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整地費用が詳しくわかる!ユンボやトラックを使うなら免許の取得を!

ユンボ

2022/05/23

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整地費用が詳しくわかる!ユンボやトラックを使うなら免許の取得を!

整地費用が詳しくわかる!ユンボやトラックを使うなら免許の取得を!

「庭を整地して駐車場にしたいがDIYでできないだろうか」
「畑だった土地にマイホームを計画中だが整地を自分でやりたい」
「土地付きの中古住宅を購入したが残置物を処分して整地したい」

整地は、解体や土木の工事で行うものというイメージがありますが、意外に身近なところでも必要とされる作業です。特に多いのが、庭や外構のリフォームのための整地です。

そして現在では、経済性を考えて、DIYで整地できないかというお客様が増えています。

しかし、地盤の掘削や不陸整正、不要な樹木や廃材の撤去を人力だけでやるのは至難の業です。今は、廃棄物の分別もうるさいですから、処分にも一苦労します。

そこで登場するのが、ユンボやトラックです。ただ、ユンボやトラックの操作や運転には免許の取得が必要です。

この記事では、整地を業者に依頼した場合の費用相場や、DIYした場合の作業のポイントや費用を紹介します。この2つを比較して、あなたにとって、どちらが本当にお得なのかを判断する参考にしてください。

整地を自分でやるならユンボ・トラックの免許取得を

整地作業は、土木工事のなかの工種でいうと、「土工」になります。

土を掘って運び、或いは土を盛って固めるという基礎的な仕事です。口で言うのは簡単ですが、なかなかの重労働です。

土木や造園の仕事は建設業といい、ハードな仕事の代名詞のような位置づけとなっています。しかし、今の現場ではユンボなどの建設機械を使うので、かつてのように朝から晩まで額に汗して働くようなことはありません。

植木職人は木に登らずに高所作業車を使い、とびは重い材料は運ばずにクレーンで吊って移動します。これがプロの現場の実状です。

プロではない一般の方ではなおのこと、ユンボやトラックで整地作業されることをおすすめします。ただ、冒頭にもあるように、ユンボやトラックの操作や運転には免許や資格が必要です。

整地作業の予備知識として、整地・更地・造成地の違いや整地の作業手順について紹介します。

整地・更地・造成地とは

整地とは

整地とは、建物は解体処分され、樹木や廃材、埋設物や堆積物が撤去されて地盤の高低差を整正してある土地のことをいいます。

さらに、整地された土地は、その後の活用に対応しやすいように、最低限の手が加えられている土地でもあります。雨水などの溜まりがないように水勾配をつけられていたり、砕石で敷き均されたりしているのです。

更地とは

更地とは、建物や構造物、樹木などが撤去されて何もない状態の土地のことをいいます。地盤以外に何もないのは整地と一緒ですが、ただ取り除いただけで、その後の整備はされていない土地です。

不動産の観点からすると地上権や貸借権などで、いろいろと条件が出てくるようですが、ここでは土地の見た目の状態の違いから紹介しています。

造成地とは

造成地とは、活用する目的に合わせて改良された土地ことをいいます。

既存の樹林や建造物を撤去して更地にした荒地や傾斜地を、宅地や商業施設、駐車場などをつくるために整備した土地です。

開発行為の申請とともに、計画的に企画や設計がなされ、大規模な土木工事となります。ほとんどの場合、造成工事とともに、基礎工事や舗装のための路盤工事なども施工されます。

整地の作業手順とポイント

整地作業について、DIYと、業者に依頼する場合の両方に共通する手順は、大まかに3つあります。

整地する土地の支障・残置物を撤去、ユンボで土地を平坦にする、表土を砕石などで仕上げるの3つです。

それぞれについて、概要を見ていきましょう。

支障・残置物の撤去処分

解体工事の最終工程として施工される整地作業では、支障となる残置物は撤去された状態が多いです。しかし、長期間更地のままだった現場には、様々な投棄物があったり、飛来して根付いた樹木や雑草が生えていたりすることがあります。

これらの支障・残置物を撤去処分するのが、整地にするための最初の作業です。

ユンボを使って支障物を集積して、分別しながらダンプ車に積込みます。ダンプ車は、各処分場へ廃棄物を運搬します。

ユンボで地盤を平坦にする

次に、ユンボで地盤を平坦にします。このとき作業のポイントとなるのが、排土板(ブレード)です。

基本となる地盤(GL)を設定したら、土や砕石などを排土板で前向きに押しながら進み、クローラー(キャタ)の跡を消す場合は後ろ向きで引きます。規模が大きな現場では、丁張で高低差が分かるようにします。

整地する敷地内に滞水がないように、排水のための水勾配を考えるのも重要です。必要に応じて、暗渠や側溝などの排水設備を設けることも検討しましょう。

表土を砕石などで仕上げる

通常、整地作業では、粗仕上で完了となります。粗仕上とは、支障・残置物を撤去処分して平坦地にしたら、清掃程度で仕上げることです。

ただ、整地作業後、長期にわたって放置しておくと雨水によって土砂が流されたり、雑草が伸び放題になったりします。これらを未然に防ぐため、砕石などを敷均し、軽転圧して仕上げることも多いです。

整地費用の相場は規模で変わる

ネット上で、整地(表土の均し程度)を業者に依頼するときの費用相場を検索すると、大抵1㎡当り300円~600円で算出しています。しかし、どれくらいの面積を想定しているのかを提示しないと参考になりません。

例えば、10㎡、100㎡、1000㎡を例に違いを見てみます。

① 1㎡当り600円の場合、10㎡で6,000円
② 1㎡当り600円の場合、100㎡で60,000円
③ 1㎡当り600円の場合、1,000㎡で600,000円

業者に整地を依頼すると、ユンボの現場までの回送費や、ユンボの運転者の日当などがかかります。

ユンボの往復の回送費は、10㎡でも100㎡でも変わりません。運転者の労務費は、時間給ではなく、最低でも1日当たりの金額になります。

① の6,000円で整地してくれる業者はいないと考えるべきでしょう。
② で何とか依頼できるどうかのラインです。

極端な例ですが、10㎡の整地を業者に依頼すると、1㎡当り6,000円ということになるのです。

整地作業時間の捉え方

整地作業の費用を考えるとき、DIYでやる場合と業者に依頼する場合の一番の違いは、作業にかかる時間の捉え方です。

DIYでは、特別な理由でもない限り、時間があるときに少しずつ作業します。急な用事ができたり、仕事で疲れたりして、作業ができないで予定より遅れても問題になりません。

しかし、業者にとっては、作業時間は労務費という一番ボリュームの大きな費用に直結します。
ですから、決められたスケジュール内でいかに効率的に作業をこなすかを考えます。

