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【モーターグレーダー】グレーダーの運転に必要な免許を解説

モーターグレーダー

2023/02/13

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【モーターグレーダー】グレーダーの運転に必要な免許を解説

モーターグレーダーの特徴・用途

モーターグレーダーの用途は、荒地の整地仕上げや、道路工事における路床・路盤の整地作業、精度の高い整形や仕上げ、法面の切取り、仕上げ、L形溝の掘削および整形、といった作業現場で使用されます。

車体が大きいことから、主に作業範囲が広い大規模土木工事で活躍します。また、道路整地では一般的にロードローラーと組み合わせて運用されることが多いです。

積雪地では道路除雪にも使用され、先端部や後部側面にブレードを追加装備した除雪作業仕様のモーターグレーダーもあります。広い範囲の除雪に適しているため、幹線道路や幅広の道路の除雪作業に使用されるほか、雪の表面を粗くしてスリップ事故を防ぐ目的でも用いられます。

モーターグレーダーの構造

モーターグレーダーの車体構造は、主に本体部分・アーム・ブレードから成り立っています。

全部で六輪三軸とする構成で、4輪2軸の本体部分はエンジン部や操作キャビン、タイヤなどがあり、前方にアームと呼ばれる長いフレームを渡し、先端には操舵も兼用する二輪一軸があります。

アーム下部のタイヤとタイヤの間には、長さ3メートル以上もある整地用のブレードが吊り下げられており、ブレードは余計な土や雪を路肩に退けられるように、斜めに取り付けられています

このブレードは左右に動かすことや、アームの高さを動かすことで地面との高さを調節することも可能です。車輪の上下運動がブレードに伝わりにくく、ブルドーザーに比べて滑らかに整地することができます。

モーターグレーダーで作業をするには作業資格運転免許をそれぞれ取得する必要があります。

モーターグレーダーの資格は「車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み用及び掘削用機械)」が必要

モーターグレーダーを建設現場内で工事作業に従事させる場合には、労働安全衛生法に基づき、「車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み用及び掘削用機械)」の資格が必要となります。

動力を用いて自走できる建設機械のことを車両系建設機械といい、モーターグレーダーでの作業はこの資格が必須です。車両系建設機械には、ブルドーザーやパワーショベル、バケット掘削機、コンクリートポンプ車などおなじみの重機も含まれています。

労働安全衛生法施行令別表第7では、重機も車両系建設機械は「整地・運搬・積込み用機械」、「掘削用機械」、「基礎工事用機械」、「締め固め用機械」、「コンクリート打設用機械」、「解体用機械」の6種類に分類されており、作業では整地用途に使用されるモーターグレーダーは「整地・運搬・積込み用及び掘削用機械」の特別教育、もしくは運転技能講習を受講する必要があります。

車両系建設機械運転者には「技能講習」「特別教育」の2種類がある

車両系建設機械の講習には「車両系建設機械運転技能講習」があり、指定の教習所で講習を受講して取得します。

作業の目的と使用する機械、アタッチメントより、「整地・運搬・積込み用及び掘削用」、「解体用」、「基礎工事用」、「コンクリート打設用」の4つに分類されています。

なお、建設機械についている機械表示で機械質量が3トン未満の機械の操作については、「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」を受講することで操作可能です。

具体的には、運転しようとするモーターグレーダーの機械質量が3トン未満は「特別教育」3トン以上の場合は「技能講習」を受講することになりますが、特別教育、技能講習共に満「18歳以上」であることが受講条件です。

これらの資格は1つの資格に対し、適用される建設機械が複数あります。例えば、ユンボを運転するため、以前に資格を取得したという方は、モーターグレーダーなどの機械質量に応じた建設機械を運転することができます。

また、モーターグレーダーはタイヤ走行なので公道を移動することが可能ですが、公道走行をする際には各種免許が必須です。

つまり、モーターグレーダーには作業をするための「操作資格」走行、移動をするための「運転免許」の2種類の取得は必要になるということを覚えておきましょう。

械質量3トン以上の車両系建設機械(整地等)の運転作業に従事する方は、労働安全衛生法に基づく運転技能講習を修了しなければならないことが義務付けられています。

機械質量3トン以上のモーターグレーダーで作業するためには、車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)運転技能講習を受講する必要があります。「走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識」など、最大で計38時間(6日間)の講習を受け、修了試験に合格することで資格を取得することができます。特定の資格を取得していることで、一部の科目受講が免除されます。

受講資格
自動車運転免許を保有せず、機械質量3トン未満の小型車両系建設機械(整地等)運転特別教育終了後に6ヵ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要)
つぎのいずれかに該当する方
・大型自動車運免許保有者
・不整地運搬車運転技能講習修了者
・普通、準中型、中型、大型自動車いずれかの運転免許を保有し、次のいずれかに該当する方
・機械質量3トン未満の小型車両系建設機械(整地等)、または(解体用)運転特別教育修了後に3ヶ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要)
・機械質量1トン未満の不整地運搬車運転特別教育終了後に3ヶ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要)

受講資格 時間
自動車運転免許を保有せず、機械質量3トン未満の小型車両系建設機械(整地等)運転特別教育終了後に6ヵ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) 18時間
つぎのいずれかに該当する方
・大型自動車運免許保有者
・不整地運搬車運転技能講習修了者
・普通、準中型、中型、大型自動車いずれかの運転免許を保有し、つぎのいずれかに該当する方
・機械質量3トン未満の小型車両系建設機械(整地等)、または(解体用)運転特別教育修了後に3ヶ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要)
・機械質量1トン未満の不整地運搬車運転特別教育終了後に3ヶ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要)
14時間
いずれにも該当しない方 38時間

科目 教育時間
【学科】
走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識 4時間
作業に関する装置の構造、取扱い及び作業方法に関する知識 5時間
運転に必要な一般事項に関する知識 3時間
関係法令 1時間
【実技】
走行の操作 20時間
作業のための装置の操作 5時間

