中古建設機械情報・ニュース【トクワールド】の本日のご案内機械!CATのミニユンボ303CCR。

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ユンボ

2022/07/15

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本日のご案内機械! ミニユンボ CAT 303CCR
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  • 【クローラーの応用編】バックホウのゴムクローラーは消耗品!鉄クローラーとの違いや交換方法などについて解説!
    ユンボ

    【クローラーの応用編】バックホウのゴムクローラーは消耗品!鉄クローラーとの違いや交換方法などについて解説!

    クローラーは、バックホウやブルドーザーをはじめとした建設機械のほか農業用トラクターやコンバインなどに広く採用され、重機になくてはならない存在です。現在、クローラーは、鉄製クローラーとゴムクローラの2種類に大別され、近年では、路面保護や静粛性に優れたゴムクローラーが、建設、農業、運搬などさまざまな分野で使用されています。 小型建設機械の普及や都市部での工事需要の増加とともに、ゴムクローラーの市場は成長傾向にあり、ゴムクローラーの製造技術も進歩しています。今後も高い需要が見込まれるゴムクローラーですが、鉄製のクローラーよりも消耗が早い点が一番のネックです。しかし、ゴムクローラーにはそんなデメリットを上回るメリットも存在します。 この記事でわかること バックホウ用ゴムクローラーと鉄クローラーの特徴 バックホウ用ゴムクローラーのサイズ確認と交換の方法 バックホウ用ゴムクローラーの破損原因と交換のタイミング バックホウのゴムクローラーと鉄クローラーの特徴(メリット・デメリット) 不整地に限らず路面など、あらゆる地盤環境で作業を行うバックホウですが、ゴムクローラーと鉄クローラーは、それぞれの特性により異なる用途や環境に適しています。 ゴムクローラーの特徴 ゴムクローラーはゴムキャタとも呼ばれ、その名の通りゴム製でクローラーの柔軟性が高いことが特徴です。ゴム製であるメリットは、舗装路面を保護できる点や走行時に騒音や振動を発生させにくく環境問題に配慮できることです。また、地面からの振動が軽減されるため、長時間の作業でもオペレーターにとっても乗り心地が良く負担をかけにくいことです。 しかし、鉄製のクローラーよりも耐久性は低いため破損や断裂が発生したり、使用環境によっては摩耗や劣化が早いことがデメリットです。加えて、ゴムクローラーは乾燥路面には強いですが、濡れた路面やステップではもっとも滑りやすいです。そのため、通常のゴムクローラーの場合、除雪などには不向きとされています。除雪作業には、ゴムクローラー専用のチェーンを装着するか、除雪用に開発されたゴムクローラーを使用するケースもあります。 ゴムクローラーが使用される場面 住宅街や都市部の工事 アスファルトやコンクリート上での作業 小型建設機械、農業機械 鉄クローラーの特徴 一方、鉄クローラーは鉄キャタとも呼ばれ、鉄製であるため高い耐久性と悪路走行能力がメリットです。そのため、河川工事、解体工事、宅地造成などの土木工事のほかに採掘現場や林業ではこの鉄クローラーが一般的に使用されます。バックホウ以外にも、大型ブルドーザーに鉄クローラーが使用されています。 鉄クローラーは、硬い岩盤や険しい岩場、泥濘地、積雪、急斜面でもグリップ力を発揮しますが、鉄製なので機械の重量が重くなります。また、サビが発生するリスクも高く、長く使用するには定期的なメンテナンスが必要です。鉄クローラーはゴムクローラーよりも高価なので、1回の交換費用が高額という費用的なデメリットも存在します。 鉄クローラーが使用される場面 山間部や悪路条件の作業現場(解体工事、河川工事、林業や採掘現場など) 除雪作業などの積雪環境 大型の建設機械、重機 バックホウのクローラーを選択するポイント ゴムクローラーと鉄クローラーの選択は、作業環境や重機の用途によって異なります。例えば、都市部での作業や軽量な重機を扱う場合は、路面保護や振動抑制が重視されるため、ゴムクローラーが適しています。 また、コストの面でも違いがあります。ゴムクローラーは初期コストが比較的低いですが、耐久性が低いため交換頻度が高くなる傾向があります。一方、不整地や悪路走行性に優れた鉄クローラーは交換頻度が少なく、メンテナンス次第で長く使用できます。しかし、都市部で使用するには、舗装路面を傷つけたり、騒音や振動を発生させるため、環境への配慮は難しいです。 そのため、建設・土木現場では作業環境や用途によってゴムクローラーと鉄クローラーを使い分けるのが一般的です。 バックホウのゴムクローラーは消耗品!耐用年数は約5年が目安 ゴムクローラーは消耗品であるため、鉄製クローラーよりも寿命は短いです。メンテナンスをしながら使用していても劣化を抑えることはできません。ゴムクローラーの耐用年数は4〜6年程度と言われており、使用頻度が高い場合は、劣化がさらに早まります。 特にバックホウなどの建設機械は汎用性が高く、現場では主力的に使用されるため稼働率が高い傾向にあります。