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リフトの効率はアタッチメントで決まる!フォークリフトの労力軽減!

フォークリフト

2022/11/29

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リフトの効率はアタッチメントで決まる!フォークリフトの労力軽減!

フォークリフトは、動力付き荷役・運搬用機械です。荷物を積み込むフォークなどのパーツと、それを昇降させるマスト機構によって構成されています。

フォークリフトは、荷役・運搬作業の効率化と省力化に欠かせないものとなっており、さまざまな産業の現場に広く普及している重機です。

荷物を積み込むフォークなどのパーツをアタッチメントといいます。作業内容に適応したアタッチメントを装着することで作業効率は向上し、オペレーターの作業量を軽減することが可能です。

アタッチメントには、形状や用途の違いから数多くの種類があります。この記事では、大きくフォーククランプその他に分類して、個々のアタッチメントの特徴について紹介しています。

またアタッチメントというパーツを理解するためには、本体の概要についても知っておく必要があると考え、フォークリフトの基本情報を記載しました。

フォークリフトのアタッチメントについて分かりやすい記事となっていますので、ぜひ参考にしてください。

フォークリフトに関する基本情報

フォークリフトは、フォークやクランプなどの荷物を積載するアタッチメントと、これを昇降させるマスト機構を備えた動力付き荷役・運搬車両です。

フォークリフトは、物流倉庫や工場、貨物ターミナルなど、さまざま場所で用途に対応したアタッチメントを装着して使用されています。

荷役・運搬に欠かせないフォークリフトについて、覚えておいてほしい基本情報を紹介します。

フォークリフトの一般的特徴

フォークは地面(床面含む)から約2.5m~6mの高さまで昇降できて、最高速度は約10~20km/hとなっています。前輪駆動、後輪操向が一般的で、後部にカウンターウェイトを取り付けて安定性を高めています。

フォークリフトの車体は工場や倉庫など限られた空間で使用することが多いため小型化されており、小さな旋回半径で方向転換が可能です。

フォークの上昇限度まで任意の積取り・取降ろしができます。また小さなものや複雑な形状のものはパレットを使用して効率的に運搬することができます。

以下にフォークリフトを使用するにあたっての注意点をまとめました。

過積載や急旋回による車体の転倒
視界不良による物や歩行者との接触
荷の積み方や運転の未熟による積み荷の落下

このような災害を未然に防ぐため、労働安全衛生法などの関係法令フォークリフトの構造規格、定期自主検査指針などが定められています。

フォークリフトの動力源

フォークリフトの動力源は、大きく3つに分類されます。エンジン式(内燃機関)、バッテリー式(蓄電池式)、ハイブリッド式の3つです。

エンジン式(内燃機関)
エンジン式には、使用燃料の違いにより、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン、LPG(液化石油ガス)エンジン、CNG(圧縮天然ガス)エンジンの4種類あります。

バッテリー式(蓄電池式)
バッテリーを搭載し、そのバッテリーによって稼働する電動機を動力源とします。

ハイブリッド式
ハイブリッド式とは、エンジンと電動モーターを組み合わせたもの、バッテリーとキャバシタ(コンデンサ)を組み合わせたものなどの動力源のことです。燃料消費と二酸化炭素の排出の低減化がメリットとなっています。

最近特に増えているバッテリー式には以下のような特徴があります。

運転操作が簡単である
有害な排気ガスを発生しない
エンジン式に比べ騒音が少ない
運転経費は安いが導入費用は高い
長時間作業にはバッテリー載せ替えが必要

現場状況に適した動力源のフォークリフトの検討が大切です。

荷役装置の構造及び機能

荷役装置の荷を昇降させる動きや必要な角度に傾けるなどの動きは、すべて油圧シリンダーの動きに連動して行われます。油圧シリンダーとは液体の圧力エネルギーを機械的エネルギーに変換する油圧機器の一つです。

荷役装置の各部の働きについてまとめました。

フォーク(爪)
フォークは、荷物を載せるL字型のアームで、2本1組で使用することが多いです。材質は上質な炭素鋼や特殊鋼で強度は高いです。

マスト
マストは、厚板鋼板を主体とした門形の構造物です。フォークを上下させるガイドレールの働きをするアウターマストとフォークを支えるインナーマストがあります。

リフトシリンダー
インナーマストを昇降させる油圧シリンダー。

リフトチェーン
フォークを取り付けたリフトブラケットを昇降させるチェーン。

リフトブラケット
フォークを取り付けるフィンガーバーが前面に、側面にはリフトローラーが取り付けられています。

バックレスト
積荷がマスト方向に荷崩れしないように設けた荷受け枠。

ティルトシリンダー
マスト及びフォークを前後に傾けるための油圧シリンダー。

フォークリフトの走行操作

フォークリフトの標準的な走行操作について紹介しますが、実際の運転については、メーカーや機種によって違いがあるので使用説明書で確認してください。

ちなみにフォークリフトは、工場や倉庫などの狭い空間での走行を容易にするため後輪操向となっています。

1.フォークリフト運転技能講習を修了した有資格者のみが運転できる。
2.フォークリフトを運転する際はヘルメットや安全靴などの保護具を身につける。
3.フォークリフトの制限速度は一般的に10km/h以下とされている。
4.荷物で視界が悪いときは後進走行で作業を行うこと。
5.停車するときは適切な逸走防止措置を行うこと。
6.作業計画に基づいて運転すること。
7.複数で荷役作業を行う場合は作業指揮者を配置すること。
8.フォークリフトは用途以外には使用しない。

フォークリフトは屋内での作業が多く事故は少ないイメージがありますが、実際は意外と多いのです。事故内容で特に多いのは、「はさまれ・巻き込まれ」と「激突され」の2つです。

