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ロードローラーに免許は必要? 費用や期間について徹底解説

ロードローラー

2023/04/04

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ロードローラーに免許は必要? 費用や期間について徹底解説

ロードローラーの運転は免許が必要になります。いかなる場合でも無免許での運転はできません。

「ロードローラーの免許を取得するように指示を受けた!」
「ロードローラーの免許を取得してキャリアアップにつなげたい!」

など、免許を取得する理由は様々だと思います。ロードローラーの免許は、1万円台で取得可能です。期間も2日間のため、そこまで負担にならないでしょう。

この記事では現役現場監督者の経験より、網羅的にロードローラーの免許について解説しています。

ぜひ、最後までお読みください。

そもそも、ロードローラーの運転には免許が必要?

結論として、ロードローラーの運転には「締固め用建設機械運転特別教育」という資格を取得した人に交付される免許が必須です。無免許で運転してしまうと法令違反となります。

以前は車両系建設機械の一部という扱いでしたが、専用の資格が設けられました。その背景には、ロードローラーによる事故が多数起きてしまったことが挙げられます。

ロードローラーは一般道路で作業を行う場合があります。ゆえに、運転者が資格保持者でないと、一般の方を巻き込んでしまう恐れがあるのです。

ロードローラーの運転には「締固め用建設機械運転特別教育」の資格が必要と覚えておいてください。次の章でさらに詳しく解説していきます。

ロードローラーの作業において必要な資格は2つある

様々な状況でロードローラーを運転するには、2種類の資格が必要になります。必要な資格は以下の通りです。

●締固め用建設機械運転特別教育
●ロードローラーのサイズに応じた自動車免許

ロードローラーのサイズに応じた自動車免許は作業状況によって、必要か判断しなくてはなりません。
それでは、詳しく解説していきます。

締固め用建設機械運転特別教育

前述したように、ロードローラーの運転は「締固め用建設機械運転特別教育」の資格が必要になります。作業員の方は、この資格を取得した後に交付される免許がなければロードローラーを操作できません。

労働安全衛生法第59条第3項により、事業者はロードローラー等の締固め用建設機械の運転業務に作業員の方を従事させる場合、特別教育を実施させることが義務付けられています。

昔は、車両系建設機械の一部という理由から、車両系の技能講習や特別教育を実施しておけば運転できました。

しかし、ロードローラーによる事故が多数起きてしまいます。事故をこれ以上起こさせないためにも労働安全衛生法が改訂され、独立した締固め用建設機械の資格ができました。

実際に、ロードローラーの事故では大半が運転者の不注意による操作ミスが原因だとされています。

ロードローラーを無免許で運転することは法令違反です。罰則として「6ヵ月以下の懲役または50万円以下の罰金」が科せられる可能性があります。必ず資格を取得してから作業を行うようにしてください。

ロードローラーのサイズに応じた自動車免許

ロードローラーで公道を走行する場合は、ロードローラーのサイズに応じた「自動車運転免許」が必要になります。あくまで、公道を走行する場合のみです。

ロードローラーが公道を走行するシチュエーションは以下の場合が考えられます。

●ロードローラー置き場と作業場所が離れており、移動する必要がある
●一般道路での作業で公道を走行する必要がある

また、ロードローラーで公道を走行する場合は、免許だけではなくナンバープレートも必要です。

「運転免許が必要なのは理解したけど、どの自動車免許がいるの?」と考えている方もいらっしゃると思います。
基本的には、以下のどれかの自動車免許が必要です。

●大型特殊自動車免許
●普通自動車免許
●小型特殊自動車免許

すでに普通自動車免許を取得している方は、小型特殊自動車免許を取得する必要はありません。普通自動車免許で対応可能です。

また、大型特殊自動車免許は以下のサイズのロードローラーで公道を走行する場合、必要になります。

全長 4.8m以上~12m以下
全幅 1.8m以上~2.5m以下
全高 2.1m以上~3.8m以下

繰り返しになりますが、ロードローラーの作業が道路交通法の適用範囲外になる私有地などでは必要ありません。作業開始する前に1度確認することをおすすめします。

    知っトク!
  • キャタピラで移動する建設機械で公道を走行していいの?
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    「タイヤで自走できる建設機械」のみ公道を走行できると覚えておこう

ロードローラーの免許を取得するメリットとは?

次に「ロードローラーの免許を取得する意味があるのかな?」とお悩みの方に向けて、メリットを解説します。

①ロードローラーの免許を取得すると正しい知識で安全に運転できる
②資格を取得していると即戦力の人材になれる
③ロードローラー以外の締固め用建設機械も操作できる

ロードローラーの免許を取得するか決めかねている方は、ぜひ参考にしてください。

①ロードローラーの作業を正しい知識で安全に運転できる

ロードローラーの免許を取得すると、作業を正しい知識で安全に行えます。当たり前と思うかもしれませんが、非常に重要です。

締固め用建設機械専用の免許ができた背景には、事故が多発した過去があります。同じようなことを起こさないためにも、運転者1人1人が安全第一で作業を行う必要があるのです。

ロードローラーは、操作ミスが重大災害につながる建設機械になります。ゆえに、作業前点検の仕方など正しい知識を保有していることがとても大切です。

②取得している資格が豊富になり即戦力として頼りになる

ロードローラーの免許を取得すると、即戦力として頼られる人材になれます。

現場では資格を取得している人しかできない作業が多くあります。わざわざ資格を取得させるよりも、すでに実践経験のある人材を迎え入れるほうが手間はかかりません。そのため、資格保持者は歓迎される傾向にあります。

実際に、大手求人サイトで「ロードローラー」と検索をすると、484件の求人広告が表示されました! このように、資格保持者には需要があり求人も多く出ています。

③ロードローラー以外の締固め用建設機械も操作できる

「締固め用建設機械特別教育」の資格を取得すればロードローラー以外の締固め用建設機械も操作可能です。

ロードローラー以外の締固め用建設機械は以下のものがあります。

●タイヤローラー
●振動ローラー
●ハンドガイド式ローラー

「締固め用建設機械特別教育」の免許には以下のような制限はありません。

●機械の種類による制限
●機械の重量による制限

免許を取得すると、すべての締固め用建設機械を操作できると覚えておいてください。

ロードローラーの免許取得に必要な情報を完全網羅! 費用や期間はどのくらい?

