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カニクレーンのレンタルは手軽で便利?料金相場や商品の仕様を詳しく紹介!

クレーン

2023/10/20

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カニクレーンのレンタルは手軽で便利?料金相場や商品の仕様を詳しく紹介!

カニクレーンの代表的なメーカー、前田製作所のMC174CRMの全幅は590mmです。建設機械が入ることのできない狭い通路を通って現場に到着し、4本のアウトリガーを張り出して、最大吊り能力1.7トンで作業します。

カニクレーンは、狭く段差があるような不安定な場所で墓石や庭石、石碑の据え付け作業。周りに電線が張り巡らされた変電所、スペースが限られたトンネルや地下鉄での管工事などで活躍します。

ただそのような現場での工事は、通年で考えるとそう多くはないという建設会社も多いはずです。そういうとき、手軽で便利なのがレンタルでのカニクレーンの導入です。

この記事では、カニクレーンについての基本情報、カニクレーンのサイズごとのレンタル料金の相場、カニクレーンのレンタル会社などについて紹介します。カニクレーンの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

カニクレーンとは?

カニクレーンは元々、狭く足元の悪い墓地での、墓石の吊上げ作業のために開発されたとされています。狭所現場での重量物の吊上げが主な用途です。

ゴムクローラーで走行し、現場では4本のアウトリガーを張り出して接地します。このアウトリガーを張り出した姿がカニに似ていることで「カニクレーン」と命名されました。

カニクレーンは前田製作所の商品名のため、ミニクローラクレーンと呼ばれることも多いです。

ここでは、カニクレーンの基本情報として、メーカー、種類、特徴、稼働事例について紹介します。

カニクレーンのメーカー

カニクレーンの代表的なメーカーとして挙げられるのは、前田製作所と古河ユニックです。

前田製作所の本社は長野県の長野市にあり、全国に28カ所の拠点があります。

1960年、前田建設工業の機械工場として開設され、1962年に株式会社として独立しました。1963年に建設機械のコマツとサービス指定工場契約を締結して以来、強い連携関係にあるのが特徴的です。

1968年自社商品の前田クレーンを発売し、1980年には、カニクレーンの原型ともいえるミニクロクレーンを発売しています。

2022年、MAEDA AMERIKA Inc.を設立し、海外での主要拠点としています。

東京に本社のある古河ユニックは、1946年に創設された共栄開発を前身とし、1961年に日本初のトラック搭載型のクレーンを発売しました。

1970年に株式会社ユニックに社名変更、この「UNIC(ユニック)」は、搭載型クレーンの代名詞として幅広く世に浸透しています。現在は全国に42カ所の販売拠点、400ヶ所以上の指定サービス工場があります。

その後も搭載型クレーンのパイオニアとして、有線式リモートコントロール、ハイアウトリガ機構、アクセル連動操作機構など業界の技術的な発展を牽引してきました。

1991年、2.5トン吊りミニクローラクレーンの発売を開始しています。

カニクレーンの種類

カニクレーンの種類は、クレーンが吊り上げることができる最大荷重である、吊り上げ荷重で分けられます。最大荷重とは、アウトリガーを最大に張出し、最短ブームで、最小作業半径時の定格総荷重のことです。

カニクレーンは、吊り上げ荷重により、1トン未満、1,7トン、2.4トン、2.8トン、2.9トンの4つの種類があります。

以下に種類ごとの主な機種名を、カニクレーンの主要メーカーである前田製作所と古川ユニックに分けて表にまとめました。

(令和5年7月現在)
種類(吊り上げ荷重) 前田製作所 古河ユニック
1トン未満 MK1033CW-1(0.82トン) URU054C(0.495トン)
1.7トン MC174CRM URW174C
2.4トン URW240C
2.8トン MC285C-3
2.9トン MC305C-3
MC405C-3
URW295CB3
URW295C4/P3(M)
URW370C(乗車型)
URW507C(乗車型)

カニクレーンの特徴

カニクレーンは、現場移動などの走行時の外形寸法がコンパクトに設計されていて、通常の積載型クレーンでは通れない狭い通路や狭所現場、カーブの多い道路などの通行が可能になっています。

主流の非常車型の走行時全幅は、1トン吊りで600ミリ程度、2.8トンでも800ミリほどです。

またゴムクローラーを活かして、アスファルト・コンクリート道路、建築物内の床面などの整地面はもちろん、未舗装道路や勾配地、軟弱地での走行もできます。

カニクレーンは、非常車型が主流で、作業者の歩く速さで走行します。最近では比較的大型の乗車型カニクレーンの活躍も目立ってきています。

作業現場に到着したカニクレーンは、4本のアウトリガーを張出して接地します。この4本のアウトリガーがあるため、多少の段差や支障物があっても安定的に設置することが可能です。

カニクレーンの稼働事例

カニクレーンは、ビル建設やプラント、航空産業、湾岸建設、山岳土木、変電所、石油・ガス施設、トンネル・地下、美術品据付けなどで活躍しています。これらの多種多様な現場の共通点は、建設機械のアクセスが制限される狭所や屋上であることです。

たとえば、高層ビルの建築中に、ドアを通って屋内を移動し、エレベーターを使って現場まで昇降することができます。

カニクレーンは、周囲に障害物がある場所でも、状況に応じて4本のアウトリガーを張出すことで安全作業できます。上部に電線がある現場でも、作業範囲規制を設定すれば、電線と接触ることなく作業可能です。

