中古建設機械情報・ニュース【トクワールド】の高所作業車の運転技能講習を受講する前に不安要素を無くしておこう。試験内容や抑えておくべきポイントを解説します

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高所作業車の運転技能講習を受講する前に不安要素を無くしておこう。試験内容や抑えておくべきポイントを解説します

高所作業車

2022/08/24

14,998

高所作業車の運転技能講習を受講する前に不安要素を無くしておこう。試験内容や抑えておくべきポイントを解説します

高所作業車の運転技能講習は、毎年大人数が受講する人気の国家資格です。
国家資格という響きで一見難しそうな印象を受けますが、高所作業車の運転技能講習は合格率99%です。

高所作業車の運転技能講習を受講する前に知っておきたいポイント。

● なぜこれほどまで合格率が高いのか
● 確実に資格を取得するために知っておくべきポイントは何か

今回の記事は、これらを分かりやすくまとめました。

また、高所作業車の運転技能講習にかかる時間や試験内容など、基本情報もまとめてお伝えします。

高所作業車を操作できれば、キャリアップに繋がり現場で即戦力として働けます。

高所作業車と運転技能講習について知ろう!

まずは、高所作業車や運転技能講習について簡単に解説します。

●高所作業車の定義とは?
●運転技能講習とは?

自分が受講する講習の知識を身につけておくことによって、内容が頭に入ってきやすくなります。
既に理解している方も、復習は大切です見直しのつもりで読んでください。

高所作業車の定義とは?
高所作業車は、インフラ整備などで使用されている建設重機です。
しかし、インフラ整備だけに使用されているわけではありません。
もっと皆さんが身近に感じられる、飛行機の点検、ドラマや映画の撮影にも使用されています。

高所作業車の定義は、以下になります。

●走行機能が搭載されており、自身の動力で不特定多数の場所へ移動ができる
●動力を利用して作業床の上昇と下降を行える
●作業床を2m以上の高さにでき、人が搭乗したまま走行や上昇ができる

高所での作業は、事故が多く問題視されていました。
その問題を解決してくれたのが、高所作業車です。

高所作業車の定義とは?

高所作業車は、インフラ整備などで使用されている建設重機です。
しかし、インフラ整備だけに使用されているわけではありません。
もっと皆さんが身近に感じられる、飛行機の点検、ドラマや映画の撮影にも使用されています。

高所作業車の定義は、以下になります。

●走行機能が搭載されており、自身の動力で不特定多数の場所へ移動ができる
●動力を利用して作業床の上昇と下降を行える
●作業床を2m以上の高さにでき、人が搭乗したまま走行や上昇ができる

高所での作業は、事故が多く問題視されていました。
その問題を解決してくれたのが、高所作業車です。

運転技能講習とは?

運転技能講習は、労働安全衛生法で規定されている国家資格です。
危険な作業や特別な技術が必要と判断された作業において、最低限の知識を身につけていただくことを目的としています。

あくまで、最低限の知識を身につけることが目的なので、資格の取得が難しいというわけではありません。
その後の技術は、実践あるのみです。現場で学んでいく姿勢が大切になります。

高所作業車の運転技能講習と特別教育の違いとは?

高所作業車の資格は、2種類あります。

●高所作業車運転技能講習
●高所作業車運転特別教育

どちらも、非常に人気の高い資格です。

「何が違うの?」と疑問に思った方もいるのではないでしょうか?
最大の違いは、運転できる高所作業車にあります。技能講習の方が、特別教育に比べて運転できる高所作業車の幅が広いです。

その他の違いとして、講習時間や試験の有無などがあります。
1つ1つ詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

運転できる高所作業車の能力が違う

技能講習と特別教育は、運転できる高所作業車の能力が違います。
高所作業車技能講習 高所作業車の上昇能力が10m以上
高所作業車特別教育 高所作業車の上昇能力が10m未満
運転技能講習の資格を取得すれば、上昇能力10m未満の高所作業車も運転できます。
つまり、上昇能力に関係なく全ての高所作業車を運転できるということです。

したがって、特別教育で事足りる場合でも上昇能力が10m以上の高所作業車に乗る可能性がある場合は、運転技能講習を受講してください。

運転技能講習と特別教育では時間や費用が違う

次に、講習の内容について詳しく解説していきます。
運転技能講習は、特別教育に比べると時間や費用の負担が大きくなります。
上昇能力10m以上の高所作業車を運転するのは、その分危険が増すということです。