この資格の主な対象機会は、モーター・グレーダートラクタショベルブルドーザードラグショベルスクレーパードラグラインスクレープ・ドーザークラムシェルトレンチャーパワーショベルバケット掘削機ずり積機です。

3トン以上の車両系建設機械の運転に必要な技能講習の講習項目や時間数は講習規則によって定められ、基本的には合計38時間の学科講習と実技講習が必要になります。

小型車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)の運転の業務に係る特別教育

事業者は、機械質量が3トン未満の車両系建設機械のうち、「整地・運搬・積込み用」及び「掘削用」の機械で動力を用い、かつ、不特定の場所に自走できるものの運転(道路上を走行させる運転を除く)の業務に労働者を就かせるときは、安全又は衛生のための特別な教育をしなければならないことが義務付けられています。

機械質量3トン未満のモーターグレーダーで作業するためには、小型車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)の運転の業務にかかる特別教育を受講する必要があります。「小型車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)の走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識」といった学科講習と実技講習があり、計13時間(2日間)以上の講習を受けることで資格を取得できます。

科目 教育時間
【学科】
走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識 3時間
作業に関する装置の構造、取扱い及び作業方法に関する知識 2時間
運転に必要な一般事項に関する知識 1時間
関係法令 1時間
【実技】
走行の操作 4時間
作業のための装置の操作 2時間

主な対象機会は車両系建設機械(整地用等)のうち、機械質量3トン未満のモーターグレーダーホイールローダーブルドーザートラクターショベル及びドラグ・ショベルなどです。

3トン以下の車両系建設機械を操作できる特別教育は、企業などの事業所や、都道府県にある労働局長登録機関などで実施しています。こちらは安全衛生特別教育規定で規定された12時間の履修が必要です。

モーターグレーダーの免許は「大型特殊免許」

モーターグレーダーは、道路交通法の分類で大型特殊自動車に含まれるため、公道上での運転には「大型特殊免許」が必要です。

大型特殊免許とは、大型車両はもちろん、トラクター、ホイールローダー、クレーン車、ブルドーザーなどの特殊な大型自動車で公道を走るための免許です。

大型特殊免許は、あくまで公道を走行するための免許なので、公道を走行して車両を移動させることはできますが、現場で作業をすることはできません。

そのため、モーターグレーダーを使うには、先程紹介した「車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み用及び掘削用機械)」と「大型特殊免許」をセットで取得する必要があります。

大型特殊免許は、普通免許と同じように第一種と第二種がありますが、通常は第一種の方を取得します。第二種では、キャタピラー付車両などで客を乗せて旅客営業をすることができますが、現在国内には第二種免許が適用されている車両は存在しません。

第二種を取得している方は、フルビット免許証と呼ばれる、すべての免許区分が記載された免許証の完成を目指しているケースがほとんどです。

大型特殊免許を取得すると、全長12m以下×全長38以下 の特殊車両が運転でき、中型車両、小型特殊車両、原動機付自転車などの公道走行も可能になります。

前提として、作業用の資格と移動のための免許は異なるので注意してください。

大型自動車免許を取得すると、以下の免許区分の車両で行動を走行させることができます。

・大型特殊自動車
・小型特殊自動車
・原動機付自転車(原付)

上記の車両に該当するのは以下の条件を満たす特殊自動車です。

全長 12.0m以下
全幅 2.5m以下
全高 3.8m以下
総排気量 制限なし
最高速度 制限なし
※時速49km/h以下の自主規制が有



グレーダーの運転に必要な免許|まとめ
モーターグレーダーを作業で使用するには、車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み用及び掘削用機械)の資格と、大型特殊免許が必要ということを解説しました。