カニクレーンのレンタル料金相場 

ここからは、カニクレーンのレンタル料金の相場を吊り上げ荷重のクラス別に見ていきます。また各機種の能力の概要なども説明していますので、参考にしてください。

ただレンタル可能地域などは限定的な場合もあり、すべての地域で同条件のレンタルが可能というわけではありません。

吊り上げ荷重1.7トン

使用機種|前田製作所MC174CW
年式2017年
17,000円/日
255,000円/月
別途管理・サポート料金
4,320円/1回

【機種の能力】
・前田製作所のMC174CWはシリーズ最小機種で積載2tトラック横積み可能
・クラス最速のウインチスピード(10.9m/min)
・アウトリガー張出・格納一括スイッチ(スイッチ一つで4本同時操作可能)
・油圧走行2速切り替え(1速:2.0km/h、2速:3.3km/h)
・誤操作防止機能|走行レバースタンドを走行位置にセットすることにより、クレーン回路がインターロック)

【主要諸元】
吊り上げ荷重1.72トン
クレーン容量1.72トン×1.0m
最大作業半径5.17m×0.22トン
最大地上揚程5.6m
機体幅590ミリ

吊り上げ荷重2.4トン

使用機種|古河ユニックUR-U240CP2
年式2017年
24,000円/日
ASK/月
別途管理・サポート料金
2,080円/1回

【機種の能力】
・UR-U240Cシリーズはクラス最高のスペックを誇る
・連動ラジコンを標準装備|ブームフック平行移動やフック水平移動、障害物越えも簡単操作
・パワーオートアクセル|エンジン回転数を最適な状態に制御
・ラジコン操作で4本同時でアウトリガーの張出・格納を実現
・連動ラジコンはジョイスティック式と選択スイッチ式から選択可能
・クラス最速のフック巻上げ速度(13m/min)

【主要諸元】
吊り上げ荷重2.43トン
クレーン容量2.43トン×1.5m
最大作業半径6.95m
最大地上揚程7.4m
最大地下揚程11.5m
機体幅600ミリ

吊り上げ荷重2.8トン

使用機種|前田製作所MC285CW
年式2016年
28,000円/日
ASK/月
別途管理・サポート料金
4,320円/1回

【機種の能力】
・連続使用に強いウインチ|長時間の使用に耐える油圧ディスクブレーキを採用
・クローラは段差に強い中央タンデム方式|段差のある場所で中心部分が折曲がる
・誤操作防止|走行レバースタンドを走行位置にセットすることでクレーン回路がロック
・転倒警報装置|走行時とクレーン使用時それぞれに転倒警報装置を標準装備
・アウトリガー操作パネル|スイッチタイプを使用してレバー操作と差別化して誤操作防止

【主要諸元】
吊り上げ荷重2.82トン
クレーン容量2.82トン×1.4m
最大作業半径8.205m×0.15トン
最大地上揚程8.7m
最大地下揚程10.1m(4本掛)
機体幅750ミリ

吊り上げ荷重2.9トン 

一番流通の多い2.9トンクラスは2機種紹介します。

前田製作所MC305C-3(乗車型)
式2019年
33,000円/日
330,000円/月
別途管理・サポート料金
1,240円/1回

【機種の能力】
・安全・環境性能が充実の建設工事現場スタンダードマシン
・モーメントリミッタは作業に合わせた設定が可能(揚程・作業半径・角度制限)
・オートスライドアウトリガーを作用しアウトリガーインターロックを標準装備
・乗車タイプだから走行・クレーン操作の長時間作業も快適・リモコン操作可能
・オプションで電動モーターを併用すれば安定操作と省エネの両方を実現

【主要諸元】
吊り上げ荷重2.98トン
クレーン容量2.98トン×2.5m
最大作業半径12.16m
最大地上揚程12.52m
最大地下揚程16.09m(4本掛)
機体幅1,280ミリ

古河ユニックURW295CB(乗車型)
年式2018年
42,000円/日
650,000円/月
別途管理・サポート料金
3,340円/1回

【機種の能力】
・メンテナンスフリーのバッテリー搭載(補水の必要のないシールドバッテリー)
・短時間充電AV100V対応(AC200Vは5h、AC100Vは9hでフル充電)
・1日の稼働時間に十分なバッテリー容量と操作しながらの充電も可能
・ブーム全自動格納機能付きだから作業終了時も手間が非常に楽
・任意設定の作業範囲制限装置付きだから現場での干渉の恐れを軽減

【主要諸元】
吊り上げ荷重2.93トン
最大定格総荷重×作業半径2.93トン×1.4m
最大作業半径8.41m
最大地上揚程8.9m
最大地下揚程11.6m
機体幅690ミリ

建機レンタルのニッケン|カニクレーン

建機レンタルのニッケンのカニクレーンのラインナップのうち5機種を紹介します。

前田製作所が3機種と古河ユニックが2機種ありました。メーカー別に機種の概要を表にまとめましたので参考にしてください。

前田製作所のカニクレーン

機種型式 MC305CWMS-2 MC285CWM-2 MC305CWMSK-3(乗車型)
最大吊り上げ能力(t×m) 2.98×2.5 2.82×1.4 2.82×2.5
最大作業半径(m) 12.16 8.205 12.16
ブーム段数(段) 5 5 全自動5
登坂能力(度) 23 20 23
走行速度(km/h) 0-2.8 0-2.2 前・後進0-2.8
駆動方式 ディーゼルエンジン ディーゼルエンジン エンジン(電動仕様あり)

古河ユニックのカニクレーン

機種型式 UR-W295C1RS UR-W295CMRS
最大吊り上げ能力(t×m) 2.93×1.4 2.93×1.4
最大作業半径(m) 8.41 8.41
ブーム段数(段) 5 5
登坂能力(度) 20 20
走行速度(km/h) 0-2.0 0-2.3
駆動方式 水冷式ディーゼルエンジン AC200Vモーター・ガソリンエンジン併用

