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【建設機械レンタルと中古グレーダー】導入するならどっち?モーターグレーダーの運転に必要な資格などを紹介

モーターグレーダー

2023/02/01

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【建設機械レンタルと中古グレーダー】導入するならどっち?モーターグレーダーの運転に必要な資格などを紹介

建設機械・重機をレンタルするメリット

建設業界が受け持つ仕事の幅は広く、必要時に必要な機材を利用したいと考える業者が多いです。建設機械のレンタルサービスはそれらのニーズに応えることができるだけではなく、企業にとって様々なメリットがあります。

例えば、建設機械はひとつひとつが高価で、モーターグレーダーなどの大型重機は新車で¥20,000,000〜¥30,000,000、中古でも¥5,000,000〜¥10,000,000ほどかかってしまいます。

機械をレンタルすることにより、導入費用が安くなり、コストを大幅に削減することができます。また、レンタルであればメンテナンス費用も不要で、購入した場合と違い、費用を経費として損金処理することもできます。

しかし、長期的にレンタルしてしまうと結果的に中古を購入した方が安かったということもあります。また、レンタルの契約を結んでしまうと途中解約をすることができず、違約金を支払って中途解約するという場合もあります。

業者はこのようなメリット、デメリットを念頭に置いてレンタル建機を利用しましょう。そこで今回は。モーターグレーダーの中古購入かレンタルを検討している方に向け、レンタルのメリット中古グレーダーの注意点必要な資格を紹介していきます。

モーターグレーダーの特徴・用途は?

モーターグレーダーは、主に道路工事で路床、路盤の整地に使用される他、土工基面や法面の整形・仕上げに用いられる自走式の産業車両であり建設機械の一種です。

また、冬季は幹線道路の除雪作業でも活躍しており、除雪作業で使うモーターグレーダーは除雪グレーダーと呼ばれています。

モーターグレーダーは、全長は約7〜8.5メートル、重量約10トン以上を誇る大型機械であるため、道路工事や開発工事、幹線道路除雪のような規模の大きい作業で使われます。

構造の詳細もチェック

グレーダーは、荒野の上をブレード(排土板)と呼ばれる地ならし用器具を吊って引きずることで整地を行うものを呼びます。

モーターグレーダーは全部で六輪三軸とする構成で、主に本体部分、アーム、ブレードから成り立っています。

エンジン部や操作キャビン、タイヤなどがある4輪2軸の本体部分に加え、前方にはアームと呼ばれる長いフレームを渡し、先端には操舵も兼用する二輪一軸があります。
さらに、アーム下部のタイヤとタイヤの間には、長さ3メートル以上もある整地用のブレードが吊り下げられており、ブレードは余計な土や雪を路肩に退けられるように、斜めに取り付けられています

モーターグレーダーにはブレードを斜めにした際、反力で進路が変わらないように、直進性を維持するリーニング機構が付いているのも特徴です。

これは、前輪の角度を左右斜めに傾け、キャンバ角をつけるリーニング装置というものがあり、前輪のブレやブレードの不必要な動きを防ぎ、安定した均し作業が行えるという仕組みです。エンジン部と前輪をつなぐフレームも左右に曲がる関節状となっています。

ブレード以外の作業用アタッチメントとして除雪作業に使用するスノープラウや、リッパーと呼ばれる巨大な熊手状の爪スカリファイアー(粉砕器)があります。スノープラウは車体前部、他のアタッチメントはいずれも車体中央、もしくは後部に取り付けられます。

モーターグレーダーはそもそも中古で探すのが難しい?

中古の建設機械はなんといっても新品より安価に重機を購入できることがメリットです。しかし、モーターグレーダーの場合は中古品探しになかなか苦戦する可能性が高いでしょう。

道路工事や整地作業や除雪作業などで活躍し、大規模な土木工事、開発工事で需要の高い建設機械ですが、実は、中古市場にはなかなか出回らない機械でもあります。

というのも、現在国内でモーターグレーダーを製造しているメーカーはコマツ建機の1社のみで、生産台数も少ないです。

なぜ、需要があるのに生産台数が増えないのかというと、モーターグレーダーは、購入したらメンテナンスをしながら長く利用するオーナーが多く、新規導入がそれほど多くないことが理由です。

