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ユンボの寿命を伸ばすためには?日々のメンテナンスと修理について解説

ユンボ

2022/05/17

2,831

ユンボの寿命を伸ばすためには?日々のメンテナンスと修理について解説

ユンボ(バックホー)の寿命を伸ばすためには?日々のメンテナンスと修理について解説

    目次
  • 1.中古の建設機械は特にメンテナンスが必須
  • 2.点検箇所と各部の役割を合わせて解説
ユンボは危険な作業を行うことが多いです。
重大なトラブルを防止し、建設機械の性能を充分に発揮させるためには日常点検が欠かせません。
また、こまめな整備を実施することで機械寿命も大きく延長させることも可能です。
今回は個人で行える日常点検について解説します。

1.中古の建設機械は特にメンテナンスが必須

ユンボ・ミニユンボの標準的な使用年数は5年となっていて、それ以降は故障と修理の回数が増えていきます。
しかし、普段から欠かさず保守点検(メンテナンス)をしていれば、もっと長く活用することが可能です。
特に中古で購入したユンボの場合は劣化・破損が多いので、普段から機械の状態を点検することが事故防止につながるという意識を忘れてはなりません。

2.点検箇所と各部の役割を合わせて解説

ユンボの稼働前と稼働後にはユンボの状態を点検しましょう。
メンテナンスをするときは平な場所を選び、ユンボを点検姿勢で停止させた状態で行ってください。

エンジンオイル・作動油の点検

まずエンジンオイルには以下の作用があります。
名称 役割
作動油
動力伝達作用 油圧機器内の摩耗を抑えます。
潤滑作用 芯金から次の芯金までの距離
防錆作用 錆の発生を抑えます。
エンジンオイル
潤滑作用 エンジン内部の摩耗・焼き付きを軽減させます。
密封作用 シリンダとピストンの僅かな隙間に油膜を貼ることで、
燃焼によって作られたエネルギーが逃げるのを防ぎます。
冷却作用 燃焼・摩擦により高温状態になったエンジンを冷却します。
洗浄作用 燃焼によって発生したススや酸化物を吸収・分散し、
エンジン内部に汚れが溜まるのを防ぎ、燃費・エンジン出力の低下を防止します。
防錆作用 エンジン内部を錆から防ぎます。
エンジンオイル・作動油の量と汚れ、粘土を点検しオイルの状態を確認します。

点検の際はオイルゲージを抜いて、清潔なウエスでオイルを拭いてから再度差し込んで測定してください。
オイルの交換を怠ると、劣化や不純物の混入が原因で出力の低下や内部焼き付きなどを起こしエンジンの故障に繋がります。

その場合オーバーホールや高額な修理費が必要になるかもしれません。

作動油は機械の血液とも言われ、ユンボの使用年数を左右します。
そのためエンジン周りの点検は特に重要です。

ラジエーターの点検

ラジエーターの役割は、熱くなりすぎたエンジンの冷却です。

冷却水がラジエーターを冷やしてエンジンが高温になるのを抑えています。
エンジンの高温状態が続けばオーバーヒートになってしまうので冷却水も毎回点検してくださいね。

では、冷却水の量が適切か確認しましょう。

液量がラジエータータンクの「FULL」と「LOW」の間なら正常です。
LOWより下の場合は冷却水が不足しているので補充してください。

エアフィルタの点検

エアフィルタは人間例えると、血液の不純物を取り除く「腎臓」にあたります。

劣化した潤滑油含まれるスラッジやスス、金属粉といった不純物を取り除き、エンジンや油圧機器の故障を防ぐのがエアフィルタの役割です。

まずは、アウターフィルターを取り外して、エアフィルタが目詰まりを起こしてないか点検します。
整備が必要な際はエアブローで清掃しましょう。

エアブロー時は目詰まりを悪化させないため必ず内側から外側へブローしてください。
エアフィルタが詰まると不完全燃焼を起こし、エンジン出力や燃料バランスの悪化によるエンジン全体の故障に繋がります。