次に、ロードローラーの免許を取得するのに必要な情報を網羅してお伝えします。
記載している内容は以下の通りです。

①資格取得の条件
②自動車運転免許が必要な場合の確認方法
③免許取得にかかる費用
④講習内容
⑤講習にかかる期間

①資格取得の条件

資格の取得条件は、年齢のみです。

満18歳以上であれば「締固め用建設機械特別教育」を受講できます。

②運転するロードローラーのサイズから取得すべき自動車運転免許を抑えておく

ロードローラーで公道を走行する場合は、必要な自動車運転免許の種類を抑えておいてください。

●大型特殊自動車免許
●普通自動車免許
●小型特殊自動車免許

自分では判断が付かない場合は、リース元や販売元の会社に問い合わせて確認することをおすすめします。

③免許取得に必要な費用

ロードローラーの免許取得にかかる費用は、大体1万円〜1万7千円(税込)になります。

主な建機教習所や労働基準協会の値段は以下のようになります。

場所 費用
一般社団法人 労働技能講習協会 10,200円(税込)テキスト代込み
住友建機教習所 14,000円(税込)テキスト代込み
コマツ教習所 17,000円(税込)テキスト代込み
コベルコ教習所 17,000円(税込)テキスト代込み

④締固め用建設機械運転特別教育の講習内容

「締固め用建設機械特別教育」の講習内容は以下の通りです。

●ローラーに関する知識
●運転に必要な一般事項に関する知識
●関係法令
●実技教育

「締固め用建設機械特別教育」の講習は学科と実技に分かれています。

類似の免許を取得していると免除になる講習はありません。すべて受講する必要があります。

⑤免許取得までにかかる講習期間

「締固め用建設機械特別教育」の免許取得までにかかる時間は約10時間になります。調べた限りでは、どこの教習所も2日間にわたり行われていました。

講習ごとの詳しい時間は以下の通りです。

講習内容 時間
ローラーに関する知識 4時間
運転に必要な一般事項に関する知識 1時間
関係法令 1時間
実技教育 4時間

ロードローラーの免許が取得できる場所の探し方を解説

この記事を読んだ方の中には「さっそくロードローラーの免許を取得しに行こう!」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

まずは「自身が住んでいる地域の名前+ロードローラー免許」と検索してみてください。お住まいの家からアクセスがしやすい建機教習所や労働基準協会のHPが表示されると思います。

おすすめは労働基準協会になります。理由は、幅広い地域に存在しており、金銭面での負担が少ないためです。特にこだわりがない方は参考にしてみてください。

まとめ|ロードローラーの免許を取得して現場で活躍しよう!
この記事では、ロードローラーの免許に関する内容を網羅的に解説しました。
  • ロードローラーを運転するには「締固め用建設機械特別教育」の資格取得が必須
  • 公道を走行する際はサイズに応じた自動車運転免許が必要
  • 締固め用建設機械特別教育の資格を取得するメリットは多数存在
  • 1万円台の費用と2日間の講習で免許を交付してもらえる

