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グレーダーの操作方法|除雪時のコツや攻略を解説

モーターグレーダー

2023/06/19

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グレーダーの操作方法|除雪時のコツや攻略を解説

グレーダー操作のコツ・攻略方法

モーターグレーダーは荒地や路面の整地仕上げや、除雪作業などに使われています。

機体前方へ伸びるブームに吊り下げられたブレードと呼ばれる作業板を上下、左右に操作して整地します。

建設機械の中でも操作が難しいと言われますが、ブルドーザーの操作に慣れている方であれば、習得にはさほど時間は掛からないでしょう。

この記事では、グレーダーの操作やコツなどについて紹介します。

グレーダーの操作方法・各種機能、レバーについて

大抵のモーターグレーダーは、ステアリングの周りに合計8本もの操作レバーがついています。このレバーで、ブレードの角度や地面に押し付ける力を調節するわけです。

しかし、運転しながら9つのレバーをそれぞれ操作するのは乗りたての頃は難しく、もちろん練習も必要です。

各種レバーや変速機がある位置は機種によって様々ですが、ここでは各レバーの機能や基本的な操作についての紹介をしていきます。

各種レバー・説明の一覧

各種レバー【ハンドル左側】

番号 レバー 説明
1 スカリファイヤ(リッパー)操作レバー 地面が硬い時などは歯を入れて削ります。
2 サークル・センタシフト  
3 ブレード回転操作レバー ブレードを回転させて、土を左右どちらかに降りたい時に使うレバーです。
4 左ブレードリフトシリンダ操作レバー ブレードを上下するためのレバーです。ハンドル右側にも同じようなレバーがあります。


各種レバー【ハンドル右側】

番号 レバー 説明
5 ブレードチップレバー 切削や整地などの作業に合わせて、ブレード角の調整を行います。
6 アーティキュレート操作レバー 機械の真ん中が左右に首折れするレバーです。
7 リーニング操作レバー 前輪の傾きを調整します。
8 ブレード横送りレバー ブレードを左右に移動されるレバーです。
9 右ブレードリフトシリンダ操作レバー 4.に同じ。

モニタリングシステム(計器)

1.アーキュレート角インジゲーター
2.タコメーター
3.スピードメーター
4.水温計
5.燃料計
6.ブレーキエア計
7.時計
8.集中警報インジゲータ
9.ブレード昇降速度切り替えスイッチ

グレーダーをうまく操作するコツは?

レバー操作の基本はそっと動かしてそっと放すことです。また、路盤を作るときのブレードの加減は見る場所が重要なようです。

そして、基本には機械は水平を意識し動かしますが、これが最も困難です。

グレーダーの操作方式には上記のようなハンドル式以外に、最近ではジョイスティック操作型で、電子制御やモニタリングシステムなどのハイテク技術を備えたモデルが多く登場しています。

ジョイスティック操作は、左右2本のジョイスティックで全て操作できるので、レバー操作よりもオペレーターの作業負担が軽減されます。

電子制御などのハイテク技術を取り入れたモデルはICT土木にも対応しているのがメリットです。

しかし、微妙な操作ができなかったり、高温多湿での環境において精密機械は脆弱なため、油圧作動方式でレバー操作型といったアナログ機械の信頼性は高いです。

また、変速機(ギア)ですが前進・後進で8速や前進8速・後進6速のものなど、これも機種によって異なります。しかし、整地などの基本作業では1速で行います。

変速をマニュアルで行なうグレーダーは、乗用車と同じく足元にクラッチペダルがついています。

斜面が多い除雪コースなどの場合は、排気量や馬力のある機種を選ぶと楽でしょう。

除雪グレーダーでの除雪作業

道路に積もった雪は、車に踏まれて圧雪になっていたり、道路に凍りついていることがほとんどです。そこで、除雪グレーダーのブレードで圧雪をガリガリと削り取って除雪していきます。

ここからは除雪作業について紹介します。

グレーダーでの除雪には主に以下の4種類があります。

【新雪除雪】

夜通し雪が降った翌朝などは、路面に積もった大量の積雪(新雪)によって交通機能が低下します。
通常、新雪除雪の作業は交通量の少ない深夜か早朝に行い、グレーダーやホイールローダーなどによって、新雪を路側や路外に除雪します。

【路面除雪】

路面に残された凹凸や「わだち」を除雪装置エッジ等で削り取り、平にする作業を指します。連続降雪による圧雪や路面残雪により、放置すると走路交通の確保が困難となる恐れがあります。国土交通省では、路面の平坦性を確保する必要のある場合に実施するとしています。

【多車線道路除雪】

多車線道路は、交通量が多いことが特徴で、除雪作業中に一般車の割り込み等による事故が発生する恐れがあります。
そのためグレーダーなどの除雪機器は梯団編成を組んで片側車線をワンパスで施工します。

【交差点除雪】

交差点は歩行者や一般車が集中する部分です。そのため、除雪時は作業範囲に歩行者が入らないように十分配慮しながら行う必要があります。交差点の積雪は、一般車の行き交いによって固く圧雪されていることが多いので、グレーダーが行うこともあります。

除雪作業の留意点

除雪作業は、公道を走行して作業するということから、様々なことに注意しなければなりません。グレーダーの操作に入る前に、除雪作業の留意点について知っておきましょう。

  1. 追い越し車両に注意する。
    除雪作業中は一般車両よりも低速で走るため、後続から接近してくる追い越し車にも注意しなければなりません。もし、走行間や除雪作業のため道路が渋滞した場合は、進路を譲って追い越させたり、作業を一時中断して交通の流れを解消しましょう。
  2. 住宅街・市街地での除雪作業
    住宅街や市街地は、交通量や歩行者が集中しており、道路の狭い箇所や障害物も多いです。そのため、もっとも事故が起こり易いので、適切な作業速度と作業範囲の安全確認をしっかり行いましょう。
  3. 路面の構造物に注意
    路面にはマンホールや架橋のジョイントといった構造物があります。これにグレーダーのエッジやジョイントを引っ掛けてしまうと、グレーダー本体の故障や構造物の破損に繋がります。事前に確認しておくことが大切です。
  4. 山間道路では雪崩にも注意
    気温・風・音・投雪した雪により、斜面に張り付いた積雪が剥がれて雪崩になる危険があるので、作業間は注意してください。
  5. 地吹雪時の注意
    地吹雪が発生すると周囲が視界不良になる「ホワイトアウト」が発生します。前方車が停止していることもあるので、グレーダーは低速で細心の注意を払いながら走行させます。