言い方を換えると、時間に制約がある場合は業者に依頼したほうが確実だと言えるでしょう。

DIYできる整地の限度

現場の状況によっては、DIYで整地が難しい場合もあります。

例えば、全く未経験の方が、1,000㎡の面積の土地を整地するのは無理があります。ユンボの資格もなく、勾配や排水、廃棄物の処理についての知識もないまま作業するのは危険ですし、法令違反を犯しかねません。

庭に1t以上の景石があったり、10mを越える高さの庭木があったりする場合は、撤去するのにクレーン車や高所作業車が必要です。それらの建設機械を運転操作するにも資格が必要になります。

農地として使っていた水田地や畑地を整地するには、地盤改良を必要とするケースが多いです。これも一般の方には無理でしょう。

整地したい敷地の面積だけでなく、現場の状況によっては、業者に依頼しなければならないケースもあることを覚えておいてください。

整地をDIYでするときの費用

ここからは、DIYで整地をするときの費用相場について見ていきます。想定しているのは100㎡(約30坪)の整地です。

「家族の車の所有が増えたので、庭を整地して駐車スペースにしたい」
「今は誰も住んでいない実家を売りに出すので、庭木を処分して整地したい」

このような理由で整地を検討していて、費用をかけたくないから、DIYしたいというお客様が多いからです。

一般住宅での外構の広さを考えると、100㎡くらいが参考にしやすい面積だと考えられるためこの規模を想定しました。

残置物の撤去に必要な電動工具

外構や庭の整地をDIYしようとするとき、残置物の撤去に様々な電動工具が必要になります。

外構にある門柱や門扉、化粧ブロックやフェンスなどを解体する場合、インパクトドライバーや電気ドリル、サンダーなどが必要になります。コンクリート構造物の破砕作業は、電動ブレーカーやピックが必須です。

庭木にしても、3m以上の高木を切り倒すにはチェンソーが必要ですし、根鉢を抜く作業をスコップだけでこなすのは大変な作業となります。樹木の根というのは、掘ってみないと大きさも形状も分かりません。

ブレーカーやチェンソーなどを業務として使用する場合は、操作資格を取得するための講習や教育が義務付けられています。DIYなどの個人使用では義務化はされていませんが、危険を伴う作業であることは変わらないです。

腕に覚えがあって自信のある方以外は、おすすめできません。

ユンボとトラックを使用する

外構や庭の整地を効率的に省力化して施工するにはユンボ、コンクリートのガラや伐木した樹木などのゴミを処分場へ運搬するためにはトラックが必要です。

100㎡程度の敷地面積であれば、ユンボはコンマ1(3tクラス)以下、トラックなら2t以下のダンプ車で十分でしょう。

ユンボは、掘削や積込、整地作業が可能です。アタッチメントを換えれば破砕作業もできます。

今は、ゴミの分別処分が非常にシビアです。ダンプで効率よく、各処分場へ運搬しなければ時間とガソリン代の無駄使いとなります。

整地をDIYするときの費用

ここでは、100㎡の外構や庭の整地を、DIYするときの費用の目安を見ていきます。ポイントは、2つあります。

・ユンボやトラック、電動工具のレンタル費用
・残置物の撤去や分別、処分の費用

それぞれ詳しく紹介します。

レンタル費用
レンタルするのは、ユンボ(回送費含む)、廃棄物を運搬するダンプ、フェンスや構造物を解体するための電動工具類などになります。

コンマ1以下のユンボは、往復の回送費で20,000~25,000円、レンタル費用は8,000~10,000円/日程度です。

2tダンプは、レンタル会社受け渡しで、10,000~15,000円/日程度でしょう。電動工具類は、手で持ち運びできる大きさのもので、3,000~8,000円/日くらいです。

廃棄物の処分費用
残置物の撤去は自分でするとしても、処分は自分ではできません。

庭木を例にすると、枝葉は適切な大きさに切りそろえて焼却処分場、幹木や根鉢(土の付いたもの)も人が持てる程度の大きさにして中間処理場に自分で持ち込むことになります。

花壇ブロックやフェンス、その他の構造物も、それぞれプラスチックや金属、コンクリートのガラなどに分別して処分しなければなりません。

処分費用は、各地域で差がありますが、木のくずやコンクリートのガラでt当り14,000~18,000円です。

まとめ
一般的な住宅の外構や庭100㎡の整地を、自分一人でやるには、経験者でも延日数で一週間から10日はかかるでしょう。ここではその労務費をゼロで考えます。

レンタル費用や処分費を合算すると、概ね150,000~200,000円くらいが費用の目安と考えられます。

整地を業者に依頼するときの費用

ここでは、整地を業者に依頼するとき重要なポイントとなる見積書についてと、整地作業の費用について紹介します。

見積依頼するときは必ず現場を確認してもらう

整地作業に限らず、作業現場の状況というのは、それぞれに違いがあります。必ず現場を確認してもらってから見積を提出してもらうようにしてください。

ダンプやユニック車は現場近くまで入っていけるのか、水道・ガスの埋設管や電気・電話の架空線の位置、樹木や景石の大きさや数などで作業の手間は変わり、費用が違ってきます。口頭だけの説明や数枚の現場写真だけではつかめないことがたくさんあります。

現場確認をせずに見積しようとする業者は、プロ意識が低いと捉えるべきで、他の業者を探すことを検討すべきです。

業者に整地を依頼したときの見積書の見方

良い見積書というのは、お客様が1行1行チェックしていくだけで、作業の流れを思い描くことができるものです。

お客様が後で見返すとき、営業マンの補足説明を受けなくても内容を理解できる程度に、明確に記載されているものがベストな見積書だと言えます。

整地作業の見積書を例に、見積書の見方のポイントをまとめました。

・どんな作業をするのか作業項目が分かるようになっている
・作業手間(労務費)とユンボなどの建設機械費用が区分されている
・一式いくらではなく、数量や単価が明記されている

以上のように明確な見積書であれば、他社の見積書とも比較しやすくなります。

そして、お客様に分かりやすい見積書を提出しようとする意識の強い業者(会社)ほど、現場での作業も手堅く丁寧であることが多いです。

整地を業者に依頼するときの費用

100㎡の外構や庭の整地を業者に依頼するときの費用を、見積形式でまとめました。庭木やフェンス、花壇などがあるという想定です。
項目 数量 単価(円) 金額(円)
1.庭木3m 伐倒抜根 5本 15,000 75,000
2.ネットフェンス H1.5m(基礎含む) 15m 6,000 90,000
3.花壇ブロック撤去 10m 2,500 50,000
4.不陸整正(地均し) 100㎡ 500 25,000
5.ゴミ処分費(焼却処分場) 0.5t 10,000 5,000
6.ゴミ処分費(中間処理場) 3t 15,000 45,000
7.ユンボ 1.0(回送費含む) 延2日 18,000 36,000
小計 - - 372,000
諸経費 1式 - 38,000
合計 - - 410,000
1~4までが、作業手間になります。