ロードローラーを運転する際は、必ず資格を取得してください。
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次に、そもそもロードローラーとはどのような建設機械なのかについて解説します。 ロードローラーとは、道路や地盤などの舗装作業に使用される建設機械の一種です。アスファルトやコンクリートなどの舗装材料を車体重量で締め固めるために使用されます。 高速道路や駐車場などロードローラーが活躍する場所は、さまざまです。ロードローラーでしっかりと地盤を締め固めておかなければ、完成後にひび割れや歪みが生じる恐れがあります。 近年では、振動式のロードローラーも多く流通しています。しかし、振動式は夜間や病院の近くなどでは騒音・振動の問題から使用できないため、まだまだ静圧式も活躍しそうです。 ロードローラーには、この記事で紹介しているタンデムロードローラーとマカダムロードローラー以外にも、以下の種類が存在します。 タイヤロードローラー コンバインドロードローラー ハンドガイドロードローラー マカダムロードローラーの特徴とは? さまざまな基本情報と違いを紹介 次に、マカダムロードローラーの特徴や基本情報について解説します。この記事で紹介するマカダムロードローラーに関しての情報は、以下の通りです。 マカダムロードローラーの特徴 マカダムロードローラーの用途 マカダムロードローラーに必要なメンテナンス マカダムロードローラーの重さ マカダムロードローラーの中古価格 1.マカダムロードローラーの特徴 マカダムロードローラーは、合計で3輪の車輪を装備しているロードローラーです。特徴として、1度の走行で広い面積を転圧できます。 そのため、マカダムロードローラーは道路工事や広い駐車場などの大規模な現場で使用されることが多いです。転圧性能が高いため、十分に締め固める必要がある初期転圧作業や2次転圧作業で活躍します。 マカダムロードローラーの特徴は、車輪の数と転圧性能の高さだと理解しておけば問題ありません。 2.マカダムロードローラーの用途 マカダムロードローラーの用途は、硬い舗装材料の締め固めや地盤改良です。 硬い舗装材料には、主に以下のものが該当します。 アスファルト コンクリート マカダムロードローラーは、高い転圧性能を活かして、上記の舗装材料を密に締め固めることが可能です。 地盤改良では、マカダムロードローラーを使用することで地盤沈下の防止や耐震性の向上が期待できます。 また、建物の基礎工事では、地盤を強固にすることで、建物の安定性を高めることができます。 以上の締め固めや地盤改良作業が主な用途です。 3.マカダムロードローラーに必要なメンテナンス マカダムロードローラーは、定期的なメンテナンスが必要になる建設機械です。マカダムロードローラーで必要になる主なメンテナンスは、以下の通りになります。 エンジンオイルの交換 エアフィルターの清掃または交換 ブレーキシステムの点検 車輪の点検と交換 補助ブレーキシステムの点検 グリースアップ 上記のメンテナンス項目は、マカダムロードローラーの適切な動作と寿命を保証するために重要です。定期的なメンテナンスを実施することで、故障や損傷を防止することができます。 また、マカダムロードローラーの作業前点検や定期メンテナンスは、自分で実施する必要があるでしょう。自分でメンテナンスを行う場合は、マニュアルを確認し、適切な手順を守ることが重要です。 マカダムロードローラーは、死亡事故に繋がる恐れのある建設機械です。作業実施中も周囲の確認は、怠らないようにしてください。 4.マカダムロードローラーの重さ マカダムロードローラーの重さは、約6t〜16tです。さらに水や鉄を追加することで重量をプラスできます。 6t〜16tは、ロードローラーの中でも大型に分類されます。これほどの重量があることから、転圧作業をしっかりと行えるわけです。 5.マカダムロードローラーの中古価格 建設重機の中古価格は、需要と供給のバランスや経済情勢などで変わってきます。 あくまで目安としてですが、マカダムロードローラーは500万円以上で中古販売されていることが分かりました。 大型のロードローラーということもあり、それなりに高額な値段です。しかし、1台保有しておけば、必要なときに迅速に対応できるでしょう。 また、新品を購入する場合は、1,000万円以上の費用が掛かる可能性があります。 決められた予算内でマカダムロードローラーの購入を考えている方は、中古をチェックしてみるのがおすすめです。 タンデムロードローラーの特徴とは? さまざまな基本情報と違いを紹介 次に、タンデムロードローラーの特徴や基本情報について解説します。この記事で紹介するタンデムロードローラーに関しての情報は、以下の通りです。 タンデムロードローラーの特徴 タンデムロードローラーの用途 タンデムロードローラーに必要なメンテナンス タンデムロードローラーの重さ タンデムロードローラーの中古価格 1.タンデムロードローラーの特徴 タンデムロードローラーは、前後で合計2輪の車輪を装備しているロードローラーです。特徴として、小回りが利く操作性の良さが挙げられます。 そのため、タンデムロードローラーは小さい面積をより効率的に転圧することが可能です。効率が求められる小規模現場での初期転圧や仕上げ転圧作業で用いられます。 