中古建設機械情報・ニュース【トクワールド】の【ICT建機(機械)・施工】アスファルトフィニッシャーを情報化して舗装施工!センサーの使い方について紹介!

中古重機買取 新車建機販売 建設機械 ユンボ ホイールローダー ブルドーザー トラック ラフタークレーン フォークリフト 環境機械 新品中古アタッチメント・パーツ 修理・輸出・リース 東海地区No.1

  1. TOP
  2. BLOG
  3. アスファルトフィニッシャー
  4. 【ICT建機(機械)・施工】アスファルトフィニッシャーを情報化して舗装施工!センサーの使い方について紹介!
【ICT建機(機械)・施工】アスファルトフィニッシャーを情報化して舗装施工!センサーの使い方について紹介!

アスファルトフィニッシャー

2023/05/24

864

【ICT建機(機械)・施工】アスファルトフィニッシャーを情報化して舗装施工!センサーの使い方について紹介!

ICT建機(機械)とは?アスファルトフィニッシャーの情報化施工(舗装)、センサーの使い方について紹介

建設業界では近年、「ICT」という言葉を耳にすることが多くなりました。ICTは『Informartion and Communication Technology』の略で、情報通信技術を意味します。

国土交通省では、「ICTの全面的な活用(ICT土工)」等の政策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図り、魅力ある建設現場を目指す取り組みである『i-Construction(アイ・コンストラクション)』を進めています。

参照: i-Construction|国土交通省
https://www.mlit.go.jp/tec/i-construction/index.html

ICTシステムを搭載、利用したICT建機やICT施工は、深刻な担い手不足を抱える建設業としては、問題打破の一策としても注目を集めているトレンドです。

この技術は、舗装工事にも全面的に導入されており、「ICT舗装」の取り組みによって安全性向上や作業の効率化、省力化の効果が実証されています。

本記事では、アスファルトフィニッシャーにおける情報化施工、センサーの使い方、導入について紹介します。

ICT技術を活用する産業機械

総務省が公表している身近なICTの活用事例には、次のようなものが挙げられます。
  • 農業…センサーを利用した田植え作業の工程別分析
  • 製造業…工場でのシステム効率化や生産ラインにクラウド技術を活用した生産活動の改善
  • インフラ業…器具・設備に設置したセンサーによるデータ収集分析
  • 運輸業…タブレット端末の活用によるサービス向上や事業改善の支援
  • サービス業…飲食チェーンでの食器に取り付けられたRFIDタグによるデータ収集・活用

アスファルトフィニッシャーの2D-MC

アスファルトフィニッシャーにおけるMC(Machine Control)の取り組みは古くから行われており、住友建機株式会社では40年以上前から2D-MCに対応した建設機械を生産しています。

アスファルトフィニッシャーでの2D-MCには、AGC(Auto Grade Control)装置と呼ばれるものが導入されています。

これは、基準との距離をスクリードもしくは、スクリードアームに取り付けられたセンサーで測定し、舗装厚を変化させるレベリングシリンダに指令を出してスクリードの高さが一定になるように舗装厚を調整するシステムです。

最近では超音波センサーが主流に
以前までは、基準面やワイヤロープ上を直接滑らせて高さの変化を測定する接触式センサーが主流でした。現在では、超音波を使用して基準までの距離を測定する非接触式センサーが開発され、広く使用されています。

接触式では、合剤のこびりつきや内部構造のズレに伴う修理といったメンテナンス性に難がありましたが、非接触式のため不要です。

最近では、複数の超音波センサーを装備した非接触式センサーも開発され、さらなる精度向上を図っています。

ソニック(超音波)センサーの使い方

ここからは、現在の主流である超音波センサーの使い方について、「HANTA FA300型」を例に紹介します。
  1. スクリードを敷きならし厚さの台に降ろします。
  2. 本体のセンサスイッチを「入」にします。
  3. センサの電源スイッチをONにします。
  4. センサーの表示を見ながら基準面より30cmの高さにセンサ底面部の高さを合わせます(高さ30cmになると水平の緑色ランプが点滅します)。
  5. 低い場合は上向き矢印が点灯します。水平の緑色ランプの表示が出るまでハンドルで高さ調整します(高い場合は下向き矢印の表示が出ますので、同様に調整します)。
  6. センサの自動スイッチを「ON」にします。
  7. 走行スイッチをONにして施工を開始します。
  8. センサが自動で厚みを調整します。

アスファルトフィニッシャーの3D-MC化

冒頭でも紹介したとおり、近年、建設施工では、生産性や安全性の向上、品質確保、熟練技術者不足といった多くの問題に直面しています。

この状況に対応することを目的に、ICTを用いた情報化施工技術の導入など、『i-Construction』への取り組みが国土交通省主導で進められており、アスファルトフィニッシャーにおいても、i-Constructionへの対応として、2D-MCを発展させた3D-MC装置が各機器メーカーによって開発され、すでに広く使用されています。

インターネットやG P S(衛星)技術の発展により自動化
アスファルトフィニッシャーの3D-MCでは、アスファルトフィニッシャーのスクリードまたは、スクリードアームに設置された計測装置の自己位置座標が計測されます。

その座標から算出した現舗装高さデータと施工箇所の3D設計データの差分に基づき、左右のレベリングシリンダに指令を出して所定の舗装高さとなるように自動制御するシステムが導入されています。

位置の計測方法は、自走追尾式TS(Total Station)方式、GNSS(汎全地測位航法衛星システム)方式の2種類です。各方式の詳細を以下にまとめました。

  • 自走追尾式TS方式…機械に設置したプリズムを自走追尾式TSで追尾し、位置情報と高さ情報を同時に高精度で計測する。
  • GNSS方式…複数の衛星電波を受信することで位置情報を取得し、基地局と機械に設置された移動局との間で無線通信により誤差を修正するRTK-GNSS方式を用いて高精度で計測する。
3D-MCは、計測されたアスファルトフィニッシャーの自己位置、姿勢に合わせて舗装高さ調整が自動化され、作業の容易化が図れることや、設計データと施工結果の比較、出来形管理にも活用できるなどさまざまなメリットがあります。

ICT導入のハードルは高いのが現実

建設業のICT化は導入後、比較的早い段階で効率化できるとはいえ、設備に投資をするだけの余力がない中小企業にとってはなかなかのハードルです。

ICT機器は高額であり、現状は1000万円弱の投資は覚悟しなくてはいけないでしょう。また、資金面以外にも、社内で対応できる人材がいないという問題もあるかと思います。

いくら国土交通省が建設業のICT化を推進しようとしたとしても、その号令に従えるのは一部の建設企業だけなのが現状です。

ICT機器が高額な理由としては、GNSSなどの受信機(GPS)が、ひとつ100万円以上と非常に高額であることが挙げられます。3D-MCでは、そのGNSSを2つもつけなくてはなりません。

