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運搬車両の種類を解説-トラックのサイズや平ボディやバンボディ、ウィングボディの形状種類

車両

2021/10/13

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運搬車両の種類を解説-トラックのサイズや平ボディやバンボディ、ウィングボディの形状種類

運搬車両の種類を解説

運搬車両のサイズの違い


運搬車両の種類を知るためには、まずサイズの違いについて知っておくことが重要です。
サイズの違いを理解するのは難しくないので、ぜひ運搬車両のサイズの違いを知っておくようにしましょう。


1. 小型トラック

運搬車両の中でももっとも小さなサイズが小型トラックです。
一般的に2トントラックや3トントラックと呼ばれる運搬車両は、小型トラックに分類されます。
小型トラックに分類されるのは、全長4,700mm以内、全幅1,700mm以内、全高2,000mm以内、最大積載量3,000kg以内という運搬車両です。
ただしこれは道路運送車両法による区分であり、トラックメーカーの区分としては4トン未満が小型トラック、それ以上が中型もしくは大型トラックと区分されています。

2. 中型トラック

中型トラックは積載量が3トンから4トン程度の運搬車両を指します。
普通免許を取得している方は、最大積載量によって運転できる中型トラックが異なるので、運転の際には細心の注意が必要です。
寸法は、全長12,000mm以内、全幅2,500mm以内、全高3,800mm以内です。
荷台の形状によっても積める荷物の量が大きく変化するので、どの程度の荷物を積載できるのかをチェックすることが重要です。

3. 大型トラック

4トン以上の最大積載量のトラックを大型トラックと呼びます。
大型トラックは、小型・中型トラックと比較してもサイズや最大積載量が非常に大きな運搬車両です。
大型トラックを運転する場合には大型免許が必要となるので、運転する場合には注意が必要です。


運搬車両の形状による違い


運搬車両をサイズによって区別することは重要ですが、どのような形状になっているかもしっかり考慮しなければなりません。
荷台の形状によって積載できる荷物の量が変わるからです。
もっとも効率よく荷物を積むために、運搬車両の形状についてもしっかり確認するようにしましょう。

1. 平ボディ

もっとも汎用性の高い運搬車両が「平ボディ」です。
平ボディとは、荷台がフラットになっていて、屋根がついてないタイプです。
屋根がついてないので、高さのある家具や荷物などを積めるという特徴があります。
しかし屋根がないため、悪天候の日には荷物が濡れてしまったり、車の揺れによって荷物が落下してしまったりする恐れがあります。
こうしたデメリットをカバーするため、風雨を防ぐためにシートをかぶせたりロープを使って荷物を固定したりする必要があるでしょう。

2. バンボディ

現在もっとも一般的な形状となっているのが「バンボディ」です。
バンボディとは、荷台がアルミ製のボックス型になっている運搬車両で、風雨から荷物を保護できるのが大きなメリットです。
荷物をしっかり保護できる観点から現在ではバンボディのニーズが高まっています。
商用車として使っている会社も少なくなく、災害時にも活躍できる運搬車両としても人気です。

3. 保冷車・冷蔵車・冷凍車

バンボディの中でも、とくに外気の影響を受けにくいように作られているのが「保冷車」です。
荷台に断熱加工が施されているので、低温での保存が必要な食材なども運搬可能です。
保冷車の場合には積み荷を冷やすことはできませんが、冷蔵車や冷凍車を利用すれば冷凍食品を運ぶこともできます。
魚介類や生鮮食品なども鮮度を保ちながら運搬できるでしょう。

4. ウィングボディ

バンボディの中でも荷物の積み降ろしのしやすさを重視したものが「ウィングボディ」です。
ウィングボディはバンボディの両側が鳥の翼のように広げられるようになっている荷台で、より多くの荷物を運搬するのに適しています。
長い荷物を積むこともできれば、横から小さな荷物を隙間なく積み込むことも可能です。
ウィングボディは中型・大型トラックにのみ適用されている形状で、小型トラックには導入されていません。

運搬車両の種類を理解してトラックを選ぼう


運搬車両のサイズや形状について理解しておくと、どのようなトラックを選べばよいのかがわかります。
運搬車両の利用には費用もかかるため、適切なサイズや形状の運搬車両を選ぶことが大切です。
荷物を運搬する際には、運搬車両についても理解しておきましょう。
また、普通免許だけでは中型トラックの一部や大型トラックが運転できません。
自分の免許についても再度確認しておくようにしましょう。