モーターグレーダーのような大きな重機が活躍する作業は限定的で、1年間様々な工事をおこなったとしても、モーターグレーダーの稼働は3ヶ月にも満たない程度でしょう。

また、バックホーやホイールローダーといった他の重機より、大きくて重量のあるものを掴んだり、運んだり、粉砕することがなく、稼働時間が少ない上に本体にかかる負荷も僅かです。

このようにモーターグレーダーは消耗しづらいため、新車を購入してから数十年間利用し続けるユーザーがほとんどです。


また、日本で使用されるグレーダーは、毎年年次点検をしっかりやっており、使用するオペレーターが丁寧に乗ることが多いです。そのため海外からは「Used in Japan」として高い人気があります。海外では質の良い日本の中古グレーダーの需要が高く、状態の良い中古グレーダーがあってもすぐに売却されてしまいます。

以上が、建設機械の中古市場でモーターグレーダーが常に品薄状態と言われる要因です。

モーターグレーダーのレンタル価格

モーターグレーダーの価格は機種による違いや、年式、稼働時間、グレーダーの状態などの要素でも変動します。同じモデルでも、年式や稼働時間が良ければ100万円以上も価格が違うこともあります。

おおまかな料金相場は、新車で¥2, 000,000,000~¥3,000,000,000程度で、中古車では¥5, 000,000~¥1, 000,000,000で販売されています。

年式が古いと値段が下がる傾向にありますが、1990年以降の機種ですとコンピュターが未搭載ということもあるので気をつけましょう。

モーターグレーダーの性能はブレードの幅とそれに見合ったエンジン出力でクラスが表されます。一般的にはブレードの大きさでクラス表記されていることがほとんどなので、モーターグレーダーをクラスで選ぶ際は、ブレード幅に注目するとわかりやすいでしょう。

レンタル価格は季節・時期によって変動する

モーターグレーダーのレンタル相場ですが、1日あたりのレンタル費用は¥12,000〜15,000ほどです。月極ですと4月〜9月は約¥240,000、10月〜3月になると約¥300,000と価格が上がる傾向にあります。年契約の場合は約¥255,000が料金の目安でしょう。

【レンタルの料金相場】
1日…約¥12,000〜15,000
月極(4月〜9月)…約¥240,000
月極(10月〜3月)…約¥300,000
年契約…約¥255,000

また、建設業には繁忙期があるため、時期によっては重機の在庫がない場合もあります。

モーターグレーダーに必要な資格・免許は?

モーターグレーダーをレンタルする際には、免許や資格を取得していることを証明するために免許や免状を受付時に求められます。

こモーターグレーダーの運転、作業には以下の資格、免許が必要となります。

資格

モーターグレーダーを建設現場内で工事作業に従事させる場合には、労働安全衛生法に基づき、「車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み用及び掘削用機械)」の資格が必要です。

車両系建設機械とは、労働安全衛生法施行令別表第7で定められた、動力を用いて自走できる建設機械のことを言います。ブルドーザーやパワーショベル、バケット掘削機、コンクリートポンプ車などの重機も同じ車両系建設機械となります。

車両系建設機械を使用するための講習には、「車両系建設機械運転技能講習」があり、指定の教習所で講習を受けて取得します。

免許

モーターグレーダーは、道路交通法の分類で大型特殊自動車に含まれるため、公道上での運転には「大型特殊免許」が必要です。

大型特殊免許とは、ホイールローダー、クレーン車、ブルドーザーなどの特殊な大型自動車で公道を走るための免許です。大型特殊免許を取得すると、全長12m以下×全長38以下 の特殊車両が運転でき、小型特殊自動車などの公道走行も可能になります。

大型特殊免許は、あくまで公道を走行するための免許です。公道を走行することはできますが、現場で作業をすることはできません。行動を走行するための大型特殊免許と作業するための作業免許が必要であることを覚えておきましょう。

建設機械での道路作業には届出が必要

道路の使用・占用を伴う工事にはそれぞれ、道路使用許可申請道路占用許可申請が必要です。建設関係者であれば、ご存じの方も多いと思いますが、ここではどういった時に必要とされる手続きなのかを解説します。

