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バックホウの操作に必要な資格と注意事項

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2024/05/31

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バックホウの操作に必要な資格と注意事項

クレーン機能付きバックホウとは?

クレーン機能付きバックホウとは、クレーン機能が備わっているバックホウです。平成4年の法改正まで、バックホウによる荷の吊り上げは、用途外使用でした。

しかし、上下水道や電気、ガスの新設工事において、度々荷を吊り上げる作業が必要になり、安全措置を講じた場合のみ使用可能になった背景があります。

クレーン機能付きバックホウは、正式に移動式クレーンとして認められています。そのため、操作する場合は車両系建設機械の資格ではなく、移動式クレーンの資格が必要です。

バックホウのクレーンモードを使用する場合に必要な5つの資格

次に、バックホウのクレーンモードを使用するために必要な資格を網羅的に紹介します。

●移動式クレーン運転士免許
●小型移動式クレーン運転技能講習(5t未満)
●移動式クレーン運転の業務に係る特別教育(1t未満)
●玉掛け特別教育(1t以上)
●玉掛け技能講習(1t未満)

上記の資格すべてが必要になるわけではありません。クレーンモード機能付きバックホウの吊り上げ荷重に合う資格を取得すれば、操作できます。

また、クレーン操作のみを行う場合は、玉掛けの資格が必要ありません。しかし、建設現場で働く場合は、需要が高いことから取得するべき資格です。

移動式クレーン運転士免許

移動式クレーン運転士免許は、吊り上げ荷重が5t以上の移動式クレーンを運転する際に必要な資格です。移動式クレーン運転免許さえ取得してしまえば、すべての移動式クレーンを操縦できるため、自分の人材価値やキャリアアップの向上につながります。

移動式クレーン運転士免許の基本情報は、以下の通りです。
内容 学科試験・実技試験
費用 約13万円
期間 4~6日間
クレーン機能付きバックホウは、吊り上げ荷重が基本的に5t未満で開発されています。そのため、将来的にクローラークレーンやラフタークレーンを運転する予定がない場合は、次に紹介する「小型移動式クレーン運転技能講習」がおすすめです。

今後、クレーン運転士として活躍したい方は、必ず取得するべき資格です。

小型移動式クレーン運転技能講習

小型移動式クレーン運転技能講習は、吊り上げ荷重が5t未満の移動式クレーンを運転する際に必要な資格です。

現場に多く流通している「0.45m3クラス」や「0.7m3クラス」のクレーン機能付きバックホウは、1.5〜3tが吊り上げ荷重の目安です。そのため、クレーン機能付きバックホウの運転を目標にしている場合は、小型移動式クレーン運転技能講習の取得を目指しましょう。

小型移動式クレーン運転技能講習の基本情報は、以下の通りです。
内容 学科試験・実技試験
費用 約3万円
期間 2~3日間
小型移動式クレーン運転技能講習は、移動式クレーン運転士免許と違い、試験に合格する必要がありません。学科と実技の講習をきちんと受講すれば、原則技能講習修了証が受け取れます。

移動式クレーン運転士免許よりも、費用と時間を大幅に押さえられるため、最短でクレーン機能付きバックホウを操作したい方におすすめです。

移動式クレーン運転の業務に係る特別教育

移動式クレーン運転の業務に係る特別教育は、吊り上げ荷重が1t未満の移動式クレーンを運転する場合に必要な資格です。

「0.2m3クラス」あたりのクレーン機能付きバックホウは、おおよそ吊り上げ荷重が1t未満です。そのため、移動式クレーン運転の業務に係る特別教育を受講すれば、クレーン操作が可能になります。

移動式クレーン運転の業務に係る特別教育の基本情報は、以下の通りです。
内容 学科試験・実技試験
費用 約2万円
期間 2日間
移動式クレーン運転の業務に係る特別教育の取得がおすすめの方は、小規模な現場工事を担当している場合です。大規模な現場になると、吊り上げ荷重が1t未満ではやや物足りなさがあります。

小型移動式クレーン運転技能講習と、費用や期間がそこまで変わりません。そのため、クレーン機能付きバックホウの操作を検討している場合は、小型移動式クレーン運転技能講習がおすすめです。

玉掛け特別教育

玉掛け特別教育は、クレーンの吊り上げ荷重が1t未満の場合に、玉掛け作業が行える資格です。そのため、移動式クレーン運転の業務に係る特別教育とセットで使用できると覚えておきましょう。

玉掛け特別教育の基本情報は、以下の通りです。
内容 学科試験・実技試験
費用 約2万円
期間 2日間
ほかに玉掛け作業員がいてバックホウのクレーン機能のみを使用する場合は、玉掛けの資格は必要ありません。しかし、玉掛けの資格は建設現場で働く人にとって必要不可欠なスキルです。

まだ、玉掛けの資格を取得していない場合は、本記事をきっかけに特別教育の受講をおすすめします。

玉掛け技能講習

玉掛け技能講習は、クレーンの吊り上げ荷重が1t以上の場合に、玉掛け作業が行える資格です。玉掛け技能講習を受講してしまえば、すべての玉掛け作業が行えるようになります。

玉掛け技能講習の基本情報は、以下の通りです。
内容 学科試験・実技試験
費用 約3万円
期間 2~3日間
小型移動式クレーン運転技能講習の受講を考えている方は、必ず特別教育ではなく玉掛け技能講習を選択してください。

