中古建設機械情報・ニュース【トクワールド】の【工事現場で活躍するクルマ】モーターグレーダーとは?グレーダーの特徴や必要な免許について解説

中古重機買取 新車建機販売 建設機械 ユンボ ホイールローダー ブルドーザー トラック ラフタークレーン フォークリフト 環境機械 新品中古アタッチメント・パーツ 修理・輸出・リース 東海地区No.1

  1. TOP
  2. BLOG
  3. モーターグレーダー
  4. 【工事現場で活躍するクルマ】モーターグレーダーとは?グレーダーの特徴や必要な免許について解説
【工事現場で活躍するクルマ】モーターグレーダーとは?グレーダーの特徴や必要な免許について解説

モーターグレーダー

2023/07/11

2,261

【工事現場で活躍するクルマ】モーターグレーダーとは?グレーダーの特徴や必要な免許について解説

モーターグレーダーとは

モーターグレーダーは建設機械の一種であり、米国で考案された自走式の産業用車両です。

整地作業をする機械を米国ではGrader(地面を均すもの)と呼称し、元々は馬で牽引(牽引式グレーダー)される機械のことを指していました。

この牽引式グレーダーが考案されたのは1855年で、米国の道路機械専業メーカーによって1940年までの間、改良されながら生産されています。

1910年後半に、蒸気やガソリントラクタが普及し始めると牽引は馬から徐々にトラクターに置き換わり、現在ではエンジン(モーター)を搭載した自走式車両をモーターグレーダー(動力式グレーダー)と呼ぶようになりました。

アメリカでは古くから存在していますが、日本におけるモーターグレーダーの歴史は浅く、日本にモーターグレーダーが輸入されたのは戦後間もない頃になります。そして、第二次世界大戦後の1950年位には国産化しています。

小型のものから大型のグレーダーまで様々なクラスがあり、現在の日本で大型のグレーダーを製造しているメーカーは「コマツ」のみとなっています。

モーターグレーダーの用途

モーターグレーダーは、ご覧の通り、車体が大きいことから小規模の作業には不向きです。そのため、作業範囲が広い大規模土木工事で使われており、道路整地では一般的にロードローラーと組み合わせて運用されます。

モーターグレーダーの用途は荒地の整地仕上げや、道路工事における路床・路盤の整地作業(地ならし)でされることが多いです。その他では、路面や広場など精度の高い整形や仕上げ、法面の切取りおよび仕上げ、L形溝の掘削および整形などに用いられます。

また、積雪地では道路除雪にも使用され、先端部や後部側面にブレードを追加装備した除雪作業仕様のモーターグレーダーもあります。広い範囲の除雪に適しているため、幹線道路や幅広の道路の除雪作業に使用されるほか、雪の表面を粗くしてスリップ事故を防ぐ目的でも用いられます。

  • 道路の路床・路盤の他、土工基面、法面の整形・仕上げ、道路補修、除雪に用いられることが多い。

モーターグレーダーの構造・特徴

モーターグレーダーは、全長は約7〜8.5メートル、重量約10トン以上を誇る大型機械です。

グレーダーは、荒野の上をブレード(排土板)と呼ばれる地ならし用器具を吊って引きずることで整地を行うものを呼びます。そして、グレーダーを自走式としてブレードを前後輪軸間に吊り下げたものがモーターグレーダーとなります。

自走式であるモーターグレーダーは、主に本体部分、アーム、ブレードから成り立っています。

4輪2軸の本体部分はエンジン部や操作キャビン、タイヤなどがあり、前方にアームと呼ばれる長いフレームを渡し、先端には操舵も兼用する二輪一軸があります。全部で六輪三軸とする構成です。

さらに、アーム下部のタイヤとタイヤの間には、長さ3メートル以上もある整地用のブレードが吊り下げられており、ブレードは余計な土や雪を路肩に退けられるように、斜めに取り付けられています。

このブレードは左右に動かしたり、アームの高さを動かすことで地面との高さを調節することも可能です。車輪の上下運動がブレードに伝わりにくく、ブルドーザーに比べて滑らかに整地できることも特徴でしょう。

一般的にアーティキュレート(屈折フレーム)式のモーターグレーダーが採用されており、アーティキュレート式モーターグレーダーは、回転半径を小さくできるほか、オフセット走行ならではの溝掘や法切作業が可能となります。

バケットと車両本体部分が屈折する構造であるホイールローダーも同様に最小半径での回転や小回りが可能で、アーティキュレート式は様々な建設機械で採用されています。

モーターグレーダーの性能はブレードの幅とそれに見合ったエンジン出力でクラスが表されます。一般的にはブレードの大きさでクラス表記されていることがほとんどなので、モーターグレーダーをクラスで選ぶ際は、ブレード幅に注目するとわかりやすいでしょう。

モーターグレーダーの操舵は、丸型ハンドルで行い、その横にある9本のレバーを操作してブレードの高さや傾斜角度を調節します。運転室は開放式のものと密閉式のものがあります。

また、モーターグレーダーは、路面を切削する能力にも優れるため、硬い土砂斜面の凹凸を削り均す道路メンテナンスや、踏み固められて硬化した圧雪・氷を取り除く圧雪除去などの作業も可能です。

そのような作業は、通常ブレードに推進角を付けますが、前輪に横滑りの力(ブレードの反動)がかかり進路が変わってしまうので、モーターグレーダーには直進性を維持するリーニング機構というものが付いています。

これは、リーニング装置と呼ばれる前輪の角度を左右斜めに傾け、キャンバ角をつける装置があり、前輪のブレやブレードの不必要な動きを防ぎ安定した「ならし作業」が行えるという仕組みです。エンジン部と前輪をつなぐフレームも左右に曲がる関節状となっています。

ブレード以外の作業用アタッチメントとして除雪作業に使用するスノープラウや、リッパーと呼ばれる巨大な熊手状の爪、スカリファイアー(粉砕器)があります。スノープラウは車体前部、他のアタッチメントはいずれも車体中央、もしくは後部に取り付けられます。

モーターグレーダーに必要な免許

モーターグレーダーを建設現場内で工事作業に従事させる場合には、労働安全衛生法に基づき、「車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み用及び掘削用機械)の資格が必要となります。