フォークリフトを運転する際は、基本操作に忠実に運転ルールを守りましょう。

フォークリフトの荷役作業に関する用語

フォークリフトの関連用語のうち、荷役作業に関する用語をまとめました。

すえ切り 停車した状態でハンドルを回し、かじ取り輪を動かすこと
上昇 フォークを上方へ上げること
下降 フォークを下方へ下げること
前傾 リーチ及びサイドフォークリフトで、フォーク又はマストを繰り込むこと
伸長 リーチ及びサイドフォークリフトで、フォーク又はマストを繰り出すこと
ピックアップ フォークを下方へ下げること
下降 フォークで荷を取り上げる操作
積み取り 積み付けしてある荷をフォークでとる動作
取りおろし フォークを下方へ下げること
差込み パレットなどにフォークを差し込む操作
引抜き パレットなどに差し込んだフォークを引き抜く操作
インチング 所定の位置に合わせるために車両を微速走行させること

※リーチフォークリフトは立って操縦するフォークリフトで、サイドフォークリフトは車体の横にフォークが装備されているフォークリフトで、長尺物を運搬するのに適しています。

※繰り出すとは、荷を載せたフォークやマストを積み付け位置までゆっくり出すことです。繰り込むとは、積み付け位置に荷を下ろしてフォークやマストを手前いっぱいに引くことをいいます。

フォークリフト運転に必要な資格の取得方法を解説

フォークリフト運転に必要な資格を取得する方法には、「フォークリフト運転技能講習」を修了するか、「フォークリフト運転特別教育」を修了するかの2種類あります。

フォークリフト運転技能講習を修了すると、最大積載荷重が1トン以上(1トン未満含む)のすべてのフォークリフトの運転ができます。運転技能講習受講後に、学科試験、実技試験に合格すると「フォークリフト運転技能講習修了証明書」が発行される国家資格です。

フォークリフト運転特別教育を修了すると、最大積載荷重量が1トン未満のフォークリフトの運転が可能となります。この特別教育は事業者が行うものとされていますが、実際的には各教習機関が代行しているのが現状です。

フォークリフト運転技能講習は、許認可を受けた各教習機関で受講できます。受講要件や講習時間は、すでに取得している資格の内容や実務経験で違ってきます。

フォークリフト運転特別教育に受講要件は特にありません。一般的に学科6時間、実技6時間の教育時間で修了可能です。

フォークリフトのアタッチメントの種類と特徴

フォークリフトのアタッチメントは大きく3つのタイプに分けることができます。

フォーク・アタッチメント|荷を載せたパレットにフォークを差し込むタイプ
クランプ・アタッチメント|荷を挟むクランプを使うタイプ
その他のアタッチメント

各タイプはさらに細かい種類に分けることができます。それぞれの種類と特徴について紹介しましょう。

フォーク・アタッチメントの種類と特徴

フォーク・アタッチメントは、フォークリフトのアタッチメントで一番多いタイプです。作業の効率や省力化をより高めるためにさまざまな工夫がなされ進化してしてきました。

サイドシフト

切り返しなしで、正確な位置決めが可能になるアタッチメントです。レバー操作だけでフォークがバックレストとともに左右に100ミリずつスライドできます。切り返しがいらないということは、荷役作業を大幅に効率化することになります。倉庫内の積み上げでフォークの微調整が必要なときや、トラックなどの荷台へ荷物を正確に積込むときにも便利です。

フォークポジショナー(フォークシフター)

フォークの拡がり幅(間隔)をレバー操作だけで調整できるため、多様なパレットに対応でき最適なピッチで作業することができます。オペレーターが運転席から降りてフォークの幅を変える必要がないので大幅に労力軽減できます。荷やパレットのサイズが広範囲になる荷役作業に最適なアタッチメントです。

マルチロードハンドラー(ワンツーロードフォーク)

4本のスリムなフォークを左右にスライドさせることで、2本フォークと4本フォークの2通りでパレットにフォークを差し込むことができます。通常の2本フォークだけでなく、4本フォークにすることで二つの隣り合ったパレットを同時に荷捌きできるのです。一台二役で荷役できるため、作業の効率化に貢献します。

フォークスライダー

油圧シリンダーの働きでフォークを伸ばしたり、縮めたりできるアタッチメントです。長く伸ばせば、棚の奥の荷を取ったり置いたりできます。短く縮めれば、旋回性を損ねることなく狭い場所での作業が可能になります。これまではロングフォークやサヤフォークを必要の都度足したり外したりしていましたが、その面倒な手間が必要なくなりました。

パンタグラフ式リーチフォーク

パンタグラフ式のリーチ機構によりフォークを前面に伸ばすことで、2列積込みや奥取り作業が簡単にできるようになります。貨車やトラックへの荷役作業は、作業場所が限定されるため片側荷役になりがちです。パンタグラフ式とは、マジックハンドのように前方に大きくリーチすることができる仕組みをいいます。

ヒンジドフォーク

ヒンジ作業、バケット作業、パレット作業の3つの機能を持つアタッチメントです。フォークが上向きに35度、下向きに50度の角度まで傾斜するヒンジ機能で、木材や鋼管などの長尺物を確実にホールドし運搬や積み付けを正確に行うことができます。バケットを差し込めば、砂利やスクラップなどのバラ物の荷役作業も可能です。これに通常のパレット作業もできるため3つの機能を持つことになります。

回転フォーク

簡単なレバー操作でフォークが取り付け面を中心に左右どちらからでも360度回転します。フォークを差し込める容器を使用すれば、土砂やガラ物、廃棄物などを回転させながら放出できます。フォークを水平にセットすれば通常のパレット作業も可能です。多機能アタッチメントの代表格といえます。

ウインチ付ヒンジドフォーク

木材や鋼管など長尺物の運搬に適したヒンジドフォークにウインチを装着することで、接近できない場所での荷の引き寄せや低い場所にある荷の引き揚げ作業が敏速に処理できます。林業の現場での原木の運搬に最適なだけでなく、ダンピング(すくい上げ)作業、パレット作業もできます。

クランプ・アタッチメントの種類と特徴 

フォーク・アタッチメントにつきもののパレットを必要とせず、荷を挟んで荷役や運搬をするアタッチメントがクランプ・アタッチメントです。クランプには、「挟む」という意味があります。