それに加えて、砂利や採石などのゴムクローラーが摩耗・劣化しやすい活動環境の場合、ゴムクローラーの寿命はメーカーが示す年数よりも短くなる可能性もあります。使用環境や稼働率によってそれぞれ異なりますが、ゴムクローラーは5年程度を目安に交換を検討したほうがいいでしょう。 バックホウのゴムクローラーを交換する方法 バックホウのゴムクローラーはやり方さえわかっていれば自力で交換することができます。しかし、バックホウのクラスによって使用できるクローラーのサイズも異なるため、所有しているバックホウに製品が使えるかゴムクローラーのサイズ確認を行う必要があります。 ゴムクローラーのサイズ確認 バックホウのクローラーは機体のクラスによってサイズが異なります。ゴムクローラーのサイズは、クローラーの幅×ピッチ×コマ数、もしくはリンク数が基本となっており、ゴムクローラーの内側(接地面とは反対側)にある打刻を見ることでチェックできます。もし、打刻がない場合、もしくは経年劣化や摩耗などでうまく確認できない場合は、クローラーの幅、ピッチ、コマ数をスケールや物差しで測ることでもサイズ確認が可能です。 ピッチは、芯金と芯金の間の距離(芯金上部の内側)を測ります。これを芯金幅といい、芯金はクローラー内側にある山の中央に位置しています。リンク数は芯金を1周分数えることでわかります。 バックホウ用ゴムクローラーの交換方法 バックホウのゴムクローラーは、鉄クローラの交換方法とほとんど変わりないです。クローラーを交換するには以下の道具を用意してください。 必要な道具 レンチ グリスガン カナテコやバール(パイプや鋼材でも可) バックホウのクローラー交換は必ず平らな場所で安全に配慮して行ってください。ゴムクローラーの交換方法については以下の手順のとおりです。 ゴムクローラー交換の手順 機体側面の足回りにあるニップルバルブをゆっくり緩めてグリスを抜く(この際、グリスに圧力がかかっていることもあるため吹き出しに注意してください)。 グリスを抜いてクローラーを外す(グリスを排出するとクローラーが緩みます)。 新しいゴムクローラーを入れてスプロケット(起動輪)側に芯金を掛ける。 スプロケット側のリンクが外れないように注意しながらアイドラ―(誘導輪)側にゴムクローラーをかけていく(ゴムクローラーを動かしながら押し込むか、パイプや鋼材など強度がある物を使ってテコの原理ではめ込むとスムーズです)。 芯金がスプロケットとアイドラ―にはまっているかを確認したら、ニップルバルブをメーカーで定められているトルクで締め付けてグリスを注入する。 バックホウの張り調整 ゴムクローラーを交換した後は必ず張り調整をしてたわみ具合を確認してください。メーカーで示されている張り具合の数値がわかれば指定通りに調整しますが、参考値としてバックホウのローラーとゴムクローラーの中心付近の隙間が2〜3cm程度になるように調整するのが一般的です。張り調整の手順は以下のとおりです。 張り調整の手順 バケットとアームを使って片側のゴムクローラーを地面から浮かせる。 浮かせた方のゴムクローラーを前進・後退で動かして張りの状態を確認する。 クローラーが緩んでいる場合は、グリスバルブにグリスを注入する。 張り具合はバックホウのサイズによって異なりますが、クローラーを張りすぎると動きが悪くなるほか、ゴムクローラーにも負荷がかかりやすく、テンションがかかった際に内部のスチールコードが切れる原因にもなります。バックホウを浮かせて約2〜3㎝程の遊びを持たせるくらいが張り調整におけるひとつの目安になります。 不要になったゴムクローラーの廃棄方法切れたり劣化して再利用できないゴムクローラーは、廃タイヤと同様に産業廃棄物の「廃プラスチック」として扱われるため一般廃棄物として処分することができません。廃棄には産業廃棄物の処理場にゴムクローラーを持ち込む、もしくは各自治体の許可を受けた産業廃棄物処置業者に依頼する方法が一般的です。また、販売店によっては費用を支払って処分を引き受けてくれる店舗もあります。 ゴムクローラーなど産業廃棄物は、産業廃棄物を発生させた事業者もしくは使用者は、自らに処理責任があります。処分が適切でない場合、環境公害につながることから法的処罰の対象となるので注意してください。産業廃棄物には、保管、運搬、処分(焼却、埋め立て)などの処理過程がありマニフェスト(産業廃棄物伝票)で管理されています。事業者は、適切な運搬・処理が完了したことを証明する、送付伝票を5年間保管する義務があります。 ゴムクローラーの廃棄ルールに関する詳細は、各自治体のホームページなどを見ることで確認することができます。 バックホウのゴムクローラーの破損原因と交換のタイミング 耐用年数以外にもゴムクローラーを交換すべきタイミング(目安)は判断することができます。ゴムクローラーは、劣化・損傷したまま使用し続けると、遅かれ早かれ、走行、作業中に突然切れてしまうトラブルが発生します。 以下では、ゴムクローラーの破損原因と交換するべきタイミングを解説するので目安にお使いください。 ゴムクローラーの交換タイミング1:ヒビ割れやキズ 鋭利な鉄辺や石などを踏んだ際や段差を超えた衝撃などで、ゴムにヒビ割れや裂傷が発生することもあります。小さなキズだとしても、続けて使用しているうちにそこから徐々に避けてくるケースもあるので、修理に出すか、損傷が酷い場合は早めの交換を検討するべきでしょう。 