建設機械・重機レンタルのアクティオ|カニクレーン

建設機械・重機レンタルのアクティオでのカニクレーンのラインナップは前田製作所の2機種でした。それぞれ表にして紹介します。

機種型式 MC285C-2 MC305C-2
最大吊り上げ能力(t×m) 2.82×1.4 2.98×2.5
最大作業半径(m) 8.2 12.16
ブーム段数(段) 5 5
登坂能力(度) 20 23
走行速度(km/h) 0-2.2 0-2.8
駆動方式 ディーゼルエンジン ディーゼルエンジン

カニクレーンの運転操作に必要な資格

カニクレーンを運転操作する場合は、小型移動式クレーンの資格で運転操作が可能です。ただ、フックに荷物をかけて吊り上げる作業には玉掛けの資格が必要になります。

カニクレーンを使って現場で作業するときは、小型移動式クレーンと玉掛けの2つの資格を取得しておかなければなりません。

小型移動式クレーン運転技能講習

小型移動式クレーン(吊り上げ荷重5トン未満)の運転作業をするには、運転技能講習を修了しなければならないことが労働安全衛生法で義務づけられています。

技能講習は、各地域にある登録教習機関で受講することができます。以下のサイトで、居住地に近い登録教習機関を検索してみてください。

厚労省|登録教習機関一覧
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/anzen/anzeneisei05.html

受講費用や受講時間は、現在保有している資格や業務経験で違ってきます。

たとえばクレーンなどの建設機械の資格や業務経験がまったくない場合は、20時間(3日間)の受講が必要で費用は54,000円になります。

事前に、お近くの登録教習機関に問い合わせて確認しておくと安心です。

似た講習に「移動式クレーンの運転の業務に係る特別教育」がありますが、吊り上げ荷重が1トン未満と大きく制限があるので注意してください。

玉掛け技能講習

制限荷重1t以上の揚貨装置及びつり上げ荷重1t以上のクレーン、移動式クレーンもしくはデリックの玉掛け作業をする場合は、労働安全衛生法に基く技能講習を修了しなければならないことが義務づけられています。

玉掛け技能講習も登録教習機関での受講となります。

小型移動式クレーンと同じように、受講費用や受講時間は、現在保有している資格や業務経験で違ってきます。

以下の講習修了者や免許がある場合は、15時間(3日)の受講が必要で、費用は24,000円になります。

・床上操作式クレーン運転技能講習を修了
・小型移動式クレーン運転技能講習を修了
・クレーン・デリック運転士免許、移動式クレーン運転士免許、揚貨装置運転士免許のいずれかを有する