また、モーターグレーダーは、道路交通法の分類で大型特殊自動車に含まれるため、公道上での運転には「大型特殊免許」が必要です。

動力を用いて自走できる建設機械のことを車両系建設機械といい、モーターグレーダーもこれに含まれます。その他でいうと、ブルドーザーやパワーショベル、バケット掘削機、コンクリートポンプ車などの重機も車両系建設機械となります。

労働安全衛生法施行令別表第7では、重機も車両系建設機械は「整地・運搬・積込み用機械」、「掘削用機械」、「基礎工事用機械」、「締め固め用機械」、「コンクリート打設用機械」、「解体用機械」の6種類に分類されており、作業では整地用途に使用されるモーターグレーダーは「整地・運搬・積込み用及び掘削用機械」の特別教育、もしくは運転技能講習を受講する必要があります。

車両系建設機械運転者(整地・運搬・搬入・掘削用)の資格はドラグショベル(ユンボ)やホイールローダーと同じ資格になるので、すでに取得されているという方は大型特殊免許を受講しましょう。

作業装置を備えている建設機械全般に言えることですが、作業用の資格と移動のための免許は異なるので、しっかりと資格と免許を取得してから取り扱いましょう。

モーターグレーダーの価格

モーターグレーダーの価格は機種による違いだけではなく、年式、稼働時間、グレーダーの状態などの要素でも変動します。同じ型式(モデル)でも、年式や稼働時間が良ければ100万円以上も価格が違うこともあります。

おおまかな料金相場は、新車で¥2, 000,000,000~¥3,000,000,000程度で、中古車では¥5, 000,000~¥1, 000,000,000で販売されています。

年式が古いと値段が下がる傾向にありますが、1990年以降の機種ですとコンピュターが未搭載ということもあるので気をつけましょう。

また、規格・クラスは一般的にはブレードの長さで表されます。何メートル級などと呼ばれることが多く、流通量の多いブレードは幅3.1m以上〜3.4以下のサイズが多いです。

国内の製造メーカーとしては新潟鉄工、川崎重工業、三菱重工、コマツなどがありますが、三菱重工は2013年11月に利権をトルコのヒドロメック社へ譲渡(有償)したほか、他のメーカーは既に製造が終了しているので、現在で国産のモーターグレーダーを製造しているメーカーはコマツのみとなっています。

日本以外の製造メーカーですとキャタピラージャパンにより日本国内でも販売されていますが、大型機であるため、通常の道路工事現場ではほとんど見られません。

日本で使用されるグレーダーは、毎年年次点検をしっかりやっており、使用するオペレーターが丁寧に乗ることが多い傾向にあります。そのため、日本で使用されていたモーターグレーダーは「Used in Japan」として海外からは高い人気があります。海外では質の良い日本の中古グレーダーの需要が高く、中古グレーダーの数は足りていません。

日本の中古グレーダーは壊れても、ほとんどのケースで直すことが可能なので不動車・故障車でも国内でも整備されて再販されることが多いです。1970年代から1990年代などのコンピュターが搭載されていないグレーダーは比較的修理がしやすく海外では今でも高い人気を誇っています。

まとめ|モーターグレーダーとは?
今回は、工事現場での整地、道路工事における均し作業などが得意なモータグレーダーという建設機械を紹介しました。街中での道路工事ではあまりお目にかかりませんが、比較的大規模な工事ではロードローラーと共に活躍しています。

また、積雪地では、先頭部や後部側面にブレードを追加装備したり、スノープラウなどのアタッチメントを取り付けて除雪作業用でも使用されています。


元々はグレーダーをトラクターで牽引していたことから、モーターグレーダーと呼ばれるようになりましたが、日本では意外と歴史の浅い建設機械になります。

国土の広いアメリカでは超大型サイズのモーターグレーダーも存在しており、C A Tが代表的なモーターグレーダー製造メーカーとして名を馳せています。

モーターグレーダーは、ユンボやホイールローダー、ブルドーザーと一緒の資格で操作でき、普段から大型特殊自動車を運転している方は、運転講習を受講すれば良いので興味がある方は調べてみてください。

