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注意!クレーンの点検を適切に行っていますか?年次・月次の点検内容と費用を分かりやすく解説

クレーン

2022/06/10

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注意!クレーンの点検を適切に行っていますか?年次・月次の点検内容と費用を分かりやすく解説

今、記事を読んでいるあなたはこのような悩みをお持ちではないでしょうか?
「クレーンを点検するタイミングがわからない!」
「クレーンの点検は何をすればいいの?」
「年次・月次の定期自主検査にかかる費用はどのくらいなの?」

この記事では、このような悩みを分かりやすく解説します。

クレーンは頼もしい建設機械ですが、何かトラブルが発生すると重大事故に繋がる恐れが非常に高いです。

自分と周りを守るためにも、ぜひ、この記事を最後まで読んでください。

クレーンの点検・検査は「クレーン等安全規則」により義務付けられている

まず初めに、クレーンの点検・検査の重要性について解説していきます。

クレーンの点検・検査は、「労働安全衛生法」の規定に基づいた「クレーン等安全規則」で義務付けられています。点検・検査を行わなかった場合は法令違反となり罰則の対象になります。

「バレなければクレーンの点検をしなくてもいいだろう」という考えは絶対にやめてください。

実際に、クレーンの定期自主検査(年次点検・月次点検)を怠っていたとして、書類送検されたケースもあります。

そうならないためにも、クレーンの点検についての適切な知識が重要になります。

定期自主検査(年次点検・月次点検)をしなければならないクレーンは以下の通りです。
吊り上げ荷重0.5トン以上の全てのクレーン
吊り上げ荷重0.5トン以上の全ての移動式クレーン

この上記に該当するクレーンを運転している方は、点検の義務があることを忘れないでください。

クレーンを点検するタイミングは、全部で4回!

クレーンを点検・検査するタイミングは全部で4回あります。
1.年次点検
2.月次点検
3.作業開始前の点検
4.暴風後等の点検

クレーンの定期自主検査(年次点検・月次点検)において、法定の資格は必要とされていません。
しかし、事業者は検査者に「定期自主検査者安全教育要領」に基づいた「定期自主検査安全教育」を受けることを推奨しています。

年次点検は、一般的に外注することがほとんどです。月次点検はクレーン運転手が行う場合もありますので、その際は「定期自主検査安全教育」を受けるようにしましょう。

それでは、各点検を詳しく解説します。

年次点検

年次点検とは、その名の通り「1年以内ごとに1回」行う検査のことを言います。

1年に1回の重要な点検になります。そのため、クレーン点検業者に外注することが一般的です。

月次点検

月次点検も、その名の通り「1ヵ月以内ごとに1回」行う検査のことを言います。

月次点検も非常に重要な点検です。必ず行いましょう。

作業開始前の点検

作業開始前の点検は、クレーン作業を開始する前に行う点検のことを言います。

毎日行う点検ですので、不備が無いかじっくりチェックしてください。

暴風後等の点検

暴風後等点検は、暴風や地震の後に作業を行う場合、必要な点検のことを言います。

点検をしなければいけない場合は、以下の通りです。
●瞬間風速が毎秒30メートルを超える風が吹いた時
●震度4以上の地震が発生した時

暴風後等の点検は屋外に設置されているクレーンのみに適用されます。

知っておくべき!各点検・検査の項目とは?

本題に入る前に、1つ注意点があります。
点検・検査後は必ず検査結果を保存するようにしてください。

理由は、クレーン等安全規則では「自主検査等の結果を記録し、これを3年間保存しなければならない」と義務付けているからです。

点検・検査をする際の項目について解説します。

作業開始前点検

作業開始前点検の項目は以下の通りです。
●巻過防止装置・ブレーキ・クラッチ及びコントローラーの状態を点検
●ランウェイの上及びトロリが走るレールの状態とワイヤーロープが通っている箇所の状態を点検

クレーン等安全規則では、作業開始前点検のみ点検記録を残さなくてよいとされています。

年次点検

年次点検の点検項目は以下の通りです。
●構造・機械・電気部分に異常がないか
●ワイヤーロープ又は吊チェーンに異常がないか
●吊り具に異常がないか
●基礎に異常がないか
●荷重試験(定格荷重に相当する荷重の荷を吊って行う)

月次点検

月次点検の点検項目は以下の通りです。
●過巻防止措置その他の安全装置、過負荷警報装置その他の警報装置、ブレーキ及びクラッチに異常がないか
●ワイヤーロープ又は吊チェーンに異常がないか
●フック・クラブバケット等の吊り具に損傷がないか
●配線・集電装置・配電盤・開閉器及びコントローラーに異常がないか
●ケーブルクレーンはメインロープ、レールロープ及びガイロープを緊結している部分に異常がないか。また、ウインチの据え付けの状態はよいか。

暴風後等の点検

暴風後等の点検の項目は、作業開始前点検と同じになります。

暴風後等の点検も、検査結果を3年間保管しなければいけません。忘れずに点検してください。

定期自主検査(年次点検・月次点検)にかかる費用を安くするコツ

最後にクレーンの定期自主検査にかかる費用を、解説していきます。

定期自主検査(年次点検・月次点検)にかかる費用は約2万円〜20万円!

