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重機の処分方法を解説!買取のメリットや流れは?

建機

2021/10/07

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重機の処分方法を解説!買取のメリットや流れは?

重機の処分方法を解説!買取のメリットや流れは?

重機を長年使うと「動きが悪くなった」「燃料の消費が早くなった」などの問題が生じてきます。
重機を処分する場合の主な方法は、解体処分、買取、下取りです。

本記事では、重機の処分方法や買取の流れについて詳しく解説していきます。


重機の処分方法は3つ


重機の処分方法は主に解体処分、買取、下取りの3つです。それぞれ詳しく紹介します。


1. 解体業者に解体処分を依頼

まずは、解体業者に解体処分を依頼する方法です。
いらなくなった重機を解体業者に依頼することで、引き取りから解体までの一連の作業をお願いすることができます。

また、故障している重機でも問題なく処分ができるので、処分に困ることもありません。
依頼するにはお金が掛かってしまいますが、確実に処分できるので、買取や下取りが難しい場合に利用しましょう。

2. 買取業者に買取を依頼

次は、買取業者に依頼して買い取ってもらう方法です。買取専門店に処分したい重機を査定してもらうことで、直接買い取ってもらうことができます。
重機の状態やメーカーなどによって買取金額が決まるため、予想以上に高く買い取ってもらえる可能性もあります。
処分費用を掛けずに済むので、まずは買取から検討するのがおすすめです。

3. 販売業者に下取りを依頼

最後は、重機の買い替え時に下取りとして処分する方法です。新しい重機を購入する際に、販売業者に依頼することで下取りできます。
しかし、販売業者は下取りに積極的ではないため、買取価格よりも安くなることがほとんどです。高値で売却したいのであれば買取を選びましょう。


重機の買取のメリット


処分する際にまずおすすめしたい方法が買取です。重機の処分に買取がおすすめな理由について詳しく解説しましょう。

1. 故障していても売れる

買取は、重機が故障していても買い取ってくれるケースがあります。
買取業者は重機本体だけでなく部品等も再販しています。

また、買取業者は修理技術も備わっているので、状態によっては修理も可能です。そのため、部品に価値があれば故障していても買い取ってくれるのです。

2. 買取価格が高額になることがある

買取業者によっては、重機の買取価格が相場より高額になることもあります。
買取業者は多くの再販ルートを持っており、重機を高値で売る経験やノウハウがあります。
特に日本メーカーの重機は海外でとても人気なので、海外への再販ルートを持っている買取業者は日本で売るより高値で販売できるのです。

高値で買い取っても利益を出せるような業者であれば、高額売却が期待できるでしょう。


買取ってもらうまでの流れ


ここからは、実際に買い取ってもらうまでの流れや準備すべき書類まで紹介していきます。


買取業者に無料査定を申し込み

まずは、買取業者に無料査定の申し込みをしましょう。申し込みは電話やインターネットから行えます。
この時に重機のメーカー、機材の型式、能力表示などを伝える必要があるので、事前に調べておく必要があります。

申し込み後は、買取業者から概算による買取金額の連絡がくるので、金額に問題ないか確認しましょう。

重機の買取査定

概算による買取金額に問題がなければ最終査定に進みます。
最終査定では、買取業者が実際に現物確認を行い、車の状態や書類などを確認して正式な買取金額を提示します。
買取金額に問題がなければ、このまま買い取ってもらいましょう。

契約に必要な書類を準備

売却が決まれば契約に必要な書類を準備しましょう。重機の大きさによって必要な書類が異なるので、下記に詳しくまとめておきます。

・大型特殊自動車の場合
車検証、自賠責保険証明書、納税証明書、譲渡証明書
委任状、印鑑登録証明書、リサイクル券、身分証明書

・小型特殊自動車の場合
委任状、印鑑登録証明書、リサイクル券、身分証明書、販売証明書、譲渡証明書

他にも、名義が異なる場合や未成年の場合によっても必要な書類が異なりますので、事前に調べておきましょう。

重機の引き取り

契約が成立すれば最後は重機の引き取りとなります。引き取りのタイミングで買い取り額のお支払いになります。しかし、業者によってお支払い方法やタイミングが異なるので契約時に確認しておきましょう。