道路占用とは、道路内に継続して施設を設置することで、道路工事における占用とは、バリケードの設置や資材の集積、建設機械以外の車を駐車させることなどが該当します。よって工期が長期間の道路工事は道路占用許可申請を警察に届出する必要があります。

道路において工事、もしくは作業をしようとする行為は、道路使用許可の対象となります。例えば、路肩を使用したクレーンや高所作業車での電気工事などは道路使用許可の範囲に該当します。

しかし、モーターグレーダーやロードローラーなどを使用した道路工事などで、交通の妨害の恐れがあるときは道路占用許可申請の届出が必要です。

建設機械レンタルと中古グレーダー|まとめ
モーターグレーダーは、道路工事などで需要があり、舗装工事大規模な公共事業を受け持つ会社には必要な建設機械でしょう。新品を揃えるほどの予算が工面できない場合、中古の機械を探すと思いますが、中古市場に流通している台数が少ないというのが現状です。

そのため、自分の欲しい理想のスペックである中古グレーダーを探すことは非常に難しいとされます。

また、流通していたとしても20年や30年稼働していたハイアワーな機械も多く、さらに価格も高いという状況です。

結論として、中古グレーダーは流通量が少ないので、良い機械を探すにはじっくり時間をかける必要があります。そのため、不足分の機械はレンタルを利用するのも良いでしょう。
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    目次 モーターグレーダーの特徴・用途 モーターグレーダーの構造 モーターグレーダーの運転に必要な資格・免許は? まとめ|グレーダーの運転に必要な免許 モーターグレーダーの特徴・用途 モーターグレーダーの用途は、荒地の整地仕上げや、道路工事における路床・路盤の整地作業、精度の高い整形や仕上げ、法面の切取り、仕上げ、L形溝の掘削および整形、といった作業現場で使用されます。 車体が大きいことから、主に作業範囲が広い大規模土木工事で活躍します。また、道路整地では一般的にロードローラーと組み合わせて運用されることが多いです。 積雪地では道路除雪にも使用され、先端部や後部側面にブレードを追加装備した除雪作業仕様のモーターグレーダーもあります。広い範囲の除雪に適しているため、幹線道路や幅広の道路の除雪作業に使用されるほか、雪の表面を粗くしてスリップ事故を防ぐ目的でも用いられます。 モーターグレーダーの構造 モーターグレーダーの車体構造は、主に本体部分・アーム・ブレードから成り立っています。 全部で六輪三軸とする構成で、4輪2軸の本体部分はエンジン部や操作キャビン、タイヤなどがあり、前方にアームと呼ばれる長いフレームを渡し、先端には操舵も兼用する二輪一軸があります。 アーム下部のタイヤとタイヤの間には、長さ3メートル以上もある整地用のブレードが吊り下げられており、ブレードは余計な土や雪を路肩に退けられるように、斜めに取り付けられています。 このブレードは左右に動かすことや、アームの高さを動かすことで地面との高さを調節することも可能です。車輪の上下運動がブレードに伝わりにくく、ブルドーザーに比べて滑らかに整地することができます。 モーターグレーダーで作業をするには作業資格と運転免許をそれぞれ取得する必要があります。 モーターグレーダーの資格は「車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み用及び掘削用機械)」が必要 モーターグレーダーを建設現場内で工事作業に従事させる場合には、労働安全衛生法に基づき、「車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み用及び掘削用機械)」の資格が必要となります。 動力を用いて自走できる建設機械のことを車両系建設機械といい、モーターグレーダーでの作業はこの資格が必須です。車両系建設機械には、ブルドーザーやパワーショベル、バケット掘削機、コンクリートポンプ車などおなじみの重機も含まれています。 労働安全衛生法施行令別表第7では、重機も車両系建設機械は「整地・運搬・積込み用機械」、「掘削用機械」、「基礎工事用機械」、「締め固め用機械」、「コンクリート打設用機械」、「解体用機械」の6種類に分類されており、作業では整地用途に使用されるモーターグレーダーは「整地・運搬・積込み用及び掘削用機械」の特別教育、もしくは運転技能講習を受講する必要があります。 