上記金額はあくまで目安です。現場にはそれぞれの条件があり、その条件によって費用は違ってきます。ですから、現場確認が重要になるのです。

整地を依頼する業者の選び方のコツ

整地を依頼する業者選びで失敗しないためには、いくつかコツがあります。なんとなく選んでしまって後悔しないために、ぜひ参考にしてください。

地元密着の専門業者に依頼する

何か特別な事情がない限り、整地作業は、地元の専門業者に依頼するのがおすすめです。

工務店やハウスメーカーに頼んでも、施工するのは専門業者です。仲介する業者が入ると、その分の仲介手数料が上乗せされてしまいます。

整地作業に手慣れていて、「土木工事」や「とび・土工」の建設業許可を取得している、地元密着型で豊富な実績のある業者を探しましょう。Webサイトで、施工実績や評判を確認できれば申し分ありません。

地元に根付いて営業してきた会社は地元での評判を重視するので、すべてにおいてきちんとした対応を期待できます。

複数の業者に見積依頼をする

業者に整地作業の見積依頼をするときは、複数の業者、できれば3社以上から見積をとりましょう。

複数の業者から見積を取ることで、業者間に競争意識が生まれて、リアルで適正な価格の見積書が提出されやすくなります。業者には、他社にも見積依頼していることを伝えたほうがフェアです。

このとき、なるべく同じ条件で見積してもらうと比較しやすくなります。最初依頼して提出された見積書の、業者名や金額は空白にしたものを「ひな形」として、あとの2社に提示するのがコツです。

個人のお客様で、これだけシビアに対応される方は、少ないかもしれません。しかし、これくらいのほうが業者のほうにもいい意味の緊張感ができて、その後の仕事にも良い影響を与えるでしょう。

解体業者に一括して依頼する

外構や庭の整地だけでなく、建物の解体撤去も検討している場合は、整地作業も含めて解体業者に一括で依頼すべきです。そのほうが費用(特に諸経費)を安く抑えることができます。

※諸経費とは、一つの工事ごとに発生する、営業経費や事務経費などのことです。

元々、整地作業は、解体工事の最終工程で行われることが多い作業です。

解体業者は、様々な建設機械を所有していることが多く、ユンボに取りつけるアタッチメントも豊富に揃っています。整地作業も得意の工種なのです。

また、解体業者の中には、自社の産廃処分場を所有している場合が少なくありません。処分費用も他の土木会社に比較して割安になります。

思い入れのある庭木の移植や希少価値のある燈篭や景石の移設は、造園会社などの専門業者に、別途、依頼しましょう。そのような検討が必要ない場合は、庭木も景石も、解体業者に依頼すれば一括で撤去処分してくれます。

整地後の活用方法を検討する

整地することで、土地はフラット(平ら)な状態になり、どのように活用するにしても手を加えやすい状態になります。

ここでは、長期間放置したままになっている土地を整地して、有効に活用する方法についていくつか紹介します。

売り地にする

土地購入希望者で一番多いのは、新築住宅の建築を検討している人たちです。

整地し砕石や化粧砂を敷き転圧することで、土地の見栄えが良くなり、土地購入希望者の第一印象は格段にアップします。その結果、整地してある土地のほうが買い手はつきやすく、価格も高く設定できるのです。

新築住宅の建築を検討している人たちは、評価額がゼロの建物や外構、庭に興味はなく、逆にマイナスイメージを持ってしまうものです。

宅地にする

大規模な宅地造成は、宅地造成等規制法によって、許可業者しか施工を行うことができません。軟弱地盤の崩壊や土砂の流出など、公共に与える影響が大きいからです。

小・中規模の宅地造成では、一般の解体業者や土木業者が宅地造成を請け負うことができます。郊外の農地や林地だった土地を土壌改良し、盛土や切土の後、土留め用のコンクリート擁壁などの構造物を設置して宅地にするケースが多いです。

駐車場にする

庭を駐車場にしたい、店舗として使っていた建物を解体して駐車場にしたいという要望のお客様が多くなっています。このケースでは、粗仕上げの整地から、引き続き舗装工事にかかるほうが効率的だと考えられます。

路床となる部分までユンボで掘削して残土処分し、ダンプで砕石を搬入し路盤として転圧します。その後、舗装工事業者に表層を舗装してもらうのです。

工事業者は、なるべく少なくしたほうが、工事ごとの諸経費を抑えることができます。

整地をDIYするのと業者に依頼するのとではどちらがおすすめ?

整地をDIYするか、業者に依頼するかは、整地する土地の規模で決めることをおすすめします。

庭の手入れの延長で、スコップや鎌、レイキなどの道具だけで整地するなら10㎡程度のものでしょう。トラックやユンボの免許や資格があって、工事や土木作業の経験もあるなら、一人でも100㎡くらいなら整地作業は可能かもしれません。

しかし、それ以上になったら、業者に頼む方が無難です。無理をしてやって、疲れ果てて、事故でも起こしたら整地費用を節約できたどころではなくなってしまいます。
整地をDIYするか、業者に依頼するかは、整地する土地の規模で決めることをおすすめします。

庭の手入れの延長で、スコップや鎌、レイキなどの道具だけで整地するなら10㎡程度のものでしょう。トラックやユンボの免許や資格があって、工事や土木作業の経験もあるなら、一人でも100㎡くらいなら整地作業は可能かもしれません。

しかし、それ以上になったら、業者に頼む方が無難です。無理をしてやって、疲れ果てて、事故でも起こしたら整地費用を節約できたどころではなくなってしまいます。

まとめ|整地が終わったら活用方法はじっくり検討しよう!

ここまで、整地の作業と費用について、「DIY」と「業者に依頼」という2つの切り口で紹介してきました。

それぞれの費用感を、あくまで目安ですが同じ条件で紹介していますので、参考にしていただけるものと考えています。
整地費用|まとめ
ここまで、整地の作業と費用について、「DIY」と「業者に依頼」という2つの切り口で紹介してきました。

それぞれの費用感を、あくまで目安ですが同じ条件で紹介していますので、参考にしていただけるものと考えています。

整地をDIYしようとするときのポイントをまとめました。
  • 土地の地盤改良が必要なら業者に依頼する
  • ユンボやトラックを使うなら資格や免許が必要
  • 少しでも無理かなと思うなら業者に依頼しよう