また、システムや3Dといった言葉に抵抗感を持つ職人や社員もいらっしゃります。

ICT導入のハードルは高いのが現実

建設業のICT化は導入後、比較的早い段階で効率化できるとはいえ、設備に投資をするだけの余力がない中小企業にとってはなかなかのハードルです。

ICT機器は高額であり、現状は1000万円弱の投資は覚悟しなくてはいけないでしょう。また、資金面以外にも、社内で対応できる人材がいないという問題もあるかと思います。

いくら国土交通省が建設業のICT化を推進しようとしたとしても、その号令に従えるのは一部の建設企業だけなのが現状です。

ICT機器が高額な理由としては、GNSSなどの受信機(GPS)が、ひとつ100万円以上と非常に高額であることが挙げられます。3D-MCでは、そのGNSSを2つもつけなくてはなりません。

また、システムや3Dといった言葉に抵抗感を持つ職人や社員もいます。

まずは2D-MCを導入して生産性を向上

3D-MCは、導入には多大なコストがかかることが想定されます。そこで、中古品も数多く出回っていて、自動制御システムよりは安価なセンサーをアスファルトフィニッシャーへ導入してみてはいかがでしょうか?

超音波センサーは中古品の場合、オークション上で¥300,000〜¥600,000程度で購入可能です。取り付けや操作も簡単に行えます。

まとめ|センサーの使い方について紹介!
I C T技術は身近な産業で活躍しており、建設業界においては、作業効率化や人手不足の改善策として導入が推奨されています。

ICTを導入するハードルは年々下がってきていますが、中小企業での普及率はまだまだ低い状況です。

そこで、ICT化の足掛かりとして、アスファルトフィニッシャーに後付け可能なセンサーなどの2D-MCを取り入れてみてはいかがでしょうか?