具体的には、以下のような違いがあります。
高所作業車運転技能講習
講習の時間 12時間~17時間
講習の費用 約4万円

高所作業車運転特別教育
講習の時間 9時間
講習の費用 約2万円
運転技能講習は、金額や時間の負担が大きくなってしないますが、上昇能力を気にしないで高所作業車を運転できるのはメリットになります。

高所作業車の運転技能講習には、学科試験と実技試験がある

特別教育に学科試験や実技試験はありません。基本的には、真面目に講習を受けてさえいれば合格します。
しかし、技能講習は試験があります。
試験に合格できなかった場合、資格は取得できません。

試験と聞くと不安になる方もいるかもしれませんが、心配しなくても大丈夫です。
運転技能講習の試験は、落とすための試験ではなく、講義を聞いていたか確認する試験です。講義をしっかりと聞いていれば合格を目指せます。

運転技能講習は、修了証の発行が義務付けられている

運転技能講習の資格を取得したら、修了証を貰いましょう。

特別教育では、教育をした記録さえあれば修了証の発行は、義務付けられていませんでした。
しかし、運転技能講習では教習所が修了証の発行をしなければならないと義務付けられています。

現場では、高所作業車を運転していると現場監督に資格を見してほしいと言われることもあります。
トラブルが起きた時のために、仕事中は常に携帯しておくことをおすすめします。

高所作業車の運転技能講習の詳しい講習内容

高所作業車の運転技能講習がどのようなものか、イメージできたでしょうか?
次に、講習内容をさらに詳しく解説していきます。

講習の内容と時間は、以下のようになります。
学科
作業に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識 5時間
原動機と電気に関する知識 3時間
運転に必要な一般的な知識 2時間
関係法令 1時間
実技
高所作業車の作業に必要な装置の操作 6時間
この講習内容にプラスして、学科と実技の試験があります。

合計17時間と非常に長丁場です。
教習所によりますが、この内容を2日間〜2.5日間でこなしていきます。

「17時間も拘束されるのか… 長すぎる!」と思った人方もいるのではないでしょうか?

実は、学科の時間を短縮する方法があります。
自分が既に取得している資格によって学科講習を一部免除という制度があります。

この後解説します。

学科試験と実技試験の内容を知っておこう

次に、学科試験と実技試験の内容について解説します。

学科試験

学科試験は、4択問題のマークシート方式で行われます。
各講習の分野に分かれており、1つでも4割以上の点数が取れていない分野があれば、不合格になってしまいます。

試験に出るのは、本当に重要な部分のみです。ひっかけ問題等もありません。
しっかりと、講義を聞いて試験前は、復習するようにしてください。

実技試験

実技試験は、減点方式での試験です。
したがって、1つ1つ確実に操作を行い、焦らないことが大切になります。

試験内容は、高いところに設置してある紐から、洗濯ばさみを取り外すという内容です。
制限時間は6分になります。

合図と声掛けを徹底する、アーム操作の順番を守る等の基本的な事を行えば、不合格になることはありません。
適度な緊張感を持って試験に挑んでください!

高所作業車の運転技能講習を合格するためのポイント

ここまで高所作業車の運転技能講習がどのようなものか説明しました。
次に、高所作業車の運転技能講習に合格するためのポイントを解説していきます。

今回紹介するポイントは、
●合格率の高さ
●試験合格に必要な総合点数
●真面目に受講することの大切さ

になります。

合格率は99%以上なので、難しくはない

高所作業車の運転技能講習は、合格率99%以上を誇ります。
国家試験と聞くと、難しいのではと思うかもしれませんが、そうではありません。

前述しましたが、人を落とすための講習ではなく、最低限の知識を身につけてもらうことを目的としているためです。

この合格率の高さから、毎年多くの人が資格を取得しています。自信を持って講習を受講してください。

試験合格には6割以上の点数を取る必要がある

学科試験や実技試験では、6割以上が合格点と言われています。
さらに、学科試験では各講習での試験で4割以上の点数を取ることが必須です。

真面目に受けて、話をよく聞こう

1番大切なことは、真面目に講習を受けることです。
合格率99%以上の資格なので、真面目に講習を受講すれば合格します。

試験の問題に関しても、講師の方が大切なポイントを強調して伝えてくれるためしっかりとメモしてください。
そのポイントを押さえておけば6割以上の点数を取ることは難しくありません。

実際に不合格になっている1%の方は、遅刻や欠席をした人。講習中に居眠りやスマートフォンを触っていた人です。

講師の方は、皆さんの命を守るために高所作業車で守るべきルールを教えてくれます。
真面目に受けて、しっかり勉強してください。

運転技能講習の学科を一部免除できる資格とは?