エアフィルタは使い続けていると必ず目詰まりを起こしますので、定期的に交換してください。

各油圧シリンダの点検

まずは、シリンダ部を観察して油漏れがないか確認してください。

油漏れが発生している場合は不純物が傷やシール部分から油圧回路に侵入し、油圧機器を損傷させてしまう恐れがあります。

シリンダーに傷を発見した場合は、使用を中止し機械を修理に出してください。

油圧ホースの点検

油圧ホースに劣化、亀裂、緩みがないか点検してください。

稼働中にホースが破損すると作動油が飛散し環境汚染等の事故を引き起こしてしまいます。最悪、賠償責任が生じてしまうので、劣化の進んだホースは交換しましょう。

補修テープを備えておくと、ホースが破損して油漏れが発生した際、迅速に応急修理ができるので便利です。

グリスアップ

グリスアップには摩擦を抑え、摩耗や焼き付きを防ぐ役割があります。
摩擦が大きくなると、負荷が増えて部品や機械の破損に繋がります。

結果、機械の寿命を縮めていることになるのでグリスアップは大切なのです。

加えて、グリス不足はロックボルトや接続ピンの落下原因にもなるのでしっかり行いましょう。

グリスアップにはグリスガンという工具を用いて行います。

ニップルという箇所にグリスガンの先端を差し込み注入するのですが、汚れたグリスを混入させないために、ウエスで拭き取るなどして注入部はきれいな状態にしてからグリスアップしましょう。

アタッチメントの点検

グリスアップ時に装着しているアタッチメントに亀裂・変形等の不良がないか確認してください。

アタッチメントの亀裂の原因は、過大荷重での使用や高負荷作業の繰り返しによる疲労限界、塩害による腐食などが挙げられます。

亀裂の発生は適切な使用方法とメンテナンスによって防ぐことができます。

排煙色と排気音の点検

暖機運転時には排煙の色と異音がしないかエンジン音を確認しましょう。

正常だと排煙は無色透明に近い色をしています。

排煙の色による見分け方は、黒煙だと不完全燃焼。

白煙の場合はすぐ消えれば水蒸気(湯気)ですので問題はありませんが、匂いが伴う白煙が消えない場合は、「オイル上がり」「オイル下がり」と呼ばれる不完全燃焼を起越しているのが主な原因です。

