ユンボ
2022/05/17
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ユンボの寿命を伸ばすためには?日々のメンテナンスと修理について解説
ユンボ(バックホー)の寿命を伸ばすためには?日々のメンテナンスと修理について解説
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目次
- 1.中古の建設機械は特にメンテナンスが必須
- 2.点検箇所と各部の役割を合わせて解説
重大なトラブルを防止し、建設機械の性能を充分に発揮させるためには日常点検が欠かせません。
また、こまめな整備を実施することで機械寿命も大きく延長させることも可能です。
今回は個人で行える日常点検について解説します。
1.中古の建設機械は特にメンテナンスが必須
しかし、普段から欠かさず保守点検(メンテナンス)をしていれば、もっと長く活用することが可能です。
特に中古で購入したユンボの場合は劣化・破損が多いので、普段から機械の状態を点検することが事故防止につながるという意識を忘れてはなりません。
2.点検箇所と各部の役割を合わせて解説
メンテナンスをするときは平な場所を選び、ユンボを点検姿勢で停止させた状態で行ってください。
エンジンオイル・作動油の点検
名称 | 役割 | ||||||||||
作動油 |
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エンジンオイル |
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点検の際はオイルゲージを抜いて、清潔なウエスでオイルを拭いてから再度差し込んで測定してください。
オイルの交換を怠ると、劣化や不純物の混入が原因で出力の低下や内部焼き付きなどを起こしエンジンの故障に繋がります。
その場合オーバーホールや高額な修理費が必要になるかもしれません。
作動油は機械の血液とも言われ、ユンボの使用年数を左右します。
そのためエンジン周りの点検は特に重要です。
ラジエーターの点検
冷却水がラジエーターを冷やしてエンジンが高温になるのを抑えています。
エンジンの高温状態が続けばオーバーヒートになってしまうので冷却水も毎回点検してくださいね。
では、冷却水の量が適切か確認しましょう。
液量がラジエータータンクの「FULL」と「LOW」の間なら正常です。
LOWより下の場合は冷却水が不足しているので補充してください。
エアフィルタの点検
劣化した潤滑油含まれるスラッジやスス、金属粉といった不純物を取り除き、エンジンや油圧機器の故障を防ぐのがエアフィルタの役割です。
まずは、アウターフィルターを取り外して、エアフィルタが目詰まりを起こしてないか点検します。
整備が必要な際はエアブローで清掃しましょう。
エアブロー時は目詰まりを悪化させないため必ず内側から外側へブローしてください。
エアフィルタが詰まると不完全燃焼を起こし、エンジン出力や燃料バランスの悪化によるエンジン全体の故障に繋がります。
エアフィルタは使い続けていると必ず目詰まりを起こしますので、定期的に交換してください。
各油圧シリンダの点検
油漏れが発生している場合は不純物が傷やシール部分から油圧回路に侵入し、油圧機器を損傷させてしまう恐れがあります。
シリンダーに傷を発見した場合は、使用を中止し機械を修理に出してください。
油圧ホースの点検
稼働中にホースが破損すると作動油が飛散し環境汚染等の事故を引き起こしてしまいます。最悪、賠償責任が生じてしまうので、劣化の進んだホースは交換しましょう。
補修テープを備えておくと、ホースが破損して油漏れが発生した際、迅速に応急修理ができるので便利です。
グリスアップ
摩擦が大きくなると、負荷が増えて部品や機械の破損に繋がります。
結果、機械の寿命を縮めていることになるのでグリスアップは大切なのです。
加えて、グリス不足はロックボルトや接続ピンの落下原因にもなるのでしっかり行いましょう。
グリスアップにはグリスガンという工具を用いて行います。
ニップルという箇所にグリスガンの先端を差し込み注入するのですが、汚れたグリスを混入させないために、ウエスで拭き取るなどして注入部はきれいな状態にしてからグリスアップしましょう。
アタッチメントの点検
アタッチメントの亀裂の原因は、過大荷重での使用や高負荷作業の繰り返しによる疲労限界、塩害による腐食などが挙げられます。
亀裂の発生は適切な使用方法とメンテナンスによって防ぐことができます。
排煙色と排気音の点検
正常だと排煙は無色透明に近い色をしています。
排煙の色による見分け方は、黒煙だと不完全燃焼。
白煙の場合はすぐ消えれば水蒸気(湯気)ですので問題はありませんが、匂いが伴う白煙が消えない場合は、「オイル上がり」「オイル下がり」と呼ばれる不完全燃焼を起越しているのが主な原因です。
青っぽい排煙はエンジンオイルが燃焼している可能性があります。
ご説明した通り、徹底された整備は機械の寿命を伸ばすだけではなく、消費燃費の削減にも繋がります。
やはり一番は、整備不良による事故を防ぎ安全を第一に考えた作業を心がけたいですね。