ロードローラー
2023/04/27
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小型のロードローラーの役割とは? 小型ロードローラーの特徴や種類も紹介
「小型のロードローラーにはどのような種類があるの?」
このような疑問をお持ちではないでしょうか?
小型のロードローラーは、様々な場面において使用できるのが特徴です。特に、
また、
この記事を最後までお読みいただければ、適材適所で締固め用機械を選べる人材になれるでしょう。
小型のロードローラーの役割とは?
- 歩道部のアスファルト復旧
- 大型のロードローラーが侵入できない細い道路
- 砂やれきなどをピンポイントで転圧
また、小型のロードローラーはレバーに搭載されているボタンで操作を行います。小回りが利き、小面積の転圧作業に適した作りです。
小型のロードローラーの役割を正しく理解することが、施工時間の短縮やコスト削減につながります。
小型ロードローラーの種類とは? 締固め機械を3つ紹介!
振動プレートコンパクターとランマーは、厳密にはロードローラーではありません。しかし、ロードローラーと同様の締固め用機械のため、紹介させていただきます。
それでは、詳しく見ていきましょう。
ハンドガイド式ロードローラー
- 動力となるエンジン周り
- 鉄製のローラー2つ
- 操作レバー
大型・中型のロードローラーと違い、乗車して車のように操縦する必要はありません。そのため、操作がしやすく扱いやすいロードローラーといえるでしょう。
また、ハンドガイド式ロードローラーは砂やれきの転圧作業も得意としています。広い面積においてもワンポイントで使用可能です。
シンプルな構造をしており、コンパクトでメンテナンスをしやすいのが、ハンドガイド式ロードローラーです。
振動プレートコンパクター
振動プレートコンパクターは、略して「プレート」と呼ばれることが一般的となります。扱いやすさと使い勝手の良さから様々な現場で活躍中です。
振動プレートコンパクターは、転圧板の面積が広いため、地盤との接地面が多くなります。そのため、表面をきれいに均す目的で使用されることがほとんどです。
アスファルト舗装などの仕上げ転圧作業で使用されています。
ランマー
ランマーは1度に転圧できる面積が小さいため、しっかりと転圧を行う箇所でピンポイントに使用されることがほとんどです。そのため、1次転圧作業や2次転圧作業を得意としています。
また、ランマーは振動による騒音が大きい振動工具です。しかし、近年では振動と騒音に配慮した電動式のランマーも開発・販売されていますので、周辺への環境配慮が必要な場合は電動式を検討してみてください。
道路工事の現場でよく見かけるのがランマーになります。
小型のロードローラーの特徴3選
1.ほかのロードローラーに比べて価格が安い
小型のロードローラーは構造的にシンプルなものが多く、それほど開発コストがかからないためです。
新品の場合は100万円〜200万円での購入が目安です。大型のロードローラーは1,000万円を超える場面もあるため、比較すると費用を抑えられることが分かります。
中古の小型ロードローラーを購入すれば、さらに費用を抑えることも可能です。
2.狭い場所や歩道部の締固め作業が得意
また、締固め能力も申し分ありません。振動を用いて転圧を行うため、自重の3倍~4倍の力で転圧可能です。「小型だからきちんと転圧できないのでは?」という心配は無用になります。
実際に、街中では歩道の復旧工事で見かける場面が多いと思います。小面積の転圧作業に1番適しているのが、小型のロードローラーです。
3.振動によって締固めを行う
- アスファルト
- コンクリート
- 砂
- れき
認定を受けている小型のロードローラーは青色のステッカーが貼られており、一目で分かるようになっています。
また、小型のロードローラーを使用する際は、振動による足の挟まれ事故に細心の注意を払うようにしてください。
各メーカーにおける小型のロードローラーを紹介!