超音波センサーなどの非接触式センサーは、取り扱いも簡単でメンテナンスが不要なのでオススメです。
記事一覧へ

RECOMMENDおすすめ記事

  • アスファルトフィニッシャーの規格について解説
    アスファルトフィニッシャー

    アスファルトフィニッシャーの規格について解説

    目次 アスファルトフィニッシャーの規格(サイズ・クラス)について知りたい! アスファルトフィニッシャーを製造・販売しているメーカー アスファルトフィニッシャーに必要な資格 まとめ|アスファルトフィニッシャーの規格 アスファルトフィニッシャーの規格(サイズ・クラス)について知りたい! 人々の生活には、道路や空港などが必要不可欠です。そこで道路や空港造りで活躍するのはアスファルトフィニッシャーです。 主にアスファルトの舗装工事で活躍するアスファルトフィニッシャーですが、あらゆる幅に道路が存在するため、その規格(サイズ)はそれぞれ違います。 また、アスファルトフィニッシャーには2種類の走行方式があり、メーカーによっても規格が異なります。 アスファルトフィニッシャーのサイズや走行方式は、現場のシュチュエーションによっても規格が変わってくるので、基本知識としてしっかりと理解しておく必要があります。 そこで今回は、アスファルトフィニッシャーの規格・種類について紹介します。 アスファルトフィニッシャーの用途は? 道路舗装工事では、バックホウやロードローラーなどさまざまな建設機械が使用されます。その中でもアスファルトフィニッシャーは、工事終盤の工程であるアスファルトを敷く作業で登場する舗装用建設機械です。 舗装作業を終えた表層に、アスファルトを定められた幅と厚さに敷きならして、強度を高めるために締め固める役割をもっています。 道路にアスファルトを敷くことに特化した自動車であるため、普通の自動車とは違う特徴的な形状をしているのですぐに見分けがつくでしょう。 工事終盤に行われるアスファルトの敷きならし作業専用の建設機械 アスファルトを任意の数値で、均等に敷きならすことが可能 アスファルトフィニッシャーの構造 アスファルトフィニッシャーの基本構造は、アスファルトの合材を蓄えるホッパー、車体を牽引するトラクタ、アスファルトを敷きならすスクリード、車体を動かすエンジン部から成り立ちます。 エンジン:アスファルトフィニッシャーの動力部分で、軽油を燃料とするディーゼルエンジンを使用している。 トラクタ:車体を牽引する役割を持つ。 ホッパー:アスファルトの合材を載せる箱状容器。 スクリード:アスファルトフィニッシャーを構成する部分の中でも特に重要で、アスファルトを敷き詰めて平にならす役割を持つ部分。 また、アスファルトフィニッシャーのエンジンはディーゼルエンジンが採用されています。ディーゼルエンジンは軽油を燃料としており、ガソリンエンジンとの違いは着火方式も異なります。 ガソリンエンジンは、圧縮したガソリンを霧状に噴射し、点火プラグで火花を散らして着火する仕組みに対し、ディーゼルエンジンは、圧縮されて高温になった空気に、霧状の燃料を噴射させて自然着火させる方法になります。 軽油はガソリンとは違い、冬場は凍結の恐れもあるので管理には注意しましょう。 アスファルトフィニッシャーの種類 アスファルトフィニッシャーの走行方式には「クローラー式」と「ホイール式」の2種類が存在し、駆動輪によってそれぞれ使用用途や、速度、使用環境などが異なります。 「クローラー式」 クローラー方式は足回りにキャタピラを採用しているアスファルトフィニッシャーです。クローラー方式は、不整地や軟弱地盤、急勾配の坂道などといった条件の作業で運用され、接地面が広く、安定性と平坦性が優れています。 しかし、自走速度が遅いクローラー式はナンバープレートの取得ができず、公道走行は不可能です。許可がある工事現場での移動は別ですが、場所を大きく移動する場合はトラックに積載して運搬する必要があります。 「ホイール式」 ホイール方式はタイヤで走行するアスファルトフィニッシャーで、機動性が高いことが特徴です。車両としての分類は小型特殊自動車もしくは、大型特殊自動車となり、ナンバープレートを取得すれば公道の走行も可能です。 しかし、最高速度は15km/h(前進速度)前後ほどのため高速道路は走行できません。 ホイール式のアスファルトフィニッシャーは、ダンプカーを押しながら作業を進めていくためタイヤに負担がかかりやすいです。そのため、通常の自動車に使用されるタイヤとは違い、太めのタイヤを装備しています。 このタイヤは接地面や安定性が高く、四輪駆動も採用されているため、ある程度の不整地や勾配でもホイール式が使用されることが多いです。 アスファルトフィニッシャーのクラス分け アスファルトフィニッシャーは、最大舗装幅と総重量によってクラス分けがされています。 特にスクリードの大きさでアスファルトを敷きならせる幅が決まるため、舗装幅でクラスが表記されることも多いです。 国内の道路特性として舗装幅が6メートル以下の道路が多いため。舗装幅約2.3~6.4メートルの中型クラスがもっとも活躍します。 海外では舗装幅が9〜12メートルとなる幅広の道路も多くあるため、最大舗装幅6メートル越えの大型クラスが主流です。 ちなみに国内において出番が皆無と思われる大型クラスですが、2016年に住友建機株式会社が、日本初の大型アスファルトフィニッシャー(最大舗装幅9メートル) となる国内生産機「HA90C-2」を発売し、羽田空港の誘導路を舗装した実績があります。 アスファルトフィニッシャーのクラス分けについては以下、一覧にてまとめましたのでご参照ください。 【アスファルトフィニッシャーのクラス一覧】   舗装幅(m) 重量(t) 大型 2.5~16.0 15~30 中型 2.3~6.0 11〜15 小型 2.3~5.0 8〜11 ミニ 0.8~4.0 2.5~6 アスファルトフィニッシャーを製造・販売しているメーカー アスファルトフィニッシャーを製造・販売しているメーカーは現在大幅に減少しました。 その理由は、近年では公共事業への投資が減り、舗装工事の事業量も減少傾向にあるという背景があります。また、アスファルトフィニッシャーは多品種少量生産であるためメーカーの新規参入もありません。 かつてはコマツや川崎工業などの大手メーカーもアスファルトフィニッシャーを扱っていましたが、現在国内では「住友建機」「範多機械」「キャタピラージャパン」の3社までに減少しました。 海外メーカーでは、パワーのあるエンジンに定評のある「VOLVO」や環境配慮に取り組むドイツ生まれの建設機械メーカーの「フェーゲル」、「D E M A G」があります。 【日本メーカー】 住友建機、範多建機 【海外メーカー】 ドイツ…フェーゲル、DEMAG スェーデン…V O L V O アスファルトフィニッシャーの国内現行モデル アスファルトフィニッシャーの国内での現行モデルは以下の通りです。 【住友建機】 住友建機株式会社は、住友グループの建設機械メーカー(本社:東京都・品川区、会社創立:昭和43年7月)で、大型クラスのアスファルトフィニッシャー製造でも有名なメーカーです。 