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ユニック車を扱うには免許や資格が必要ですが、それらを持っていない場合は運転手付きを専門とするレンタカー業者や運送業者に依頼することもできます。 運転手付きユニック車をレンタルする場合の費用 ユニック車のレンタル料金は、レンタルする車種や時間によって異なります。 (※2024年5月現在の参考価格。弊社ではレンタルは行っておりません。) 積載重量 料金の相場 2トン ¥30,000~40,000 4トン ¥40,000~50,000 7トン ¥45,000~60,000 10トン ¥77,000~80,000 運転手付きでユニック車をレンタルするメリットは、荷物の積み降ろし作業や運転をプロに任せられることです。また、ユニック車の返却やガソリン代の負担といった手間もありません。 運転手付きであれば作業を任せられるため、安全面においても安心できます。料金は少し割高になってしまいますが、これらの労力を考慮すればこちらの選択肢もありかもしれません。 ユニック(クレーン付き)車の運転や操作に必要な免許・講習 ユニック(クレーン付き)車を扱うには労働安全衛生法に基づく、最大3種類の免許を取得、または講習・特別教育などを受講することが義務付けられています。 ユニック(クレーン付き)車は、「公道で走行するための運転免許」「クレーンの操作」「玉掛け業務に必要な資格」で分かれており、乗車する車両や作業内容によって保有するべき資格も変わってきます。 車両をレンタルする前に、どんな資格が費用なのかを事前に確認しておきましょう。ここからは、ユニック(クレーン付き)車の運転や操作に必要な免許・講習について詳しくご紹介します。 1.ユニック(クレーン付き)車の公道走行に必要な運転免許 運転する車両の積載量・車両総重量によって取得するべき免許が異なります。ユニック(クレーン付き)車が公道を走行するには運転免許が必要です。 免許区分 内容 普通自動車免許 車両総重量5トン未満、最大積載量3トン未満の場合 中型自動車免許 車両総重量5トン以上11トン未満、最大積載量6.5トン未満の場合 大型自動車免許 車両総重量11トン以上、最大積載量6.5トン以上の場合 大型自動車免許や中型自動車免許の取得にかかる費用・期間は、自動車学校に通って取得する場合、2週間程度の期間と¥100,000〜¥200,000程度の費用が必要です。合宿などのプランを選択することで、費用をより安くすることもできます。 2. ユニック(クレーン付き)車のクレーン操作に必要な資格 ユニック車に装備されているクレーンを操縦するには、吊り上げる荷物の重さにあった講習・免許が必要になります。 免許区分 内容 日数 費用 小型移動クレーン運転技能講習 吊り上げ重荷:0.5〜1トン未満の場合 2〜3日 ¥30,000程度 小型移動式クレーン技能講習 吊り上げ重荷:1トン以上5トン未満の場合 2週間程度 教習所に通う場合:約¥100,000〜¥200,000 移動式クレーン運転士免許 吊り上げ重荷:5トン以上 約6日間 ・教習所に通う場合:約¥130,000〜¥160,000 ・学科試験手数料:¥6,800 ・実技試験手数料:¥11,100 3. ユニック(クレーン付き)車の玉掛け業務に必要な資格 クレーンで作業をする際、クレーンのフックにワイヤーを掛けたり外したりするには「玉掛け」の資格が必要です。玉掛けに関しても、扱う荷物の重さによって必要な資格が異なります。 玉掛け技能講習と特別教育の講習期間は3日間程度の期間です。玉掛け技能講習は、小型移動式クレーン運転技能講習修了者の場合、¥21,000ほどで受講できます。 小型移動式クレーンと玉掛けをセットで受講すると講習時間が4時間短縮され、受講費用が安くなります。 資格 内容 日数 費用 玉掛け業務の特別教育 吊り上げ重荷:1トン未満 約3日間 ¥21,000程度 玉掛け技能講習 吊り上げ重荷:1トン以上 約3日間 ・玉掛け技能講習を取得していない場合:¥45,000 ・玉掛け技能講習を取得している場合:¥35,000 ユニック(クレーン付き)車のレンタル方法 ユニック(クレーン付き)車をレンタルする際には、クレーンの吊り荷重や操作方法など、よく確認すべき点があるのをご存じでしょうか?