これらの資格・免許はモーターグレーダーをはじめとした重機のオペレーターになる上で、必須となるものなので、是非早い段階で取得することをお勧めします。

中には取得を斡旋している企業や、県や市によっては補助金が支給される制度もあるので、調べてみましょう。
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そこで今回は、中古モーターグレーダーの販売価格一覧や商品紹介、購入時の注意などについて紹介していきます。 中古建設機械の商品・価格相場 中古建設機械の販売専門店では、あらゆる建設重機を取り扱っています。 建設機械の中古価格は、特に、アワーメーターが低い(ローアワー)、年式が新しい、現行モデルである、という場合には高価格で売り出される事が多いです。 また、企業が税金対策で購入したと思われる高額な機械が、建屋の下で保管されていて全然使用されなかったなどという新古車などの場合も新車に近い高額な価格が付けられます。 しかし、大多数の重機が「アワーメーターが低くても外観が錆びている」や「年式が新しくてもアワーメーターが10,000時間超え」などの複合的な要素を持っており、総合的な観点から中古販売価格が決まります。 重機の年式や状態によっても価格は変わりますが、販売店によっても異なります。 以下に価格相場の一覧を作成したので、参考までにご覧ください。 サイズ 価格 油圧ショベル 0.14 ~0.16m3 ¥4,900,000~¥6,400,000 0.2~0.22m3 ¥6,600,000~¥7,500,000 0.4~0.5m3 ¥10,500,000~¥10,200,000 0.65~0.7m3 ¥10,780,000~¥10,700,000 ラフタークレーン 10t以下 ¥1,000,000~¥2,000,000 11t~20t ¥3,000,000~¥8,000,000 21t〜30t ¥8,000,000~¥10,000,000 ロードローラー 5t未満 ¥1,000,000~¥4,000,000 5t~10t ¥3,000,000~¥5,000,000 15t~20t ¥3,000,000~¥9,000,000 ホイールローダー 0.5~1m3 ¥1,000,000~¥4,000,000 1~2m3 ¥1,500,000~¥5,000,000 2~3m3 ¥2,000,000~¥6,000,000 3~4m3 3,000,000~¥10,400,000 ブルドーザー 5t未満 ¥500,000~¥5,000,000 5t~10t ¥1,000,000~¥5,000,000 10t~15t ¥2,000,000~¥8,000,000 15t~20t ¥3,000,000~¥9,000,000 中古車は機械によって状態が違い、価格も違ってきます。 一概にこの表に当てはまるものではありません。 あくまで目安としてご覧ください。 中古グレーダーの在庫状況 自走式の産業用車両で建設機械の一種であるモーターグレーダーは、主に舗装工事で使用される事が多く、路床・路盤の整地作業の用途で活躍します。また、積雪地では、先端部や後部側面側に追加でブレードを装備した除雪グレーダーが、幹線道路の除雪作業車として運用されています。 ブレード以外にも、作業用途に合わせてスノープラウ、リッパー、スカリファイア(破砕機)などのアタッチメントを装着して使用することもあります。 モーターグレーダーをはじめとした車両系建設機械を保有する日本の事業者は、「労働安全衛生」に基づき、月に1回行う「月自主点検」や、年に1回行う「定期自主点検」といった法定点検の実施が定められています。 そのため、日本で使用されているモーターグレーダーは、定期的にしっかりとした整備が実施されており、使用するオペレーターが機械を丁寧に乗ることが多い傾向から、中古になっても海外から高い人気があります。 ですが、モーターグレーダーは道路舗装用重機の中でも中古市場での流通量が少なく、どの業者でも在庫が常に品薄状態というのが現状です。 一般的には、ニーズの多い建設機械は生産台数を増やして量産するため、人気が高い車両でもある程度は中古市場にも流通するようになります。しかし、現在国内でモーターグレーダーを生産しているメーカーはコマツの1社のみで、生産数も限定的です。 需要があるのに生産台数が少ない理由は、モーターグレーダーは購入したら整備しながら長く使用するユーザーが多く、新規導入数がそれほど多くならないという特性が考えられます。 さらに補足しますと、主にモーターグレーダーは道路工事の土台となる路盤材の均し作業などに利用されます。工事現場の中でも作業範囲が限定的であり、油圧ショベルやホイールローダーのように、地盤を掘削したり、大きな重量物を掴んだりするという作業がありません。そのため、機械本体や部品にかかる負担が少ないため、重機自体の消耗も少ないという特性があります。 このようにモーターグレーダーは、他の重機と比べて稼働時間が比較的少ないうえに消耗しづらいため、新車を導入してから20年〜40年間の単位で利用し続けるユーザーがほとんどです。 以上のことから、中古市場でモーターグレーダーを探すことは難易度が高いと思われます。 たとえ、店舗の在庫やオークションの流通でモーターグレーダーを見つける事ができたとしても、20年、30年経過しているハイアワーであり、さらに価格も高いという場合も多いです。 そのため、自分の欲しい年式やメーカー、準備してある予算など理想のスペックである機械に出会うには周到な下調べと時間を要する事でしょう。 中古グレーダーの相場どうやって決まる? 中古建機や中古モーターグレーダーの価格は、下記の要素が大きく反映されます。 ・機種…作業性能や安全性能や人気モデルかによっても価格が変動します。 ・年式…年式が古いほど価格は低いですが、安全機能などが備わってない機種も多いです。 ・稼働時間…アワーメーターが低いほど高価になります。 ・機械の状態(コンディション)…日本の中古グレーダーは国内でも整備されてから再販される事が多いです。 コンディションの良し悪しについては、整備がきちんとされていたか(含む法定点検)、稼働していた現場が重機をあまり損耗させないような現場であったか、保管の仕方が適切だったかなどという点が価格の変動に大きく関わっています。 例えば、長時間稼働しない重機の場合、1ヶ月に1回はエンジンをかけて各部分のオイルを循環させておくなどコンディション維持に努めている機械は、作動不良、錆び、バッテリー上がり、油漏れなどの心配が少ないので、前のオーナーの整備、保管状況は中古重機の購入を考える上で非常に大きな判断要素となります。 モーターグレーダーは、乗用車とは異なり保管に大きなスペースを必要とするため、店頭にも常に在庫車両があるとは限りません。本来は店頭で実機をチェックしてメンテナンスが行き届いた機種を探すのがベストですが、それが難しい場合は、写真や機体の状態に関して多く情報を持っている販売店を探すようにすると良いでしょう。 モーターグレーダーの大まかな相場を表すために、最もわかりやすいバケットサイズで相場表を作成しました。参考までにご覧ください。 【中古モーターグレーダー買取相場の目安】 プレート幅(m) おおまかな価格相場 3.0m未満 ¥2,500,000~¥4,500,000 3.1m以上〜3.4m以下 ¥3,000,000~¥7,000,000 3.5m以上〜3.9m以下 ¥4,000,000~¥8,000,000 4.0m以上 ¥4,000,000~¥7,000,000 中古車は機械によって状態が違い、価格も違ってきます。 一概にこの表に当てはまるものではありません。 あくまで目安としてご覧ください。 アタッチメントなどの付属品や譲渡証、サービス履歴、年次点検票、仕様書などの書類の有無も大きく価格に影響します。 モーターグレーダーは壊れてしまっても、ほとんどのケースで修理することが可能なので、不動車・故障車だとしても高値で取引されるケースもあります。特に海外では、壊れたグレーダーを安価で修理することが得意なユーザーが多く、部品取り用に同じ機種を購入し、部品どりをしながら古いものをずっと使い続けている国もあります。 電子制御や安全装置などがまだ発達していない1970年代から1990年代などのグレーダーは、コンピュターなどが搭載されていないため比較的修理がしやすく、発展途上国などの海外では今でも高い人気を誇っています。 海外では、国内に重機メーカーがない国が多く、工事に使用する重機に関してはほぼ輸入した中古品を再利用している国もあります。重機の台数が少なく貴重な国では、モーターグレーダーのような重機を保有しているとその建設会社はいろいろな現場で有利な金利で案件を受注できます。 東南アジアでは1980年代に生産されたモデルが人気ですが、現地の工場ではコンピューター制御の重機は面倒を見ることはできません。そのため日本では旧式と見られる年代物の方が、コスト面でも優れ、容易に整備できる為、重宝されています。 ご説明した通り、中古のモーターグレーダーは国内外問わずニーズがあり、中古市場は常に品薄状態が続いています。よって消耗品であるアタッチメントの流通はさらに少ないです。 検索で掲載が多い中古グレーダー・価格の一覧 ここでは、ネットオークションや中古建設機械販売サイトなどでよく見かける比較的流通量のあるグレーダーと価格を紹介します。 【掲載が多い中古グレーダーの価格相場】 モデル 相場価格 コマツ GD376H(1977〜1980年頃) ¥1,000,000~¥1,800,000 GD405A-3(1988〜1992年頃) ¥4,000,000~¥6,000,000 GD605A-3(1986〜1992年頃) ¥3,000,000~¥4,500,000 (旧)三菱 MG230(1989〜1994年頃) ¥2,000,000~¥4,000,000 MG330(1988〜1992年頃) ¥2,500,000~¥3,000,000 MG430(1991〜1995年頃) ¥3,000,000~¥4,000,000 中古車は機械によって状態が違い、価格も違ってきます。 一概にこの表に当てはまるものではありません。 あくまで目安としてご覧ください。 過去の国内メーカーでは、酒井重工業や川崎重工、新潟鉄工などがあります。海外のメーカーでは、キャタピラー、ボルボなどが存在し、現在でモーターグレーダーを製造しているメーカーの代表はキャタピラーとコマツと言われています。 国内主要メーカーの機種・価格相場 【コマツ】 機種名 相場 GD705A-4 ~¥500,000 GH302-2 ¥3,200,000~¥5,900,000 GD200A1 ¥500,000~¥900,000 GD31RC3A ¥2,000,000~¥2,400,000 GD355A-1 ¥2,500,000~¥4,100,000 GD355A-3 ¥5,400,000~¥5,500,000 GD405A-1 ¥2,400,000~¥3,300,000 GD405A-2 ¥3,400,000~¥4,300,000 GD405A-3 ¥3,400,000~¥7,400,000 GD405A-3E0 ¥4,700,000~¥10,800,000 GD505A-2 ¥3,100,000~¥4,200,000 GD605A-3 ¥5,200,000~¥4,200,000 GD605A-5 ¥5,200,000~¥6,700,000 GD605A-5E ¥4,800,000~¥10,100,000 GH320-2E ~¥3,200,000 【酒井重工】 機種名 相場 MG430E ¥4,000,000~¥6,800,000 MG130E ¥4,000,000~¥5,000,000 MG230 ¥2,500,000~¥3,000,000 MG230E ¥4,700,000~¥6,000,000 MG500S ¥4,000,000~¥4,500,000 以上の流通機種や価格は目安であり、実際には経済情勢、建機の状態、買取地域、買取業者によって希望機種が無かったり、相場より価格が大幅に高騰することもあります。 