ペーパーロールクランプ

新聞やカタログなどの原料になるロール紙を傷つけずにしっかり挟み込んで運搬できるアタッチメントです。製紙工場やダンボール工場、印刷工場などで活躍しています。ロール紙は非常にデリケートな荷であると同時に、荷扱いにはスピードも要求されるため、素材に合わせたさまざまな仕様設定が必要です。

ベールクランプ

原綿や古紙、パルプなどを挟んで作業しても荷が傷みません。また、ある程度弾力性のある梱包物や箱物などをパレットなしで両サイドから直接挟んでの運搬・荷役作業が可能です。ベールクランプにサイドシフト機能が付いたものもあり、フォークリフトを動かすことなく、隙間なくピッタリと荷を置くことができます。

フォーククランプ

フォークとクランプのダブル機能を持つアタッチメントです。フォーククランプには、クランプの両サイドが上下にスライドして360度回転する全回転グラブフォーククランプや、フォークが左右に開いて荷を挟むことができるパレットフォーククランプなどがあります。全回転グラブはベニヤ・板紙・袋物、パレットフォークは原綿・布・袋詰穀物の作業に最適です。

ブロッククランプ

積み重ねたコンクリートブロックを挟んでそのまま運搬、さらに高積み作業も可能なクランプ・アタッチメントです。パレット不要で、スピーディーな移動に便利です。コンクリートブロックの種類やサイズに合わせてクランプ面をアレンジ可能とするメーカーも登場しています。住宅をコンクリートブロック積工法で建ててしまう海外でも活躍しています。

その他のアタッチメントの種類と特徴

産業全般で活躍するフォークリフトには、用途に応じたさまざまなアタッチメントが開発・製品化されています。フォークとクランプ以外のアタッチメントを紹介します。

ロードスタビライザー

軽い段ボール箱や高く積み上げた荷物を、上からプレッシャープレートで押さえつけて安定させるので、荷崩れしやすいものでも一度にまとめて運搬できます。プレッシャープレートは、運転席でレバーを操作することにより上下させて使用します。荷崩れを心配せずスピーディーな荷役・運搬作業が可能です。

プッシュプル

プラスチック製や紙製の薄いシートパレットを使って荷役作業ができるアタッチメントです。荷を積んだシートパレットごとの押出しや引込みができます。シートパレットは、平パレットに比べて軽量で薄く、安価です。また省スペースな上に廃棄も容易です。米、麦、肥料、飼料、セメントなどの袋詰めや、食料品や飲料などのカートンボックスの荷役・運搬に適しています。

ワイドキャリッジ

バックレストの幅が通常のものより広く、フォークの間隔を広くとることが可能です。フォークを4本にしてマルチカレット操作もできます。ワイドキャリッジは幅の広い荷物や長尺物の荷役・運搬に向いています。最近では仮設ハウスの移動・設置にも利用され人気となっているようです。

フルフリー3段マスト

マストとは、フォークを上下させるために必要なレール状のパーツです。フルフリー3段マストは、スタンダードなマストよりも高い位置までフォークを上下させることができる上に、フルフリー機能を使って一定の高さまで車高を変えずに走行できます。ただ、マストの中央にフルフリー機能のシリンダーがくるので視界は悪くなります。

ドラムクリッパー

ドラム缶専用のアタッチメントで、既存のフォークに装着するだけで使用できるのが特徴です。クリップ部がドラム缶の縁を引っ掛けるように持ち上げ、降ろすとクリップ部から外れるようになっています。ドラム缶を支える大きなナイロンパッドを装着しているため傷がつきにくいです。2本同時に運ぶことができる種類もあります。

簡易フック・クレーンアーム

荷を吊りたいがクレーン車を準備するほどではないという場合に使用するのが、フォークに装着する簡易フックと、クレーンアームというアタッチメントです。クレーンアームは、あくまでフォークリフトのアタッチメントなので運転するのにクレーン免許は必要ありません。簡易フックは簡単に取り外しできて、すぐに通常のフォークとして使用できるため人気となっています。

ラム

ラムはラムフォークとも呼ばれる太めの棒のようなアタッチメントです。真ん中に穴が開いた円筒状の荷物に、このラムを差し込んで運搬します。ロール紙やコイル状ワイヤー、ケーブルなどが代表的な荷物です。1本式(ラム)の他、2本式(スプリットラム)もあります。フォーク同様に、リフトブラケットに装着して使用します。

まとめ

フォークリフトのアタッチメント|まとめ
フォークリフトは、物流に関わる業界はもちろん、さまざまな業種の工場や倉庫などで活躍しています。荷物の搬入や搬出から在庫管理まで、荷役や運搬には欠かせない存在です。

そのフォークリフトの作業の効率化や省力化、オペレーターの労力軽減に大きく貢献しているのがアタッチメントです。

この記事では、フォークリフトに関する基本情報と運転に必要な資格、アタッチメントの種類や特徴について紹介しました。

フォークリフトのアタッチメントの種類がこれほど多いのは、多種多様な現場で求められた機能が製品化されたためと考えられます。「こんな機能のあるフォークリフトがあれば便利なのに」をアタッチメントが現実のものにしたといえます。

フォークリフトやアタッチメントを検討するとき、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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    フォークリフト免許が丸わかり!資格取得の方法から費用まで全解説!

