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ユンボの寿命を伸ばすためには?日々のメンテナンスと修理について解説

ユンボ

2022/05/17

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ユンボの寿命を伸ばすためには?日々のメンテナンスと修理について解説

ユンボ(バックホー)の寿命を伸ばすためには?日々のメンテナンスと修理について解説

    目次
  • 1.中古の建設機械は特にメンテナンスが必須
  • 2.点検箇所と各部の役割を合わせて解説
ユンボは危険な作業を行うことが多いです。
重大なトラブルを防止し、建設機械の性能を充分に発揮させるためには日常点検が欠かせません。
また、こまめな整備を実施することで機械寿命も大きく延長させることも可能です。
今回は個人で行える日常点検について解説します。

1.中古の建設機械は特にメンテナンスが必須

ユンボ・ミニユンボの標準的な使用年数は5年となっていて、それ以降は故障と修理の回数が増えていきます。
しかし、普段から欠かさず保守点検(メンテナンス)をしていれば、もっと長く活用することが可能です。
特に中古で購入したユンボの場合は劣化・破損が多いので、普段から機械の状態を点検することが事故防止につながるという意識を忘れてはなりません。

2.点検箇所と各部の役割を合わせて解説

ユンボの稼働前と稼働後にはユンボの状態を点検しましょう。
メンテナンスをするときは平な場所を選び、ユンボを点検姿勢で停止させた状態で行ってください。

エンジンオイル・作動油の点検

まずエンジンオイルには以下の作用があります。
名称 役割
作動油
動力伝達作用 油圧機器内の摩耗を抑えます。
潤滑作用 芯金から次の芯金までの距離
防錆作用 錆の発生を抑えます。
エンジンオイル
潤滑作用 エンジン内部の摩耗・焼き付きを軽減させます。
密封作用 シリンダとピストンの僅かな隙間に油膜を貼ることで、
燃焼によって作られたエネルギーが逃げるのを防ぎます。
冷却作用 燃焼・摩擦により高温状態になったエンジンを冷却します。
洗浄作用 燃焼によって発生したススや酸化物を吸収・分散し、
エンジン内部に汚れが溜まるのを防ぎ、燃費・エンジン出力の低下を防止します。
防錆作用 エンジン内部を錆から防ぎます。
エンジンオイル・作動油の量と汚れ、粘土を点検しオイルの状態を確認します。

点検の際はオイルゲージを抜いて、清潔なウエスでオイルを拭いてから再度差し込んで測定してください。
オイルの交換を怠ると、劣化や不純物の混入が原因で出力の低下や内部焼き付きなどを起こしエンジンの故障に繋がります。

その場合オーバーホールや高額な修理費が必要になるかもしれません。

作動油は機械の血液とも言われ、ユンボの使用年数を左右します。
そのためエンジン周りの点検は特に重要です。

ラジエーターの点検

ラジエーターの役割は、熱くなりすぎたエンジンの冷却です。

冷却水がラジエーターを冷やしてエンジンが高温になるのを抑えています。
エンジンの高温状態が続けばオーバーヒートになってしまうので冷却水も毎回点検してくださいね。

では、冷却水の量が適切か確認しましょう。

液量がラジエータータンクの「FULL」と「LOW」の間なら正常です。
LOWより下の場合は冷却水が不足しているので補充してください。

エアフィルタの点検

エアフィルタは人間例えると、血液の不純物を取り除く「腎臓」にあたります。

劣化した潤滑油含まれるスラッジやスス、金属粉といった不純物を取り除き、エンジンや油圧機器の故障を防ぐのがエアフィルタの役割です。

まずは、アウターフィルターを取り外して、エアフィルタが目詰まりを起こしてないか点検します。
整備が必要な際はエアブローで清掃しましょう。

エアブロー時は目詰まりを悪化させないため必ず内側から外側へブローしてください。
エアフィルタが詰まると不完全燃焼を起こし、エンジン出力や燃料バランスの悪化によるエンジン全体の故障に繋がります。