また、業者選びのコツや見積書についても詳しく説明しました。

整地をDIYするか、業者に依頼するかは、整地したい土地の規模や状況で決めるべきです。
無理をしてDIYしては、大きなリスクを背負うことになりかねません。

きちんと整地さえしておけば、土地の活用方法はじっくりと検討することができます。
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油圧ホースはいつまでも長く使える部品ではなく、車のタイヤと同じように2年〜5年で必ず交換時期が来てしまう消耗品ということを理解しましょう。 使用条件にもよりますが、油圧ホースは作業機部の外部に露出しているため劣化以外にも、操作ミスで破損させてしまうこともあります。 また、柔軟性ゆえに継続的に使用していると擦れ・折れ・ねじれ等の損傷を受けて破損する場合も多いです。 油圧ホースの交換を怠っているとパンクや油漏れは必ず起こるので、日々の点検でホースの状態を確認しましょう。 油圧ホースが劣化、破損する要因は以下のケースが挙げられます。 外気または酸化による熱劣化 機械を長時間にわたり稼働させていると、油の摩擦熱や機械自体の熱を吸収し、油圧ホースを流れている作動油の温度が高くなります。 内側からのゴム劣化又は内面チューブ劣化 油圧ホース内側のチューブが作動油の熱により劣化し、硬化するなどして破損することが原因になります。 外面チューブ劣化 太陽の紫外線や雨、寒暖などの過酷な外気の影響を受けて、外面チューブの劣化が発生します。 油圧ホースの外傷 重機の操作ミスにより作業時に木や鉄骨、コンクリート破片が倒れるなどホースへの接触、引っ掛けてしまったときに破損する場合もあります。 ねじれ 油圧ホースの修理交換で取り付けの際に、ホースがねじれてしまうと破損や油漏れの原因になってしまいます。 擦れ 機械の振動や、油の流れた際にホースが伸縮して動くことによって、ホース同士やフレームに擦れて破損する。 ピンホール 油圧ホースに針で刺したような穴が空くこと。 油圧ホースや作動油に混入した異物や、無理な配管によってホース内の補強層(ワイヤー)が崩れた際に発生しやすい。 ホースには最小のまげ半径があるので、ホース取り付け時は数値を確認すること。 ワイヤー切れ(補強層) 断裂 補強層同士の擦れ、外傷に夜油圧ホースの潰れによってワイヤーが切れ、圧に耐えられず破裂します。 外面チューブの劣化によるヒビ割れや外傷等で、めくれた部分から補強層に水が入って発生する侵食、サビでワイヤが切れてしまいます。 上記の表を参考にしながら、油圧ホースの日常点検に活かしてください。 油圧ホースの寿命は2、3年と言われているので交換時期がやってきたら破損の有無に限らず交換してしまうべきでしょう。 作業中にホースが破損した際はどうするべきでしょうかユンボの排土板を下げ、腕(アーム)を伸ばしてバケットを地面に置いたままの姿勢で直ちに機械のエンジンを止めてください 油圧がかかった状態ですと作動油が吹き出し続けます。 油漏れ時は、エンジンを止めた後も作動油で周囲を汚さないように垂れてくる作動油をバケツで受け止めるなどの処置が必要です。 現場が坂になっている場合はそれ以上下に流れないように土留をしたり、土やアスファルトなどの地面に染み込まないように吸着マットや砂を撒いて油を吸収します。 間違えた応急処置として、エンジンを切っていても高圧な油が飛び出すことがあるので、破損部をビニールテープやウエスで抑えて作業を続けてはいけません。 作動油は人体には有害で、目に入ると最悪失明してしまうこともあります。 それと、自分でホースを交換する際によく勘違いされるのが、油圧ホースはホームセンターなどで専用部品が売っているわけではないということです。 現物を持ってお店へ行っても同じものはほぼありません。 そのため、同じものを作ってもらうか取り寄せてもらう必要があります。 油圧ホースの交換知識や経験がない方は、ホース破損と作動油が漏れた時点でお近くの整備業者やサポートに電話しましょう。 油圧ホース脱着ですが、コツがいる上に使用している金具なども機械によって異なるので簡単ではありません。 油圧ホースの交換手順 1.作動油が目に入らないように保護メガネやゴーグルの着用、軍手を着けます。 2.ホースを外す際は安全のために必ず配管内部の圧力、油圧がかかっていない、アタッチメントが落下しない状態で行ってください。 3.きちんとサイズのあった工具を使用しないと機械を壊してしまうので、専用の整備工具は事前に揃えておきましょう。 4.金具は締め込むことで密着させ漏れを防いでいます。 5.経年劣化で金具が食い付いていたり、青錆で固着している場合がほとんどなので、肉厚で長いスパナを2個使用して回すとうまくいきます。 6.作動油吹き出しの危険があるため、配管を緩めたら手前に揺すって内圧がかかって無いことを確認してから外しましょう。 7.破損したホースを外したら、パイプ内に埃などの不純物が入らないようにビニールをかぶせます。 8.外したホースを建設機械専門の修理店に持っていき同じものを作ってもらいます。 9.新品ホースを取り付けた後は作動油の量を確認して、減った分の補充を忘れずに行いましょう。 10最後はエンジンをかけて交換した部分のシリンダーを数回伸縮させエア抜きを行います。 壊れた油圧ホースの交換はパンク修理のような感覚ではできません。 危険や工具、専門知識伴う作業のため、よくわからない初心者は修理サポート等の専門業者が行っている主張修理をお勧めします。 確かに自分で直せば部品代しか費用はかかりません。 しかし、下手に修理したことで機械事態を壊してしまうことや、油漏れ拡大による二次被害、怪我や事故などで事態が悪化することは一番避けたいはずです。 