除雪作業の要領

  1. 対向車との接触注意
    道路の除雪作業時は対向車の安全上、車体右側のタイヤよりもブレードがはみ出す事がないよう作業を行いましょう。コーナーの除雪時はこの限りではありません。
  2. 凍結路面での除雪
    圧雪の高度によって切削角を調節して除雪を行います。特にトンネル内や坂道など、スリップが多発するポイントでは、エッジを利かせで圧雪を剥ぎ取りますが、エッジはすぐに摩耗してしまうので、特にスリップしやすくなっている場合で行いましょう。
  3. カーブ時のブレード推進角
    除雪を効果的に行うには、右カーブではブレードの推進角を大きくし、左カーブではブレードの推進角を小さくすることに留意すると良いです。
  4. ブレード左右の圧力
    圧雪時の負荷は、右圧力が強すぎると車体が右方向に流れ、対向車両に接触する危険があります。リーニングを右側に傾け、左右の負荷圧には常に注意して作業しましょう。
  5. エッジの整形
    圧雪を剥ぎ取る時のブレード角は、刃先が路面に対して常に鋭角に当たるようにする必要があります。一般除雪の際、雪の少ない所でエッジを整形しておくと良いでしょう。
  6. 2台以上での除雪作業
    2台以上で通常除雪を行う際は、後続車の追い越しに注意し、前方のグレーダーは、ブレード推進角をできるだけ大きく取り、センターラインからはみ出すことなく作業を行いましょう。後続のグレーダーは、ブレードを1m程度重ねて、前方グレーダーが作る帯状の稚雪(ウィンドロウ)を残さないように道路脇へ寄せます。

一般走行時の注意点

  1. 走行時は、ブレード装置を地上から30bps程度上昇させます。車幅にブレードを格納する場合はタイヤガードなどへの接触に注意しましょう。
  2. 回送時のリーニング及び、アーティキュレートは禁止されています。回送時は屈折防止のロックピンを必ず取り付けましょう。
  3. ブレードにサイドシャッタ装置があるグレーダーは、対向車線へのはみ出しなどに注意してください安全のために走行時はシャッタを格納してください。
まとめ|グレーダーの操作方法|
今回はグレーダーの操作や除雪のコツについて紹介しました。グレーダーの機能や操縦方法はモデルによって異なりますが、基本的な操作や考え方は共通しています。

