業に適しています。なにより、燃料を必要としないため、燃費面でのコスト削減にもつながります。 ただし、馬力が弱いため重い荷物の運搬には不向きなことや、連続稼働ができないという点がデメリットです。さらに、蓄電池(バッテリー)は、最大で4〜5時間程度しか稼働できず、フル充電には約8時間かかるため、予備の蓄電池を用意することが一般的です。 そして、バッテリーの寿命が尽きた際、バッテリーの交換コストが高いということもネックになります。 現在は蓄電池式(バッテリー車)が普及している フォークリフトは、冷凍倉庫や精密部品の加工場、物流倉庫など排気ガスを出すことができない場面で活躍することが多いです。また、CO2の削減規制やガソリン価格の高騰もあり、蓄電池式(バッテリー車)の割合が、他分野の自動車に比べて高くなっています。 一般法人日本産業車両協会によると、フォークリフトの国内販売におけるバッテリー車比率は、1995年度の35.0%から2005年度には47.2%に上昇し、2023年10月時点で国内のバッテリー車(リーチ式フォークリフト、けん引車を含む)の普及率は68%以上となっており、すでに蓄電式(バッテリー車)が主流となっています。(日本産業車両協会調べ) 資料:日本産業車両協会「産業車両製造業における地球温暖化対策の取り組み」参照 日本産業車両協会は、毎年3月号の会報「産業車両」誌で、バッテリー車などの機種別や府県別の詳細な統計を公表しています。 一般法人日本産業車両協会ホームページ:統計資料 「カウンター式」「リーチ式」フォークリフトのデメリット フォークリフトを選ぶ際は、それぞれの機種が持つデメリットを抑えておくことも大切です。 フォークリフトは、使用される用途・環境を想定、考慮した設計になっています。機種の選択を誤ると、ワークシチュエーションによってはせっかく導入したフォークリフトが使い物にならない、という事も起こり得るので、こういったデメリットも把握しておきましょう。 カウンター式フォークリフト カウンター式フォークリフトのデメリットは下記の3つです。 1.排気ガスや騒音が発生する カウンター式フォークリフトのデメリットとして、排気ガスや騒音が発生するため屋内などの閉所での使用には向いていないことが挙げられます。ガソリンや軽油を燃料とするエンジン式(内燃機関式)フォークリフトは、普通乗用車と同じく燃料を燃焼させて動力に変換するため、エンジンをかければ排気ガスが発生します。 工場内や屋外の稼働でも排ガス規制があれば稼働できないほか、特に屋内では排気ガスによる一酸化炭素中毒の可能性もあるため、稼働が制限されていることが多いです。 2.小回りが利かない カウンター式フォークリフトのタイヤは、70度程度しか回転することができません。車体のサイズも大きく転回しにくいため、小回り性能や狭い場所での作業性はどうしても劣ってしまうことを理解しておきましょう。 カウンター式フォークリフトは、閉所や狭い通路で小さな荷物を運搬するより、一般的に屋外などの広いスペースで大きな荷物を運搬するために導入される機種だといえるでしょう。 3.燃料の消費量が多い カウンター式フォークリフトの動力は、ガソリンや軽油などを燃料にして稼働する内燃機関式がほとんどです。ガソリン車やディーゼル車はパワーが大きく、長時間作業していても速度が落ちにくいのが特徴です。 また、燃料給油も比較的短時間で完了するため、ガス欠時もスムーズに作業を再開できる利点もあります。しかし、高馬力と引き換えに、燃料の消費量も多いため燃料コストがかかる点には注意が必要でしょう。 リーチ式フォークリフト リーチ式フォークリフトのデメリットは以下の3つです。 1.稼働時間が短くパワーが小さい 2.価格が高価 3.重い荷物を運べない 1.稼働時間が短くパワーが小さい リーチ式フォークリフトの動力は蓄電池(バッテリー)式のため、内燃機関式の動力よりもパワーに劣ってしまいます。 さらに、稼働時間も短く、充電に時間を要することもデメリットです。バッテリーは繰り返し使い続けるとバッテリー液が蒸発していきます。特に夏季はバッテリー液の補充感覚が短くなるため、逐一の点検や補充も欠かせません。 リーチ式フォークリフトは、長時間の稼働、重量物の運搬には不向きといえるでしょう。 2.価格が高価 動力に蓄電池(バッテリー)を使用しているリーチフォークリフトは、内燃機関式(エンジン式)のフォークリフトよりも、購入額が高い傾向にあります。 