国内では70%のシェア率を誇り、海外市場でも注目を集めている住友建機のアスファルトフィニッシャーは、燃費も良好でランニングコストも安いです。その他、メンテナンス性能に優れたデザインも魅力的でしょう。 最大の特徴は、施行中にもスクリードの幅広変更が連続でスムーズに行え、作業効率、安全性の面で優れます。 ・ホイールタイプ 製品名 スペック HA45W-10 舗装幅:無段階2.0~4.5m、運転質量:7.540kg定格出力5.46kw、排ガス指定:オフ2014、低騒音指定:低 HA60W-10 舗装幅:無段階2.3~6.0m、運転質量:13,860TV、13,500(V)、定格出力86kw、排ガス指定:オフ2014、低騒音指定:超低 ・クローラータイプ 製品名 スペック HA45C-10 舗装幅:無段階2.0~4.5m、運転質量:7.400kg定格出力5.46kw、排ガス指定:オフ2014、低騒音指定:低 HA60C-8 舗装幅:無段階2.3~6.0m、運転質量:13,860TV、13,680(V)、定格出力92.2kw、排ガス指定:オフ2011、低騒音指定:超低 HA90C-2 舗装幅:無段階2.8~7.5m、運転質量:21.800TV、定格出力13.21kw、排ガス指定:オフ2011、低騒音指定:低 【特殊機】 製品名 スペック HGP55W 舗装幅:無段階2.4~5.5m(最大5.5m)運転質量:11.550TV、定格出力70.49kw、排ガス指定:オフ2005、低騒音指定:低 【範多機械】 範多機械株式会社は「中小企業研究センター」が定めるグッドカンパニー大賞で、優秀企業賞を受賞した実力のある企業で、現在は除雪機やロードローラーの製造も行っています。 範多機械はアスファルトフィニッシャーのラインナップが豊富で、幅員変化にも自由自在に対応できる高性能のスクリードを装備したモデルが特徴的です。 特に超小型、中型機クラスのアスファルトフィニッシャーをメインで、小型アスファルトフィニッシャーでは国内トップシェアを誇ります。 ・ホイールタイプ 製品名 スペック BP25W5 舗装幅:1.40~2.50m、運転質量:5.470kg、定格出力30.7kw/2.200min-1排ガス指定:オフ2014、低騒音指定:低 F1432W5B 舗装幅:1.40~3.20m、運転質量:5.980kg、定格出力30.7kw/2.200min-1排ガス指定:オフ2014、低騒音指定:低 BP31W5 舗装幅:1.70~3.10m、運転質量:6.220kg、定格出力39.0kw/2.200min-1排ガス指定:オフ2014、低騒音指定:低 F1741W5 舗装幅:1.75~4.10m、運転質量:7.140kg、定格出力39.0kw/2.200min-1排ガス指定:オフ2014、低騒音指定:低 F45W5 舗装幅:2.35~4.50m、運転質量:7.560kg、定格出力54.6kw/2.200min-1排ガス指定:オフ2011、低騒音指定:低 F60W5 舗装幅:2.30~6.00m、運転質量:13.860kg(TV)13.500kg(TV)、定格出力86.0kw/2.200min-1排ガス指定:オフ2014、低騒音指定:超低 ・クローラータイプ 製品名 スペック F14C5 舗装幅:0.80~1.40m、運転質量:2.850kg、定格出力18.2kw/2.200min-1排ガス指定:3次規制、低騒音指定:低 BP25C5 舗装幅:1.40~2.50m、運転質量:5.200kg、定格出力30.7kw/2.200min-1排ガス指定:オフ2014、低騒音指定:低 F1432C5B 舗装幅:1.40~3.20m、運転質量:5.710kg、定格出力30.7kw/2.200min-1排ガス指定:オフ2014、低騒音指定:低 F45CJ5 舗装幅2.00~4.50m、運転質量:7.420kg、定格出力54.6kw/2.200min-1排ガス指定:オフ2014、低騒音指定:低 F45C5 舗装幅2.35~4.50m、運転質量:7.420kg、定格出力54.6kw/2.200min-1排ガス指定:オフ2014、低騒音指定:低 F60C4 F60C4 アスファルトフィニッシャーに必要な資格 アスファルトフィニッシャーを運転・操縦するためには、運転免許と操縦資格をそれぞれ別に取得する必要があります。 運転免許を取得していたとしても、有資格者でなければ舗装作業はできません。 ここからは、アスファルトフィニッシャーの運転に必要な免許とスクリード操作に必要な資格について紹介します。 まずアスファルトフィニッシャーは、特殊自動車に分類されます。そして車体の大きさと最高時速で必要となる免許区分が異なります。 免許区分の違いを以下にまとめましたのでご参照ください。 【アスファルトフィニッシャーに必要な運転免許】 免許区分 運転条件 小型特殊免許 全長:4.7メートル以下、全幅:1.7メートル以下、全高:2.0メートル以下(ヘッドガード部分に限り2,8メートル以下)、最高速度:時速1.5キロメートル以下、総排気量:1.5リットル以下 大型特殊免許 全長:12.0メートル以下、全幅:2.5メートル以下、全高:3.8メートル以下、総排気量:制限なし、最高速度:制限なし(時速49キロメートル以下の自主規制が有) ※舗装作業には「車両系建設機械(整地・運搬・積込用及び掘削用)運転技能講習」が必要になります。 小型特殊免許は満16歳以上から取得可能ですが、大型特殊免許は満18歳以上から取得できます。ちなみに、普通免許をすでに保有している方は、運転できる車に小型特殊自動車も含まれています。 アスファルトフィニッシャーに必要な操縦資格は以下の通りです。 【アスファルトフィニッシャーに必要な運転免許】 名称 資格内容 車両系建設機械(整地・運搬・積込用及び掘削用)運転技能講習 機体重量3トン以上(無制限)の整地、運搬、積込用及び掘削用の機械を操縦できる資格です。 アスファルトフィニッシャーの資格には、車両系建設機械(整地・運搬・積込用及び掘削用)、もしくは「建設施工技士資格」2級以上の資格が必要です。 車両系建設機械(整地・運搬・積込用及び掘削用)は、大手重機メーカーの持つ教習所などで受講することができ、難易度も高くはありません。 しかし、「建設施工技士資格」は学科と実地の試験内容で、学科60%以上、実地90%以上という合格率で、難易度が高めです。上級である1級にもなると、学科30%、実地90%とさらに難易度は高くなります。 建設機械施工技士の資格取得を目指す人は、現場監督へキャリアアップを目指している方が多いので、まずは車両系建設機械(整地・運搬・積込用及び掘削用)を取得してみましょう。 まとめ|アスファルトフィニッシャーの規格 今回はアスファルトフィニッシャーの規格について紹介しました。我々の生活には、しっかりと整備された道路や空港が欠かせません。そんな道路や空港工事に必要不可欠なのがアスファルトフィニッシャーです。 アスファルトフィニッシャーの走行方式は大きく2種類に分かれ、道路幅によってさまざまなクラスがあります。どのような工事をするのかなどのシチュエーションに合わせて、適切な機械選びをおこないましょう。 ←中古の【アスファルトフィニッシャー】を探すならトクワールド!