中古グレーダー購入時の注意 中古とはいえ、モーターグレーダーのような大型で高価な買い物をする際は、買う前の段取りが重要です。 中古でモーターグレーダーを探す際は、まずは予算と機種の絞り込みから行うと良いでしょう。モーターグレーダーを購入する前に、主に使用する現場や用途を事前に確認しておくほか、購入予算を決めておくことが大事です。 中古建設機械販売店で重機を購入する際は、納車前に支払いをするのが原則です。そのため、購入資金の借り入れをする際はできるだけ早い段階で借り入れ先を決めて、返済計画を立てておきましょう。 中古モーターグレーダーの場合、程度の良い商品はすぐに買い手がついてしまうため、資金調達に時間がかかってしまうと希望の機種を逃してしまいます。 店頭では、実機チェックやメンテナンス状況も抜かりなく確認しましょう。実機で重要な確認部分は、アワーメーターの値が少ないものがいいのはもちろん、グリッアップやオイル、エレメント、の交換といった整備が、新車時からきちんと行われていたかも重要です。 実際にエンジンをかけてみて、始動状況に問題がないかはもちろん、油脂類や冷却水の量は適当か、オイル漏れがないかを自分の目で確認しましょう。 できれば来店前に機体の状態を目視で確認できるよう、きちんとと洗車されているかどうかも確認しておくことをおすすめします。 購入時は書類の内容に誤りがないかをしっかり確認することも重要です。購入前のメンテナンスは価格に含まれるのか、ナンバー付き車両であれば、車検費、特定自主検査費用など、機種の価格だけではなく、総支払や内訳も確認することを心がけると後々に後悔することもないでしょう。 購入した重機に納期が現場の作業開始に間に合うかどうかも大切なポイントです。契約をする前に今一度、書類にはじっくり目を通し、合意した内容と齟齬がないかを確認してください。 また、対人・対物の任意保険だけでなく、自損事故や盗難、最近では部品の盗難が増加しているため、それらにも対応した動産総合保健へ加入する際は、その補償内容と保険料も確認しましょう。 モーターグレーダーは大型機械のため、保管に十分な広さの土地(駐車スペース)が必要です。また、機体コンデションを保つため、建屋での保管が望ましいです。 冬時期のみ稼働する除雪グレーダーの場合は、半シーズン以上は無稼働状態になるので屋外に放置していると錆びや直射日光などによる劣化の原因にもなります。 特にシーリングやパッキン、タイヤなどのゴム製品は直射日光で劣化しやすく、亀裂、断裂などが発生する原因にもなるので気を付けてください。 また、用途に適したタイヤを履いているかも確認しましょう。モーターグレーダーのタイヤはタイヤメーカーから様々なラインナップがあり、種類によっては泥はけを重視したタイヤや横滑りに強いタイヤ、牽引力に優れたタイヤなどがあります。 また、モーターグレーダーの運転・作業には免許と資格が必要です。中古でモーターグレーダーを購入する前にしっかり取得しておきましょう。 モーターグレーダーに必要な免許 モーターグレーダーを建設現場内で工事作業に従事させる場合には、労働安全衛生法に基づき、「車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み用及び掘削用機械)」の資格が必要となります。 動力を用いて自走できる建設機械のことを車両系建設機械といい、モーターグレーダーでの作業はこの資格が必須です。車両系建設機械には、ブルドーザーやパワーショベル、バケット掘削機、コンクリートポンプ車などおなじみの重機も含まれています。 労働安全衛生法施行令別表第7では、重機も車両系建設機械は「整地・運搬・積込み用機械」、「掘削用機械」、「基礎工事用機械」、「締め固め用機械」、「コンクリート打設用機械」、「解体用機械」の6種類に分類されており、作業では整地用途に使用されるモーターグレーダーは「整地・運搬・積込み用及び掘削用機械」の特別教育、もしくは運転技能講習を受講する必要があります。 車両系建設機械運転者(整地・運搬・搬入・掘削用)の資格はドラグショベル(ユンボ)やホイールローダーと同じ資格になるので、資格ひとつで他の重機も操作する事ができ、取得しておいて損はないでしょう。 また、モーターグレーダーは、道路交通法の分類で大型特殊自動車に含まれるため、公道上での運転には「大型特殊免許」が必要です。 大型特殊免許とは、大型車両はもちろん、トラクター、ホイールローダー、クレーン車、ブルドーザーなどの特殊な大型自動車で公道を走るための免許です。大型特殊免許を取得すると、全長12m以下×全長38以下 の特殊車両が運転でき、中型車両、小型特殊車両、原動機付自転車などの公道走行も可能になります。 大型特殊免許は、あくまで公道を走行するための免許です。公道を走行することはできますが、現場で作業をすることはできません。行動を走行するための大型特殊免許と作業するための作業免許が必要であることを覚えておきましょう。 前提として、作業用の資格と移動のための免許は異なります。資格と免許を取得してから取り扱いましょう。 モーターグレーダーの中古価格・相場|まとめ モーターグレーダーの中古価格・相場について紹介しました。結論を申しますと、モーターグレーダーは中古市場において流通量が少なく、状態の良い機種は希少であるということです。 また、現在国内ではコマツが唯一モーターグレーダーを製造しているメーカーであり、中古グレーダーは海外からの人気が高く市場が国外にもあること、ユーザーが整備しながら長期間使用するという特性上、中古品が出回りにくいということも本記事で解説してきました。 希望に近いスペックを持つ機種を探すには、複数店からの情報取集も必要で、ある程度の手間暇がかかるということを念頭においておきましょう。 ←中古の【グレーダー】を探すならトクワールド!