また、ゴム素材は水分や油分、紫外線などの外的要因でも劣化が進行します。特に、高温状態での使用時や長時間の装着・使用はゴムクローラーへのヒビ割れやキズのリスクが高くなるので、日々のメンテナンスや保管方法にも気を使いましょう。 ゴムクローラーの交換タイミング2:ラグ(山)の摩耗 ゴムクローラーの接地面側には、ラグと言われる山のような突起がいくつも設けられています。ラグは不整地走行をスムーズに行う役割を果たしているので、ゴムクローラーのラグが摩耗してくると、スムーズな走行が困難になり作業にも影響が出てきます。 しかし、ゴムクローラーはゴム製品なので、長期間の走行による摩耗は避けられません。特に、アスファルトやコンクリート、石の多い路面や真砂土の上など摩擦係数の高い路面は、ラグの消耗が激しいです。また、走行時の急旋回などもラグを摩耗させやすい運転操作となります。ラグの摩耗が進行したゴムクローラーは、走行性能が悪いだけでなく、グリップ力が弱くなっていて滑りやすいので、交換をおすすめします。 ゴムクローラーの交換タイミング3:スチールコードや芯金の露出・切断 ゴムクローラーの内部には芯金やスチールコードと言われる鉄が入っています。スチールコードはゴムクローラーの張力を保持するためのワイヤーで、内側からゴムクローラーを補強しています。芯金は、ゴムクローラー内側にある凹凸の中央に開いている穴を補強している鉄のことです。この穴にスプロケットの歯がはまってクローラーが動きます。 ゴムクローラーのトラブルでもっとも多いのが、段差を超えた衝撃などでゴムクローラー内部でスチールコードの接続部分が剥離してしまうことと言われています。また、ゴムクローラーの摩耗が進行すると、芯金やスチールコードが露出して切断に至るケースもあります。 芯金やスチールコードが露出していなくても、ゴムクローラー表面にできた小さな亀裂から水分が浸透し、内部でスチールコードが腐食して切断の原因となる可能性もあるので注意が必要です。スチールコードや芯金の露出は腐食や劣化につながり、作業時にゴムクローラーが突然破断する原因になります。ゴムクローラのスチールコードが切れたり、芯鉄を覆うゴムが摩耗して芯鉄がひとつでも脱落するとそのゴムクローラーは使用できなくなるので、早めの交換をしましょう。 ゴムクローラーの交換タイミング4:サイド割れ(耳切れ・耳取れ) 石の多いでこぼこした路面や縁石などの段差上での走行では、ゴムクローラーの「耳」と呼ばれる両端部に負荷が集中し切れてしまうことがあります。これが耳切れ・耳取れと言われる現象です。 ゴムクローラーの耳切れ、耳取れによってバックホウの走行性や安定性が低下するだけでなく、破損個所からスチールコードの露出や水分の浸透によるコードの劣化につながることもあるので、修理、または交換を検討してください。 ゴムクローラーは純正品と社外品があるゴムクローラーは切れる前に交換を! ゴムクローラーが切れてしまってからではバックホウが動かせません。業者に交換を依頼する場合は、出張料金や作業料金が追加されることもあるため通常料金よりも高くつく場合があります。 自分で交換する場合も、新しいゴムクローラーを持ってくるのと交換作業に手間がかかり、それまでの作業がストップしてしまいます。予備のゴムクローラーがない場合、修理に出すか新たに購入しなければならないので、その間はバックホウが使用できなくなります。 また、バックホウ用のゴムクローラーの場合、機種にもよりますが新品で1本¥100,000以上の出費になります。修理できる状態であれば、購入価格の半分程度で済むことが多いですが、内部のスチールコードが切れてしまうとほとんどの場合、修理対応は難しいでしょう。 そのため、ゴムクローラーは定期的に状態を確認しながら耐用年数を目安に使用し、切れてしまう前に交換するのが時間的、費用的損失が少ないです。 バックホウ用ゴムクローラーの修理費用相場ゴムクローラーの修理を業者に依頼した場合の費用相場は、以下の料金表を目安となっています。ゴムクローラーのスチールコードが切断されている場合は、修理できないことがほとんどなので注意してください。 ゴムクローラーの修理相場(目安)※ゴムクローラーの厚みが15mm以下の場合 キズの程度 1カ所目(税抜き) 2か所目以降(税抜き) ~50㎜(小) ¥15,000~ ¥12,000~ ~80㎜(中) ¥18,000~ ¥15,000~ ~120㎜(大) ¥22,000~ ¥18,000~ ~150㎜(特大) ¥26,000~ ¥21,000 ~150㎜以上(超特大) ¥30,000~ ¥24,000 上記の料金表はあくまで目安です。業者がゴムクローラーの交換を現地で行う場合は、「部品代+作業代+処分費」に加えて「主張費」がかかる場合もあります。修理にかかる料金は、それぞれの業者によって異なるため、事前にメールや電話などで問い合わせて確認することをおすすめします。 まとめ バックホウなどの建設機械の場合、住宅街や都市部などの工事ではゴムクローラーが主に使用され、斜面や陥没した地面が多い山間部、鉱山や採石場などで鉄製クローラーが使用されています。ゴムクローラーは舗装路面やある程度の不整地でもできるため万能ですが、耐久性が鉄クローラーより低く摩耗や劣化にも弱いため注意が必要です。

