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バックホウの操作に必要な資格と注意事項

ユンボ

2024/05/31

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バックホウの操作に必要な資格と注意事項

クレーン機能付きバックホウとは?

クレーン機能付きバックホウとは、クレーン機能が備わっているバックホウです。平成4年の法改正まで、バックホウによる荷の吊り上げは、用途外使用でした。

しかし、上下水道や電気、ガスの新設工事において、度々荷を吊り上げる作業が必要になり、安全措置を講じた場合のみ使用可能になった背景があります。

クレーン機能付きバックホウは、正式に移動式クレーンとして認められています。そのため、操作する場合は車両系建設機械の資格ではなく、移動式クレーンの資格が必要です。

バックホウのクレーンモードを使用する場合に必要な5つの資格

次に、バックホウのクレーンモードを使用するために必要な資格を網羅的に紹介します。

●移動式クレーン運転士免許
●小型移動式クレーン運転技能講習(5t未満)
●移動式クレーン運転の業務に係る特別教育(1t未満)
●玉掛け特別教育(1t以上)
●玉掛け技能講習(1t未満)

上記の資格すべてが必要になるわけではありません。クレーンモード機能付きバックホウの吊り上げ荷重に合う資格を取得すれば、操作できます。

また、クレーン操作のみを行う場合は、玉掛けの資格が必要ありません。しかし、建設現場で働く場合は、需要が高いことから取得するべき資格です。

移動式クレーン運転士免許

移動式クレーン運転士免許は、吊り上げ荷重が5t以上の移動式クレーンを運転する際に必要な資格です。移動式クレーン運転免許さえ取得してしまえば、すべての移動式クレーンを操縦できるため、自分の人材価値やキャリアアップの向上につながります。

移動式クレーン運転士免許の基本情報は、以下の通りです。
内容 学科試験・実技試験
費用 約13万円
期間 4~6日間
クレーン機能付きバックホウは、吊り上げ荷重が基本的に5t未満で開発されています。そのため、将来的にクローラークレーンやラフタークレーンを運転する予定がない場合は、次に紹介する「小型移動式クレーン運転技能講習」がおすすめです。

今後、クレーン運転士として活躍したい方は、必ず取得するべき資格です。

小型移動式クレーン運転技能講習

小型移動式クレーン運転技能講習は、吊り上げ荷重が5t未満の移動式クレーンを運転する際に必要な資格です。

現場に多く流通している「0.45m3クラス」や「0.7m3クラス」のクレーン機能付きバックホウは、1.5〜3tが吊り上げ荷重の目安です。そのため、クレーン機能付きバックホウの運転を目標にしている場合は、小型移動式クレーン運転技能講習の取得を目指しましょう。

小型移動式クレーン運転技能講習の基本情報は、以下の通りです。
内容 学科試験・実技試験
費用 約3万円
期間 2~3日間
小型移動式クレーン運転技能講習は、移動式クレーン運転士免許と違い、試験に合格する必要がありません。学科と実技の講習をきちんと受講すれば、原則技能講習修了証が受け取れます。

移動式クレーン運転士免許よりも、費用と時間を大幅に押さえられるため、最短でクレーン機能付きバックホウを操作したい方におすすめです。

移動式クレーン運転の業務に係る特別教育

移動式クレーン運転の業務に係る特別教育は、吊り上げ荷重が1t未満の移動式クレーンを運転する場合に必要な資格です。

「0.2m3クラス」あたりのクレーン機能付きバックホウは、おおよそ吊り上げ荷重が1t未満です。そのため、移動式クレーン運転の業務に係る特別教育を受講すれば、クレーン操作が可能になります。

移動式クレーン運転の業務に係る特別教育の基本情報は、以下の通りです。
内容 学科試験・実技試験
費用 約2万円
期間 2日間
移動式クレーン運転の業務に係る特別教育の取得がおすすめの方は、小規模な現場工事を担当している場合です。大規模な現場になると、吊り上げ荷重が1t未満ではやや物足りなさがあります。

小型移動式クレーン運転技能講習と、費用や期間がそこまで変わりません。そのため、クレーン機能付きバックホウの操作を検討している場合は、小型移動式クレーン運転技能講習がおすすめです。