この記事で紹介するメーカーは、以下の通りです。
各メーカーの特徴を抑えておくことにより、適材適所でロードローラーを選択できるようになります。
株式会社日立建機カミーノの小型ロードローラー
メーカー | 株式会社日立建機カミーノ |
種類 | ハンドガイド式ロードローラー |
型式 | ZV550WL |
機械質量 | 565kg |
全長 | 2,275mm |
全幅 | 630mm |
全高 | 1,143mm |
振動数 | 55Hz |
ハンドガイド式ロードローラーの特徴は、以下の通りです。
- ハンドルアシスト機能を搭載しているため、ハンドル格納時の負担を45%軽減
- カバーを取り外さなくてもエンジン周りのメンテナンスが可能
- 操作スイッチが大きめに作られているため、操作性が良い
また、カバーを開けることなくエンジンをメンテナンスできるため、作業前点検などのメンテナンス性が向上しているのもポイントです。
作業を実施する方とメンテナンスを行う方、どちらにも配慮した使い勝手の良いハンドガイド式ロードローラーになります。
酒井重工業株式会社の小型ロードローラー
メーカー | 酒井重工業株式会社 |
種類 | ハンドガイド式ロードローラー |
型式 | HV520 |
機械質量 | 585kg |
全長 | 2,450mm |
全幅 | 640mm |
全高 | 1,175mm |
振動数 | 60Hz |
ハンドガイド式ロードローラーの特徴は、以下の通りです。
- ワンタッチでカバーを開閉可能。メンテナンス性が向上している
- オプションにて寒冷地用にカスタマイズが可能
- ウォーターハンマー防止マフラーを搭載している
ウォーターハンマーとは、水を流すパイプ内にて起こる急激な圧力変化による現象をいいます。急激な圧力変化によって、様々なパイプ周りのパーツを損傷させる恐れがあるのです。
ウォーターハンマー防止マフラーは、この現象を抑制する役割を果たしています。
また、メンテナンス性も向上しており、ワンタッチでエンジン周りのカバーを開閉することが可能です。
寒い地域での使用を考えている方は、酒井重工業株式会社のハンドガイド式ロードローラーを探してみてください。
関東鉄工株式会社の小型ロードローラー
メーカー | 関東鉄工株式会社 |
種類 | ハンドガイド式ロードローラー |
型式 | H600KS |
機械質量 | 605kg |
全長 | 2,355mm |
全幅 | 634mm |
全高 | 1,175mm |
振動数 | 55Hz |
ハンドガイド式ロードローラーの特徴は、以下の通りです。
- 緊急停止装置が搭載されており、安全性能に優れている
- 剛性のフレームが採用されており、高耐久性を実現している
- 超低騒音型のため、周囲の環境に配慮して施工ができる
挟まれ事故防止用の緊急停止装置が搭載されているのも、魅力的です。
また、超低騒音型として国土交通省が提供している「NETIS」に登録されています。
シンプルかつバランスの取れたハンドガイド式ロードローラーを必要としている方におすすめです。
BOMAG GROUP(ボーマクグループ)の小型ロードローラー
メーカー | BOMAG GROUP(ボーマクグループ) |
種類 | ハンドガイド式ロードローラー |
型式 | BVW57H |
機械質量 | 550kg |
全長 | 2,340mm |
全幅 | 616mm |
全高 | 1,060mm |
振動数 | 55Hz |
ハンドガイド式ロードローラーの特徴は、以下の通りです。
- 挟まれ防止設備を搭載しており、安全性能に優れている
- 夜間作業に適したヘッドライトを搭載している
- 高振動装置を搭載しており、高い締固め能力を誇る
ヘッドライトは夜間作業を行う場合に非常に有効な設備となります。
また、BOMAG GROUP(ボーマクグループ)のハンドガイド式ロードローラーは、フレームの剛性の向上と高振動装置の搭載による高い締固め能力が売りです。そのため、施工時間の短縮や転圧にかかるコストの削減に貢献してくれます。
夜間作業で時間に余裕がない場合は、このようなハンドガイド式ロードローラーを使用するのが良い判断です。
小型のロードローラーを中古で購入するべき3つの理由
1.様々な現場に対応可能
大型のロードローラーに比べて扱いやすく、使い勝手が良いのも魅力的です。保管にも場所を取らないため、1台は確保しておきたい中古購入に適したロードローラーといえるでしょう。
トクワールドではハンドガイド式ロードローラーやプレート、ランマーの中古販売を行っています。
2.費用を抑えて購入可能
しかし、トクワールドでは自社のメンテナンス工場にて整備や塗装を行っています。1台1台丁寧に仕上げているため、新品に引けを取りません。
小型のロードローラーの中古価格は需要によって変動しますが、おおよそ100万円以下で購入可能です。
予算内で少しでもグレードの高いロードローラーを希望している方は、中古購入の利用を検討してみてください。
3.当日の納車にも対応可能
- 「急遽、明日までにロードローラーが必要になった…」
- 「納期に間に合わないため、ロードローラーを入れて施工時間を短縮しなければならない」
- 「レンタル会社にロードローラーの在庫がなく、着工に間に合わない…」
トクワールドでは、お客様の要望にできる限り対応しております。また、納車手配も承っているため、お客様の手元に素早く届けることが可能です。
小型のロードローラーを操作するときに必要になる資格とは?
また、振動プレートコンパクターとランマーを使用する場合は「振動工具取扱作業者安全衛生教育」を受講しなければなりません。
「振動工具取扱作業者安全衛生教育」は約4時間の講習で料金は8,000円程です。どちらも、必ず資格を取得してから作業を行うようにしてください。
小型タイプ以外のロードローラーの種類を紹介!
どのロードローラーも広い面積を転圧する場合に活躍をしています。今後使用する可能性がある方は、復習をしておきましょう。
それでは、解説していきます。
マカダム式ロードローラー
マカダム式ロードローラーが得意としている作業は、道路工事の初期転圧作業です。機械の自重を活かして、しっかりと転圧を行っていきます。
タンデム式ロードローラー
タンデム式ロードローラーが得意としている作業は。広い面積の転圧作業です。ローラーの幅が広いという特徴を活かして、短時間で施工を行えます。
タイヤ式ロードローラー
タイヤ式ロードローラーが得意としている作業は、仕上げ転圧作業です。タイヤの滑らかさを活かして、きれいに仕上げていきます。
コンバインド式ロードローラー
コンバインド式ロードローラーが得意としている作業は、多々あります。どのような作業も両方の特徴を活かしながら行えるため、非常に人気のロードローラーです。