定期自主検査を外注する場合、費用は約2万円〜20万円になります。
金額の幅が大きいのは、クレーンの種類や検査条件によって大幅に変わってくるためです。

検査の費用に関わってくる項目は、以下の通りです。
●クレーンの種類
●クレーンの吊り上げ荷重(t)
●1度に検査するクレーンの台数
●休日及び時間外での検査
●年末年次に行う検査

一番大幅に費用が変わるのが、吊り上げ荷重の項目です。

天井クレーンを例に挙げて、比較します。

5t未満 16,720円
5t以上10t未満 22,550円
10t以上20t未満 30,580円
20t以上50t未満 41,470円
50t以上100t未満 56,430円
100t以上200t未満 73,480円
200t以上500t未満 96,360円
500t以上 128,260円

吊り上げ荷重の階級が上がるごとに、値段が跳ね上がっていくのがわかると思います。

費用を安くするコツは、以下の2点です。
1.1度に複数のクレーンを点検に出す
2.平日の業務時間内に点検をしてもらう

もちろん、できるだけ費用を抑えたいですよね。この2つのコツはしっかり覚えておきましょう。

詳しく年次点検の料金を知りたい方は、下記のリンクを参考にしてください。

一般社団法人日本クレーン協会 検査料金・検定料金

まとめ

クレーンの点検|まとめ
クレーンの点検は「クレーン等安全規則」で義務付けられています。
点検を行わなければ、法令違反です。下記点検・検査は必ず受けてください。
  • 年次点検
  • 月次点検
  • 作業開始前点検
  • 暴風後等の点検

必ず、上記のタイミングで適切に点検・検査をしてください。
安全第一です!!
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    2022/08/02

    46,489

  • カニクレーンのラジコンが丸わかり!アウトリガとクレーンの操作をスマートに!
    クレーン

    カニクレーンのラジコンが丸わかり!アウトリガとクレーンの操作をスマートに!