玉掛け特別教育

玉掛け特別教育は、クレーンの吊り上げ荷重が1t未満の場合に、玉掛け作業が行える資格です。そのため、移動式クレーン運転の業務に係る特別教育とセットで使用できると覚えておきましょう。

玉掛け特別教育の基本情報は、以下の通りです。
内容 学科試験・実技試験
費用 約2万円
期間 2日間
ほかに玉掛け作業員がいてバックホウのクレーン機能のみを使用する場合は、玉掛けの資格は必要ありません。しかし、玉掛けの資格は建設現場で働く人にとって必要不可欠なスキルです。

まだ、玉掛けの資格を取得していない場合は、本記事をきっかけに特別教育の受講をおすすめします。

玉掛け技能講習

玉掛け技能講習は、クレーンの吊り上げ荷重が1t以上の場合に、玉掛け作業が行える資格です。玉掛け技能講習を受講してしまえば、すべての玉掛け作業が行えるようになります。

玉掛け技能講習の基本情報は、以下の通りです。
内容 学科試験・実技試験
費用 約3万円
期間 2~3日間
小型移動式クレーン運転技能講習の受講を考えている方は、必ず特別教育ではなく玉掛け技能講習を選択してください。

クレーン機能付きバックホウを安全に操作するための注意点

クレーン機能付きバックホウを安全に操作するための注意点を6つ解説します。

●クレーン機能の操作に慣れている作業員が行う
●仕様で定められている荷重以上の荷を吊らない
●作業切り替え装置を必ず使用する
●きちんと合図者を選定して作業する
●事前に地盤の状況や周囲を確認する
●取扱説明書の熟読や日常点検を怠らない

クレーン機能付きバックホウが現場で横転してしまう事故は、頻繁に起こっています。運転を開始する前に、事故を防ぐ方法を頭に入れておくのが重要です。

クレーン機能の操作に慣れている作業員が行う

クレーン機能付きバックホウのクレーンは、頻繁に使用して作業に慣れている作業員が優先して行いましょう。資格取得後にクレーン操作を長い期間していない状態で作業すると、思わぬ事態に対処できない可能性があります。

始めの頃は、クレーン操作に慣れている作業員に教わりながら作業を開始してください。

仕様で定められている荷重以上の荷を吊らない

クレーン操作では、主要諸元に記載されている荷重以上の荷を吊らないように徹底してください。クレーン機能付きバックホウの横転事故は、吊り上げの最大能力を守らなかったことが原因で発生しています。

事前に吊り上げる荷の重さを確認してから、作業を開始しましょう。

作業切り替え装置を必ず使用する

クレーン機能付きバックホウには、クレーンモードと掘削モードが用意されています。クレーン作業を開始する場合は、必ずモードを切り替えてから荷を吊り上げてください。

近年のバックホウでは、自動切替装置が搭載されているモデルが存在します。安全性向上のために、自動切替装置が搭載されているバックホウを選択するのがおすすめです。

きちんと合図者を選定して作業する

移動式クレーンを使用する場合は、合図者を選定する必要があります。また、玉掛け作業員がいる場合は、連携を密に取ることで思わぬトラブルを回避できるでしょう。

合図者に選定された方は、指定された合図をきちんと覚えて適格な連携を取ることが重要です。

事前に地盤の状況や周囲を確認する

バックホウのクレーンを使用する場合は、事前に地盤の状況や周囲を確認する必要があります。地盤は、坂になっていたり軟弱すぎたりすると、横転の危険性が高まるため、作業を中止して改善策を立てましょう。

また、クレーンを操作する前に周囲を確認して、ほかの作業員を巻き込まない状況か確認するのも大切です。

取扱説明書の熟読や日常点検を怠らない

クレーン機能付きバックホウに限らず、建設重機を操作する場合は、取扱説明書をきちんと確認して作業前点検を実施してから業務を遂行してください。

取扱説明書には、機械特有の注意点や操作方法が記載されています。そのため、慣れている作業でも機械が変われば気を付ける必要があります。

また、作業前点検や月次点検は、労働安全規則によって実施することが定められています。点検方法が分からない場合は、先輩や同僚に聞くのがおすすめです。

まとめ|クレーン機能付きバックホウで現場作業を効率的に!