次に、取得していると学科の講習が一部免除になる資格を紹介します。

免除になる資格と聞くと、ものすごい専門性がある資格だと思うかもしれません。
しかし、ごく一般的な資格でも、学科講習を免除してくれます。

教習所に支払う費用も変わってきますので、お持ちの資格を確認してみてください。

有利になる資格一覧

学科講習を免除してくれる資格
●移動式クレーン運転免許
●小型移動式クレーン運転技能講習
●大型特殊自動車免許
●大型自動車免許
●普通自動車免許
●フォークリフト運転技能講習
●ショベルローダー等運転技能講習
●車両系建設機械運転技能講習(整地等、基礎、解体)
●不整地運搬車運転技能講習

一番注目してほしいのが、普通自動車免許です。
非常に一般的な資格なので、取得している方も多いのではないでしょうか?

また、これらの資格は大きく分けて2つのパターンに分類できます。
中には、講習を5時間ほど免除してくれる資格もあるのです。

免除される資格は大きく分けると2パターンある

高所作業車の運転技能講習は、基本的にどの教習所でも3つのプランがあります。

講習の時間を一番免除してくれる資格
●移動式クレーン運転免許
●小型移動式クレーン運転技能講習

これらの資格は、

●原動機および電気に関する知識
●運転に必要な一般事項に関する知識

この2つを免除できます。
時間にすると、計5時間。費用は、5千円ほどです。

上記の資格を取得している方は、忘れずに申請しましょう。

普通自動車免許など他の資格は、運転に必要な一般事項に関する知識の講習を免除してくれます。
時間にすると、計3時間。費用は、3千円ほどです。

このように、高所作業車の運転技能講習は、

1.17時間
2.14時間
3.12時間

の3種類があります。

高所作業車を安全に使用するために気を付けること

高所作業車の運転技能講習は、実技に6時間かかります。
決して、短い時間ではありません。

便利な反面、危険もあるということです。

高所作業車での代表的な事故は、3つあります。

● 高所作業車からの墜落
● 頭上にある構造物との接触
● 周囲の人との接触

運転技能講習の実技では、これらの事故が起きないように丁寧に操作方法や合図関係を教えてくれます。

実技試験の時だけ守るのではなく、現場に配属されても必ず安全第一で作業するようにしてください。
高所作業車の運転技能講習|まとめ
今回は、高所作業車の運転技能講習について解説しました。
改めて、この記事でお伝えしたかったポイントをまとめると以下のようになります。
  • 運転技能講習に合格すれば、全ての高所作業車を運転できる
  • 運転技能講習は、特別教育に比べると負担は大きくなるが、メリットも大きい
  • 学科試験と実技試験では、6割以上の点数を取る必要がある
  • 高所作業車の運転技能講習は、合格率99%以上を誇る。真面目に講習を受講するのが一番大切になる
  • 講習の内容を一部免除してくれる資格がある