車両系建設機械運転者には「技能講習」「特別教育」の2種類がある 車両系建設機械の講習には「車両系建設機械運転技能講習」があり、指定の教習所で講習を受講して取得します。 作業の目的と使用する機械、アタッチメントより、「整地・運搬・積込み用及び掘削用」、「解体用」、「基礎工事用」、「コンクリート打設用」の4つに分類されています。 なお、建設機械についている機械表示で機械質量が3トン未満の機械の操作については、「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」を受講することで操作可能です。 具体的には、運転しようとするモーターグレーダーの機械質量が3トン未満は「特別教育」、3トン以上の場合は「技能講習」を受講することになりますが、特別教育、技能講習共に満「18歳以上」であることが受講条件です。 これらの資格は1つの資格に対し、適用される建設機械が複数あります。例えば、ユンボを運転するため、以前に資格を取得したという方は、モーターグレーダーなどの機械質量に応じた建設機械を運転することができます。 また、モーターグレーダーはタイヤ走行なので公道を移動することが可能ですが、公道走行をする際には各種免許が必須です。 つまり、モーターグレーダーには作業をするための「操作資格」と走行、移動をするための「運転免許」の2種類の取得は必要になるということを覚えておきましょう。 械質量3トン以上の車両系建設機械(整地等)の運転作業に従事する方は、労働安全衛生法に基づく運転技能講習を修了しなければならないことが義務付けられています。 機械質量3トン以上のモーターグレーダーで作業するためには、車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)運転技能講習を受講する必要があります。「走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識」など、最大で計38時間(6日間)の講習を受け、修了試験に合格することで資格を取得することができます。特定の資格を取得していることで、一部の科目受講が免除されます。 受講資格 自動車運転免許を保有せず、機械質量3トン未満の小型車両系建設機械(整地等)運転特別教育終了後に6ヵ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) つぎのいずれかに該当する方 ・大型自動車運免許保有者 ・不整地運搬車運転技能講習修了者 ・普通、準中型、中型、大型自動車いずれかの運転免許を保有し、次のいずれかに該当する方 ・機械質量3トン未満の小型車両系建設機械(整地等)、または(解体用)運転特別教育修了後に3ヶ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) ・機械質量1トン未満の不整地運搬車運転特別教育終了後に3ヶ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) 受講資格 時間 自動車運転免許を保有せず、機械質量3トン未満の小型車両系建設機械(整地等)運転特別教育終了後に6ヵ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) 18時間 つぎのいずれかに該当する方 ・大型自動車運免許保有者 ・不整地運搬車運転技能講習修了者 ・普通、準中型、中型、大型自動車いずれかの運転免許を保有し、つぎのいずれかに該当する方 ・機械質量3トン未満の小型車両系建設機械(整地等)、または(解体用)運転特別教育修了後に3ヶ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) ・機械質量1トン未満の不整地運搬車運転特別教育終了後に3ヶ月以上の運転経験を有する方(事業者証明が必要) 14時間 いずれにも該当しない方 38時間 科目 教育時間 【学科】 走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識 4時間 作業に関する装置の構造、取扱い及び作業方法に関する知識 5時間 運転に必要な一般事項に関する知識 3時間 関係法令 1時間 【実技】 走行の操作 20時間 作業のための装置の操作 5時間 この資格の主な対象機会は、モーター・グレーダー、トラクタショベルやブルドーザー。ドラグショベル、スクレーパー、ドラグライン、スクレープ・ドーザー、クラムシェル、トレンチャー、パワーショベル、バケット掘削機、ずり積機です。 