青っぽい排煙はエンジンオイルが燃焼している可能性があります。

ユンボのメンテナンス|まとめ
以上が日常的に行うべき点検項目です。
ご説明した通り、徹底された整備は機械の寿命を伸ばすだけではなく、消費燃費の削減にも繋がります。
やはり一番は、整備不良による事故を防ぎ安全を第一に考えた作業を心がけたいですね。
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庭でガーデニングや家庭菜園をされている方は、植物の生育に関わる水捌け問題は一刻も早く解決したい事と思います。 対策としては、土をアスファルトで固めたり、カーポートへのリフォームを検討されている方もいると思います。しかし、大掛かりな工事をする前に自分でもできる対策があります。 家周りにおける水はけの悪さを改善するには、自宅の庭がどのような状態なのか理解しておく必要が大切です。 工事を行う工務店などの業者も、施工前に原因を探るところから始めます。 原因のうち多いのは、土地の地質自体の問題と地面に勾配が付いていない場合です。 地質が悪い場合 よくあるのが、昔は田んぼや河川の場合です。土の保水性が高く質のよくない土が原因で水捌けが悪くなっています。 ほかに考えられるのは、土が粘土質のため、水が浸透しないという場合もあります。 粘土質の土は粒子が非常に細かく地面に浸透しづらいです。そのため地面の浸透よりも、蒸発してなくなっていくのを待ちます。 この場合は、暗渠を埋めても水が浸透しないため、庭の土を総入れ替えすることを検討する必要があります。 勾配がついていない場合 平坦な土地に雨が降ると、雨水は流れることなくその場に留まります。 この雨水を排水するために「水勾配」という傾斜をとります。分譲地の場合は、造成地として整備された土地が平らになったまま家が立っている場合があり、水勾配がついていない事があります。 また、新築の住宅に多いのが、ガレージなどは水勾配が取られているが、庭の水勾配までは取られていないということです。 水勾配や水を流すための側溝などの排水設備がない場合、水捌けが悪いだけではなく、カビや悪臭の要因にもなることがありこちらも庭の土を総入れ替えすることを検討する必要があります。 地面に窪んでいる箇所がある 擁壁やブロック塀周りは土を掘り起こして埋め戻してある箇所になります。そのため、水溜りができやすいです。 擁壁やブロック塀を建てる際は一度土を掘り起こします。掘り起こした土は柔らかくなり、空気の入りやすい状態となります。 そして、擁壁やブロック塀が立った後にそのほぐれた土を使い埋め戻しますが、しばらく経って雨が降ると上からの重みで空気の層が徐々に沈んでいきます。 これが凸凹や水溜りの原因になります。 この場合は、さらに盛り土をする必要があります。 軽度の問題であればDIYで対策できる 水溜りやぬかるみがそれほどひどくない場合は、砕石を敷くことにより改善する場合があります。 水捌けを良くする効果はありませんが、砕石によって地面が沈みにくくなり、泥の上を歩かないので靴が汚れることもありません。 さらに、雑草が生えにくいメリットもありますが、これでは長期的な改善効果は見込めず、根本的な解決にはなりません。 水捌けを解消するには、地面の表面に勾配や側溝を作って雨水を排泄する表面排水などの方法があります。今回はユンボの操縦資格が活かせる「暗渠排水」による改善方法を解説します。 お庭に芝生を敷きたいという場合は、せっかくの芝生が水はけの悪さで根腐れしてしまわないためにも暗渠を設置することはおすすめです。 土壌改良をするため、土を掘り起こしますが、人力はせいぜい30cmくらいです。しかし、狭い場所での作業に特化した機械「ミニユンボ(豆ユンボ)」を使用すれば作業効率がアップします。 自宅の庭や敷地にユンボが侵入可能か、機械で作業ができる十分な広さかを確認します。 3t未満の小型ユンボは小型車両系建設機械の資格で操作することができます。 ユンボと聞くとハードルが高いように思われますが、資格自体は手軽に受講でき、誰でも簡単に取得することができるので一般の方にもおすすめです。 ユンボの資格に関する情報は別記事がありますので興味がある方がご覧ください。 大きい規模でガーデニングや家庭菜園、DIYなどを趣味で行っている方は中古のミニユンボやマイクロショベルの購入を検討してみてはいかがでしょうか? 一家に一台あれば、今回紹介する暗渠排水工事以外にもいろいろな用途があります。 