車体も大きく、ハンドル周りにたくさんのレバーがあるグレーダーですが、操作に慣れるにはやはり、的確な指導や経験、慣れが必要なようです。

特に除雪作業は、対向車や後続車、歩行者など、あらゆる箇所へ注意を払って行う必要があります。まずは普段の現場作業でグレーダーを十分に使いこなせるほどの技量を習得しましょう。
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¥3,000,000~¥9,000,000 中古車は機械によって状態が違い、価格も違ってきます。 一概にこの表に当てはまるものではありません。 あくまで目安としてご覧ください。 中古グレーダーの在庫状況 自走式の産業用車両で建設機械の一種であるモーターグレーダーは、主に舗装工事で使用される事が多く、路床・路盤の整地作業の用途で活躍します。また、積雪地では、先端部や後部側面側に追加でブレードを装備した除雪グレーダーが、幹線道路の除雪作業車として運用されています。 ブレード以外にも、作業用途に合わせてスノープラウ、リッパー、スカリファイア(破砕機)などのアタッチメントを装着して使用することもあります。 モーターグレーダーをはじめとした車両系建設機械を保有する日本の事業者は、「労働安全衛生」に基づき、月に1回行う「月自主点検」や、年に1回行う「定期自主点検」といった法定点検の実施が定められています。 そのため、日本で使用されているモーターグレーダーは、定期的にしっかりとした整備が実施されており、使用するオペレーターが機械を丁寧に乗ることが多い傾向から、中古になっても海外から高い人気があります。 ですが、モーターグレーダーは道路舗装用重機の中でも中古市場での流通量が少なく、どの業者でも在庫が常に品薄状態というのが現状です。 一般的には、ニーズの多い建設機械は生産台数を増やして量産するため、人気が高い車両でもある程度は中古市場にも流通するようになります。しかし、現在国内でモーターグレーダーを生産しているメーカーはコマツの1社のみで、生産数も限定的です。 需要があるのに生産台数が少ない理由は、モーターグレーダーは購入したら整備しながら長く使用するユーザーが多く、新規導入数がそれほど多くならないという特性が考えられます。 さらに補足しますと、主にモーターグレーダーは道路工事の土台となる路盤材の均し作業などに利用されます。工事現場の中でも作業範囲が限定的であり、油圧ショベルやホイールローダーのように、地盤を掘削したり、大きな重量物を掴んだりするという作業がありません。そのため、機械本体や部品にかかる負担が少ないため、重機自体の消耗も少ないという特性があります。 このようにモーターグレーダーは、他の重機と比べて稼働時間が比較的少ないうえに消耗しづらいため、新車を導入してから20年〜40年間の単位で利用し続けるユーザーがほとんどです。 以上のことから、中古市場でモーターグレーダーを探すことは難易度が高いと思われます。 たとえ、店舗の在庫やオークションの流通でモーターグレーダーを見つける事ができたとしても、20年、30年経過しているハイアワーであり、さらに価格も高いという場合も多いです。 そのため、自分の欲しい年式やメーカー、準備してある予算など理想のスペックである機械に出会うには周到な下調べと時間を要する事でしょう。 中古グレーダーの相場どうやって決まる? 中古建機や中古モーターグレーダーの価格は、下記の要素が大きく反映されます。 ・機種…作業性能や安全性能や人気モデルかによっても価格が変動します。 ・年式…年式が古いほど価格は低いですが、安全機能などが備わってない機種も多いです。 ・稼働時間…アワーメーターが低いほど高価になります。 ・機械の状態(コンディション)…日本の中古グレーダーは国内でも整備されてから再販される事が多いです。 コンディションの良し悪しについては、整備がきちんとされていたか(含む法定点検)、稼働していた現場が重機をあまり損耗させないような現場であったか、保管の仕方が適切だったかなどという点が価格の変動に大きく関わっています。 例えば、長時間稼働しない重機の場合、1ヶ月に1回はエンジンをかけて各部分のオイルを循環させておくなどコンディション維持に努めている機械は、作動不良、錆び、バッテリー上がり、油漏れなどの心配が少ないので、前のオーナーの整備、保管状況は中古重機の購入を考える上で非常に大きな判断要素となります。 モーターグレーダーは、乗用車とは異なり保管に大きなスペースを必要とするため、店頭にも常に在庫車両があるとは限りません。本来は店頭で実機をチェックしてメンテナンスが行き届いた機種を探すのがベストですが、それが難しい場合は、写真や機体の状態に関して多く情報を持っている販売店を探すようにすると良いでしょう。 モーターグレーダーの大まかな相場を表すために、最もわかりやすいバケットサイズで相場表を作成しました。参考までにご覧ください。 【中古モーターグレーダー買取相場の目安】 プレート幅(m) おおまかな価格相場 3.0m未満 ¥2,500,000~¥4,500,000 3.1m以上〜3.4m以下 ¥3,000,000~¥7,000,000 3.5m以上〜3.9m以下 ¥4,000,000~¥8,000,000 4.0m以上 ¥4,000,000~¥7,000,000 中古車は機械によって状態が違い、価格も違ってきます。 一概にこの表に当てはまるものではありません。 あくまで目安としてご覧ください。 アタッチメントなどの付属品や譲渡証、サービス履歴、年次点検票、仕様書などの書類の有無も大きく価格に影響します。 モーターグレーダーは壊れてしまっても、ほとんどのケースで修理することが可能なので、不動車・故障車だとしても高値で取引されるケースもあります。特に海外では、壊れたグレーダーを安価で修理することが得意なユーザーが多く、部品取り用に同じ機種を購入し、部品どりをしながら古いものをずっと使い続けている国もあります。 電子制御や安全装置などがまだ発達していない1970年代から1990年代などのグレーダーは、コンピュターなどが搭載されていないため比較的修理がしやすく、発展途上国などの海外では今でも高い人気を誇っています。 海外では、国内に重機メーカーがない国が多く、工事に使用する重機に関してはほぼ輸入した中古品を再利用している国もあります。重機の台数が少なく貴重な国では、モーターグレーダーのような重機を保有しているとその建設会社はいろいろな現場で有利な金利で案件を受注できます。 東南アジアでは1980年代に生産されたモデルが人気ですが、現地の工場ではコンピューター制御の重機は面倒を見ることはできません。そのため日本では旧式と見られる年代物の方が、コスト面でも優れ、容易に整備できる為、重宝されています。 ご説明した通り、中古のモーターグレーダーは国内外問わずニーズがあり、中古市場は常に品薄状態が続いています。よって消耗品であるアタッチメントの流通はさらに少ないです。 検索で掲載が多い中古グレーダー・価格の一覧 ここでは、ネットオークションや中古建設機械販売サイトなどでよく見かける比較的流通量のあるグレーダーと価格を紹介します。 【掲載が多い中古グレーダーの価格相場】 モデル 相場価格 コマツ GD376H(1977〜1980年頃) ¥1,000,000~¥1,800,000 GD405A-3(1988〜1992年頃) ¥4,000,000~¥6,000,000 GD605A-3(1986〜1992年頃) ¥3,000,000~¥4,500,000 (旧)三菱 MG230(1989〜1994年頃) ¥2,000,000~¥4,000,000 MG330(1988〜1992年頃) ¥2,500,000~¥3,000,000 MG430(1991〜1995年頃) ¥3,000,000~¥4,000,000 中古車は機械によって状態が違い、価格も違ってきます。 