高く買取ってもらうための2つのコツ


重機の買取はコツをおさえることで高額な買取も期待できます。ここでは、押さえておくべき点について紹介します。


1. 洗車で綺麗にしておく

現物確認の前に洗車しておきましょう。
重機本体の傷、汚れ、錆なども査定の対象になるため、事前に洗車しておくことで査定額が上がることがあります。
大切に使ってきたことのアピールにもなるので、買取業者の印象もよくなることでしょう。

2. 複数の買取業者で相見積もりをする

買取業者によっては得意とする重機が異なるので、買取価格に多少違いができます。
複数の業者で相見積もりを行うと価格競争させることができるので、買取価格を吊り上げることが可能です。

しかし、何社も見積もりを取るのは面倒でしょう。
そのため、相見積もりはネットで行う一括査定がおすすめです。
一括査定は一度申し込んでしまえば、複数の見積もりが手に入るため、忙しい方でも手間と時間を掛けずに行えます。


重機の処分は買取を検討しよう


重機の処分は買取がおすすめです。
買取であれば無駄な費用を掛けずに、お金を貰いつつ処分することができます。

また、買取までの流れはそれほど難しくありません。手順を1つずつ確実に行えば簡単にできます。買取のコツを参考にして高値で売却しましょう。
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重機を操作するには、法律で定められた資格が必要です。重機の種類やサイズによって必要な資格も異なるため、使用目的に応じてしっかり確認しておきましょう。 重機は、種類や用途に応じて、法律で定められた資格や講習の修了が必要になります。たとえば、現場でよく見かける油圧ショベルやブルドーザーなどを運転するには、「車両系建設機械運転技能講習」を修了していることが求められます。 この講習は、厚生労働省に認定された教習所などで受けることができ、学科と実技の両方があります。期間はおおむね3〜4日ほどで、費用は3万円から6万円程度が一般的です。すでにフォークリフトなど別の技能講習を受けている人は、講習時間が短縮されることもあります。 また、比較的小型の重機(機体重量3トン未満)であれば、「特別教育」という、より簡易な講習で操作可能になるケースもあります。これは1〜2日で修了でき、費用も1万円台と比較的リーズナブルです。 ほかにも、高所で作業するための高所作業車や、不整地を走行するクローラーダンプなど、それぞれに応じた技能講習があります。どの資格が必要かは、扱いたい重機の種類や現場の用途によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。 代表的な重機資格一覧 資格名 操作できる重機 取得方法 車両系建設機械運転技能講習(整地・運搬・積込み・掘削用) 油圧ショベル、ブルドーザーなど 教習所で講習を受講(学科+実技) 小型車両系建設機械特別教育 機体重量3t未満の建設機械 企業内講習や民間講習機関 不整地運搬車運転技能講習 クローラーダンプなど 教習所で講習受講 フォークリフト運転技能講習 倉庫作業用フォークリフト 全国の教習所で取得可能 高所作業車運転技能講習 作業床が2m以上の高所作業車 高所作業車用の講習受講が必要 ■資格取得の所要時間と費用目安 技能講習(車利用系建設機械など):3~4日、費用は約3万~6万円 特別講習(小型重機など):1~2日、費用は約1万~3万円 会社によっては、社員に資格を取らせるための補助制度や、資格手当が出る場合もあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。 