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    モーターグレーダー

    【建設機械レンタル】グレーダーのサイズやレンタルのメリットについて

    目次 グレーダーなどの建設機械のレンタルする際はサイズにも注意 小型グレーダーの代替機としてBobcatがおすすめ グレーダーの中古市場は?レンタルがオススメな理由 グレーダーのレンタル費用はどのくらい? まとめ|グレーダーのレンタル時の注意点 グレーダーなどの建設機械のレンタルする際はサイズにも注意 道路工事など公共工事で活躍するモーターグレーダですが、機械ひとつひとつの値段は高額です。 建設業にとって資本とも言える建設機械ですが、グレーダーなどのような機械は使用する場面が限られているので1年間を通しての稼働状況は少なく、レンタルを利用する業者は増えています。 建設業は、公共事業で売上が左右される業界なため、必要時に機材を利用したいと考える業者は多く、現在の日本で使用されている建設機械の約6割がレンタルです。 しかし、建設機械をレンタルする際には、費用以外にも機械のサイズなども考慮して検討する必要があります。 特に、モータグレーダーやトラッククレーンのような公道を走行する車両系機械は、通常の車両と比べて車高や車幅があるため、アンダーパスや道幅の狭い道路など、場所によっては通行ができない場合もあります。 そこでこの記事では、モーターグレーダーをレンタルする際に知っておきたい、機械のサイズについて紹介します。 グレーダーのクラス(サイズ)はどう見る? 油圧ショベルやホイールローダーが、機体のクラスをバケットサイズで表すように、モーターグレーダーの性能は主にブレードの幅やそれに見合ったエンジン出力でクラスが表されます。 一般的にはブレードの大きさでクラス表記されていることがほとんどなので、モーターグレーダーをクラスで選ぶ際は、ブレード幅に注目するとわかりやすいでしょう。 国内の需要では、3.1メートルや3.7メートルクラスが多く、現在KOMATSUから販売されている2種類の商品に関しても同クラスのブレード長です。 KOMATSU|グレーダー商品情報 機種名 機械質量 定格出力 ブレード長(mm) 法規制・基準 GD450-7 【衝突検知警報システム】 12,065 107 3125 特特2014 GD675-6 17,845 163 3710 特特2014 会社にもよりますが、レンタルでもブレードが3.1mクラスのグレーダーが最も一般的です。 それ以下の小型グレーダーは各メーカーが撤退しているので、現在では見かけることがなく、珍しい部類でしょう。 小型グレーダーの代替機としてBobcatがおすすめ どうしても「最小のグレーダーを探している」「小型のグレーダーがあれば便利」という方にオススメなのが、Bobcat(ボブキャット)から展開されているコンパクトトラックローダーのグレーダー仕様です。 ボブキャットからはアタッチメントとしてローダー用グレーダーブレード(2D・3Dグレーダー)が登場しています。 Bobcatの2Dグレーダーは2Dレーザーやソニックセンサーが使用可能なグレーダー専用機で、3Dへのアップグレードが可能です。 油圧で作動するブレードと延長されたホイールベースで造成地作業にも活用でき、専用機として高い精度での整地作業が可能になります。 昨今の土木分野ではICT技術による情報化施工の推進に力を入れていますが、Bobcatのアタッチメントのひとつである3Dグレーダーが日本においても徐々にICT建機としてその場を広げてきています。 また、コンパクトトラックローダーは360°その場旋回が可能で、省スペースでの活動や比較的規模の小さい工事現場にも対応している点が最大のメリットです。 導入費用もグレーダーより安く、コンパクトであるため様々な現場で活用できることから導入後も稼働率の問題もクリアできるでしょう。 また、Bobcatからは多彩なアタッチメントが登場しているほか、アタッチメントの脱着・交換も容易です。1台で何役もの作業をこなすことができるので無駄がありません。 ローダー用グレーダーブレードのラインナップは以下の通りです。 ・84”グレーダー(ブレード幅2,140mm) ・96”グレーダー(ブレード幅2,440mm/レーザーシステム対応) ・108”グレーダー(ブレード幅2,750mm/レーザーシステム対応) Bobcatは現在では生産していない小型グレーダーの代役を務める存在とも言えるでしょう。 グレーダーは1名乗車が主流になっている 除雪作業中のオペレータは作業時の安全を確保するため、前方の障害物、対向車に加えて、後方からの追い越し車両など、あらゆる方向に注意を払って作業を実施しています。2名乗車のグレーダーにおいては、助手はこうした安全確保の補助や故障対応、部品交換などの作業を担当し、新人運転手が同乗した際は運転指導の場としても機能していました。 日本ではこうした2名乗車グレーダーが長らく運用されていましたが、排ガス規制の強化を受けて各メーカーは第4次排出ガス規制の対応に追われる形で、平成24年度末を最後に2名乗車の除雪グレーダーの販売を終了することとなりました。 オペレータ不足や計器、センサーの進化もあり、今日ではキャタピラージャパンやコマツ製をはじめとしたメーカーから1人乗車であるワンマングレーダーの新型除雪グレーダーがラインナップされています。 