業者に高額な費用を出して施工してもらうよりも、自分で作業するのも楽しみの1つと思います。 例えば、庭の土入れ替えは業者に依頼した場合は、運搬、残土処理、整地など諸々の費用も含めるとかなり高額になる場合があります。 全て個人で手配し、所有しているユンボで入れ替え作業ができればかなりの費用を抑えることも可能です。 暗渠パイプを設置して排水問題改善!暗渠工事方法 暗渠排水工事は一見難しそうな作業に見えますが、DIY感覚で個人でも意外と簡単に行えてしまいます。 施工に必要な道具と材料は暗渠排水管、透水シート、6号砕石、剣スコップ、角スコップ、ガムテープ、水平器です。 全てホームセンターで入手可能です。暗渠排水管や透水シートは種類や長さにもよりますが、約1000〜4000円程で購入できます。 そして、砕石は水はけに優れるS-13(6号砕石)を使用するのがおすすめです。 大きさは5mm〜13mmとかなり小さめの砕石で、一般的に砂利と呼ばれます。 こちらもホームセンターで20kgあたり200円〜300円辺りで袋売りされています。バケツ数配分の量でしたら問題ありませんが、もし庭が広く立米単位で買う必要があるのでしたら建材屋さんで買う方がお得かもしれません。 ホームセンターで大量に砕石を購入し自宅まで運んでもらう場合、目安として2t車一台分で見ると送料込みで1万円前後ほど費用がかかります。 暗渠工事の作業手順 1、ミニユンボ(豆ユンボ)で土を掘削して溝を掘り、底面も排水方向へ勾配をつけながら平らにします。 (深さ50cm、水勾配1%が目安です。) 掘った後の土は柔らかいので、足でしっかり踏み固め、さらにミニユンボ(豆ユンボ)で押し固めます。そして、水平器を使い勾配を見ながら行います。パイプだけで勾配を取ろうとすると、後で失敗するので初めが肝心です。 2、溝の中に透水シートと砕石を敷き、暗渠パイプを設置していきます。 透水シートは水を通し、土は通さないので暗渠パイプの目詰まり防止に最適です。 さらに溝の壁が崩れるのを防ぐ役割もあります。 そして、シートの上に砕石を敷きます。 砕石だけでは排水のスピードが遅くなってしまいます。砕石中に空洞を作って水の通りを良くするために、暗渠パイプを設置します。 パイプを設置する際も、水平器でパイプの勾配を見て調節しながら行ってください。 3、パイプ被せ透水シートで囲む 暗渠パイプの位置と勾配がずれないように砕石を入れていきます。 集水マスに暗渠パイプを接続する際は、マスにドリルで穴を開けてパイプを繋ぎ、継ぎ目の周囲をモルタルで固めます。 砕石でパイプが隠れたら、パイプと砕石を透水シートで囲み、ガムテープで止めます。 これで、透水シートの内部に土が流入することは無くなります。 4、埋め戻して完成 再び機械を使い埋め戻を行います。 埋め戻しの際、恐らく残土が発生してしまうのでどうするのか処理方法なども検討しておいてください。 ユンボのバケットやブレードを使って軽く整地し、仕上げにスコップで平らに均します。 足でしっかり踏み固めてその後、ミニユンボ(豆ユンボ)で押し固めます。そして施工完了となります。 ※ 作業の注意点 ユンボで庭を掘削する際は、地面に水道管などが無いか注意して行ってください。 また、騒音トラブルにもならないよう近所への声かけなど配慮も忘れないようにしましょう。 特に勾配はしっかり確認してください。勾配がデタラメだと暗渠の機能を果たさないので、作業の合間に水平器を当てて細かく確認することが大事です。 配管職人用の水平器があると勾配が取りやすく、効率が上がるのでおすすめです。 そして、作業するときは申し訳ありませんが、自己責任でお願いします。 まとめ暗渠排水工事|まとめ 暗渠排水と聞いてその存在を知らなかった方もいると思います。 暗渠排水は先人が生み出した画期的な排水技術であり、古くから農業や土木で利用されてきました。 暗渠工事は材料や資材もホームセンターなどで調達できることから、DIYとして自分でも施工が可能で、工法も特別な技術が必要なわけでなく至ってシンプルなのことがメリットです。 広い面積に暗渠排水管を埋設するには、重機の力「ミニユンボ(豆ユンボ)」を使うほうが早いです。 暗渠排水の工事は、自分で行うことで安価で済ませることができます。 ユンボを個人所有していることが多い農家などは、管理している圃場の暗渠設置を広範囲に渡り、自分で行う人も多いほど工法自体は簡単なので是非チャレンジしてみてください。 作業は、自己責任でお願いします。 ←【中古ユンボ・ミニユンボ】の販売はこちらから