受講コースや費用は、各地域、各機関で多少の違いがあるようです。まずは、お近くの登録教習機関に問い合わせてみることをおすすめします。

カニクレーンのレンタル|まとめ

カニクレーンのレンタル|まとめ
ここまでカニクレーンのレンタルについて紹介してきました。

まずカニクレーンの基本情報として、メーカーや種類、特徴、稼働事例について整理しました。

次にレンタル料金の相場を、吊り上げ荷重のクラスごとメーカーごとにまとめています。また主要な建機レンタル会社でのカニクレーンのラインナップについても触れています。

そして最後に、カニクレーンを使って現場で作業する際に必要な小型移動式クレーンと玉掛けの資格取得について説明しました。

カニクレーンの導入をレンタルで検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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資格の一覧になります。 ・吊り上げ荷重が5t以上:移動式クレーン運転士免許 ・吊り上げ荷重が1t以上5t未満:小型移動式クレーン運転技能講習 ・吊り上げ荷重が1t未満:移動式クレーンの運転の業務特別教育 それでは、1つずつ解説します。 移動式クレーン運転士免許 こちらの免許を取得すると、5t以上を含む全ての移動式クレーンを運転・操作することができます。 大規模な現場でパワフルに働きたいという方は、この資格に挑戦して免許取得を目指してください。 合格率は、学科試験が約65%。実技試験が約60%になっています。 クレーンの資格に比べると、少し取得しやすいようです。 この資格は ・移動式クレーンを全て運転できるようになりたい方 ・大規模な現場で活躍したい方 におすすめです。 小型移動式クレーン運転技能講習 こちらの資格を取得すると、1t以上から5t未満の全ての移動式クレーンを運転・操作することができます。 技能講習となっていますので、約20時間の学科・実技講習を受講すれば、資格を取得できます。 最短で小型移動式クレーンを運転ができるようになります。 この資格は ・小型移動式クレーンを運転できるようになりたい方 ・移動式クレーンの用途が明確にわかっており、5t以上は必要ない方 におすすめです。 移動式クレーンの運転の業務特別教育 こちらの資格を取得すると、1t未満の移動式クレーンを運転・操作することができます。 特別教育となっていますので、約13時間の学科・実技試験を受講すれば、資格を取得できます。 1t未満となると、活躍できる場所が限定されますので、自分の用途に合っているか確認が必要です。 この資格をおすすめする方は、小型移動式クレーン運転技能講習と同じになります。 移動式クレーンでも同様に玉掛作業の資格を取得することをおすすめします。 移動式クレーンで公道を走行して現場に入り、移動式クレーンを運転して帰るには、クレーンに適した運転免許が必要になります。 運転免許はセットと考えて、計画的に取得するようにしてください。 種類別!実際に資格・免許を取得するのに費用はどのくらいかかるの? 早速資格を取得しようと考えている人もいると思います。 次にクレーン運転士になるにはどのくらい費用が掛かるのかを解説します。 結論から言うと、教習所によって多少の違いはありますが、おおよそ下記の費用になります。 ・免許取得→10万~15万 ・技能講習→3万~5万 ・特別教育→1万5千円~2万 前述した通り玉掛け作業・運転免許の資格も必要になってきます。 玉掛け作業の場合は、 ・技能講習→2万~4万 ・特別教育→約2万 運転免許の場合は、 ・大型特殊車→約10万~20万(取得している免許により変動) ・大型自動車→約20万~35万(取得している免許により変動) ・中型自動車→約10万~27万(取得している免許により変動) それでは、詳しく解説します。 クレーン・デリック運転士免許 こちらの免許取得にかかる費用は、約14万円です。 床上操作式クレーン運転技能講習 こちらの資格取得にかかる費用は、約3万5千円になります。 教習所によって金額も多少変わりますので、必ずホームページを確認してください。 クレーンの運転の業務特別教育 こちらの資格取得にかかる費用は、約1万5千円になります。 クレーンの吊り上げ荷重が小さくなれば比例して、費用も安くなります。 移動式クレーン運転士免許 こちらの免許取得にかかる費用は、約14万円になります。 クレーンと移動式クレーンに大きな違いはありません。 しかし、移動式クレーンの場合は運転免許も取得の必要があります。 小型移動式クレーン運転技能講習 こちらの資格取得にかかる費用は、約4万円になります。 移動式クレーンの運転の業務特別教育 こちらの資格取得にかかる費用は、約1万5千円になります。 全ての資格に言えますが、この金額にプラスして諸費用が掛かりますので注意してください。 免許取得から技能講習、特別教育と段階的に費用は安くなります。 実際どんなことを勉強するの? 試験・講習の内容とは? 実際にどんなことを勉強するの?と思っている方のために、試験・講習の内容を解説します。 運転士免許の試験内容とは? 学科試験科目は以下の通りです。 ・クレーン及びデリックに関する知識 ・原動機及び電気に関する知識 ・クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 ・関係法令 学科試験の試験時間は全科目を通して、2時間30分です。 実技試験科目は以下の通りです。 ・クレーンの運転 ・クレーンの運転のための合図 移動式クレーンの場合は、 ・移動式クレーンの運転 ・移動式クレーンの運転のための合図 クレーンの学科試験は、過去問と似た内容が出題される傾向があります。 しっかりと、対策して勉強すれば難しくありません。 技能講習の講習内容とは? 技能講習科目は以下の通りです。 ・床上操作式クレーンに関する知識と原動機及び電気に関する知識 ・小型移動式クレーンに関する知識と原動機及び電気に関する知識 ・床上操作式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 ・小型移動式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 ・関係法令 これらの中で、必要なものを受講する形になります。 その後、実技講習を計7時間ほど受講して、完了です。 特別教育の講習内容とは? 特別教育の科目は以下の通りです。 ・クレーンに関する知識 ・原動機及び電気に関する知識 ・クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 ・関係法令 これらを勉強し、その後実技講習を計4時間受講すると無事完了です。 ユンボの操作|まとめ 今回は、クレーンの資格・免許について解説しました。 クレーンの種類によって、取得しなければならい資格も変わってきます。 資格により費用も変わります。この金額にプラスして諸費用が掛かりますので注意してください。 そして、忘れてならないのはクレーンで公道を走るための運転免許も必要になります。 取得まで日数がかかるのもあるため、計画的に取得することをおすすめします。 ←トクワールドには、いろいろなクレーンが多数あります!

    2022/06/15

    1,415

  • カニクレーンのラジコンが丸わかり!アウトリガとクレーンの操作をスマートに!
    クレーン

    カニクレーンのラジコンが丸わかり!アウトリガとクレーンの操作をスマートに!