しかし、中古市場では2名乗車のモデルがまだまだ現役であり、2名乗の除雪グレーダーを使用している企業も多いです。 グレーダーは高さ制限に注意 特に委託などを受けて道路をグレーダーで除雪作業を行う場合やグレーダーで現場に向かう時は、事前に現場の所在地、除雪ルート、周辺道路の形状、交通量、交通状況などを調査し、走行や運搬に支障がないように措置を講ずる必要があります。 一般道路を大型特殊車両であるグレーダーで走行する場合、許可を受けずに運行可能な場合と、道路管理者や警察の許可を必要とする場合があります。 また「道路法」・「道路交通法」・「道路運送車両法」が適用されるため、機械本体の長さ、幅、車両質量など多くの制限があるため、これらの道路関係法を考慮しなければなりません。 除雪グレーダーのサイズは、本体の全幅は極力小さい方が好ましいですが、操縦時には横安定性にも配慮しましょう。 全高は、トンネル、アンダーパスなどの道路構造物を考慮すると極力小さい方が望ましいですが、作業状態を監視できる適切な位置を考慮する必要があります。 機械質量も小さい方が望ましいですが、牽引力と切削力なども考慮しなければなりません。なお、道路運送車両法により、車両総質量は20トンを超えないものを選ぶのがいいです。 グレーダーで一般道路上を自走する場合は、一般車両に比べ低速走行となるため、一般車両の支障とならないよう走行する配慮が必要です。 グレーダーの中古市場は?レンタルがオススメな理由 国内のグレーダーは、クラスを問わず全体的にグレーダーの市場が少ない状況である一方、新車製造では排ガス規制をクリアしていくため、メーカー側は新たな設備投資等が迫られるリスクを抱えざるを得ない状況に置かれ、メーカー各社はグレーダーの生産・販売を修了・縮小をしました。 現在国内でグレーダーを製造している唯一のメーカは、KOMATSUの1社だけとなり中古市場にも在庫が出回りにくい状態が長らく続いています。 また、建設機械はひとつひとつがとても価格が高く、安易に購入することができないこが難点です。例えば、グレーダーを新車で購入した場合は¥20,000,000〜¥30,000,000、中古でも¥5,000.000〜¥10,000,000ほどかかってしまいます。 必要時にグレーダーをレンタルすることによって、導入費用が安くなり大幅なコスト削減となるだけではなく、置き場やメンテナンス費用も不要です。 さらに、レンタルであれば、購入した場合と違い、費用を経費として損金処理することも可能です。 大規模な業者が多くの建機を保有している例もありますが、大抵の業者はこのように、必要な機種と台数を、必要な期間レンタルすることで、経営のスリム化を実現することができています。 中古グレーダーは、年式も古いものが多く、安全機能やセンサーなどが未搭載または全世代のものということもあります。 レンタルであれば、国土交通省の「i-Construction」に対応したICT建機の導入や環境対応方(新型排ガス、省エネタイプ)の最新機械のレンタルも可能なため、長らく使用していて老朽化したグレーダーの買い替え前に、現場で比較検討したいといった際の参考にもなるでしょう。 グレーダーのレンタル費用はどのくらい? モーターグレーダは大型機械ということもあり、リース会社の中でも小規模な企業は商品を持っていないこともよくあります。また、除雪機械としてレンタルしていることも少なく、モーターグレーダーを除雪で使用したいのであれば、土木作業用のものしか揃ってないこともあるので確認してください。 また、建設業には繁忙期があるため、時期によっては重機の在庫がない場合もあります。 特にグレーダーは使用する機械や現場が限られるため、ほとんどの建設企業が、必要時にレンタルするという方式をとっています。 そのため、レンタルをしようとした際に、グレーダーの在庫がないということも考えられるので注意してください。 建設機械のレンタル費用ですが、季節や時期によって変動するということも念頭において検討しましょう。 モーターグレーダーのレンタル相場ですが、1日のレンタル費用は¥12,000〜15,000ほどです。月極ですと4月〜9月は約¥240,000、10月〜3月になると約¥300,000と価格が上がる傾向にあります。年契約の場合は約¥255,000が料金の目安でしょう。 【レンタルの料金相場】 1日…約¥12,000〜15,000 月極(4月〜9月)…約¥240,000 月極(10月〜3月)…約¥300,000 年契約…約¥255,000 グレーダーのレンタル時の注意点|まとめ グレーダーをレンタルする際は、費用だけではなく運行する道路や作業現場の環境を考慮した上で、機体のサイズも考慮する必要があります。 また、グレーダは使用する場面が限られているため、ほとんどの業者がレンタルで賄っています。 そのため、レンタルしたい時にグレーダーの在庫が残っていない、という状況も生起することもありますので注意が必要です。 現在の日本ではKOMATSUのみがグレーダーの製造を行なっており、ブレード幅が3.1mのモデルが国内の主流となっています。 逆にそれ以外のクラスは、国内では希少なモデルとなっており小型グレーダーの製造は行われていません。 そのため、従来よりも小型でコンパクトサイズのグレーダーを求めている方は、中古で古いモデルを探すが、Bobcatでの代用をご提案します。 ←中古の【モーターグレーダー】を探すならトクワールド!