クレーン機能付きバックホウを安全に操作するための注意点

クレーン機能付きバックホウを安全に操作するための注意点を6つ解説します。

●クレーン機能の操作に慣れている作業員が行う
●仕様で定められている荷重以上の荷を吊らない
●作業切り替え装置を必ず使用する
●きちんと合図者を選定して作業する
●事前に地盤の状況や周囲を確認する
●取扱説明書の熟読や日常点検を怠らない

クレーン機能付きバックホウが現場で横転してしまう事故は、頻繁に起こっています。運転を開始する前に、事故を防ぐ方法を頭に入れておくのが重要です。

クレーン機能の操作に慣れている作業員が行う

クレーン機能付きバックホウのクレーンは、頻繁に使用して作業に慣れている作業員が優先して行いましょう。資格取得後にクレーン操作を長い期間していない状態で作業すると、思わぬ事態に対処できない可能性があります。

始めの頃は、クレーン操作に慣れている作業員に教わりながら作業を開始してください。

仕様で定められている荷重以上の荷を吊らない

クレーン操作では、主要諸元に記載されている荷重以上の荷を吊らないように徹底してください。クレーン機能付きバックホウの横転事故は、吊り上げの最大能力を守らなかったことが原因で発生しています。

事前に吊り上げる荷の重さを確認してから、作業を開始しましょう。

作業切り替え装置を必ず使用する

クレーン機能付きバックホウには、クレーンモードと掘削モードが用意されています。クレーン作業を開始する場合は、必ずモードを切り替えてから荷を吊り上げてください。

近年のバックホウでは、自動切替装置が搭載されているモデルが存在します。安全性向上のために、自動切替装置が搭載されているバックホウを選択するのがおすすめです。

きちんと合図者を選定して作業する

移動式クレーンを使用する場合は、合図者を選定する必要があります。また、玉掛け作業員がいる場合は、連携を密に取ることで思わぬトラブルを回避できるでしょう。

合図者に選定された方は、指定された合図をきちんと覚えて適格な連携を取ることが重要です。

事前に地盤の状況や周囲を確認する

バックホウのクレーンを使用する場合は、事前に地盤の状況や周囲を確認する必要があります。地盤は、坂になっていたり軟弱すぎたりすると、横転の危険性が高まるため、作業を中止して改善策を立てましょう。

また、クレーンを操作する前に周囲を確認して、ほかの作業員を巻き込まない状況か確認するのも大切です。

取扱説明書の熟読や日常点検を怠らない

クレーン機能付きバックホウに限らず、建設重機を操作する場合は、取扱説明書をきちんと確認して作業前点検を実施してから業務を遂行してください。

取扱説明書には、機械特有の注意点や操作方法が記載されています。そのため、慣れている作業でも機械が変われば気を付ける必要があります。

また、作業前点検や月次点検は、労働安全規則によって実施することが定められています。点検方法が分からない場合は、先輩や同僚に聞くのがおすすめです。

まとめ|クレーン機能付きバックホウで現場作業を効率的に!