    目次 ラジコンの概要 ラジコンの操作 土木工事・建築工事で活躍するカニクレーン カニクレーンは前田製作所 古河ユニックはミニ・クローラクレーン クレーンの購入は中古販売専門会社 まとめ|ニクレーンのラジコンが丸わかり!アウトリガとクレーンの操作をスマートに! カニクレーンは、墓石や庭石、石碑の据え付けなど、周囲に支障物が多く狭いうえに段差があるような不安定な現場で活躍します。 また、周りに電線が張り巡らされた変電所、トンネルや地下鉄での管工事なども得意な現場です。 アクセスできる建設機械に制限のある現場、作業スペースが思うように確保できない現場という共通点がある、ビル建築の屋上での作業、プラント・工場の屋内作業などでも能力を最大限に発揮します。 以上のような現場では、工事の進行とともに現場状況が刻々と変化することも多いです。 そういう現場で、カニクレーン本体よりやや離れた場所で、現場全体に気を配りながら運転・操作するためにあるのが「ラジコン」です。ラジコンは、カニクレーンの安全作業上、欠かすことができないアイテムとなっています。 この記事では、カニクレーンのラジコンについて詳しく紹介します。 またカニクレーンが活躍している土木工事や建築工事について、メーカーやおすすめの購入先についても触れていますので、導入を検討している方はぜひ参考にしてください。 ラジコンの概要 ラジコンと同じようにカニクレーンを遠隔操作できる装置にリモコンがあります。 ラジコンは無線式で電波の届く範囲で遠隔操作できるのに対して、リモコンでは送信ケーブルの長さの範囲内での遠隔操作ということになります。 この記事では、ラジコンについて概要を解説していきます。 ラジコンは前田製作所のMC285Cシリーズのものを参照していますが、メーカーや機種によって構成や機能、操作に多少の違いがありますので、詳細は各マニュアルをご確認ください。 ラジコンの構成 ラジコンは、送信機と受信機からなり、この2つによってラジコン装置として機能します。 送信機 送信機は、以下の5つのパーツによって構成されています。 液晶表示部 4種類の操作ボタン 4組のクレーン操作レバー アクセルレバー グリップ(持ち手) 送信機は、クレーン操作信号を無線でクレーン本体に搭載した受信機に送信し、本体から離れた場所でクレーンを操作することができます。 基本的に片手で操作できるように設計されていて、操作レバーやボタンは親指で操作し、人差し指でアクセルレバーを操作することが可能です。他の指でグリップをしっかり握って送信機を保持します。 送信機の水洗いは厳禁です。清掃は、水または水で薄めた中性洗剤を布などに含ませて、汚れを拭き取るようにしてください。 受信機 受信機は、カニクレーン本体に搭載され、以下の5つのパーツで構成されます。 コントロールボックス メインスイッチ モニタディスプレイ アンテナ レセプタクル レセプタクルとは、コネクタの挿入口のことです。 受信機は、送信機から送信された操作信号を受信しカニクレーンを作動させます。 ラジコンの機能 送信機は片手で操作できるので、もう一方の手で吊り荷を支えたり玉掛けしたりすることが可能です。 クレーン速度は、ラジコンのアクセルレバーの操作により、停止状態から最速まで続けて操作できます。 送信機の液晶表示部には、以下の操作状況が表示され確認できます。 クレーン操作 微速操作 フック格納操作 アクセル開度 この液晶表示部には、異常の発生や異常の内容も表示されるので、異常箇所の確認や処置の迅速な対応が可能です。 送信機の操作状況や異常警報を音声メーセージで知らせる、音声機能付き機種もあります。 ラジコンは、類似した周波数の電波が近くで使用されていた場合、他の周波数に自動的に切り替える「オートスキャン方式」を採用していることが多いです。 また装置ごとに「IDコード(識別コード)」を設定し、独自のデータ伝送方式を採用していることがほとんどで、無線機の電波が混信してクレーンが誤作動しないようにしています。 ラジコンの安全 ラジコンは、電波法に基づいた「技術基準適合証明」を受けた装置を使用してください。メーカー純正のラジコンには、証明ラベルが添付されています。 証明ラベルが添付された送信機を改造したり、証明ラベルのない改造した送信機を使用したりすることは違法です。 送信機を使用するときは、必ずフックベルトを使用して操作中の送信機の落下防止に努めてください。 また送信機に強い衝撃を与えると故障や誤作動を引き起こし、感電や重大災害の原因になる可能性がありますから注意が必要です。 ラジコンに使用する電池はメーカー指定のものとし、電池は正しく使用してください。 ラジコンの操作 ラジコンの構成や機能などの概要を説明しました。ここからは実際のラジコン操作のポイントを解説します。 ラジコンは必要に応じてモードを切り換えて使用するタイプがほとんどです。モードには初期値設定モード、アウトリガモード、クレーンモードの3つがあります。 画面上で、それぞれのモードに切り換えたことをしっかり確認してから操作を開始しましょう。違うモードで誤った操作をすると、カニクレーンの誤作動につながり事故の原因になる可能性があります。 初期設定モードは、最初に液晶濃度や音声VOLなど、8種類程度の項目を設定するときに使用します。変更した場合は終了操作をしないと有効にならないので注意してください。 アウトリガ・クレーンのモード設定 まず、ラジコン送信機の各操作モードの設定(呼び出し)方法を説明します。 送信機の電源をONにすると、液晶表示部に約2秒間、クレーンマークが表示され、その表示が消えたら、自動的にクレーンモードに設定されます。 クレーンモードからアウトリガモードに切り替えるときは、一度電源ボタンを押してOFFにしてから再度電源ボタンをONにしてください。 液晶表示部にクレーンマークが表示されている間に、微速/モードボタンを2秒間押すと、クレーンモードとアウトリガモードの選択画面が表示されます。 カーソルを動かしアウトリガの横に合わせ、設定ボタンを押すとアウトリガモードになります。 アウトリガモードでの操作 所定の作業前点検終了後、送信機の各操作レバーの動きがスムーズで、レバーから指を離すと「中立」に戻ることを確認してください。 アウトリガモードでの操作のポイントは以下のようになります。 アウトリガ設置操作 4基の各アウトリガ操作レバーを「出」に操作して各アウトリガを均等に伸ばし、機械を所定の高さにする。機械が地面から「約80ミリ」浮いたら、アクセルレバーをゆっくり戻し、操作レバーから指を離して「中立」位置にする。 アウトリガ格納操作 操作モードを」「アウトリガ接地モード」にする。操作レバーを「入」に操作してアクセスレバーをゆっくり引く。機械が地面に接地したら、アクセルレバーをゆっくり戻し、操作レバーから指を離して「中立」位置にする。 クレーンモードでの操作 所定の作業前点検終了後、すべてのアウトリガが確実に接地されていることを確認してから、クレーンモードでの操作を開始してください。 クレーンモードでの操作のポイントは以下のようになります。 旋回操作 右旋回は「右」に操作し、アクセルレバーをゆっくり引くと、ブームはクレーン上から見て時計回りに旋回する。左旋回も同様。アクセルレバー及び旋回操作レバーから指を離し、中立位置に戻すと旋回が停止する。 