    2023/03/29

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  • 【建設機械レンタルと中古グレーダー】導入するならどっち?モーターグレーダーの運転に必要な資格などを紹介
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    【建設機械レンタルと中古グレーダー】導入するならどっち?モーターグレーダーの運転に必要な資格などを紹介

    目次 建設機械・重機をレンタルするメリット モーターグレーダーの特徴・用途は? モーターグレーダーはそもそも中古で探すのが難しい? モーターグレーダーのレンタル価格 モーターグレーダーに必要な資格・免許は? 建設機械での道路作業には届出が必要 まとめ|建設機械レンタルと中古グレーダー 建設機械・重機をレンタルするメリット 建設業界が受け持つ仕事の幅は広く、必要時に必要な機材を利用したいと考える業者が多いです。建設機械のレンタルサービスはそれらのニーズに応えることができるだけではなく、企業にとって様々なメリットがあります。 例えば、建設機械はひとつひとつが高価で、モーターグレーダーなどの大型重機は新車で¥20,000,000〜¥30,000,000、中古でも¥5,000,000〜¥10,000,000ほどかかってしまいます。 機械をレンタルすることにより、導入費用が安くなり、コストを大幅に削減することができます。また、レンタルであればメンテナンス費用も不要で、購入した場合と違い、費用を経費として損金処理することもできます。 しかし、長期的にレンタルしてしまうと結果的に中古を購入した方が安かったということもあります。また、レンタルの契約を結んでしまうと途中解約をすることができず、違約金を支払って中途解約するという場合もあります。 業者はこのようなメリット、デメリットを念頭に置いてレンタル建機を利用しましょう。そこで今回は。モーターグレーダーの中古購入かレンタルを検討している方に向け、レンタルのメリットや中古グレーダーの注意点、必要な資格を紹介していきます。 モーターグレーダーの特徴・用途は? モーターグレーダーは、主に道路工事で路床、路盤の整地に使用される他、土工基面や法面の整形・仕上げに用いられる自走式の産業車両であり建設機械の一種です。 また、冬季は幹線道路の除雪作業でも活躍しており、除雪作業で使うモーターグレーダーは除雪グレーダーと呼ばれています。 モーターグレーダーは、全長は約7〜8.5メートル、重量約10トン以上を誇る大型機械であるため、道路工事や開発工事、幹線道路除雪のような規模の大きい作業で使われます。 構造の詳細もチェック グレーダーは、荒野の上をブレード(排土板)と呼ばれる地ならし用器具を吊って引きずることで整地を行うものを呼びます。 モーターグレーダーは全部で六輪三軸とする構成で、主に本体部分、アーム、ブレードから成り立っています。 エンジン部や操作キャビン、タイヤなどがある4輪2軸の本体部分に加え、前方にはアームと呼ばれる長いフレームを渡し、先端には操舵も兼用する二輪一軸があります。 さらに、アーム下部のタイヤとタイヤの間には、長さ3メートル以上もある整地用のブレードが吊り下げられており、ブレードは余計な土や雪を路肩に退けられるように、斜めに取り付けられています。 モーターグレーダーにはブレードを斜めにした際、反力で進路が変わらないように、直進性を維持するリーニング機構が付いているのも特徴です。 これは、前輪の角度を左右斜めに傾け、キャンバ角をつけるリーニング装置というものがあり、前輪のブレやブレードの不必要な動きを防ぎ、安定した均し作業が行えるという仕組みです。エンジン部と前輪をつなぐフレームも左右に曲がる関節状となっています。 ブレード以外の作業用アタッチメントとして除雪作業に使用するスノープラウや、リッパーと呼ばれる巨大な熊手状の爪、スカリファイアー(粉砕器)があります。スノープラウは車体前部、他のアタッチメントはいずれも車体中央、もしくは後部に取り付けられます。 モーターグレーダーはそもそも中古で探すのが難しい? 中古の建設機械はなんといっても新品より安価に重機を購入できることがメリットです。しかし、モーターグレーダーの場合は中古品探しになかなか苦戦する可能性が高いでしょう。 道路工事や整地作業や除雪作業などで活躍し、大規模な土木工事、開発工事で需要の高い建設機械ですが、実は、中古市場にはなかなか出回らない機械でもあります。 というのも、現在国内でモーターグレーダーを製造しているメーカーはコマツ建機の1社のみで、生産台数も少ないです。 なぜ、需要があるのに生産台数が増えないのかというと、モーターグレーダーは、購入したらメンテナンスをしながら長く利用するオーナーが多く、新規導入がそれほど多くないことが理由です。 モーターグレーダーのような大きな重機が活躍する作業は限定的で、1年間様々な工事をおこなったとしても、モーターグレーダーの稼働は3ヶ月にも満たない程度でしょう。 また、バックホーやホイールローダーといった他の重機より、大きくて重量のあるものを掴んだり、運んだり、粉砕することがなく、稼働時間が少ない上に本体にかかる負荷も僅かです。 このようにモーターグレーダーは消耗しづらいため、新車を購入してから数十年間利用し続けるユーザーがほとんどです。 また、日本で使用されるグレーダーは、毎年年次点検をしっかりやっており、使用するオペレーターが丁寧に乗ることが多いです。そのため海外からは「Used in Japan」として高い人気があります。海外では質の良い日本の中古グレーダーの需要が高く、状態の良い中古グレーダーがあってもすぐに売却されてしまいます。 以上が、建設機械の中古市場でモーターグレーダーが常に品薄状態と言われる要因です。 モーターグレーダーのレンタル価格 モーターグレーダーの価格は機種による違いや、年式、稼働時間、グレーダーの状態などの要素でも変動します。同じモデルでも、年式や稼働時間が良ければ100万円以上も価格が違うこともあります。 おおまかな料金相場は、新車で¥2, 000,000,000~¥3,000,000,000程度で、中古車では¥5, 000,000~¥1, 000,000,000で販売されています。 年式が古いと値段が下がる傾向にありますが、1990年以降の機種ですとコンピュターが未搭載ということもあるので気をつけましょう。 モーターグレーダーの性能はブレードの幅とそれに見合ったエンジン出力でクラスが表されます。一般的にはブレードの大きさでクラス表記されていることがほとんどなので、モーターグレーダーをクラスで選ぶ際は、ブレード幅に注目するとわかりやすいでしょう。 レンタル価格は季節・時期によって変動する モーターグレーダーのレンタル相場ですが、1日あたりのレンタル費用は¥12,000〜15,000ほどです。月極ですと4月〜9月は約¥240,000、10月〜3月になると約¥300,000と価格が上がる傾向にあります。年契約の場合は約¥255,000が料金の目安でしょう。 【レンタルの料金相場】 1日…約¥12,000〜15,000 月極(4月〜9月)…約¥240,000 月極(10月〜3月)…約¥300,000 年契約…約¥255,000 また、建設業には繁忙期があるため、時期によっては重機の在庫がない場合もあります。 モーターグレーダーに必要な資格・免許は? モーターグレーダーをレンタルする際には、免許や資格を取得していることを証明するために免許や免状を受付時に求められます。 こモーターグレーダーの運転、作業には以下の資格、免許が必要となります。 資格 モーターグレーダーを建設現場内で工事作業に従事させる場合には、労働安全衛生法に基づき、「車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み用及び掘削用機械)」の資格が必要です。 車両系建設機械とは、労働安全衛生法施行令別表第7で定められた、動力を用いて自走できる建設機械のことを言います。ブルドーザーやパワーショベル、バケット掘削機、コンクリートポンプ車などの重機も同じ車両系建設機械となります。 車両系建設機械を使用するための講習には、「車両系建設機械運転技能講習」があり、指定の教習所で講習を受けて取得します。 免許 モーターグレーダーは、道路交通法の分類で大型特殊自動車に含まれるため、公道上での運転には「大型特殊免許」が必要です。 大型特殊免許とは、ホイールローダー、クレーン車、ブルドーザーなどの特殊な大型自動車で公道を走るための免許です。大型特殊免許を取得すると、全長12m以下×全長38以下 の特殊車両が運転でき、小型特殊自動車などの公道走行も可能になります。 大型特殊免許は、あくまで公道を走行するための免許です。公道を走行することはできますが、現場で作業をすることはできません。行動を走行するための大型特殊免許と作業するための作業免許が必要であることを覚えておきましょう。 建設機械での道路作業には届出が必要 道路の使用・占用を伴う工事にはそれぞれ、道路使用許可申請と道路占用許可申請が必要です。建設関係者であれば、ご存じの方も多いと思いますが、ここではどういった時に必要とされる手続きなのかを解説します。 道路占用とは、道路内に継続して施設を設置することで、道路工事における占用とは、バリケードの設置や資材の集積、建設機械以外の車を駐車させることなどが該当します。よって工期が長期間の道路工事は道路占用許可申請を警察に届出する必要があります。 道路において工事、もしくは作業をしようとする行為は、道路使用許可の対象となります。例えば、路肩を使用したクレーンや高所作業車での電気工事などは道路使用許可の範囲に該当します。 しかし、モーターグレーダーやロードローラーなどを使用した道路工事などで、交通の妨害の恐れがあるときは道路占用許可申請の届出が必要です。 建設機械レンタルと中古グレーダー|まとめ モーターグレーダーは、道路工事などで需要があり、舗装工事や大規模な公共事業を受け持つ会社には必要な建設機械でしょう。新品を揃えるほどの予算が工面できない場合、中古の機械を探すと思いますが、中古市場に流通している台数が少ないというのが現状です。 そのため、自分の欲しい理想のスペックである中古グレーダーを探すことは非常に難しいとされます。 また、流通していたとしても20年や30年稼働していたハイアワーな機械も多く、さらに価格も高いという状況です。 結論として、中古グレーダーは流通量が少ないので、良い機械を探すにはじっくり時間をかける必要があります。そのため、不足分の機械はレンタルを利用するのも良いでしょう。

    2023/02/01

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