エアフィルタは使い続けていると必ず目詰まりを起こしますので、定期的に交換してください。

各油圧シリンダの点検

まずは、シリンダ部を観察して油漏れがないか確認してください。

油漏れが発生している場合は不純物が傷やシール部分から油圧回路に侵入し、油圧機器を損傷させてしまう恐れがあります。

シリンダーに傷を発見した場合は、使用を中止し機械を修理に出してください。

油圧ホースの点検

油圧ホースに劣化、亀裂、緩みがないか点検してください。

稼働中にホースが破損すると作動油が飛散し環境汚染等の事故を引き起こしてしまいます。最悪、賠償責任が生じてしまうので、劣化の進んだホースは交換しましょう。

補修テープを備えておくと、ホースが破損して油漏れが発生した際、迅速に応急修理ができるので便利です。

グリスアップ

グリスアップには摩擦を抑え、摩耗や焼き付きを防ぐ役割があります。
摩擦が大きくなると、負荷が増えて部品や機械の破損に繋がります。

結果、機械の寿命を縮めていることになるのでグリスアップは大切なのです。

加えて、グリス不足はロックボルトや接続ピンの落下原因にもなるのでしっかり行いましょう。

グリスアップにはグリスガンという工具を用いて行います。

ニップルという箇所にグリスガンの先端を差し込み注入するのですが、汚れたグリスを混入させないために、ウエスで拭き取るなどして注入部はきれいな状態にしてからグリスアップしましょう。

アタッチメントの点検

グリスアップ時に装着しているアタッチメントに亀裂・変形等の不良がないか確認してください。

アタッチメントの亀裂の原因は、過大荷重での使用や高負荷作業の繰り返しによる疲労限界、塩害による腐食などが挙げられます。

亀裂の発生は適切な使用方法とメンテナンスによって防ぐことができます。

排煙色と排気音の点検

暖機運転時には排煙の色と異音がしないかエンジン音を確認しましょう。

正常だと排煙は無色透明に近い色をしています。

排煙の色による見分け方は、黒煙だと不完全燃焼。

白煙の場合はすぐ消えれば水蒸気(湯気)ですので問題はありませんが、匂いが伴う白煙が消えない場合は、「オイル上がり」「オイル下がり」と呼ばれる不完全燃焼を起越しているのが主な原因です。

青っぽい排煙はエンジンオイルが燃焼している可能性があります。

ユンボのメンテナンス|まとめ
以上が日常的に行うべき点検項目です。
ご説明した通り、徹底された整備は機械の寿命を伸ばすだけではなく、消費燃費の削減にも繋がります。
やはり一番は、整備不良による事故を防ぎ安全を第一に考えた作業を心がけたいですね。
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    #ユンボ#油圧ショベル#資格#操作#クレーン#バックホー