クレーン機能付きバックホウとは、クレーン作業が行えるバックホウである
バックホウのクレーン機能を使用する場合は、該当する吊り上げ荷重に合わせた資格が必要になる
バックホウのクレーン機能を使用する場合は、周囲に配慮しながら安全第一で作業を行う必要がある
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取得すれば車体総重量3トン以上のユンボの操縦が可能になる『車両系建設機械運転技能講習修了者』ですが、取得条件は車両系建設機械運転技能講習を受講し、学科試験と実技修了試験に合格する必要があります。 車両系建設機械は以下のように分類されています。 ① 整地・運搬・積み込み用(ブルドーザー、トラクターショベルなど) ② 掘削用機械(ドラグショベルなど) ③ 基礎工事用機械(「杭打機、くい抜機など) ④ 締固め用機械(ローラー) ⑤ コンクリート用打設用機械(コンクリートポンプ車) ⑥ 解体用機械(ブレーカーなど) そして、『労働安全規則第36条第9号の業務』として、安全衛生特別教育規定第11条では「整地・運搬・積み込み用」及び「掘削用」の機械で、動力を使い、かつ、不特定の場所に自走できるものの運転(道路上を走行させる運転を除く)の業務に労働者を就かせるときは、安全または衛生のための特別な教育を行うことが義務付けられています。 つまり、もし事業者が無資格の作業員に車両系建設機械の操作をさせると、事業者と機械を操作していた作業員も罰せられてしまいますので注意が必要です。 ユンボは、国土交通省などの公式名称では「ドラグショベル」と呼ばれます。 ユンボを運転して作業を行いたいという場合は上記にある②掘削用機械(ドラグショベルなど)の取得を目指しましょう。 車両系建設機械運転技能講習の内容については、学科と実技に別れています 学科は合計13時間の講義で構成されており、以下がその内訳です。 講習内容 所要時間 走行時の装置の構造と取り扱い 4時間 作業装置の構造と取り扱い 5時間 運転一般知識 3時間 関連法規 1時間 学科講習が終了した後に、学科修了試験があります。 難易度は講義を最後まできちんと聞いてさえいれば難しくはない内容なのでそこまで身構える必要はありません。 加えて、車両走行や操作に20時間と作業のための車両装置操作に5時間の実技訓練が行われます。 実技訓練終了後、実技修了試験が行われ、車両系建設機械運転技能試験の最終合否が決まります。 実技の走行コースは必ずしも平坦で整地された場所とは限らず、受講する施設や教習所によって様々です。 他の参加者とグループに分かれ、交代で実施していく形が殆どだと思うので、他の人の運転を見学しながらイメージトレーニングをしつつ走行方法を考えると操縦がスムーズにいくと思います。 操作に関する方法や安全管理も教官が教えてくれるので集中して臨むことが大切です。 また、車両系建設機械運転技能講習は他の資格を持っていることで受講時間の短縮(免除)が可能です。 必要な費用はおよそ40,000円程ですが、講習の際にはテキスト代や保険料、修了証書の発行手数料が必要な場合もあります。 それらを加算すると45,000円〜50,000円程度の金額がかかると考えた方が良いでしょう。 『小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育』について こちらは車両系建設機械運転技能者で操縦できる車両系建設機械よりも、車体重量が小さい3トン未満の小型車両系建設機械が対象になります。 この特別教育は車両系建設機械運転技能講習よりも短時間かつ費用も安く、試験も無いので手軽という印象です。 車両系建設機械運転技能講習では、他の資格があれば受講時間の短縮が可能でしたが、特別教育では受講時間の短縮制度はありません。 全ての講義を受講する必要がありますが、特別教育には試験が無いので18歳以上であれば誰でもすぐに取得できます。 教習場所によっては確認のため、学科講習の内容から出題して筆記テストを行うこともありますが、講習に集中して取り組めば問題なく教育を修了できるでしょう。 小型のユンボ以外にも小型建設系車両のホイールローダーも運転できるため、冬時期に駐車場を除雪するために受講しに来たという販売員の方や主婦など、建設関係者以外の方も多く参加します。 こちらも学科と実技でプログラムが組まれていますが、各1日ずつの2日間で修了することが可能です。 講義は1日目に学科、2日目に実技で学科は4科目で実技は2科目に分かれます。 (学科)講習内容 所要時間 走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識 3時間 作業に関する装置の構造、取り扱い及び作業方法に関する知識 2時間 運転に必要な一般的事項に関する知識 1時間 関係法令 1時間 (実技)講習内容 所要時間 走行の操作 3時間 作業に関する装置の構造、取り扱い及び作業方法に関する知識 4時間 作業のための装置の操作 2時間 全講習修了に必要な教育時間は教育規定に定められた合計13時間の内容です(休憩時間等は含まない)。 講習中は飲み物を口にしながら受講できますが、トイレに行くほどの休憩時間は昼休み以外にほぼ無いと思ってください。 短期間な分、朝から夕方までみっちり講習という感じです。 講義中の態度もよく見られているので決して寝たりなどしないようにしましょう(学科講習中に居眠りをして失格になった方もいました)。 費用は教育機関によって異なりますが、およそ15,000円〜20,000円程度でそれほど高い金額ではありません。 紹介した2つの技能資格に関しては18歳以上であれば誰でも受講できます。 日本全国の都道府県で募集があり、各企業の事業所や都道府県労働局長登録教習機関、P E O建機教習センター、コマツや日立などの教習所でも開催されています。 国家資格のように年に1回単位ではなく常時募集があるので、自分の住んでいる最寄りに申し込みたい資格の募集があるか確認してみましょう。 応募には身分証などの必要書類が何点かあるのでよく調べて準備してください。 自治体によっては講習費用が無料になることもあるので、詳しくは各自治体のH Pを確認しましょう。 資格を取得することのメリット資格を取得すことでこれらの機械が運転できる 『車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)運転技能講習』 ブルドーザー、モーターグレーダー、トラクターショベル、ずり積み機、スクレーパー、スクレープドーザー、パワーショベル、ドラグショベル、ドラグイン、クラムシェル、バケット掘削機、トレンチャー、ミニショベル、油圧ショベル、大型油圧ショベル、ホイールローダーなど 『車両系建設機械(解体用)運転技能講習』 ブレーカー(アタッチメント機械)、鉄骨切断機、コンクリート圧砕機、解体用つかみ機など 『車両系建設機械(基礎工事用)運転技能講習』 くい打機、くい抜機、アースドリル、リバースキュレーションドリル、せん孔機、(チュービングマシンを有するものに限る)、アースオーガ、ペーパードレーンマシンなど ※走行形式がホイール式(タイヤ走行)のユンボや、ホイールローダーで公道を走行する場合は、大型特殊免許が必要です。 ブレーカーや鉄骨切断機などを装備したユンボを操作するには『車両系建設機械(解体用)運転技能講習』を受講しなければならないので注意してください。 ※上記の機械を操作するには、別途「解体用」の資格が必要です。 免許の更新や管理 車の免許には免許更新があることはご存知かと思いますが、車両系建設機械の免許に関しては更新がありません。 またユンボに乗って作業に従事する際は、免状を携帯しなくてはなりません。 免状の不携帯、無資格の場合に事故が発生すると、労災認定してもらえないので、取得した運転免許証とユンボの免状は必ず携帯してください。 もしも免状を紛失・破損してしまった場合は各教習機関で発行してくれます。 もし自分が受講した教習期間がわからなくなった時は、管理団体や県災防、労働基準監督署などで調べてもらうことができ、費用は数千円程度かかります。 ユンボの資格は就職や転職にも有利になる! ユンボの資格が必要な仕事はたくさんあります。 そのうえ、建設業関係やオペレーターの高齢化や人手不足が年々深刻になっており未経験者であったとしても需要が高い状態です。 もし転職や再就職する場合でも、車両系建設機械の資格があれば、それだけ仕事の選択肢が広がり、有利に採用されやすくなります。 必要な免許・資格を取得について解説|まとめ 車両系建設機械の資格を持っていると収入面でも業務面でも有利になることが多いです。 例えば、ダンプのドライバーとユンボのオペレーターができれば、一人で積み込みと運搬ができます。 トラックドライバーとは別にユンボのオペレーターを用意する必要がなくなるため、事業者にとっては人手を増やす手間が省けます。 会社にもよりますが、資格を保有していることやオペレーターの手当として給料に上乗せということもあるので収入を上げることも可能です。 また、個人事業主のドライバーや工務店として独立するのにも有利となります。 更新もなければそれに伴う手数料もかからないため、取得しておくだけでも損はありません。 ユンボの操作ができることで仕事の幅が広がり、会社から必要とされる人材になれることでしょう。 ←豊富な在庫からお探しします!【中古ユンボ・パワーショベル】買うならトクワールド!