ブーム伸縮操作 ブーム伸縮レバーを「伸」に操作し、アクセルレバーをゆっくり引くとブームが伸長する。ブームの「縮」操作も同様。アクセルレバー及びブーム伸縮操作レバーから指を離し、中立位置に戻すとブームの伸縮が停止する。 フック巻上、巻下操作 フック巻上、巻下操作レバーを「上」に操作し、アクセルレバーをゆっくり引くとフックが巻き上がる。フックの巻下げも同様。アクセルレバー及びフック巻上、巻下操作レバーから指を離し、中立位置に戻すとフックの巻上げまたは巻下げが停止する。 フック巻上、巻下操作 フック巻上、巻下操作レバーを「上」に操作し、アクセルレバーをゆっくり引くとフックが巻き上がる。フックの巻下げも同様。アクセルレバー及びフック巻上、巻下操作レバーから指を離し、中立位置に戻すとフックの巻上げまたは巻下げが停止する。 微速モードの設定と解除 クレーン操作を低速で行いたい場合は、微速モードに設定するとクレーン最高作動速度が規制されて、クレーン作業の低速での速度コントロールをさらにスムーズで行うことができる。 エンジンストップと非常停止操作 送信機のアクセルレバーや操作レバーから指を離しても作動が停止しない場合や、操作していないのにクレーンが動き始めた場合は、エンジンストップ・非常停止操作ボタンを押すと停止する。 土木工事・建築工事で活躍するカニクレーン カニクレーンは、さまざまな土木工事・建築工事で活躍できるように進化を遂げています。カニクレーンの構成の概要と最新機種の仕様情報を紹介します。 カニクレーンは、ゴムクローラー(キャタピラ)式の走行台車にクレーン(ブーム式)を搭載した移動式クレーンです。 作業現場内では自走して走行し、定格総荷重以内でのクレーンによる吊り荷作業が可能です。またラジコンによる遠隔操作もできます。 クレーン本体は、走行台車部、クレーン部、安全装置から成り、「コンパクト設計」と「屈折式アウトリガ」が特徴です。 動力源は、熱効率が高く燃料消費量が少ないディーゼルエンジンが主流ですが、比較的小型の機種ではガソリンエンジンもあります。またオプションで、よりクリーンな電動モーターとの併用仕様がある機種も増えています。 多くの建設機械同様、ブームやアウトリガは油圧によって作動し、スムーズで小回りのきく動きが特長です。 カニクレーンには乗車型と非常車型があり、作業する現場状況や作業時間、扱う吊り荷の重量などで選択されます。 最新機種の特徴としては、各種モーメントリミッタの充実、アウトリガインターロック仕様などによる安全性の向上が挙げられます。 カニクレーンは前田製作所 実はカニクレーンという名称は、前田製作所の商品名です。 前田製作所は、カニクレーンを狭くて足元の不安定な墓地での作業を容易にするために開発したとされています。 カニクレーンはコンパクトな形状のままゴムクローラーで走行しますが、現場では4本のアウトリガを張出して接地します。このアウトリガを張出した姿がカニに似ていることからカニクレーンと命名されました。 前田製作所は前田建設工業の機械工場として開設され、1962年に株式会社として独立し、建設機械のコマツと強い連携関係にあります。 1968年自社商品の前田クレーンを発売し、1980年には、カニクレーンの原型ともいえるミニクロクレーンを発売しました。 本社は長野県の長野市にあり、全国に28カ所の拠点があります。また海外の主要拠点として、2022年MAEDA AMERIKA Inc.を設立し、グローバルに営業活動を展開しています。 古河ユニックはミニ・クローラクレーン 「赤いユニック」でおなじみの古河ユニックは、1961年に日本初の積載型クレーンを発売して以来、ユーザーニーズに応える技術と製品を開発し続けています。 現在ではユニックとクレーンにおいて、わが国の代表的なメーカーです。 カニクレーンは前田製作所の商品名でもあるため、古河ユニックでは同様のクレーンをミニ・クローラクレーンと呼んでいます。 古河ユニックは、1946年に創設された共栄開発が前身です。 1970年に社名にもなった「UNIC(ユニック)」は、積載型クレーンの代名詞として世界レベルで浸透しています。1987年、現在の古河機械金属のグループに入りました。 1991年、2.5トン吊りミニ・クローラクレーンの発売を開始しています。また最近では、車両運搬車「キャリア」も製造販売しています。 東京に本社があり、全国に42カ所の販売拠点、400ヶ所以上の指定サービス工場が稼働中です。 「赤いユニック」でおなじみの古河ユニックは、1961年に日本初の積載型クレーンを発売して以来、ユーザーニーズに応える技術と製品を開発し続けています。 現在ではユニックとクレーンにおいて、わが国の代表的なメーカーです。 カニクレーンは前田製作所の商品名でもあるため、古河ユニックでは同様のクレーンをミニ・クローラクレーンと呼んでいます。 古河ユニックは、1946年に創設された共栄開発が前身です。 1970年に社名にもなった「UNIC(ユニック)」は、積載型クレーンの代名詞として世界レベルで浸透しています。1987年、現在の古河機械金属のグループに入りました。 1991年、2.5トン吊りミニ・クローラクレーンの発売を開始しています。また最近では、車両運搬車「キャリア」も製造販売しています。 東京に本社があり、全国に42カ所の販売拠点、400ヶ所以上の指定サービス工場が稼働中です。 クレーンの購入は中古販売専門会社 カニクレーンを含むクレーンの購入は、中古建機の販売専門会社をおすすめします。おすすめの理由は、低価格で納期が早いからです。 たとえば前田製作所の2.9トン吊り5段ブームでラジコン付きの中古価格は、300万前後ですが、新品では600万円前後します。 また新品の場合は購入から納品までにさまざまな手続きや調整が必要ですが、中古は在庫さえあれば購入してすぐ使用することができます。 カニクレーンなどクレーンを中古で購入する場合は、自社で整備点検ができる販売会社を選びましょう。整備・点検を外注する会社は割高になります。 そしてカニクレーンの購入で忘れてならないのが、搬入に必要なトラックなどの輸送手段です。これにも自社で対応できる会社を選んだ方がお得になります。 カニクレーンをスポット的に短期で使用する場合はレンタルという選択肢もあります。 レンタル料金は、吊り上げ荷重のクラス別で設定されていることが多いですが、年式や走行距離でも差があるようです。 1,7トンクラスで1日20,000円/月250,000円、2.9トンクラスで1日35,000円/月350,000程度が目安となっています。この他に諸費用(約2,000円~4,000円)がプラスされます。 まとめ|ニクレーンのラジコンが丸わかり! ここまでカニクレーンについて、ラジコンを中心に紹介してきました。 まず、ラジコンの構成・機能・安全などの概要、モード設定や操作方法を説明しました。その他、カニクレーンが活躍している工事について、代表的なメーカーやおすすめの購入先、レンタルについても触れてました。 カニクレーンは、現状では他の建設機械に比べると販売台数がまだ少ないです。ただ今後、作業スペースに限りがある都市中心部や高層ビルでの維持・修繕作業での活躍が増えてくると考えられます。 作業効率や安全性を重視したい狭所現場での作業が発生した場合は、ぜひカニクレーンを検討してみてください。 ←トクワールドで中古【カニクレーン】が探せます