タンデムロードローラーは、車輪の数が2輪であり、効率的に転圧作業を実施できるロードローラーと覚えておきましょう。 2.タンデムロードローラーの用途 タンデムロードローラーは、幅広い車輪を活かして転圧作業を行います。そのため、用途はさまざまです。 表層の仕上げ、土や砂利のような多種多様な素材を転圧することができるため、幅広く使用されます。 3.タンデムロードローラーに必要なメンテナンス タンデムロードローラーに必要なメンテナンスは、基本的にマカダムロードローラーと変わりません。 作業前点検では、以下のパーツに着目してメンテナンスするようにしてください。 車輪 ブレーキシステム 警報装置などのシステム 車輪では、ひび割れや溝などが不自然に発生していないか確認するようにしましょう。不自然なひび割れや溝が発生しているまま転圧作業を実施すると、平坦に転圧できない可能性があります。 また、故障などのトラブルに繋がる恐れもあるため、慎重にメンテナンスしてください。 ブレーキシステムや警報装置なども、適度にメンテナンスする必要があります。ブレーキシステムに異常があるまま作業をしてしまうと、障害物などにぶつかる可能性も考えられます。 安全設備の点検は、作業前に必ず実施するようにしてください。 そのほかに、タンデムロードローラーのメンテナンスを実施してから作業をしている場合でも、速度には十分に気を使うようにしましょう。速度が出過ぎているとタンデムロードローラーの制御が困難になります。 周囲の安全確保を徹底して行うのも、タンデムロードローラーを運転している人の義務です。遵守するようにしてください。 4.タンデムロードローラーの重さ タンデムロードローラーの重さは、2tや4tなどの小型が主流です。マカダムロードローラー同様に、水や鉄を足すことで重量をプラスできます。 ロードローラーの中では小型のため、操作性を活かした施工を実施できるでしょう。さまざまな用途で使用可能です。 5.タンデムロードローラーの中古価格 タンデムロードローラーの中古価格を調べたところ、約150万円以上で購入可能なことが分かりました。 タンデムロードローラーもマカダムロードローラー同様に、需要と供給のバランスや景気の動向で価格は変動します。 そのため、この記事で紹介する金額は目安として抑えておきましょう。 建設機械の中では、比較的安価で購入できるのがタンデムロードローラーです。1台保有していれば、さまざまな現場で活躍が期待できます。 また、中古購入をすれば毎回レンタルする手間も省けますので、スムーズに施工ができます。小型のロードローラーは、小規模スペースで保管可能です。 ぜひ、中古購入を検討してみてはいかがでしょうか? タンデムロードローラーとマカダムローラーの資格に違いはある? 次に、タンデムロードローラーとマカダムロードローラーの資格の違いについて解説します。 タンデムロードローラーとマカダムロードローラーを運転するのに必要な資格は変わりません。どちらも「締め固め用建設機械運転特別教育」という資格を取得すれば運転可能です。 「締め固め用建設機械運転特別教育」で学ぶ内容は、以下の通りになります。 ロードローラーに関する知識 ロードローラーの運転方法 関係法令 ロードローラー操作の実技 これらを合計10時間で学んでいきます。 ロードローラーを無資格で運転することはできません。まだ資格を取得していない方は、特別教育の受講は労働安全衛生法で定められているため、必ず受講するようにしてください。 「締め固め用建設機械運転特別教育」にロードローラーの重量制限はありません。すべての締め固め用建設機械を操作できるようになります。 中古で購入するならタンデムロードローラーとマカダムロードローラーどっちがおすすめ? 次に、ロードローラーを中古で購入しようと考えている方に向けて、タンデムロードローラーとマカダムロードローラーどちらがおすすめなのか解説します。 結論としては、どちらも非常におすすめのロードローラーです。そのため、自分の用途に合わせて選択するようにしましょう。 大規模な現場でパワフルな転圧性能が必要な場合は、マカダムロードローラーがおすすめです。1台を現場用に確保しておくことにより、工期の短縮やトラブルへの対応が容易になります。 また、小回りが効いてさまざまな用途で活躍するロードローラーが必要な方は、タンデムロードローラーがおすすめです。 トクワールドは、中部地方での中古建設機械の在庫数がNo,1です。豊富な在庫数で皆様からの相談をお待ちしております! 安心サポートパックや納車手配も用意しているため、建設機械でお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。 まとめ|タンデムロードローラーやマカダムロードローラーを中古購入するなら在庫数が豊富なトクワールドへご相談ください 今回は、タンデムロードローラーとマカダムロードローラーの違いについて解説しました。 改めて、この記事でお伝えしたかったポイントをまとめると以下のようになります。 マカダムロードローラーとタンデムロードローラーは、車体の重量と車輪の数に明確な違いがある マカダムロードローラーは、車体の重量を活かした転圧性能の高さが特徴 タンデムロードローラーは、さまざまな用途に対応できるのが特徴 「締め固め用建設機械運転特別教育」の資格を取得すれば、どちらも運転可能 ←中古の【ロードローラー】を探すならトクワールド!