    目次 ラジコンの概要 ラジコンの操作 土木工事・建築工事で活躍するカニクレーン カニクレーンは前田製作所 古河ユニックはミニ・クローラクレーン クレーンの購入は中古販売専門会社 まとめ|ニクレーンのラジコンが丸わかり!アウトリガとクレーンの操作をスマートに! カニクレーンは、墓石や庭石、石碑の据え付けなど、周囲に支障物が多く狭いうえに段差があるような不安定な現場で活躍します。 また、周りに電線が張り巡らされた変電所、トンネルや地下鉄での管工事なども得意な現場です。 アクセスできる建設機械に制限のある現場、作業スペースが思うように確保できない現場という共通点がある、ビル建築の屋上での作業、プラント・工場の屋内作業などでも能力を最大限に発揮します。 以上のような現場では、工事の進行とともに現場状況が刻々と変化することも多いです。 そういう現場で、カニクレーン本体よりやや離れた場所で、現場全体に気を配りながら運転・操作するためにあるのが「ラジコン」です。ラジコンは、カニクレーンの安全作業上、欠かすことができないアイテムとなっています。 この記事では、カニクレーンのラジコンについて詳しく紹介します。 またカニクレーンが活躍している土木工事や建築工事について、メーカーやおすすめの購入先についても触れていますので、導入を検討している方はぜひ参考にしてください。 ラジコンの概要 ラジコンと同じようにカニクレーンを遠隔操作できる装置にリモコンがあります。 ラジコンは無線式で電波の届く範囲で遠隔操作できるのに対して、リモコンでは送信ケーブルの長さの範囲内での遠隔操作ということになります。 この記事では、ラジコンについて概要を解説していきます。 ラジコンは前田製作所のMC285Cシリーズのものを参照していますが、メーカーや機種によって構成や機能、操作に多少の違いがありますので、詳細は各マニュアルをご確認ください。 ラジコンの構成 ラジコンは、送信機と受信機からなり、この2つによってラジコン装置として機能します。 送信機 送信機は、以下の5つのパーツによって構成されています。 液晶表示部 4種類の操作ボタン 4組のクレーン操作レバー アクセルレバー グリップ(持ち手) 送信機は、クレーン操作信号を無線でクレーン本体に搭載した受信機に送信し、本体から離れた場所でクレーンを操作することができます。 基本的に片手で操作できるように設計されていて、操作レバーやボタンは親指で操作し、人差し指でアクセルレバーを操作することが可能です。他の指でグリップをしっかり握って送信機を保持します。 送信機の水洗いは厳禁です。清掃は、水または水で薄めた中性洗剤を布などに含ませて、汚れを拭き取るようにしてください。 受信機 受信機は、カニクレーン本体に搭載され、以下の5つのパーツで構成されます。 コントロールボックス メインスイッチ モニタディスプレイ アンテナ レセプタクル レセプタクルとは、コネクタの挿入口のことです。 受信機は、送信機から送信された操作信号を受信しカニクレーンを作動させます。 ラジコンの機能 送信機は片手で操作できるので、もう一方の手で吊り荷を支えたり玉掛けしたりすることが可能です。 クレーン速度は、ラジコンのアクセルレバーの操作により、停止状態から最速まで続けて操作できます。 送信機の液晶表示部には、以下の操作状況が表示され確認できます。 クレーン操作 微速操作 フック格納操作 アクセル開度 この液晶表示部には、異常の発生や異常の内容も表示されるので、異常箇所の確認や処置の迅速な対応が可能です。 送信機の操作状況や異常警報を音声メーセージで知らせる、音声機能付き機種もあります。 ラジコンは、類似した周波数の電波が近くで使用されていた場合、他の周波数に自動的に切り替える「オートスキャン方式」を採用していることが多いです。 また装置ごとに「IDコード(識別コード)」を設定し、独自のデータ伝送方式を採用していることがほとんどで、無線機の電波が混信してクレーンが誤作動しないようにしています。 ラジコンの安全 ラジコンは、電波法に基づいた「技術基準適合証明」を受けた装置を使用してください。メーカー純正のラジコンには、証明ラベルが添付されています。 証明ラベルが添付された送信機を改造したり、証明ラベルのない改造した送信機を使用したりすることは違法です。 送信機を使用するときは、必ずフックベルトを使用して操作中の送信機の落下防止に努めてください。 また送信機に強い衝撃を与えると故障や誤作動を引き起こし、感電や重大災害の原因になる可能性がありますから注意が必要です。 ラジコンに使用する電池はメーカー指定のものとし、電池は正しく使用してください。 ラジコンの操作 ラジコンの構成や機能などの概要を説明しました。ここからは実際のラジコン操作のポイントを解説します。 ラジコンは必要に応じてモードを切り換えて使用するタイプがほとんどです。