ユニック(クレーン付き)車のレンタル方法についてご紹介します。 1. ユニック(クレーン付き)車をレンタルするときの手順 ユニック(クレーン付き)車をレンタルするときの手順は以下の通りです。 1.車両の在庫があるか確認 2.レンタル会社へ問い合わせ(メール・電話・Web) 3.レンタル契約 4.車両の引き渡し ユニック(クレーン付き)車は、レンタカー店や建設機械専門のリース、レンタカー業者などでレンタルできます。まずは、自分がレンタルしたいユニック車の車種があるかをWebサイトなどで確認しましょう。 車両の有無が確認できたらレンタル会社へ問い合わせて契約を締結します。希望日に店舗まで向かい、車両を受け取って完了です。 ユニック(クレーン付き)車の吊り荷重 ユニック(クレーン付き)車をレンタルする際に気を付けておきたいのがクレーンの吊り荷重です。ユニック(クレーン付き)車は、サイズや種類によって吊り上げられる荷重がことなるため、運搬する荷物の重量を確認したうえで車両を選ぶ必要があります。 車両重量(t) 吊り荷重(t) 用途例 2~3 2.2~2.6 宅地(戸建て)の建設現場など 4 2.63~2.93 宅地(戸建て)の建設現場、土木現場、造園・水道業界など 6~8 2.63~2.93 鉄、コンクリートの運搬 10 2.63~2.93 ビル、マンションなどの大規模建設現場 吊り上げる荷物によっては、車体を支持するために張り出すアウトリガーが備わっているユニック車を選ぶ必要があります。車体の横転を防止するためにも、重い荷物を吊り上げる際はアウトリガーの有無も確認しましょう。 無線操縦装置ラジコンの有無を確認する ユニック(クレーン付き)車には、クレーンを無線によりラジコン(スイッチ式、ジョイスティック式など)で操縦できる「無線操縦装置ラジコン」が搭載されているモデルもあり、現在ではこのラジコンが装備されているユニック車が主流です。 ラジコン操作にも、クレーンの「ブームとフック(吊り部分)を別々に操作するモデル」と「ブームとフックが連動して動作するモデル」の2種類があります。 ユニック(クレーン付き)車をレンタルする際は、無線操縦装置ラジコンの有無やブームとフックの操作モデルなども確認しておきましょう。 ユニック(クレーン付き)車の中古購入がおすすめなケース ユニック(クレーン付き)車の「利用頻度が高い」「現場や業務で長期的に使用する」という場合は、レンタルするよりも中古購入、またはリースがおすすめです。 ユニック(クレーン付き)車のレンタルは、車両にかかる維持費や整備の手間がかからないことが最大のメリットです。しかし、1日レンタルするだけでも16,000〜50,000円前後のコストがかかります。 ユニック(クレーン付き)車の利用頻度が高いとされる、マンション、ビル、戸建住宅の建設現場などの業務では、購入やリースという選択肢も検討してみると良いでしょう。 ユニック(クレーン付き)車は、新車ですと¥10,000,000円前後の高額な費用がかかります。中古車であれば、相場¥2,500,00〜¥7,000,000程度と新車購入よりも比較的安い初期費用で導入できます。 (2024年5月現在の参考価格) 【ユニック(クレーン付き)車の中古購入がおすすめなケース】 ・ユニック(クレーン付き)車を高い頻度で利用する。 ・長期間(数週間、数ヶ月)のユニック(クレーン付き)車を必要とする現場・業務が発生する ユニック(クレーン付き)車の導入をお考えの方は、利用頻度や重要性を考慮してレンタルや中古車購入をご検討ください。 まとめ ユニック(クレーン付き)車は、トラックとクレーンのトラックとクレーンの2役を担えることから、汎用性が高くあらゆる業種で使用されている車両です。 ユニック(クレーン付き)車のサイズや種類はさまざまありますが、車種によって吊り上げられる荷重、必要な免許・資格が異なります。レンタルする前に、用途や積載物の重量、必要な免許・資格を事前に確認しておきましょう。 ←【中古ユニック】を探すならトクワールド!