一概にこの表に当てはまるものではありません。 あくまで目安としてご覧ください。 過去の国内メーカーでは、酒井重工業や川崎重工、新潟鉄工などがあります。海外のメーカーでは、キャタピラー、ボルボなどが存在し、現在でモーターグレーダーを製造しているメーカーの代表はキャタピラーとコマツと言われています。 国内主要メーカーの機種・価格相場 【コマツ】 機種名 相場 GD705A-4 ~¥500,000 GH302-2 ¥3,200,000~¥5,900,000 GD200A1 ¥500,000~¥900,000 GD31RC3A ¥2,000,000~¥2,400,000 GD355A-1 ¥2,500,000~¥4,100,000 GD355A-3 ¥5,400,000~¥5,500,000 GD405A-1 ¥2,400,000~¥3,300,000 GD405A-2 ¥3,400,000~¥4,300,000 GD405A-3 ¥3,400,000~¥7,400,000 GD405A-3E0 ¥4,700,000~¥10,800,000 GD505A-2 ¥3,100,000~¥4,200,000 GD605A-3 ¥5,200,000~¥4,200,000 GD605A-5 ¥5,200,000~¥6,700,000 GD605A-5E ¥4,800,000~¥10,100,000 GH320-2E ~¥3,200,000 【酒井重工】 機種名 相場 MG430E ¥4,000,000~¥6,800,000 MG130E ¥4,000,000~¥5,000,000 MG230 ¥2,500,000~¥3,000,000 MG230E ¥4,700,000~¥6,000,000 MG500S ¥4,000,000~¥4,500,000 以上の流通機種や価格は目安であり、実際には経済情勢、建機の状態、買取地域、買取業者によって希望機種が無かったり、相場より価格が大幅に高騰することもあります。 中古グレーダー購入時の注意 中古とはいえ、モーターグレーダーのような大型で高価な買い物をする際は、買う前の段取りが重要です。 中古でモーターグレーダーを探す際は、まずは予算と機種の絞り込みから行うと良いでしょう。モーターグレーダーを購入する前に、主に使用する現場や用途を事前に確認しておくほか、購入予算を決めておくことが大事です。 中古建設機械販売店で重機を購入する際は、納車前に支払いをするのが原則です。そのため、購入資金の借り入れをする際はできるだけ早い段階で借り入れ先を決めて、返済計画を立てておきましょう。 中古モーターグレーダーの場合、程度の良い商品はすぐに買い手がついてしまうため、資金調達に時間がかかってしまうと希望の機種を逃してしまいます。 店頭では、実機チェックやメンテナンス状況も抜かりなく確認しましょう。実機で重要な確認部分は、アワーメーターの値が少ないものがいいのはもちろん、グリッアップやオイル、エレメント、の交換といった整備が、新車時からきちんと行われていたかも重要です。 実際にエンジンをかけてみて、始動状況に問題がないかはもちろん、油脂類や冷却水の量は適当か、オイル漏れがないかを自分の目で確認しましょう。 できれば来店前に機体の状態を目視で確認できるよう、きちんとと洗車されているかどうかも確認しておくことをおすすめします。 購入時は書類の内容に誤りがないかをしっかり確認することも重要です。購入前のメンテナンスは価格に含まれるのか、ナンバー付き車両であれば、車検費、特定自主検査費用など、機種の価格だけではなく、総支払や内訳も確認することを心がけると後々に後悔することもないでしょう。 購入した重機に納期が現場の作業開始に間に合うかどうかも大切なポイントです。契約をする前に今一度、書類にはじっくり目を通し、合意した内容と齟齬がないかを確認してください。 また、対人・対物の任意保険だけでなく、自損事故や盗難、最近では部品の盗難が増加しているため、それらにも対応した動産総合保健へ加入する際は、その補償内容と保険料も確認しましょう。 モーターグレーダーは大型機械のため、保管に十分な広さの土地(駐車スペース)が必要です。また、機体コンデションを保つため、建屋での保管が望ましいです。 冬時期のみ稼働する除雪グレーダーの場合は、半シーズン以上は無稼働状態になるので屋外に放置していると錆びや直射日光などによる劣化の原因にもなります。 特にシーリングやパッキン、タイヤなどのゴム製品は直射日光で劣化しやすく、亀裂、断裂などが発生する原因にもなるので気を付けてください。 また、用途に適したタイヤを履いているかも確認しましょう。モーターグレーダーのタイヤはタイヤメーカーから様々なラインナップがあり、種類によっては泥はけを重視したタイヤや横滑りに強いタイヤ、牽引力に優れたタイヤなどがあります。 また、モーターグレーダーの運転・作業には免許と資格が必要です。中古でモーターグレーダーを購入する前にしっかり取得しておきましょう。 モーターグレーダーに必要な免許 モーターグレーダーを建設現場内で工事作業に従事させる場合には、労働安全衛生法に基づき、「車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み用及び掘削用機械)」の資格が必要となります。 動力を用いて自走できる建設機械のことを車両系建設機械といい、モーターグレーダーでの作業はこの資格が必須です。車両系建設機械には、ブルドーザーやパワーショベル、バケット掘削機、コンクリートポンプ車などおなじみの重機も含まれています。 労働安全衛生法施行令別表第7では、重機も車両系建設機械は「整地・運搬・積込み用機械」、「掘削用機械」、「基礎工事用機械」、「締め固め用機械」、「コンクリート打設用機械」、「解体用機械」の6種類に分類されており、作業では整地用途に使用されるモーターグレーダーは「整地・運搬・積込み用及び掘削用機械」の特別教育、もしくは運転技能講習を受講する必要があります。 車両系建設機械運転者(整地・運搬・搬入・掘削用)の資格はドラグショベル(ユンボ)やホイールローダーと同じ資格になるので、資格ひとつで他の重機も操作する事ができ、取得しておいて損はないでしょう。 また、モーターグレーダーは、道路交通法の分類で大型特殊自動車に含まれるため、公道上での運転には「大型特殊免許」が必要です。 大型特殊免許とは、大型車両はもちろん、トラクター、ホイールローダー、クレーン車、ブルドーザーなどの特殊な大型自動車で公道を走るための免許です。大型特殊免許を取得すると、全長12m以下×全長38以下 の特殊車両が運転でき、中型車両、小型特殊車両、原動機付自転車などの公道走行も可能になります。 大型特殊免許は、あくまで公道を走行するための免許です。公道を走行することはできますが、現場で作業をすることはできません。行動を走行するための大型特殊免許と作業するための作業免許が必要であることを覚えておきましょう。 前提として、作業用の資格と移動のための免許は異なります。資格と免許を取得してから取り扱いましょう。 モーターグレーダーの中古価格・相場|まとめ モーターグレーダーの中古価格・相場について紹介しました。結論を申しますと、モーターグレーダーは中古市場において流通量が少なく、状態の良い機種は希少であるということです。 また、現在国内ではコマツが唯一モーターグレーダーを製造しているメーカーであり、中古グレーダーは海外からの人気が高く市場が国外にもあること、ユーザーが整備しながら長期間使用するという特性上、中古品が出回りにくいということも本記事で解説してきました。 希望に近いスペックを持つ機種を探すには、複数店からの情報取集も必要で、ある程度の手間暇がかかるということを念頭においておきましょう。 ←中古の【グレーダー】を探すならトクワールド!