    2023/05/08

    5,181

  • アスファルトフィニッシャーにはどんな運転免許が必要?操縦に必要な資格も紹介
    アスファルトフィニッシャー

    アスファルトフィニッシャーにはどんな運転免許が必要?操縦に必要な資格も紹介

    アスファルトフィニッシャーは、道路や駐車場、滑走路などのアスファルト舗装工事になくてはならない重機です。道路にアスファルトを敷く専用の車両系建設機械であり、特殊な形状をしています。 普通の自動車と違い、アスファルトフィニッシャーの操縦・運転には、専門資格や特別な免許が必要で、どちらも土木関係者にとっては実用的な資格です。 では、どのような資格や免許が必要なのでしょうか?また、資格取得にかかる費用なども気になります。 そこで本記事では、アスファルトフィニッシャーの基礎的な知識と必要な運転免許・資格についてご紹介します。 目次 アスファルトフィニッシャーとは アスファルトフィニッシャーの種類 アスファルトフィニッシャーの構造 アスファルトフィニッシャーの仕組み アスファルトフィニッシャーに必要な資格・免許 大型特殊自動車とは 大型特殊自動車を取得するまでのフローと期間 運転免許とは別に作業用の資格も必要 まとめ|ロードローラーの販売・買取はトクワールドにお任せ アスファルトフィニッシャーとは アスファルトフィニッシャーは、道路工事において仕上げの作業であるアスファルト舗装に用いられる建設機械です。 毎分2〜3メートルの速度で走行しながら、路盤上にアスファルト合材を定められた幅と厚さに敷きならし、締め固めて、表面仕上げを行います。 アスファルトフィニッシャーの種類 アスファルトフィニッシャーの走行方式は2種類存在し、走行装置によってそれぞれ使用用途や、速度、使用環境などが異なります。 クローラー(履帯)式 ホイール(タイヤ)式 それぞれの走行方式を以下で詳しく紹介します。 1.クローラー(履帯)式 クローラー式は足回りにキャタピラを採用しているアスファルトフィニッシャーです。主に、不整地や軟弱地盤、急勾配の坂道などといった条件の作業で運用されます。接地面が広いため、安定性と平坦性が優れていることがメリットです。 しかし、自走速度が遅いクローラー式はナンバープレートの取得ができず、公道走行はできません。許可がある工事現場での移動は別ですが、場所を大きく移動する場合は回送用のトラックに積載して運搬する必要があります。 2.ホイール(タイヤ)式 ホイール方式はタイヤで走行するアスファルトフィニッシャーで、機動性が高いことが特徴です。車両としての分類は小型特殊自動車もしくは、大型特殊自動車となり、ナンバープレートを取得すれば公道の走行もできます。しかし、最高速度は15km/h(前進速度)前後ほどのため高速道路は走行できません。 ホイール式のアスファルトフィニッシャーは、ダンプカーを押しながら作業を進めていくためタイヤに負担がかかりやすいです。そのため、通常の自動車に使用されるタイヤとは違い、太めのタイヤを装備しています。 このタイヤは接地面や安定性が高く、四輪駆動も採用されているため、ある程度の不整地や勾配でもホイール式が使用されることが多いです。 アスファルトフィニッシャーの構造 アスファルトフィニッシャーの基本構造は、アスファルトの合材を貯めるホッパー、車体を牽引するトラクタ、アスファルトを敷きならすスクリード、車体を動かすエンジン部から成り立ちます。 エンジン:アスファルトフィニッシャーの動力部分で、軽油を燃料とするディーゼルエンジンを使用している。 トラクタ:車体を牽引する役割を持つ。 ホッパー:アスファルトの合材を載せる箱状容器 スクリード:アスファルトフィニッシャーを構成する部分の中でも特に重要で、アスファルトを敷き詰めて平にならす役割を持つ部分。 また、アスファルトフィニッシャーのエンジンはディーゼルエンジンが採用されています。ディーゼルエンジンは軽油を燃料としており、ガソリンエンジンとの違いは着火方式も異なります。 ガソリンエンジンは、圧縮したガソリンを霧状に噴射し、点火プラグで火花を散らして着火する仕組みに対し、ディーゼルエンジンは、圧縮されて高温になった空気に、霧状の燃料を噴射させて自然着火させる方法です。 アスファルトフィニッシャーの仕組み アスファルトフィニッシャーは、車体本体とスクリードに分けることができます。車体本体には運転席やエンジン、ダンプの荷台のような構造物であるホッパーというものがあります。 ホッパーは、アスファルト合材を冷やさずに貯めることが可能で、ホッパー底部には、アスファルトを後方へ送るコンベアが設置されています。 コンベアによりアスファルト合材はホッパーから移動していき、地面に均一に撒かれていく仕組みです。 そのアスファルト合材を、車体の最後部にあるスクリードと呼ばれるT字トンボのような機構で均一にならしていきます。 アスファルトフィニッシャーに必要な資格・免許 アスファルトフィニッシャーを操縦するためにはどのような資格が必要なのでしょうか? アスファルトフィニッシャーを運転するための資格と、操縦するための資格はそれぞれ別にあります。 そのため、公道運転に必要な免許を持っていても、操縦資格がないため舗装作業ができないという場合もあるでしょう。 ここからは、アスファルトフィニッシャーの運転に必要な免許と、スクリードの操作に必要な資格について解説します。 運転するには小型特殊免許または大型特殊免許が必要 アスファルトフィニッシャーで公道を走行(※ホイール式のみ)するためには、小型特殊免許もしくは、大型特殊免許が必要です。 アスファルトフィニッシャーは、後尾にスクリードという作業機を取り付けた車両で、特殊な形状をしています。 そのため、特殊自動車に分類され、車体の大きさや最高時速度で必要な運転免許が変わります。 【特殊自動車の区分】 免許区分 運転条件 小型特殊免許 全長4.7m以下、全幅1.7m以下、全高2.8m以下、最高速度時速15m以下(農作業用は時速35km未満)、総排気量-制限なし、税金-軽自動車税 大型特殊免許 全長4.7m以上、全幅1.7m以上、全高2.8m以上、最高速度時速15km以上(農作業用は時速35km以上)、総排気量-制限なし、税金-固定資産税 運転に必要な免許は、運転するアスファルトフィニッシャーの大きさによって異なります。自社が保有するアスファルトフィニッシャーを確認しましょう。 通行できる道路も限られる 特殊自動車は免許区分によって通行できる道路も限られるので注意してください。 特殊自動車で、高速道路および最低速度規制のある自動車専用道路を通行するには、最低速度規制を満たす必要があります。 しかし、これらの道路は多くが最低速度「50km/h」規制です。小型特殊自動車は構造上「15km/h」以上を出せないため(農業用は最高速度35km/h未満)、通行できないことになります。 大型特殊自動車の場合は、ホイールクレーン(車両重量20トンを下回るもの)などの最高速度を満たす車両は、許可なく自動車専用道路を走っても問題ありません。 小型特殊自動車は普通免許があれば運転できる 小型特殊免許は、普通車自動車免許を取得していれば運転できる車に含まれているので、わざわざ新規で取得する必要はありません。 普通自動車免許は、小型特殊免許の上位免許に該当する運転免許です。原付バイク同様に、普通自動車免許を取得している方ならば、小型特殊自動車を運転することができます。 しかし、大型特殊免許は、別途試験を受ける必要があります。 大型特殊自動車とは 大型特殊免許とは、クレーン車や農耕用トラクターなど、特殊な機能をもつ大型車両を公道で運転するために必要な免許です。 普通自動車免許と同じように、第一種と第二種がありますが、通常は第一種を取得します。第二種は、旅客営業をするために必要ですが、国内で第二種を活かせる車両はほとんど存在しません。 大型特殊免許の中には、トラクターやコンバインなどの農作業で使用する車両の運転に限定した「大型特殊免許(農耕限定)」というものもあります。 大規模な農地を保有している農家の場合や、自宅から離れている場所に畑があるといった理由で、公道を走行するときなどに必要な免許です。免許使用には「農耕車に限る」と記載されます。 大型特殊免許で運転できる車両 特殊自動車とは、工事や道路整備、農業など、特定の作業、業務において使用する車両のことで、建設機械などの重機も該当します。 大型特殊免許で運転できる車両は、大きく分けて3種類です。 大型特殊自動車 小型特殊自動車 原動機付自転車(原付) バスやトラック、タンクローリーなどの大型自動車を運転する場合には、大型特殊免許ではなく、大型免許が必要なのでご注意ください。 また、大型特殊免許で運転可能なのは、あくまでも特殊自動車や原付であり、大型特殊免許のみでは普通自動車を運転できません。 大型特殊自動車は、農耕用、工事車両、路面整備車両などに分けられ、アスファルトフィニッシャーはこのうちの工事車両に含まれます。 具体的には以下の車両が挙げられます。 用途 車両 農耕作業 大型トラクター、大型コンバイン 工事・建設 ラフタークレーン、ブルドーザー、ショベルカー、ロードローラー、ホイールローダー、モーターグレーダー等 路面整備 大型除雪車、路面清掃車 大型特殊免許の取得に必要な条件 大型特殊免許を取得するには以下のような条件を満たしている必要があります。 