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バックホウは土木工事の現場で最もよく見られる重機です。掘削、整地、溝掘りなど、多くの作業に対応できるほか、高馬力の機種は硬い地盤を掘り起こしたり、大量の土砂を素早く運搬するのに最適です。また、サイズがコンパクトな機種であれば狭い現場でもスムーズに作業できます。 解体作業 解体現場では、バックホウの解体用アタッチメントが威力を発揮します。油圧ブレーカーやクラッシャーを装備することで、コンクリートや鉄骨構造の建物も効率よく解体できます。また、後方小旋回機種や高所の作業にも対応できる解体仕様機種もあるため、安全性を確保しながら作業を進められる点が特徴です。 コベルコ建機からラインナップされている解体仕様機種は、高所解体作業を地上から行えるロングアタッチメント仕様やセパレートブーム仕様などの機種が充実しています。 農業・畜産業 農業や畜産業でもバックホウは大きな力を発揮し、畑の整地や排水溝の掘削、堆肥や飼料の運搬作業にも広く利用されています。特に狭いスペースでも作業がしやすい小型バックホウは、農地や牧場での作業に向いているほか、軽トラに積載できるミニユンボも人気が高いです。 林業 林業の現場では、木材運搬や伐採、伐採後の整地にバックホウが活用されています。グラップルなどの専用アタッチメントを装備することで、丸太をつかんで運搬する作業もスムーズに行えます。また、傾斜地での伐根作業といった特殊な用途にも対応可能です。 災害復旧 災害現場では、迅速な復旧作業が求められます。バックホウは土砂の撤去や倒木の処理、道路の復旧作業などで不可欠な存在です。強力なパワーと機動性を活かし、災害現場での困難な作業にも対応でき、対応でき、その汎用性の高さから自治体や防災機関でも広く導入されています。 バックホウの種類と選び方について解説 バックホウは、用途や環境に応じてさまざまな種類があります。それぞれの作業に適したバックホウを選ぶことで、現場の効率化と安全性の向上につながります。 クラス(サイズ)による分類 バックホウは主にそのサイズで分類され、作業現場の規模や作業内容に応じて適したモデルを選ぶことが重要です。各サイズの特徴は以下のとおりです。 ミニバックホウ ミニバックホウは最も小型のバックホウで、狭い場所や住宅地での作業に適しています。機体重量は通常1〜2トン程度で、小回りが利く設計が特徴です。軽量で地面への負荷が少ないため、舗装を傷つけたくない現場でも活躍します。 小型バックホウ 小型バックホウは機体重量が3〜7トン程度の中小規模の現場向けのモデルです。住宅地から比較的小規模な建設工事まで幅広い用途に対応します。ミニバックホウに比べてパワーがありながらも、取り回しやすさを損なっていない点が特徴です。 中型バックホウ 中型バックホウは7〜10トンの機体重量を持ち、大規模な建設工事や土木工事で活躍します。十分な掘削力と耐久性を兼ね備え、汎用性が高いことがメリットです。工事現場の主力となるモデルが多く、このクラスの選定が工事の効率に大きく影響します。 大型バックホウ 大型バックホウは13トン以上の重量を持つ非常にパワフルな機種です。ダムなどの大規模工事、採石場や鉱山など、掘削量が多い過酷な環境での作業に使用されることが多いです。その巨大なサイズと強力な掘削能力は、通常の工事現場よりもスケールが大きい作業に対応します。 バックホウの駆動方式は2種類 バックホウの足回りは、「クローラー式」と「ホイール式」の2種類があり、現場の地形や作業内容に応じて選ぶ必要があります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。 クローラー式 クローラー式バックホウは、無限軌道(キャタピラ)を使用した駆動方式です。柔らかい地面や斜面での安定性が高く、泥や砂地などの不整地での作業に最適です。また、重い荷重にも耐えられるため、過酷な環境での使用が多くなります。欠点としては、移動速度が遅いため、長距離の移動には向かず、公道走行もできません。 ホイール式 ホイール式バックホウはタイヤで駆動するタイプで、舗装された道路や平坦な地形での作業に適しています。移動速度が速いため、作業現場間を頻繁に移動する場合に便利です。さらに、機動性と操作性も高く、機敏な動きが求められる環境で重宝されます。ただし、軟弱な地盤では走行性や安定性が低くなる場合があります。 バックホウを選ぶ時のポイント4つ用途 バックホウを選ぶ際、まず重要なのは用途の明確化です。土砂の掘削、整地、解体作業など、どのような作業を主に行うのかによって適したモデルが異なります。例えば、小型のバックホウは狭い場所での作業に適している一方、大型のものは広範囲な作業や重い資材の取り扱いに優れています。作業の種類や規模に応じて適切なサイズや機能を持つ機種を選びましょう。 作業環境 作業する環境も選定の大きな要素です。例えば、都市部の狭い現場では小回りの利くコンパクトなバックホウが必要になる場合があります。一方で、広い敷地や荒れ地ではパワフルで走行性能の高いモデルが求められます。また、騒音規制が厳しいエリアでは低騒音設計のモデルが有利です。さらに、作業場所が傾斜地やぬかるみの場合は、不整地での安定性が高いクローラー式が向いています。クローラーがゴム製か鉄製かも、地盤への影響や耐久性に影響するため、作業環境に応じた選択を行いましょう。 コスト コスト面の検討も重要なポイントです。バックホウなどの重機は、機種の購入費用だけでなく、燃費やメンテナンスコストも考慮する必要があります。