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    モーターグレーダー

    道路工事はもちろん除雪でも大活躍!除雪グレーダーについて解説

    目次 除雪グレーダーと土木工事グレーダーの違いとは 凍結防止剤の散布や除雪作業について 除雪グレーダーのラインナップは1名乗車が主流に グレーダーのレンタル費用はどのくらい? まとめ|除雪グレーダーについて解説 除雪グレーダーと土木工事グレーダーの違いとは 除雪グレーダーとは、車体の中央に装着されたブレードで雪を削り取り、側方に排出することで除雪作業を行う車両のことを指します。土工用グレーダーをベースとしているので、基本的な部分の違いはありません。 装着するブレードの長さによって3.7メートル級、4.0メートル級、4.3メートル級の3つの規格が存在しています。かつては規格に合わせた3種類の除雪グレーダーが各社より販売され、特に4.3メートル級においては高速圧雪整正機とよばれる除雪専用大型・高出力のグレーダーが、過去に国土交通省とメーカー共同で開発され、独自の進化を遂げています。 できるだけブレードに大きな押付力を与えつつ、走行性を確保するため、除雪グレーダーは土木工事用グレーダーに対し、車体重量を大きくし、かつ、やや前輪寄りの荷重配分です。 この構造上、高いブレードの押し付け力を確保でき、作業速度も比較的早いことから、新雪除雪や路面の凹凸を削って平らにする路面整正作業、固くしまった圧雪の除去作業などに使用され、幹線道路における除雪作業の主力機械となっています。 また、除雪グレーダーは、大容量電装を装備しているのも特徴です。寒冷地での始動性確保はもちろん、黄色回転灯や作業灯、標識装置などを装備し、熱線ガラス、全窓にワイバーを装備するなどのため、90〜130Aというオルタネータ(交流発電機)を装備しています。これはトラックの2〜3倍の発電容量に匹敵します。 作業機には、オペレーターの負担を減らす目的で自動制御装置が普及していますが、地面を均すことが目的である土木工事用のグレーダーの装置とは異なり、雪の下の舗装路面に凹凸や傾斜があっても、ブレードをその路面に倣わせることができます。 【除雪グレーダーの特徴】 ・押し付け力を確保するために車体が大きく、前輪よりの荷重。 ・寒冷地や積雪での過酷な環境で作業するため電装系が大容量。 ・除雪作業に特化した自動制御装置を搭載している。 凍結防止剤の散布や除雪作業について 雪道をクルマで走っていると、作業中の雪氷作業者が2〜3台編成で走っているのを見かけますが、何をしているのでしょうか?これは凍結防止剤の散布や除雪作業を行っています。 道路除雪は以下のような工程で行われています。 ・凍結防止剤散布作業 路面の凍結を防ぐために、凍結防止剤(固形の塩や塩水などの塩分)を道路に散布しています。凍結防止剤散布作業車は、気温が下がり始める前に出動します。 ・除雪作業 安全な路面状態を確保するため、前面にスノープラウ(板状の除雪装置)がついた作業車で除雪作業を行っています。また、モーターグレーダーで、スノープラウでは取り除けない固い圧雪を除去することもあります。豪雪地帯として知られる名神高速道路の関ヶ原付近では、各インターチェンジやサービスエリアに約80台の除雪車を配備し、降雪時には15分〜20分間隔の除雪作業を行います。 ・排雪作業 幹線道路や高速道路の路肩にたまった雪は、ロータリ除雪車により本線の外に排雪します。ホイールローダーやダンプトラックなどで本線外に排雪することもあります。 除雪グレーダーとホイールローダー(タイヤショベル)における用途の違い モーターグレーダーとホイールローダーは、共に土木工事や道路工事で使用される建設機械ですが、除雪作業でも活躍します。しかし、この2台の役割は明確に分かれています。 除雪グレーダーは、ホイールローダーよりも速力や機動性が劣りますが、作業範囲が大きいということが特徴です。しかし、まだ除雪していない所を通るのと、腹下の排雪板はあまり大きくないため、大量の新雪は苦手です。 新雪での走行も問題ない、ホイールローダーは大容量のバケットで排雪をすくう、押し出すなどして、運んだり、山積みにするといった作業が可能です。 除雪グレーダーでは以下の作業が行えます。 ・新雪除雪 新雪除雪は圧雪に変化する前にスピーディーに行う必要があります。グレーダーは走行速度が比較的早いため効率的に作業できます。 ・圧雪処理 ほぼ同じ重量配分を持っていてもトラックグレーダーや他の機械では困難な、成長した圧雪は除雪グレーダーで剥ぎ取る必要があります。 ・交差点処理 作業機の動作範囲が大きく雪の流れをコントロールし易いことや、トラックなどに比べステアリング切れ角が大きく、リーニング(前タイヤを傾ける)、アーティキュレート(車体を屈折させる)を併用して小回りが効きます。 除雪グレーダーのラインナップは1名乗車が主流に 除雪作業中のオペレータは作業時の安全を確保するため、前方の障害物、対向車に加えて、後方からの追い越し車両など、あらゆる方向に注意を払って作業を実施しています。2名乗車のグレーダーにおいては、助手はこうした安全確保の補助や故障対応、部品交換などの作業を担当し、新人運転手が同乗した際は運転指導の場としても機能していました。 日本ではこうした2名乗車グレーダーが長らく運用されていましたが、排ガス規制の強化を受けて各メーカーは第4次排出ガス規制の対応に追われる形で、平成24年度末を最後に2名乗車の除雪グレーダーの販売を終了することとなりました。 オペレータ不足や計器、センサーの進化もあり、今日ではキャタピラージャパンやコマツ製をはじめとしたメーカーから1名乗車の新型除雪グレーダーのラインナップが揃っています。 将来的には更なる作業の効率化・容易化が進み、複合自動制御や、地球環境や騒音に配慮した環境適合性を備えた機種が発展していくと思われます。 また、建機用タイヤにはスタッドレスという規格がないので、除雪作業はタイヤにチェーンを装着しておこなっていましたが、タイヤチェーン非装着での作業を標榜としたラジアルスノータイヤが数社から発売されています。 これにより、作業時のチェーン騒音低減、回送速度の向上、チェーン交換に関する苦渋作業からの解放など利点が多く、さらに普及が進むと思われます。 除雪作業は深夜、早朝に行うため、地域住民の理解が欠かせません。一層の環境適合を推し進めることにより、地域社会との融合、雪との共存を図っていきたいですね。 グレーダーのレンタル費用はどのくらい? モーターグレーダは大型機械ということもあり、リース会社の中でも小規模な企業は商品を持っていないこともよくあります。また、除雪機械としてレンタルしていることも少なく、モーターグレーダーを除雪で使用したいのであれば、土木作業用のものしか揃ってないこともあるので確認してください。 建設機械のレンタル費用は季節や時期によって変動するということも念頭において検討しましょう。 モーターグレーダーのレンタル相場ですが、1日のレンタル費用は¥12,000〜15,000ほどです。月極ですと4月〜9月は約¥240,000、10月〜3月になると約¥300,000と価格が上がる傾向にあります。年契約の場合は約¥255,000が料金の目安でしょう。 【レンタルの料金相場】 1日…約¥12,000〜15,000 月極(4月〜9月)…約¥240,000 月極(10月〜3月)…約¥300,000 年契約…約¥255,000 除雪グレーダーについて解説|まとめ 除雪グレーダーは、幹線道路では除雪作業の主力的な立ち位置であり、お腹に下げているブレードで圧雪や氷を剥ぎ取ることも得意ということがお分かりいただけたかと思います。 ベースは土木工事用のグレーダーを流用しているため、構造など外見で大きな違いはありませんが、積雪や寒冷地に適応した装備が追加されていたり、除雪作業をアシストする機能があったりと、中身を見れば様々な改良が加えられていることに気が付くことでしょう。 現在では1名乗車の除雪グレーダーのみが発売されていますが、中古市場を見ると2名乗車のモデルは多く存在します。 安全性能や環境適合性、オペレーターのアシスト性能を見るなら新しいモデルを選択するのがおすすめでしょう。しかし、視点を広げると、オペレーターの後継者育成や作業性能向上など、除雪グレーダーを取り巻く環境には、まだまだ解決すべき課題が多く残されているようです。 ←中古の【モーターグレーダー】を探すならトクワールド!