記事一覧へ

RECOMMENDおすすめ記事

  • 【モーターグレーダー】グレーダーの運転に必要な免許を解説
    モーターグレーダー

    【モーターグレーダー】グレーダーの運転に必要な免許を解説

    目次 モーターグレーダーの特徴・用途 モーターグレーダーの構造 モーターグレーダーの運転に必要な資格・免許は? まとめ|グレーダーの運転に必要な免許 モーターグレーダーの特徴・用途 モーターグレーダーの用途は、荒地の整地仕上げや、道路工事における路床・路盤の整地作業、精度の高い整形や仕上げ、法面の切取り、仕上げ、L形溝の掘削および整形、といった作業現場で使用されます。 車体が大きいことから、主に作業範囲が広い大規模土木工事で活躍します。また、道路整地では一般的にロードローラーと組み合わせて運用されることが多いです。 積雪地では道路除雪にも使用され、先端部や後部側面にブレードを追加装備した除雪作業仕様のモーターグレーダーもあります。広い範囲の除雪に適しているため、幹線道路や幅広の道路の除雪作業に使用されるほか、雪の表面を粗くしてスリップ事故を防ぐ目的でも用いられます。 モーターグレーダーの構造 モーターグレーダーの車体構造は、主に本体部分・アーム・ブレードから成り立っています。 全部で六輪三軸とする構成で、4輪2軸の本体部分はエンジン部や操作キャビン、タイヤなどがあり、前方にアームと呼ばれる長いフレームを渡し、先端には操舵も兼用する二輪一軸があります。 アーム下部のタイヤとタイヤの間には、長さ3メートル以上もある整地用のブレードが吊り下げられており、ブレードは余計な土や雪を路肩に退けられるように、斜めに取り付けられています。 このブレードは左右に動かすことや、アームの高さを動かすことで地面との高さを調節することも可能です。車輪の上下運動がブレードに伝わりにくく、ブルドーザーに比べて滑らかに整地することができます。 モーターグレーダーで作業をするには作業資格と運転免許をそれぞれ取得する必要があります。 モーターグレーダーの資格は「車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み用及び掘削用機械)」が必要 モーターグレーダーを建設現場内で工事作業に従事させる場合には、労働安全衛生法に基づき、「車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み用及び掘削用機械)」の資格が必要となります。 動力を用いて自走できる建設機械のことを車両系建設機械といい、モーターグレーダーでの作業はこの資格が必須です。車両系建設機械には、ブルドーザーやパワーショベル、バケット掘削機、コンクリートポンプ車などおなじみの重機も含まれています。 労働安全衛生法施行令別表第7では、重機も車両系建設機械は「整地・運搬・積込み用機械」、「掘削用機械」、「基礎工事用機械」、「締め固め用機械」、「コンクリート打設用機械」、「解体用機械」の6種類に分類されており、作業では整地用途に使用されるモーターグレーダーは「整地・運搬・積込み用及び掘削用機械」の特別教育、もしくは運転技能講習を受講する必要があります。 車両系建設機械運転者には「技能講習」「特別教育」の2種類がある 車両系建設機械の講習には「車両系建設機械運転技能講習」があり、指定の教習所で講習を受講して取得します。 作業の目的と使用する機械、アタッチメントより、「整地・運搬・積込み用及び掘削用」、「解体用」、「基礎工事用」、「コンクリート打設用」の4つに分類されています。 なお、建設機械についている機械表示で機械質量が3トン未満の機械の操作については、「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」を受講することで操作可能です。 具体的には、運転しようとするモーターグレーダーの機械質量が3トン未満は「特別教育」、3トン以上の場合は「技能講習」を受講することになりますが、特別教育、技能講習共に満「18歳以上」であることが受講条件です。 これらの資格は1つの資格に対し、適用される建設機械が複数あります。例えば、ユンボを運転するため、以前に資格を取得したという方は、モーターグレーダーなどの機械質量に応じた建設機械を運転することができます。 また、モーターグレーダーはタイヤ走行なので公道を移動することが可能ですが、公道走行をする際には各種免許が必須です。 つまり、モーターグレーダーには作業をするための「操作資格」と走行、移動をするための「運転免許」の2種類の取得は必要になるということを覚えておきましょう。 械質量3トン以上の車両系建設機械(整地等)の運転作業に従事する方は、労働安全衛生法に基づく運転技能講習を修了しなければならないことが義務付けられています。 機械質量3トン以上のモーターグレーダーで作業するためには、車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)運転技能講習を受講する必要があります。「走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識」など、最大で計38時間(6日間)の講習を受け、修了試験に合格することで資格を取得することができます。特定の資格を取得していることで、一部の科目受講が免除されます。 