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    【Lゲート(Fゲート)ダンプ】と他のダンプトラックは何が違う?ダンプトラックの種類などについて詳しく解説

    ダンプトラックは、土木・建設現場、採石場、畜産・農業、工場、廃棄物処理場など、あらゆる業種で活躍する車両です。しかし、ダンプトラックと聞くと土砂やアスファルト類を運搬する車というイメージですが、ダンプトラックにはニーズや用途に応じてさまざまな種類が存在します。 また、通常のダンプトラックと外観や用途は似ているのに、テールゲートの構造が違う、 Lゲート(Fゲート)ダンプというダンプトラックもあります。 この記事では、 Lゲート(Fゲート)ダンプや他のダンプトラックの種類、違いについて詳しく解説していきます。 Lゲート(Fゲート)ダンプとダンプトラックの違いは? Lゲート(Fゲート)ダンプと一般的なダンプトラックとの違いは、テールゲート(リアゲート)の開き方にあります。テールゲートとは、荷台後部にある土砂などの貨物を排出するための扉のことです。 通常のダンプトラックではテールゲート上部がヒンジで固定されており、ダンプアップ時にテールゲートのロックが外れて、土砂などの積載物をダンプすることが可能です。一方、 Lゲート(Fゲート)ダンプは、テールゲート下部が支点となり、上部が開き水平になります。 この際、フラットになったテールゲートがL字型に見えることから「Lゲートダンプ」、または、 Flatの頭文字をとって「Fゲートダンプ」と呼ばれます。 Lゲート(Fゲート)ダンプと一般的なダンプトラックを外観から見分けるには、テールゲートの構造を見ることで判別できます。 Lゲート(Fゲート)ダンプ の利点は? Lゲート(Fゲート)ダンプ である大きなメリットはダンプアップのスムーズさです。大きめの土砂や石、アスファルトの塊を下ろすとき、通常のダンプトラックでは、積載物がゲートにつっかえてしまうことがネックとなります。 しかし、テールゲート部がフラットになる Lゲート(Fゲート)ダンプは、そのような心配がないため、土砂だけでなく形状が大きい積載物も効率的に排出することが可能です。 そのため、 Lゲート(Fゲート)ダンプは、主に大きい石やアスファルト・コンクリートなどを運搬する機会の多い、工事現場や採石場、廃棄物処理場などで多く利用されています。 Lゲート(Fゲート)ダンプ 以外のダンプトラックの違い ここからは、 Lゲート(Fゲート)ダンプ 以外のダンプトラックについてご紹介します。 トラック・ダンプトラックの定義 そもそもダンプトラックとはどのような車両を指す言葉なのでしょうか?ます、トラックとは「荷物や貨物の搭載・運搬に特化した自動車」のことであり、貨物自動車とも呼ばれます。 トラックは平たい荷台がついている車両のことだけを指す言葉ではなく、例えば、タンクローリー、コンクリートミキサー車、トラッククレーンなども、荷台に設備を有する車両もトラックに分類されます。 そして、ダンプトラックの「ダンプ(dump)」とは、「どさっと下ろす」という意味があり、荷台の積載物を一気に排出する様子からダンプトラックと呼称されています。そのことから、一般的に「荷台を傾けられる機能を持つトラック」は、ダンプトラックと定義されます。 しかし、道路交通法では平ボディーのトラックと同様に扱われます。 ダンプトラックの車両区分(規格) ダンプトラックは、車体の大きさによって大きく3つに区分されています。3つの区分とは「大型ダンプトラック」「中型ダンプトラック」「小型ダンプトラック」です。 また、車両区分によって車両の大きさはもちろんのこと、荷台に積める荷物の最大容量を表す「最大積載量」も異なるので、ダンプトラックを選ぶ際は、これらのことを考慮・確認することが大切です。 ※最大積載量以上の荷物を積んで走行する「過積載」は、道路交通法違反で刑事罰の対象となります。 ダンプトラックの車両区分ごとのサイズ・最大積載量、車両総重量については以下の一覧表をご参照ください。 