    2023/01/31

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  • 【グレーダー、前輪】超大型・除雪向きのタイヤ、フロントタイヤについて解説
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    【グレーダー、前輪】超大型・除雪向きのタイヤ、フロントタイヤについて解説

    目次 グレーダーのタイヤにはどんな種類がある?前輪が逆向きの理由は? 「ラジアル機構」「バイアス機構」の違い グレーダーや重機のタイヤを製造している会社一覧 グレーダーの前輪が斜めな理由は グレーダーの前輪はなぜ逆向きなのか? グレーダーは「大型特殊免許」が必要 まとめ|グレーダーのタイヤについて グレーダーのタイヤにはどんな種類がある?前輪が逆向きの理由は? グレーダーは道路舗装や整地、除雪などの目的に多く活用される建設機械です。 大型重機であるグレーダーは、タイヤのサイズも胸くらいの高さまであります。 さらに巨大な「超大型グレーダー」と呼ばれる重機は、広大な土地での作業で能力を発揮するため、米国をはじめとした海外ではCATの製品が多く稼働しています。 しかし、山間部が多く土地も狭い国内では、鉱山作業や空港除雪などの作業現場くらいしか見かけることがありません。 使用現場が限定的なため、国内のタイヤメーカーが出すグレーダー向けタイヤは11.00~14.00の製品が多い印象です。 また、タイヤは構造だけではなく、製造しているメーカーによっても特徴が異なります。そこでこの記事では、グレーダーのタイヤについて紹介していきます。 「ラジアル機構」「バイアス機構」の違い タイヤには「ラジアルタイヤ」と「バイアスタイヤ」があります。一体どんなタイヤなのか皆さんご存知でしょうか? 「名前は聞いたことはあるけど詳しくは知らない」と言う方もいらっしゃるかも知れません。 基本構造は同じでも、タイヤ全体を形作るカーカス(骨格)コードの配置方法の違いで、タイヤは「ラジアル機構」「カーカス機構」の2種類に分けることができます。 各タイヤは構造や得意とする場面が異なり、適切にタイヤを選ぶことでより快適な走行が実現できます。では、「ラジアル機構」と「バイアス機構」の違いについてご説明します。 「ラジアル機構」とは 「ラジアル構造」は、カーカスがタイヤの中心から放射状(RADIAL)に配置された構造を指します。タイヤ内のベルトという部品でカーカスを締め付け、固定しているのが特徴です。 このラジアル構造のタイヤを「ラジアルタイヤ」と呼び、バイアスタイヤよりも高性能で経済的にも優れています。 このため、現在ではほとんどの乗用車のタイヤは「ラジアルタイヤ」になっています。 「バイアス機構」とは 「バイアス機構」は、カーカスがトレッドの回転方向に対し斜め(BIAS)に配列されています。捻れを防ぐため、逆方向にカーカスを複数枚重ねている構造で、それをブレーカーで締め付けています。 このバイアス構造のタイヤを「バイアスタイヤ」と呼びます。製造方法が比較的容易で悪路走行にも適しているため、モーターサイクル用タイヤ、産業車両用タイヤ、建設車両タイヤ、農業機械用タイヤに多く採用されています。 【ラジアルタイヤのメリット】 【ラジアルタイヤのメリット】 ・操縦性、安全性に優れる ・発熱が少ない ・転がり抵抗が少なく燃費性に優れる ・耐摩耗性に優れる ・スリップが少なく、牽引力が大きい ・高速での乗り心地が良く、安定している ・低速、悪路走行での乗り心地が良く、安定している 【ラジアルタイヤの原料】 【バイアスタイヤの原料】 カーカス ・乗用車用タイヤ:主にポリエステル ・トラック、バス用タイヤ:主にスチール ・小型トラック用タイヤ:スチールやポリエステル ベルト ・乗用車用タイヤ:スチールやアルミド ・トラック、バス用タイヤ:主にスチール ・小型トラック用タイヤ:主にスチール カーカス ・主にナイロン ブレーカー ・主にナイロン 「チューブタイヤ」と「チューブレスタイヤ」の構造の違い チューブレスタイヤは、チューブの役割を果たし、空気漏れを防ぐ「インナーライナー」というゴムシートがタイヤ内部に貼り付けられています。 チューブレスタイヤは、釘を踏むなどしてタイヤがパンクしても急激に空気が漏れにくいことがポイントです。 一気に空気が抜けタイヤがバーストしてしまうと、ハンドルが効かなくなったり、操作を誤流などして事故につながる恐れがあります。 いざという時、チューブタイプに比べて比較的安全なことや、発熱も低いことから現在ではチューブレスタイヤが普及しています。 また、チューブがないことで、チューブの劣化やダメージといったチューブ自体のトラブルがないといったことも大きなメリットです。 トレッドパターンとは タイヤと路面が接地する部分を「トレッド」といい、トレッドに刻まれた模様を「トレッドパターン」と呼びます。 トレッドパターンは、タイヤにとっては重要な役割を持っており、路面状況や用途に応じてパターンが異なります。   リブ型 ラグ型 リブラグ型 ブロック型 特徴 舗装路・高速道路に適したパターン ・操縦性、安定性が良好 ・転がり抵抗が少ない ・タイヤ音が小さい 非舗装路などの悪路走行に適したパターン ・駆動力、制動力に優れる ・非舗装路での牽引力に優れる ・耐カット性に優れる 良路・悪路両方の走行に適したパターン ・リブ型とラグ型の両性能を兼ね備える 氷雪路や泥濘路走行に適したパターン ・駆動力・性動力に備える 用途 ・乗用車 ・小型トラック ・トラック、バスなど ・トラック、バス ・小型トラック ・建設車両 ・農耕車両 ・四駆付き自動車 ・トラック、バス ・小型トラック ・産業車両 ・建設車両など ・スタッドレスタイヤ、スノータイヤーなど 【サイピングとは】 「サイピング」とはトレッドに施されている細かい切り込みのことです。 