車両
2024/05/22
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ユニック(クレーン付き)のレンタルについて解説!
ユニック(クレーン付き)車のレンタル方法は?車両(トラック)の種類・料金相場についても解説
免許や資格を持っていない場合は、運転手(オペレーター)付きのレンタルサービスを利用すると良いでしょう。
以下では、レンタルする前に知っておくべきことなども踏まえて、レンタルの料金相場や方法について解説します。
ユニック(クレーン付き)車とは?クレーン車との違い
ユニック車とは、「クレーン付きトラック」のことで、正式名称は「搭載型トラッククレーン」です。ユニックという名称は、古河ユニックの商標ですが、移動式小型クレーンをユニックと呼ぶことが多いです。
そして、クレーン車はクレーンを取り付けた車のことを指します。つまり、呼び方は違いますが、ユニック車もクレーン車の区分に該当する車両なのです。
しかし、建設業界やトラック業界において、ユニック車をクレーン車と呼ぶことは少ないので、違う種類の車両と考えて良いでしょう。
ユニック車とクレーン車の具体的な違いを以下にまとめました。
ユニック車とクレーン車の違い
・車両にクレーンが架装されている。
・運転席内でクレーンの操作ができない。
・1台で2役をこなせる。
クレーン車
・クレーンに車輪が装備されている。
・運転室内でクレーン操作が可能
・クレーン作業のみ。
レッカー車との違いは?
ユニック車やクレーン車とは扱うものや用途が違うため、それに応じてクレーンも異なります。
ユニック(クレーン付き)車の特徴・用途・構造を解説
1. ユニックの特徴
ユニック車は、1台でトラックとクレーンの2役を担うことが可能で、大型のクレーン車と比べると小回りが利くため、狭い場所や道路でも作業がしやすいこともメリットです。
このように、ユニック車は汎用性が高いだけでなく、さまざまな作業環境において活躍する車両です。
2. ユニック車の用途
ユニックは、人力では持ち上げることができない荷物をクレーンで吊って荷台へ積み込むことが可能です。そのまま積載物を目的地まで運搬できるため、多くの建設資材を必要とする作業現場などで多く使われます。
大型車両の通行が難しい狭路でも、小型のユニック車なら搬入が可能なシーンも多いです。また、ユニック車は、工事現場への重機運搬・回送、災害廃棄物の撤去などにも使われます。
3. ユニック車の構造
部品 | 内容 |
ブーム | ブームはクレーンの竿部分のことで、用途によって長さや角度、高さを調整して使用します。 |
コントロールバルブ | 機械を滑らかに動作させるために必要な部品です。 |
アウトリガー | 車両の横転を防ぐために、車体両サイドに展張して支える脚のような部品です。 |
スイベルジョイント | 配管に流れる作動油の油圧を伝える部品です。固定配管や高圧ホースを連結するときにも使用されます。 |
ユニック車の種類
1. キャブバック型
2. ハイアウトリガー型
アウトリガーは、装備されている位置や種類によって、「リアアウトリガー」や「差し違いアウトリガー」というように細かく分けられます。
リアアウトリガー
車両後部に追加で装着されたアウトリガーをリアアウトリガーと呼びます。
差し違いアウトリガー
差し違いアウトリガーは、ジャッキの底が四角形のタイプで角足とも呼ばれています。
3. 荷台内架装型
キャブバック型のユニック車と比較すると、車両がコンパクトであるため、面積が限られた狭い場所の作業で使用されます。荷台内架装型のユニック車は、造園業や石材業などさまざまな業種で使用されています。
ユニック(クレーン付き)車のレンタル料金
クレーン付きユニックのみをレンタルする場合の費用
(※2024年5月現在の参考価格。弊社ではレンタルは行っておりません。)
車種 | 料金(税込) |
2tクレーン | 1日/¥18,700 週極/¥93,500 月極/¥280,500 |
4tワイドクレーン | 1日/¥22,000 週極/¥110,000 月極/¥330,000 |
4tクレーン | 1日/¥20,900 週極/¥104,500 月極/¥313,500 |
3tワイドクレーン | 1日/¥19,800 週極/¥99,000 月極/¥297,000 |
3tクレーン | 1日/¥19,800 週極/¥99,000 月極/¥297,000 |
運転手(オペレーター)付きでユニック(クレーン付き)車をレンタルする場合
運転手付きユニック車をレンタルする場合の費用
(※2024年5月現在の参考価格。弊社ではレンタルは行っておりません。)
積載重量 | 料金の相場 |
2トン | ¥30,000~40,000 |
4トン | ¥40,000~50,000 |
7トン | ¥45,000~60,000 |
10トン | ¥77,000~80,000 |
運転手付きであれば作業を任せられるため、安全面においても安心できます。料金は少し割高になってしまいますが、これらの労力を考慮すればこちらの選択肢もありかもしれません。