    2024/05/31

    15,530

  • 【建設機械の基礎知識】バックホウの重量について解説!軽トラックで運べる重量,商品も紹介
    ユンボ

    【建設機械の基礎知識】バックホウの重量について解説!軽トラックで運べる重量,商品も紹介

    バックホウ(油圧ショベル)と重量の関係性とは? バックホウの重量は、その安定性と作業能力に大きく関わります。 例えば、高重量な大型のバックホウは、掘削力が高く、大型の建設現場や大規模工事での使用に適しています。重さによる安定感も増すため、深い掘削や大規模な整地、土砂運搬作業でも安全に操作できるのが特徴です。 一方で、軽量な小型バックホウは、小さな工事現場や狭い場所での作業に適しています。移動が容易で、燃費にも優れているため、日常的な使用や軽作業にも最適です。また、軽量の重機は、購入時の初期費用や輸送コストが抑えられるというメリットもあります。 バックホウは、現場の環境や作業内容によって最適な重量のものを選ぶ必要があります。 高重量のバックホウは「重さが重いほど掘削力が増し、大規模工事に対応しやすくなる」 「作業時や走行時の安定性が高い」 軽量のバックホウは「小規模な作業や狭い場所での操作に向き」 「移動が容易で、輸送コストも低い」 重量によるバックホウの分類 バックホウは、その重さに応じていくつかのカテゴリーに分けられます。一般的には、以下のような分類がされています。 小型バックホウ(1~6トン) 中型バックホウ(7~15トン) 大型バックホウ(16トン以上) 1トン未満のバックホウはミニユンボ、マイクロショベルと呼ばれるバックホウになります。ミニユンボは、小型バックホウでも進入・作業が難しい現場で使用されるほか、小型トラックでの輸送も可能です。 小型バックホウ(1~6トン) 小型バックホウは、コンパクトなサイズを活かして庭の整備や小規模な工事に適しています。狭い場所でも操作がしやすく、住宅地や都市部での工事でも使用されます。軽量なため、トレーラーでの輸送も容易です。 また、燃費も良く日常的なメンテナンスもしやすい利点もあります。 中型バックホウ(7~15トン) 中型バックホウは、より大きな掘削作業や中規模の建設現場での使用に適しています。バランスの取れたサイズで、さまざまな用途に対応できるのが魅力です。 大型機械ほどの運搬コストはかからず、操作性と安定性が良いのも特徴です。 大型バックホウ(16トン以上) 大型バックホウは、大規模な土木工事や鉱山での作業に適しています。強力な掘削力を持ち、安定感も抜群です。ただし、その重さゆえに輸送には特別な手配が必要になることもあります。 建設機械における重量の種類 建設機械にはさまざまな重量(質量)の定義があり、それぞれ異なる意味を持ちます。重量の定義には、次のような種類があります。 機体質量 機体質量とは、機械や装置の基本構造そのものの重量を指します。これは機器の本体だけを対象とし、エンジン、電子機器、配線などの固定された部品を含みますが、可動部や燃料などは含まれません。機体質量の評価は、製品の運搬や設置を計画する際の基準となり、耐久性や強度にも直接関わります 機械本体だけの質量(冷却水、油、作業装置を含まない) 機械質量 機械質量は、装置全体の重量を示す指標で、機体質量に加え、動力源や動力伝達装置、操作系統などのあらゆる構成要素を含みます。この質量は、機械の使用目的や設計要件に影響し、最適な性能を発揮するための重要なデータとなります。また、機械の設置やメンテナンスを行う際の参考情報ともなります。 機械本体、作業装置、付属工具、満タン時の燃料、規定量のオイル、規定量の冷却水を総合した質量 運転質量 運転質量は、機械が正常に稼働するために必要なすべての要素を含む重量です。これは機械質量に加え、燃料、潤滑油、作動液、その他の必要な物資が満載された状態を指します。運転質量は、機器の動作効率やエネルギー消費量、耐荷重設計など、機械の運用に関わるさまざまな要因に影響を与えます。 機械質量にオペレーター(75㎏)を加えた質量 機械総質量 機械総質量とは、運転質量に加え、外部取り付け部品やオプション装備、作業用ツールなど、すべての付属品を含めた完全な重量を指します。この総質量は、実際の使用環境における機械の負荷や安定性を評価するために不可欠な情報です。安全基準や輸送要件にも大きく関係します。 機械質量に「※最大積載量」を加えた質量。 ※最大積載量=バケットに土砂をいっぱいにしたときの質量 バックホウを運搬するトラックについて 建設現場や土木現場では、さまざまな資材やバックホウなどの重機が使用されており、これらはトラックなどを使って現場に運び込まれます。これらの重機は自走できないため、運搬には専用のトラックが必要です。 重機運搬に使用される「セルフローダー」 近年では大型車両が増加しておりバックホウなどの大型重機の輸送には、主に「セルフローダー」という重機運搬車両が使用されます。 セルフローダーは、重機などを載せやすくするため、トラックの荷台が傾斜する特殊車両のことです。正式名称は「ハイジャッキセルフ」といい、セルフローダーは製品名が一般化したものだそうです。 この車両は、土木・建設業界では、公道を走行できない重機を積み込んで工事現場に輸送する際に活躍します。運輸業でも使われることが多いですが、重機輸送がメインです。 重機運搬車両にはセルフローダーの他に、「セーフティローダー」という車両もありますが、どちらも、自走できない産業車両や重機を安全に積載するためにウインチを装備しています。また、クレーンを搭載しているものも存在します。 セルフローダーの特徴 セルフローダーは、基本的に大型車が多いものの、狭い市街地でも操作しやすい中型車や小型車もあります。大型車には「鳥居分離型」と「鳥居一体型」があり、後者は広い空間を持ち、より多くの荷物を積むことが可能です。 セルフローダーの大きな特徴の一つは、ジャッキを使用して車体の前部を持ち上げることです。これにより、車体全体が傾き、重機をスムーズに積み込むことができます。さらに、荷台をスロープ状にするために「歩み板」を使用し、車両を積み下ろしする際の安定性を高めています。リモコン操作で自動的に歩み板を下ろせるタイプもあります。 セーフティローダーの特徴 セーフティローダーは、車両の前部を持ち上げることなく、荷台部分のみを傾斜させてスライドさせる設計が特徴です。この設計により、乗用車や産業車両を安全かつ効率的に積み下ろしすることができます。 セーフティローダーには、荷台が地面に降りて平行になるタイプや、大型エアサスを搭載したタイプ、ウインチやクレーンを搭載したものなど、さまざまな種類があります。 また、セーフティローダーはセルフローダーに比べてサイズのバリエーションが豊富で、用途に応じた車両を選ぶことができます。ただし、後方に荷台をスライドさせるため、荷台の後ろにはトラック1台分以上のスペースを確保しなくてはなりません。そのため、狭い場所での使用には注意が必要です。 土木・建設ではセルフローダーの使用が多い? 重機運搬車両には「セルフローダー」と「セーフティローダー」の2種類がありますが、土木業界や工事現場でのセルフローダーの使用率がやや高いように感じます。 セルフローダーとセーフティローダーの普及率に関する調査などは今のところ行われていませんが、2つの車両の特徴を見れば、セルフローダーが多く使用されている理由がわかってきます。 まず、セルフローダーですが、構造はトラックの荷台部分をジャッキで持ち上げて荷台を傾斜させる構造になっています。このメリットは、後方に作業エリアがあれば車両周囲に広いスペースがなくても重機の積み降ろしが可能という点です。 一方、セーフティローダーですが、荷台を後方にスライドさせるため、荷台傾斜が緩やかで安全に重機などを積み降ろしできます。しかし、積み降ろしスペースを広く確保する必要があるというデメリットがあります。 このデメリットは大きく、作業スペースが限られている道路工事や建設現場では、多くの人や物、車両もあります。そのため、積み降ろしに必要な作業場所を十分に確保することが難しい場合がほとんどです。 また、スペースがあまりない事業所やマンションの駐車場といった狭い空間での使用にも向いていません。そのため、後方に車1台分のスペースがあれば、積み降ろし可能なセルフローダーは、土木・建設現場において需要が高いのです。 加えて、セーフティローダーに比べてセルフローダーの方が車両本体価格が安いため、低コスト化が図れるという利点もあります。 以上のような理由から、土木・建設現場ではセルフローダーの使用が多いことがわかります。 軽トラックでバックホウは運搬できる? 軽トラックの荷台に積載する貨物のサイズと重量は、安全のため道路交通法で次のように規定されています。貨物の長さは「車両の全長+ 10%を超えないこと」、高さは「地面から2.5メートルまで」、幅は「車両の幅を超えないこと」とされています。 