    目次 フォークリフトを運転するには資格が必要 フォークリフトを運転する資格には2種類ある フォークリフト運転技能講習について徹底解説 フォークリフト運転特別教育について徹底解説 フォークリフトの運転資格で助成金を申請する方法 フォークリフト運転資格を活かして働ける業種 まとめ|フォークリフト免許 「フォークリフトの免許を取る方法が分からない」 「フォークリフトの免許があれば就職に有利ってホント?」 「フォークリフトの免許を取るのに必要な費用や日数を知りたい」 フォークリフトは物の運搬を必要とするあらゆる場所で活躍しています。 代表的なのは倉庫や工場、建設現場などですが、物を「積む・降ろす・運ぶ」という仕事を必要とする業種は数多くあり、フォークリフト運転手の需要は高いです。 ただ、公道を走る一般的な自動車とは扱いが違うため、免許を取る方法については意外と知られていません。 公道を走る自動車の運転免許は、国土交通省の管轄で道路交通法に基づいています。これに対して事業場内で働くフォークリフトの運転に関する資格は、厚生労働省の管轄で基づくのは労働安全衛生法です。 この記事では、フォークリフトの免許を取る方法と必要な費用や日数について詳しく解説しています。最後まで読んでいただければ、フォークリフトの免許を取るための行動をすぐにでも起こせるはずですからぜひ参考にしてください。 フォークリフトを運転するには資格が必要 フォークリフトを運転するには資格が必要です。ただ、資格の取得には時間も費用も必要ですから、それなりのメリットがなければ資格を取得する気持ちになれないでしょう。 その点、フォークリフトを運転する資格取得のメリットは大きいです。 現在、物流ニーズが高まっていて、倉庫での各種作業に欠かせないフォークリフト運転手のニーズも右肩上がりです。その他、製造工場や部品メーカー、大型ショッピングセンターやスーパーなどの倉庫内業務でもフォークリフト運転手は活躍しています。 フォークリフトを使っての作業は、特別な体力や腕力を必要としないので女性にもこなすことができます。 フォークリフトを運転する資格は、一度取得すれば更新の必要はなく年齢制限もないため、一定の能力さえあれば高齢になっても仕事をすることが可能です。 以上のことから、フォークリフトを運転する資格の取得はメリットが大きいといえるのです。 フォークリフトを運転する資格には2種類ある フォークリフトを運転する資格は、扱う荷物の最大荷重が1t以上か1t未満かで違います。この2種類の資格について紹介しましょう。 1t以上のフォークリフトを運転する資格 最大荷重が1t以上の場合、「フォークリフト運転技能講習」を受講後、試験に合格し修了証を交付されると運転資格を認定されたことになります。 「フォークリフト運転技能講習修了証」は、厚生労働省管轄の労働安全衛生法に基づく国家資格です。 運転技能講習には学科と実技があって、両方の修了試験に合格しなければなりません。 学科教育では、フォークリフトの走行に関する装置の構造や取り扱い方法と、フォークリフトの荷役に関する装置の構造や取り扱い方法について学習します。その他、フォークリフトの運転に必要な力学に関する知識と関係法令についても学びます。 実技教育は、フォークリフトの走行や荷役の操作の実践を交えながらの学習です。 受講科目は、保有する資格によって免除されるので事前に確認しておきましょう。 フォークリフト運転技能講習は、都道府県労働局長の登録認可を受けた教習機関で行われます。 1t未満のフォークリフトを運転する資格 最大荷重1t未満のフォークリフトを運転する資格は、「フォークリフト運転特別教育」を修了することで得ることができます。 このフォークリフト運転特別教育は、基本的に事業者が主体となって行うものです。ただ学科教育に関しては、ほとんどの場合、教習機関によって行われているのが現状です。 学科教育の講習内容は、フォークリフトの走行や荷役に関する装置の構造及び取り扱い方法、運転に必要な力学の知識と関係法令になります。概要は運転技能講習と同様ですが、学習時間は大幅に短縮されます。 実技教育を行うのは、通常では所属する各事業所ですが各教習所でも可能となっています。 教育時間としては、フォークリフトの走行の操作は4時間以上、荷役の操作に関しては2時間以上というのが目安として設定されています。 フォークリフト運転技能講習について徹底解説 フォークリフト運転技能講習修了証は、厚生労働省管轄の国家資格です。一般論としてですが、意外と受かりやすい国家資格だとされています。 合格率は非公開となっているのですが、Web上で調査すると、「96%」「90%~98%」「99%」などの記述が多く非常に高いものとなっています。 学科教育では試験に出題される内容を教えてくれるとか、実技試験に合格できるレベルまで練習できるとか、試験当日に再試験が受けられるというような情報も見受けられました。ただ、現在も行われているのか、どの試験会場でも行われているのかまでは把握できていません。 興味や関心がある方は、国家資格ということに臆することなく挑戦してみる価値はあるでしょう。 フォークリフト運転技能講習修了証について詳しく紹介します。 フォークリフト運転技能講習修了証の受講資格 フォークリフト運転技能講習修了証の受講資格についての規定は特にありません。 