サイピングは太い溝でも排除しれなかった水を、細か溝で拭い取り、タイヤと路面を密着させる働きを持っています。 スタッドレスタイヤでは、サイピングが細かく動くことで、エッジ効果を発揮し氷路走行性能を向上させる働きも持っています。 グレーダーや重機のタイヤを製造している会社一覧 メーカー:BRIDGESTONE(ブリヂストン) ブリヂストンは150カ国以上で事業展開をしており、市場を支配しているタイヤメーカーです。 自動車用タイヤはもちろん、建設・鉱山車両・農業者用タイヤや航空機用のタイヤも手掛けています。 ブリヂストンの建設・鉱山タイヤは、多岐にわたる使用条件を考慮して多様の構造が準備されていることが特徴です。 メーカー:YOKOHAMA(ヨコハマタイヤ) ヨコハマタイヤは、オフハイウェイ(農業機械、林業機械、産業車両、建設車両タイヤ)のグローバルカンパニーです。 軟弱地や泥濘地、勾配の急な現場を想定したトレッドパターンや、高い耐久性を備えたタフな製品ラインナップが特徴です。 メーカー:MICHELIN(日本ミシュランタイヤ) ミシュランは、バイアスタイヤが主流な建設機械用タイヤ事業で、一貫してラジアルタイヤのメリットを追求してこだわり続けています。 ミシュランの先進的なラジアルタイヤは、長寿命・高耐久で過酷な現場でその性能を発揮します。 タイヤ寿命を延ばし、故障を減らすことは生産性を改善し、運用コストを減らすだけでなく、オペレーターの作業効率の向上にも貢献します。 メーカー:TRIANGLE トライアングルタイヤは、中国のWeihai(ウェイハイ)に本社を置き、1976年に設立されて以来、現在では世界最大メーカーの1つになりました。 日本ではまだあまり認知されていませんが、107カ国で事業展開をし、日本にも国内向上が4ヶ所あります。 さらに、大型タイヤ(ORタイヤ)では世界第4位のシェアを誇り、CAT、KONATSU、HITACHI、VOLVOといった各メーカーの純正タイヤに採用されている実績を持ちます。 低コストなことはもちろん、輸入タイヤで懸念されるアフターサポートも正規代理店では充実しており、テスト導入なども実施しています。 メーカー:BKT BKTはインドのグローバルタイヤメーカーであり、ヨーロッパ、北米、南米、アフリカ、アジア、中東などの120ヵ国へ輸出している、農業機械・建設機械タイヤの世界トップクラスに並ぶメーカーです。 BKTはバイアス構造とラジアル構造の2種類でラインナップしており、今日では2,700を超える幅広い製品を提供しています。 BKTタイヤは、建機メーカー各社の厳しい採用基準をクリアし、海外メーカーだけでなく、日本国内の建機にも10年以上、純正タイヤとして多数採用されている実績があります。 品質面での信頼性の高さに加え、在庫切れが極めて少ない納品体制も特徴です。 除雪向きタイヤ 除雪作業に従事するグレーダーを除雪グレーダーと言い、ブレードで車に踏まれて固くなった雪を削って平らにしながら除けます。 タイヤはグリップ性や排雪性能に優れたスノータイヤが多いです。 メーカー:YOKOHAMA BKTはインドのグローバルタイヤメーカーであり、ヨーロッパ、北米、南米、アフリカ、アジア、中東などの120ヵ国へ輸出している、農業機械・建設機械タイヤの世界トップクラスに並ぶメーカーです。 BKTはバイアス構造とラジアル構造の2種類でラインナップしており、今日では2,700を超える幅広い製品を提供しています。 BKTタイヤは、建機メーカー各社の厳しい採用基準をクリアし、海外メーカーだけでなく、日本国内の建機にも10年以上、純正タイヤとして多数採用されている実績があります。 品質面での信頼性の高さに加え、在庫切れが極めて少ない納品体制も特徴です。 メーカー:BRIDGESTONE 製品:VSWL 特徴:方向パタンの採用により、氷上でも横滑りに強く高いグリップ性を発揮。除雪作業に最適な高性能スノーラジアルタイヤです。 超大型グレーダー向けタイヤ 超大型グレーダーが稼働する現場は鉱山現場やダム建設といった大規模作業が主です。 機械質量が大きいため、泥濘にも強く耐久性の高いタイヤが多いです。 メーカー:BRIDGESTONE 製品:FG 特徴:泥はけ性を重視したタイヤで、牽引力、浮力に優れたG2タイヤです。泥濘地や軟弱地盤での作業で最も性能を発揮します。 メーカー:YOKOHAMA 特徴:ホイールローダー及びグレーダー向けのラジアルスノータイヤです。耐摩耗性、耐変摩耗性、高速耐久性(耐発熱性)に優れ、トレッドのサイピングにより、雪上路面、氷上路面で優れたトラクション性を発揮します。 タイヤサイズが17.5R25、20.5R25があり超大型グレーダー向けの製品です。 メーカー:TRIANGLE 製品:バイアスタイヤ TL508 特徴:多目的なシーンに対応するバイアストランクションタイヤです。タイヤサイズが23.5-25まで用意されているので、大型グレーダー向けです。 グレーダーの前輪用タイヤ メーカー:BRIDGESTONE(ブリヂストン) 製品:RG 特徴:不整地・造成現場で横滑り防止、操縦性重視のリブパタンG1タイヤです。 グレーダーの前輪が斜めな理由は 街中で除雪中のグレーダーを見ると、タイヤが傾斜した状態で走行している姿に疑問を抱く人も多いようです。これにはどのような理由があるのでしょうか? グレーダーは、路面を切削する能力にも優れるため、硬い土砂斜面の凹凸を削り均す道路メンテナンスや、踏み固められて硬化した圧雪・氷を取り除く圧雪除去などの作業も可能です。 そのような作業は、通常ブレードに推進角を付けますが、前輪に横滑りの力(ブレードの反動)がかかり進路が変わってしまうので、グレーダーには直進性を維持するリーニング機構というものが付いています。 