3トン以上の車両系建設機械の運転に必要な技能講習の講習項目や時間数は講習規則によって定められ、基本的には合計38時間の学科講習と実技講習が必要になります。 小型車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)の運転の業務に係る特別教育 事業者は、機械質量が3トン未満の車両系建設機械のうち、「整地・運搬・積込み用」及び「掘削用」の機械で動力を用い、かつ、不特定の場所に自走できるものの運転(道路上を走行させる運転を除く)の業務に労働者を就かせるときは、安全又は衛生のための特別な教育をしなければならないことが義務付けられています。 機械質量3トン未満のモーターグレーダーで作業するためには、小型車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)の運転の業務にかかる特別教育を受講する必要があります。「小型車両系建設機械(整地・運搬・積み込み用及び掘削用)の走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識」といった学科講習と実技講習があり、計13時間(2日間)以上の講習を受けることで資格を取得できます。 科目 教育時間 【学科】 走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識 3時間 作業に関する装置の構造、取扱い及び作業方法に関する知識 2時間 運転に必要な一般事項に関する知識 1時間 関係法令 1時間 【実技】 走行の操作 4時間 作業のための装置の操作 2時間 主な対象機会は車両系建設機械(整地用等)のうち、機械質量3トン未満のモーターグレーダー・ホイールローダー・ブルドーザー・トラクターショベル及びドラグ・ショベルなどです。 3トン以下の車両系建設機械を操作できる特別教育は、企業などの事業所や、都道府県にある労働局長登録機関などで実施しています。こちらは安全衛生特別教育規定で規定された12時間の履修が必要です。 モーターグレーダーの免許は「大型特殊免許」 モーターグレーダーは、道路交通法の分類で大型特殊自動車に含まれるため、公道上での運転には「大型特殊免許」が必要です。 大型特殊免許とは、大型車両はもちろん、トラクター、ホイールローダー、クレーン車、ブルドーザーなどの特殊な大型自動車で公道を走るための免許です。 大型特殊免許は、あくまで公道を走行するための免許なので、公道を走行して車両を移動させることはできますが、現場で作業をすることはできません。 そのため、モーターグレーダーを使うには、先程紹介した「車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み用及び掘削用機械)」と「大型特殊免許」をセットで取得する必要があります。 大型特殊免許は、普通免許と同じように第一種と第二種がありますが、通常は第一種の方を取得します。第二種では、キャタピラー付車両などで客を乗せて旅客営業をすることができますが、現在国内には第二種免許が適用されている車両は存在しません。 第二種を取得している方は、フルビット免許証と呼ばれる、すべての免許区分が記載された免許証の完成を目指しているケースがほとんどです。 大型特殊免許を取得すると、全長12m以下×全長38以下 の特殊車両が運転でき、中型車両、小型特殊車両、原動機付自転車などの公道走行も可能になります。 前提として、作業用の資格と移動のための免許は異なるので注意してください。 大型自動車免許を取得すると、以下の免許区分の車両で行動を走行させることができます。 ・大型特殊自動車 ・小型特殊自動車 ・原動機付自転車(原付) 上記の車両に該当するのは以下の条件を満たす特殊自動車です。 全長 12.0m以下 全幅 2.5m以下 全高 3.8m以下 総排気量 制限なし 最高速度 制限なし ※時速49km/h以下の自主規制が有 グレーダーの運転に必要な免許|まとめ モーターグレーダーを作業で使用するには、車両系建設機械運転者(整地・運搬・積込み用及び掘削用機械)の資格と、大型特殊免許が必要ということを解説しました。 これらの資格・免許はモーターグレーダーをはじめとした重機のオペレーターになる上で、必須となるものなので、是非早い段階で取得することをお勧めします。 中には取得を斡旋している企業や、県や市によっては補助金が支給される制度もあるので、調べてみましょう。 ←中古の【モーターグレーダー】を探すならトクワールド!