年齢制限もないのですが、18歳以上でなければ年少者の就業制限(年少則第8条第7号)があるため資格があっても就業することはできません。 受講の際、保有している免許や資格によって免除される科目などがあります。以下にその概要をまとめました。 保有する資格 免除される科目など ・大型特殊自動車免許(カタピラ限定なし)を有する者 ・大型自動車免許、中型自動車免許、普通自動車免許若しくは大型特殊自動車免許(カタピラ限定有)を有し、3ヶ月以上最大荷重1t未満のフォークリフトの運転の業務に従事した者 ・走行に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識 ・走行の操作 大型自動車免許、中型自動車免許、普通自動車免許若しくは大型特殊自動車免許(カタピラ限定有)を有する者 走行に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識 6ヶ月以上最大荷重1t未満のフォークリフトの運転の業務に従事した者 走行の操作 その他の者 免除なし 詳細については、各登録教習機関に確認しましょう。 フォークリフト運転技能講習の受講方法 フォークリフト運転技能講習の受講方法について、東京労働局登録教習機関である「コマツ教習所(株)東京センタ」を例に紹介します。 以下は、講習予約から資格取得までの流れです。 1.受講コースと日程を選ぶ https://www.komatsu-kyoshujo.co.jp/tokyo/application_info.html 上記URLにアクセスして、「講習日程を見る」をクリックし、フォークリフト運転技能講習を選択し講習の空き状況を確認しましょう。 2.予約する 空き状況の確認ができたら、必ずWeb又は電話(042-632-0635)で予約します。 3.申込み 予約受付日を含め10日以内に、受講申込書に必要書類を添付して申込みします。FAX又は郵送で申込み可能です。 4.受講票の確認 申込みが完了すると、受講票と振込確認書がFAX又は郵送で送られてきます。書類提出後、2~3日経っても送られてこないときは事務局に連絡して確認してください。 5.受講費用の支払い 受講日の3日前(土日祝含まず)までに振込します。振込手数料は当方負担ですから注意しましょう。 6.受講当日 受講当日は朝8時までに来所してください。写真撮影後、各教室で受付があります。詳しい注意事項はWebで確認してください。 7.修了・修了証交付 規定の講習時間を受講し、試験に合格すると修了証が即日交付されます。 詳細については、自分の地域の登録教習機関に問い合わせましょう。全国の登録教習機関は、以下のサイトで検索できます。 厚生労働省|登録教習機関一覧 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/anzen/anzeneisei05.html フォークリフト運転技能講習の受講時間 フォークリフト運転技能講習の受講時間は、現在保有している資格及び業務経験で違ってきます。以下は一般的なコース区分(時間別)です。 コース区分 現在保有している資格及び業務経験 11時間 ・大型特殊免許(カタピラ限定を除く)所有者 ・普通、準中型、中型、大型、大型特殊(限定あり)免許を有し、小型フォークリフト特別教育修了後、最大荷重が1t未満のフォークリフトの業務経験が3ヶ月以上ある方 (特別教育修了証のコピー貼付、事業主経験証明必要、特自検点検表添付) 15時間 小型フォークリフト特別教育修了後、最大荷重が1t未満のフォークリフトの業務経験が6ヶ月以上ある方。(特別教育修了証のコピー貼付、事業主経験証明必要、特自検点検表添付) 31時間 普通、準中型、中型、大型、大型特殊(限定あり)免許所有者 35時間 上記のいずれにも該当しない方 各登録教習機関によって実施していないコースもありますから事前に確認しておきましょう。 フォークリフト運転技能講習の受講費用 フォークリフト運転技能講習の受講費用について、前述の「コマツ教習所(株)東京センタ」を例に紹介します。コマツ教習所では、フォークリフト運転技能講習のコースは11時間、31時間、35時間の3つです。 コース 日数 受講料(税込)テキスト代含む 11時間 2日 23,000円 31時間 4日 51,000円 35時間 5日 51,000円 受講費用については、各地域、各登録教習機関で若干ですが違いがあるようです。事前に確認することをおすすめします。 フォークリフト運転特別教育について徹底解説 フォークリフトの運転の業務に係る特別教育を受けることで、最大荷重1t未満のフォークリフトを運転することができます。ただ、道路上を走行させるには他の免許が必要です。 労働安全衛生法では、特別教育は事業者(事業を行う個人・法人・団体)が行わなければならないと規定しています。しかし実際には、ほとんどのケースで登録教習機関が代行しているのが現状です。 フォークリフト運転特別教育について紹介します。 フォークリフト運転特別教育の受講資格 フォークリフト運転特別教育には、特別な受講資格というものはありません。 ただ、フォークリフトの運転で就業するには18歳以上でなければなりません。ですから、18歳以上というのが実質的な受講資格ということになるでしょう。 フォークリフト運転特別教育の受講方法 フォークリフト運転特別教育の受講方法は、運転技能講習とほぼ同様の流れです。