この記事を読んだ方皆様が、無事合格できれば嬉しく思います。

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    高所作業は建築物や構造物を施工する場合に必須となる作業です。 労働安全衛生法では高さが2m以上で作業を行う場合、作業床と手摺などの囲いを設けて墜落を防止することを原則としています。つまり、高所作業は高さ2m以上の箇所で行う作業ということです。 また、厚生労働省が発表している労働災害状況を見ると、建設業界の死亡事故で1番の割合を占めているのが墜落・転落災害です。 ゆえに、労働安全衛生法では高所作業に関する法律が多く定められており、建設業界で働く人々は高所作業について学ばなければなりません。 この記事では現場監督者の経験者より話を伺い、どこよりも詳しくお伝えします。 高所作業とは何か 高所作業の危険性 高所作業で必要になる資格 また、高所作業では高所作業車の使用が頻繁です。そのため、高所作業車に関する危険性についても網羅しています。 高所作業の安全について理解を深めておかなければならない、新人現場監督の方にこそ、読んでもらいたい内容となっています。ぜひ、最後までお読みください! 高所作業とは? 労働安全衛生法令の労働安全衛生規則518条には「事業者は高さが2m以上の箇所で作業を行う場合においては、足場を組み立てる等の方法により作業床を設けなければならない」とされています。 つまり、2m以上の箇所から墜落すると命の危険があるということ。これが、高所作業は2m以上からと認識されている理由です。 実際に、芸能人が番組収録中に2mの位置から転落し、全治6週間の大怪我をしたという報道もあります。 このように、人は2m以上の箇所からの墜落でも命の危険があるため、労働安全衛生規則で定められているのです。 2m以上と言われても、想像しづらいかもしれません。その場合は、街中でよく見かける自動販売機をイメージしてください。自動販売機は約2mの高さになります。 事業者って何? 事業者とは、労働者を使用して仕事を行っている人のこと。建設現場では、現場監督や職長などが該当します! 死亡事故で1番の割合を占めているのが墜落・転落災害 前述したように労働安全衛生法令では、高所作業に関しての取り決めが多く定められています。その理由は、墜落・転落災害がもっとも死亡事故につながりやすいためです。 厚生労働省が発表している「平成30年 労働災害発生状況」を参照すると、909件の死亡災害が発生しています。その中でも墜落・転落災害による死亡事故は、256件。およそ28%の割合を占めています。約4人に1人は、墜落・転落災害で死亡しているのです。 2番目に割合を占めているのが、交通事故で約19%になります。墜落・転落災害と交通事故で半数を占めているため、現場では墜落・転落災害を防止することがもっとも大切というわけです。 このあとの章では、高所作業のシチュエーションや資格、墜落・転落災害の実例を紹介します。建設現場で働いている方は自分の命を守るためにも記事を最後まで読み、理解を深めることをおすすめします! 墜落と転落の違いって何? 墜落と転落の違いは、落ちているときに体が宙に浮いているかどうか! 完全に宙に浮いている場合は墜落。何かしらに体が接触している場合は転落になります。 よくある高所作業のシチュエーション3選 「高所作業の具体的なシチュエーションが分からない!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか? そんな方に向けて、建設現場でよくある高所作業のシチュエーションを紹介します。 シチュエーション1:高所作業車での作業 高所作業車は建設重機の1種です。街中でのインフラ整備などで頻繁に使用されるため、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか? 高所作業車の定義には「作業床を2m以上の高さに上昇させられる」という決まりが含まれています。つまり、高所作業車を使用した場合は高所作業になるということです。 高所作業車は、人の手が届かない場所でなおかつ、足場を組み立てるのが困難な場合に使用されます。