燃費の良いモデルは、初期費用が高めでも長期的にはコストを抑えることができます。また、中古機を検討する場合は、価格の安さだけでなく稼働時間やメンテナンス履歴を確認することが大切です。さらに、リース契約も選択肢として検討すれば、初期費用を抑えつつ柔軟にバックホウの運用が可能です。 メーカー 機械をメーカーで選ぶユーザーも多いでしょう。コマツやCATなど信頼性が高い大手メーカーのバックホウは、故障のリスクが低く、部品やサービスの提供も充実していることが多いです。国内メーカーと海外メーカーでは、性能やサポート体制に違いがあります。特に部品交換やアフターサービスの迅速さは、作業効率に直結するため重要です。また、ユーザーの口コミや評価を参考にすることで、メーカーの信頼性をさらに確認することができます。 バックホウ購入時の注意点 バックホウの値段は機種によってさまざまですが、中古車でも数十万円から百万円程度の出費になるため、バックホウの購入は大きな投資となります。特に、新車と中古車のどちらを選ぶかは、予算や用途に応じて慎重な検討が必要です。 新車と中古車の選択 新車と中古車を選ぶ際には、購入目的、予算、稼働時間、そして購入後のメンテナンス体制を総合的に考えることが重要です。新車には信頼性の高さが、中古車にはコスト面での優位性があります。それぞれの特徴を理解した上で、ニーズに合った選択を考えましょう。 新車のメリット・デメリット 新車購入のメリットは、最新技術が搭載されている機種を入手できる点です。燃費効率や作業効率が向上しているモデルが多く、環境規制にも対応しているため、長期的な視点での運用に適しています。また、新車は故障リスクが低く、保証期間内であれば修理費用が抑えられる点も魅力です。 一方で、新車は購入価格が高いため、初期投資が多額になる点がデメリットとなります。さらに、納品までの期間が長くなる場合もあるため、緊急で使用したい場合には不向きです。 中古車のメリットデメリット 中古車購入における最大の魅力は、コストパフォーマンスの良さです。同等の性能を持つバックホウを、新車価格よりも半額程度で購入できるため、ランニングコストを大幅に抑えることができます。また、即納品が可能な場合が多いのも中古車の強みです。 しかし、中古車の場合、過去の使用状況によっては、部品の摩耗や故障リスクが高くなる可能性があるなどのリスクも付き物です。また、保証期間が限られている、または保証などのアフターサポートが無い場合も多いため、購入後のメンテナンスコストを見積もっておく必要があります。 バックホウの購入先は主に3つ バックホウは、購入する場所によって価格や品質、サービス内容が大きく異なります。バックホウの購入先は主に3つで、「メーカー直接購入」「中古建設機械販売業者から購入」「オンラインマーケット購入」などがあります。新車と中古車のメリット・デメリットを考慮しながら、最適な購入先を選びましょう。 メーカーから直接購入 新車購入を検討する場合は、メーカーから直接購入する方法が一般的です。メーカー購入の場合、購入後の保証やアフターサービスが充実しているため、長期的な安心感があります。一方で、価格は他の購入方法と比較して高めになります。また、納車まで時間がかかることが多く、すぐに使用したい場合には不便を感じます。それでも、性能や耐久性、保証を重視する場合にはもっとも確実な選択肢と言えます。 中古建設機械販売業者から購入 中古建設機械を取り扱う販売業者は、在庫数も多くすでに製造・販売が行われてない機種も揃っていることがあります。費用を抑えつつバックホウを手に入れることができるほか、業者によっては整備済みの機械を提供しているため、信頼性も期待できます。 しかし、中古品には使用状況やメンテナンス履歴がさまざまで、個体ごとの品質にばらつきがあるため、購入時には注意が必要です。また、保証期間が短い、もしくは保証がない場合もあります。そのため、信頼できる業者を選び、購入前にしっかりと状態を確認することが大切です。 私たちトクワールドでは、仕入れからこだわっています。1台ごとに状態や使用環境が全く異なるため、より良い機械を選別して、状態が良く納得のいくものだけを仕入れるよう心がけております。仕入れた後もさらに安心して次のお客様に提供するため、メンテナンスにもとことんこだわっています。 信頼できる企業から買えば、長く安心して使用することができます。 トクワールドのこだわりは、こちらから オンラインマーケット(ネットオークション)で購入 ネットオークションなどのオンラインマーケットでバックホウを購入する方法も一般的です。全国からさまざまな中古バックホウが出品されているため、地元の中古建機販売業者だけでバックホウを探すよりもモデルや仕様の選択肢が多いことが特徴です。また、場合によってはバックホウを非常に安価で購入できることもあります。地域を超えて広範囲で探せるため、ニッチな機種や希少なモデルも見つけやすいでしょう。 一方で、購入前に実物を確認できない場合もあり、商品の状態を正確に把握するのが難しいです。また、個人間取引の場合は保証が付かないことがほとんどで、不測のトラブルが発生する可能性もあります。ネットオークションなどを利用する場合は、建設機械に関する知識と信用できる売り手を選ぶことが重要です。 まとめ バックホウは、建設現場やインフラ工事で重要な役割を担う重機で、掘削や整地をはじめとした作業を効率的に行えます。バックホウを選ぶ際は、用途や使用環境を考慮して適切な機種を選択しましょう。中古バックホウについてあまり知識が無い方は、中古建設機械業者でのお買い求めがおすすめです。