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    ロードローラーは全部で何種類? 各ロードローラーの役割や特徴を徹底解説

    目次 ロードローラーってどんな建設機械? 種類別! ロードローラーの役割や特徴を徹底解説します ロードローラーは全部で6種類! 様々な種類のロードローラーが開発された理由とは? ロードローラーの種類によって必要になる資格は変わるの? 中古でロードローラーを購入する際におすすめの種類3選! まとめ|トクワールドは豊富な種類のロードローラーを取り揃えています! 「ロードローラーにはどんな種類があるんだろう?」 「ロードローラーは種類によって得意な作業が変わる?」 このような疑問をお持ちではないでしょうか? ロードローラーは全部で6種類あり、それぞれに役割や特徴があるため紹介します。さらに、これほどまでに多様なロードローラーが開発された理由についても解説していきます。 この記事を読むと分かること ロードローラーはどのような建設機械なのか 種類別ロードローラーの役割と特徴 様々なロードローラーが開発された理由 ロードローラーの資格は種類によって異なる? 中古購入でおすすめのロードローラー 最後までご覧いただくと、適材適所でロードローラーを選べるようになります。ぜひ、最後までお読みください。 ロードローラーってどんな建設機械? ロードローラーはコンクリートやアスファルト、軟弱な地盤を締固める際に使用される建設機械です。車両自体の自重や振動を用いて作業を行います。 道路を作る際に1番大切なことは、気象や外部の影響で変形しないことです。そのため、しっかりとロードローラーで路盤を締固める必要があります。 高速道路などが変形せずに安心して使用できるのは、ロードローラーのおかげと覚えておいてください。 種類別! ロードローラーの役割や特徴を徹底解説します 次に、各ロードローラーの種類について解説していきます。この記事で紹介するロードローラーは以下の通りです。 タンデム式ロードローラー マカダム式ロードローラー タイヤ式ロードローラー コンバインド式ロードローラー 振動式ロードローラー ハンドガイド式ロードローラー 種類ごとの役割や特徴を理解すると、適材適所でロードローラーを選択できるようになります。それでは、詳しく解説していきます。 1.タンデム式ロードローラー タンデム式ロードローラーは前後に1つずつ鉄製の車輪が搭載されているロードローラーです。特徴を分かりやすく表にまとめました。 名前 タンデム式ロードローラー 車輪・ローラーの数 2輪 特徴 ローラーの幅が広く1度に多く転圧できる 主な役割 コンクリートなどの仕上げ転圧作業 タンデム式ロードローラーは1922年に三菱造船が開発・販売したことが国内では始まりとされています。1923年に起きた関東大震災では道路整備で大いに活躍しました。 タンデム式ロードローラーの特徴は、ローラーの幅の広さです。具体的には車体と同様の幅であり、1度に広い面積を転圧できます。そのため、様々な現場でタンデム式ロードローラーは使われているのです。 タンデム式ロードローラーの主な役割としては、コンクリートやアスファルトの仕上げ転圧作業になります。 2.マカダム式ロードローラー マカダム式ロードローラーは、鉄製のローラーが後方に2つと前方に1つの計3輪搭載されているロードローラーです。特徴を分かりやすく表にまとめました。 名前 マカダム式ロードローラー 車輪・ローラーの数 3輪 特徴 締固め性能が高い 主な役割 道路工事の初期転圧、2次転圧 マカダム式ロードローラーも1922年に三菱造船が開発・販売したのが国内での始まりとされています。タンデム式ロードローラーと同様に関東大震災の復興を陰ながら支えました。 マカダム式ロードローラーの特徴は、締固め性能の高さです。計3輪の鉄製のローラーと重たい車体重量でしっかりと転圧をします。建設現場で最も多く活用されているロードローラーです。 マカダム式ロードローラーの主な役割としては、道路工事の初期転圧になります。道路工事では衝撃でゆがみや割れが生じないように基礎となる路盤を締固めることが非常に大切です。 ローラーに水や鉄を用いたウェイトを追加することにより、さらに自重を増やせるのも初期転圧で使用されるポイントの1つとなります。 3.タイヤ式ロードローラー タイヤ式ロードローラーはローラーの代わりにゴム製のタイヤを搭載したロードローラーです。国内では前方に3つと後方に4つのタイヤを搭載しているものが広く流通しています。特徴を分かりやすく表にまとめました。 名前 タイヤ式ロードローラー 車輪・ローラーの数 様々 特徴 騒音・振動を抑えられる 主な役割 アスファルトなどの仕上げ転圧 タイヤ式ロードローラーは渡辺機械工業株式会社(現在は株式会社日立建機カミーノ)が国内で初めて開発・販売を行ったとされています。 タイヤ式ロードローラーの特徴は、ローラーの代わりにゴム製のタイヤを搭載しているため騒音・振動に配慮して施工を実施できる点です。これにより、学校や病院の近く、夜間作業などで活躍しています。 タイヤ式ロードローラーの主な役割として、滑らかなタイヤの特性を活かした仕上げ転圧作業が挙げられます。しかし、ゴム製のタイヤは適度にメンテナンスをしないとタイヤの亀裂による転圧のみだれが生じます。十分に注意しましょう。 4.コンバインド式ロードローラー コンバインド式ロードローラーは前方に鉄製のローラー、後方にゴム製のタイヤを搭載したロードローラーです。特徴を分かりやすく表にまとめました。 名前 コンバインド式ロードローラー 車輪・ローラーの数 3輪 特徴 幅広い転圧作業に対応可能 主な役割 初期転圧、2次転圧、仕上げ転圧 コンバインド式ロードローラーは1973年に川崎重工業株式会社が開発・販売をしたのが国内では始まりとされています。 コンバインド式ロードローラーの特徴は、鉄製のローラーとタイヤのメリットを活かしながら転圧を行えることです。これにより、アスファルトやコンクリートなど様々なものを転圧できます。 コンバインド式ロードローラーの主な役割として、道路工事の初期転圧から仕上げ転圧まで幅広く使用されています。 5.振動式ロードローラー 振動式ロードローラーは車体を振動させることにより、自重の3倍〜4倍の力で転圧を行えるロードローラーです。特徴を分かりやすく表にまとめました。 名前 振動式ロードローラー 車輪・ローラーの数 様々 特徴 振動により自重の3倍~4倍の力で転圧可能 主な役割 ダムや堤防の初期転圧、2次転圧 振動式ロードローラーは1973年〜1975年に国内では開発・販売がされ、マカダム式やタンデム式のロードローラーに採用されています。 