余計なコストと時間がかかることで、大幅に作業が止まり1日を棒に振ることになりかねないでしょう。 熟練のスタッフに依頼すれば油圧機器や油圧ホースにも詳しく、ホースの種類やサイズ、接続部分の金具についても的確に判断し、その現場で短い所要時間で修理してくれます。 破損状況にもよるので一概には言えませんが、修理の費用は1本あたり4000円以上で交換が必要な場合は1万円以上という具合にはなると思います。 油圧ホースは寒暖や雨、直射日光などの環境変化によって劣化が早まるので機械を保護するためにも、屋外にさらさず屋根のある駐車場所で管理するのが推奨されます。 油圧ポンプの不具合や交換にかかる費用 油圧ポンプの圧力が上がらない時や機械の動力が低下している、異音が聞こえるなどの場合、故障のひとつとして油圧ポンプの異常が疑われます。 原因としては、油圧ポンプ内部で油漏れやエアーの吸い込み発生している可能性があります。 油圧ポンプの圧力が上がらない時は油漏れがないか確認しましょう。 ポンプ自体が寿命を迎えていることもあるので場合によっては、油圧ポンプの交換が必要です。 油圧ポンプからの異音は、吸入側継手がゆるんでいるか、作動油不足でエアーを吸い込んでいる可能性があります。 継手部を巻締、または作動油の給油を行ってください。 機械の作動力低下、走行力不足はフィルタの目詰まりやモーター、エンジンに問題なければ、油圧ポンプ摩耗等による機能低下が疑われます。 この場合は油圧ポンプを交換する必要があるでしょう。 重機の不具合や故障は専門知識が充分でないと判断が難しいこともあり、油圧ポンプの異常が疑われても別の部分の異常ということもあります。 やはり、分解や交換を伴う行為は一般整備の範囲を超える作業なので、専門業者や整備士に診てもらうのが一番でしょう。 油圧ポンプの故障は、日常点検で防げます こういった油圧ポンプの故障は、日常点検を欠かさずに行っていれば発生することは限りなく低いです。 なぜなら油圧ポンプの故障はポンプ自体の問題より、作動油の劣化や不純物、フィルターの汚れにより引き起こされるケースが多いからです。 汚れた作動油及びフィルタを使い続けていると油圧ポンプや油圧装置に重大なダメージを与えてしまいます。 また、作動油タンク上部に取り付けられているエアブリーザ内のフィルタも定期交換部品です。 エアブリーザの目詰まりは作動油タンクの変形や油圧ポンプの破損にもつながるので定期的に交換しましょう。 ポンプ自体は高額なので交換となりますと新品で300.000円以上、中古部品でも100.000円以上の値段がします。 油圧装置の長所は、機械や電力を動力とするものに比べて小型の装置にできることや振動が少なく動きがスムーズなこと。 過酷な環境で使うことができること、ベンの取り付けや、電気と組み合わせることで、制御が簡単にできる。 遠隔操作が可能なことなど多数のメリットもありますが、同じくらい致命的な短所もあります。 油圧装置のデメリットは、ゴミやサビに弱く、油漏れ対策が必要なこと。 稼働させるための油が可燃性のため配慮が必要で、油の温度変化にも気を使わなければなりません。 油圧装置は、比較的小型の機械で大きな力を生み出すことができるため、建設機械や自動車など幅広く利用されています。 しかし、扱いと管理、修理が難しいことやホースなどの消耗品であるホースや配管部品の取り替えが容易ではないため面倒なことから、扱える人は限られてきます。 そのため、エアコンが壊れたら専門の修理業者を呼ぶように、ユンボの修理も修理サービスや業者に任せるのが一番でしょう。 油圧ポンプとホースの修理・交換|まとめ 油圧装置のことにも触れながら油圧ホースと油圧ポンプの役割、そして考えられる故障の原因、修理・交換について説明しました。 大切なのは破損する前に交換することなので、点検をしっかり行うことが重要なことを説明しましたが、油圧ホースや部品の劣化は外から見ても判断しづらいこともあります。 そのため、故障や不具合をゼロにするというのは難しいです。 重機は維持費がかかるために修理やメンテナンスコストの軽減を優先してしまいがちなオーナーもいらっしゃることでしょう。 しかし機械の運転はしているものの修理知識や経験も乏しい人が、重機を直すなど無謀な話です。 前述した通り、油圧関係の修理などは専門知識を得た整備士が担当する領域になります。 下手に手を出した挙句損傷を悪化させて時間の浪費と余計なコストまで支払う結果になっては目も当てられません。 根拠のある充分な自信を持たない方は、修理不良による事故を防ぐためにも早急に建機専門の会社、サポートに修理を要請するべきでしょう。 故障した後の二次被害は一番お金がかかるので、修理コストを考えるなら点検とメンテナンス、早急な修理依頼をする方が賢明なのです。 特にオイル周り、油圧装置のトラブルは厄介な上に深刻な問題に繋がりやすいことを覚えておきましょう。 間違った処置をすれば正常な他の部品を駄目にしてしまい、ユンボが使い物にならなくなるだけではなく、大幅な作業中断や工期延期という悲惨な結果になることも。 整備士や会社によっては一度修理を引き受けた後に、自分でもある程度の修理ができるようお客さんへの指導をしてくれます。 近場の会社やサポートと面識や信頼関係があれば、急なトラブルもすぐに対応してもらいやすく、重機の修理やメンテナンスに関することも気軽に相談できることでしょう。 機械によって使用部品や修理方法など異なる部分もあるので、一番はメーカーや整備士から油圧ホースの交換方法などについて直接のレクチャーを受けること。 そして、破損などの緊急時用に予備の油圧ホースを作ってもらい専用工具と一緒に備えておくというのもひとつの手です。 ←高品質な【中古ユンボ】なら重機の専門店トクワールドにお任せ下さい!