受講資格 自動車運転免許を保有せず、機械質量3トン未満の小型車両系建設機械(整地等)運転特別教育終了後に6ヵ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) つぎのいずれかに該当する方 ・大型自動車運免許保有者 ・不整地運搬車運転技能講習修了者 ・普通、準中型、中型、大型自動車いずれかの運転免許を保有し、次のいずれかに該当する方 ・機械質量3トン未満の小型車両系建設機械(整地等)、または(解体用)運転特別教育修了後に3ヶ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) ・機械質量1トン未満の不整地運搬車運転特別教育終了後に3ヶ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) 受講資格 時間 自動車運転免許を保有せず、機械質量3トン未満の小型車両系建設機械(整地等)運転特別教育終了後に6ヵ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) 18時間 つぎのいずれかに該当する方 ・大型自動車運免許保有者 ・不整地運搬車運転技能講習修了者 ・普通、準中型、中型、大型自動車いずれかの運転免許を保有し、つぎのいずれかに該当する方 ・機械質量3トン未満の小型車両系建設機械(整地等)、または(解体用)運転特別教育修了後に3ヶ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) ・機械質量1トン未満の不整地運搬車運転特別教育終了後に3ヶ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) 14時間 いずれにも該当しない方 38時間 科目 教育時間 【学科】 走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識 4時間 作業に関する装置の構造、取扱い及び作業方法に関する知識 5時間 運転に必要な一般事項に関する知識 3時間 関係法令 1時間 【実技】 走行の操作 20時間 作業のための装置の操作 5時間 この資格の主な対象機会は、モーター・グレーダー、トラクタショベルやブルドーザー。ドラグショベル、スクレーパー、ドラグライン、スクレープ・ドーザー、クラムシェル、トレンチャー、パワーショベル、バケット掘削機、ずり積機です。 3トン以上の車両系建設機械の運転に必要な技能講習の講習項目や時間数は講習規則によって定められ、基本的には合計38時間の学科講習と実技講習が必要になります。 小型車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)の運転の業務に係る特別教育 事業者は、機械質量が3トン未満の車両系建設機械のうち、「整地・運搬・積込み用」及び「掘削用」の機械で動力を用い、かつ、不特定の場所に自走できるものの運転(道路上を走行させる運転を除く)の業務に労働者を就かせるときは、安全又は衛生のための特別な教育をしなければならないことが義務付けられています。 機械質量3トン未満のモーターグレーダーで作業するためには、小型車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)の運転の業務にかかる特別教育を受講する必要があります。「小型車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)の走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識」といった学科講習と実技講習があり、計13時間(2日間)以上の講習を受けることで資格を取得できます。 科目 教育時間 【学科】 走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識 3時間 作業に関する装置の構造、取扱い及び作業方法に関する知識 2時間 運転に必要な一般事項に関する知識 1時間 関係法令 1時間 【実技】 走行の操作 4時間 作業のための装置の操作 2時間 主な対象機会は車両系建設機械(整地用等)のうち、機械質量3トン未満のモーターグレーダー・ホイールローダー・ブルドーザー・トラクターショベル及びドラグ・ショベルなどです。 3トン以下の車両系建設機械を操作できる特別教育は、企業などの事業所や、都道府県にある労働局長登録機関などで実施しています。こちらは安全衛生特別教育規定で規定された12時間の履修が必要です。 モーターグレーダーの免許は「大型特殊免許」 モーターグレーダーは、道路交通法の分類で大型特殊自動車に含まれるため、公道上での運転には「大型特殊免許」が必要です。 大型特殊免許とは、大型車両はもちろん、トラクター、ホイールローダー、クレーン車、ブルドーザーなどの特殊な大型自動車で公道を走るための免許です。 大型特殊免許は、あくまで公道を走行するための免許なので、公道を走行して車両を移動させることはできますが、現場で作業をすることはできません。 そのため、モーターグレーダーを使うには、先程紹介した「車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み用及び掘削用機械)」と「大型特殊免許」をセットで取得する必要があります。 大型特殊免許は、普通免許と同じように第一種と第二種がありますが、通常は第一種の方を取得します。第二種では、キャタピラー付車両などで客を乗せて旅客営業をすることができますが、現在国内には第二種免許が適用されている車両は存在しません。 第二種を取得している方は、フルビット免許証と呼ばれる、すべての免許区分が記載された免許証の完成を目指しているケースがほとんどです。 大型特殊免許を取得すると、全長12m以下×全長38以下 の特殊車両が運転でき、中型車両、小型特殊車両、原動機付自転車などの公道走行も可能になります。 前提として、作業用の資格と移動のための免許は異なるので注意してください。 大型自動車免許を取得すると、以下の免許区分の車両で行動を走行させることができます。 ・大型特殊自動車 ・小型特殊自動車 ・原動機付自転車(原付) 上記の車両に該当するのは以下の条件を満たす特殊自動車です。 全長 12.0m以下 全幅 2.5m以下 全高 3.8m以下 総排気量 制限なし 最高速度 制限なし ※時速49km/h以下の自主規制が有 グレーダーの運転に必要な免許|まとめ モーターグレーダーを作業で使用するには、車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み用及び掘削用機械)の資格と、大型特殊免許が必要ということを解説しました。 これらの資格・免許はモーターグレーダーをはじめとした重機のオペレーターになる上で、必須となるものなので、是非早い段階で取得することをお勧めします。 中には取得を斡旋している企業や、県や市によっては補助金が支給される制度もあるので、調べてみましょう。 ←中古の【モーターグレーダー】を探すならトクワールド!