レンタルと購入、コスト面での比較 重機を導入する際、多くの人が悩むのが「レンタルすべきか、購入すべきか」という点です。それぞれのメリット・デメリットを把握し、作業内容や使用頻度に合った選択をすることが重要です。 重機レンタルのメリット・デメリット メリット 初期費用を大幅に抑えられる。 必要なときだけ借りられるため、保管・維持コストが不要。 最新機種を使える場合も多い。 故障時のメンテナンス対応もレンタル会社が行ってくれる。 デメリット 長期利用になるとコストがかさむ。 繁忙期には希望機種が借りられない可能性がある。 使用頻度が高いとレンタル費が割高になるケースも。 重機購入のメリット・デメリット メリット 長期使用する場合はレンタルよりもコストが安くなる。 自社でいつでも使えるため、計画的な工期管理が可能。 中古市場での売却やリース転用もできる。 デメリット 高額な初期投資(数百万円〜数千万円)。 維持費(保険、車検、修理、保管スペース)が必要。 法改正や排ガス規制で旧型が使いにくくなるリスク。 【ケース別】購入とレンタルではどっちを選ぶべき? 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クラムシェルは河川の浚渫や水中掘削に用いられる掘削重機。長いアームとブームの先端に、二枚貝のように開閉するバケットを持ち、水中の土砂をすくい上げます。 水陸両用ブルドーザー 水陸両用ブルドーザーは、浅い水域で稼働できる特殊なブルドーザーです。通常のブルドーザーと同様に土砂を押し均す機能を持ちながら、浮力装置や特殊なクローラーを備えています。 湿地仕様油圧ショベル 浜辺や水際などの軟弱な地盤でも安定して作業できる油圧ショベルです。通常のクローラーに比べて設置面積が広いため、地盤に沈みにくくなっています。 河川などの水際作業で機械を導入する際には、施工環境(水中か陸上か、海か河川か) に応じた仕様を選ぶことが重要です。また、中古機械やレンタルを活用すればコストを抑えながら必要な機械を確保でき、現場の実情に合わせた柔軟な工事が可能になります。 作業効率を左右する「アタッチメント」の存在 土木工事の現場では、重機そのものだけでなく、先端に取り付ける「アタッチメント」の選択が作業効率を大きく左右します。特にユンボ(油圧ショベル)は、アタッチメントを交換することであらゆる作業に導入できるため、1台で複数の役割をこなす「マルチプレイヤー」となります。 代表的なアタッチメントと用途 バケット 標準装備で土砂の掘削や積込みに使用される基本ツールです。大きさや形状ごとの種類があるので使い分けることで、硬い地盤向け・大量積込み用などに対応できます。 ブレーカー 先端が鋭いハンマーのような構造で、コンクリートや岩盤を打ち砕くために使用されます。特に、解体工事や地盤改良工事では多用します。 グラップル 二股の爪で資材をつかむアタッチメントです。木材、廃材、鉄骨などを運搬でき、解体現場や処分場、林業などの現場で活躍します。 このようにアタッチメントを付け替えることで、掘る・壊す・つかむといった異なる作業を1台で実現可能です。 スケルトンバケット 底面に格子状の隙間があるバケットで、土砂と石・廃材をふるい分けて分別するのに便利です。造成工事や解体現場で、土と廃材を分けて積み込む用途で活躍します。 