年齢…満18歳以上であること 視力…両眼:0.7以上、片眼0.3以上(片眼の視力が0.3に満たない場合は、多眼の視力野が150以上) 色彩の識別ができること 10mの距離で90dbの警報器の音を聞き取れること(補聴器で補われた聴力も含む) 自動車の運転に支障を及ぼす恐れがある四肢、または体幹の障害がないこと 大型特殊自動車を取得するまでのフローと期間 ここからは、すでに普通自動車免許を取得済みという前提で、大型特殊免許を取得するまでの流れと期間などについて紹介します。 大型特殊免許の取得方法は、大きく分けて3種類があり、以下のような流れです。 教習所で取得する場合 一発試験で取得する場合 合宿免許で取得する場合 1.教習所で取得する場合 教習所で大型特殊免許を取得する場合、教習所での教習期間は3ヶ月です。なお、学科教習は免除され、6時限の実技講習のみを受講する必要があります。検定まで含めて、最短ですと4日間で取得することも可能です。 2.一発試験で取得する場合 管轄する運転免許試験センターで、一発で試験を受けることもできます。教習を受講しないため、もっとも費用を抑えて試験を受けることができることがメリットです。しかし、通常は教習所で何度か教習や試験を受けてから、試験に臨むのが現実的でしょう。 3.合宿で取得する場合 合宿を行うことで、日程を絞って教習を行います。基本的には教習所での取得と同じですが、短期間で免許を取得できることが最大のメリットです。 大型特殊免許取得にかかる費用はいくら? 大型特殊免許の取得には、いったいどのくらいの費用がかかるのでしょうか?費用は、各教習所や取得方法によって異なるので、取得する際には下調べが必要です。 以下で、大型特殊免許を取得するのにかかる費用の目安を紹介します。 取得方法 金額 教習所で取得する場合 ¥80,000~¥90,000前後 一発試験で取得する場合 ¥6,100円(試験を受けるのに必要な手数料のみ) 合宿で取得する場合 ¥100,000程度 普通免許を取得していない場合は、受ける教習の数が違うので費用も変わってきます。また、試験場での費用は、受験料、試験車使用料、免許書交付料を合計して¥6,000~7,000程度です。 地域によって若干の差があるので、事前に運転試験場のホームページなどで調べておくと良いでしょう。 運転免許とは別に作業用の資格も必要 アスファルトフィニッシャーで舗装作業をするためには、特殊免許とは別に作業を行うための資格もセットで必要です。 アスファルトフィニッシャーで舗装作業をするために必要な資格は2種類あります。このうちどちらか1つの資格を取得していることで、アスファルトフィニッシャーのスクリード操作が可能です。 では、アスファルトフィニッシャーに必要な作業資格について、以下で詳しく紹介します。 アスファルトフィニッシャーは車両系建設機械に分類される 車両系建設機械とは、労働安全衛生法執行令別表第7で定められた、動力を用いて自走できる建設機械のことです。 つまり、アスファルトフィニッシャーは、トラクター部にディーゼルエンジンを搭載し、クローラ式またはホイール式で自走することが可能であるため、車両系建設機械に該当します。 ブルドーザーやパワーショベル、ホイールローダーなどの重機も同じ車両系建設機械ですが、さらに「整地・運搬・積み込み用機械」「掘削用機械」「基礎工事用機械」「締固め用機械」「コンクリート打設用機械」「解体用機械」の6種類に分類されています。 アスファルトフィニッシャーは、「整地・運搬・積み込み及び掘削用」となり、以下で紹介する技能講習の受講、または資格が必要です。 車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習 車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習は、労働安全衛生法施行令別表第7の分類のうち、「整地・運搬・積み込み用」「掘削用機械」が対象となる講習です。 アスファルトフィニッシャーで舗装作業を行うには、機車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)運転技能講習を受講する必要があります。 「走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識」など、最大で計38時間、指定された日程で連続6日間の講習を受けることになるので、時間の確保が必要です。 受講期間が長めですが、優遇処置として大型特殊免許を取得しているなどの受講要件を満たしていれば、14時間(2日間)の講習が免除されます。 時間がない方は、先に大型特殊免許を取得した後に、技能講習を受講すると期間を短縮できるのでおすすめです。修了試験に合格することで資格を取得することができます。 科目免除の条件、講習内容については、以下をご覧ください。 特定の資格を取得していることで、一部の科目受講が免除されます。 受講資格 時間 自動車運転免許を保有せず、機械質量3トン未満の小型車両系建設機械(整地等)運転特別教育終了後に6ヵ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) 18時間 つぎのいずれかに該当する方 大型自動車運免許保有者 不整地運搬車運転技能講習修了者 普通、準中型、中型、大型自動車いずれかの運転免許を保有し、つぎのいずれかに該当する方 機械質量3トン未満の小型車両系建設機械(整地等)、または(解体用)運転特別教育修了後に3ヶ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) 機械質量1トン未満の不整地運搬車運転特別教育終了後に3ヶ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) 14時間 いずれにも該当しない方 38時間 【学科】 科目 教育時間 走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識。 4時間 作業に関する装置の構造、取扱い及び作業方法に関する知識。 5時間 運転に必要な一般事項に関する知識。 3時間 関係法令。 1時間 【実技】 科目 教育時間 走行の操作 20時間 作業のための装置の操作 5時間 この資格の主な対象機会は、4輪駆動のホイールローダーを含むトラクタショベルやブルドーザー。ドラグショベル、スクレーパー、ドラグライン、モーター・グレーダー、スクレープ・ドーザー、クラムシェル、トレンチャー、パワーショベル、バケット掘削機、ずり積機です。 3トン以上の車両系建設機械の運転に必要な技能講習の講習項目や時間数は講習規則によって定められ、基本的には合計38時間の学科講習と実技講習が必要になります。 第2級建設機械施工技士資格 建設機械施工技士資格は、建設機械を使用した工事・施工の品質管理や安全管理に必要な国家資格です。公共事業など大きい金額の工事では、この資格を取得している施工管理や監視技術者が常駐して携わる必要があります。 建設機械施工技士資格は、等級が別れており、アスファルトフィニッシャーのスクリード操作を行うには、第2級以上の資格が必要になります。 第2級建設機械施工技士資格は、対象となる建設機械を使った施工において、運転・施工業務に携わり、対象機械の運転技術者や、一般建設業における現場の主任技術者として、施工管理を行うのに必要な資格です。 種別によって対応した機械が違う また、資格は第1種〜第6種に分かれています。資格を取得すると、それぞれに対応した建設機械の運転施工管理、安全管理が行えるようになります。 第1種から第6種に該当する機械は以下の通りです。 種別 該当する機械 第1種 ブルドーザーなどのトラクター系建設機械 第2種 油圧ショベルなどのショベル系建設機械 第3種 モーター・グレーダー 第4種 ロードローラーなどの締め固め建設機械 第5種 アスファルトフィニッシャーなどの舗装用建設機械 第6種 アースオーガなどの基礎工事用建設機械 現場監督を目指す方の資格 第2級建設機械施工技士資格に合格しても、アスファルトフィニッシャーを扱えます。 こちらの資格は、運転操作するだけなく施工指導をすることや現場監督として指導する権利も得られるので、給与の増加や上の役職を目指している方にもおすすめです。 第2級建設機械施工技士資格の試験内容・形式 第2級建設機械施工技士資格の試験内容と形式については以下をご覧ください。 【第2級建設機械施工技士資格の試験内容】 【学科試験内容】 土木工学 施工管理法 建設機械原動機 石油燃料 潤滑剤 法規 選択種の建設機械工法 【実技試験内容】操作工法(実技試験)※下記から1種目を選び受験 土木工学 施工管理法 建設機械原動機 石油燃料 潤滑剤 法規 選択種の建設機械工法 合格率は学科60%前後、実地90%前後となっており、合格基準は、学科60%、実地70%以上の得点を確保できいることです。通信講座などの教材で学んで模擬試験を受けるなどして、本試験に備えるのが良いでしょう。 まとめ|アスファルトフィニッシャーに必要な運転免許や資格 今回は、アスファルトフィニッシャーに必要な運転免許や資格ついて紹介しました。 舗装作業のメインとなるアスファルト舗装を担当するアスファルトフィニッシャーは、取得までにある程度の期間が必要なため、仕事で運転や取り扱いをするには少々時間がかります。 試験や講習に落ちてしまうと、再度受講、再試験するための時間や費用が2倍かかってしまうので1回で合格できるように十分な対策をして臨みましょう。 ←中古の【アスファルトフィニッシャー】を探すならトクワールド!