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    バックホウを選定するには「規格の見方」を理解している必要があります。また、機種によって性能や機能が異なるため、それぞれの規格や用語を知っておくことも大切です。 【この記事でわかること】 バックホウの規格の見方 バックホウの諸元の見方・用語 バックホウを選ぶポイント 本記事では、バックホウの規格や用語について知っておくべき基礎知識を解説します。 バックホウの規格・用語を知っておくと、機種選びがスムーズに!バックホウの機種選びをスムーズに進めるためには、基本的な規格や用語を理解しておくことが重要です。「バケット容量」や「稼働重量」は作業量や重さを示し、「旋回半径」や「作業範囲」は機動性と作業の限界を決めます。 また、バックホウの規格は、各メーカーによって見方が異なるのでややこしく思えますが、「型式」や「機体形状」「モデル・シリーズ名」などが表記されているだけなので基本的な部分は変わりません。 これらの知識があれば、作業現場に最適なバックホウを選びやすくなります。 バックホウの規格は「型式」「バケット容量」で見分けることができる バックホウの型式は、機体に貼られている基盤(コーションプレート)に打刻されている番号で確認できます。基盤(コーションプレート)はメーカーによって貼り付け場所が異なりますが、ブームの付け根やキャビンの外側に貼られていることが多いです。 また、機体の側面に番号が記載されている場合もあります。型番にある数字は、バケット容量や機体重量と関連しており、サイズの参考になることがあります。 基盤(コーションプレート)が見つからないときは? 特に中古建設機械の場合などは、再塗装によって基盤(コーションプレート)の上から塗装されていることもあります。機種によっては、シリアルナンバーが機体に直接刻まれているものもあるので確認してみてください。 型式の調べ方 型式の見方はメーカーによって異なります。コマツのバックホウを例にすると、「PC」で始まり、「重量」「機体の形状」「シリーズ順」に表記されています。 また、コベルコの場合は、昔から「SK」で始まり、「重量」「形状」「シリーズ順」に表記する方法を採用しています。 バケット容量でも機体のサイズが分かる 型式の他には、「バケット容量(㎥)」でバックホウの規格を判断することもできます。 建設機械のサイズを示す方法として、現在では機械質量が一般的ですが、以前はバケットの容量で表されることが多かったため、現在でも掘削機についてはバケット容量で示すことが多いです。土木工事におけるサイクルタイムを計算する際にも、バケット容量が重要な要素となります。 バケット容量は、単位時間あたりに扱うことができる土砂や岩などの材料の容量を表します。バケットの形状やサイズは、掘削できる最大の深さによって異なります。 バケット容量の例 例1:3tバックホウのバケット容量・・約0.1㎥ 例2:12tバックホウの標準バケット容量・・約0.45㎥ 例3:20tバックホウの標準バケット容量・・約0.7㎥ バケット容量は、JIS(日本工業規格)で規定されており、新JISと旧JISがあります。新JISはバケットの上縁から1:1の勾配で掘削物を盛り上げた場合の容量を表すのに対し、旧JISはバケットの上縁から2:1の勾配で盛り上げた容量のため、新JIS表記の数字の方が大きくなります。 バックホウのバケットにはさまざまなサイズがあります。機体側面に書かれた型番に含まれる数字からもバケットのサイズを確認することが可能です。機体の大きさを示す際には、「コンマ」という呼び方をするのが一般的です。 「コンマ」の計算式 バケット容量を求めるためには、まず底の幅(W)と長さ(L)を掛け合わせて低面積(A)を出します。 V=A×H 次にバケットの深さ(H)を測定します。 そして、低面積(A)に深さ(H)を掛け合わせて、バケットの容量(V)を出します。 V=A×H バックホウの機体側面に書かれた型番に含まれる数字は機体のサイズを表しています。バケット容量が0.25㎥なら「コンマ25」、0.4㎥なら「コンマ4」といった呼びかたをします。 