以下の、内燃機関式フォークリフトと蓄電池式フォークリフトの価格相場を比較した表をご覧いただければわかるように、積載重量が多くなるほど価格も上がっていきますが、蓄電池式フォークリフトの場合、バッテリーの容量が大きくなるほど価格は高くなります。 【フォークリフト(動力別)価格相場】(2024年7月現在あくまで一例です) 積載重量(t) 1 1.5 2 2.5 内燃機関(エンジン)式 の価格相場 約¥1,800,000 約¥2,000,000 約¥2,300,000 約¥2,500,000 蓄電池(バッテリー)式 の価格相場 約¥2,300,000 約¥2,800,000 約¥3,300,000 約約¥3,800,000 蓄電池式フォークリフトの場合、積載重量が大きいほどバッテリーの容量も大きくなるため、比例して購入価格も高価になります。 3.重い荷物を運べない リーチフォークリフトは、パワーが内燃機関式よりも低い蓄電池式の動力を採用しているほか、リーチフォークリフトの機種は3トンクラス程度しかラインナップがないので、重い荷物を大量に運搬するには効率が良くありません。 また、カウンター式のフォークリフトよりも安定性が良くないので、積載量を上回る荷物の運搬は横転などの危険が高いです。 「カウンター式」「リーチ式」フォークリフトの選び方作業環境・用途を考慮して動力を選ぶ 適した動力のフォークリフトを選ぶには、作業環境・用途を明確にすることが大切です。例として、内燃機関式動力の「カウンター式フォークリフト」は、大量の重量物運搬を屋外で行う場合に活躍します。また、蓄電池式の動力を持つ「リーチ式フォークリフト」は、排気ガスが出せない冷凍倉庫や食品工場など食品衛生上の環境配慮が必要な場面でも活躍します。 カウンター式フォークリフトは、主に屋外や広大な倉庫、重量物運搬で使用され、リーチ式フォークリフトは基本的に屋内や狭い通路などの閉所作業や軽量物運搬で使用されます。 扱う荷物の重さで最大荷重を選ぶ フォークリフトの最大荷重を選ぶ際には、「運ぶ荷物の種類」「オペレーターの体重」「荷物の寸法」などの点を把握することも重要です。荷物の寸法によってフォークの長さが変わり、荷重中心によって最大荷重も変わります。 荷重心とは、フォークリフトに積載した荷物の重心位置とフォーク(爪)の垂直前面との距離のことです。例えば、荷重重心:500mm、最大荷重:1500Kgのフォークリフトの場合、フォーク垂直前面から500mm以内に荷重中心がある荷物に限り、1500Kgまで安全に運搬することが可能ということになります。 作業する場所に適した車輪数を選ぶ フォークリフトのタイヤには3輪と4輪のタイプがあります。このタイヤ数にはメリット・デメリットがあるため、利用目的に見合うタイヤ数の車両を選びましょう。 3輪タイプのフォークリフトは、リーチフォークリフトに多く見られるタイヤ数で、旋回半径が狭く小回りに優れています。そのため、狭い通路での作業に適していますが、屋外作業、特に砂利道や起伏の多い場所では操作が難しくなります。 また、3輪タイプのフォークリフトは、最大荷重が2.5トン程度までと限定的です。最大荷重ぎりぎりで荷物を運搬すると、フォークリフトの旋回時にバランスが不安定になりやすく転倒の危険が大きくなります。 4輪タイプのフォークリフトは耐久性があり、屋外作業や砂利道や起伏の多い地面での使用に向いています。また、3輪タイプよりも安定性が高いため、斜面でも転倒するリスクが少ないです。ただし、旋回範囲は3輪タイプよりも限られており小回りを苦手とします。 フォークリフトをレンタルする業者選びのポイント希望の機種があるかどうか 希望機種の有無は、業者選びでもっとも重要なポイントです。いくらレンタル費用が安くても、必要としているスペックのフォークリフトがなければ意味がありません。レンタル業者によって保有機種や在庫数が異なるため、事前のリサーチが必要になります。 最近では、レンタル可能な機種の一覧をサイトに掲載しているレンタル業者が多いです。気になる業者が見つかったら、まずはその業者のサイトをチェックしてみましょう。 利用しやすい料金プランがあるか レンタルは、1日単位で借りる日極と月単位で借り続ける月極の2パターンが基本的な料金形態になります。しかし、現在のレンタル業者は、顧客のニーズに応じてレンタルのプランを細かく設定していることも多いです。 中には、レンタルとリースの昼間に位置する「長期レンタルプラン」を提供する業者も見受けられます。このように、レンタルのプランは業者によって大きく異なることがあるため、複数社のプランを確認してから業者を選定するようにしましょう。 