    2022/05/17

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  • ROPS?FOPSとは?ユンボに起こりがちな事故と保護機構について
    ユンボ

    ROPS?FOPSとは?ユンボに起こりがちな事故と保護機構について

    目次 ご安全に!工事現場の作業中に多発する重機やユンボによる事故 ユンボに備わっている保護機構について 重機横転事故がもたらす建設会社へのダメージ ユンボによる事故対策について まとめ ご安全に!工事現場の作業中に多発する重機やユンボによる事故 工事現場ではダンプをはじめとした車両や、ユンボにクレーンなど様々な重機が使用されています。それらの機械が稼働する現場状況も様々にあります。 現場作業を支える建設重機は必要不可欠な存在です。しかし、配慮を怠るとたちまち重大な労働災害へつながってしまいます。 作業員の不注意や不安全による重機事故は依然として多発しているのが現状です。 重機はその大きさや重量が人の何倍もあり、車体からの死角も多いため、少しでも重機と接触すれば体の小さな人間にとってその衝撃は甚大なダメージとなります。 最悪、重機との接触による死亡事故になってしまうことも少なくありません。 それでは、重機関係の事故が全国でどのくらい発生しているかご存じですか?下にあるデータは、政府が発表している資料です。 国土交通省が作成した安全啓発リーフレット(令和3年度版)にあります、重機事故のデータ分析によりますと、内訳はユンボなどの土木用重機による事故の割合が53.5%と最も多い状況です。 また、平成26年の国交省直轄工事における事故発生状況ではユンボによる事故が55.7%と最多で、合図・確認の不徹底による機械前後移動時の対人接触や誤作動、横転事故などが発生しています。 資料を見ると過去と現在、いずれにせよユンボなどの建設重機による事故の割合が多いことがお分かりかいただけるかと思います。 では何故こんなにも重機による事故が多発しているのでしょうか。また、ユンボの怪我や死亡を防止するための保護機構についてはご存じですか。 今回はユンボの保護機構についての説明と重機横転事故により会社が受けるダメージ、重機事故多発の原因と対策を解説していきます。 ユンボに備わっている保護機構について 大きな能力を持っているユンボですが、誤操作や不注意による事故も多く、危険な場所での作業も想定されます。 そのため、ユンボには事故を想定し、運転者を保護するための保護機構が備わっている機械があります。 中にはユンボの資格を取得したばかりで専門的な用語についてあまり詳しくないと、いう方も多いのではないでしょうか。 また、少しでも安全性に優れたユンボやミニユンボを購入したいと検討しているが、どの機械を選べばいいのかわからないという方もいらっしゃると思います。 そこで、まずは運転者を保護することを目的に規格化されている保護機構「ROPS」や「FOPS」について知っておきましょう。 「ROPS」「TOPS」とその開発経緯 ユンボには運転員を機械の転倒や落下物による重篤な事故から守るための、運転員保護構造があります。 国土の大半が山間部と森林地帯である日本では、高度経済成長期を迎え、高層道路やダム建設などの開発工事が急激に増加しました。 それに伴い、国内の油圧ショベルに関わる事故の中で、転倒による死亡事故が極めて多いということがわかり、転倒時保護機構「ROPS(Roll-over protection structure)」が開発されました。 ROPSが規格化される以前の油圧ショベルの転倒時保護要求規格は6t未満のスイング式フロント構造のミニショベルに横転時保護機構「TOPS(Tip-over protection structure)」が規格化されていましたが、6tを超えるユンボには備わっていませんでした。 これは、比較的車幅が小さく、重心が高くなるミニユンボ(運動質量6t以下の油圧ショベル)が横転(90°の横倒し)しやすいとされたためです。 また、横転時保護機能であるTOPSは360°転がり落ちる転倒には耐えられないとされていたため、転倒事故時に機械が傾き始めるとオペレーターが運転室の外に退避し、地面に降りた途端に機械がその上に覆いかぶさるという痛ましい事故が起きました。 しかし、運転室は原型を留めており、オペレーターがシートベルトしたまま中に留まっていれば助かったかもしれない例もあり、転倒しても運転席空間が確保できているような相当の強度をもった運転席であれば、オペレーターは安心して室内に止まることができたと考えられ規格化されたのが転倒時保護機構であるROPSというわけです。 ・「FOPS」とは ユンボのオペレーターは通常、密閉された箱型空間のキャブ内のシートに座り操作を行いますが、ユンボの作業機を伸ばして、キャブよりも上方にある高所の掘削作業を行う際、土砂や岩などがキャブに落下することがあります。 落下物からオペレーターを適切に保護する目的で装着されるのが落下物保護構造物「FOPS(Falling Object Protective Structures)」です。 労働安全衛生規則 第153条 第1項(ヘッドガード)では、「事業者は、落石などの落下物により危険が生ずる恐れのある場所でユンボなどの車両系建設機械を使用するときは、当該車両系建設機械に強固なヘッドガードを備えなければならない」と定められています。 重機横転事故がもたらす建設会社へのダメージ作業員の不注意やオペレーターの確認不足による前後移動時の接触事故が多いです。重機の横転、転落事故は人命に関わるような結果に繋がりやすく、同時に建設中の建物や周囲の民家、構造物、工事関係者以外の第三者にも深刻な損害や被害を与える危険性が非常に高いです。 そのような重大事故が発生した場合、損害賠償が生じる可能性が大きく、当然ながら施工会社に多額の賠償請求が求められることになります。 さらに、ユンボなどの重機自体が非常に高額な機械のため、借り物のだった場合は、リース会社に弁償、そして自社だった場合は、買い替えることにもなりかねません。そうなれば、賠償額も膨れ上がります。 ・損害賠償責任以外にも刑事上責任や行政責任が生じることも 民事的な損害賠償だけでなく、大きな事故には刑事上の責任や行政上の責任を問われるリスクも忘れてはなりません。 ニュースや新聞などのメディアに企業名が公表され、企業イメージが大きく低下することもあります。 それでは具体的にどのような刑事上・行政上の責任が発生する可能性があるのでしょうか? ・安全労働義務違反 労働者の安全・健康を確保するために、会社(事業者)とその関係者に対して様々な義務を課しているのが、安全労働衛生法です。 ユンボ転倒などによる大事故の場合は、安全労働法で定められている安全管理体制の整備や労働者の危険・健康障害を防止するための措置などの義務に違反している可能性が高いです。 違反が確定した場合は労働安全法違反として、刑事処分を受ける可能性があります。 さらに労働安全衛生法には「両罰規定」というものがあり、違反行為を行った労働者だけでなく、会社も罰則(罰金刑)を受けることとなります。 ・業務上過失致死傷罪 合図や安全確認、誘導院配置を怠った結果、ユンボが転倒、横転した場合、事故を起こしてしまった作業員や作業長、現場監督者といった現場の管理者が、業務上過失致死傷罪として刑事処分を受ける可能性があります。 5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金が課せられますが、両罰規定はないため会社自身が処罰を受けることはありません。 ・労働基準法違反 長時間労働によるユンボ運転者の誤操作、不注意による事故においては、時間外労働が労働基準法に違反していることも多いです。 この場合には労働基準法違反として、被災労働者の上司などが処罰対象になる可能性があり、6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金が課せられます。 また、労働基準法違反には両罰規定があるため、会社も処罰(罰金刑)される可能性があります。 ・行政上の責任 ユンボの横転事故によって労働安全法違反や労働基準法違反が発覚した場合は、労働監督署から会社に対して是正勧告がなされ、それに対応する必要が生じます。 この是正勧告に従わないと、最悪の場合、逮捕や書類送検されるケースもあります。 また悪質な事案の場合は1年以内の期間を定めて、業務停止を命令可能なことが定められています。 労働基準法や労働安全衛生法の違反が、営業停止命令にまで発展する可能性もあるので注意が必要です。 ユンボによる事故対策について ユンボによる事故を防止するには具体的にどんなことが必要なのでしょうか。 単純なことですが、作業員、誘導員とオペレーターの声掛けやコミュニケーションが重要であり、それを徹底していれば事故の半分以上は未然に防止できます。 特に作業員や誘導員はオペレーターの視認任せで油断する傾向にあり、ユンボの旋回操作中による接触事故よりも、重機の前進や後進による事故発生数が大きく増加しています。ここからわかるように声かけ、合図不足などによる油断で生じた事故ということが、顕著に表れています。 近年は「安全の見える化・聞こえる化」の推進として作業員への注意喚起やICT技術による接触防止システムの普及推進や旋回時、前進、後進時の接触防止対策対策としてセンサーなどの開発も進んでいるようです。 ユンボをはじめとした建設機械には様々な安全機能が備わっており、安全に関する技術や規定は強化されつつあります。 ・最も平均年齢が高齢化している業界 安全規定や技術が発展してもなぜ、重機による建設現場での事故は減少しないのでしょうか? 現場での問題以外に考えられるもうひとつの問題が、高齢化する建設業界の現状が背景にあるということです。 冒頭で参考資料として紹介した安全啓発リーフレットによると60歳以上の死亡数が最多であり、次いで50代、40代、30代の順になっています。 10代の死亡者の割合は、業界者数の減少もあって近年減少傾向の結果を示していました。 一般的には、年齢が高いと経験が豊富ですが体力低下や俊敏性の衰えが要因となり、建設現場における事故での死傷者数や死亡者、業界全体における事故の割合が高くなっているのです。 そして、建設現場には、かつて若手を指導するベテランが数多く存在していましたが、現在は建設業界全体が高齢化しており、危険を伝え適切に叱るOJT(職場内教育)は失われつつあります。 このままでは、適切な現場管理や安全管理ができないまま育った作業員が現場監督になった結果、さらなる事故が発生してしまうということの多発が懸念されています。 現場での安全対策以外にも、高齢化が進む業界全体の現状を改善することが根本的な問題解決なることでしょう。 まとめユンボの事故と保護機構|まとめ 建設重機は現場の生産性と作業効率を支えてくれる非常に便利な機械です。しかし、少しの油断で重大な事故や死亡事故を招いてしまうことや、土木現場においてユンボなどの建設機械の事故割合が非常に多いです。 また、転落や落下物による危険性に晒される作業が多いユンボですが、転倒時保護機構である「ROPS」や落下物保護構造物の「FOPS」いった安全に関わる機能も備わっています。 特に重機による横転事故は、周囲を巻き込みやすく、場合によっては経営者が刑事責任に問われ懲役刑になってしまうこともあります。 重機による事故や死亡者をこれ以上出さないためにも、現場作業員のひとりひとりが安全に対する知識とプロ意識をしっかり持ち、基本的なことを遵守して作業に臨むことが大切です。 ←【中古ユンボ】ならトクワールドにお任せ下さい!