モードには初期値設定モード、アウトリガモード、クレーンモードの3つがあります。 画面上で、それぞれのモードに切り換えたことをしっかり確認してから操作を開始しましょう。違うモードで誤った操作をすると、カニクレーンの誤作動につながり事故の原因になる可能性があります。 初期設定モードは、最初に液晶濃度や音声VOLなど、8種類程度の項目を設定するときに使用します。変更した場合は終了操作をしないと有効にならないので注意してください。 アウトリガ・クレーンのモード設定 まず、ラジコン送信機の各操作モードの設定(呼び出し)方法を説明します。 送信機の電源をONにすると、液晶表示部に約2秒間、クレーンマークが表示され、その表示が消えたら、自動的にクレーンモードに設定されます。 クレーンモードからアウトリガモードに切り替えるときは、一度電源ボタンを押してOFFにしてから再度電源ボタンをONにしてください。 液晶表示部にクレーンマークが表示されている間に、微速/モードボタンを2秒間押すと、クレーンモードとアウトリガモードの選択画面が表示されます。 カーソルを動かしアウトリガの横に合わせ、設定ボタンを押すとアウトリガモードになります。 アウトリガモードでの操作 所定の作業前点検終了後、送信機の各操作レバーの動きがスムーズで、レバーから指を離すと「中立」に戻ることを確認してください。 アウトリガモードでの操作のポイントは以下のようになります。 アウトリガ設置操作 4基の各アウトリガ操作レバーを「出」に操作して各アウトリガを均等に伸ばし、機械を所定の高さにする。機械が地面から「約80ミリ」浮いたら、アクセルレバーをゆっくり戻し、操作レバーから指を離して「中立」位置にする。 アウトリガ格納操作 操作モードを」「アウトリガ接地モード」にする。操作レバーを「入」に操作してアクセスレバーをゆっくり引く。機械が地面に接地したら、アクセルレバーをゆっくり戻し、操作レバーから指を離して「中立」位置にする。 クレーンモードでの操作 所定の作業前点検終了後、すべてのアウトリガが確実に接地されていることを確認してから、クレーンモードでの操作を開始してください。 クレーンモードでの操作のポイントは以下のようになります。 旋回操作 右旋回は「右」に操作し、アクセルレバーをゆっくり引くと、ブームはクレーン上から見て時計回りに旋回する。左旋回も同様。アクセルレバー及び旋回操作レバーから指を離し、中立位置に戻すと旋回が停止する。 ブーム伸縮操作 ブーム伸縮レバーを「伸」に操作し、アクセルレバーをゆっくり引くとブームが伸長する。ブームの「縮」操作も同様。アクセルレバー及びブーム伸縮操作レバーから指を離し、中立位置に戻すとブームの伸縮が停止する。 フック巻上、巻下操作 フック巻上、巻下操作レバーを「上」に操作し、アクセルレバーをゆっくり引くとフックが巻き上がる。フックの巻下げも同様。アクセルレバー及びフック巻上、巻下操作レバーから指を離し、中立位置に戻すとフックの巻上げまたは巻下げが停止する。 フック巻上、巻下操作 フック巻上、巻下操作レバーを「上」に操作し、アクセルレバーをゆっくり引くとフックが巻き上がる。フックの巻下げも同様。アクセルレバー及びフック巻上、巻下操作レバーから指を離し、中立位置に戻すとフックの巻上げまたは巻下げが停止する。 微速モードの設定と解除 クレーン操作を低速で行いたい場合は、微速モードに設定するとクレーン最高作動速度が規制されて、クレーン作業の低速での速度コントロールをさらにスムーズで行うことができる。 エンジンストップと非常停止操作 送信機のアクセルレバーや操作レバーから指を離しても作動が停止しない場合や、操作していないのにクレーンが動き始めた場合は、エンジンストップ・非常停止操作ボタンを押すと停止する。 土木工事・建築工事で活躍するカニクレーン カニクレーンは、さまざまな土木工事・建築工事で活躍できるように進化を遂げています。カニクレーンの構成の概要と最新機種の仕様情報を紹介します。 カニクレーンは、ゴムクローラー(キャタピラ)式の走行台車にクレーン(ブーム式)を搭載した移動式クレーンです。 作業現場内では自走して走行し、定格総荷重以内でのクレーンによる吊り荷作業が可能です。またラジコンによる遠隔操作もできます。 クレーン本体は、走行台車部、クレーン部、安全装置から成り、「コンパクト設計」と「屈折式アウトリガ」が特徴です。 動力源は、熱効率が高く燃料消費量が少ないディーゼルエンジンが主流ですが、比較的小型の機種ではガソリンエンジンもあります。またオプションで、よりクリーンな電動モーターとの併用仕様がある機種も増えています。 多くの建設機械同様、ブームやアウトリガは油圧によって作動し、スムーズで小回りのきく動きが特長です。 カニクレーンには乗車型と非常車型があり、作業する現場状況や作業時間、扱う吊り荷の重量などで選択されます。 最新機種の特徴としては、各種モーメントリミッタの充実、アウトリガインターロック仕様などによる安全性の向上が挙げられます。 