概要だけおさらいしておきます。 1.受講コースと日程を選び予約・申込み 2.受講票の確認・受講費用の支払い 3.受講・修了・修了証交付 まず自分が住む地域に近い登録教習機関を調べて、Webを確認するか、電話で問い合わせてみましょう。 厚生労働省|登録教習機関一覧 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/anzen/anzeneisei05.html 講習日程を予約する際は、講習名を間違わないようにしてください。特別教育と安全衛生教育との間違いが多いようです。 フォークリフト運転特別教育の受講時間 フォークリフト運転特別教育の受講時間について、コマツ教習所の東京センタを例に紹介します。受講は、学科6時間、実技6時間で2日間が目安となります。 学科は、まず走行と荷役に関して2時間ずつ、装置の構造や取り扱い方法の知識についての学習です。その後、運転に必要な力学の知識と関係法令について1時間ずつ学びます。 実技は、走行の操作に4時間と荷役の操作について2時間、実践を中心に受講します。 フォークリフト運転特別教育の受講費用 フォークリフト運転特別教育(12時間)の受講費用は、先のコマツ教習所の東京センタでは16,000円(税込・テキスト代含む)となっています。 受講費用は、各地域、各登録教習機関で違いがありますので直接確認するようにしましょう。 フォークリフトの運転資格で助成金を申請する方法 フォークリフトを運転する資格があると、求人が多く就職に有利に働くため、転職や再就職の際に資格取得を目指す方も多いと聞きます。 雇用保険給付制度の「教育訓練給付制度」を利用すると、フォークリフト運転技能講習にかかる費用を最大20%返金してもらえます。 この教育訓練給付金制度について紹介します。 教育訓練給付金制度とは 教育訓練給付金制度は、厚生労働省が主管する制度です。働く人たちの能力開発やキャリア形成を支援して、雇用の安定や就職の促進を図ることを目的としています。 この制度の教育訓練の種類は、専門実践教育訓練、特定一般教育訓練、一般教育訓練の3つです。 フォークリフト運転技能講習は、一般教育訓練に該当します。一般教育訓練では、受給要件を満たす対象者が受講・修了した後、ハローワークを通じて申請すると最大20%(上限10万円)が返金されることになっています。 教育訓練給付金の支給対象 教育訓練給付金制度の財源は雇用保険料です。そのため、一定期間雇用保険料を納めている人が支給対象となります。 納付期間は、教育訓練の種類によって違うため、ここではフォークリフト運転技能講習が含まれる一般教育訓練についてのみ説明します。 一般教育訓練では、受講開始日現在で雇用保険の被保険者であった期間が3年以上必要です。初めて支給を受けようとする場合のみ、1年以上でOKとなります。 また退職者は退職の翌日から起算して1年以内に受講を開始しなければならないので注意が必要です。ただし、妊娠や出産などの事情がある場合は4年以内となっています。 同じ人が短期間に何度も申請することはできません。前回の訓練給付金の受給から3年以上経過していることが必要です。 教育訓練給付金の手続きについて 教育訓練給付金の手続きは、教育訓練の種類に関係なく、本人の現住所を管轄するハローワーク窓口で行います。必要書類などの詳細は各ハローワークに問い合わせてください。 一般教育訓練給付金の支給申請期限は教育訓練の受講終了日(修了証受領日)の翌日から起算して1ヶ月以内です。 1ヶ月は短期間です。支給対象となる方は受講前から事前準備して、修了証を手にしたらすぐに申請するくらいの心構えで臨むことをおすすめします。 フォークリフト運転資格を活かして働ける業種 物の積み降ろしや運ぶ仕事に欠かせないフォークリフトの運転資格を活かして働ける業種は数多くあります。 大量の荷物を効率よく荷捌きする物流業、資材や機材の搬入搬出が必要な建築業、商品や材料の在庫管理が欠かせない製造業などが代表的な業種です。 その他、人と荷物の移動に欠かせない港湾や空港などのターミナル、処分や再利用に分別が必要になる産廃処理場やリサイクルセンターでもフォークリフトは活躍しています。 業種によって、フォークリフトの機種や荷物の扱い方に差はあっても、基本となるフォークリフトの操作さえしっかり押さえておけば問題なく対応できるはずです。 フォークリフトの運転資格は比較的取りやすく、特に運転技能講習は国家資格です。資格取得に多少の時間と費用がかかったとしても、取得しておいて間違いのない資格といえるでしょう。 フォークリフト免許|まとめ ここまで、フォークリフトを運転するための資格について以下のことを紹介しました。 フォークリフトを運転する資格は厚生労働省の管轄 最大荷重が1t以上は運転技能講習、1t未満は運転特別教育 運転技能講習の詳細(受講方法・受講時間・受講費用など) 運転特別教育の詳細(受講方法・受講時間・受講費用など) 最大20%が返金される教育訓練助成金を申請する方法 運転資格を活かして働ける業種 フォークリフトの運転技能講習は比較的取りやすい国家資格とされ、一度取得すれば更新の必要もありません。また、機械を使用しての作業ですので体力に自信がない女性や高齢の方にもおすすめです。 転職や再就職に有利な資格を探している方は、まずフォークリフトの運転技能講習を検討されてはいかがでしょうか。