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    モーターグレーダー

    グレーダーの操作方法|除雪時のコツや攻略を解説

    目次 グレーダー操作のコツ・攻略方法 グレーダーの操作方法・各種機能、レバーについて グレーダーをうまく操作するコツは? 除雪グレーダーでの除雪作業 除雪作業の留意点 除雪作業の要領 一般走行時の注意点 まとめ|グレーダーの操作方法| グレーダー操作のコツ・攻略方法 モーターグレーダーは荒地や路面の整地仕上げや、除雪作業などに使われています。 機体前方へ伸びるブームに吊り下げられたブレードと呼ばれる作業板を上下、左右に操作して整地します。 建設機械の中でも操作が難しいと言われますが、ブルドーザーの操作に慣れている方であれば、習得にはさほど時間は掛からないでしょう。 この記事では、グレーダーの操作やコツなどについて紹介します。 グレーダーの操作方法・各種機能、レバーについて 大抵のモーターグレーダーは、ステアリングの周りに合計8本もの操作レバーがついています。このレバーで、ブレードの角度や地面に押し付ける力を調節するわけです。 しかし、運転しながら9つのレバーをそれぞれ操作するのは乗りたての頃は難しく、もちろん練習も必要です。 各種レバーや変速機がある位置は機種によって様々ですが、ここでは各レバーの機能や基本的な操作についての紹介をしていきます。 各種レバー・説明の一覧 各種レバー【ハンドル左側】 番号 レバー 説明 1 スカリファイヤ(リッパー)操作レバー 地面が硬い時などは歯を入れて削ります。 2 サークル・センタシフト   3 ブレード回転操作レバー ブレードを回転させて、土を左右どちらかに降りたい時に使うレバーです。 4 左ブレードリフトシリンダ操作レバー ブレードを上下するためのレバーです。ハンドル右側にも同じようなレバーがあります。 各種レバー【ハンドル右側】 番号 レバー 説明 5 ブレードチップレバー 切削や整地などの作業に合わせて、ブレード角の調整を行います。 6 アーティキュレート操作レバー 機械の真ん中が左右に首折れするレバーです。 7 リーニング操作レバー 前輪の傾きを調整します。 8 ブレード横送りレバー ブレードを左右に移動されるレバーです。 9 右ブレードリフトシリンダ操作レバー 4.に同じ。 モニタリングシステム(計器) 1.アーキュレート角インジゲーター 2.タコメーター 3.スピードメーター 4.水温計 5.燃料計 6.ブレーキエア計 7.時計 8.集中警報インジゲータ 9.ブレード昇降速度切り替えスイッチ グレーダーをうまく操作するコツは? レバー操作の基本はそっと動かしてそっと放すことです。また、路盤を作るときのブレードの加減は見る場所が重要なようです。 そして、基本には機械は水平を意識し動かしますが、これが最も困難です。 グレーダーの操作方式には上記のようなハンドル式以外に、最近ではジョイスティック操作型で、電子制御やモニタリングシステムなどのハイテク技術を備えたモデルが多く登場しています。 ジョイスティック操作は、左右2本のジョイスティックで全て操作できるので、レバー操作よりもオペレーターの作業負担が軽減されます。 電子制御などのハイテク技術を取り入れたモデルはICT土木にも対応しているのがメリットです。 しかし、微妙な操作ができなかったり、高温多湿での環境において精密機械は脆弱なため、油圧作動方式でレバー操作型といったアナログ機械の信頼性は高いです。 また、変速機(ギア)ですが前進・後進で8速や前進8速・後進6速のものなど、これも機種によって異なります。しかし、整地などの基本作業では1速で行います。 変速をマニュアルで行なうグレーダーは、乗用車と同じく足元にクラッチペダルがついています。 斜面が多い除雪コースなどの場合は、排気量や馬力のある機種を選ぶと楽でしょう。 除雪グレーダーでの除雪作業 道路に積もった雪は、車に踏まれて圧雪になっていたり、道路に凍りついていることがほとんどです。そこで、除雪グレーダーのブレードで圧雪をガリガリと削り取って除雪していきます。 ここからは除雪作業について紹介します。 グレーダーでの除雪には主に以下の4種類があります。 【新雪除雪】 夜通し雪が降った翌朝などは、路面に積もった大量の積雪(新雪)によって交通機能が低下します。 通常、新雪除雪の作業は交通量の少ない深夜か早朝に行い、グレーダーやホイールローダーなどによって、新雪を路側や路外に除雪します。 【路面除雪】 路面に残された凹凸や「わだち」を除雪装置エッジ等で削り取り、平にする作業を指します。連続降雪による圧雪や路面残雪により、放置すると走路交通の確保が困難となる恐れがあります。