クレーン機能付きバックホウとは、クレーン作業が行えるバックホウである
バックホウのクレーン機能を使用する場合は、該当する吊り上げ荷重に合わせた資格が必要になる
バックホウのクレーン機能を使用する場合は、周囲に配慮しながら安全第一で作業を行う必要がある
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    目次 整地を自分でやるならユンボ・トラックの免許取得を 整地・更地・造成地とは 整地の作業手順とポイント 整地費用の相場は規模で変わる 整地作業時間の捉え方 DIYできる整地の限度 整地をDIYでするときの費用 整地を業者に依頼するときの費用 業者に整地を依頼したときの見積書の見方 整地を業者に依頼するときの費用 整地を依頼する業者の選び方のコツ 整地後の活用方法を検討する 整地をDIYするのと業者に依頼するのとではどちらがおすすめ? まとめ|整地が終わったら活用方法はじっくり検討しよう! 整地費用が詳しくわかる!ユンボやトラックを使うなら免許の取得を! 「庭を整地して駐車場にしたいがDIYでできないだろうか」 「畑だった土地にマイホームを計画中だが整地を自分でやりたい」 「土地付きの中古住宅を購入したが残置物を処分して整地したい」 整地は、解体や土木の工事で行うものというイメージがありますが、意外に身近なところでも必要とされる作業です。特に多いのが、庭や外構のリフォームのための整地です。 そして現在では、経済性を考えて、DIYで整地できないかというお客様が増えています。 しかし、地盤の掘削や不陸整正、不要な樹木や廃材の撤去を人力だけでやるのは至難の業です。今は、廃棄物の分別もうるさいですから、処分にも一苦労します。 そこで登場するのが、ユンボやトラックです。ただ、ユンボやトラックの操作や運転には免許の取得が必要です。 この記事では、整地を業者に依頼した場合の費用相場や、DIYした場合の作業のポイントや費用を紹介します。この2つを比較して、あなたにとって、どちらが本当にお得なのかを判断する参考にしてください。 整地を自分でやるならユンボ・トラックの免許取得を 整地作業は、土木工事のなかの工種でいうと、「土工」になります。 土を掘って運び、或いは土を盛って固めるという基礎的な仕事です。口で言うのは簡単ですが、なかなかの重労働です。 土木や造園の仕事は建設業といい、ハードな仕事の代名詞のような位置づけとなっています。しかし、今の現場ではユンボなどの建設機械を使うので、かつてのように朝から晩まで額に汗して働くようなことはありません。 植木職人は木に登らずに高所作業車を使い、とびは重い材料は運ばずにクレーンで吊って移動します。これがプロの現場の実状です。 プロではない一般の方ではなおのこと、ユンボやトラックで整地作業されることをおすすめします。ただ、冒頭にもあるように、ユンボやトラックの操作や運転には免許や資格が必要です。 整地作業の予備知識として、整地・更地・造成地の違いや整地の作業手順について紹介します。 整地・更地・造成地とは整地とは 整地とは、建物は解体処分され、樹木や廃材、埋設物や堆積物が撤去されて地盤の高低差を整正してある土地のことをいいます。 さらに、整地された土地は、その後の活用に対応しやすいように、最低限の手が加えられている土地でもあります。雨水などの溜まりがないように水勾配をつけられていたり、砕石で敷き均されたりしているのです。 更地とは 更地とは、建物や構造物、樹木などが撤去されて何もない状態の土地のことをいいます。地盤以外に何もないのは整地と一緒ですが、ただ取り除いただけで、その後の整備はされていない土地です。 不動産の観点からすると地上権や貸借権などで、いろいろと条件が出てくるようですが、ここでは土地の見た目の状態の違いから紹介しています。 造成地とは 造成地とは、活用する目的に合わせて改良された土地ことをいいます。 既存の樹林や建造物を撤去して更地にした荒地や傾斜地を、宅地や商業施設、駐車場などをつくるために整備した土地です。 開発行為の申請とともに、計画的に企画や設計がなされ、大規模な土木工事となります。ほとんどの場合、造成工事とともに、基礎工事や舗装のための路盤工事なども施工されます。 整地の作業手順とポイント 整地作業について、DIYと、業者に依頼する場合の両方に共通する手順は、大まかに3つあります。 