また、垂直式高所作業車という種類も存在しており、狭い箇所で大いに活躍してくれる高所作業車です。 高所作業車でよく起きる墜落災害は、以下の通りです。 高所作業車のバランスが崩れ、転倒してしまう 高所作業車から身を乗り出したために、墜落してしまう 作業床で重量物を持った際にバランスを崩し、墜落してしまう これらの高所作業車の墜落災害については、このあと1つ1つ詳しく解説します。 シチュエーション2:屋根や山留材の上での作業 屋根の補修作業や山留材の設置・撤去作業など、建設現場ではよく見る光景です。 山留材に関しては、立坑が深くなればなるほど墜落時の危険性が高まります。現場にもよりますが、山留材から地面までが6m以上になる場合もあり、 墜落した場合はひとたまりもありません。 屋根の補修作業に関しては、足元の確認を怠ってしまい、足を踏み外すことによる転落災害がもっとも発生しやすいです。建物が古くなっていると屋根がボロボロになっていることもあり、踏み抜いてしまうことも考えられます。 屋根や山留材の上では、常に危険と隣り合わせであることを忘れないでください。事業者の方は、親綱などの安全措置を十分に行う必要があります。 シチュエーション3:高層ビルの窓清掃や設備点検作業 高層ビルでは定期的に業者の方が、窓の清掃や設備の点検を行います。 もちろん、普段から高層ビルで作業をしているプロの方が行いますが、それでも災害が起きてしまうのが高所作業の恐ろしさです。建設現場でも高所作業は鳶工の人が行うのが一般的です。しかし、慣れているプロだからといって安全を怠らないように意識してください。 高層ビルの窓清掃や設備点検は、専用のゴンドラに乗って行います。ゴンドラに何かしらの衝撃がおきて墜落してしまうケースがよくある災害事例です。 高所作業をする際に取得しておくべき3つの資格 次に、高所作業で取得しておくべき資格について解説します。高所作業自体に資格は存在しませんが、これから解説するフルハーネス特別教育は間違いなく必要になる場面があります。 今回解説する資格は、以下の通りです。 フルハーネス特別教育 ロープ高所作業特別教育 高所作業車技能講習 これらの資格が必要になる作業は、頻繁にあります。 1つ注意点として、絶対に無資格の状態で作業をしてはなりません。受講時間や費用に関しても記載しますので、参考にしてください。 資格1:フルハーネス特別教育 墜落制止用器具には、以下の2種類が存在します。 胴ベルト型 フルハーネス型 胴ベルト型とは、腰の部分に1本のベルトを巻くタイプの墜落制止用器具です。胴ベルト型の墜落制止用器具は昭和25年頃に開発され、建設現場で働く多くの労働者を支えてきました。 しかし、胴ベルト型には欠点が存在します。それは、宙吊りになった際の腹周りの圧迫や耐久性に関しての不安です。これらの問題を解決するために、フルハーネス型の墜落制止用器具が開発されました。 フルハーネス型は体全体を覆うように何本ものベルトを巻くため、安全性が優れています。 また、墜落した場合も胴ベルト型に比べて安定した状態で宙づりになるため、圧迫感をあまり感じません。 労働安全衛生規則519条では「作業床を設けるのが困難な場合や囲い、手すりを取り外す際には労働者に墜落制止用器具を使用させる等、墜落による危険を防止する措置を講じなければならない」と定められています。 建設現場では、足場の一部を取り外して作業を行う場合が多々あります。その際には、必ず墜落制止用器具を使用しなければなりません。 また、墜落制止用器具はフルハーネス型を使用することが原則になっていますが、胴ベルト型を使用できる条件があります。その条件とは、以下の通りです。 作業箇所の高さが6.75m以下 フルハーネス型では地面に到達してしまう場合 法令上は6.75m以下の箇所で胴ベルトを使用できますが、一般的な建設作業の場合、5mを超えている箇所ではフルハーネス型の使用が推奨されています。 フルハーネス特別教育は学科が4.5時間。実技が1.5時間の計6時間で取得可能です。受講する機関によりますが、費用は1万円前後になります。 まだフルハーネス特別教育の資格を取得していない方は、近くの労働基準協会のHPを検索してみてください。 