    2023/03/01

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  • 【フォークリフトの基礎知識】カウンター式、リーチ式とは?
    フォークリフト

    【フォークリフトの基礎知識】カウンター式、リーチ式とは?

    フォークリフトは2種類 フォークリフトには大きく分けて「カウンター式」と「リーチ式」の2種類があります。フォークリフトのレンタルを検討する際は、それぞれの特徴と使用環境、作業用途を考慮して機種を選定する必要があります。 例えば、カウンター式フォークリフトは「重い荷物を扱う荷役」、リーチ式フォークリフトは「室内や狭いスペースでの作業」に最適など、種類によって作業の向き不向きがあります。 ここからは、「カウンター式」「リーチ式」フォークリフトの違いについて詳しく解説し、実際のレンタル時にフォークリフトを選ぶ際のポイントについてご紹介していきます。 フォークリフトの導入、レンタルでの利用を検討している方は、ぜひ、機械選びのご参考にお役立てください。 「カウンター式」「リーチ式」フォークリフトの違いカウンター式フォークリフトの特徴 カウンター式フォークリフトは、自動車のように運転者が座席に座ってハンドルを操作するタイプのフォークリフトです。別名「カウンターウエイトバランスフォークリフト」とも言い、「カウンター」とは「反対」を意味します。 後部にある鉄の重り(ウェイト)で車体のバランスを取っており、これにより、車体前方のフォーク(爪)に重い荷物を載せても車体が前に傾かず、安定した状態で荷物を運ぶことができます。 カウンター式フォークリフトは、転倒しにくく安定した走行が可能です。車体の安定性と強度が高く、走行速度やフォークの上昇速度も速いため、安全性と作業効率が優れています。 さらに、カウンター式フォークリフトは座った状態で足のペダルでアクセルやブレーキを操作するため、自動車の運転に近い感覚で操作できます。 リーチ式フォークリフトの特徴 リーチ式フォークリフトは、立ったまま操縦する点や、車体を動かさずにフォークやマストを前後に伸縮させることが可能な点が特徴のフォークリフトです。「リーチ」は「距離・範囲」を表す言葉であり、フォークの伸縮により、この機能により、車体が奥に入らなくてもフォークを使って奥にある荷物を取り扱うことが可能です。 操縦時は、足元にペダルがあり、それを踏むことでブレーキが解除され、フォークリフトを走行させることができます。小回り性に優れ、狭い通路やスペースでの稼働に向いています。 また、リーチフォークリフトは、基本的にバッテリーで駆動するフォークリフトのため、燃料コストを削減でき、室内作業においては排気ガスの充満を心配する必要がありません。 「カウンター式」も「リーチ式」も同じ資格で操縦できる フォークリフトを運転する仕事に就くには、国家資格であるフォークリフト運転技能講習を受講する必要がありますが、カウンター式フォークリフトとリーチ式フォークリフトの運転は1つの資格で行えます。 つまり、本免許を取得すると、カウンター式・リーチ式等フォークリフトの最大積載量や機種の制限なく、運転が可能になります。しかし、フォークリフトで公道走行を行う場合は、大型特殊自動車免許などの運転免許を取得することが、道路交通法によって定められているため注意してください。 フォークリフト運転技能講習は、労働安全衛生法で定められた技能講習をすべて修了することで、最大積載量1トン以上のフォークリフトを運転できます(フォークリフト運転技能教育は最大積載量1トン未満のフォークリフトが運転可能)。 フォークリフト運転技能講習の受講資格は、満18歳以上であることが条件なので、誰でもチャレンジすることが可能です。講習や取得の難易度も高くないため、リフトマンや他業種に就職・転職したいと思う方は、積極的に受講してみることをおすすめします。 フォークリフトの動力 フォークリフトの動力は大きく「内燃機関式」と「蓄電池式」の2種類に分けられます。それぞれにメリット・デメリットがあるため、フォークリフトを選ぶときは、「動力」を確認しておくことも大切です。 内燃機関式(エンジン式) 内燃機関式(またはエンジン式)とは、すなわち、ガソリンやディーゼルなどを燃料として動く、エンジンで稼働するフォークリフトのことです。「ガソリン車」や「ディーゼル車」のほかにも「ガソリン併用車」「LPG(LPガス)車」などの種類があり、重量のある荷物でも問題なく運搬できる馬力や走行速度が優れているといったメリットがあります。 一方、大きなデメリットとして、排気ガスが出ることや小回りが利かないことが挙げられます。車体重量やサイズも大きいため、狭い倉庫内や通路ではなく、主に屋外で使用される場面が多いです。 蓄電池式(バッテリー式) 蓄電地式フォークリフトはバッテリーに蓄えた電力を動力源として稼働します。主に3トン以下の小型フォークリフトは、蓄電地式の動力であることが多いです。 蓄電地式フォークリフトの大きな利点は、小回りが利き、排気ガスが出ないことです。そのため、内燃機関式フォークリフトとは異なり、室内作業に適しています。なにより、燃料を必要としないため、燃費面でのコスト削減にもつながります。 ただし、馬力が弱いため重い荷物の運搬には不向きなことや、連続稼働ができないという点がデメリットです。さらに、蓄電池(バッテリー)は、最大で4〜5時間程度しか稼働できず、フル充電には約8時間かかるため、予備の蓄電池を用意することが一般的です。 そして、バッテリーの寿命が尽きた際、バッテリーの交換コストが高いということもネックになります。 現在は蓄電池式(バッテリー車)が普及している フォークリフトは、冷凍倉庫や精密部品の加工場、物流倉庫など排気ガスを出すことができない場面で活躍することが多いです。また、CO2の削減規制やガソリン価格の高騰もあり、蓄電池式(バッテリー車)の割合が、他分野の自動車に比べて高くなっています。 一般法人日本産業車両協会によると、フォークリフトの国内販売におけるバッテリー車比率は、1995年度の35.0%から2005年度には47.2%に上昇し、2023年10月時点で国内のバッテリー車(リーチ式フォークリフト、けん引車を含む)の普及率は68%以上となっており、すでに蓄電式(バッテリー車)が主流となっています。(日本産業車両協会調べ) 資料:日本産業車両協会「産業車両製造業における地球温暖化対策の取り組み」参照 日本産業車両協会は、毎年3月号の会報「産業車両」誌で、バッテリー車などの機種別や府県別の詳細な統計を公表しています。 一般法人日本産業車両協会ホームページ:統計資料 「カウンター式」「リーチ式」フォークリフトのデメリット フォークリフトを選ぶ際は、それぞれの機種が持つデメリットを抑えておくことも大切です。 フォークリフトは、使用される用途・環境を想定、考慮した設計になっています。機種の選択を誤ると、ワークシチュエーションによってはせっかく導入したフォークリフトが使い物にならない、という事も起こり得るので、こういったデメリットも把握しておきましょう。 カウンター式フォークリフト カウンター式フォークリフトのデメリットは下記の3つです。 1.排気ガスや騒音が発生する カウンター式フォークリフトのデメリットとして、排気ガスや騒音が発生するため屋内などの閉所での使用には向いていないことが挙げられます。ガソリンや軽油を燃料とするエンジン式(内燃機関式)フォークリフトは、普通乗用車と同じく燃料を燃焼させて動力に変換するため、エンジンをかければ排気ガスが発生します。 工場内や屋外の稼働でも排ガス規制があれば稼働できないほか、特に屋内では排気ガスによる一酸化炭素中毒の可能性もあるため、稼働が制限されていることが多いです。 