【車両区分】 全長 全幅 全高 最大積載量 車両総重量 小型ダンプトラック 4.7m以内 1.7m以内 2.0m以内 3.0トン未満 5.0トン未満 中型ダンプトラック 12.0m以内 2.5m以内 3.8m以内 6.5トン未満 11.0トン未満 大型ダンプトラック 12.0m以内 2.5以内 3.8m以内 6.5トン以上 11.0トン以上 小型ダンプトラック、中型ダンプトラック、大型ダンプトラックについて小型ダンプトラック 小型ダンプトラックは、最大積載量が2~3トン前後、車両総重量が5トン未満のダンプトラックです。 ダンプトラックの車両区分の中でもっとも小さく、一般的には「2トンダンプ」や「3トンダンプ」とも呼ばれます。車体もコンパクトで小回りが利くため、主に道幅が狭い市街地や住宅地での工事車両、廃棄物や資源ごみの回収車などに使われています。 小型ダンプトラックを運転するには「準中型自動車免許(5トン未満限定)」または、「準中型自動車免許」の取得が必要です。なお、2007年6月2日~2017年3月11日の間に取得した普通免許であれば、車両総重量が5トン未満まで運転可能であるため、2トン積載のダンプトラックであれば運転が可能です。 コンパクトで市街地や住宅街での走行に適している 「準中型自動車免許(5トン未満限定)」または、「準中型自動車免許」の取得が必要。 小型/2トンダンプトラックの荷台寸法:約3,000×1.600×310㎜ 中型ダンプトラック 中型ダンプトラックは、最大積載量が6.5トン未満、車両総重量が11トン未満のダンプトラックです。4.0トン前後のダンプトラックがこの中型ダンプトラックに該当し、一般的には「4トンダンプ」と呼ばれています。 土木や建設現場、廃棄物処理場などでは、大型ダンプトラックよりも小回りが利く中型ダンプトラックがメインに使用されます。運転には「中型自動車免許」が必要で、保有者は車両総重量5トン以上11トン未満(8トン限定の場合は、8トン未満)のダンプトラックを運転可能です。 しかし、中型ダンプトラックのなかには「増トン車」と呼ばれるダンプトラックも存在します。増トン車は、最大積載量4.0トン、車両総重量8.0トン以上のダンプトラックのことで、「6トン車」や「8トン車」とも呼ばれます。 中型ダンプトラックの車両区分とは言え、増トン車の運転には大型自動車免許が必要になるので注意してください。 土木や建設現場、廃棄物処理場などで広く使用されている。 「中型自動車免許」の取得が必要。 中型/4トンダンプの荷台寸法:約3,400×2,050×350㎜ 大型ダンプトラック 大型ダンプトラックは、最大積載量が6.5トン以上のダンプで、8.0トン~11トン程度の積載量が目安です。10トン前後のダンプトラックが大型ダンプトラックとみなされ、一般的には「10トンダンプ」と呼ばれています。 大型ダンプトラックは一度に大量の土砂や石材、廃棄物などを積載できることから、土木・建設現場で、資材の長距離・大量運輸などで活躍します。 一気に多くの積載物を運べるというメリットがありますが、車体が大きいため場所によっては侵入が難しい、小回りが利かないため大通りや幹線道路などに走行ルートが限定されるといった点がデメリットです。 車両総重量が10トンを超える大型ダンプトラックを運転するには、「大型自動車免許」の取得が必須となります。 大量の土砂や石材、廃棄物などを積載できる。 車両総重量が10トンを超える大型ダンプトラックは「大型自動車免許」の取得が必要。 大型/10トンダンプトラックの荷台寸法:約5,100~5,300×2,300×500mm ダンプトラックの分類について ダンプトラックは「土砂ダンプ」「土砂禁・深ダンプ」の2つにも大きく分類されます。これらの特徴を知っておくと、ダンプトラックを選ぶときや使用する際に便利です。 キャタピラで移動する建設機械で公道を走行していいの? キャタピラ車は動きが鈍いため、公道を走行することは原則禁止されている!「タイヤで自走できる建設機械」のみ公道を走行できると覚えておこう 土砂ダンプトラック 土砂ダンプトラックは、土砂や石材、瓦礫類、産業廃棄物などの運搬に特化しており、荷台のアオリ(側板)が低いことが特徴です。土砂ダンプトラックは、主に土木・建設現場などで使用されます。 土砂禁・深ダンプ 土砂禁・深ダンプは荷台のアオリが土砂禁ダンプよりも高いため、ペットボトルなどのかさが高く軽い荷物を多く積むことに特化しています。 土砂ダンプトラックは、土砂や石材類(比重1.0)などを積むことを前提として積載量を計算した荷箱サイズになっています。