    #ユンボ#バックホー#油圧ショベル

    2022/06/14

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  • ユンボの整地作業のコツがわかる!操作に必要な資格も詳しく紹介!
    ユンボ

    ユンボの整地作業のコツがわかる!操作に必要な資格も詳しく紹介!

    ユンボの整地作業のコツがわかる!操作に必要な資格も詳しく紹介! 目次 整地とは 整地作業の手順 ユンボの基本の操作方法 ユンボの基本構造 ユンボの基本の操作 ユンボのパターン別操作 ユンボの操作方法のコツ アームとブームを操作するコツ ブレードとクローラーを操作するコツ ユンボの操作・運転に必要な資格・免許 まとめ ユンボは、非常に使い勝手の良い重機です。土地の掘削やダンプへの土砂の積込作業はもちろん、アタッチメントを交換すれば、解体や杭打ち、除雪作業にも使える優れものです。 このように汎用性の高いユンボが得意とする作業の一つに整地作業があります。 整地とは、手を加えられていないでこぼこの土地を、不要物を撤去処分してフラットな土地に整備することです。 ユンボできれいに整地された土地は、見栄えが良く、価格を高く設定することができます。同時に、どんな土地活用をするにしても、すぐに工事に取りかかれる状態です。 この記事では、土地を活用するのに欠かせない整地作業と、作業に必要となるユンボの操作方法について詳しく紹介しています。 未使用の土地をどうしようか検討している方や、ユンボの現場での操作性を知りたい方はぜひ参考にしてください。 整地とは 整地とは、建物は解体撤去し土地を平坦にして、その後の活用に対応しやすいような土地に整備することです。 不要な樹木や埋設物、廃材などがあれば撤去し、高低差や不陸(でこぼこ)は切土や盛土で平らにします。状況によっては、土を補充したり、逆に残土を搬出したりすることも必要です。 未使用の状態が長期間続くと、雨水で土砂が流出したり、草木が伸び放題になったりします。それらを防ぐため、排水のための勾配や排水設備を設置したり、表面に砕石を敷き詰め軽転圧したりすることもあります。 整地する区画の範囲が大規模になる場合は、計画する地盤の高さが分かるように丁張を出します。その丁張を目視で確認しながら、ユンボを稼働させなければなりません。 整地された土地は見栄えが良く、特に売り地にする場合は、購入予定者の印象を格段にアップさせます。 整地作業の手順 活用されていた土地をリセットするのが、解体や整地です。 整地作業は、建物の解体工事の最終工程で行われることの多い作業です。逆に、住宅や施設の庭や外構のリフォーム工事では、最初に施工されます。 ここでは、一般的な整地作業の手順を紹介します。 1.土地の不要物の撤去 整地作業は、土地の活用に支障となる不要物の撤去処分から始まります。対象となるものは、不要となった埋設物や廃材、コンクリートガラや鉄屑、樹木や草木などです。 解体や更地にしてから長期間放置された土地には、近隣の空き地の雑草が侵入してきたり、不法投棄物が堆積したりすることがあります。これらもきれいに撤去しなければなりません。 ユンボで支障物や不要物を集積し、種類ごとに分別しながらダンプに積込みます。ダンプ車は、それらのゴミを産廃(産業廃棄物)として、各処分場へ運搬し処分します。 産廃は、処分するのはもちろん、運搬するにも許可が必要です。廃棄の搬出業者と処分場は、工事ごとに契約が必要ですし、マニフェスト伝票による管理も求められます。 2.土地を粗く平坦にする 次に、土地を平坦に均します。このとき、重要な働きをするのが、排土板(ブレード)です。まず、バケットで粗く均してから、排土板を押したり引いたりして均していくのが基本になります。 基本となるGL(計画地盤)を設定したら、土や砂利からなる原地盤を前向きに押しながら進み、クローラー(キャタピラ)の跡を消す場合は後ろ向きで引きます。低いところは盛土して平らにし、高い部分は掘削して切土します。 規模が大きな現場では、丁張を設置して地盤の高さを確認しながら作業しましょう。 整地作業面積が大規模になれば、ブルドーザーやトラクターショベルの使用も検討します。ただ、これらの重機はユンボと違って、敷均し以外の作業には使いづらいケースが多いです。 3.砕石舗装で仕上げる 整地作業は、特に指示がなければ「粗仕上げ」で完了となります。 粗仕上げとは、不要物を撤去処分した後、ユンボで表土を均して完了とする仕上のことです。水勾配などの排水処理もしていないので、手間がかからない分、費用は安く済みます。 ただ、土地の活用方法が決まっていなくて、長期にわたって放置する可能性がある場合は、砕石舗装で仕上げることも多いです。 砕石舗装とは、表土上に10~15cm程度砕石を敷均し、ランマやプレートで締め固める舗装のことです。砕石は、角張っているので締まりやすく、軽微な舗装材としてよく使われます。 砕石舗装で仕上げることで、水が溜まりにくく、雑草も生えづらくなります。 ユンボの基本の操作方法 ここでは、整地作業を含む、さまざまな現場で活躍するユンボの基本的な操作方法について紹介します。 以下の画像に、ユンボの機体各部の名称を記載しましたので、参考にしてください。 ユンボの基本構造 ユンボは、圧油(圧力を加えた油)を使って動かす、油圧ショベルです。 エンジンをかけて、油圧ポンプをまわし、圧油をモーターやシリンダーに送り出して動かします。モーターは走行部・旋回部、シリンダーは作業機部を動かします。 この力をバルブで制御するのが、コントロールレバーです。モーターやシリンダーは、圧油の流れる方向で回転や運動の方向が決まります。 つまり、ユンボの操作とは、圧油の流れる方向をコントロールすることなのです。 実は、ユンボというのは通称で、元々は、あるメーカーが製造した油圧ショベルの商品名でした。それが人気商品となり、商品名が油圧ショベルの代名詞のように一般に定着したのです。 ユンボの基本の操作 ユンボの操作レバーについて、上記画像に記載した番号順に説明します。 ①前後操作でアームの押しと引き、左右操作で左旋回と右旋回 ②前後操作で左クローラーの前進・後退 ③前後操作で右クローラーの前進・後退 ④前後操作でブームの下げと上げ、左右操作でバケットの閉めと開け ⑤安全用ロック ⑥各社の操作パターン一覧(詳しくは後述します) ⑦ブレードの上げと下げ レバーの操作自体は簡単ですが、現場の状況に合わせて体感的に操作する必要があります。