大割機 解体工事で、建物の柱や壁を粗く砕くための大型アタッチメントです。解体工事の初期工程で、建物全体を大きく壊すときに使用します。 小割機 大割機で崩したコンクリートを、ダンプトラックに積載できるようさらに細かく砕くためのアタッチメントです。解体現場では、瓦礫を処理しやすいサイズのコンクリ殻にして搬出を効率化します。 1台3役でコスト削減 通常であれば「掘削用」「解体用」「運搬用」と別々の重機を用意する必要がありますが、ユンボにアタッチメントを備えておけば1台で複数の作業をカバーできます。 結果として、導入コストの削減・現場スペースの節約・作業効率の向上につながります。 中古市場でのアタッチメント需要 中古重機市場では、アタッチメント付きのユンボは特に人気が高く、在庫が出れば早い者勝ちになるケースも少なくありません。 新品で購入すると高額になりやすいため、中古やレンタルで「バケット+ブレーカー+グラップル」といった複数装備を揃えるのは現場にとって大きなメリットです。 中古重機を活用したコストダウンのススメ 重機を新車で揃えると、莫大な導入コストがかかります。新品のユンボやブルドーザーは数百万円〜数千万円と高額で、短期的な現場や一時的な利用には負担が大きすぎます。そこで注目されるのが「中古重機」の活用です。 一時的な現場なら新品より中古がコスパ有利 短期間の工事や限定的な用途であれば、新品を購入するよりも中古重機を導入したほうが初期投資を大幅に抑えられます。 特に地方の小規模工事や補助的な用途では、中古のユンボやダンプトラックを活用することでコスト効率が格段に向上します。 重機を種類ごとに必要数揃えるとなれば、導入コスト、維持コスト、駐車スペースの確保と費用と手間がかかります。そのため、重機は中古でまかなう建設業者がほとんどです。 オーバースペックを避けることで維持費削減 「とりあえず大きい重機を買っておけば安心」という考え方は要注意です。現場規模に合わないオーバースペック機を導入すると、 ・燃料費がかさむ ・保守点検の費用が増える ・現場スペースを圧迫する といった無駄が生まれます。 必要十分なサイズと性能を持つ中古機を選ぶことが、購入費用だけでなく維持費の節約にもつながります。 中古重機を選ぶ際の注意点 中古は機体の状態によっては、消耗していたり不具合が生じやすい場合があるので注意が必要です。購入時には以下の点を必ずチェックしましょう。 【購入時のポイント】 整備履歴:定期点検が行われていたか、交換部品や修理歴を確認。 稼働時間(アワーメーター):走行距離に相当する重要な指標です。長時間稼働している機体は摩耗リスクが高い。 外観と動作確認:錆や油漏れの有無、アームやクローラーの動作を実際にチェック。 信頼できる販売業者から購入すること:不透明な取引や保証なしの販売はリスクが大きいので、実績ある業者を選ぶのが鉄則です。 重機の購入方法は、中古建機取扱い業者、オークションなどさまざまで、個人の都合に合った購入ルートを選べます。 いずれにせよ、「目当ての重機を見つけても一台だけに的を絞らない」「業者から購入する際は相見積もりを取る」「アフターサポートの内容を確認する」ということが大切です。 まとめ|土木工事と重機は切っても切れない関係 土木工事は重機なくして成り立ちません。安全、品質、効率を高めるには、現場や施工内容に合った重機選びが重要です。 ←トクワールドでは高品質な【中古建機・重機】を多数取り揃えております!