機械のメンテナンスはしっかり行われているか レンタル業者が扱う機械は基本的に中古品になります。フォークリフトは構造が比較的シンプルであり、長距離を移動する車両でもありません。したがって、メンテナンスさえ行き届いていれば年式が古いものでも問題なく使用できるでしょう。 しかし、その逆もまた然りで、メンテナンスが不十分であれば、年式が新しくローアワーのフォークリフトだったとしても不具合が発生しやすくなります。できれば、レンタルの契約をする前に、フォークリフトの状態を見て、メンテナンスの状況を確認するのが望ましいでしょう。 まとめ フォークリフトには大きく分けて「カウンタ―式」と「リーチ式」の2種類があり、それぞれの特徴を理解したうえで、作業の用途、規模にあった機種を選択することが大切です。またフォークリフトの動力によってもメリット・デメリットがあるので、レンタル等での導入をご検討の方は、本記事をご参考にしていただければ幸いです。 ←高品質な【中古フォークリフト】なら重機の専門店トクワールドにお任せ下さい!

    #フォークリフト#カウンター式#リーチ式

    2024/07/18

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  • フォークリフトのトヨタを含む主要4メーカーの価格と免許取得の情報
    フォークリフト

    フォークリフトのトヨタを含む主要4メーカーの価格と免許取得の情報

    目次 フォークリフト主要4メーカーの特徴とシェア フォークリフトの価格を決める3つのポイント フォークリフ講資格・方法・時間・費用 フォークリフト主要4メーカーの新車価格情報 フォークリフト主要4メーカーの中古車価格情報 フォークリフト主要4メーカーのオークション価格情報 フォークリフトのレンタルの価格情報 フォークリフトの運転には免許が必要!資格取得の費用は? まとめ|フォークリフトの価格 「フォークリフトの価格相場を詳しく知りたい」 「フォークリフトの各メーカーの特徴は?」 「フォークリフトの免許の取り方や費用は?」 フォークリフトを導入しようとするとき、いろいろな視点から検討します。 新車と中古車ではどちらのコスパが良いのか、オークションは安いと聞くが購入前に実際の製品の確認はできるのかなどを考えるはずです。 現在、フォークリフトは、新車・中古車の販売店、オークションでの購入が一般的です。いずれにしろ第一に着目するのは価格でしょう。 この記事では、購入方法ごとの価格相場をWeb上で調査し、メーカーごとに紹介しています。 また、フォークリフト各メーカーの特徴や運転・操作に必要な資格についても説明していますので、ぜひ参考にしてください。 また、今回ご紹介しております、価格は2023年3月9日現在の価格となっております。(当社調べ) 価格は、あくまで概算としてお考え下さい。 フォークリフト主要4メーカーの特徴とシェア 国内のフォークリフト主要4メーカーの特徴とシェアについて紹介します。主要4メーカーとは、トヨタL&F、三菱ロジネクスト、小松製作所、住友ナコフォークリフトの4社です。 株式会社豊田自動織機(トヨタL&F) 豊田自動織機(トヨタL&F)はフォークリフトの国内シェアで、1966年から連続して1位となっています。現在、世界シェアでも1位を獲得してますが、ドイツ大手のKion社と世界首位を争っているのが現状です。 積極的に海外のフォークリフトメーカーを買収していて、カスケード社(アメリカ) タイリフト(台湾)、ファンダランデ(オランダ)などが子会社となりました。 豊田自動織機は、1926年にG型自動織機の製造・販売を目的に設立されました。その後、繊維機械、自動車部品、産業車両全般、エレクトロニクスと事業領域の拡大を続けてきたのです。 トヨタL&F(ロジスティクス&フォークリフト)の歴史は、1960年のトヨタ初の社内カンパニーとなる産業車両専門販売店設立に始まります。また1986年には物流システムの販売も開始しています。 フォークリフトの国内シェアが順調に伸びていく過程で、販売部門がトヨタ自動車のL&F事業部門となった時期もありました。しかし現在は販売部門の譲渡を受け、製造・販売の統合を遂げています。 2018年フォークリフト年間販売シェア50%超を達成、2022年にはフォークリフト国内販売台数56年連続No.1を達成しています。 三菱ロジネクスト株式会社 三菱ロジネクストの国内シェアは2位、世界シェアは5位です。 