カニクレーンは前田製作所 実はカニクレーンという名称は、前田製作所の商品名です。 前田製作所は、カニクレーンを狭くて足元の不安定な墓地での作業を容易にするために開発したとされています。 カニクレーンはコンパクトな形状のままゴムクローラーで走行しますが、現場では4本のアウトリガを張出して接地します。このアウトリガを張出した姿がカニに似ていることからカニクレーンと命名されました。 前田製作所は前田建設工業の機械工場として開設され、1962年に株式会社として独立し、建設機械のコマツと強い連携関係にあります。 1968年自社商品の前田クレーンを発売し、1980年には、カニクレーンの原型ともいえるミニクロクレーンを発売しました。 本社は長野県の長野市にあり、全国に28カ所の拠点があります。また海外の主要拠点として、2022年MAEDA AMERIKA Inc.を設立し、グローバルに営業活動を展開しています。 古河ユニックはミニ・クローラクレーン 「赤いユニック」でおなじみの古河ユニックは、1961年に日本初の積載型クレーンを発売して以来、ユーザーニーズに応える技術と製品を開発し続けています。 現在ではユニックとクレーンにおいて、わが国の代表的なメーカーです。 カニクレーンは前田製作所の商品名でもあるため、古河ユニックでは同様のクレーンをミニ・クローラクレーンと呼んでいます。 古河ユニックは、1946年に創設された共栄開発が前身です。 1970年に社名にもなった「UNIC(ユニック)」は、積載型クレーンの代名詞として世界レベルで浸透しています。1987年、現在の古河機械金属のグループに入りました。 1991年、2.5トン吊りミニ・クローラクレーンの発売を開始しています。また最近では、車両運搬車「キャリア」も製造販売しています。 東京に本社があり、全国に42カ所の販売拠点、400ヶ所以上の指定サービス工場が稼働中です。 「赤いユニック」でおなじみの古河ユニックは、1961年に日本初の積載型クレーンを発売して以来、ユーザーニーズに応える技術と製品を開発し続けています。 現在ではユニックとクレーンにおいて、わが国の代表的なメーカーです。 カニクレーンは前田製作所の商品名でもあるため、古河ユニックでは同様のクレーンをミニ・クローラクレーンと呼んでいます。 古河ユニックは、1946年に創設された共栄開発が前身です。 1970年に社名にもなった「UNIC(ユニック)」は、積載型クレーンの代名詞として世界レベルで浸透しています。1987年、現在の古河機械金属のグループに入りました。 1991年、2.5トン吊りミニ・クローラクレーンの発売を開始しています。また最近では、車両運搬車「キャリア」も製造販売しています。 東京に本社があり、全国に42カ所の販売拠点、400ヶ所以上の指定サービス工場が稼働中です。 クレーンの購入は中古販売専門会社 カニクレーンを含むクレーンの購入は、中古建機の販売専門会社をおすすめします。おすすめの理由は、低価格で納期が早いからです。 たとえば前田製作所の2.9トン吊り5段ブームでラジコン付きの中古価格は、300万前後ですが、新品では600万円前後します。 また新品の場合は購入から納品までにさまざまな手続きや調整が必要ですが、中古は在庫さえあれば購入してすぐ使用することができます。 カニクレーンなどクレーンを中古で購入する場合は、自社で整備点検ができる販売会社を選びましょう。整備・点検を外注する会社は割高になります。 そしてカニクレーンの購入で忘れてならないのが、搬入に必要なトラックなどの輸送手段です。これにも自社で対応できる会社を選んだ方がお得になります。 カニクレーンをスポット的に短期で使用する場合はレンタルという選択肢もあります。 レンタル料金は、吊り上げ荷重のクラス別で設定されていることが多いですが、年式や走行距離でも差があるようです。 1,7トンクラスで1日20,000円/月250,000円、2.9トンクラスで1日35,000円/月350,000程度が目安となっています。この他に諸費用(約2,000円~4,000円)がプラスされます。 まとめ|ニクレーンのラジコンが丸わかり! ここまでカニクレーンについて、ラジコンを中心に紹介してきました。 まず、ラジコンの構成・機能・安全などの概要、モード設定や操作方法を説明しました。その他、カニクレーンが活躍している工事について、代表的なメーカーやおすすめの購入先、レンタルについても触れてました。 カニクレーンは、現状では他の建設機械に比べると販売台数がまだ少ないです。ただ今後、作業スペースに限りがある都市中心部や高層ビルでの維持・修繕作業での活躍が増えてくると考えられます。 作業効率や安全性を重視したい狭所現場での作業が発生した場合は、ぜひカニクレーンを検討してみてください。 ←トクワールドで中古【カニクレーン】が探せます