    2023/02/13

    1,400

  • 【中古グレーダー】モーターグレーダーの中古市場を解説!販売価格の相場を一覧で紹介
    モーターグレーダー

    【中古グレーダー】モーターグレーダーの中古市場を解説!販売価格の相場を一覧で紹介

    目次 中古グレーダーの販売価格を一覧で紹介!運転に必要な資格は? 中古建設機械の商品・価格相場 中古グレーダーの在庫状況 中古グレーダーの相場どうやって決まる? 検索で掲載が多い中古グレーダー・価格の一覧 中古グレーダー購入時の注意 モーターグレーダーに必要な免許 まとめ|モーターグレーダーの中古価格・相場 中古グレーダーの販売価格を一覧で紹介!運転に必要な資格は? モーターグレーダーは、整地作業や雪国での除雪に使用され、大規模工事・舗装工事・道路除雪などには大きな戦力を発揮する大型建設機械です。 しかし、新車で購入するには¥10,000,000以上の値がするので容易に手を出せるものでもありません。そこで、中古のモーターグレーダーをお探しではないでしょうか? 建設機械を中古で購入するメリットとして、新車に比べれば圧倒的に価格を抑えて購入することができる他、納車が早いということも特徴です。 新車の場合は人気モデルであれば年単位で納車待ちということも珍しくありません。対して中古建機は、在庫があれば数日で納車できるため、すぐに現場で使用することができます。 しかし、保証や修理費用などもかかるケースもあるので購入には事前の確認を怠らないようにしましょう。 中古で建機を販売している所は以外にも多く、中古建設機械販売専門店以外にも、建設機械整備工場、建設機械レンタル会社などでも幅広く取り扱っています。販売店は整備やレンタルも兼ねている箇所が多いので、ネットオークションで機械を探すよりも、購入時は様々な方面からのアドバイスが貰えます。 特にモーターグレーダーの場合は、中古販売数が少ないという特性があるので、いくつものの販売店舗を調べる必要があるでしょう。 中古建設機械の価格は、再販ニーズによっても相場の値段が変動します。特に建機は国内販売よりも海外での販売が中心となっているので、海外情勢によっても価格は変わってきます。 国内外問わず取引が多いミニユンボは中古で約¥3,000,000~¥10,000,000で取引されています。国内も海外も新規の建設プロジェクトがある際に、新車の納期では間に合わない時などは、中古建機や中古グレーダーを購入して間に合わせることも多いです。 また、建設機械は普通免許では乗れないパターンが多く、モーターグレーダーにも特殊な免許と資格が必要です。 そこで今回は、中古モーターグレーダーの販売価格一覧や商品紹介、購入時の注意などについて紹介していきます。 中古建設機械の商品・価格相場 中古建設機械の販売専門店では、あらゆる建設重機を取り扱っています。 建設機械の中古価格は、特に、アワーメーターが低い(ローアワー)、年式が新しい、現行モデルである、という場合には高価格で売り出される事が多いです。 また、企業が税金対策で購入したと思われる高額な機械が、建屋の下で保管されていて全然使用されなかったなどという新古車などの場合も新車に近い高額な価格が付けられます。 しかし、大多数の重機が「アワーメーターが低くても外観が錆びている」や「年式が新しくてもアワーメーターが10,000時間超え」などの複合的な要素を持っており、総合的な観点から中古販売価格が決まります。 重機の年式や状態によっても価格は変わりますが、販売店によっても異なります。 以下に価格相場の一覧を作成したので、参考までにご覧ください。 サイズ 価格 油圧ショベル 0.14 ~0.16m3 ¥4,900,000~¥6,400,000 0.2~0.22m3 ¥6,600,000~¥7,500,000 0.4~0.5m3 ¥10,500,000~¥10,200,000 0.65~0.7m3 ¥10,780,000~¥10,700,000 ラフタークレーン 10t以下 ¥1,000,000~¥2,000,000 11t~20t ¥3,000,000~¥8,000,000 21t〜30t ¥8,000,000~¥10,000,000 ロードローラー 5t未満 ¥1,000,000~¥4,000,000 5t~10t ¥3,000,000~¥5,000,000 15t~20t ¥3,000,000~¥9,000,000 ホイールローダー 0.5~1m3 ¥1,000,000~¥4,000,000 1~2m3 ¥1,500,000~¥5,000,000 2~3m3 ¥2,000,000~¥6,000,000 3~4m3 3,000,000~¥10,400,000 ブルドーザー 5t未満 ¥500,000~¥5,000,000 5t~10t ¥1,000,000~¥5,000,000 10t~15t ¥2,000,000~¥8,000,000 15t~20t ¥3,000,000~¥9,000,000 中古車は機械によって状態が違い、価格も違ってきます。 一概にこの表に当てはまるものではありません。 あくまで目安としてご覧ください。 中古グレーダーの在庫状況 自走式の産業用車両で建設機械の一種であるモーターグレーダーは、主に舗装工事で使用される事が多く、路床・路盤の整地作業の用途で活躍します。また、積雪地では、先端部や後部側面側に追加でブレードを装備した除雪グレーダーが、幹線道路の除雪作業車として運用されています。 ブレード以外にも、作業用途に合わせてスノープラウ、リッパー、スカリファイア(破砕機)などのアタッチメントを装着して使用することもあります。 モーターグレーダーをはじめとした車両系建設機械を保有する日本の事業者は、「労働安全衛生」に基づき、月に1回行う「月自主点検」や、年に1回行う「定期自主点検」といった法定点検の実施が定められています。 そのため、日本で使用されているモーターグレーダーは、定期的にしっかりとした整備が実施されており、使用するオペレーターが機械を丁寧に乗ることが多い傾向から、中古になっても海外から高い人気があります。 ですが、モーターグレーダーは道路舗装用重機の中でも中古市場での流通量が少なく、どの業者でも在庫が常に品薄状態というのが現状です。 一般的には、ニーズの多い建設機械は生産台数を増やして量産するため、人気が高い車両でもある程度は中古市場にも流通するようになります。しかし、現在国内でモーターグレーダーを生産しているメーカーはコマツの1社のみで、生産数も限定的です。 需要があるのに生産台数が少ない理由は、モーターグレーダーは購入したら整備しながら長く使用するユーザーが多く、新規導入数がそれほど多くならないという特性が考えられます。 