    #バックホウ#ブルドーザー#ホイールローダー

    2025/11/14

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  • 【クローラーの基礎知識】無限軌道!荒れ地で本領を発揮するクローラーとは?
    建機

    【クローラーの基礎知識】無限軌道!荒れ地で本領を発揮するクローラーとは?

    戦車と言えば、分厚い装甲で覆われた車体に、強力な主砲を備えた砲塔を搭載した戦闘車両で、力強くクローラーで走行する姿を誰もが思い描きます。建設機械や重機もクローラーによって移動するものが大半ですが、建設機械・重機も戦車と同じく、タイヤでは走破することが困難な不整地や悪路といった特殊な地盤で活動するためにクローラーを装備しています。 この記事でわかること クローラーのメリット・デメリット クローラーの構造 クローラーの種類 荒れ地で本領を発揮するクローラーとは 無限軌道、いわゆるクローラーは、キャタピラーや履帯、トラックベルトとも呼ばれ、バックホウなどの重機の移動を支える履帯装置のことです。クローラーを採用している車両は戦車などの軍用車両のほか、建設機械や林業機械、農業機械など、不整地走行を前提としている車両機械に多く使われています。 無限軌道(クローラー)は、1801年にイギリスで発明された足回りのメカニズムで、古くから研究されていました。その後、1904年アメリカのホルト社(キャタピラー社の前身)が自社の古いトラクターにクローラーを取り付けたものを農耕用トラクターとして商品化した結果、大ヒットを納めます。これが世界で初めて登場した建設機械であると言われています。 本格的なクローラーの実用化は第一次世界大戦中に進み、1916年には西部戦線においてイギリス軍が悪路や塹壕を突破する陸戦用車両として開発した世界で初めての戦車、マークⅠがソンムの戦いに実戦投入されます。以降、クローラー車両は、軍用車両や建設機械に広く普及していきました。 クローラーで走行する重機 クローラーで自走する重機は、不整地作業に欠かせない存在であり、数多くの機種が存在します。ここからは、クローラーで走行する代表的な重機と役割をご紹介します。 バックホウ(油圧ショベル) バックホウは、工事現場などで活躍する最も一般的な建設機械の一つです。アームとバケットを用いて、地面を「掘る」、土砂を「すくう」などの動作が可能です。土砂の掘削や搬送、整地作業で使用を行う建設機械で、クローラー式バックホウは、泥地や傾斜地など足場の悪い場所でも安定して作業が可能です。バックホウには機動性が高く単独での公道走行が可能なホイール式バックホウも存在します。 ブルドーザー ブルドーザーは、履帯式トラクターの車体前部にドーザーブレードを取り付けた建設機械です。前進しながらの押土や、整地作業が得意で、土木作業の基礎工事や盛土造りなどで使用されます。不整地や軟弱地盤での活動を前提としているため、河川工事や除雪作業にも活躍します。 クローラークレーン クローラークレーンは、クレーン装置の足回りにタイヤではなくクローラーを備えた移動式クレーンです。足回りの接地面積が広いため、全周方向でも同一の吊り上げ能力があるほか、不整地でも安定性の高いクレーン作業や軟弱地盤での使用も可能です。しかし、走行速度は時速3㎞程度と低速であるため、現場への移動時は運搬用のトレーラーなどに積載して運びます。 自走式スクリーン(選別機) スクリーンは、投入した原料を振動によってふるい分ける機械です。建設現場やゴミ処理場、採掘現場で使用され、解体ガラや残土、採石、木質チップ、廃棄物内の混合物などの仕分けを行います。自走式スクリーンはクローラーで走行するため、特に採石場や鉱山といった不整地の現場で活躍します。 クローラーダンプ(不整地運搬車) クローラーダンプは、土砂や資材などを運ぶ運搬車で、キャリアダンプとも呼ばれます。通常のタイヤ式ダンプトラックでは走行が難しい不整地や軟弱な地盤でも、クローラーの広い接地面積によってスムーズに作業を進めることが可能で、ダム建設現場や林業、農業などで使用されます。スピードは遅めですが、馬力が大きいため、軟弱地盤での重量物運搬でも効果を発揮するほか、小回りが効くので林内作業や林道などの狭い道幅でも活躍します。クローラーの構造 クローラーの基本構造は、シューと呼ばれる個々のプレートがつながっており、ローラーがこれを支える仕組みです。