    2023/04/19

    2,790

  • アスファルトフィニッシャーの中古価格はいくら?必要な資格も紹介!
    アスファルトフィニッシャー

    アスファルトフィニッシャーの中古価格はいくら?必要な資格も紹介!

    目次 アスファルトフィニッシャーの中古価格・必要資格は? アスファルトフィニッシャーの用途 アスファルトフィニッシャーのクラス分け アスファルトフィニッシャーのメーカー アスファルトフィニッシャーを過去に生産していたメーカー アスファルトフィニッシャーの平均価格を一覧で紹介 アスファルトフィニッシャーの人気モデル アスファルトフィニッシャーの運転・操作に必要な資格 アスファルトフィニッシャー・建設機械を中古で選ぶ条件 まとめ|アスファルトフィニッシャーの価格や必要な免許・資格 アスファルトフィニッシャーの中古価格・必要資格は? アスファルトフィニッシャーを購入するとなると、どのくらいの予算が必要なのでしょうか?実は、アスファルトフィニッシャーの価格は、スクリード幅によって大きく変わります。 また、アスファルトフィニッシャーを運転・操縦するには免許と資格が必要です。それぞれどのような資格の取得が求められるのかきちんと理解しておきましょう。 本記事では、アスファルトフィニッシャーの価格相場と運転・操縦に必要な免許について紹介します。 アスファルトフィニッシャーの用途 道路や駐車場などを作る際、アスファルト舗装に用いられる建設機械が、「アスファルトフィニッシャー」です。主に、アスファルト舗装の最上層である表層を平坦な状態に仕上げるために使用され、舗装面の厚みを設定した数値に調整することもできます。 道路舗装工事には欠かせないアスファルトフィニッシャーですが、基本的な構造は、アスファルトの合材を貯めるホッパー、車体を牽引するトラクター、アスファルトを敷きならすスクリード、車体を動かすエンジン部から構成されます。 また、アスファルトフィニッシャーは、走行方式の異なる2種類のモデルに大きく分けられます。 クローラー式 ホイール式 クローラー式 クローラ式は、走行部分にキャタピラー(履帯)を使用しているアスファルトフィニッシャーです。クローラー式の利点は、接地面が広く安定性した走行が可能なことです。主に不整地や急勾配の坂道を舗装する時に使われます。 しかし、ナンバープレートの取得ができず、公道走行をすることはできません。そのため、回送時には、運搬用のトラックが必要になります。 ホイール式 ホイール式は、タイヤで走行するアスファルトフィニッシャーのことです。クローラー式よりも機動性が高いことが最大のメリットでしょう。 大型特殊車両としてナンバーを取得すれば、一般公道を走行することもできます。ただし、最高速度の関係上、高速道路を走行することはできません。 一般的にはホイール式の需要が高く、中古市場では「ホイール式」の在庫が「クローラー式」よりも上回っています。 アスファルトフィニッシャーのクラス分け スファルトフィニッシャーは、「最大舗装幅」「総重量」によってクラス分けがされており、一般的にはスクリードの大きさ(舗装幅)を表す「スクリード幅」で表記されていることが多いです。 また、クラスによってアスファルトフィニッシャーの価格も異なります。 国内では、舗装幅が6メートル以下の道路が多いため、舗装幅約2.3~6.4メートルの中型クラスがもっとも活躍します。 海外では舗装幅が9〜12メートルとなる幅広の道路も多くあるため、最大舗装幅6メートル越えの大型クラスが主流です。国内では、大型のアスファルトフィニッシャーが出回っていないため、大型クラスを探している場合、海外メーカー製になります。 アスファルトフィニッシャーのメーカー 近年では公共事業への投資が減り、舗装工事の事業量も減少傾向にあるということが原因で、国内においてアスファルトフィニッシャーを製造・販売しているメーカーは2社にまで減っています。 また、アスファルトフィニッシャーは多品種少量生産であるためメーカーの新規参入もありません。 国内のメーカーは、現在以下の2社のみです。 住友建機株式会社 範多機械株式会社 住友建機株式会社 住友建機株式会社のアスファルトフィニッシャーは、国内で70%のシェア率を誇り、海外市場でも注目を集めています。 燃費も良好でランニングコストも安く、メンテナンス性能に優れたデザインも魅力的でしょう。 住友建機株式会社は、昭和43年7月創業。住友グループの建設機械メーカーで、東京都品川区に本社を構えています。 日本の道路や工事事情にニーズを合わせた、狭い場所でも対応しやすい小型の建設機械をメインに手掛けていることが特徴です。 一方で、アスファルトフィニッシャー製造や、滑走路舗装用の大型クラスの分野でも有名なメーカーです。 範多機械株式会社 範多機械はアスファルトフィニッシャーのラインナップが豊富で、幅員変化にも自由自在に対応できる高性能のスクリードを装備したモデルが特徴的です。 特に超小型機や中型機クラスのアスファルトフィニッシャーをメインに製造しており小型アスファルトフィニッシャーでは国内トップシェアを誇ります。 範多機械株式会社は「中小企業研究センター」が定めるグッドカンパニー大賞で、優秀企業賞を受賞したことも話題になりました。現在は除雪機やロードローラーの製造も手掛けています。 アスファルトフィニッシャーを過去に生産していたメーカー 加藤製作所 アスファルトフィニッシャーなどの建設機械を自社技術で開発していた。 キャタピラージャパン キャタピラーブランドのモデルは国内での販売がされなかった。 コマツ BLAW-KNOX社と技術提携。 新潟鐵工所 2001年に経営破綻のため倒産 豊田自動鐵機 BARBER-GREENE社と技術提携。 石川島建機 現在のKATO HICOM。 川崎重工 一時期アスファルトフィニッシャーを販売していた。 酒井重工業 自社設計で小型モデルのアスファルトフィニッシャーを製造・販売していた。 アスファルトフィニッシャーの平均価格を一覧で紹介 アスファルトフィニッシャーを購入するにあたり、一番気になるのが価格です。 結論から申しますと、アスファルトフィニッシャーの価格は新車の場合、最低でも¥25,000,000以上と高額です、しかし、中古車の場合ですと大抵の機械は、¥10,000,000以内で購入できるため、コストを抑えたい方は中古での購入がおすすめでしょう。 ここからは、アスファルトフィニッシャーの新車・中古車の平均価格について詳しくご紹介します。 アスファルトフィッシャーの新車価格 アスファルトフィニッシャーは、新車ですと非常に高価です。 新車の価格は以下の通りとなっています。 【アスファルトフィニッシャーの新車価格相場】 小型機(舗装幅:1m~3m) ¥2,500,000~ 中型機(舗装幅:2m~4m) ¥30,000,000~ 大型機(舗装幅:5m~7m) ¥60,000,000~ アスファルトフィッシャーの中古車価格 アスファルトフィニッシャーの中古販売価格は、機種や年式、使用時間(アワーメーター)などによって異なり、一概には断言することができません。しかしながら中古サイトなどの販売価格をみると、一般的な相場としては以下のようになっていることが分析できます。 