    #カニクレーン

    2023/09/28

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  • カニクレーンのレンタルは手軽で便利?料金相場や商品の仕様を詳しく紹介!
    クレーン

    カニクレーンのレンタルは手軽で便利?料金相場や商品の仕様を詳しく紹介!

    目次 カニクレーンとは? カニクレーンのレンタル料金相場  建機レンタルのニッケン|カニクレーン 建設機械・重機レンタルのアクティオ|カニクレーン カニクレーンの運転操作に必要な資格 カニクレーンのレンタル|まとめ カニクレーンの代表的なメーカー、前田製作所のMC174CRMの全幅は590mmです。建設機械が入ることのできない狭い通路を通って現場に到着し、4本のアウトリガーを張り出して、最大吊り能力1.7トンで作業します。 カニクレーンは、狭く段差があるような不安定な場所で墓石や庭石、石碑の据え付け作業。周りに電線が張り巡らされた変電所、スペースが限られたトンネルや地下鉄での管工事などで活躍します。 ただそのような現場での工事は、通年で考えるとそう多くはないという建設会社も多いはずです。そういうとき、手軽で便利なのがレンタルでのカニクレーンの導入です。 この記事では、カニクレーンについての基本情報、カニクレーンのサイズごとのレンタル料金の相場、カニクレーンのレンタル会社などについて紹介します。カニクレーンの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。 カニクレーンとは? カニクレーンは元々、狭く足元の悪い墓地での、墓石の吊上げ作業のために開発されたとされています。狭所現場での重量物の吊上げが主な用途です。 ゴムクローラーで走行し、現場では4本のアウトリガーを張り出して接地します。このアウトリガーを張り出した姿がカニに似ていることで「カニクレーン」と命名されました。 カニクレーンは前田製作所の商品名のため、ミニクローラクレーンと呼ばれることも多いです。 ここでは、カニクレーンの基本情報として、メーカー、種類、特徴、稼働事例について紹介します。 カニクレーンのメーカー カニクレーンの代表的なメーカーとして挙げられるのは、前田製作所と古河ユニックです。 前田製作所の本社は長野県の長野市にあり、全国に28カ所の拠点があります。 1960年、前田建設工業の機械工場として開設され、1962年に株式会社として独立しました。1963年に建設機械のコマツとサービス指定工場契約を締結して以来、強い連携関係にあるのが特徴的です。 1968年自社商品の前田クレーンを発売し、1980年には、カニクレーンの原型ともいえるミニクロクレーンを発売しています。 2022年、MAEDA AMERIKA Inc.を設立し、海外での主要拠点としています。 東京に本社のある古河ユニックは、1946年に創設された共栄開発を前身とし、1961年に日本初のトラック搭載型のクレーンを発売しました。 1970年に株式会社ユニックに社名変更、この「UNIC(ユニック)」は、搭載型クレーンの代名詞として幅広く世に浸透しています。現在は全国に42カ所の販売拠点、400ヶ所以上の指定サービス工場があります。 その後も搭載型クレーンのパイオニアとして、有線式リモートコントロール、ハイアウトリガ機構、アクセル連動操作機構など業界の技術的な発展を牽引してきました。 1991年、2.5トン吊りミニクローラクレーンの発売を開始しています。 カニクレーンの種類 カニクレーンの種類は、クレーンが吊り上げることができる最大荷重である、吊り上げ荷重で分けられます。最大荷重とは、アウトリガーを最大に張出し、最短ブームで、最小作業半径時の定格総荷重のことです。 カニクレーンは、吊り上げ荷重により、1トン未満、1,7トン、2.4トン、2.8トン、2.9トンの4つの種類があります。 以下に種類ごとの主な機種名を、カニクレーンの主要メーカーである前田製作所と古川ユニックに分けて表にまとめました。 (令和5年7月現在) 種類(吊り上げ荷重) 前田製作所 古河ユニック 1トン未満 MK1033CW-1(0.82トン) URU054C(0.495トン) 1.7トン MC174CRM URW174C 2.4トン - URW240C 2.8トン MC285C-3 - 2.9トン MC305C-3 MC405C-3 URW295CB3 URW295C4/P3(M) URW370C(乗車型) URW507C(乗車型) カニクレーンの特徴 カニクレーンは、現場移動などの走行時の外形寸法がコンパクトに設計されていて、通常の積載型クレーンでは通れない狭い通路や狭所現場、カーブの多い道路などの通行が可能になっています。 主流の非常車型の走行時全幅は、1トン吊りで600ミリ程度、2.8トンでも800ミリほどです。 またゴムクローラーを活かして、アスファルト・コンクリート道路、建築物内の床面などの整地面はもちろん、未舗装道路や勾配地、軟弱地での走行もできます。 カニクレーンは、非常車型が主流で、作業者の歩く速さで走行します。最近では比較的大型の乗車型カニクレーンの活躍も目立ってきています。 