バックホウのサイズ(目安)一覧 型番の数字 バケット容量(㎥) クラス(コンマ) 機体重量(t) 30 0.1 コンマ1 3 120 0.4 コンマ4 12 200 0.7 コンマ7 20 バックホウの「諸元」について理解しておく バックホウを選ぶ際には「規格」「仕様」「機能」の3つを確認して機種を選択することが大切です。 以下では、バックホウを導入する際に必要な基本的な用語を解説します。諸元について理解を深めておくことによってスムーズに機械を選ぶことができるので、是非覚えておきましょう。ここでは「定格出力」「質量」「バケット容量」「寸法」「接地圧」「最小旋回半径」についてご紹介します。 定格出力:機械が安定して力を出せる値 機械がどのくらいの力を出せるのかを見るには定格出力を確認します。定格出力は、指定された運転条件下で、安全に発揮できる最大の出力です。これは、大型の機械であるほど定格出力も大きくなります。 質量:建設機械の大きさを表す値 質量は「運転質量」「機体質量」「機械質量」の3つで表されます。 運転質量…機械の質量に加え、想定された乗員の体重(JIS基準で75kg)を含む総重量を指します。 機体質量…機体本体の作業装置を除いた乾燥状態(燃料、冷却水、作動油などを除く)での単体質量のことを指します。 機械質量…運転、作業ができる状態での質量を指すもので、機体質量に油脂類(燃料や作動油など)や作業装置(バケットなどのアタッチメント)を加えた状態での「湿式質量」を指します。※「湿式」とは、乾燥状態に対し、水やオイルを規定量注入し、燃料が満タンの状態を表します。 バケット容量:バケット一杯辺りの体積 バケットが一度に持ち上げられる土砂などの容量を示しており、カタログには「山積み容量」として記載されています。これは新JIS規格に基づいており、「バケットの縁から1:1の角度で土砂を積み上げた場合の容量」です。旧JIS規格では2:1の角度で測定していたため、比較の際には注意が必要です。 寸法:バックホウのサイズ バックホウの大きさ(サイズ)は全長、全幅、全高などで表されます。カタログには、アームを折りたたんだ状態での全長と全高が示され、クローラの幅が全幅として記載されます。 室内作業での使用やダンプ車への積込み作業の際には、これらの寸法を確認しておく必要があります。 接地圧:機械自重で地面に加えられる圧力 地面にかかる機体重量の圧力のことで、「平均接地圧」とも呼ばれます。接地圧が低いほど柔らかい地盤でも安定して稼働でき、機械と地盤の適合性を判断する材料となります。 泥濘地や軟弱地盤では、接地圧の小さい機種を選ぶことが大切です。 最小旋回半径:旋回に必要なスペース バックホウにおける最小旋回範囲は、アームとバケットを抱え込んだ状態での旋回範囲を示します。旋回範囲が小さい機種は、狭い現場や後方の安全を確保したい作業に適しています。バックホウには小旋回機種などの車体後方の旋回範囲が小さいモデルがあります。 バックホウの選び方バックホウを選ぶポイント 機体サイズ・仕様などの規格 作業環境などの現場条件 掘削の深さ・量 使用可能なオプション 機体サイズ・仕様などの規格 バックホウのサイズは選定時の最も重要な要素であり、最初の絞り込み条件となることが多いでしょう。作業する現場の広さ、移動する際の道幅、掘削するエリアの規模や深さに応じて、最適なサイズを見極めるための確認が必要です。 また、機体を保管するスペースの大きさも見逃せないポイントです。十分な保管スペースがない場合、屋外に放置することになり、これが原因で劣化や故障を引き起こす可能性が高まります。 さらに、保管場所から作業現場まで公道を通って移動する必要がある場合は、運搬方法についても考慮する必要があります。使用するトラックやトレーラーの積載能力やサイズに合わせるか、逆に、必要なバックホウに応じて適切な運搬手段を用意することが求められます。 もちろん、バックホウのサイズに応じた公道を走行するための免許も必要です。 作業環境などの現場条件 現場によっては、バックホウの動きが制限される場合があり、特に「旋回」が可能かどうかが重要なポイントになることがあります。 そのような場合には、「超小旋回機」や「後方超小旋回機」を選ぶと良いでしょう。これらの機種は、機体を大きく動かさずにその場での旋回が可能で、効率的な作業を実現します。 また、現場の地面の状況も選定に影響を与えます。ぬかるんだ地面やタイヤが滑りやすい場所では、ホイールタイプよりもキャタピラタイプのほうが適しています。 