    #ユンボ#油圧ショベル#バックホウ

    2025/05/15

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  • 軽トラに乗せられるユンボについて。【中古や軽トラ購入の注意点についても解説】
    ユンボ

    軽トラに乗せられるユンボについて。【中古や軽トラ購入の注意点についても解説】

    目次 農業で活躍する軽トラとユンボ 土木や建築現場でもお馴染みユンボ(バックホー) 軽トラックに積載できるミニユンボ(ミニバックホー) 軽トラを中古購入する際のメリット・選ぶ際の注意点 まとめ 農業で活躍する軽トラとユンボ 大量の土を掘削でき、軟弱な土壌でも走行することが可能なクローラーを備えたユンボと、小型ながら沢山の荷物を積載できて舗装されてない農道や林道も駆け抜ける軽トラックは農家にとってはトラクターと並ぶほど需要が高い装備です。 例えば、畑作りの工程で「天地返し」というものがありますが、文字通り天と地をひっくり返すように畑の表面土と深層土を入れ替える作業で土壌改良の一法です。 同じ土壌で作物を長く栽培していると、表面層の土は養分不足や微量元素の欠乏などで生育に支障が及ぶだけではなく土壌の悪化が進行して大変なことになります。 そうならないために、普段の耕運機やトラクターによる耕運作業で堆肥や肥料が混ぜられている「作土」と、肥料が混ざってない下層の「心土」とをスコップを使って入れ替えることで、深層に眠っている土を表面層に露出させ新たな作土として利用するので、連作被害を回避することができます。 根の深い根菜や芋類を栽培しているプロの農家はユンボを使った大掛かりな作業を行うので自前の機械とトラックを揃えている方も多いです。 稲作のシーンでは、代かき前に田んぼを水平にするために「土引き」を行いますが、ユンボの整地能力が最大限に生かされる作業でしょう。 水平ではないでこぼこな田んぼに水を張ってしまうと、地面が高い場所には雑草が生えやすく、地面が低いと苗が水没してしまい成長が遅れるか、苗がダメになることが起こります。 雑草管理が大変になるばかりではなく稲の成長や収穫量にも影響するので、田んぼは地面と水面の高さを均一にする必要があります。 法面バケットの微妙な角度を調整し、前後移動で土が高い地面から低い場所へ引っ張っていくのですが、ベテラン作業員は短時間で作業できます。 軽トラは、軽自動車ながら十分な耐久性、積載力と4WDによる不整地走破性を持ち合わせています。田舎では当たり前のように目にしますが、都会では逆に目立ちます。 軽トラはちょっとした荷物の移動や農家では野菜や道具の搬送にも重宝され、農林業だけではなく荷物を運ぶ仕事にも需要が高い車です。 商業車としてのイメージが強い軽トラですが、近年ではキャンプの再流行もあり、軽トラでキャンプを行う「軽キャン」という言葉が生まれるほど、趣味での利用やアクティブレジャーで人気が高まっています。 軽トラキャンプは軽トラックの荷台をカスタムして居住空間にするスタイルのキャンプです。 キャンピングカーなどを購入するよりも安価で、毎回テントの組み立てと撤収を行う手間も省けます。 軽トラは北米を中心とした海外でも人気が高く、日本滞在経験のある海外の方が軽トラの魅力を知ったのがきっかけで、日本からの輸入や取引もされているそうです。 アメリカは道路も土地も広いため大型の車両が多い傾向にあり、軽トラという車は珍しいようです。 その小回り性能や積載能力はゴルフコースや私有地などでカートのように使われ、パワフルで丈夫な部分も高い人気の理由になっています。 また、カスタムベースとしてリフトアップが流行しているようで街中でもかっこいい塗装やカスタムの軽トラを見かけることが増えました。 一昔前の軽トラ=田舎臭い、ダサいといったイメージは薄れてきているようです。 土木や建築現場でもお馴染みユンボ(バックホー) 整地、運搬、積み込み作業が多発する工事現場でユンボが活躍しています。軽トラも資材や機械の運搬で使われ、仕事用の車として個人所有する職人さんもいます。 建設現場、農林業、運送業のみならず趣味としても幅広い分野で利用される軽トラ。その魅力は、クロカン4WD車と同じ構造の強靭なラダーフレームによる悪路走破性と耐久性、十分な積載能力といった性能面が挙げられます。 未舗装の農道や林道はもちろん雪道にも強く、作物の収穫時は柔らかい土の畑にそのまま軽トラを乗り入れることもできます。 車体が小さいので住宅街や山道の狭路も通ることができ小回り性能の高いです。 そして、軽自動車に分類されるので自動車税や車検代が安いのもメリットのひとつ。 自動車税だけで言えばバイクと変わらない金額、さらに燃費もよく月々のガソリン代があまりかからないという維持費上の利点があります。 しかし、荷台に面積を取られているので、軽トラの車内はどうしても窮屈になってしまします。 乗員も2名で、運転席も狭いうえに基本的にはリクライニング機能がない直角の硬いシートです。お世辞にも乗り心地はいいとは言えません。 長距離ドライブに適さないという部分を除けば、運搬や引っ越しなど日常的な場面での活用性もあるので利点が多い車と言えるでしょう。 