クローラーの構造は複雑で、主に以下のようなパーツで構成されています。 クローラーの主な構成パーツ シュープレート(履板) スプロケット(起動輪) アイドラー(誘導輪) ローラー(転輪) これらのパーツに加え、クローラーのベルトは緩みやすいため、張り具合(テンション)を調整するテンション調整機構がついています。これにより、クローラーがたるんだり、過度に張ったりしないよう調整され、常に適切なテンションが保たれます。テンションが適正でないと、スムーズな移動ができなくなったり、故障の原因となります。 シュー(履板) シュープレートは地面に接するプレート状の部品で、単にシューと呼ぶ場合も多いです。シューのひとつひとつはリンクという部品で連結されており、リンクはブッシュとピンで固定されています。 帯状に連結されたシューは、クローラーベルトと呼ばれ、スプロケット、アイドラー、ローラーを覆うように取り付けられています。また、金属製とゴム製の2種類があり、それぞれの素材によって用途が異なります。 スプロケット(起動輪) クローラーを動かすためのメインの歯車で、エンジンからの動力を履帯に伝える役割を担います。通常、車体の後部(または前側)に設置され、回転することでキャタピラ全体が動きます。スプロケットにはギザギザの歯がついていて、これがシューリンクのピンに噛み合いながらベルトを引っ張って動かします。 アイドラー(誘導輪) スプロケットとは反対側に位置するホイールで、クローラーの前部(または後部)にあります。スプロケットから伝わる力でクローラーをしっかりと張り、ズレずに地面と接触できるように調整しています。アイドラーがあることで、クローラーがきちんと回転しながら地面に接触し、安定した移動が可能になります。 ローラー(転輪) クローラーのベルトを支えるために、その下部に取り付けられた小さな車輪のようなものです。主に「下部ローラー」と「上部ローラー」があり、下部ローラーはクローラーが地面にしっかり接触して安定した動きを保つため、上部ローラーはクローラーのベルトがたるまないよう支えています。このローラーがあることで、重機の重さが均等に地面に伝わり、スムーズに進むことができます。 クローラーの種類 クローラーには大きく分けて「金属製クローラー」と「ゴム製クローラー」があり、それぞれ特性や使用場所に応じて適切なタイプが選ばれます。 金属製クローラー 金属製クローラーは、耐久性や強度が高いことから、過酷な現場や岩場での使用に向いています。シュープレートが金属製なので、鋭利な石や凹凸の多い地面に強い耐性があります。 また、鉄板を用いた板が連結されることで、車両の重量を分散させながら走行するため耐久性と安定性があり、大型の建設機械に多く採用されています。しかし、金属製クローラーは走行中に騒音が発生しやすく、舗装道路や住宅地では適さない場合がある点が課題です。 ゴム製クローラー ゴム製クローラーは、主に舗装道路や都市部での使用を想定して設計されています。ゴムの柔軟性により、金属製クローラーに比べて走行音が小さく、アスファルトやコンクリートを傷つけにくいのが特徴です。また、軽量であるため、車両全体の重量を抑えることができ、燃費の向上にも寄与します。 ゴム製クローラーは、アスファルト舗装の多い道路や、土壌を痛めたくない農地、住宅地での作業など、騒音や地面への影響を抑えたい環境での使用に適しています。ただし、鋭利な石や硬い地面での使用は、ゴムが損傷しやすいため注意が必要です。 キャタピラー(CAT)は会社の登録商品、履帯は軍事用語? よく耳にする「キャタピラー」という名称ですが、米国に本拠地を置いている大手建設機械メーカーであるキャタピラー社の登録商標です。 日本では、日本建設機械工業会によって「クローラー」もしくは「無限軌道」という名称が一般的に使用されていますが、自衛隊や軍事の世界では、クローラーを「履帯」「装軌」と呼称しています。 また、履帯で走行する戦車や装甲車などの車両を「装軌車」、タイや走行の車両を「装輪車」と呼んで区分しています。 このように、装軌車(履帯)と装輪車を明確に区別するには、戦術的に重要なそれぞれのメリットデメリットが存在するからです。これは建設機械でも似たような共通点があります。 