    #ユンボ#バックホー#ブルドーザー

    2025/04/04

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  • お庭の水捌けトラブル解決法!ユンボがあれば自分でもできる暗渠排水工事
    ユンボ

    お庭の水捌けトラブル解決法!ユンボがあれば自分でもできる暗渠排水工事

    目次 工事現場で活躍するユンボをDIYでも活用 土木用語:「暗渠排水」とは 庭の水はけが悪い原因と簡単にできる対策 暗渠パイプを設置して排水問題改善!暗渠工事方法 暗渠工事の作業手順 まとめ 工事現場で活躍するバックホー(ユンボ)をDIYでも活用 コロナ禍になり、外出の自粛やテレワークが普及するなど私たちのライフスタイルは一変しました。 特に家の中にいる時間が増えたことで「DIY」がかつてない盛り上がりを見せています。 過去に何度も人気を見せてきたDIYブームですが、今回は巣篭もり需要の増加によって「第4次DIYブーム」が到来しているようです。 日本では自分で何か作ったり修理したりする意味で使われ、日曜大工として認識されていますが、DIYという言葉は「Do it yourself」の略語です。 直訳すると「自分自身でやる」という意味で、「自ら行う」ことを生活の基本姿勢にする精神を意味しています。 合理的に考えれば、DIYより既製品を買ったり業者に依頼したりする方が早いかつ楽ですし、場合によっては安上がりだったりもします。 しかし、自分で作業して作る楽しさや完成した時の達成感や経験は、お金では買えない貴重なものですよね。 DIYブームで最も追い風を受けたホームセンター業界ですが、これまでの販売ターゲットはあくまでプロでした。 最近では DIY初心者向けの商品を揃えていることが多く、店内に工房を設置しワークショップを行うなど消費者獲得に力を入れています。 そのためか少し前のハードルが高そうなイメージとは一変して、DIYは気軽に始められるものに変化しました。 お金を払って他人に頼らず、自分で成し遂げるというDIYスタイルは今や生活のひとつとしてすっかり定着しているように見えます。 奥が深いDIYですが、上級者にもなると様々な工作器具や器材を揃え、なんでも自分で作ってしまいます。 特にユンボなどの操縦資格を持っている人は、重機を使って造園や古屋を建てるなどDIYの幅が大きく広がります! せっかくの資格をもっと活用してみませんか? 今回は水捌けトラブルとバックホー(ユンボ)があれば自分でも作業できる「暗渠排水工事」について解説します。 土木用語:「暗渠排水」とは 用水路や川など目に見える水路を「明渠(めいきょ)」、地中にパイプを埋設したり蓋をかけたりした目に見えない水路を「暗渠(あんきょ)」と言います。 暗渠排水とは、地下停留水を排除するために、水が通る管を一定間隔で埋める技術のことです。 暗渠排水の技術は「農業土木」の分野において発展・改良されてきました。 農業において暗渠排水は、良質な土壌作りと作物の生育には重要な設備です。普段あまり意識することはないですが、水捌けが悪かったり、水位が高くぬかるみがちな場所や農地の下には見えない水管が埋められています。 特に、北海道はもともと泥炭地が多く、とても軟弱で崩れやすく厄介な地質でした。たびたび人々を悩ませました。 泥炭地とは、気温が低く植物が完全に分解されずにできた土のことを泥炭と言い、泥炭が積み重なってできた土地のことです。 泥炭は多くの水分を含み、重いものが載ったり、乾燥したりすると沈下してしまう性質(乾燥収縮)を持っており、冬は土が凍結・膨張して、これに水を含むと法面が崩れてしまうこともあります。 北方開拓のために開拓使が来道した明治初期に導入されて以降、現代に至るまで、北海道の開拓は暗渠排水と共にあったと言われています。 庭の水はけが悪い原因と簡単にできる対策 大雨が降るたびに、せっかくの庭がぐちゃぐちゃになったり、大きな水溜りができてしまうという悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか? 庭でガーデニングや家庭菜園をされている方は、植物の生育に関わる水捌け問題は一刻も早く解決したい事と思います。 