また、軽トラックの最大積載量は350kgとなっており、他の軽自動車と比べると多くの荷物を運搬することができます。 結論として、道路交通法で定められた「積載寸法」および「積載重量」の範囲内であれば、軽トラックに安全に積載することが可能です。 軽トラックにバックホウを積めるかのポイント 軽トラックにユンボを積むことができるかどうかは、その機械の重量が大きなポイントとなります。 高さや長さに関しては、ミニユンボであれば全く問題ありませんが、350kgを超えるユンボは積載できません。また、注意が必要なのは、ユンボ本体の重量が道路交通法で規定されている350kg以内であっても、バケットなどを含めると超過する場合があることです。 さらに、積み下ろしに使用するアユミ板や予備の燃料なども同時に運ぶと、総重量がオーバーする可能性があるため、軽トラックに積載できるユンボの重量は340kg以下を目安にするのが賢明です。 現在、市場には軽トラでの運搬が可能な300kgクラスの小型ミニユンボも存在します。これらは「マイクロユンボ」または「マイクロショベル」と呼ばれ、コンパクトで使いやすい反面、他の重機と同様に、公道で運転するには免許や資格が必要です。 軽トラックに積載できるミニショベル 軽トラに積載可能な重量350kg以下のマイクロユンボを製造しているのは、現在のところコマツのみで、その中でも「PC01-1 マイクロショベル」が該当します。このモデルの機械質量は300kgで、油脂類や燃料を満タンにした状態、必要な作業装置や工具類も含んだ重さです。したがって、すぐに運転や作業ができる状態での重量となります。 軽トラでの運搬に適したサイズでありながら、全幅580mmという非常にコンパクトな設計のため、狭い場所や細かい作業にも適しています。また、スクーターのような乗り心地で、全旋回やブームスイング式による簡単な溝掘り作業、埋め戻しや整地作業も可能です。 『PC01-1 マイクロショベル』全長:580mm 機械質量:300㎏ 定格出力:2.6kw バケット容量:0.003m3 バックホウの運搬を委託することも可能 バックホウは、建設現場で欠かせない重機の一つです。土砂の掘削や整地、基礎工事など、さまざまな作業で使用されますが、その重量とサイズのため、現場までの輸送が一つの課題となります。 多くの方が、バックホウの運搬に悩んでいるのではないでしょうか。そんなときは、専門の輸送業者に委託することで、スムーズかつ安全な輸送が可能となります。 輸送を委託するメリット まず、バックホウの運搬を専門業者に委託する最大のメリットは、安全性の確保です。高重量の建設機械は、運搬方法が不適切だと事故のリスクが高まります。専門の運搬業者は、こうしたリスクを最小限に抑えるためのノウハウと設備を持っているので安心です。 さらに、運搬業者に委託することで時間の節約も可能です。バックホウの運搬には、特別な許可が必要な場合や、輸送ルートの選定が重要になるケースがあります。これらの手続きは複雑であり、業務の負担を増加させる要因となります。 しかし、これらの手続きも運搬業者が代行してくれるため、時間と手間を大幅に軽減できます。 重機の輸送コスト バックホウなどの重機の運搬コスト(重機回送費)は、重機のサイズやドライバーの免許、移動距離、運搬の際に必要な車両、重機を運ぶ回数などによって異なります。 また、業者によっては基本料金に含まれるサービスや運搬車両の保有状況、配送方法なども異なるため、運搬費の差が生じます。 ※2024年11月現在 トクワールド調べ 運搬業者の選び方 輸送業者を選ぶ際には、いくつかのポイントを確認する必要があります。 まずは、その業者の信頼性です。過去の実績や口コミ、顧客の評価などを参考にすることで、信頼できる業者を選ぶことができます。次に、業者の持つ輸送設備や対応可能な車両の種類も重要です。バックホウの大きさや重さに対応できる車両を保有しているかどうか、事前に確認しておくことが必要です。 まとめ バックホウの重量は、安定性と作業能力に大きく関係します。また、バックホウは重量によって小型・中型・大型などのクラスが分かれ、作業環境や用途によって使い分けます。 小型バックホウは運搬が容易ですが、大型機種は現場移動に重機運搬車の手配が必要となるので、バックホウだけでなく運搬用の車両についても考慮しましょう。 ←トクワールドでは高品質な【中古ユンボ・バックホー】を多数取り揃えております!