とにかく触って、慣れることが大切です。 ユンボのパターン別操作 ユンボのレバーの操作方法は、元々、4種類ありました。メーカーによってバラバラだったのです。それが平成2年に、JIS規格という統一規格が制定されました。しかし、まだまだ市場には各パターンが混在しています。 操作パターンは、一度覚えてしまうと無意識に体が動いてしまうので、それを変えるというのは難しいことです。 そのため、操作方法を切り替えるマルチレバー装着車が増えています。操作方法を切り替えることによって、使い慣れた方法でユンボを操作することができます。 ユンボの運転席付近に、下記の画像のようなステッカーが貼ってあれば、そこの切り替え装置がついています。 ユンボの操作方法のコツ 他の重機と同様、ユンボもテコの原理を応用しています。支点・力点・作用点があり、支点を中心に、力点に力を加えて作用点(バケット)を動かすという原理です。 これを覚えておくと、ユンボの操作性が上がってきます。 ここでは、ユンボの機体を、大まかに2つに分けて操作のコツを紹介します。 アームとブームを操作するコツ ユンボのアームは、人体の部位に例えると前腕、ブームは上腕ということになります。 アームだけを使う作業と、アームとブームの両方を使う作業がありますが、ポイントはいかに左右のレバーをバランスよく動かすかです。 左手でアームを引きながら、右手でバケットを開いたり閉じたり、ブームを上げたり下げたりします。慣れないうちは、ブームを高めに上げて、アームを引くようにします。 アームは、シリンダーとアームが直角のときに、押し出し力が最大になります。これも覚えておくと便利です。 掘削箇所に向かって機体を縦向き・横向きどちらに置くか、ブレードの位置をどうするかで、アームやブームの作業効率は変わります。スピードを優先するのか、力を必要とするのかを考えながら位置を選びましょう。 ブレードとクローラーを操作するコツ ユンボの整地作業は、一般的に、掘削作業よりも難しいとされています。 上手くやるためのコツは、常に、ブレード(排土板)の水平を心がけることです。次に、自分の視点のポイントをブレードのどこか一点に決めて、機体と整地高さの位置関係を覚えておくことも大切です。 操作レバーは、細かいタッチで、微妙な動作を与え続けます。 ユンボの機体の大きさを体感的に把握することは、操作性を上げるための基本です。特に、ブレードやクローラー(履帯・キャタピラ)は、視界に入りづらいので操作に難しさを感じやすい部分です。 クローラーの操作でポイントの一つになるのが、ターンです。ターンには、スピンターンとピポットターンの2種類あります。 スピンターンは、左右のクローラーに取付けられたモーターをそれぞれ逆回転させて、その場でターンします。ピポットターンは、左右どちらかのクローラーだけを動かしてのターンです。 ユンボの操作・運転に必要な資格・免許 ここでは、整地作業に欠かせないユンボを、操作・運転するために必要な資格と免許について詳しく紹介します。 ユンボで公道を走る場合 ユンボを現場に持ち込む場合、ユニック車やトレーラーを使うことが多いですが、公道を自走していくことも少なくありません。 ホイール式の場合、ユンボに乗って公道を走る場合は、自動車免許が必要になります。必要な自動車免許は、車両総重量で変わります。 ・車両総重量3.5t未満|普通自動車免許 ・車両総重量3.5t以上7.5t未満|准中型自動車免許 ・車両総重量7.5t以上11.0t未満|中型自動車免許 ・車両総重量11.0t以上|大型自動車免許 また、鉄キャタのユンボは公道を走れません。ゴム(ホイール式)キャタでないと公道は走れないのです。 ユンボの機体総重量が3t以上の場合に必要になる資格 機体の総重量が3t以上のユンボを操作・運転するには、「車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)」の運転技能講習を修了しなければなりません。 運転技能講習は、全国の登録教習機関で受講できます。 コースや受講用件は、保有している資格や業務経験で変わります。 コース区分例 現在保有している資格や業務経験 6時間 車両系建設機械(解体用)運転技能講習修了者 18時間 小型車両系建設機械(整地など)特別教育終了後、機体総重量3t未満の車両系建設機械の業務経験が6ヶ月以上ある (特別教育修了証のコピー貼付、事業主経験証明必要、特自検点検表添付) 38時間 未経験 費用は、地域によって多少の違いはありますが、18時間コース(3日間)で概ね44,000円(税込)です。 ユンボの機体総重量が3t未満の場合に必要になる資格 機体総重量が3t未満のユンボを操作・運転するには、「小型車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)の運転の業務に係る特別教育」を受ける必要があります。 特別教育というのは、事業者が作業者に対して行うことができるものです。しかし、実態としては各教習機関で受けることがほとんどです。 受講要件は特に無く、通常、学科(7時間)・実技(6時間)となっています。 学科のみを受講し、実技は各事業所で行う場合の費用は、概ね15,000円(税込)となっています。詳細は、地域の登録教習機関に事前に確認することをおすすめします。 まとめユンボの操作|まとめ ここまで、整地作業の手順やユンボの操作、ユンボの運転に必要な資格などについて紹介してきました。 整地作業は、掘削や積込に比べると、技術や経験が必要だとされています。ユンボで地面を平坦に均す作業というのは、集中力と根気のいる作業になるからです。 正確な勾配を求められたり、整地面積が大きくなったりする場合は、特に大変です。しかし、大変な分、図面や指示書通りに完成した場合の達成感は大きくなります。 ユンボを自分の手足のように使い回すためには、地道な作業を繰り返して、ユンボに体を慣らすことが一番大切です。 ←トクワールドには整地に適した【中古ユンボ】が多数あります!

    #ユンボ#資格#操作

    2022/06/09

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