振動式ロードローラーの特徴として、振動により高い転圧能力を誇ります。しかし、騒音・振動がすさまじいため、周りに建物が多い場所で使用すると苦情が入ってしまう恐れがあります。 振動式ロードローラーは道路よりも路盤をさらに締固める必要のあるダムや堤防での初期転圧や2次転圧作業で使用されます。普通のロードローラーに比べて、振動ゴムなどをしっかりとメンテナンスしなければなりません。 6.ハンドガイド式ロードローラー ハンドガイド式ロードローラーは自身の腕で押しながら操作する小型のロードローラーです。特徴を分かりやすく表にまとめました。 名前 ハンドガイド式ロードローラー 車輪・ローラーの数 なし 特徴 小型で小回りが利く 主な役割 狭い箇所での転圧作業、砂やれきの転圧 ハンドガイド式ロードローラーは1957年にBOMAG GROUP(ボーマクグループ)が初めて開発・販売したとされています。アスファルトだけでなく砂や軟弱地盤でも高い締固め能力を発揮できると瞬く間に広まりました。 ハンドガイド式ロードローラーの特徴は、小型である強みを活かして車両が入れない場所での転圧作業を行える点です。歩道部でのアスファルト舗装の転圧作業においても高い頻度で使用されています。 ハンドガイド式ロードローラーの主な役割として、砂やれきの転圧作業が挙げられます。 ロードローラーは全部で6種類! 様々な種類のロードローラーが開発された理由とは? このような様々な種類のロードローラーが開発された理由は、施工環境の変化によるものです。 この記事で紹介する様々な種類のロードローラーが開発された理由は、以下の通りになります。 ●高速道路新設の増加 ●夜間作業の増加 それでは詳しく解説していきます。 高速道路新設の増加 日本の高度経済成長期には、多くの高速道路を素早く新設する必要がありました。理由としては、物流を素早く行うためです。 ゆえに、様々な転圧作業に適したロードローラーが必要となり、効率を少しでも上げるために各種類のロードローラーが開発され流通していった背景があります。 夜間作業の増加 都心部などでの道路工事が活発に行われるようになり、夜間作業をする必要がありました。夜間作業では近隣住民のことを考えて騒音・振動を極力小さくしなければなりません。 そのため、騒音・振動を抑えられるタイヤ式ロードローラーが多く流通するようになりました。これにより、夜間作業の効率が大幅にアップして多くの道路が新設されるようになりました。 ロードローラーの種類によって必要になる資格は変わるの? 次に、ロードローラーの資格について説明していきます。結論として、ロードローラーの種類によって必要になる資格は変わりません。 労働安全衛生規則の第36条 10項には「締固め用機械で動力を用いて不特定多数の場所に自走できるものは特別教育を受ける必要がある」とされています。つまり、特別教育を受講して資格を取得すれば、すべての締固め用機械は運転可能ということです。 しかし、公道を走行する場合はロードローラーの大きさによって取得しなければならない資格が変わります。 公道を走行する場合はロードローラーによって必要な自動車免許が変わる ロードローラーで公道を走行する場合は、自動車免許の取得が必要です。あくまで、道路交通法が適用される公道が対象となります。 下記のいずれかの免許が必要です。 ●普通免許 ●小型特殊免許 ●大型特殊免許 どの免許が必要になるかは、ロードローラーの大きさによって変わります。ご自身で判断が付かない場合は、購入先かリース先の会社に相談してみてください。 中古でロードローラーを購入する際におすすめの種類3選! 次に、様々なロードローラーの中でも、中古購入におすすめの種類を3つ紹介します。 この記事でおすすめするロードローラーの種類は、以下の通りです。 ●ハンドガイド式ロードローラー ●コンバインド式ロードローラー ●タイヤ式ロードローラー 自分の用途に合ったロードローラーを選ぶようにしてください。それでは詳しく見ていきましょう。 ハンドガイド式ロードローラー|費用も安く小回りも利く 中古購入でハンドガイド式ロードローラーをおすすめする理由は、以下の通りです。 ●砂やれき、アスファルトなど様々なものを転圧できる ●小型のため置き場所に困らない ハンドガイド式ロードローラーは、アスファルト舗装はもちろん、砂利や石の転圧作業に適しています。少しだけ敷地内をお手入れしたいときにもぴったりです。 また、ハンドガイド式ロードローラーは小型のため置き場所にも困らずに管理できるのも魅力となります。 中古価格は、相場によって変化しますが、100万円以下で購入可能なものが多いです。 コンバインド式ロードローラー|様々な用途で使用可能 中古購入でコンバインド式ロードローラーをおすすめする理由は、以下の通りです。 ●ローラーとタイヤの特性を活かし、様々な現場に対応可能 ●中型サイズも多くあり、管理がしやすい コンバインド式ロードローラーは、ローラーとタイヤの特性を活かして様々な現場に対応可能です。1台所有しているだけで、トラブルなどにも臨機応変に対応できるでしょう。 また、コンバインド式ロードローラーは中型サイズも多く流通しているため、維持・管理にそれほどコストがかからない点も魅力となります。 中古価格は、相場によって変化しますが、100万円〜200万円で購入可能なものが多いです。 タイヤ式ロードローラー|タイヤの空気圧を変えることにより多様な現場で実力を発揮 中古購入でタイヤ式ロードローラーをおすすめする理由は、以下の通りです。 ●タイヤの空気圧を変えることにより、様々な締固め圧に対応可能 ●中型サイズや大型サイズなど幅広く流通している タイヤ式ロードローラーはタイヤの空気圧を変えることにより、様々な締固め圧に対応可能です。そのため、初期転圧から仕上げ転圧に至るまで幅広い用途で活躍してくれます。 サイズに関しても中型から大型サイズまで流通しているため、自分にピッタリの1台が探しやすいです。 中古価格は、相場によって変化しますが、中型サイズは100万円〜200万円ほど。大型サイズになると500万円以上になることが多いです。 まとめ|トクワールドは豊富な種類のロードローラーを取り揃えています! この記事の内容を改めて振り返ります。 ロードローラーは全部で6種類あり、それぞれ特徴や役割を持っている ロードローラーの種類によって必要になる資格は変わらないが、公道を走行する場合は注意が必要 ロードローラーを中古購入する場合は、ハンドガイド式ロードローラーやコンバインド式ロードローラーがおすすめ トクワールドでは豊富な数のロードローラーを取り扱っております。これからロードローラーを使用する予定のある方は、下記リンクをチェックしてみてください! ←中古の【ロードローラー】を探すならトクワールド!