しかし、土砂禁・深ダンプで比重1.0以上の積載物を運ぶと過積載となってしまうため、軽量なチップや牧草、たい肥、ペットボトルといった貨物の運搬が主な用途です。 そのため、土砂禁・深ダンプは「荷台に土砂類を積載して運べないダンプトラック」となっており、車検証にも「土砂等運搬禁止」と表示されています。土砂禁・深ダンプは、主に清掃、リサイクル会社、農園、チップ工場、畜産業で活躍するダンプトラックです。 ダンプトラックの種類は?ひと口にダンプトラックと言っても車両区分や分類、タイプによって種類はさまざまです。実際に、ダンプトラックにはタイプが存在し、それぞれの特徴も異なります。 【ダンプトラックの種類・特徴の一覧】 ダンプトラックの種類 特徴 リヤダンプ 一般的にイメージされる標準型のダンプトラックで荷台を傾けて後方から積載物を排出します。 三転ダンプ 荷台を左右・後の3方向に傾けて積載物を排出できるダンプトラックです。 重ダンプ 最大積載量11トンを超えるダンプトラックです。(公道走行不可) リフトダンプ 荷台の前方を持ち上げて後方に傾けるリアダンプの機能と、荷台が垂直にリフトアップするダンプトラックです。 セーフティダンプ (ローダーダンプ) 後方に積載物を排出する機能と、荷台を後ろにスライドさせる2つの機能を備えています。 リヤダンプ リアダンプトラックは、荷台を傾けて後方から積載物を排出する標準型のダンプトラックです。また、後方へのダンプアップではなく、左右方向に荷台を傾けることができる「サイドダンプトラック」や荷台の底床を頑丈にした「強化ダンプトラック」も存在します。 三転ダンプトラック 三転ダンプトラックとは、荷台を左右・後の3方向に傾けて積載物を排出できるダンプトラックのことです。サイドダンプトラックとリアダンプトラックの機能を兼ね備えているため、汎用性の高いダンプトラックといえます。 三転ダンプトラックが活躍する現場は以下の通りです。 ・通常のダンプトラックでは難しい狭い場所 ・交通量の多い道路 ・高さに制限のある場所 3. リフトダンプトラック リフトダンプトラックは、荷台の前方を持ち上げて後方に傾けるリアダンプの機能に加えて、荷台が垂直に昇降するダンプトラックです。荷台を高く上げることができるため、主に高所への荷物運搬や看板施行・看板工事で利用されます。 4. 重ダンプトラック 重ダンプトラックは、最大積載量11トン以上のダンプトラックの総称で、「オフロードダンプ」や「マンモスダンプ」とも呼ばれます。大容量の積載物を運搬することが可能で、主に鉱山や採掘現場、ダム建設現場、広大なインフラ建設現場などで活躍しています。 重ダンプトラックのなかには、15トンから300トンの超大型ダンプトラックも存在します。 5. セーフティダンプトラック(ローダーダンプトラック) セーフティダンプトラック(ローダーダンプトラック)は、後方に積載物を排出できるリヤダンプトラックの機能に加え、荷台を後ろにスライドさせて積載物を積み降ろしできる「セーフティーローダー」の機能が備わったダンプトラックです。 この機能は、建設機械や走行不能の事故車を積載して運搬する際に重宝されます。セーフティダンプトラック(ローダーダンプトラック)は、ダンプトラックと建設機械運搬車といった1台2役の役割が可能なため、土木・建設現場、農業など多様な業種で活躍します。 「コボレーン」 付きダンプトラック 自動シート「コボレーン」は、荷台に積んだ採石などの積載物が走行中に路面へ落下するのを防止する開閉型のシートです。 中型、大型ダンプトラックの荷台左右に備わっていることが多く、コボレーンは「自動シート」や「開閉シート」、「ウイング」などと呼ばれることもあります。 まとめ ダンプトラックにはリアダンプトラックや Lゲート(Fゲート)ダンプ以外にもさまざまな種類があります。ダンプトラックを選ぶときや購入する際は、それぞれの特徴や用途を理解しておくことで、車両選択をスムーズに行うことができるでしょう。 ←【中古ユニック】はトクワールドで探せます!

    #Lゲート#Fゲート#ダンプ#テールゲート#リアゲート

    2024/05/01

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