国内の伝統ある物流機器メーカー4社が前身で、独自に培ってきた多様な技術や販売網を融合し継承しています。 2013年に日輸と三菱重工業がニチユ三菱フォークリフトとなり、同じく2013年にTCMと日産フォークリフトがユニキャリアへ生まれ変わりました。 そして2017年10月にこの二つが経営統合して発足したのが三菱ロジネクストです。 ニチユはバッテリーフォークリフトを日本で初めて開発・販売し、おもに国内とアジア圏を中心に展開していました。三菱重工はエンジンフォークリフトに強みがあり、北米や欧州などの海外市場を中心に幅広いニーズに応えていました。 1949年に国産初のエンジンフォークリフトを製造したTCMは大型特殊荷役車両に優位性を持ち、自動車技術を活かした技術開発で確固たる位置にあった日産フォークリフトと統合しています。 株式会社小松製作所 小松製作所は、国内シェア3位、世界シェア11位のフォークリフトメーカーです。建機の技術をベースにした電子制御と環境性能、操作性の高さに定評があります。 1917年に竹内鉱業が小松鉄工所を開設して、自社用工作機械や鉱山用機械の生産を開始したことを小松製作所の創業としています。1921年には竹内鉱業より分離、小松製作所が誕生しました。 土木・解体・産廃・リサイクルに使用される建設機械を中心に、農畜産・林業・採掘から物流まで幅広い産業機械を製造しています。1953年、フォークリフトの生産を開始、その後多角的に海外にも進出しています。 近年バッテリーフォークリフトに注力、電子制御部品の自社製造・開発に強みを持っているのが大きな特徴です。 住友ナコフォークリフト株式会社 住友ナコフォークリフトの親会社(共同出資)は、住友重機械工業と米国のハイスター・エール・グループです。住友重機械工業は各種産業機械の総合メーカーであり、ハイスター・エールは世界屈指のフォークリフトメーカーです。 フォークリフト及び物流機器の販売・リース・中古車販売、修理やアフターメンテナンスまでを事業内容としています。グループ会社として、住友ナコフォークリフト販売会社を設立、工場直結でユーザーのニーズに応える体制を目指しています。 住友ナコフォークリフトのシェアは国内4位です。 リチウムイオンと鉛バッテリーのデュアル電源車両が特徴的で、アメリカ製品の持つ頑丈さも魅力的です。 フォークリフトの価格を決める3つのポイント フォークリフトの価格を決めるポイントは、動力方式、リーチとカウンター、最大荷重の3つです。それぞれについて紹介しましょう。 フォークリフトの動力方式 フォークリフトを動かすために必要な動力には、エンジン式とバッテリー式があります。 エンジン式は、ガソリン、ディーゼル、LPGを燃料として動かすフォークリフトです。パワーがあり重量物の荷役作業に向いています。 ただ燃料を消費して動くため排気ガスを発生させます。屋内や狭い場所での使用には向いていません。 バッテリー式は充電した電力で動くフォークリフトです。排気ガスは発生させませんが、エンジン式に比べるとパワーは劣ってしまいます。 またバッテリーは消耗品なので一定期間で交換する必要があり、バッテリー本体に交換の手間もプラスされて費用は高額になります。 フォークリフト本体の価格はバッテリー式のほうが1割程度高くなります。年間コストでは、燃料費の関係でエンジン式が5割から10割程度、バッテリー式より高くなるというのが一般的な相場です。 しかしこれにバッテリー交換が加わるとコストは大幅に変わります。たとえば1.5t用のバッテリーは100万円前後します。 エンジン式とバッテリー式どちらにするかは、価格よりも使用条件で選ぶことが多いです。 フォークリフトのリーチとカウンター フォークリフトを機能面で分けると、大きくリーチ式とカウンター式の2種類になります。 リーチ式フォークリフトのオペレーターは立って操縦し、車体をハンドルではなく手元のレバーで動かします。小回りが利いて、屋内の安定した床面の狭い場所での使用に適しているフォークリフトです。 動力は、排気ガスが出ないバッテリー式のものが多く、工場や倉庫などで比較的軽量の荷物の取り扱いで使用されます。 カウンター式フォークリフトは、着座式でハンドルを操作して作業します。後方部の鉄のウェイトで車体のバランスをとり、前面のフォークを、荷物を載せたパレットに差し込んで作業するのが一般的です。 カウンター式は乗用車の運転に近い操作性がありますが、後輪操舵なのでハンドルの旋回方向と車両の動きが逆になるので注意が必要です。 