整地する土地の支障・残置物を撤去、ユンボで土地を平坦にする、表土を砕石などで仕上げるの3つです。 それぞれについて、概要を見ていきましょう。 支障・残置物の撤去処分 解体工事の最終工程として施工される整地作業では、支障となる残置物は撤去された状態が多いです。しかし、長期間更地のままだった現場には、様々な投棄物があったり、飛来して根付いた樹木や雑草が生えていたりすることがあります。 これらの支障・残置物を撤去処分するのが、整地にするための最初の作業です。 ユンボを使って支障物を集積して、分別しながらダンプ車に積込みます。ダンプ車は、各処分場へ廃棄物を運搬します。 ユンボで地盤を平坦にする 次に、ユンボで地盤を平坦にします。このとき作業のポイントとなるのが、排土板(ブレード)です。 基本となる地盤(GL)を設定したら、土や砕石などを排土板で前向きに押しながら進み、クローラー(キャタ)の跡を消す場合は後ろ向きで引きます。規模が大きな現場では、丁張で高低差が分かるようにします。 整地する敷地内に滞水がないように、排水のための水勾配を考えるのも重要です。必要に応じて、暗渠や側溝などの排水設備を設けることも検討しましょう。 表土を砕石などで仕上げる 通常、整地作業では、粗仕上で完了となります。粗仕上とは、支障・残置物を撤去処分して平坦地にしたら、清掃程度で仕上げることです。 ただ、整地作業後、長期にわたって放置しておくと雨水によって土砂が流されたり、雑草が伸び放題になったりします。これらを未然に防ぐため、砕石などを敷均し、軽転圧して仕上げることも多いです。 整地費用の相場は規模で変わる ネット上で、整地(表土の均し程度)を業者に依頼するときの費用相場を検索すると、大抵1㎡当り300円~600円で算出しています。しかし、どれくらいの面積を想定しているのかを提示しないと参考になりません。 例えば、10㎡、100㎡、1000㎡を例に違いを見てみます。 ① 1㎡当り600円の場合、10㎡で6,000円 ② 1㎡当り600円の場合、100㎡で60,000円 ③ 1㎡当り600円の場合、1,000㎡で600,000円 業者に整地を依頼すると、ユンボの現場までの回送費や、ユンボの運転者の日当などがかかります。 ユンボの往復の回送費は、10㎡でも100㎡でも変わりません。運転者の労務費は、時間給ではなく、最低でも1日当たりの金額になります。 ① の6,000円で整地してくれる業者はいないと考えるべきでしょう。 ② で何とか依頼できるどうかのラインです。 極端な例ですが、10㎡の整地を業者に依頼すると、1㎡当り6,000円ということになるのです。 整地作業時間の捉え方 整地作業の費用を考えるとき、DIYでやる場合と業者に依頼する場合の一番の違いは、作業にかかる時間の捉え方です。 DIYでは、特別な理由でもない限り、時間があるときに少しずつ作業します。急な用事ができたり、仕事で疲れたりして、作業ができないで予定より遅れても問題になりません。 しかし、業者にとっては、作業時間は労務費という一番ボリュームの大きな費用に直結します。 ですから、決められたスケジュール内でいかに効率的に作業をこなすかを考えます。 言い方を換えると、時間に制約がある場合は業者に依頼したほうが確実だと言えるでしょう。 DIYできる整地の限度 現場の状況によっては、DIYで整地が難しい場合もあります。 例えば、全く未経験の方が、1,000㎡の面積の土地を整地するのは無理があります。ユンボの資格もなく、勾配や排水、廃棄物の処理についての知識もないまま作業するのは危険ですし、法令違反を犯しかねません。 庭に1t以上の景石があったり、10mを越える高さの庭木があったりする場合は、撤去するのにクレーン車や高所作業車が必要です。それらの建設機械を運転操作するにも資格が必要になります。 農地として使っていた水田地や畑地を整地するには、地盤改良を必要とするケースが多いです。これも一般の方には無理でしょう。 整地したい敷地の面積だけでなく、現場の状況によっては、業者に依頼しなければならないケースもあることを覚えておいてください。 整地をDIYでするときの費用 ここからは、DIYで整地をするときの費用相場について見ていきます。想定しているのは100㎡(約30坪)の整地です。 