    #カニクレーン

    2023/09/28

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  • 【ブームとジブの違いを紹介】ブームの構造とは? トラッククレーンなどに搭載されているブームの知識を身につけよう
    クレーン

    【ブームとジブの違いを紹介】ブームの構造とは? トラッククレーンなどに搭載されているブームの知識を身につけよう

    目次 クレーンのブームとは、そもそも何か? ブームとは?ジブとは? ブームとジブの違いを紹介 クレーンのブームの構造は、どのようになっている? まとめ クレーンのブームがどのような構造になっているのかご存じですか? 構造以外にも、 ●「クレーンのブームってそもそも何のことを言っているんだろう」 ●「ブームとジブって言葉をよく聞くけど、何が違うの?」 など、さまざまな疑問があると思います。 そこで、この記事では、建設業界には欠かせない頼もしい味方である、クレーンのブームに関する疑問や悩みを、解説していきます。 クレーンのブームの構造は、1度正しく理解してしまえば、それほど難しいものではありません。 現場で「ブームの構造はどうなっているのか分かる?」と聞かれたときに、さっと答えられたらかっこいいですよね。 また、ブームとジブは現場によって呼び方が変わっているのが現状です。自分の働いている現場と違いはあるかもしれませんが一般的なものを紹介します。 クレーンの知識を身につけたい方やクレーンについて勉強が必要な方は、ぜひ最後まで読んでください。 この記事のポイント 1.ブームとは、そもそも何かが分かる! 2.ブームとジブの違いが分かる! 3.ブームの構造がどのようになっているのか分かる! クレーンのブームとは、そもそも何か? まずは、クレーンのブームとは、そもそも何を指している言葉なのかを紹介します。 すでに「ブームが何かなんて、分かっているよ!」という方も、ぜひ、ご一読ください。 結論、ブームとはクレーンそのものです。ブームが無いと、クレーンの仕事である荷を吊り上げて運搬するということができません。 ブームが無いクレーンは、バケットの無いユンボのようなものです。無くてはならない存在です。 ブームは、クレーンの腕の部分 クレーンの上部本体に取り付けられている、長い棒状のものをブームと呼びます。 クレーンの上部本体には、ブーム以外にも、 ●エンジン ●運転室 ●駆動装置 などが、設置されています。 これらの中でも、ひと際目立っているのがブームです。「クレーンの絵を書いてください」と言われたときに、ブームの部分を書かない人はいないでしょう。 それほど、クレーンの象徴的部分になります。 ブームは、上部旋回体の一端を支点として動いており、そのことから、ブームはクレーンの腕の部分と言われています。 クレーンのブームは、人間の腕と同じ役割 クレーンのブームは、人間の腕と同じ役割があります。 たとえば、何か近くの物を取る場合をイメージしてください。 その場合、以下のような動きになると思います。 1.物を認識して、腕を伸ばす 2.物を手のひらで、掴む 3.腕を折り曲げて、自分の元に持ってくる イメージできましたか?今のイメージが、そのままクレーンのブームの役割になります。 クレーンに置き換えて考えると、このようになります。 1.吊り荷を認識して、ブームを伸縮する 2.ブーム先端に付いているフックで、荷を吊る 3.ブームを操作し、自分の元や別の場所に移動する クレーンのブームは、「起伏」や「伸縮」と呼ばれる動きをすることにより、人間の腕のような動きを可能にしています。 ブームが無ければクレーンは本来の仕事ができません。それほど、大切な部分です。 ブームの役割は、「作業半径」と「高さ」の調整 画像引用元:GR-250N-1 性能表 クレーンにおいてブームは非常に重要な役割を果たします。 具体的に紹介するとブームは、 ●作業半径 ●高さ この2点の調節を行い、作業をしています。 作業半径とは、作業箇所までの距離を言います。 クレーンにとって、作業半径は「何tまでの荷を吊ることができるのか?」ということに関わってくるため、非常に大切です。 人間に例えると、肩から手のひらまでの距離とイメージして頂ければ分かりやすいと思います。 高さはそのままの意味であり、ブームの先端から荷までの高さを言います。 何か障害物があり、その障害物をかわして荷を吊りたいときや遠くの荷を吊りたい場合に、高さを調節します。 クレーン作業において、高さも非常に重要な役割です。 ブームとは?ジブとは? ブームとジブの違いを紹介 次に「ブーム」と「ジブ」の違いを紹介していきます。 建設現場で働いていると、ブームという言葉とジブという言葉をよく耳にすると思います。 この2つの違いが分からず、そのままにしている方も多いのではないでしょうか? 1つ注意点として、「ブーム」と「ジブ」の使い分けは、現場によってさまざまです。 この記事では、一般的な使い分けを紹介していきます。 ブームとジブは、基本的に同じものを指す言葉 結論、「ブーム」と「ジブ」という言葉に違いはありません。どちらも基本的には同じ部分を指す言葉になります。 一般的な違いを明確にするのであれば、以下のようになります。 ●ジブ:正式名称 ●ブーム:現場で使われる用語 しかし、現状では、職人の方によってジブと言ったりブームと言ったりさまざまです。 それでは納得できない方もいると思います。メーカーが使用しているブームという言葉の具体例を詳しく紹介します。 ブームとは、箱型構造ジブのことを指す 基本的にメーカーでは、ジブの中に含まれる「箱型構造ジブ」をブームとしています。 ジブの種類には、以下のようなものがあります。 ●箱型構造ジブ ●トラス構造ジブ ●補助ジブ この中の、箱型構造ジブをブームと呼んでいるということです。 