動力はエンジン式が多くパワーがあり、屋内外を問わず重量物の荷役作業を長時間こなすことができます。 同程度の大きさであれば、価格はリーチ式のほうが1割から2割程度高いです。 フォークリフトの最大荷重 フォークリフトの最大荷重は、価格の決め手となるポイントです。最大荷重はフォークリフトが荷役できる限界の重さのことで、0.5tから20t超まで幅広い規格があります。 最大荷重が1.5tであれば必ず1,500kgの荷物を運ぶことができるというわけではありません。最大荷重はあくまで基準荷重中心に対して積載できる最大の重さなので、荷重の中心位置によって最大荷重は変化します。 荷重中心とは、フォークに載せた荷物の中心位置から、フォークの根元までの距離のことです。 フォークリフトの荷役作業では、荷物の重さ、サイズ、荷重中心の3つを確認しながら行うことが重要です。 フォークリフトを選ぶときには、そのフォークリフトが主に荷役する荷物の種類、サイズ、重さを想定して許容荷重の範囲内に収まるものにすることが大切です。 フォークリフトの価格は、この最大荷重を目安に決められています。当然のことですが、同じ動力、同じ機能(リーチ又はカウンター)であれば、最大荷重が大きいほど価格は高くなります。 フォークリフト主要4メーカーの新車価格情報 フォークリフトの主要4メーカーは、新車の価格について多くの情報を公表していません。 理由は、新車であってもユーザーごとに使用条件や要望に合わせてオプションを付けたり仕様変更したりして、価格が変動しているためとしています。 ただ、2022年に各社が主力製品の価格改定をした際、新車価格を公表しましたので参考になると考え記載しました。 小松製作所は2019年に価格改定、2022年に10%値上げを発表していますので、その情報を織りこんで記載しています。 トヨタL&F 2022年10月17日改訂(国内向け) (単位千円) 型式 荷重 価格 ディーゼル式カウンター型QENEO 02-8FD25 2.5t 5,056 バッテリー式カウンター型4輪gene B 8FB15 1.5t 3,894 バッテリー式カウンター型コンパクトEcore 8FBE15 1.5t 3,924 バッテリー式カウンター型Rinowa 8FBR15 1.5t 3,549 三菱ロジネクスト 2022年7月1日改訂(国内向け) (単位千円) 型式 荷重 価格 バッテリー式リーチ型 FBR15 1.5t 3,139 バッテリー式カウンター型 FB15P 1.5t 3,345 ディーゼル式 FDE25P-T 2.5t 4,188 小松製作所 2019年4月1日改訂(国内向け) 2022年1月1日に平均10%の値上げを発表 (千円) 型式 荷重 価格 ガソリン式 FG25-17 2.5t 3,250 ディーゼル式 FH40-2 4.0t 8,440 バッテリー式カウンター型 FB15-12 1.5t 3,630 バッテリー式リーチ型 B15RL-15 1.5t 3,170 住友ナコフォークリフト 2022年10月1日改訂(国内向け) (単位千円) 型式 荷重 価格 ディーゼル式カウンター型 11FD25PAXⅢ24D 2.5t 4,452 バッテリー式カウンター型QuaPro-B 41FB15PXⅢ 1.5t 3,609 バッテリー式リーチ型QuaPro-R 61FBR15SX 1.5t 3,316 フォークリフト主要4メーカーの中古車価格情報 フォークリフト主要4メーカーの中古車価格情報を紹介します。最大荷重は、売れ筋となっているサイズに絞り、価格の1万円未満は切り捨てています。 トヨタL&F 動力 型式 年式 最大荷重 機能 アワー 価格 ディーゼル 02-8FD25 2017年 2.5t カウンター 4,844hr 194万円 ガソリン 02-8FGL15 2017年 1.5t カウンター 3,126hr 103万円 ディーゼル 02-8FDL15 2012年 1.5t カウンター 2,275hr 112万円 バッテリー 8FB25 2017年 2.5t カウンター 2,324hr 197万円 バッテリー 7FBRS15 2012年 1.5t リーチ 2,954hr 122万円 ※2017年式のディーゼル/カウンター2.5tは194万円です。新車価格情報では、同じクラスのディーゼル/カウンター2.5tは505万円です。 5年落ちで、61.6%OFFの価格になっています。 