安全帯の規格が変更。 正式名称を墜落制止用器具へ この記事では、一貫して「墜落制止用器具」という言葉を使用しています。労働安全衛生法施行令の一部改正により「安全帯」の呼び方が「墜落制止用器具」に改正されたためです。 呼び方だけではなく、性能要求など規格の見直しも行われ、平成31年2月1日から「墜落制止用器具の規格」が適用されました。ゆえに、「安全帯の規格」と記載されている胴ベルトやフルハーネスを使用していると法令違反になります。 実際に、胴ベルトやフルハーネスを使用している方は1度確認してみてください。 資格2:ロープ高所作業特別教育 ロープ高所作業特別教育の資格を取得すると、ロープを使用した高所作業が行えるようになります。ロープを使用する場面として挙げられるのが、のり面での保護工事などです。 のり面とは、人工的な手を加えられて作られた斜面のことを指します。斜面では足場などの作業床を組み立てることができません。ですので、ロープを使用することが一般的です。 ロープ高所作業特別教育では、ロープについての正しい知識を身に付け、転落災害の防止を目的としています。 頻繁に使用する資格ではないため、該当する作業を行う場合に資格を取得するのがおすすめです。学科が4時間と実技が3時間の計7時間でロープ高所作業特別教育は取得できます。費用に関しても、1万円前後で受講可能です。 資格3:高所作業車技能講習 前述したように、手の届かない箇所では高所作業車を使用して作業を行います。その際は、高所作業車の資格が必要です。 高所作業車の資格は2種類あります。 高所作業車技能講習 高所作業車特別教育 2つの資格の違いは、操作できる高所作業車の能力にあります。高所作業車特別教育では、上昇能力10m未満の高所作業車しか操作できません。 どちらの資格を取得しようか悩んでいる方は、すべての高所作業車を操作できるようになる技能講習の取得をおすすめします。 高所作業車技能講習は、学科が10時間と実技が6時間の計16時間で取得可能です。特別教育と違い、取得までに2〜3日かかります。こちらも受講する機関によりますが、費用は4万円前後です。 高所作業車使用時に起きやすい墜落災害とは?高所作業車の転倒による墜落災害 トラック式高所作業車はアウトリガーという装置を張り出して使用します。アウトリガーを軟弱な地盤に張り出してしまうと、高所作業車のバランスが崩れ、転倒する恐れがあります。 高所作業車が転倒すれば作業床で作業をしている人が大変危険です。事前に敷鉄板を敷設するなど対策を講じるようにしてください。 身を乗り出して作業してしまう 高所作業車での作業において身を乗り出して作業することは、少しでもバランスを崩せばそのまま墜落してしまうため、大変危険な行為です。 実際に、現場で過去の災害事例などを目にする機会がありますが、高所作業車での墜落災害は身を乗り出して作業していたため、発生してしまうことがわかります。 高所作業車では墜落制止用器具を必ず使用して、作業床を作業位置までこまめに操作するようにしてください。 重量物を持ち、バランスを崩してしまう 高所作業車の作業床で重量物を持つ行為は、大変危険です。バランスを崩して墜落してしまう可能性があります。 皆さんも普段の生活で重量物を持った際に、足元がふらついた経験があるのではないでしょうか? 1度バランスを崩すと、高所作業車では重大災害に繋がることを忘れてはいけません。 どうしても重量物を持つ必要がある場合は、墜落制止用器具がしっかりと機能しているかどうか確認してください。確認後、体勢を整えて作業を開始することをおすすめします。 まとめ|今からでも遅くない! 高所作業について理解をふかめよう この記事では、高所作業についてどこよりも詳しく解説しました。 今回ポイントを改めてまとめると、以下の通りです。 高所作業は2m以上での作業のこと 墜落・転落災害は死亡事故の1番の原因である 高所作業に関する資格の中で、フルハーネス特別教育がもっとも大切になる 安全帯の規格が改正されたように、高所作業に関する法律は今後も強化されると予想できます。建設現場で働くすべての人々の命を守るためにも、正しい知識を身に付けるようにしてください!