対策としては、土をアスファルトで固めたり、カーポートへのリフォームを検討されている方もいると思います。しかし、大掛かりな工事をする前に自分でもできる対策があります。 家周りにおける水はけの悪さを改善するには、自宅の庭がどのような状態なのか理解しておく必要が大切です。 工事を行う工務店などの業者も、施工前に原因を探るところから始めます。 原因のうち多いのは、土地の地質自体の問題と地面に勾配が付いていない場合です。 地質が悪い場合 よくあるのが、昔は田んぼや河川の場合です。土の保水性が高く質のよくない土が原因で水捌けが悪くなっています。 ほかに考えられるのは、土が粘土質のため、水が浸透しないという場合もあります。 粘土質の土は粒子が非常に細かく地面に浸透しづらいです。そのため地面の浸透よりも、蒸発してなくなっていくのを待ちます。 この場合は、暗渠を埋めても水が浸透しないため、庭の土を総入れ替えすることを検討する必要があります。 勾配がついていない場合 平坦な土地に雨が降ると、雨水は流れることなくその場に留まります。 この雨水を排水するために「水勾配」という傾斜をとります。分譲地の場合は、造成地として整備された土地が平らになったまま家が立っている場合があり、水勾配がついていない事があります。 また、新築の住宅に多いのが、ガレージなどは水勾配が取られているが、庭の水勾配までは取られていないということです。 水勾配や水を流すための側溝などの排水設備がない場合、水捌けが悪いだけではなく、カビや悪臭の要因にもなることがありこちらも庭の土を総入れ替えすることを検討する必要があります。 地面に窪んでいる箇所がある 擁壁やブロック塀周りは土を掘り起こして埋め戻してある箇所になります。そのため、水溜りができやすいです。 擁壁やブロック塀を建てる際は一度土を掘り起こします。掘り起こした土は柔らかくなり、空気の入りやすい状態となります。 そして、擁壁やブロック塀が立った後にそのほぐれた土を使い埋め戻しますが、しばらく経って雨が降ると上からの重みで空気の層が徐々に沈んでいきます。 これが凸凹や水溜りの原因になります。 この場合は、さらに盛り土をする必要があります。 軽度の問題であればDIYで対策できる 水溜りやぬかるみがそれほどひどくない場合は、砕石を敷くことにより改善する場合があります。 水捌けを良くする効果はありませんが、砕石によって地面が沈みにくくなり、泥の上を歩かないので靴が汚れることもありません。 さらに、雑草が生えにくいメリットもありますが、これでは長期的な改善効果は見込めず、根本的な解決にはなりません。 水捌けを解消するには、地面の表面に勾配や側溝を作って雨水を排泄する表面排水などの方法があります。今回はユンボの操縦資格が活かせる「暗渠排水」による改善方法を解説します。 お庭に芝生を敷きたいという場合は、せっかくの芝生が水はけの悪さで根腐れしてしまわないためにも暗渠を設置することはおすすめです。 土壌改良をするため、土を掘り起こしますが、人力はせいぜい30cmくらいです。しかし、狭い場所での作業に特化した機械「ミニユンボ(豆ユンボ)」を使用すれば作業効率がアップします。 自宅の庭や敷地にユンボが侵入可能か、機械で作業ができる十分な広さかを確認します。 3t未満の小型ユンボは小型車両系建設機械の資格で操作することができます。 ユンボと聞くとハードルが高いように思われますが、資格自体は手軽に受講でき、誰でも簡単に取得することができるので一般の方にもおすすめです。 ユンボの資格に関する情報は別記事がありますので興味がある方がご覧ください。 大きい規模でガーデニングや家庭菜園、DIYなどを趣味で行っている方は中古のミニユンボやマイクロショベルの購入を検討してみてはいかがでしょうか? 一家に一台あれば、今回紹介する暗渠排水工事以外にもいろいろな用途があります。 業者に高額な費用を出して施工してもらうよりも、自分で作業するのも楽しみの1つと思います。 例えば、庭の土入れ替えは業者に依頼した場合は、運搬、残土処理、整地など諸々の費用も含めるとかなり高額になる場合があります。 全て個人で手配し、所有しているユンボで入れ替え作業ができればかなりの費用を抑えることも可能です。 