三菱ロジネクスト 動力 型式 年式 最大荷重 機能 アワー 価格 バッテリー FBT15PN- 2017年 1.5t カウンター 308hr 147万円 バッテリー FBRM15- 2017年 1.5t リーチ 2,314hr 174万円 バッテリー FB25PN-75 2009年 2.5t カウンター 9,433hr 127万円 ディーゼル FD25T13 2012年 2.5t カウンター 5,708hr 162万円 ※2017年式のバッテリー/カウンター1.5tは147万円です。新車価格情報では、同じクラスのバッテリー/カウンター1.5tは334万円です。 こちらは、5年落ちで、55.9%OFFの価格になっています。 小松製作所 動力 型式 年式 最大荷重 機能 アワー 価格 ガソリン FG25C-16 2008年 2.5t カウンター 308hr 166万円 ガソリン FG15C-20 2005年 1.5t カウンター 1,245hr 88万円 ガソリン FG20C-16 2007年 2.0t カウンター 6,214hr 125万円 バッテリー FB20A-12 2014年 2.0t カウンター 4,766hr 156万円 バッテリー FB15RS-14 2008年 1.5t リーチ 10,621hr 57万円 ※アワーメーター(稼働時間)が308時間(!)の2008年式、ガソリン/カウンター2.5tは166万円です。新車価格情報では同じクラスのガソリン/カウンター2.5t は325万円となっています。 こちらは、49%OFFの価格です。 住友ナコフォークリフト 動力 型式 年式 最大荷重 機能 アワー 価格 ディーゼル 11FD25PAX- 2016年 2.5t カウンター 2,573hr 175万円 バッテリー 41FB20PXIII 2017年 2.0t カウンター 812hr 180万円 ガソリン 11FG25PAX- 2018年 2.5t カウンター 2,316hr 180万円 ガソリン 13FG30PAX- 2015年 3.0t カウンター 5,042hr 175万円 ディーゼル 11FD20PAX- 2013年 2.0t カウンター 2,051hr 177万円 ※2016年式のディーゼル/カウンター2.5tは175万円になっています。新車価格情報では同じクラスのディーゼル/カウンター2.5tが 445万円です。 比較的稼働時間が少ない6年前の同じクラスが60.6%OFFの価格となっています。 フォークリフト主要4メーカーのオークション価格情報 建設機械のオークションは、ヤフオク!の独壇場となっています。ヤフオク!で落札されたフォークリフト主要4メーカーのオークション価格を紹介します。 最近1カ月以内に落札された商品の価格情報です。詳細は公表されている情報のみの記載です。 また三菱ロジネクストについては、統合される以前のメーカーも含んでいます。 トヨタL&F 動力 型式 年式 最大荷重 機能 アワー 価格 ガソリン 5FGL25 - 2.5t カウンター 4,727hr 450,000円 ガソリン 5FGL15 - 1.5t カウンター 2,690hr 350,000円 ディーゼル 02-7FD40 2012年 3.3t カウンター - 2,838,000円 バッテリー 6FBRJ9 - 0.9t リーチ - 298,000円 ディーゼル 3FD80 - 8.0t カウンター 3,936hr 1,900,000円 三菱ロジネクスト 動力 型式 年式 最大荷重 機能 アワー 価格 バッテリー FBT2OPN- 2006年 2.0t カウンター 4.077hr 661,100円 ガソリン FVG15N15 - 1.5t カウンター - 300,000円 バッテリー FBRAW15 2000年 1.5t リーチ 32,233hr 80,000円 ガソリン NASH01- - 1.0t カウンター - 370,000円 ガソリン FVG25N - 2.5t カウンター - 316,000円 小松製作所 動力 型式 年式 最大荷重 機能 アワー 価格 ガソリン FG10-151.0 - 1.0t カウンター 917h 340,000円 ディーゼル FD25-11 - 2.5t カウンター 4,966h 710,000円 ガソリン FG15-15 - 1.5t カウンター - 250,000円 ガソリン FG20T-16 2005年 2.0t カウンター 1,752hr 790,000円 バッテリー FE25-1 2020年 2.1t カウンター 6hr 2,901,000円 