ユニック(クレーン付き)車の運転や操作に必要な免許・講習
ユニック(クレーン付き)車は、「公道で走行するための運転免許」「クレーンの操作」「玉掛け業務に必要な資格」で分かれており、乗車する車両や作業内容によって保有するべき資格も変わってきます。
車両をレンタルする前に、どんな資格が費用なのかを事前に確認しておきましょう。ここからは、ユニック(クレーン付き)車の運転や操作に必要な免許・講習について詳しくご紹介します。
1.ユニック(クレーン付き)車の公道走行に必要な運転免許
免許区分 | 内容 |
普通自動車免許 | 車両総重量5トン未満、最大積載量3トン未満の場合 |
中型自動車免許 | 車両総重量5トン以上11トン未満、最大積載量6.5トン未満の場合 |
大型自動車免許 | 車両総重量11トン以上、最大積載量6.5トン以上の場合 |
2. ユニック(クレーン付き)車のクレーン操作に必要な資格
免許区分 | 内容 | 日数 | 費用 |
小型移動クレーン運転技能講習 | 吊り上げ重荷:0.5〜1トン未満の場合 | 2〜3日 | ¥30,000程度 |
小型移動式クレーン技能講習 | 吊り上げ重荷:1トン以上5トン未満の場合 | 2週間程度 | 教習所に通う場合:約¥100,000〜¥200,000 |
移動式クレーン運転士免許 | 吊り上げ重荷:5トン以上 | 約6日間 | ・教習所に通う場合:約¥130,000〜¥160,000 ・学科試験手数料:¥6,800 ・実技試験手数料:¥11,100 |
3. ユニック(クレーン付き)車の玉掛け業務に必要な資格
玉掛け技能講習と特別教育の講習期間は3日間程度の期間です。玉掛け技能講習は、小型移動式クレーン運転技能講習修了者の場合、¥21,000ほどで受講できます。
小型移動式クレーンと玉掛けをセットで受講すると講習時間が4時間短縮され、受講費用が安くなります。
資格 | 内容 | 日数 | 費用 |
玉掛け業務の特別教育 | 吊り上げ重荷:1トン未満 | 約3日間 | ¥21,000程度 |
玉掛け技能講習 | 吊り上げ重荷:1トン以上 | 約3日間 | ・玉掛け技能講習を取得していない場合:¥45,000 ・玉掛け技能講習を取得している場合:¥35,000 |
ユニック(クレーン付き)車のレンタル方法
1. ユニック(クレーン付き)車をレンタルするときの手順
1.車両の在庫があるか確認
2.レンタル会社へ問い合わせ(メール・電話・Web)
3.レンタル契約
4.車両の引き渡し
ユニック(クレーン付き)車は、レンタカー店や建設機械専門のリース、レンタカー業者などでレンタルできます。まずは、自分がレンタルしたいユニック車の車種があるかをWebサイトなどで確認しましょう。
車両の有無が確認できたらレンタル会社へ問い合わせて契約を締結します。希望日に店舗まで向かい、車両を受け取って完了です。
ユニック(クレーン付き)車の吊り荷重
車両重量(t) | 吊り荷重(t) | 用途例 |
2~3 | 2.2~2.6 | 宅地(戸建て)の建設現場など |
4 | 2.63~2.93 | 宅地(戸建て)の建設現場、土木現場、造園・水道業界など |
6~8 | 2.63~2.93 | 鉄、コンクリートの運搬 |
10 | 2.63~2.93 | ビル、マンションなどの大規模建設現場 |
無線操縦装置ラジコンの有無を確認する
ラジコン操作にも、クレーンの「ブームとフック(吊り部分)を別々に操作するモデル」と「ブームとフックが連動して動作するモデル」の2種類があります。
ユニック(クレーン付き)車をレンタルする際は、無線操縦装置ラジコンの有無やブームとフックの操作モデルなども確認しておきましょう。
ユニック(クレーン付き)車の中古購入がおすすめなケース
ユニック(クレーン付き)車のレンタルは、車両にかかる維持費や整備の手間がかからないことが最大のメリットです。しかし、1日レンタルするだけでも16,000〜50,000円前後のコストがかかります。
ユニック(クレーン付き)車の利用頻度が高いとされる、マンション、ビル、戸建住宅の建設現場などの業務では、購入やリースという選択肢も検討してみると良いでしょう。
ユニック(クレーン付き)車は、新車ですと¥10,000,000円前後の高額な費用がかかります。中古車であれば、相場¥2,500,00〜¥7,000,000程度と新車購入よりも比較的安い初期費用で導入できます。
(2024年5月現在の参考価格)
【ユニック(クレーン付き)車の中古購入がおすすめなケース】
・ユニック(クレーン付き)車を高い頻度で利用する。
・長期間(数週間、数ヶ月)のユニック(クレーン付き)車を必要とする現場・業務が発生する
ユニック(クレーン付き)車の導入をお考えの方は、利用頻度や重要性を考慮してレンタルや中古車購入をご検討ください。
まとめ
ユニック(クレーン付き)車のサイズや種類はさまざまありますが、車種によって吊り上げられる荷重、必要な免許・資格が異なります。レンタルする前に、用途や積載物の重量、必要な免許・資格を事前に確認しておきましょう。