暗渠パイプを設置して排水問題改善!暗渠工事方法 暗渠排水工事は一見難しそうな作業に見えますが、DIY感覚で個人でも意外と簡単に行えてしまいます。 施工に必要な道具と材料は暗渠排水管、透水シート、6号砕石、剣スコップ、角スコップ、ガムテープ、水平器です。 全てホームセンターで入手可能です。暗渠排水管や透水シートは種類や長さにもよりますが、約1000〜4000円程で購入できます。 そして、砕石は水はけに優れるS-13(6号砕石)を使用するのがおすすめです。 大きさは5mm〜13mmとかなり小さめの砕石で、一般的に砂利と呼ばれます。 こちらもホームセンターで20kgあたり200円〜300円辺りで袋売りされています。バケツ数配分の量でしたら問題ありませんが、もし庭が広く立米単位で買う必要があるのでしたら建材屋さんで買う方がお得かもしれません。 ホームセンターで大量に砕石を購入し自宅まで運んでもらう場合、目安として2t車一台分で見ると送料込みで1万円前後ほど費用がかかります。 暗渠工事の作業手順 1、ミニユンボ(豆ユンボ)で土を掘削して溝を掘り、底面も排水方向へ勾配をつけながら平らにします。 (深さ50cm、水勾配1%が目安です。) 掘った後の土は柔らかいので、足でしっかり踏み固め、さらにミニユンボ(豆ユンボ)で押し固めます。そして、水平器を使い勾配を見ながら行います。パイプだけで勾配を取ろうとすると、後で失敗するので初めが肝心です。 2、溝の中に透水シートと砕石を敷き、暗渠パイプを設置していきます。 透水シートは水を通し、土は通さないので暗渠パイプの目詰まり防止に最適です。 さらに溝の壁が崩れるのを防ぐ役割もあります。 そして、シートの上に砕石を敷きます。 砕石だけでは排水のスピードが遅くなってしまいます。砕石中に空洞を作って水の通りを良くするために、暗渠パイプを設置します。 パイプを設置する際も、水平器でパイプの勾配を見て調節しながら行ってください。 3、パイプ被せ透水シートで囲む 暗渠パイプの位置と勾配がずれないように砕石を入れていきます。 集水マスに暗渠パイプを接続する際は、マスにドリルで穴を開けてパイプを繋ぎ、継ぎ目の周囲をモルタルで固めます。 砕石でパイプが隠れたら、パイプと砕石を透水シートで囲み、ガムテープで止めます。 これで、透水シートの内部に土が流入することは無くなります。 4、埋め戻して完成 再び機械を使い埋め戻を行います。 埋め戻しの際、恐らく残土が発生してしまうのでどうするのか処理方法なども検討しておいてください。 ユンボのバケットやブレードを使って軽く整地し、仕上げにスコップで平らに均します。 足でしっかり踏み固めてその後、ミニユンボ(豆ユンボ)で押し固めます。そして施工完了となります。 ※ 作業の注意点 ユンボで庭を掘削する際は、地面に水道管などが無いか注意して行ってください。 また、騒音トラブルにもならないよう近所への声かけなど配慮も忘れないようにしましょう。 特に勾配はしっかり確認してください。勾配がデタラメだと暗渠の機能を果たさないので、作業の合間に水平器を当てて細かく確認することが大事です。 配管職人用の水平器があると勾配が取りやすく、効率が上がるのでおすすめです。 そして、作業するときは申し訳ありませんが、自己責任でお願いします。 まとめ暗渠排水工事|まとめ 暗渠排水と聞いてその存在を知らなかった方もいると思います。 暗渠排水は先人が生み出した画期的な排水技術であり、古くから農業や土木で利用されてきました。 暗渠工事は材料や資材もホームセンターなどで調達できることから、DIYとして自分でも施工が可能で、工法も特別な技術が必要なわけでなく至ってシンプルなのことがメリットです。 広い面積に暗渠排水管を埋設するには、重機の力「ミニユンボ(豆ユンボ)」を使うほうが早いです。 暗渠排水の工事は、自分で行うことで安価で済ませることができます。 ユンボを個人所有していることが多い農家などは、管理している圃場の暗渠設置を広範囲に渡り、自分で行う人も多いほど工法自体は簡単なので是非チャレンジしてみてください。 作業は、自己責任でお願いします。 ←【中古ユンボ・ミニユンボ】の販売はこちらから