【クローラーの特徴・メリット】クローラー(装軌車)はなぜ悪路でも走行できるのか 建設機械やトラクターなどの農耕車、軍用車両は、不整地のほかに斜面や雪道などでも活動、作業できることが求められるので、クローラーの重機、車両は廃れることなくいまだに現役で活躍しています。 どうしてクローラーは悪路や不整地でも自在に走れるのでしょうか。 特徴1:接地面積が広い クローラーが悪路などの不整地を自在に走り回れる理由は、車両と地面の接地圧にあります。クローラーの場合は、タイヤよりも地面との接地面積が広いため、車重が大きな範囲に分散されます。地面に加わる圧力が分散されることで、接地圧を大きく下げることができるので、不整地や軟弱な地盤でも安定した走行ができるのです。 また、クローラーの表面には凹凸の溝があり、左右2つの広い面積を持つクローラーが地面をしっかり捉えるため、低速走行でもタイヤ車両より強い牽引力を発揮します。ブルドーザーなどにはこの牽引力を利用したアタッチメントでリッパー装置というものがありますが、岩盤掘削や伐根などに利用できます。 特徴2:作業時も高い安定性がある 接地面積が広いことのメリットはまだあります。それは安定性が高いということです。戦車や自走榴弾砲などの強力な火砲を搭載している車両の場合は、射撃時に物凄い衝撃が車体に伝わります。その衝撃を受け止めるのに履帯よりも接地面積が少ないタイヤは不利です。 履帯は、広い面で地面と設置させることで、「発射時の衝撃を広い面で吸収できる」という効果があるため、大口径の火器を安定して運用するために履帯との相性がいいのです。 これは、建設機械・重機においても同じことが言えて、タイヤで走行する大型のホイールショベルやラフタークレーンですと、作業時にアウトリガー(車両の転倒を防ぐために、車体から左右に張り出して支える装置)を展開させる必要がありますが、接地面積が広いクローラー式のバックホウやクローラークレーンは、重量物を扱う際にアウトリガーがなくても作業ができます。 特徴3:障害物、段差、溝も簡単に通過できる 一般の車両が通過できる段差(垂直障害物)の高さは、車輪の高さの約半分(高さ1mの段差を通過するには最低2mの車輪が必要)ですが、クローラー車両は、起動輪の高さ程度までは通過可能なため、障害物を容易に突破します。 タイヤに比べてクローラー車両は、障害物や段差を超えるのに車輪の高さがそれほど必要ない、ということですが、車体の高さが低いほど、戦闘時に敵に発見される可能性も下げられるというメリットがあります。なるべく車高を低くするために、現在の主力戦車は砲塔が横に広くフラットな形状のものが主流です。 加えて、大きな窪みや溝がある場合にも、軌道を常に支えているクローラーの方が簡単に通過できます。これは、山間部や災害復旧での工事や林業に使う重機にとって大きなメリットですが、戦車にとっては、塹壕や障害物を超えられるため機動力を発揮できます。 クローラーにも欠点がある!タイヤとの違いについて クローラーは、建設現場や不整地での作業に優れた性能を発揮しますが、万能ではありません。その構造や特性から、タイヤ車両と比較していくつかのデメリットが存在します。 クローラーのデメリット クローラーには次のようなデメリットが挙げられます。 公道走行ができない 燃費が悪い メンテナンスコストが高い デメリット1:公道走行ができない! 建設機械などのクローラーを装備した車両は、道路の保護と交通の安全を確保するために、公道走行を基本的に禁止としています。クローラーは舗装された道路を損傷させる可能性があるほか、建設機械などの重機は、高速での移動が困難です。 日本の道路交通法では、車両が公道を走行するためにはタイヤが装備されていることが原則となっており、クローラー車両は車両区分として特殊車両に分類されています。通常は農地や建設現場、工事現場などでの使用が前提となっているため、これに適合しません。 クローラーを装備した重機を現場や遠方に移動させる際は、輸送用のトラックやトレーラーなどを別に準備して運送する必要があります。また、必要に応じて公道を走行させる場合は、法的手続きや追加の設備(例:ゴム製カバーの装着など)を整えることが求められます。 長距離の移動が必要な場合や複数の作業現場を短時間で移動する際には、効率が低下するため、特に都市部や広い作業現場ではタイヤ式の重機が選ばれます。 デメリット2:燃費が悪い 接地面積が広いクローラー車両はタイヤで走る車両と比較して圧倒的に燃費が悪いです。