住友ナコフォークリフト 動力 型式 年式 最大荷重 機能 アワー 価格 バッテリー 61FBR18- 2014年 1.8t リーチ 7,371hr 683,100円 バッテリー 8FBR15 2005年 1.5t リーチ - 330,000円 ガソリン FD25PXAI- 2015年 2.5t カウンター 2,263hr 1,300,000円 ガソリン 03-FG18P- - 1.8t - - 302,000円 ガソリン 11-FG20PV- 2004年 2.0t カウンター 3,650hr 580,000円 フォークリフトのレンタルの価格情報 フォークリフトの導入方法には、購入の他にレンタルがあります。レンタル料金は、メーカーの違いよりも最大荷重で価格表示されているのがほとんどです。 一般的にガソリン車よりもバッテリー車のほうが高い傾向にあります。 以下に、代表的なレンタル会社の価格表を記載しました。1日レンタルよりも1ヶ月レンタルのほうが大幅に割安になります。 1日レンタルは高めに設定して、月レンタルを他社より格安にしている会社がありました。レンタルを検討している方は参考にしてください。 価格はすべて税抜きです。運送費などの諸費用は別途見積となります。 A社 最大荷重 1日レンタル料金(円) 1ヶ月レンタル料金(円) 1.5t 9,000 108,000 2.0t 10,000 120,000 2.5t 11,000 132,000 3.0t 12,000 144,000 3.5t 13,000 156,000 4.0t 14,000 168,000 B社 最大荷重 1日レンタル料金(円) 1ヶ月レンタル料金(円) 1.5t 8,000 96,000 2.0t 9,000 112,000 2.5t 11,000 132,000 3.0t 13,000 152,000 3.5t 15,000 168,000 4.0t 20,000 230,000 C社 最大荷重 1日レンタル料金(円) 1ヶ月レンタル料金(円) 1.5t 10,000 50,000 2.0t 14,000 70,000 2.5t 14,000 70,000 3.0t 16,000 80,000 3.5t 16,000 80,000 4.0t 20,000 100,000 フォークリフトの運転には免許が必要!資格取得の費用は? フォークリフトは物流倉庫や製造工場、建設現場などさまざまな場所で活躍していますが、運転には免許が必要です。 自動車の運転免許は道路交通法に基づいていますが、フォークリフトは労働衛生法がベースになっているので免許を取る方法については意外と知られていません。 ここではフォークリフトの免許について紹介します。 フォークリフトを運転する資格とは 近年の物流ニーズの高まりとともに、荷役作業に欠かすことができないフォークリフトの運転手の人気は右肩上がりです。 フォークリフトの運転は、特別な体力や腕力は必要とせず、一度取得すれば更新の必要はありません。そのため女性や高齢の方でも一定の能力さえあれば運転することができます。 公道を走る自動車は国土交通省、事業場内で使用することが多いフォークリフトは厚生労働省が管轄しています。資格の取得方法に違いがありますのでチェックしておきましょう。 フォークリフトを運転する資格の種類 フォークリフトを運転する資格は、扱う荷物の最大荷重が1t以上か1t未満かの違いで2種類あります。 最大荷重が1t以上のフォークリフトを運転するには「フォークリフト運転技能講習」を受講する必要があります。受講後の試験に合格すると修了証が交付されて運転資格の認定となるのです。 最大荷重が1t未満の場合では「フォークリフト運転特別教育」を終了することが必要です。こちらに試験はありません。 フォークリフトの運転技能講習と運転特別教育について、それぞれ詳しく説明します。 フォークリフトの運転技能講習 最大荷重が1t以上のフォークリフトを運転するには、「フォークリフト運転技能講習修了証」が必要です。この修了証は、厚生労働省管轄で労働安全衛生法に基づく国家資格です。 運転技能講習は、各自治体の労働局長の登録認可を受けた教習機関で行われます。 修了証の受領には、学科と実技の受講後、それぞれで実施される試験に両方合格しなければなりません。ただ国家資格の割に合格しやすいというのが一般的な評価となっています。 運転技能講習の学科では、以下の内容を学習します。 ・フォークリフトの「走行」に関する装置の構造や取り扱い方法 ・フォークリフトの「荷役」に関する装置の構造や取り扱い方法 ・フォークリフトの運転に必要な力学に関する知識 ・フォークリフトを運転する際に必要な関係法令について 実技教育は、フォークリフトの走行や荷役作業の実践を中心とした学習です。 受講科目は、保有している免許や資格で免除されるものがありますので事前に確認しておきましょう。 フォークリフトの運転特別教育 最大荷重1t未満のフォークリフトを運転するには、「フォークリフト運転特別教育」を修了することが必要です。 「フォークリフト運転特別教育」は原則として所属する事業者が主体となって行うものとされています。しかし実際は、登録認可を受けた教習機関で行われているのが現状です。 学科教育の講習内容は、運転技能講習とほぼ同様ですが、学習時間は大幅に短縮されます。実技教育は所属する各事業所で実施することができますが各教習機関でも可能です。 フォークリフト運転の資格取得にかかる費用 フォークリフト運転の資格取得にかかる費用は、運転技能講習と運転特別教育で違います。 また運転技能講習の受講費用は、受講するコースの時間(日数)で決まります。受講するコースは現在保有している資格及び業務経験で変わってくるので注意が必要です。 このコース区分は、各登録教習機関で違うのですが一般的なのは、11時間(2日)、31時間(4日)、35時間(5日)の3コースです。 以下に各コースの受講料(税込)をまとめました。 コース 日数 受講料(税込)テキスト代含む 11時間 2日 23,000円 31時間 4日 51,000円 35時間 5日 54,000円 コース区分や受講費用は、各地域、各登録教習機関で若干ですが違いがあるようです。また自分がどのコースを受講する必要があるかなどを事前に確認することをおすすめします。 フォークリフト運転特別教育(12時間)の受講費用は、通常16,000円(税込・テキスト代含む)となっています。受講費用は、各地域、各登録教習機関で違いがありますので直接確認するようにしましょう。 フォークリフトの受講費用で助成金を申請する方法 転職や再就職の際にフォークリフトの運転資格を取得しようという方も多いはずです。 そのときおすすめなのが、雇用保険給付制度の「教育訓練給付制度」の申請です。申請が受理されれば、フォークリフト運転技能講習にかかる費用を最大20%返金してもらえます。 厚生労働省が主管する教育訓練給付金制度は、雇用の安定や就職の促進を図ることを目的に設けられた制度です。働く人たちの能力開発やキャリア形成を支援します。 支援の対象となるのは、専門実践教育訓練、特定一般教育訓練、一般教育訓練の3つです。フォークリフト運転技能講習は、一般教育訓練に該当します。 申請資格として、受講開始日現在で雇用保険の被保険者であった期間が3年以上あることが必要です。初めて支給を受けるケースのみ1年以上でOKです。 教育訓練給付金の手続きは、本人の現住所を管轄するハローワーク窓口で行います。支給申請期限は教育訓練の修了証受領日の翌日から1カ月以内です。 同じ人が短期間に何回も申請することはできません。前回の訓練給付金の受給から3年以上経過していることが条件になります。 フォークリフトの価格|まとめ この記事では、まず主要4メーカーの特徴やシェアを確認し、フォークリフトの価格を決めているポイントについて説明しました。 それからフォークリフトの新車と中古車、オークションの3つで、売れ筋の最大荷重の価格情報を主要4メーカーごとに記載しています。またレンタルの相場についても見ていただきました。 フォークリフトを導入し、運転・操作するのに必要な資格の取得方法や費用についても説明しています。 この記事の結論は、「フォークリフトは状態の良い中古車を購入し、点検・整備を確実に行いながら使用することが一番費用を抑えることができる」ということになります。 そのためには、フォークリフトの買取・販売のプロであり、点検・整備・塗装のエキスパートを抱える専門業者を取引先に持つことが重要であることは間違いありません。 今回ご紹介しております、価格は2023年3月9日現在の価格となっております。(当社調べ) 価格は、概算としてお考え下さい。いかなる不具合が起きても当社としては責任はとれませんのでご了承ください。あくまで自己判断でお願いします。 ←中古の【フォークリフト】を探すならトクワールド!

    2023/03/09

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