あらゆる場面において万能な軽トラですが、積載重量については道路交通法で350kgまでと定められており、重量を超過して公道を走行すると過積載として警察に止められてしまうことがあります。 そのため中には軽トラに積載することを想定した機械や車載用仮設トイレなどの商品が多く開発されています。 (例トラクター、仮設トイレ) 軽トラにユンボは積載可能か? 軽トラの荷台に積む貨物のサイズ、重量は安全のため道路交通法によって、長さが「車両の長さ+車両の長さの10%を超えたものを含まない」、高さが「地面から2.500mまで」、幅が「車両の幅を超えない」と定められています。 最大積載量は350kgですので他の軽自動車と比べると、たくさんの荷物を運ぶことができます。 田舎では軽トラで一袋20kgの肥料を50袋くらい積載していたり、高く稲俵を積み上げて走行している姿を見ますが、ブレーキやカーブが効かなくなるので危険です。 道路交通法が適用されるのは公道の場合で個人の敷地である場所は適用外ですが、荷重積載による事故も発生しているので、敷地内走行だとしても過積載は避けたほうがいいです。 結論は、道路交通法の定める範囲の「積載寸法」「積載重量」のユンボであれば軽トラにも積載可能ということになります。 軽トラックに積載できるミニユンボ(ミニバックホー) 軽トラにユンボを積載できるかどうかは、機械の重量による部分が多くを占めます。 高さと長さに関しては、ミニユンボを乗せる分にはまったく問題がないのですが、350kgを超えるユンボですと積載することはできません。 注意しなければいけないのが、ユンボの機械総重量が道路交通法で定める重量の350kgとしても、バケットなどを含めたらそれを超えてしまう場合があります。 積み下ろしに必要なアユミ板や予備の燃料などを一緒に運ぶと積載量をオーバーしてしまうので、軽トラに積載できるユンボの重量は最高でも340kgを基準に考えると良いでしょう。 ミニユンボの中でも小型で、軽トラに積載可能な重量300kgクラスのユンボもメーカーから開発されています。 その小ささからマイクロユンボやマイクロショベルとも呼ばれ、通常のユンボよりもコンパクトで使い勝手が良さそうですが、他の重機と同様に免許と資格がなければ私有地以外での運転はできませんのでご注意ください。 しかし、軽トラに積載可能な重量350kg以下のマイクロユンボを製造しているのは現在コマツのみで、世界最小級のミニショベルと言われる「PC01-1 マイクロショベル」が該当します。 コマツPC01-1 マイクロショベルの機械質量は300kgで、これは機械の質量にプラスして水やオイルといった油脂類や燃料も満タンにした質量、そして作業に必要な作業装置、装備、付属工具の質量を含んだものです。 つまり運転や作業ができる状態での重さということです。 バケット容量は0.008m3で、定格出力は2.6kwとなっています。 重量的にも軽トラでの運搬が可能な規格になっており、ミニマムなボディでも建機並みのパワーと、全幅580mmというコンパクトさで、塀と民家の間などの狭い場所や細かい作業も可能です。 乗り心地もまるでスクーター感覚で、全旋回とブームスイング式で溝掘作業も簡単で行えるほか、埋め戻しや整地作業もできるブレードを装備しているなど、ユンボとしては必要な性能を備えています。 新車価格は150万円程で、中古で約80〜100万円くらいが相場です。(2024年10月現在 トクワールド調べ) かつてはコベルコのSSシリーズやヤンマーのてんとう虫など、各メーカーからコンパクトで軽トラの積載重量をクリアしているマイクロユンボの生産がされていました。 数十年前に生産が終了した重量340kgのコベルコSS1はかなり古い機械ですが、今でも人気があります。 ちなみにSS1よりもさらに小型なSS2/1というのも存在します。 中古のマイクロユンボを購入する際の注意ですが、先ほど紹介したコマツPC01-1以外の機械は既に生産が終了していることもあり、専用部品も当然ながら在庫がありません。 年式が古い中古マイクロユンボは、修理の際は代替えできるパーツを流用するなどの工夫や施工が必要かと思います。 SS1の場合は、コベルコ営業所によると汎用部品があり、取扱説明書もコピーなら提供していただけるようです。 300kgほどの超小型ミニショベルでしたら、庭で畑やガーデニング、造園をやっている家庭での需要も高いです。 軽トラを中古購入する際のメリット・選ぶ際の注意点 軽トラの購入を考えた際、新車と中古車のどちらがいいでしょう。 新車の軽トラは普通乗用車のように割引キャンペーンの対象になることが少ないため価格が高くなりがちです。さらに受注生産なので納車まで時間がかかります。 新車購入だと自分好みのメーカーオプションが付けられたり、耐用年数が長い点がメリットですが、乗り方や整備状況にもよって車の寿命は異なるので、中古車でも長く使用できる車もあります。 低価格で買い求めることが中古車の最大なメリットです。しかし、車体の整備状況によって購入時の状態に違いがあるので、信頼できる中古車販売店で購入するすることがおすすめです。 