「家族の車の所有が増えたので、庭を整地して駐車スペースにしたい」 「今は誰も住んでいない実家を売りに出すので、庭木を処分して整地したい」 このような理由で整地を検討していて、費用をかけたくないから、DIYしたいというお客様が多いからです。 一般住宅での外構の広さを考えると、100㎡くらいが参考にしやすい面積だと考えられるためこの規模を想定しました。 残置物の撤去に必要な電動工具 外構や庭の整地をDIYしようとするとき、残置物の撤去に様々な電動工具が必要になります。 外構にある門柱や門扉、化粧ブロックやフェンスなどを解体する場合、インパクトドライバーや電気ドリル、サンダーなどが必要になります。コンクリート構造物の破砕作業は、電動ブレーカーやピックが必須です。 庭木にしても、3m以上の高木を切り倒すにはチェンソーが必要ですし、根鉢を抜く作業をスコップだけでこなすのは大変な作業となります。樹木の根というのは、掘ってみないと大きさも形状も分かりません。 ブレーカーやチェンソーなどを業務として使用する場合は、操作資格を取得するための講習や教育が義務付けられています。DIYなどの個人使用では義務化はされていませんが、危険を伴う作業であることは変わらないです。 腕に覚えがあって自信のある方以外は、おすすめできません。 ユンボとトラックを使用する 外構や庭の整地を効率的に省力化して施工するにはユンボ、コンクリートのガラや伐木した樹木などのゴミを処分場へ運搬するためにはトラックが必要です。 100㎡程度の敷地面積であれば、ユンボはコンマ1(3tクラス)以下、トラックなら2t以下のダンプ車で十分でしょう。 ユンボは、掘削や積込、整地作業が可能です。アタッチメントを換えれば破砕作業もできます。 今は、ゴミの分別処分が非常にシビアです。ダンプで効率よく、各処分場へ運搬しなければ時間とガソリン代の無駄使いとなります。 整地をDIYするときの費用 ここでは、100㎡の外構や庭の整地を、DIYするときの費用の目安を見ていきます。ポイントは、2つあります。 ・ユンボやトラック、電動工具のレンタル費用 ・残置物の撤去や分別、処分の費用 それぞれ詳しく紹介します。 レンタル費用 レンタルするのは、ユンボ(回送費含む)、廃棄物を運搬するダンプ、フェンスや構造物を解体するための電動工具類などになります。 コンマ1以下のユンボは、往復の回送費で20,000~25,000円、レンタル費用は8,000~10,000円/日程度です。 2tダンプは、レンタル会社受け渡しで、10,000~15,000円/日程度でしょう。電動工具類は、手で持ち運びできる大きさのもので、3,000~8,000円/日くらいです。 廃棄物の処分費用 残置物の撤去は自分でするとしても、処分は自分ではできません。 庭木を例にすると、枝葉は適切な大きさに切りそろえて焼却処分場、幹木や根鉢(土の付いたもの)も人が持てる程度の大きさにして中間処理場に自分で持ち込むことになります。 花壇ブロックやフェンス、その他の構造物も、それぞれプラスチックや金属、コンクリートのガラなどに分別して処分しなければなりません。 処分費用は、各地域で差がありますが、木のくずやコンクリートのガラでt当り14,000~18,000円です。 まとめ 一般的な住宅の外構や庭100㎡の整地を、自分一人でやるには、経験者でも延日数で一週間から10日はかかるでしょう。ここではその労務費をゼロで考えます。 レンタル費用や処分費を合算すると、概ね150,000~200,000円くらいが費用の目安と考えられます。 整地を業者に依頼するときの費用 ここでは、整地を業者に依頼するとき重要なポイントとなる見積書についてと、整地作業の費用について紹介します。 見積依頼するときは必ず現場を確認してもらう 整地作業に限らず、作業現場の状況というのは、それぞれに違いがあります。必ず現場を確認してもらってから見積を提出してもらうようにしてください。 ダンプやユニック車は現場近くまで入っていけるのか、水道・ガスの埋設管や電気・電話の架空線の位置、樹木や景石の大きさや数などで作業の手間は変わり、費用が違ってきます。口頭だけの説明や数枚の現場写真だけではつかめないことがたくさんあります。 現場確認をせずに見積しようとする業者は、プロ意識が低いと捉えるべきで、他の業者を探すことを検討すべきです。 