これは、リーニング装置と呼ばれる前輪の角度を左右斜めに傾け、キャンバ角をつける装置があり、前輪のブレやブレードの不必要な動きを防ぎ安定した「ならし作業」が行えるという仕組みです。エンジン部と前輪をつなぐフレームも左右に曲がる関節状となっています。 グレーダーの前輪はなぜ逆向きなのか? グレーダーのフロントタイヤは進行方向とは逆向きについています。 これは、グレーダーの前後に移動して土を均す(ならす)という作業では前後のトランクションが必要なためです。 タイヤ交換をする機会がある際は、フロントタイヤの進行方向を間違えないように注意してください。 グレーダーは「大型特殊免許」が必要 グレーダーは、道路交通法の分類で大型特殊自動車に含まれます。そのため、公道上での運転には「大型特殊免許」が必要です。 大型特殊免許とは、大型車両はもちろん、トラクター、ホイールローダー、クレーン車、ブルドーザーなどの特殊な大型自動車で公道を走るための免許です。 大型自動車免許を取得すると、全長12m以下×全長38以下 の特殊車両が運転でき、中型車両、小型特殊車両、原動機付自転車などの公道走行も可能になります。 大型自動車免許では、以下の免許区分の車両で行動を走行させることができます。 ・大型特殊自動車 ・小型特殊自動車 ・原動機付自転車(原付) 上記の車両に該当するのは以下の条件を満たす特殊自動車です。 全長 12.0m以下 全幅 2.5m以下 全高 3.8m以下 総排気量 制限なし 最高速度 制限なし ※時速49km/h以下の自主規制が有 大型特殊免許は、あくまで公道を走行するための免許なので、公道を走行して車両を移動させることはできますが、現場で作業をすることはできません。 前提として、作業用の資格と移動のための免許は異なるので注意してください。 そのため、モーターグレーダーを使うには、先程紹介した「車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み用及び掘削用機械)」と「大型特殊免許」をセットで取得する必要があります。 大型特殊免許は、普通免許と同じように第一種と第二種があります。 第二種では、キャタピラー付車両などで客を乗せて旅客営業をすることができますが、現在国内には第二種免許が適用されている車両は存在しません。そのため、通常は第一種の方を取得します。 第二種を取得している方は、フルビット免許証と呼ばれる、すべての免許区分が記載された免許証の完成を目指しているケースがほとんどです。 大型特殊免許を取得する条件と取得方法 大型特殊免許を取得する条件は大まかに分けると以下の通りです。 年齢が満18歳以上であること。 視力が両眼0.7以上・片眼0.3以上であること(または、片眼の視力が0.3に満たない場合は、他眼の視野が150以上で、視力が0.7以上であること) 色彩識別(赤・青・黄)の識別ができること。 聴力10メートルの距離で90デシベルの気温器の音が聞こえるものであること(補聴器により補われた聴力を含む)。 運転能力は自動車などの運転に支障を及ぼす恐れのある四肢または体幹の障害がないこと。または、補助手段を講ずることにより、運転に支障を及ぼす恐れがないと認められること。 このように基本的な条件は、普通自動車免許とそれほど変わりません。 大型特殊免許の取得方法についても、その他の運転免許と同じように教習所に通うか、運転試験で直接試験を受けるという二通りの方法があります。 教習所に通う場合は、学科教習と技能講習を受けることになります。また、普通自動車免許を持っていれば、学科が免除されて技能講習を6時限受けるだけで取得できます。 卒業検定日を含めて4日程度で修了できるため、合宿で取得することがおすすめです。 合宿であれば間をおかずに取得できるので、今の仕事で早く取得するように言われていたり、次の仕事を探すために取得を目指していたりする方も、時間的な負担になることがありません。 一方、一発試験の場合は教習所に通わずに、運転試験場で試験を受けることです。教習を受けないので費用と時間がかからないことがメリットですが、基本的には新規の取得ではなく、再取得を目指すための方法です。 教習所を卒業した場合は、技能試験が免除されますが、一般試験では、学科科試験と技能試験の両方を受けなければなりません。 しかも、大型特殊自動車は、普通自動車以上に特殊な操作が必要なため、指導を受けて多く練習することが必要です。 【大型特殊免許の取得にかかる費用の相場】 【大型特殊免許に必要な費用】 【一発試験の場合】 ・普通免許あり…8〜9万 ・普通免許なし…16〜17万 ・合宿…10万円程度 ・試験費用、受験料、試験車費用、免許交付手数料…¥6,000~8,000程 ・試験手数料…¥2,600 ・貸車費用…¥1,450 ・免許交付手数料…¥2,050 合計費用…¥6,100 まとめ|グレーダーのタイヤについて グレーダーのタイヤには、作業環境によって様々な種類がありメーカーからは多数の製品が製造されています。 タイヤ市場において、現在の世界的なシェア率はブリヂストンがトップを誇り、グレーダーをはじめとした建設機械用タイヤで確かな信頼性を確保しています。 ブリヂストンほどではありませんが、ミシュランのタイヤも第2位のシェア率を誇り、ラジアルタイヤの先駆者として注目を集めています。 一昔前ですと、海外製タイヤは「安いだけ」というイメージがありましたが、昨今ではアフターフォロー対応が充実していることも多いです。 また、グレーダーは他の建設機械とは違いフロントタイヤが傾斜するリーニング機構があります。このため前輪用タイヤを製造しているメーカーもあります。 グレーダーのタイヤを購入する際は、タイヤごとの特性や使用環境を十分考慮したうえで選択しましょう。 ←中古の【グレーダー】を探すならトクワールド!

    2023/04/06

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