さらに補足しますと、主にモーターグレーダーは道路工事の土台となる路盤材の均し作業などに利用されます。工事現場の中でも作業範囲が限定的であり、油圧ショベルやホイールローダーのように、地盤を掘削したり、大きな重量物を掴んだりするという作業がありません。そのため、機械本体や部品にかかる負担が少ないため、重機自体の消耗も少ないという特性があります。 このようにモーターグレーダーは、他の重機と比べて稼働時間が比較的少ないうえに消耗しづらいため、新車を導入してから20年〜40年間の単位で利用し続けるユーザーがほとんどです。 以上のことから、中古市場でモーターグレーダーを探すことは難易度が高いと思われます。 たとえ、店舗の在庫やオークションの流通でモーターグレーダーを見つける事ができたとしても、20年、30年経過しているハイアワーであり、さらに価格も高いという場合も多いです。 そのため、自分の欲しい年式やメーカー、準備してある予算など理想のスペックである機械に出会うには周到な下調べと時間を要する事でしょう。 中古グレーダーの相場どうやって決まる? 中古建機や中古モーターグレーダーの価格は、下記の要素が大きく反映されます。 ・機種…作業性能や安全性能や人気モデルかによっても価格が変動します。 ・年式…年式が古いほど価格は低いですが、安全機能などが備わってない機種も多いです。 ・稼働時間…アワーメーターが低いほど高価になります。 ・機械の状態(コンディション)…日本の中古グレーダーは国内でも整備されてから再販される事が多いです。 コンディションの良し悪しについては、整備がきちんとされていたか(含む法定点検)、稼働していた現場が重機をあまり損耗させないような現場であったか、保管の仕方が適切だったかなどという点が価格の変動に大きく関わっています。 例えば、長時間稼働しない重機の場合、1ヶ月に1回はエンジンをかけて各部分のオイルを循環させておくなどコンディション維持に努めている機械は、作動不良、錆び、バッテリー上がり、油漏れなどの心配が少ないので、前のオーナーの整備、保管状況は中古重機の購入を考える上で非常に大きな判断要素となります。 モーターグレーダーは、乗用車とは異なり保管に大きなスペースを必要とするため、店頭にも常に在庫車両があるとは限りません。本来は店頭で実機をチェックしてメンテナンスが行き届いた機種を探すのがベストですが、それが難しい場合は、写真や機体の状態に関して多く情報を持っている販売店を探すようにすると良いでしょう。 モーターグレーダーの大まかな相場を表すために、最もわかりやすいバケットサイズで相場表を作成しました。参考までにご覧ください。 【中古モーターグレーダー買取相場の目安】 プレート幅(m) おおまかな価格相場 3.0m未満 ¥2,500,000~¥4,500,000 3.1m以上〜3.4m以下 ¥3,000,000~¥7,000,000 3.5m以上〜3.9m以下 ¥4,000,000~¥8,000,000 4.0m以上 ¥4,000,000~¥7,000,000 中古車は機械によって状態が違い、価格も違ってきます。 一概にこの表に当てはまるものではありません。 あくまで目安としてご覧ください。 アタッチメントなどの付属品や譲渡証、サービス履歴、年次点検票、仕様書などの書類の有無も大きく価格に影響します。 モーターグレーダーは壊れてしまっても、ほとんどのケースで修理することが可能なので、不動車・故障車だとしても高値で取引されるケースもあります。特に海外では、壊れたグレーダーを安価で修理することが得意なユーザーが多く、部品取り用に同じ機種を購入し、部品どりをしながら古いものをずっと使い続けている国もあります。 電子制御や安全装置などがまだ発達していない1970年代から1990年代などのグレーダーは、コンピュターなどが搭載されていないため比較的修理がしやすく、発展途上国などの海外では今でも高い人気を誇っています。 海外では、国内に重機メーカーがない国が多く、工事に使用する重機に関してはほぼ輸入した中古品を再利用している国もあります。重機の台数が少なく貴重な国では、モーターグレーダーのような重機を保有しているとその建設会社はいろいろな現場で有利な金利で案件を受注できます。 東南アジアでは1980年代に生産されたモデルが人気ですが、現地の工場ではコンピューター制御の重機は面倒を見ることはできません。そのため日本では旧式と見られる年代物の方が、コスト面でも優れ、容易に整備できる為、重宝されています。 ご説明した通り、中古のモーターグレーダーは国内外問わずニーズがあり、中古市場は常に品薄状態が続いています。よって消耗品であるアタッチメントの流通はさらに少ないです。 検索で掲載が多い中古グレーダー・価格の一覧 ここでは、ネットオークションや中古建設機械販売サイトなどでよく見かける比較的流通量のあるグレーダーと価格を紹介します。 【掲載が多い中古グレーダーの価格相場】 モデル 相場価格 コマツ GD376H(1977〜1980年頃) ¥1,000,000~¥1,800,000 GD405A-3(1988〜1992年頃) ¥4,000,000~¥6,000,000 GD605A-3(1986〜1992年頃) ¥3,000,000~¥4,500,000 (旧)三菱 MG230(1989〜1994年頃) ¥2,000,000~¥4,000,000 MG330(1988〜1992年頃) ¥2,500,000~¥3,000,000 MG430(1991〜1995年頃) ¥3,000,000~¥4,000,000 中古車は機械によって状態が違い、価格も違ってきます。 一概にこの表に当てはまるものではありません。 あくまで目安としてご覧ください。 過去の国内メーカーでは、酒井重工業や川崎重工、新潟鉄工などがあります。海外のメーカーでは、キャタピラー、ボルボなどが存在し、現在でモーターグレーダーを製造しているメーカーの代表はキャタピラーとコマツと言われています。 