軽トラは本来、悪路などでの運搬を目的として製造されているので、すぐ故障しないように装備や構造はシンプルな作りになっていることが多いです。 そのため加工がしやすく軽トラのカスタムパーツなども多くあるので、購入後に外装やボディーカラーを変更するなど、自分好みにカスタムできます。 中古車で購入すれば初期費用が安く済み、その分カスタムにお金をかけることができます。 車体をカスタムする前提なら中古車で安く購入するというのもひとつの選択肢になります。 軽トラックの選び方 一見どれも同じように見える軽トラックですが、用途により選ぶ際のポイントがたくさんあります。 例えば駆動方式で言うと、農業や林業、工事などで日常的に悪路を走ることが多いのであれば4WDがおすすめです。 舗装されていない田舎道や田んぼの畦道、坂の多い道でも滑りにくく安定した走行ができ、パワフルな走破性により、柔らかい土の上や雪道でもある程度でしたら走行可能です。 4WDの軽トラックは、2WDと切り替えができることができる「パートタイム4WD」という機能を搭載している車両がほとんどです。しかし、車体価格が上がり、2WDと比べると若干ですが燃費の悪いことがあります。 悪路を走るならMT車一択ですが、多くの軽トラックはMT車仕様です。 AT車と比べると価格が安いだけではなく、ぬかるんだ道や坂道などの走行環境やハードな走り方をするのであれば、状況に応じたギア選択をすることで効率の良い運転をすることができます。 軽トラックの所有や悪路運転をするような仕事の場合はMT免許の取得を視野に入れた方がいいと思います。 舗装路面を走ることが多いのならば低燃費でハンドリングも快適な2WDタイプがおすすめです。 2WD車の場合は、FR(フロントエンジンリアドライブ)とMR(ミッドシップエンジンリアドライブ)があり、ほとんどの軽トラではFR方式が採用されています。 普通自動車は主にFF仕様といわれる前輪が駆動するタイプですが、トラックや軽バンは基本的にFRという後輪駆動になっています。 これは、荷台のスペースを確保するために運転席の下にエンジンスペースを設けていることや、荷台に荷物を乗せて走ることがあらかじめ想定されているため、その重量がかかる後輪タイヤを駆動させることによって、より地面との摩擦力を高めていることが理由です。 さらにFFよりも小回りが効きやすく、雪道にも強いというメリットがあります。 MR駆動方式の軽トラは珍しいですが、FRとの大きな違いはエンジンが後部付近にあること。 そのため、ウエイトバランスがほぼ中心に集まるので、前輪と後輪の役割分担が行われ効率的かつ、特定のタイヤが過度に摩耗しないといった特徴があります。 車体前部にエンジンを載せているFRと比べ運動性能やコントロール性が良いので、カーブもスムーズに曲がれます。 MRを採用している軽トラは、静寂性の高さや車体後部に重量物であるエンジンが搭載されているので、空荷でも後輪に摩擦がかかりやすく安定した走行ができるというのもメリット。 デメリットとしては車内の居住性やトランクが狭くなってしまうこと、整備性の悪さがネックです。 MRは主にスポーツカーを中心に採用されていることもあり、高い運動性能を誇ることから細くてカーブが多い道などでその走行性能を発揮するでしょう。 比較的、長距離や馬力を必要とした運転をしないという方はAT車、またはAGS車という選択も良いです。 MT車のようにクラッチやシフトレバーの操作の必要がないので、運転に自信がない方や長距離などを楽に運転したい方におすすめです。 最近では、低燃費でMT車に近い性能を発揮できる4速タイプのAT車や、5MTをベースにクラッチやシフト操作を自動でおこなってくれるというAGSというタイプも登場しています。 MT車の性能が欲しいけどAT限定の免許しか持ってないので運転できないという方は是非チェックしてみてください。 軽トラ選びの際は荷台の乗せやすさや、広さにも確認してください。 荷物の積み下ろしが多い使用であれば、なるべく荷台が長く、低いものが理想です。 どれも同じように思えますが、わずかな差が積み下ろし作業のしやすさに影響するので、実物を見て判断してからの購入をおすすめします。 また、荷物を縛着する際にロープをかけるフックがついているタイプであると便利です。 まとめ軽トラに乗せられるユンボ|まとめ 工事現場のみならず、農業を始めとしたあらゆる場面でユンボや軽トラが活躍しているのがわかったかと思います。 特に軽トラに積載できるユンボについて、法令面や重量について解説しました。 軽トラに積載可能なユンボは、コマツのマイクロショベルが現在で唯一製造している機械となっていますが、中古市場には積載可能な機械が多く出店されているという結果です。 軽トラに積載できるユンボのことについて参考になれば幸いです。 ←軽トラックに乗せれる1t未満の【中古ミニユンボ】はこちらで販売中です!

    #ユンボ#油圧ショベル#バックホー#軽トラ

    2022/06/13

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