業者に整地を依頼したときの見積書の見方良い見積書というのは、お客様が1行1行チェックしていくだけで、作業の流れを思い描くことができるものです。 お客様が後で見返すとき、営業マンの補足説明を受けなくても内容を理解できる程度に、明確に記載されているものがベストな見積書だと言えます。 整地作業の見積書を例に、見積書の見方のポイントをまとめました。 ・どんな作業をするのか作業項目が分かるようになっている ・作業手間(労務費)とユンボなどの建設機械費用が区分されている ・一式いくらではなく、数量や単価が明記されている 以上のように明確な見積書であれば、他社の見積書とも比較しやすくなります。 そして、お客様に分かりやすい見積書を提出しようとする意識の強い業者(会社)ほど、現場での作業も手堅く丁寧であることが多いです。 整地を業者に依頼するときの費用 100㎡の外構や庭の整地を業者に依頼するときの費用を、見積形式でまとめました。庭木やフェンス、花壇などがあるという想定です。 項目 数量 単価(円) 金額(円) 1.庭木3m 伐倒抜根 5本 15,000 75,000 2.ネットフェンス H1.5m(基礎含む) 15m 6,000 90,000 3.花壇ブロック撤去 10m 2,500 50,000 4.不陸整正(地均し) 100㎡ 500 25,000 5.ゴミ処分費(焼却処分場) 0.5t 10,000 5,000 6.ゴミ処分費(中間処理場) 3t 15,000 45,000 7.ユンボ 1.0(回送費含む) 延2日 18,000 36,000 小計 - - 372,000 諸経費 1式 - 38,000 合計 - - 410,000 1~4までが、作業手間になります。 上記金額はあくまで目安です。現場にはそれぞれの条件があり、その条件によって費用は違ってきます。ですから、現場確認が重要になるのです。 整地を依頼する業者の選び方のコツ 整地を依頼する業者選びで失敗しないためには、いくつかコツがあります。なんとなく選んでしまって後悔しないために、ぜひ参考にしてください。 地元密着の専門業者に依頼する 何か特別な事情がない限り、整地作業は、地元の専門業者に依頼するのがおすすめです。 工務店やハウスメーカーに頼んでも、施工するのは専門業者です。仲介する業者が入ると、その分の仲介手数料が上乗せされてしまいます。 整地作業に手慣れていて、「土木工事」や「とび・土工」の建設業許可を取得している、地元密着型で豊富な実績のある業者を探しましょう。Webサイトで、施工実績や評判を確認できれば申し分ありません。 地元に根付いて営業してきた会社は地元での評判を重視するので、すべてにおいてきちんとした対応を期待できます。 複数の業者に見積依頼をする 業者に整地作業の見積依頼をするときは、複数の業者、できれば3社以上から見積をとりましょう。 複数の業者から見積を取ることで、業者間に競争意識が生まれて、リアルで適正な価格の見積書が提出されやすくなります。業者には、他社にも見積依頼していることを伝えたほうがフェアです。 このとき、なるべく同じ条件で見積してもらうと比較しやすくなります。最初依頼して提出された見積書の、業者名や金額は空白にしたものを「ひな形」として、あとの2社に提示するのがコツです。 個人のお客様で、これだけシビアに対応される方は、少ないかもしれません。しかし、これくらいのほうが業者のほうにもいい意味の緊張感ができて、その後の仕事にも良い影響を与えるでしょう。 解体業者に一括して依頼する 外構や庭の整地だけでなく、建物の解体撤去も検討している場合は、整地作業も含めて解体業者に一括で依頼すべきです。そのほうが費用(特に諸経費)を安く抑えることができます。 ※諸経費とは、一つの工事ごとに発生する、営業経費や事務経費などのことです。 元々、整地作業は、解体工事の最終工程で行われることが多い作業です。 解体業者は、様々な建設機械を所有していることが多く、ユンボに取りつけるアタッチメントも豊富に揃っています。整地作業も得意の工種なのです。 また、解体業者の中には、自社の産廃処分場を所有している場合が少なくありません。処分費用も他の土木会社に比較して割安になります。 思い入れのある庭木の移植や希少価値のある燈篭や景石の移設は、造園会社などの専門業者に、別途、依頼しましょう。