国土交通省では、路面の平坦性を確保する必要のある場合に実施するとしています。 【多車線道路除雪】 多車線道路は、交通量が多いことが特徴で、除雪作業中に一般車の割り込み等による事故が発生する恐れがあります。 そのためグレーダーなどの除雪機器は梯団編成を組んで片側車線をワンパスで施工します。 【交差点除雪】 交差点は歩行者や一般車が集中する部分です。そのため、除雪時は作業範囲に歩行者が入らないように十分配慮しながら行う必要があります。交差点の積雪は、一般車の行き交いによって固く圧雪されていることが多いので、グレーダーが行うこともあります。 除雪作業の留意点 除雪作業は、公道を走行して作業するということから、様々なことに注意しなければなりません。グレーダーの操作に入る前に、除雪作業の留意点について知っておきましょう。 追い越し車両に注意する。 除雪作業中は一般車両よりも低速で走るため、後続から接近してくる追い越し車にも注意しなければなりません。もし、走行間や除雪作業のため道路が渋滞した場合は、進路を譲って追い越させたり、作業を一時中断して交通の流れを解消しましょう。 住宅街・市街地での除雪作業 住宅街や市街地は、交通量や歩行者が集中しており、道路の狭い箇所や障害物も多いです。そのため、もっとも事故が起こり易いので、適切な作業速度と作業範囲の安全確認をしっかり行いましょう。 路面の構造物に注意 路面にはマンホールや架橋のジョイントといった構造物があります。これにグレーダーのエッジやジョイントを引っ掛けてしまうと、グレーダー本体の故障や構造物の破損に繋がります。事前に確認しておくことが大切です。 山間道路では雪崩にも注意 気温・風・音・投雪した雪により、斜面に張り付いた積雪が剥がれて雪崩になる危険があるので、作業間は注意してください。 地吹雪時の注意 地吹雪が発生すると周囲が視界不良になる「ホワイトアウト」が発生します。前方車が停止していることもあるので、グレーダーは低速で細心の注意を払いながら走行させます。 除雪作業の要領 対向車との接触注意 道路の除雪作業時は対向車の安全上、車体右側のタイヤよりもブレードがはみ出す事がないよう作業を行いましょう。コーナーの除雪時はこの限りではありません。 凍結路面での除雪 圧雪の高度によって切削角を調節して除雪を行います。特にトンネル内や坂道など、スリップが多発するポイントでは、エッジを利かせで圧雪を剥ぎ取りますが、エッジはすぐに摩耗してしまうので、特にスリップしやすくなっている場合で行いましょう。 カーブ時のブレード推進角 除雪を効果的に行うには、右カーブではブレードの推進角を大きくし、左カーブではブレードの推進角を小さくすることに留意すると良いです。 ブレード左右の圧力 圧雪時の負荷は、右圧力が強すぎると車体が右方向に流れ、対向車両に接触する危険があります。リーニングを右側に傾け、左右の負荷圧には常に注意して作業しましょう。 エッジの整形 圧雪を剥ぎ取る時のブレード角は、刃先が路面に対して常に鋭角に当たるようにする必要があります。一般除雪の際、雪の少ない所でエッジを整形しておくと良いでしょう。 2台以上での除雪作業 2台以上で通常除雪を行う際は、後続車の追い越しに注意し、前方のグレーダーは、ブレード推進角をできるだけ大きく取り、センターラインからはみ出すことなく作業を行いましょう。後続のグレーダーは、ブレードを1m程度重ねて、前方グレーダーが作る帯状の稚雪(ウィンドロウ)を残さないように道路脇へ寄せます。 一般走行時の注意点 走行時は、ブレード装置を地上から30bps程度上昇させます。車幅にブレードを格納する場合はタイヤガードなどへの接触に注意しましょう。 回送時のリーニング及び、アーティキュレートは禁止されています。回送時は屈折防止のロックピンを必ず取り付けましょう。 ブレードにサイドシャッタ装置があるグレーダーは、対向車線へのはみ出しなどに注意してください安全のために走行時はシャッタを格納してください。 まとめ|グレーダーの操作方法| 今回はグレーダーの操作や除雪のコツについて紹介しました。グレーダーの機能や操縦方法はモデルによって異なりますが、基本的な操作や考え方は共通しています。 車体も大きく、ハンドル周りにたくさんのレバーがあるグレーダーですが、操作に慣れるにはやはり、的確な指導や経験、慣れが必要なようです。 特に除雪作業は、対向車や後続車、歩行者など、あらゆる箇所へ注意を払って行う必要があります。まずは普段の現場作業でグレーダーを十分に使いこなせるほどの技量を習得しましょう。 ←中古の【グレーダー】を探すならトクワールド!

    2023/06/19

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