    2023/04/14

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  • ロードローラーの種類別の操作方法とは? 運転に必要な資格や点検項目についても解説
    ロードローラー

    ロードローラーの種類別の操作方法とは? 運転に必要な資格や点検項目についても解説

    目次 ロードローラーの操作方法とは?2種類のロードローラーにおける作業開始から終了までの一連の流れを紹介 ロードローラーの操作には「締固め用建設機械特別教育」という資格が必要なので取得しよう ロードローラーを操作する場合は事前に確認するべき点検項目を理解しよう ロードローラーの点検作業で気を付けることは? ロードローラーの操作方法でよくある質問とは? まとめ|ロードローラーの操作方法を守って安全に作業しよう 「ロードローラーの操作方法の流れを確認しておきたい…」 「ロードローラーを運転する前に点検する箇所はどこ?」 このような疑問をお持ちではないでしょうか? この記事では、作業前点検からエンジン停止まで、ロードローラーにおける一連の操作方法を紹介しています。 また、ロードローラーを運転する前には、エンジンオイルやタイヤの空気圧をチェックするのが大切です。 そのほかに、ロードローラーの点検時に注意するべきことやよくある質問も併せて解説しています。ぜひ、この記事とマニュアルを参考にして安全にロードローラーを使用してください。 ロードローラーの操作方法とは? 2種類のロードローラーにおける作業開始から終了までの一連の流れを紹介 まず、一般的なロードローラーとハンドガイド式ロードローラーに分けて紹介します。 ロードローラーの操作方法を正しく理解することが、建設現場で安全にタンデム式ロードローラーなどを運転する第一歩です。 また、ロードローラーの操作方法はメーカーや種類によって変化します。ボタンの名称や位置も変わるため、マニュアルを十分に確認することが大切です。 ロードローラーの操作方法 それでは、一般的なロードローラーの操作方法を簡単に解説します。この記事で紹介するロードローラーの操作手順は、以下の通りです。 エンジン始動前に点検を行う エンジンを始動させる エンジン始動後の確認を行う 車両を運転する 車両を停止もしくは駐車する エンジンを停止する 繰り返しになりますが、必ずマニュアルも確認するようにしてください。 1.エンジン始動前に点検を行う ロードローラーを運転する場合は、エンジン始動前の点検を必ず実施してください。点検前にはロードローラーの周囲に、障害物や人がいないことを確認します。 次に、ロードローラーの以下に挙げるパーツや部品を目視で点検しましょう。 タイヤやローラー部分 ブレーキや油圧システム 液体類の漏れや緩み エンジンオイルや冷却水のレベル 燃料の量 また、エンジン始動前に運転席周りの整理整頓やミラーの角度調整、シートベルトの着用確認も忘れずに行ってください。エンジン始動前の点検を徹底することで、安全かつ効率的な作業が可能です。 2.エンジンを始動させる エンジン始動前の点検が完了したら、次にエンジンを始動させます。一般的なロードローラーのエンジン始動手順は、キーを挿入して電源をオンにします。 その後、警告灯や計器類が正常に点灯・始動していることを確認した後、キーをスターターポジションに回してエンジンを始動させます。 先述しましたが、ロードローラーの操作方法はメーカーによって多少異なるため、取扱説明書や運転マニュアルを確認して正しい手順で操作することが重要です。安全で効率的な作業のためにも、適切なエンジン始動手順を守りましょう。 3.エンジン始動後の確認を行う 次に、エンジン始動後の確認を行いましょう。まず、エンジン音や振動に異常がないかを確認し、異常がある場合は速やかに対処します。 さらに、ハンドルやブレーキペダル、アクセルペダルが、正しく操作できることを確認してください。 これらの確認作業を行うことで、安全性が向上します。エンジン始動後の確認を怠らず、万全の態勢で作業に取り組むことが重要です。 4.車両を運転する それでは、待ちに待った運転です。ロードローラーのハンドルとアクセルペダルを操作して車両を運転してください。ブレーキペダルで速度調整や停止を行い、正確かつ安全な運転を心掛けましょう。 また、ロードローラーは一般的に前進と後進の切り替えレバーやボタンを使って方向転換を行います。方向転換の際はミラーを利用して後方確認を怠らず、周囲の状況に注意を払いながら運転することが大切です。 切り替えレバーや振動ボタンの正しい位置は、取扱説明書や運転マニュアルを参照してください。 5.車両を停止もしくは駐車する ロードローラーの運転を終了する場合はブレーキペダルをゆっくりと踏み込んで減速し、必ず安全な場所で車両を停止させます。周囲の状況を確認しながら行ってください。 操作レバーをニュートラルの位置にすると、ロードローラーは停止します。どうしても斜面に停車する場合は、タイヤに歯止めの設置を忘れないでください。 駐車する場合は、目視で場所の安全を確認し、適切な位置に車両を移動させます。減速しながら移動するようにしましょう。 駐車ブレーキスイッチが搭載されているロードローラーでは、必ずスイッチを押してから駐車してください。 6.エンジンを停止する ロードローラーを停車させたら、次は適切な手順でエンジンを切ります。車両が完全に停止していることを確認し、エンジン停止ボタンやキーを使用してエンジンをオフにしましょう。 エンジンが停止したことを確認したら、運転席から降りる前に、警告灯が点灯していないかチェックします。万が一、警告灯が点灯している場合は、問題の原因を特定して対処する必要があります。 エンジン停止後は、車両周辺の安全を確認してから運転席を降りてください。そうすることにより、現場で起きる事故のリスクを低減できます。 ハンドガイド式ロードローラーの操作方法 次に、ハンドガイド式ロードローラーの操作方法を解説します。この記事で紹介するハンドガイド式ロードローラーの操作手順は、以下の通りです。 エンジン始動前に点検を行う エンジンを始動させる 機体を振動させる 機体を操作する 機体のエンジンを切り停止させる 1.エンジン始動前に点検を行う ハンドガイド式ロードローラーのエンジン始動前も、安全かつ効率的な作業を行うために、建設機械の点検が重要です。まず、機械の周囲に、障害物や人がいないことを確認しましょう。 その後、エンジンオイルや燃料、油圧オイルなどの液体類の量や漏れがないかチェックします。タイヤや車輪の状態も重要です。摩耗や損傷がないか目視で確認してください。 また、ハンドガイド式ロードローラーのボルトやナットが緩んでいないかも確認すると、より一層安全に作業ができます。 2.エンジンを始動させる ハンドガイド式ロードローラーのエンジンを始動する際には、以下の手順を守りましょう。 前後進レバーを中立状態にしておく アクセルレバーを運転の位置にセットする キーを回してエンジンを始動させる 異音や不自然な振動がないか確認し、警告灯が始動することも忘れずにチェックしてください。