作業現場に到着したカニクレーンは、4本のアウトリガーを張出して接地します。この4本のアウトリガーがあるため、多少の段差や支障物があっても安定的に設置することが可能です。 カニクレーンの稼働事例 カニクレーンは、ビル建設やプラント、航空産業、湾岸建設、山岳土木、変電所、石油・ガス施設、トンネル・地下、美術品据付けなどで活躍しています。これらの多種多様な現場の共通点は、建設機械のアクセスが制限される狭所や屋上であることです。 たとえば、高層ビルの建築中に、ドアを通って屋内を移動し、エレベーターを使って現場まで昇降することができます。 カニクレーンは、周囲に障害物がある場所でも、状況に応じて4本のアウトリガーを張出すことで安全作業できます。上部に電線がある現場でも、作業範囲規制を設定すれば、電線と接触ることなく作業可能です。 カニクレーンのレンタル料金相場  ここからは、カニクレーンのレンタル料金の相場を吊り上げ荷重のクラス別に見ていきます。また各機種の能力の概要なども説明していますので、参考にしてください。 ただレンタル可能地域などは限定的な場合もあり、すべての地域で同条件のレンタルが可能というわけではありません。 吊り上げ荷重1.7トン 使用機種|前田製作所MC174CW 年式2017年 17,000円/日 255,000円/月 別途管理・サポート料金 4,320円/1回 【機種の能力】 ・前田製作所のMC174CWはシリーズ最小機種で積載2tトラック横積み可能 ・クラス最速のウインチスピード(10.9m/min) ・アウトリガー張出・格納一括スイッチ(スイッチ一つで4本同時操作可能) ・油圧走行2速切り替え(1速:2.0km/h、2速:3.3km/h) ・誤操作防止機能|走行レバースタンドを走行位置にセットすることにより、クレーン回路がインターロック) 【主要諸元】 吊り上げ荷重1.72トン クレーン容量1.72トン×1.0m 最大作業半径5.17m×0.22トン 最大地上揚程5.6m 機体幅590ミリ 吊り上げ荷重2.4トン 使用機種|古河ユニックUR-U240CP2 年式2017年 24,000円/日 ASK/月 別途管理・サポート料金 2,080円/1回 【機種の能力】 ・UR-U240Cシリーズはクラス最高のスペックを誇る ・連動ラジコンを標準装備|ブームフック平行移動やフック水平移動、障害物越えも簡単操作 ・パワーオートアクセル|エンジン回転数を最適な状態に制御 ・ラジコン操作で4本同時でアウトリガーの張出・格納を実現 ・連動ラジコンはジョイスティック式と選択スイッチ式から選択可能 ・クラス最速のフック巻上げ速度(13m/min) 【主要諸元】 吊り上げ荷重2.43トン クレーン容量2.43トン×1.5m 最大作業半径6.95m 最大地上揚程7.4m 最大地下揚程11.5m 機体幅600ミリ 吊り上げ荷重2.8トン 使用機種|前田製作所MC285CW 年式2016年 28,000円/日 ASK/月 別途管理・サポート料金 4,320円/1回 【機種の能力】 ・連続使用に強いウインチ|長時間の使用に耐える油圧ディスクブレーキを採用 ・クローラは段差に強い中央タンデム方式|段差のある場所で中心部分が折曲がる ・誤操作防止|走行レバースタンドを走行位置にセットすることでクレーン回路がロック ・転倒警報装置|走行時とクレーン使用時それぞれに転倒警報装置を標準装備 ・アウトリガー操作パネル|スイッチタイプを使用してレバー操作と差別化して誤操作防止 【主要諸元】 吊り上げ荷重2.82トン クレーン容量2.82トン×1.4m 最大作業半径8.205m×0.15トン 最大地上揚程8.7m 最大地下揚程10.1m(4本掛) 機体幅750ミリ 吊り上げ荷重2.9トン  一番流通の多い2.9トンクラスは2機種紹介します。 前田製作所MC305C-3(乗車型) 式2019年 33,000円/日 330,000円/月 別途管理・サポート料金 1,240円/1回 【機種の能力】 ・安全・環境性能が充実の建設工事現場スタンダードマシン ・モーメントリミッタは作業に合わせた設定が可能(揚程・作業半径・角度制限) ・オートスライドアウトリガーを作用しアウトリガーインターロックを標準装備 ・乗車タイプだから走行・クレーン操作の長時間作業も快適・リモコン操作可能 ・オプションで電動モーターを併用すれば安定操作と省エネの両方を実現 【主要諸元】 吊り上げ荷重2.98トン クレーン容量2.98トン×2.5m 最大作業半径12.16m 最大地上揚程12.52m 最大地下揚程16.09m(4本掛) 機体幅1,280ミリ 古河ユニックURW295CB(乗車型) 年式2018年 42,000円/日 650,000円/月 別途管理・サポート料金 3,340円/1回 【機種の能力】 ・メンテナンスフリーのバッテリー搭載(補水の必要のないシールドバッテリー) ・短時間充電AV100V対応(AC200Vは5h、AC100Vは9hでフル充電) ・1日の稼働時間に十分なバッテリー容量と操作しながらの充電も可能 ・ブーム全自動格納機能付きだから作業終了時も手間が非常に楽 ・任意設定の作業範囲制限装置付きだから現場での干渉の恐れを軽減 【主要諸元】 吊り上げ荷重2.93トン 最大定格総荷重×作業半径2.93トン×1.4m 最大作業半径8.41m 最大地上揚程8.9m 最大地下揚程11.6m 機体幅690ミリ 建機レンタルのニッケン|カニクレーン 建機レンタルのニッケンのカニクレーンのラインナップのうち5機種を紹介します。 