    2022/06/28

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  • 【建設機械の基礎知識】バックホウの規格の見方・見分け方について解説。
    ユンボ

    【建設機械の基礎知識】バックホウの規格の見方・見分け方について解説。

    バックホウを選定するには「規格の見方」を理解している必要があります。また、機種によって性能や機能が異なるため、それぞれの規格や用語を知っておくことも大切です。 【この記事でわかること】 バックホウの規格の見方 バックホウの諸元の見方・用語 バックホウを選ぶポイント 本記事では、バックホウの規格や用語について知っておくべき基礎知識を解説します。 バックホウの規格・用語を知っておくと、機種選びがスムーズに!バックホウの機種選びをスムーズに進めるためには、基本的な規格や用語を理解しておくことが重要です。「バケット容量」や「稼働重量」は作業量や重さを示し、「旋回半径」や「作業範囲」は機動性と作業の限界を決めます。 また、バックホウの規格は、各メーカーによって見方が異なるのでややこしく思えますが、「型式」や「機体形状」「モデル・シリーズ名」などが表記されているだけなので基本的な部分は変わりません。 これらの知識があれば、作業現場に最適なバックホウを選びやすくなります。 バックホウの規格は「型式」「バケット容量」で見分けることができる バックホウの型式は、機体に貼られている基盤(コーションプレート)に打刻されている番号で確認できます。基盤(コーションプレート)はメーカーによって貼り付け場所が異なりますが、ブームの付け根やキャビンの外側に貼られていることが多いです。 また、機体の側面に番号が記載されている場合もあります。型番にある数字は、バケット容量や機体重量と関連しており、サイズの参考になることがあります。 基盤(コーションプレート)が見つからないときは? 特に中古建設機械の場合などは、再塗装によって基盤(コーションプレート)の上から塗装されていることもあります。機種によっては、シリアルナンバーが機体に直接刻まれているものもあるので確認してみてください。 型式の調べ方 型式の見方はメーカーによって異なります。コマツのバックホウを例にすると、「PC」で始まり、「重量」「機体の形状」「シリーズ順」に表記されています。 また、コベルコの場合は、昔から「SK」で始まり、「重量」「形状」「シリーズ順」に表記する方法を採用しています。 バケット容量でも機体のサイズが分かる 型式の他には、「バケット容量(㎥)」でバックホウの規格を判断することもできます。 建設機械のサイズを示す方法として、現在では機械質量が一般的ですが、以前はバケットの容量で表されることが多かったため、現在でも掘削機についてはバケット容量で示すことが多いです。土木工事におけるサイクルタイムを計算する際にも、バケット容量が重要な要素となります。 バケット容量は、単位時間あたりに扱うことができる土砂や岩などの材料の容量を表します。バケットの形状やサイズは、掘削できる最大の深さによって異なります。 バケット容量の例 例1:3tバックホウのバケット容量・・約0.1㎥ 例2:12tバックホウの標準バケット容量・・約0.45㎥ 例3:20tバックホウの標準バケット容量・・約0.7㎥ バケット容量は、JIS(日本工業規格)で規定されており、新JISと旧JISがあります。新JISはバケットの上縁から1:1の勾配で掘削物を盛り上げた場合の容量を表すのに対し、旧JISはバケットの上縁から2:1の勾配で盛り上げた容量のため、新JIS表記の数字の方が大きくなります。 バックホウのバケットにはさまざまなサイズがあります。機体側面に書かれた型番に含まれる数字からもバケットのサイズを確認することが可能です。機体の大きさを示す際には、「コンマ」という呼び方をするのが一般的です。 「コンマ」の計算式 バケット容量を求めるためには、まず底の幅(W)と長さ(L)を掛け合わせて低面積(A)を出します。 V=A×H 次にバケットの深さ(H)を測定します。 そして、低面積(A)に深さ(H)を掛け合わせて、バケットの容量(V)を出します。 V=A×H バックホウの機体側面に書かれた型番に含まれる数字は機体のサイズを表しています。バケット容量が0.25㎥なら「コンマ25」、0.4㎥なら「コンマ4」といった呼びかたをします。 バックホウのサイズ(目安)一覧 型番の数字 バケット容量(㎥) クラス(コンマ) 機体重量(t) 30 0.1 コンマ1 3 120 0.4 コンマ4 12 200 0.7 コンマ7 20 バックホウの「諸元」について理解しておく バックホウを選ぶ際には「規格」「仕様」「機能」の3つを確認して機種を選択することが大切です。 以下では、バックホウを導入する際に必要な基本的な用語を解説します。諸元について理解を深めておくことによってスムーズに機械を選ぶことができるので、是非覚えておきましょう。ここでは「定格出力」「質量」「バケット容量」「寸法」「接地圧」「最小旋回半径」についてご紹介します。 定格出力:機械が安定して力を出せる値 機械がどのくらいの力を出せるのかを見るには定格出力を確認します。定格出力は、指定された運転条件下で、安全に発揮できる最大の出力です。これは、大型の機械であるほど定格出力も大きくなります。 質量:建設機械の大きさを表す値 質量は「運転質量」「機体質量」「機械質量」の3つで表されます。 運転質量…機械の質量に加え、想定された乗員の体重(JIS基準で75kg)を含む総重量を指します。 機体質量…機体本体の作業装置を除いた乾燥状態(燃料、冷却水、作動油などを除く)での単体質量のことを指します。 機械質量…運転、作業ができる状態での質量を指すもので、機体質量に油脂類(燃料や作動油など)や作業装置(バケットなどのアタッチメント)を加えた状態での「湿式質量」を指します。※「湿式」とは、乾燥状態に対し、水やオイルを規定量注入し、燃料が満タンの状態を表します。 バケット容量:バケット一杯辺りの体積 バケットが一度に持ち上げられる土砂などの容量を示しており、カタログには「山積み容量」として記載されています。これは新JIS規格に基づいており、「バケットの縁から1:1の角度で土砂を積み上げた場合の容量」です。旧JIS規格では2:1の角度で測定していたため、比較の際には注意が必要です。 寸法:バックホウのサイズ バックホウの大きさ(サイズ)は全長、全幅、全高などで表されます。カタログには、アームを折りたたんだ状態での全長と全高が示され、クローラの幅が全幅として記載されます。 