国内主要メーカーの機種・価格相場 【コマツ】 機種名 相場 GD705A-4 ~¥500,000 GH302-2 ¥3,200,000~¥5,900,000 GD200A1 ¥500,000~¥900,000 GD31RC3A ¥2,000,000~¥2,400,000 GD355A-1 ¥2,500,000~¥4,100,000 GD355A-3 ¥5,400,000~¥5,500,000 GD405A-1 ¥2,400,000~¥3,300,000 GD405A-2 ¥3,400,000~¥4,300,000 GD405A-3 ¥3,400,000~¥7,400,000 GD405A-3E0 ¥4,700,000~¥10,800,000 GD505A-2 ¥3,100,000~¥4,200,000 GD605A-3 ¥5,200,000~¥4,200,000 GD605A-5 ¥5,200,000~¥6,700,000 GD605A-5E ¥4,800,000~¥10,100,000 GH320-2E ~¥3,200,000 【酒井重工】 機種名 相場 MG430E ¥4,000,000~¥6,800,000 MG130E ¥4,000,000~¥5,000,000 MG230 ¥2,500,000~¥3,000,000 MG230E ¥4,700,000~¥6,000,000 MG500S ¥4,000,000~¥4,500,000 以上の流通機種や価格は目安であり、実際には経済情勢、建機の状態、買取地域、買取業者によって希望機種が無かったり、相場より価格が大幅に高騰することもあります。 中古グレーダー購入時の注意 中古とはいえ、モーターグレーダーのような大型で高価な買い物をする際は、買う前の段取りが重要です。 中古でモーターグレーダーを探す際は、まずは予算と機種の絞り込みから行うと良いでしょう。モーターグレーダーを購入する前に、主に使用する現場や用途を事前に確認しておくほか、購入予算を決めておくことが大事です。 中古建設機械販売店で重機を購入する際は、納車前に支払いをするのが原則です。そのため、購入資金の借り入れをする際はできるだけ早い段階で借り入れ先を決めて、返済計画を立てておきましょう。 中古モーターグレーダーの場合、程度の良い商品はすぐに買い手がついてしまうため、資金調達に時間がかかってしまうと希望の機種を逃してしまいます。 店頭では、実機チェックやメンテナンス状況も抜かりなく確認しましょう。実機で重要な確認部分は、アワーメーターの値が少ないものがいいのはもちろん、グリッアップやオイル、エレメント、の交換といった整備が、新車時からきちんと行われていたかも重要です。 実際にエンジンをかけてみて、始動状況に問題がないかはもちろん、油脂類や冷却水の量は適当か、オイル漏れがないかを自分の目で確認しましょう。 できれば来店前に機体の状態を目視で確認できるよう、きちんとと洗車されているかどうかも確認しておくことをおすすめします。 購入時は書類の内容に誤りがないかをしっかり確認することも重要です。購入前のメンテナンスは価格に含まれるのか、ナンバー付き車両であれば、車検費、特定自主検査費用など、機種の価格だけではなく、総支払や内訳も確認することを心がけると後々に後悔することもないでしょう。 購入した重機に納期が現場の作業開始に間に合うかどうかも大切なポイントです。契約をする前に今一度、書類にはじっくり目を通し、合意した内容と齟齬がないかを確認してください。 また、対人・対物の任意保険だけでなく、自損事故や盗難、最近では部品の盗難が増加しているため、それらにも対応した動産総合保健へ加入する際は、その補償内容と保険料も確認しましょう。 モーターグレーダーは大型機械のため、保管に十分な広さの土地(駐車スペース)が必要です。また、機体コンデションを保つため、建屋での保管が望ましいです。 冬時期のみ稼働する除雪グレーダーの場合は、半シーズン以上は無稼働状態になるので屋外に放置していると錆びや直射日光などによる劣化の原因にもなります。 特にシーリングやパッキン、タイヤなどのゴム製品は直射日光で劣化しやすく、亀裂、断裂などが発生する原因にもなるので気を付けてください。 また、用途に適したタイヤを履いているかも確認しましょう。モーターグレーダーのタイヤはタイヤメーカーから様々なラインナップがあり、種類によっては泥はけを重視したタイヤや横滑りに強いタイヤ、牽引力に優れたタイヤなどがあります。 また、モーターグレーダーの運転・作業には免許と資格が必要です。中古でモーターグレーダーを購入する前にしっかり取得しておきましょう。 モーターグレーダーに必要な免許 モーターグレーダーを建設現場内で工事作業に従事させる場合には、労働安全衛生法に基づき、「車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み用及び掘削用機械)」の資格が必要となります。 動力を用いて自走できる建設機械のことを車両系建設機械といい、モーターグレーダーでの作業はこの資格が必須です。車両系建設機械には、ブルドーザーやパワーショベル、バケット掘削機、コンクリートポンプ車などおなじみの重機も含まれています。 労働安全衛生法施行令別表第7では、重機も車両系建設機械は「整地・運搬・積込み用機械」、「掘削用機械」、「基礎工事用機械」、「締め固め用機械」、「コンクリート打設用機械」、「解体用機械」の6種類に分類されており、作業では整地用途に使用されるモーターグレーダーは「整地・運搬・積込み用及び掘削用機械」の特別教育、もしくは運転技能講習を受講する必要があります。 車両系建設機械運転者(整地・運搬・搬入・掘削用)の資格はドラグショベル(ユンボ)やホイールローダーと同じ資格になるので、資格ひとつで他の重機も操作する事ができ、取得しておいて損はないでしょう。 また、モーターグレーダーは、道路交通法の分類で大型特殊自動車に含まれるため、公道上での運転には「大型特殊免許」が必要です。 大型特殊免許とは、大型車両はもちろん、トラクター、ホイールローダー、クレーン車、ブルドーザーなどの特殊な大型自動車で公道を走るための免許です。大型特殊免許を取得すると、全長12m以下×全長38以下 の特殊車両が運転でき、中型車両、小型特殊車両、原動機付自転車などの公道走行も可能になります。 大型特殊免許は、あくまで公道を走行するための免許です。公道を走行することはできますが、現場で作業をすることはできません。行動を走行するための大型特殊免許と作業するための作業免許が必要であることを覚えておきましょう。 前提として、作業用の資格と移動のための免許は異なります。資格と免許を取得してから取り扱いましょう。 モーターグレーダーの中古価格・相場|まとめ モーターグレーダーの中古価格・相場について紹介しました。結論を申しますと、モーターグレーダーは中古市場において流通量が少なく、状態の良い機種は希少であるということです。 また、現在国内ではコマツが唯一モーターグレーダーを製造しているメーカーであり、中古グレーダーは海外からの人気が高く市場が国外にもあること、ユーザーが整備しながら長期間使用するという特性上、中古品が出回りにくいということも本記事で解説してきました。 希望に近いスペックを持つ機種を探すには、複数店からの情報取集も必要で、ある程度の手間暇がかかるということを念頭においておきましょう。 ←中古の【グレーダー】を探すならトクワールド!