一方で、現場に直接移動したり、迅速な除雪や運搬が求められる場面では、ホイールタイプが有利となります。 掘削の深さ・量 バケット容量を決める際は、掘削の深さを参考にできます。当然、バケット容量が小さいと掘削するための回数は多くなり、作業時間が多くなります。効率を求める場合はバケット容量の大きいものを選ぶ必要があります。 掘削したい深さや容量から、必要なバケット容量とかかる時間を計算してみるのもよいでしょう。 使用可能なオプション バックホウのオプションとして、欲しい機能を搭載できるかどうかも検討しましょう。バックホウはハサミやブレーカー、ブレードなどのアタッチメントを付けて、バケットでの掘削以外の作業も効率的に行えます。 すべての機械ですべてのアタッチメントが使えるわけではなく、アタッチメントを付けるためにパーツや加工が必要な場合もあることに注意が必要です。 バックホウのサイズ分類 バックホウは重量とバケット容量によってサイズが分類されます。主なサイズの分類としては、小型、中型、大型の3つの規格が存在し、現場の規模や作業の種類に応じてサイズを選ぶことが重要です。 小型バックホウ 小型バックホウは、2〜6トンの重量を持つ機種が一般的で、狭い場所での作業や小規模の工事に適しています。具体的には、都市部の住宅地や室内作業、または庭園整備などで用いられ、細かい作業が求められる作業に最適です。 また、小型機であるため運搬も比較的容易で、燃費も良いためコスト性にも優れていること、低騒音で近隣環境への影響が最小限という点も小型バックホウの特徴と言えます。 中型バックホウ 中型クラスのバックホウは、一般的な土木工事や建設現場で広く使用される標準型のサイズです。土砂の掘削作業や小規模な解体工事などあらゆる作業に向いています。 中型機は、パワーと機動性のバランスが良く、様々なアタッチメントを装備できることから、現場での用途の幅も広いです。特に、中型モデルの中でも15トン前後の機種は、汎用性が高く、現場での効率的な運用がしやすいです。 大型バックホウ 大型バックホウは、20トン以上の重量を持つもので、大規模な工事現場や鉱山などでも使用されます。掘削能力が非常に大きいため、高い出力と広範囲の掘削が求められる作業に最適で、大量の土砂や岩を効率的に扱えます。 ただし、大型機のため作業スペースが制限される場所や、運搬の際には回送用のトレーラーが必要になります。また、維持費や燃費といったコスト面での負担が大きいため、必要な用途に対して適切なサイズの検討が必要です。 バックホウの足回りよる規格の違い バックホウは足回りの違いによっても規格が分かれます。バックホウには、主にクローラー式とホイール式の2種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。 クローラー式 バックホウのクローラーは、キャタピラ、履帯とも呼ばれる無限軌道で、接地面積を増やし、不整地を安定して走行するために重要です。普段目にすることが多く、一般的に知られているバックホウはこのクローラー式になります。 クローラー式はホイール式に比べて広い接地面積を持たせ、浮力を与えます。そのため、舗装されてない不整地や軟弱地盤、湿地、急斜面でもスムーズに走行でき、安定した作業が可能な点がクローラ式の大きなメリットです。 しかし、クローラー式の重機は、原則として公道走行が禁止されているため、一般道を移動できない点や、機動力が低いことがデメリットとして挙げられます。 ホイール式 ホイール式のバックホウは、不整地ではなく単独での公道走行を目的にしているため、足回りにクローラーではなくタイヤ(ホイール)がついています。 ホイール式の一番のメリットは、トラックに積載しなくても公道走行が可能な点ですが、クローラー式のような地盤が悪い不整地や急斜面での安定性はありません。そのため、ホイール式バックホウは、アスファルト上での作業や現場と重機の保管所を頻繁に移動する必要がある都市部で使用されます。 まとめバックホウで効率的な作業を行うには機種選びが重要であり、最適な機種を選ぶには、規格やバケット容量、各用語について理解している必要があります。

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