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    高所作業車

    高所作業車の種類がすべて分かる!それぞれの特徴も徹底解説

    目次 高所での作業に使用される建設機械が高所作業車です 高所作業車とは? 高所作業車の種類は大分類で7種類ある 様々な種類の高所作業車が開発された理由とは? 高所作業車の種類別!特徴や得意な作業箇所 高所作業車の種類ごとに必要な資格は変わらない 高所作業車には少し変わった種類がある!3つ紹介 まとめ 高所での作業に使用される建設機械が高所作業車です 近年では、多種多様な高所作業車が開発されたこともあり、様々な場所で見かけることが多くなりました。 しかし、実際に高所作業車の資格を取得している人でも、種類をすべて把握している人は少ないと思います。 各種類の高所作業車の特徴を知り、適材適所で使用すれば事故のリスクを減らせます。 高所作業車は、大まかに分類して7種類あります。 現場監督経験者が、種類についてまとめました。 記事のポイント ●高所作業車の種類ごとの特徴が分かる ●高所作業車の種類によって資格が変わるのか分かる ●一風変わった高所作業車の紹介 高所作業車とは? 高所作業車の種類を紹介する前に、高所作業車の定義について解説します。 そもそも、高所作業車という建設機械が分からない方は、参考にしてください。 高所作業車として認められるには、以下の3つの定義を満たす必要があります。 ●上昇高さが2m以上になる作業床を搭載しており、人の搭乗ができる ●自身の動力を使用して作業床の上昇や下降を行っている ●不特定の作業場所に自身で移動ができる その他にも、労働安全衛生法第42条の規定に基づき、高所作業における様々な規格が定められています。 強度や安定面など細かく定められています。 基本的な定義をしっかりと覚え、細かいところは必要な場面で確認するようにしてください。 高所作業車の種類は大分類で7種類ある 次に、高所作業の種類について解説します。 高所作業車は、社団法人日本建設機械協会規格(JCMAS)によると7種類に分けられます。 簡単な特徴を表にまとめました。 伸縮ブーム型高所作業車 ブームが伸縮する高所作業車 屈折ブーム型高所作業車 ブームが屈折する高所作業車 混合ブーム型高所作業車 ブームが伸縮と屈折に対応している高所作業車 垂直昇降型高所作業車 作業床が垂直に上下する高所作業車 クローラ型高所作業車 クローラーベルトで走行する高所作業車 ホイール型高所作業車 タイヤで走行する高所作業車 トラック型高所作業車 トラックに高所装置を搭載した高所作業車 この7種類は、2つのパターンに分類できます。 1つ目が上昇方法。2つ目が移動方法です。 上昇方法は、伸縮ブーム型から垂直昇降型高所作業車までになります。 作業床をどのように上昇させるかによって、種類が分かれるのが特徴です。 2つ目の移動方法は、クローラ型からトラック型高所作業車までです。 高所作業車自体が、何で走行するのかによって種類が分かれています。 さらに、細かく分けられますが、基本的には、前述した7種類になります。 様々な種類の高所作業車が開発された理由とは? なぜこれだけ多くの高所作業車が開発されたのでしょうか? それは、多くの需要がありどんな場所でも対応できるようにするためです。 高所作業車は、ビルの窓清掃から倉庫での資材整理に至るまで、様々な場所で必要とされています。 倉庫の中は非常に狭く、大型の高所作業車を使用するわけにはいきません。 また、ビルの窓清掃では、ある程度の作業高さが必要になってきます。 このように、多様な場所で必要とされるからこそ課題が見つかり、課題を解決するために様々な種類の高所作業車が開発されました。 そんな高所作業車のおかげで、毎日不便なく清潔な町で暮らせているのです。 高所作業車の種類別!特徴や得意な作業箇所 次に、表でまとめた高所作業車を1つ1つ詳しく解説します。 適材適所で高所作業車を利用するために、それぞれの特性を理解することが大事です。 伸縮ブーム型高所作業車 伸縮ブーム型高所作業車は、ブームが伸縮することによって高さを調整する高所作業車で、もっとも一般的かつ多く普及しています。 伸縮ブーム型は、ブームがまっすぐに伸びていくため、以下のような特徴があります。 ●作業床の位置を調整しやすい ●開けた広い場所で作業がしやすい その反面、ブームをまっすぐにしか動かせないので、狭い場所や障害物が苦手です。 得意としている作業は非常に多く、インフラ整備やビル工事など、幅広い分野で活躍しています。 屈折ブーム型高所作業車 屈折ブーム型高所作業車は、ブームの中間部分が屈折するタイプの高所作業車です。 ブームが屈折することによって、平行移動が可能となっています。 屈折ブーム型は、以下のような特徴があります。 ●障害物をかわして作業ができる ●狭い隙間に入り込んで、作業ができる 1番の特徴は、障害物をかわして作業ができることです。 建設現場では、作業場所までに構造物が建てられていることがあり、その場合伸縮ブーム型では作業位置に接近できません。 屈折ブーム型高所作業車では、ブームが折り曲げられるため、そのような心配は無用です。 弱点はないように思えますが、屈折ブーム型は伸縮ブーム型に比べて作業高さが低くなってしまいます。 ビル工事など、ある程度の作業高さが必要なものは苦手です。 得意としている作業は、複雑な構造の建設現場や狭い場所に入り込む必要がある整備点検が挙げられます。 混合ブーム型高所作業車 混合ブーム型高所作業車は、屈折ブーム型と伸縮ブーム型のいいとこ取りをした高所作業車です。 伸縮ブームにより作業高さも確保でき、屈折ブームにより上下左右自由に移動できます。 混合ブーム型高所作業車には、以下のような特徴があります。 ●上下左右思いのままに操作できる ●作業床の移動範囲がとても広い このような特徴から、作業範囲が広く作業量も多い建設現場で活躍しています。 ブーム操作の工数が減るため、効率よく作業を行えるからです。 苦手な作業はあまりなく、オールラウンダーな高所作業車といえるでしょう。 垂直昇降型高所作業車 垂直昇降型高所作業車は、作業床が走行装置に対して垂直に上下するタイプの高所作業車です。 人が1人だけ搭乗できるような小型のタイプがほとんどです。 垂直昇降型高所作業車には、以下のような特徴があります。 ●非常に狭い場所で作業ができる ●昇降機構によってさらに細かく分類される ●他の高所作業車に比べて手頃な値段で購入できる 前述したように小型タイプが多いため、非常に狭い建設現場や倉庫、工場など活躍は多岐にわたります。 日曜大工に凝っているお父さんが所持するにも、ぴったりの高所作業車です。 また、垂直昇降型高所作業車は昇降機構によってさらに細かく分類されます。 昇降機構の違いは、以下の通りです。 ●シザース形 ●タワー形 ●シグマ形 この記事では詳しく解説しませんが、どれも一長一短の特徴を持っています。 あくまで、狭い場所での作業を前提として作られているため、大型の建設現場や作業範囲が広い場合を苦手としています。 得意としている作業箇所は、スタジオやホールでの設備設置、倉庫や工場での資材整理です。 クローラ型高所作業車 クローラ型高所作業車は、走行装置がクローラベルトになっている高所作業車です。 クローラベルトは、キャタピラと同様のベルト状走行装置です。 クローラ型高所作業車には、以下のような特徴があります。 ●不整地や軟弱地盤での走行が可能 ●大型タイプから小型タイプまで幅広く対応できる クローラ型高所作業車の最大の特徴は、安定感です。 キャタピラのような走行装置でゆっくりと移動できることから、不整地や軟弱地盤を走行できます。 しかし、高所での作業を行う場合は安定した地盤にしてください。 他の高所作業車に比べて移動速度が遅いため、広い現場での作業を苦手としています。 得意としている作業は、軟弱地盤や不整地が多い土木現場での作業や設備工事の仕上げ作業です。 トラック型高所作業車 トラック型高所作業車は、トラックに高所装置を装備した高所作業車です。 これまで紹介した高所作業車の中で唯一、公道を走行できます。 トラック型高所作業車には、以下のような特徴があります。 ●公道を走行でき、機動力が抜群 ●高い能力を兼ね備えた大型の高所作業車が多い トラック型高所作業車は、公道を走行できる機動力から1日で多くの現場に対応できます。 ゆえに、人気も高く生産台数の多い高所作業車です。 しかし、アウトリガを張り出す必要があるため、広い作業場所の確保が必須です。 狭い現場や室内では作業ができません。適材適所が最も求められる高所作業車でもあります。 得意としている作業は、大きい建設現場や街中でのインフラ整備になります。 高所作業車の種類ごとに必要な資格は変わらない 想像以上に沢山の種類があることに、驚かれた方もいるのではないでしょうか? このように、それぞれが特性を持った高所作業車なので「種類ごとに資格を取得しないといけないの?」と思うかも知れません。 結論として、運転に必要な資格は変わりません。 高所作業車の技能講習や特別教育を受講して、免許を取得していれば運転可能です。 1つだけ注意しなければいけないことがあります。 それは、トラック型高所作業車で公道を運転する際は、重量に適した自動車免許が必要になります。 トラック型高所作業車は、前述したように機動力があり、いくつもの現場を移動できます。 その際、公道を運転することになると思いますが、その場合は高所作業車の資格だけでは法令違反です。 必ず、重量に適した自動車免許が必要になります。 高所作業車には少し変わった種類がある!3つ紹介 次に、高所作業車の世界をさらに知ってもらうために、少し変わった高所作業車を紹介します。 街中で見かけることはないかもしれませんが、知識として蓄えておくのもいいかもしれません。 橋梁点検高所作業車 橋梁点検高所作業車は、足場を組むことなく安全に橋梁の点検ができる高所作業車です。 別名、ブリッジマスターといいます。 橋梁の上部から橋梁の下にブームを伸ばせます。 この高所作業車が開発されたことにより、橋梁の点検が大幅に効率化しました。 見かける機会はないかもしれませんが、迫力があるため1度は体験してみたい高所作業車です。 最大作業床高さが40Mの高所作業車 作業床の高さを40mまで上昇させられる高所作業車があります。 40mというと、ビルの12階~13階ほどの高さに相当します。 高層ビルなど超高所での作業で強力に活躍しており、独自の制御システムを備えているため、作業ポイントへの移動もスムーズに行えます。 上空40mで作業する場合は、足元に気を付けて安全帯を必ず使用してください! 作業床の最大積載荷重が1Tの高所作業車 作業床に最大で1tもの荷重をかけられる高所作業車があります。 搭乗員と一緒に多量の資材や機材を乗せられるため、機材を必要とする作業で大いに力を発揮します。 大型ながら操作性にも優れているのが特徴です。 まとめ|多種多様な高所作業車は中古販売を利用しよう 多種多様な高所作業車|まとめ 今回、高所作業車の様々な種類について、詳しく解説しました。 改めて、この記事でお伝えしたかったポイントをまとめると以下のようになります。 高所作業車は7種類に分けられる 高所作業車は需要が高く、そのため様々な種類が開発された 高所作業車は上昇方法と走行方法で2パターンの分け方がある 高所作業車の運転に必要な資格は変わらない 気になる高所作業車がある方は、中古販売やレンタルを利用してみるのをおすすめします。 ←中古の【高所作業車】を探すならトクワールド!

    2022/10/07

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