    2023/02/08

    840

  • グレーダーの操作方法|除雪時のコツや攻略を解説
    モーターグレーダー

    グレーダーの操作方法|除雪時のコツや攻略を解説

    目次 グレーダー操作のコツ・攻略方法 グレーダーの操作方法・各種機能、レバーについて グレーダーをうまく操作するコツは? 除雪グレーダーでの除雪作業 除雪作業の留意点 除雪作業の要領 一般走行時の注意点 まとめ|グレーダーの操作方法| グレーダー操作のコツ・攻略方法 モーターグレーダーは荒地や路面の整地仕上げや、除雪作業などに使われています。 機体前方へ伸びるブームに吊り下げられたブレードと呼ばれる作業板を上下、左右に操作して整地します。 建設機械の中でも操作が難しいと言われますが、ブルドーザーの操作に慣れている方であれば、習得にはさほど時間は掛からないでしょう。 この記事では、グレーダーの操作やコツなどについて紹介します。 グレーダーの操作方法・各種機能、レバーについて 大抵のモーターグレーダーは、ステアリングの周りに合計8本もの操作レバーがついています。このレバーで、ブレードの角度や地面に押し付ける力を調節するわけです。 しかし、運転しながら9つのレバーをそれぞれ操作するのは乗りたての頃は難しく、もちろん練習も必要です。 各種レバーや変速機がある位置は機種によって様々ですが、ここでは各レバーの機能や基本的な操作についての紹介をしていきます。 各種レバー・説明の一覧 各種レバー【ハンドル左側】 番号 レバー 説明 1 スカリファイヤ(リッパー)操作レバー 地面が硬い時などは歯を入れて削ります。 2 サークル・センタシフト   3 ブレード回転操作レバー ブレードを回転させて、土を左右どちらかに降りたい時に使うレバーです。 4 左ブレードリフトシリンダ操作レバー ブレードを上下するためのレバーです。ハンドル右側にも同じようなレバーがあります。 各種レバー【ハンドル右側】 番号 レバー 説明 5 ブレードチップレバー 切削や整地などの作業に合わせて、ブレード角の調整を行います。 6 アーティキュレート操作レバー 機械の真ん中が左右に首折れするレバーです。 7 リーニング操作レバー 前輪の傾きを調整します。 8 ブレード横送りレバー ブレードを左右に移動されるレバーです。 9 右ブレードリフトシリンダ操作レバー 4.に同じ。 モニタリングシステム(計器) 1.アーキュレート角インジゲーター 2.タコメーター 3.スピードメーター 4.水温計 5.燃料計 6.ブレーキエア計 7.時計 8.集中警報インジゲータ 9.ブレード昇降速度切り替えスイッチ グレーダーをうまく操作するコツは? レバー操作の基本はそっと動かしてそっと放すことです。また、路盤を作るときのブレードの加減は見る場所が重要なようです。 そして、基本には機械は水平を意識し動かしますが、これが最も困難です。 グレーダーの操作方式には上記のようなハンドル式以外に、最近ではジョイスティック操作型で、電子制御やモニタリングシステムなどのハイテク技術を備えたモデルが多く登場しています。 ジョイスティック操作は、左右2本のジョイスティックで全て操作できるので、レバー操作よりもオペレーターの作業負担が軽減されます。 電子制御などのハイテク技術を取り入れたモデルはICT土木にも対応しているのがメリットです。 しかし、微妙な操作ができなかったり、高温多湿での環境において精密機械は脆弱なため、油圧作動方式でレバー操作型といったアナログ機械の信頼性は高いです。 また、変速機(ギア)ですが前進・後進で8速や前進8速・後進6速のものなど、これも機種によって異なります。しかし、整地などの基本作業では1速で行います。 変速をマニュアルで行なうグレーダーは、乗用車と同じく足元にクラッチペダルがついています。 斜面が多い除雪コースなどの場合は、排気量や馬力のある機種を選ぶと楽でしょう。 除雪グレーダーでの除雪作業 道路に積もった雪は、車に踏まれて圧雪になっていたり、道路に凍りついていることがほとんどです。そこで、除雪グレーダーのブレードで圧雪をガリガリと削り取って除雪していきます。 ここからは除雪作業について紹介します。 グレーダーでの除雪には主に以下の4種類があります。 【新雪除雪】 夜通し雪が降った翌朝などは、路面に積もった大量の積雪(新雪)によって交通機能が低下します。 通常、新雪除雪の作業は交通量の少ない深夜か早朝に行い、グレーダーやホイールローダーなどによって、新雪を路側や路外に除雪します。 【路面除雪】 路面に残された凹凸や「わだち」を除雪装置エッジ等で削り取り、平にする作業を指します。連続降雪による圧雪や路面残雪により、放置すると走路交通の確保が困難となる恐れがあります。国土交通省では、路面の平坦性を確保する必要のある場合に実施するとしています。 【多車線道路除雪】 多車線道路は、交通量が多いことが特徴で、除雪作業中に一般車の割り込み等による事故が発生する恐れがあります。 そのためグレーダーなどの除雪機器は梯団編成を組んで片側車線をワンパスで施工します。 【交差点除雪】 交差点は歩行者や一般車が集中する部分です。そのため、除雪時は作業範囲に歩行者が入らないように十分配慮しながら行う必要があります。交差点の積雪は、一般車の行き交いによって固く圧雪されていることが多いので、グレーダーが行うこともあります。 除雪作業の留意点 除雪作業は、公道を走行して作業するということから、様々なことに注意しなければなりません。グレーダーの操作に入る前に、除雪作業の留意点について知っておきましょう。 追い越し車両に注意する。 除雪作業中は一般車両よりも低速で走るため、後続から接近してくる追い越し車にも注意しなければなりません。もし、走行間や除雪作業のため道路が渋滞した場合は、進路を譲って追い越させたり、作業を一時中断して交通の流れを解消しましょう。 住宅街・市街地での除雪作業 住宅街や市街地は、交通量や歩行者が集中しており、道路の狭い箇所や障害物も多いです。そのため、もっとも事故が起こり易いので、適切な作業速度と作業範囲の安全確認をしっかり行いましょう。 路面の構造物に注意 路面にはマンホールや架橋のジョイントといった構造物があります。これにグレーダーのエッジやジョイントを引っ掛けてしまうと、グレーダー本体の故障や構造物の破損に繋がります。事前に確認しておくことが大切です。 山間道路では雪崩にも注意 気温・風・音・投雪した雪により、斜面に張り付いた積雪が剥がれて雪崩になる危険があるので、作業間は注意してください。 地吹雪時の注意 地吹雪が発生すると周囲が視界不良になる「ホワイトアウト」が発生します。前方車が停止していることもあるので、グレーダーは低速で細心の注意を払いながら走行させます。 除雪作業の要領 対向車との接触注意 道路の除雪作業時は対向車の安全上、車体右側のタイヤよりもブレードがはみ出す事がないよう作業を行いましょう。コーナーの除雪時はこの限りではありません。 凍結路面での除雪 圧雪の高度によって切削角を調節して除雪を行います。特にトンネル内や坂道など、スリップが多発するポイントでは、エッジを利かせで圧雪を剥ぎ取りますが、エッジはすぐに摩耗してしまうので、特にスリップしやすくなっている場合で行いましょう。 カーブ時のブレード推進角 除雪を効果的に行うには、右カーブではブレードの推進角を大きくし、左カーブではブレードの推進角を小さくすることに留意すると良いです。 ブレード左右の圧力 圧雪時の負荷は、右圧力が強すぎると車体が右方向に流れ、対向車両に接触する危険があります。リーニングを右側に傾け、左右の負荷圧には常に注意して作業しましょう。 エッジの整形 圧雪を剥ぎ取る時のブレード角は、刃先が路面に対して常に鋭角に当たるようにする必要があります。一般除雪の際、雪の少ない所でエッジを整形しておくと良いでしょう。 2台以上での除雪作業 2台以上で通常除雪を行う際は、後続車の追い越しに注意し、前方のグレーダーは、ブレード推進角をできるだけ大きく取り、センターラインからはみ出すことなく作業を行いましょう。後続のグレーダーは、ブレードを1m程度重ねて、前方グレーダーが作る帯状の稚雪(ウィンドロウ)を残さないように道路脇へ寄せます。 一般走行時の注意点 走行時は、ブレード装置を地上から30bps程度上昇させます。車幅にブレードを格納する場合はタイヤガードなどへの接触に注意しましょう。 回送時のリーニング及び、アーティキュレートは禁止されています。回送時は屈折防止のロックピンを必ず取り付けましょう。 ブレードにサイドシャッタ装置があるグレーダーは、対向車線へのはみ出しなどに注意してください安全のために走行時はシャッタを格納してください。 まとめ|グレーダーの操作方法| 今回はグレーダーの操作や除雪のコツについて紹介しました。グレーダーの機能や操縦方法はモデルによって異なりますが、基本的な操作や考え方は共通しています。 車体も大きく、ハンドル周りにたくさんのレバーがあるグレーダーですが、操作に慣れるにはやはり、的確な指導や経験、慣れが必要なようです。 特に除雪作業は、対向車や後続車、歩行者など、あらゆる箇所へ注意を払って行う必要があります。まずは普段の現場作業でグレーダーを十分に使いこなせるほどの技量を習得しましょう。 ←中古の【グレーダー】を探すならトクワールド!

    2023/06/19

    3,448

他の記事をみる

OFFICIAL SNS公式SNS

youtube YouTubeトクワールドYoutubeチャンネル

愛知県春日井市の中古重機・建機専門店「株式会社トクワールド(TOKU WORLD)」のYouTubeチャンネルです! 主に自社在庫の機械やアタッチメントの動作確認の動画を中心に、多数アップしておりますので是非チャンネル登録をお願い致します!

ページの先頭へ