2.小回りが利かない カウンター式フォークリフトのタイヤは、70度程度しか回転することができません。車体のサイズも大きく転回しにくいため、小回り性能や狭い場所での作業性はどうしても劣ってしまうことを理解しておきましょう。 カウンター式フォークリフトは、閉所や狭い通路で小さな荷物を運搬するより、一般的に屋外などの広いスペースで大きな荷物を運搬するために導入される機種だといえるでしょう。 3.燃料の消費量が多い カウンター式フォークリフトの動力は、ガソリンや軽油などを燃料にして稼働する内燃機関式がほとんどです。ガソリン車やディーゼル車はパワーが大きく、長時間作業していても速度が落ちにくいのが特徴です。 また、燃料給油も比較的短時間で完了するため、ガス欠時もスムーズに作業を再開できる利点もあります。しかし、高馬力と引き換えに、燃料の消費量も多いため燃料コストがかかる点には注意が必要でしょう。 リーチ式フォークリフト リーチ式フォークリフトのデメリットは以下の3つです。 1.稼働時間が短くパワーが小さい 2.価格が高価 3.重い荷物を運べない 1.稼働時間が短くパワーが小さい リーチ式フォークリフトの動力は蓄電池(バッテリー)式のため、内燃機関式の動力よりもパワーに劣ってしまいます。 さらに、稼働時間も短く、充電に時間を要することもデメリットです。バッテリーは繰り返し使い続けるとバッテリー液が蒸発していきます。特に夏季はバッテリー液の補充感覚が短くなるため、逐一の点検や補充も欠かせません。 リーチ式フォークリフトは、長時間の稼働、重量物の運搬には不向きといえるでしょう。 2.価格が高価 動力に蓄電池(バッテリー)を使用しているリーチフォークリフトは、内燃機関式(エンジン式)のフォークリフトよりも、購入額が高い傾向にあります。 以下の、内燃機関式フォークリフトと蓄電池式フォークリフトの価格相場を比較した表をご覧いただければわかるように、積載重量が多くなるほど価格も上がっていきますが、蓄電池式フォークリフトの場合、バッテリーの容量が大きくなるほど価格は高くなります。 【フォークリフト(動力別)価格相場】(2024年7月現在あくまで一例です) 積載重量(t) 1 1.5 2 2.5 内燃機関(エンジン)式 の価格相場 約¥1,800,000 約¥2,000,000 約¥2,300,000 約¥2,500,000 蓄電池(バッテリー)式 の価格相場 約¥2,300,000 約¥2,800,000 約¥3,300,000 約約¥3,800,000 蓄電池式フォークリフトの場合、積載重量が大きいほどバッテリーの容量も大きくなるため、比例して購入価格も高価になります。 3.重い荷物を運べない リーチフォークリフトは、パワーが内燃機関式よりも低い蓄電池式の動力を採用しているほか、リーチフォークリフトの機種は3トンクラス程度しかラインナップがないので、重い荷物を大量に運搬するには効率が良くありません。 また、カウンター式のフォークリフトよりも安定性が良くないので、積載量を上回る荷物の運搬は横転などの危険が高いです。 「カウンター式」「リーチ式」フォークリフトの選び方作業環境・用途を考慮して動力を選ぶ 適した動力のフォークリフトを選ぶには、作業環境・用途を明確にすることが大切です。例として、内燃機関式動力の「カウンター式フォークリフト」は、大量の重量物運搬を屋外で行う場合に活躍します。また、蓄電池式の動力を持つ「リーチ式フォークリフト」は、排気ガスが出せない冷凍倉庫や食品工場など食品衛生上の環境配慮が必要な場面でも活躍します。 カウンター式フォークリフトは、主に屋外や広大な倉庫、重量物運搬で使用され、リーチ式フォークリフトは基本的に屋内や狭い通路などの閉所作業や軽量物運搬で使用されます。 扱う荷物の重さで最大荷重を選ぶ フォークリフトの最大荷重を選ぶ際には、「運ぶ荷物の種類」「オペレーターの体重」「荷物の寸法」などの点を把握することも重要です。荷物の寸法によってフォークの長さが変わり、荷重中心によって最大荷重も変わります。 荷重心とは、フォークリフトに積載した荷物の重心位置とフォーク(爪)の垂直前面との距離のことです。例えば、荷重重心:500mm、最大荷重:1500Kgのフォークリフトの場合、フォーク垂直前面から500mm以内に荷重中心がある荷物に限り、1500Kgまで安全に運搬することが可能ということになります。 作業する場所に適した車輪数を選ぶ フォークリフトのタイヤには3輪と4輪のタイプがあります。このタイヤ数にはメリット・デメリットがあるため、利用目的に見合うタイヤ数の車両を選びましょう。 3輪タイプのフォークリフトは、リーチフォークリフトに多く見られるタイヤ数で、旋回半径が狭く小回りに優れています。そのため、狭い通路での作業に適していますが、屋外作業、特に砂利道や起伏の多い場所では操作が難しくなります。 また、3輪タイプのフォークリフトは、最大荷重が2.5トン程度までと限定的です。最大荷重ぎりぎりで荷物を運搬すると、フォークリフトの旋回時にバランスが不安定になりやすく転倒の危険が大きくなります。 4輪タイプのフォークリフトは耐久性があり、屋外作業や砂利道や起伏の多い地面での使用に向いています。また、3輪タイプよりも安定性が高いため、斜面でも転倒するリスクが少ないです。ただし、旋回範囲は3輪タイプよりも限られており小回りを苦手とします。 フォークリフトをレンタルする業者選びのポイント希望の機種があるかどうか 希望機種の有無は、業者選びでもっとも重要なポイントです。いくらレンタル費用が安くても、必要としているスペックのフォークリフトがなければ意味がありません。レンタル業者によって保有機種や在庫数が異なるため、事前のリサーチが必要になります。 最近では、レンタル可能な機種の一覧をサイトに掲載しているレンタル業者が多いです。気になる業者が見つかったら、まずはその業者のサイトをチェックしてみましょう。 利用しやすい料金プランがあるか レンタルは、1日単位で借りる日極と月単位で借り続ける月極の2パターンが基本的な料金形態になります。しかし、現在のレンタル業者は、顧客のニーズに応じてレンタルのプランを細かく設定していることも多いです。 中には、レンタルとリースの昼間に位置する「長期レンタルプラン」を提供する業者も見受けられます。このように、レンタルのプランは業者によって大きく異なることがあるため、複数社のプランを確認してから業者を選定するようにしましょう。 機械のメンテナンスはしっかり行われているか レンタル業者が扱う機械は基本的に中古品になります。フォークリフトは構造が比較的シンプルであり、長距離を移動する車両でもありません。したがって、メンテナンスさえ行き届いていれば年式が古いものでも問題なく使用できるでしょう。 しかし、その逆もまた然りで、メンテナンスが不十分であれば、年式が新しくローアワーのフォークリフトだったとしても不具合が発生しやすくなります。できれば、レンタルの契約をする前に、フォークリフトの状態を見て、メンテナンスの状況を確認するのが望ましいでしょう。 まとめ フォークリフトには大きく分けて「カウンタ―式」と「リーチ式」の2種類があり、それぞれの特徴を理解したうえで、作業の用途、規模にあった機種を選択することが大切です。またフォークリフトの動力によってもメリット・デメリットがあるので、レンタル等での導入をご検討の方は、本記事をご参考にしていただければ幸いです。 ←高品質な【中古フォークリフト】なら重機の専門店トクワールドにお任せ下さい!

    #フォークリフト#カウンター式#リーチ式

    2024/07/18

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