室内作業での使用やダンプ車への積込み作業の際には、これらの寸法を確認しておく必要があります。 接地圧:機械自重で地面に加えられる圧力 地面にかかる機体重量の圧力のことで、「平均接地圧」とも呼ばれます。接地圧が低いほど柔らかい地盤でも安定して稼働でき、機械と地盤の適合性を判断する材料となります。 泥濘地や軟弱地盤では、接地圧の小さい機種を選ぶことが大切です。 最小旋回半径:旋回に必要なスペース バックホウにおける最小旋回範囲は、アームとバケットを抱え込んだ状態での旋回範囲を示します。旋回範囲が小さい機種は、狭い現場や後方の安全を確保したい作業に適しています。バックホウには小旋回機種などの車体後方の旋回範囲が小さいモデルがあります。 バックホウの選び方バックホウを選ぶポイント 機体サイズ・仕様などの規格 作業環境などの現場条件 掘削の深さ・量 使用可能なオプション 機体サイズ・仕様などの規格 バックホウのサイズは選定時の最も重要な要素であり、最初の絞り込み条件となることが多いでしょう。作業する現場の広さ、移動する際の道幅、掘削するエリアの規模や深さに応じて、最適なサイズを見極めるための確認が必要です。 また、機体を保管するスペースの大きさも見逃せないポイントです。十分な保管スペースがない場合、屋外に放置することになり、これが原因で劣化や故障を引き起こす可能性が高まります。 さらに、保管場所から作業現場まで公道を通って移動する必要がある場合は、運搬方法についても考慮する必要があります。使用するトラックやトレーラーの積載能力やサイズに合わせるか、逆に、必要なバックホウに応じて適切な運搬手段を用意することが求められます。 もちろん、バックホウのサイズに応じた公道を走行するための免許も必要です。 作業環境などの現場条件 現場によっては、バックホウの動きが制限される場合があり、特に「旋回」が可能かどうかが重要なポイントになることがあります。 そのような場合には、「超小旋回機」や「後方超小旋回機」を選ぶと良いでしょう。これらの機種は、機体を大きく動かさずにその場での旋回が可能で、効率的な作業を実現します。 また、現場の地面の状況も選定に影響を与えます。ぬかるんだ地面やタイヤが滑りやすい場所では、ホイールタイプよりもキャタピラタイプのほうが適しています。 一方で、現場に直接移動したり、迅速な除雪や運搬が求められる場面では、ホイールタイプが有利となります。 掘削の深さ・量 バケット容量を決める際は、掘削の深さを参考にできます。当然、バケット容量が小さいと掘削するための回数は多くなり、作業時間が多くなります。効率を求める場合はバケット容量の大きいものを選ぶ必要があります。 掘削したい深さや容量から、必要なバケット容量とかかる時間を計算してみるのもよいでしょう。 使用可能なオプション バックホウのオプションとして、欲しい機能を搭載できるかどうかも検討しましょう。バックホウはハサミやブレーカー、ブレードなどのアタッチメントを付けて、バケットでの掘削以外の作業も効率的に行えます。 すべての機械ですべてのアタッチメントが使えるわけではなく、アタッチメントを付けるためにパーツや加工が必要な場合もあることに注意が必要です。 バックホウのサイズ分類 バックホウは重量とバケット容量によってサイズが分類されます。主なサイズの分類としては、小型、中型、大型の3つの規格が存在し、現場の規模や作業の種類に応じてサイズを選ぶことが重要です。 小型バックホウ 小型バックホウは、2〜6トンの重量を持つ機種が一般的で、狭い場所での作業や小規模の工事に適しています。具体的には、都市部の住宅地や室内作業、または庭園整備などで用いられ、細かい作業が求められる作業に最適です。 また、小型機であるため運搬も比較的容易で、燃費も良いためコスト性にも優れていること、低騒音で近隣環境への影響が最小限という点も小型バックホウの特徴と言えます。 中型バックホウ 中型クラスのバックホウは、一般的な土木工事や建設現場で広く使用される標準型のサイズです。土砂の掘削作業や小規模な解体工事などあらゆる作業に向いています。 中型機は、パワーと機動性のバランスが良く、様々なアタッチメントを装備できることから、現場での用途の幅も広いです。特に、中型モデルの中でも15トン前後の機種は、汎用性が高く、現場での効率的な運用がしやすいです。 大型バックホウ 大型バックホウは、20トン以上の重量を持つもので、大規模な工事現場や鉱山などでも使用されます。掘削能力が非常に大きいため、高い出力と広範囲の掘削が求められる作業に最適で、大量の土砂や岩を効率的に扱えます。 ただし、大型機のため作業スペースが制限される場所や、運搬の際には回送用のトレーラーが必要になります。また、維持費や燃費といったコスト面での負担が大きいため、必要な用途に対して適切なサイズの検討が必要です。 バックホウの足回りよる規格の違い バックホウは足回りの違いによっても規格が分かれます。バックホウには、主にクローラー式とホイール式の2種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。 クローラー式 バックホウのクローラーは、キャタピラ、履帯とも呼ばれる無限軌道で、接地面積を増やし、不整地を安定して走行するために重要です。普段目にすることが多く、一般的に知られているバックホウはこのクローラー式になります。 クローラー式はホイール式に比べて広い接地面積を持たせ、浮力を与えます。そのため、舗装されてない不整地や軟弱地盤、湿地、急斜面でもスムーズに走行でき、安定した作業が可能な点がクローラ式の大きなメリットです。 しかし、クローラー式の重機は、原則として公道走行が禁止されているため、一般道を移動できない点や、機動力が低いことがデメリットとして挙げられます。 ホイール式 ホイール式のバックホウは、不整地ではなく単独での公道走行を目的にしているため、足回りにクローラーではなくタイヤ(ホイール)がついています。 ホイール式の一番のメリットは、トラックに積載しなくても公道走行が可能な点ですが、クローラー式のような地盤が悪い不整地や急斜面での安定性はありません。そのため、ホイール式バックホウは、アスファルト上での作業や現場と重機の保管所を頻繁に移動する必要がある都市部で使用されます。 まとめバックホウで効率的な作業を行うには機種選びが重要であり、最適な機種を選ぶには、規格やバケット容量、各用語について理解している必要があります。

    #ユンボ#バックホー#バックホウ#規格

    2025/01/09

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