建設機械は、車両自体も非常に重いですが、鉄製クローラーの場合だと重機全体の重量はさらに増します。そのため、重機には馬力、トルクに優れた大型のエンジンが必要で、走るのに必要なエネルギーが大きく、大量の燃料を消費します。 タイヤの転がり抵抗は、クローラーの摩擦力よりも小さいので、燃費向上にもつながります。 デメリット3:メンテナンスコストが高い クローラーは走行時に地面からの振動や衝撃を車体全体に伝えやすく、直接駆動軸に影響を与えます。この振動や衝撃は、特に車軸周辺に大きな負荷をかけるため、衝撃荷重を想定した堅牢な設計が求められるわけですが、クローラーは1箇所でも小さなひび割れが入ると切れたりする可能性もあります。 クローラーが切れると、走行不能になり再度走れるようになるには大きな手間だけでなく、修理コストが高額になる可能性があります。また、交換後のクローラーは産業廃棄物として扱われるため、一般ゴミとして廃棄することができません。そのため、クローラーは処分に費用がかかります。 エアータイヤの場合は、内部に空気が入っているためクッション性があります。これは、地面から伝わる振動や衝撃を受け止めるサスペンションの効果を果たします。クローラーは、その構造上、タイヤ車両よりも多くの可動部品を含んでおり、定期的な点検や部品交換が必要ということを理解しておきましょう。 建設機械も兵器もタイヤ走行の重機がトレンド? 工事現場などで使用されるバックホウの多くは足回りがクローラーになっていますが、都市部ではタイヤで走行するバックホウを良く見かけます。建設機械といえば、不整地でも安定した走破性と作業性を発揮できるクローラー走行の重機が一般的でした。しかし、近年ではタイヤ走行のホイール式重機の需要が高まっています。 その理由は、現場ニーズの変化と維持・運用コストにあると考えられます。 国土交通省によると、高度経済成長期以降に整備された道路橋、トンネル、下水道、港湾等などは、今後20年間に渡って建設後50年を経過するインフラ設備の割合が、加速的に高くなると見込んでおり、一斉に老朽化するインフラを戦略的に維持管理・更新することが求められています。※引用:国土交通省(インフラメンテナンス情報)より 高度経済成長期には、山間部を切り開いた高速道路建設やダム建設、宅地造成、都市化に伴うビル建設や区画整備といった大規模工事の入札が多くありました。そのため、不整地におけるクローラー重機の需要はピークを迎えていました。しかし、インフラの老朽化が課題となっている現代では、大規模プロジェクトを受け持つのは一部の大手企業で、その他の中小企業は複数の小規模の工事を受け持っていることが一般的です。 そのため、機動性があり、公道での単独走行、ある程度の長距離走行が可能なホイール式(タイヤ)建設機械の需要が伸びています。また、部品の価格や燃料の価格高騰もホイール式建設機械の普及を後押ししていると推察できます。 タイヤ車両は、クローラー車両よりも燃費、メンテナンスコストなどの維持費にも優れ、現場への移動に回送用のトラックを別途用意する必要がないため、輸送コストもかかりません。 よって、クローラー車両よりも軽量で、若干の不整地、悪路面であればクローラーより高速移動が可能で振動が少なく故障率が低いタイヤ走行の建設機械に、昨今は注目が集まっています。軍事業界でも似たような思想があり、履帯ではなく装輪式を採用したタイプの車両を積極的に運用する流れが見られています。 ※陸上自衛隊が装備する16式機動戦闘車(通称:MCV)。優れた空輸性、路上機動性を有し、主武装に105㎜砲を備えた装輪戦闘車両。即応機動連隊や戦闘偵察大隊に配備され、身軽さを活かした機動展開や威力偵察など戦車の役割を一部代替する。 重機も兵器も、故障のリスクが低く燃費が良いことは長時間の任務(作業)にも優れるという点は大きなメリットになるでしょう。しかし、国土のほとんどに山林と河川が広がり、積雪が伴う日本国内では、悪路や過酷な作業環境でも活動できるクローラー重機が廃れることはありません。 まとめ クローラーは、その特性を理解し、適切な場面で使用することで最大限の効果を発揮します。デメリットを踏まえた上で、タイヤ式との使い分けを検討することが、作業効率を向上させる鍵となるでしょう。

    #ユンボ#バックホー#バックホウ

    2025/01/30

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