そのような検討が必要ない場合は、庭木も景石も、解体業者に依頼すれば一括で撤去処分してくれます。 整地後の活用方法を検討する 整地することで、土地はフラット(平ら)な状態になり、どのように活用するにしても手を加えやすい状態になります。 ここでは、長期間放置したままになっている土地を整地して、有効に活用する方法についていくつか紹介します。 売り地にする 土地購入希望者で一番多いのは、新築住宅の建築を検討している人たちです。 整地し砕石や化粧砂を敷き転圧することで、土地の見栄えが良くなり、土地購入希望者の第一印象は格段にアップします。その結果、整地してある土地のほうが買い手はつきやすく、価格も高く設定できるのです。 新築住宅の建築を検討している人たちは、評価額がゼロの建物や外構、庭に興味はなく、逆にマイナスイメージを持ってしまうものです。 宅地にする 大規模な宅地造成は、宅地造成等規制法によって、許可業者しか施工を行うことができません。軟弱地盤の崩壊や土砂の流出など、公共に与える影響が大きいからです。 小・中規模の宅地造成では、一般の解体業者や土木業者が宅地造成を請け負うことができます。郊外の農地や林地だった土地を土壌改良し、盛土や切土の後、土留め用のコンクリート擁壁などの構造物を設置して宅地にするケースが多いです。 駐車場にする 庭を駐車場にしたい、店舗として使っていた建物を解体して駐車場にしたいという要望のお客様が多くなっています。このケースでは、粗仕上げの整地から、引き続き舗装工事にかかるほうが効率的だと考えられます。 路床となる部分までユンボで掘削して残土処分し、ダンプで砕石を搬入し路盤として転圧します。その後、舗装工事業者に表層を舗装してもらうのです。 工事業者は、なるべく少なくしたほうが、工事ごとの諸経費を抑えることができます。 整地をDIYするのと業者に依頼するのとではどちらがおすすめ? 整地をDIYするか、業者に依頼するかは、整地する土地の規模で決めることをおすすめします。 庭の手入れの延長で、スコップや鎌、レイキなどの道具だけで整地するなら10㎡程度のものでしょう。トラックやユンボの免許や資格があって、工事や土木作業の経験もあるなら、一人でも100㎡くらいなら整地作業は可能かもしれません。 しかし、それ以上になったら、業者に頼む方が無難です。無理をしてやって、疲れ果てて、事故でも起こしたら整地費用を節約できたどころではなくなってしまいます。 整地をDIYするか、業者に依頼するかは、整地する土地の規模で決めることをおすすめします。 庭の手入れの延長で、スコップや鎌、レイキなどの道具だけで整地するなら10㎡程度のものでしょう。トラックやユンボの免許や資格があって、工事や土木作業の経験もあるなら、一人でも100㎡くらいなら整地作業は可能かもしれません。 しかし、それ以上になったら、業者に頼む方が無難です。無理をしてやって、疲れ果てて、事故でも起こしたら整地費用を節約できたどころではなくなってしまいます。 まとめ|整地が終わったら活用方法はじっくり検討しよう! ここまで、整地の作業と費用について、「DIY」と「業者に依頼」という2つの切り口で紹介してきました。 それぞれの費用感を、あくまで目安ですが同じ条件で紹介していますので、参考にしていただけるものと考えています。 整地費用|まとめ ここまで、整地の作業と費用について、「DIY」と「業者に依頼」という2つの切り口で紹介してきました。 それぞれの費用感を、あくまで目安ですが同じ条件で紹介していますので、参考にしていただけるものと考えています。 整地をDIYしようとするときのポイントをまとめました。 土地の地盤改良が必要なら業者に依頼する ユンボやトラックを使うなら資格や免許が必要 少しでも無理かなと思うなら業者に依頼しよう また、業者選びのコツや見積書についても詳しく説明しました。 整地をDIYするか、業者に依頼するかは、整地したい土地の規模や状況で決めるべきです。 無理をしてDIYしては、大きなリスクを背負うことになりかねません。 きちんと整地さえしておけば、土地の活用方法はじっくりと検討することができます。 ←中部地方No1の在庫数!【中古ユンボ】ならトクワールドにお任せ!

    2022/05/23

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