ブーム(箱型構造ジブ)が、流行している理由 ブーム(箱型構造ジブ)には、3段階ブームや4段型ブームなどさまざまな種類があります。 これらのブームは、以下の利点から、今では多くの現場で活躍しています。 ●組み立て不要で作業をすぐに始められる ●スペースをあまりとらずに作業できる ●ブームを任意の長さに変えることができ、臨機応変に対応できる 非常に使い勝手が良く、どこの現場でも重宝されています。 ブーム(箱型構造ジブ)を搭載している主な2つのクレーン ブーム(箱型構造ジブ)は、どのクレーンにも搭載されているというわけではありません。 そこで、ブーム(箱型構造ジブ)を搭載している主なクレーンを構造に少し触れながら、2つ紹介します。 1.トラッククレーン 2.クローラークレーン トラッククレーン ブームを搭載しているクレーンの中で、代表的なのがトラッククレーンになります。 そんなトラッククレーンには、3段ブームや4段ブームといったブームが搭載されています。 トラッククレーンのブームは、油圧シリンダとワイヤーロープを用いて「起伏」や「伸縮」をするタイプのブームです。 ラフタークレーン ラフタークレーンも、ブームを搭載した代表的なクレーンの一種です。街中でみかけたことがあるのではないでしょうか? 70tほどの大型ラフタークレーンもあるため、ブームを「起伏」や「伸縮」する姿は、トラッククレーンには無い迫力があります。 ラフタークレーンは、ワイヤーロープを使わずに、油圧シリンダのみで「起伏」や「伸縮」をする方式が一般的になっています。 ラフタークレーンのブーム構造に関しても、この後詳しく解説していきます。 クレーンのブームの構造は、どのようになっている? ブームの構造を詳しく解説します。 どのようにして、ブームが「起伏」や「伸縮」をしているのかが分かるようになります。 今回は、トラッククレーンとラフタークレーンの2パターンに分けて解説をしていきますが、その前に「油圧式」という言葉を聞いたことはありますか? ブームの構造を理解する前に、油圧式とはどのようなものなのかを解説します。 油圧式の解説と、3つの利点 ブームの構造を理解するうえで、油圧式とはどのようなものなのかを知る必要があります。今現在、ブームは油圧式がほとんどです。 油圧式とは、「油の圧力」と「油の流量」の油圧装置を用いることにより、任意の仕事に変換させること。この仕組みを、搭載したクレーンのことを油圧式クレーンと言います。 簡単に言うと、油に圧力を加えて、機械を動かしているということです。 油圧式のメリットを3つ紹介します。 ●単純構造で小型のクレーンにできる ●揺れが少なく、動作がスムーズにできる ●小さな力を大きな力に変換できる これらのメリットから、近年では油圧式のクレーンが多く見られます。 トラッククレーンに用いられるブームの構造を解説 トラッククレーンに用いられる基本的なブームの構造について解説します。 トラッククレーンに用いられるブームは主に「3段ブーム」や「4段ブーム」になります。 「3段ブーム」や「4段ブーム」の特徴は、油圧シリンダとワイヤーロープによってブームを操作するという所です。 それを踏まえて「起伏」や「伸縮」をしているときの、トラッククレーンのブーム構造を覗いていきましょう。 起伏は、ブーム起伏シリンダを使用する 起伏は、ブーム起伏シリンダに作動油が入ることによって操作できるようになります。 両サイドにあるブーム起伏シリンダのどちらに作動油が入るかによって、ブームの上下方向が変わってきます。 具体的には、以下のようになります。 【1】ブームを上昇させる クレーンのヘッド側に作動油が入る 【2】ブームを下降させる クレーンのロッド側に作動油が入る トラッククレーンは、これらの作業を1日に何度も行い、クレーンの高さを調整しています。 伸縮は、油圧シリンダとワイヤーロープを使用する 伸縮は、油圧シリンダとワイヤーロープを使用して行っています。 今回は、4段ブームを例にします。 【STEP1】 ブーム伸縮シリンダのヘッド側に作動油が入る 【STEP2】 2段ブーム伸縮シリンダが伸びて、2段ブームが伸びる 【STEP3】 3段ブーム伸縮シリンダが伸びて、3段ブームが伸びる 【STEP4】 3段ブームが伸びると、4段ブーム伸縮ワイヤーロープが引っ張られる 【STEP5】 4段ブームが引っ張り出されて伸びる ブーム伸縮シリンダが伸びる方で解説しました。ロッド側に作動油が入ると、ブームは逆の順序で縮んでいきます。 1番先端のブームのみ、1つ前のブームの伸縮力を用いて、ワイヤーロープで伸縮させます。 ラフタークレーンに用いられるブームの構造を解説 次に、ラフタークレーンに用いられている一般的なブームの構造を、解説します。 ラフタークレーンに用いられているブームは主に、1本の油圧シリンダのみで伸縮をするタイプのブームになります。 前述したトラッククレーンのブームとの違いは、ワイヤーロープを使用していない点です。 伸縮をしているときの、ラフタークレーンのブーム構造は以下のようになっています。 【STEP1】 油圧シリンダが伸びて、ブームが伸びる 【STEP2】 ブームが伸びきると、油圧シリンダは停止する。ブームは、ピンで固定される 【STEP3】 油圧シリンダのみが縮み、次のブームと固定される 【STEP4】 油圧シリンダが伸びて、ブームが伸びる この流れを繰り返すことによって、必要なブームの長さに調整しています。 まとめ クレーンのブームに関する疑問|まとめ クレーンのブームに関する疑問を解説していきました。 改めて要点をまとめると、以下のようになります。 クレーンのブームは、人間の腕と同じ役割を持った大切な部分 箱型構造ジブのことをブームと呼ぶ ブームは、油圧シリンダやワイヤーロープによって起伏や伸縮が行われている ←クレーンを中古重機買うならトクワールド!

    2022/08/02

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