【アスファルトフィニッシャーの中古価格相場】 小型機(舗装幅:1m~3m) ¥1,000,000~5,000,000 中型機(舗装幅:2m~4m) ¥5,000,000~8,000,000 大型機(舗装幅:5m~7m) ¥8,000,000~15,000,000 これらの一覧表はあくまでも参考です。中古機械の場合、使用状態によっても価格は大きく変わりますし、販売会社によっても価格帯が異なります。 また、排ガス規制対応モデルや、整備履歴の書類が揃っているものに関してはその分価格が割高になります。 アスファルトフィニッシャーの中古購入に関しては以下の記事にて詳しく紹介しているためよろしければご覧ください 参考記事:アスファルトフィニッシャーの中古市場・購入時の注意点について紹介 アスファルトフィニッシャーの人気モデル 前述したようにアスファルトフィニッシャーは、走行方式の違いによって「ホイール式」と「クローラー式」に分類されます。 中でも、「ホイールタイプ」のアスファルトフィニッシャーは需要が高く人気のタイプです。ホイール式は、機動性が高く小回りが聞くことや、ナンバープレートを取得できるため公道を自走で移動できるなどのメリットがあり、重宝されます。 しかし、山間部などの勾配の強い坂道で舗装作業を行う場合は、「クローラー式」が利用されます。 アスファルトフィニッシャーの中でも人気があるモデルとしましては、住友建機の『HA45W』が挙げられます。 HA45Wは、足回りがホイール式のアスファルトフィニッシャーで、スクリード幅が2メートル〜4.5メートルまで設定できます。この幅は、国内の一般的な道路幅と同じです。 また、住友建機が独自開発した『J-PAVER:3連スクリードプレート』の採用によって、従来のスクリードプレートよりも圧倒的な速度と精度を発揮します。 このような理由により人気機種となっています。 アスファルトフィニッシャーの運転・操作に必要な資格 アスファルトフィニッシャーで舗装作業をするためには、免許と作業を行うための資格がセットで必要です。運転免許だけを持っていても、舗装作業に必要なクリード操作をすることができません。 では、アスファルトフィニッシャーに必要な作業資格について、以下で詳しく紹介します。 運転には小型特殊免許または大型特殊免許が必要 アスファルトフィニッシャーは、ホイール式のみ公道走行が可能です。 しかし、アスファルトフィニッシャーを公道で運転するためには、小型特殊免許もしくは、大型特殊免許を取得する必要があります。 アスファルトフィニッシャーは、車体後尾にスクリードという作業機を取り付けた特殊車両です。 そのため、アスファルトフィニッシャーは「道路交通法」「道路車両交通法」共に、自動車の区分は「特殊自動車」に分類され、車体の大きさや最高時速度で必要な運転免許が変わります。 【特殊自動車の区分】 免許区分 運転条件 小型特殊免許 全長4.7m以下、全幅1.7m以下、全高2.8m以下、最高速度時速15m以下(農作業用は時速35km未満)、総排気量-制限なし、税金-軽自動車税 大型特殊免許 全長4.7m以上、全幅1.7m以上、全高2.8m以上、最高速度時速15km以上(農作業用は時速35km以上)、総排気量-制限なし、税金-固定資産税 車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習 アスファルトフィニッシャーは、労働安全衛生法執行令別表第7で定められた、動力を用いて自走できる「車両系建設機械」という建設機械に該当します。 車両系建設機械の分類は「整地・運搬・積み込み用機械」「掘削用機械」「基礎工事用機械」「締固め用機械」「コンクリート打設用機械」「解体用機械」の6種類です。 このうち、アスファルトフィニッシャーは、「整地・運搬・積み込み及び掘削用」に該当します。 そのため、アスファルトフィニッシャーで舗装作業を行うには、「車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習」を受講する必要があります。 車両系建設機械(整地・運搬・積み込み及び掘削用)運転技能講習は、労働安全衛生法施行令別表第7の分類のうち、「整地・運搬・積み込み用」「掘削用機械」が対象となる講習です。 アスファルトフィニッシャー・建設機械を中古で選ぶ条件 中古の建設機械は、アスファルトフィニッシャーのように高価な重機を、新車価格より安価で購入できることや、納品までの期間が短いことなどが大きなメリットとして挙げられます。 しかし、アスファルトフィニッシャーを中古で購入するときは、以下の点に注意して選ぶことが大切です。 メーカーやモデルを確認する 状態を確認する 修理履歴を確認する 実機を確認する 1.メーカーやモデルを確認する 中古アスファルトフィニッシャーの中には、すでに生産を終了し、市場から撤退しているメーカー機も数多く流通しています。生産が終了している機械は、故障時の修理対応や部品の調達が困難なこともあるため注意しましょう。 2.状態を確認する アスファルトフィニッシャーは長く使える機械であり、機械に故障が発生した際に売り出されることが多いです。そのため、一度修理を受けた機械も市場に並んでいます。 中古車選びの際は、しっかり整備がされているか、汚れ、傷、錆、損傷がないかを確認することが大切です。また、部品の消耗具合を確認することも、将来的な維持費用の見積もりにもつながります。 3.修理履歴の確認 中古アスファルトフィニッシャー購入前には、修理履歴を確認しましょう。修理履歴がある場合は、どのような修理がなされてきたか、修理箇所の状態や修理費用などを把握しておくことが重要です。修理履歴の有無は、中古機械販売業者から必ず確認するようにしましょう。 4.実機の確認 中古アスファルトフィニッシャーを選ぶときには、必ず現地に足を運んで、実機を確認することが必要です。実際に動かしてみて、動作や作業効率、異音やオイル漏れなどを確認しなければなりません。 まとめ|アスファルトフィニッシャーの価格や必要な免許・資格 ここまで、アスファルトフィニッシャーの価格や必要な免許・資格について紹介してきました。 アスファルトフィニッシャーは、新車ですと最低¥25,000,000以上と大変高価な重機です。そのため、建設会社のほとんどが、アスファルトフィニッシャーを含む重機を中古建機で揃えています。 中古建設機械は、さまざまなメリットがありますが、同時に多くの落とし穴があるので、中古で重機を購入する際は慎重に機械を選ぶようにしましょう。 また、アスファルトフィニッシャーなどの建設機械は、道路を運転するための「免許」と、作業を行うための「資格」の取得がそれぞれ必要になります。 ←中古の【アスファルトフィニッシャー】を探すならトクワールド!

    2023/05/18

    1,085

他の記事をみる

OFFICIAL SNS公式SNS

youtube YouTubeトクワールドYoutubeチャンネル

愛知県春日井市の中古重機・建機専門店「株式会社トクワールド(TOKU WORLD)」のYouTubeチャンネルです! 主に自社在庫の機械やアタッチメントの動作確認の動画を中心に、多数アップしておりますので是非チャンネル登録をお願い致します!

ページの先頭へ