前田製作所が3機種と古河ユニックが2機種ありました。メーカー別に機種の概要を表にまとめましたので参考にしてください。 前田製作所のカニクレーン 機種型式 MC305CWMS-2 MC285CWM-2 MC305CWMSK-3(乗車型) 最大吊り上げ能力(t×m) 2.98×2.5 2.82×1.4 2.82×2.5 最大作業半径(m) 12.16 8.205 12.16 ブーム段数(段) 5 5 全自動5 登坂能力(度) 23 20 23 走行速度(km/h) 0-2.8 0-2.2 前・後進0-2.8 駆動方式 ディーゼルエンジン ディーゼルエンジン エンジン(電動仕様あり) 古河ユニックのカニクレーン 機種型式 UR-W295C1RS UR-W295CMRS 最大吊り上げ能力(t×m) 2.93×1.4 2.93×1.4 最大作業半径(m) 8.41 8.41 ブーム段数(段) 5 5 登坂能力(度) 20 20 走行速度(km/h) 0-2.0 0-2.3 駆動方式 水冷式ディーゼルエンジン AC200Vモーター・ガソリンエンジン併用 建設機械・重機レンタルのアクティオ|カニクレーン 建設機械・重機レンタルのアクティオでのカニクレーンのラインナップは前田製作所の2機種でした。それぞれ表にして紹介します。 機種型式 MC285C-2 MC305C-2 最大吊り上げ能力(t×m) 2.82×1.4 2.98×2.5 最大作業半径(m) 8.2 12.16 ブーム段数(段) 5 5 登坂能力(度) 20 23 走行速度(km/h) 0-2.2 0-2.8 駆動方式 ディーゼルエンジン ディーゼルエンジン カニクレーンの運転操作に必要な資格 カニクレーンを運転操作する場合は、小型移動式クレーンの資格で運転操作が可能です。ただ、フックに荷物をかけて吊り上げる作業には玉掛けの資格が必要になります。 カニクレーンを使って現場で作業するときは、小型移動式クレーンと玉掛けの2つの資格を取得しておかなければなりません。 小型移動式クレーン運転技能講習 小型移動式クレーン(吊り上げ荷重5トン未満)の運転作業をするには、運転技能講習を修了しなければならないことが労働安全衛生法で義務づけられています。 技能講習は、各地域にある登録教習機関で受講することができます。以下のサイトで、居住地に近い登録教習機関を検索してみてください。 厚労省|登録教習機関一覧 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/anzen/anzeneisei05.html 受講費用や受講時間は、現在保有している資格や業務経験で違ってきます。 たとえばクレーンなどの建設機械の資格や業務経験がまったくない場合は、20時間(3日間)の受講が必要で費用は54,000円になります。 事前に、お近くの登録教習機関に問い合わせて確認しておくと安心です。 似た講習に「移動式クレーンの運転の業務に係る特別教育」がありますが、吊り上げ荷重が1トン未満と大きく制限があるので注意してください。 玉掛け技能講習 制限荷重1t以上の揚貨装置及びつり上げ荷重1t以上のクレーン、移動式クレーンもしくはデリックの玉掛け作業をする場合は、労働安全衛生法に基く技能講習を修了しなければならないことが義務づけられています。 玉掛け技能講習も登録教習機関での受講となります。 小型移動式クレーンと同じように、受講費用や受講時間は、現在保有している資格や業務経験で違ってきます。 以下の講習修了者や免許がある場合は、15時間(3日)の受講が必要で、費用は24,000円になります。 ・床上操作式クレーン運転技能講習を修了 ・小型移動式クレーン運転技能講習を修了 ・クレーン・デリック運転士免許、移動式クレーン運転士免許、揚貨装置運転士免許のいずれかを有する 受講コースや費用は、各地域、各機関で多少の違いがあるようです。まずは、お近くの登録教習機関に問い合わせてみることをおすすめします。 カニクレーンのレンタル|まとめ カニクレーンのレンタル|まとめ ここまでカニクレーンのレンタルについて紹介してきました。 まずカニクレーンの基本情報として、メーカーや種類、特徴、稼働事例について整理しました。 次にレンタル料金の相場を、吊り上げ荷重のクラスごとメーカーごとにまとめています。また主要な建機レンタル会社でのカニクレーンのラインナップについても触れています。 そして最後に、カニクレーンを使って現場で作業する際に必要な小型移動式クレーンと玉掛けの資格取得について説明しました。 カニクレーンの導入をレンタルで検討している方は、ぜひ参考にしてください。 ←【中古カニクレーン】を探すならトクワールド!

    #カニクレーン#資格

    2023/10/20

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