また、暖気運転を行うことで、エンジンの馬力を保ちながら長期間使用できます。 3.機体を振動させる ハンドガイド式ロードローラーの振動機能を使用する際には、スイッチを押して振動モードに切り替えます。 振動モードに切り替えたら機体を前進させ、適切な速度で作業範囲内を転圧しましょう。作業中は、作業エリアや周囲の状況を常に確認し、安全に注意してください。 振動モードは、作業中の好きなタイミングでオンオフ可能です。ロードローラーの振動時に足を挟んでしまうと、大怪我につながります。必ず自分自身と周囲の人を確認しながら丁寧な施工を心掛けましょう。 4.機体を操作する ハンドガイド式ロードローラーは、操縦レバーやハンドルを使用して、機体の進行方向を調整します。作業中は、周囲の状況や他の作業員の位置を確認しながら安全に注意して操作してください。凹凸や障害物に対しても注意が必要です。 操作中は適切な速度と操舵で作業を行います。方向転換のレバーを急激に動かしてしまうと、ハンドガイド式ロードローラーが急発進してしまう恐れがあります。 ゆっくりと丁寧な操作をすれば、道路や地面を十分に締め固めることが可能です。 5.機体のエンジンを切り停止させる ハンドガイド式ロードローラーの操作が終了したら、機体のエンジンを正しく切りましょう。 まず、作業が完了したことを確認し、アクセルレバーを停止の位置に変更することで、機械が止まります。 確実に機械が停止したのを確認したら、鍵をオフの位置に回してください。これらの手順に従って機体のエンジンを切ることで、ハンドガイド式ロードローラーを安全に長く使用できます。 .ロードローラーの操作には「締固め用建設機械特別教育」という資格が必要なので取得しよう ロードローラーを運転するには「締固め用建設機械特別教育」という資格が必要です。 ロードローラーは、操作を間違えると重大事故につながる恐れがあります。車の免許と同様に、無免許で運転すると、法律違反です。 締固め用建設機械特別教育では、実技講習を行います。実技講習では、プロの方がロードローラーの操作方法を教えてくれます。 実技講習の時間は4時間です。締固め用建設機械特別教育の資格を取得すれば、大きさや重量に関わらず、すべての締固め用建設機械を操作できるようになります。 ロードローラーを操作する予定があるのに資格を取得していない場合は、近くの教習所を検索して講習を受けてください。 ロードローラーを操作する場合は事前に確認するべき点検項目を理解しよう 次に、ロードローラーを操作する前に確認するべき点検項目について紹介します。今回紹介する点検項目は、3つです。 エンジンオイルの油量と補給 燃料量の点検と補給 タイヤの空気圧や接地圧の点検 エンジンオイルの油量と補給 1つ目に紹介するのは、エンジンオイルの量です。ロードローラーのエンジンオイルは、エンジンの潤滑や冷却に必要なため、適切な油量を維持することが大切です。 オイルレベルゲージを取り外し、ウエスなどで拭いた後、再度ゲージを挿入して油量を確認します。 油量は、ゲージの下限マークと上限マークの間であれば問題ありません。油量が不足している場合は、推奨されているエンジンオイルを補充しましょう。 定期的にエンジンオイルの油量と状態をチェックすることで、ロードローラーの性能と寿命を維持できます。 燃料量の点検と補給 2つ目に紹介するのは、燃料量です。ロードローラーの燃料量は、建設現場での稼働時間と振動力などの性能に直接影響するため、適切に保ちましょう。 点検は、作業開始前に実施してください。補給時は、燃料キャップを開けて燃料をタンクに補給します。 エンジンオイルと同様に定期的な燃料量点検と適切な補給を行うことで、ロードローラーを効率的に利用可能です。 タイヤの空気圧や接地圧の点検 3つ目に紹介するのは、空気圧や接地圧の点検です。ロードローラーのタイヤの空気圧と接地圧は、作業効率と安全性に大きく関わるため、定期的な点検が必要になります。 タイヤの空気圧は、メーカー推奨の範囲内で保つように調整するのが重要です。空気圧の不足は、タイヤの摩耗や破損の原因となります。 また、接地圧を点検することでロードローラーが適切な力で地面を押し固められます。 ロードローラーの点検作業で気を付けることは? 次に、ロードローラーの点検作業で気を付けることを紹介します。今回紹介する注意事項は、2つです。 燃料類の取り扱いには十分に気を付ける 排気ガスややけどに注意する 燃料類の取り扱いには十分に気を付ける ロードローラーの燃料類の取り扱いは、火災や事故のリスクを最小限に抑えるため、十分な注意が必要です。燃料補給時には、エンジンを必ず停止させ、喫煙や火気の使用を避けてください。 燃料漏れや異常な臭いを感じた場合は、急いで作業を中止し、原因を特定しましょう。建設現場で火災が起きた場合に作業員はもちろん、構造物にも影響を与えます。燃料を取り扱う際は十分に注意してください。 排気ガスややけどに注意する ロードローラーを点検する際は、排気ガスややけどに注意しましょう。排気ガスは有害物質を含んでおり、健康に悪影響を及ぼします。室内で使用する際は、必ず換気をしてください。 また、やけどに関してはエンジンや排気管などの高温部分に触れないようにしましょう。 特に、エンジンを止めた直後は温度が高いため、最低でも数分間は待ってから点検をしてください。適切な保護具を着用することも大切です。 ロードローラーの操作方法でよくある質問とは? 最後に、ロードローラーの操作方法でよくある質問について解説します。この記事で紹介する質問は、2点です。 ロードローラーの散水機能はどのようにして使用するの? 転圧作業を終了するタイミングの目安とは? ロードローラーの散水機能はどのようにして使用するの? ロードローラーには、基礎機能として散水が搭載されている機種があります。散水機能の使用方法は、以下の通りです。 散水タンクに十分な水量を確保する 操作パネルやスイッチ、レバーで散水機能をオンにする 散水量や散水間隔を調整する 作業が終了したら、散水機能をオフにする 散水機能を適切に使用することで、効率的に粉じん対策が可能です。 転圧作業を終了するタイミングの目安とは? ロードローラーの転圧作業は、アスファルトや地面の密度を一定に保つために行われます。転圧作業を終了するタイミングの目安は、以下の通りです。 転圧回数が規定回数に達した場合 地盤の変化がなくなった場合 これらの目安を参考に、転圧作業を実施しましょう。十分に転圧作業を行うことで、道路や建築物の基礎の質を向上させることができます。 まとめ|ロードローラーの操作方法を守って安全に作業しよう 今回は、ロードローラーの操作方法について解説しました。この記事の内容を改めてまとめます。 ロードローラーは種類やメーカーによって操作方法が変わるため、マニュアルを確認するのが大切になる ロードローラーの資格を取得する際は、操作方法について十分に学ぶことが重要 ロードローラーの事前点検を実施する際は、排気ガスや燃料漏れに注意する ←中古の【ロードローラー】を探すならトクワールド!

    2023/07/04

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