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    ユンボ

    ユンボの操作が丸わかり!運転のポイントと必要な資格について紹介

    目次 ユンボの操作が丸わかり!運転のポイントと必要な資格について紹介 ユンボの基本事項 ユンボは油圧ショベル ユンボの各部名称 ユンボの操作が丸わかり!運転のポイントと必要な資格について紹介 「ユンボはメーカーで操作が違うってホント?」 「ユンボの操作がうまくなるにはコツがある?」 「ユンボを操作できる資格を取りたいけど、どうすればいいの?」 ユンボは、現場を動かすのに重要な働きをする建設機械です。これから現場で活躍したいという人は、ユンボの運転資格は必須だといえます。 また、ユンボを自分の手足のように動かせるほど技能のある人は、現場で一目置かれますし、会社からの評価も高くなります。 ユンボの操作で覚えておいてほしいポイントや、資格の取り方について紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 ユンボの基本事項ユンボを操作するために、これだけは覚えておいてほしいという基本事項を紹介します。ユンボは油圧ショベルユンボは、油圧で動きます。油圧とは、圧力を加えた油を使って力を伝える技術です。 力の伝わり方の流れをまとめました。 ・エンジンをかけ油圧ポンプを回し、圧油(圧力をかけた油)が送りだす ・圧油はコントロールバルブ(=コントロールレバー)で制御される ・レバーの制御によって、圧油はモーターやシリンダーに送られユンボを動かす モーターとは、走行部・旋回部のことで、シリンダーは作業機部のことです。 モーターやシリンダーは、油の流れる方向で回転や運動の方向が決まります。つまり、ユンボの操作とは、油の流れる方向をコントロールすることなのです。 ユンボの各部名称ユンボの操作に関わる各部名称を紹介します。 ユンボは、油圧の力でブームやアーム、バケットを動かし働きます。制御はコントロールレバーで行います。 走行やターンも油圧の力で行います。コントロールバルブから、レバー操作で送られた圧油はモーターを回し、回転力はギアによって駆動輪へ伝わる仕組みです。 ユンボ(バックホー)の操作の基本 ユンボは、運転席周りの6つのコントロールレバーで操作します。 構造的にシンプルな分、操作する人の技量によって作業の効率や仕上がり具合に差がでやすいです。 ここでは、レバー操作の基本と各メーカーの操作パターンについて紹介します。 ユンボの運転席の画像で、iso方式のレバー基本操作を紹介します。 ①前後操作でアームの押しと引き、左右操作で左旋回と右旋回 ②前後操作で左クローラの前進・後退 ③前後操作で右クローラの前進・後退 ④前後操作でブームの下げと上げ、左右操作でバケットの閉めと開け ⑤安全用ロック ⑥各社の操作パターン一覧(詳しくは後述します) ⑦ブレードの上げと下げ 以上が、ユンボのレバー操作の基本です パターン別の操作 従来、ユンボの操作方法には4種類ありました。平成2年にJIS規格が統一規格として制定されましたが、現状は、まだまだ混在している状況です。 そのため、操作方法を切り替えるマルチレバー装着車が多くなっています。操作方法を切り替えることによって、使い慣れた方法でユンボを操作することができるのです。 以下のようなステッカー(ユンボ運転席の画像の⑥)の近くに、切り替え装置がついています。 ユンボをレンタルして使用する際は、レバーの操作パターンを確認してから、操作を開始するようにします。ユンボの操作のポイントユンボは、他の建設機械と同様、テコの原理を応用しています。支点・力点・作用点があり、支点を中心に、力点に力を加えて作用点(バケット)が働く仕組みです。 頭の片隅でいいので、これを覚えておくと、ユンボの操作性が上がってきます。 アームとブーム アームだけを使う作業とアームとブームの両方を使う作業がありますが、いずれも、左右のレバーをバランスよく動かすことが重要です。 左手でアームを引きながら、右手でバケットを開いたり閉じたり、ブームを上げたり下げたりします。 テコの原理で動いているので、支点(機体端部)から作用点(バケット位置)が長いほど掘削力は弱くなります。また、力点(機体中心)から支点までの距離が短いほど掘削力は弱くなります。 掘削箇所に対して、機体を縦向き・横向きどちらに置くか、ブレードの位置をどうするかで掘削効率が違ってくるのです。 ブレードとクローラ ブレード(排土板)とクローラ(履帯・キャタピラ)は、視界に入りづらいので操作に難しさを感じやすい部分です。 クローラの操作では、とにかく水平を心がけることが重要になります。 ブレード操作のポイントは、ブレードのどこか一点に視点を決め、その部分と機体の位置関係で整地高さを計ることです。そして、操作レバーを細かいタッチで動かすことを忘れないでください。 レバーとクローラ レバーとクローラの関係で、一番のポイントになるのは、ターンです。ターンには、スピンターンとピポットターンの2種類あります。 スピンターンは左右のクローラに取付けられたモーターをそれぞれ逆回転させて、その場でターンします。ピポットターンは、左右どちらかのクローラだけを動かしてのターンです。 ユンボの操作に必要な資格 ユンボの操作には、「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」、「車両系建設機械運転技能講習」のどちらかの資格の取得が必要になります。 小型車両系の特別教育 「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」の講習を受講することで、重量3t未満のユンボの運転ができるようになります。 講習時間は、7時間です。講習時に実技コースはなく、各事業所(会社)で実施してくださいというスタンスです。(実技コース付を申し込むことも可能です) 費用は、概ね15,000円(税込)です。会場は、各地の登録教習機関になります。 車両系の運転技能講習 「車両系建設機械運転技能講習」を終了することで、重量3t以上のユンボの運転が可能です。 講習時間は、未経験者で38時間です。各種自動車免許や、特別教育受講後の運転業務経験が3カ月以上などで、講習時間は18時間や14時間に減免されます。 14時間コースの場合で、日数は2日、費用は40,500円(税込)です。各地の登録教習機関にて取得が可能です。 ユンボの操作|まとめユンボの操作|まとめユンボの操作について理解するために、ここまで以下のことを紹介しました。 ユンボの基本事項や操作方法の基本 ユンボ操作のスキルをあげるためのポイント 運転資格を取得するための方法や期間、費用 「ユンボの操作スキルをアップさせるためには、どうしたらいいのだろう」と訊くと、大抵の先輩は「習うより、慣れろ」と答えると思います。 とにかく、ユンボに触れる時間を長くしてください。そういう意味で、ユンボの点検や整備を手伝うのもすごく有効です。 そして、先輩の職人がユンボを全体の作業の中でどう動かしているかを確認することも、ユンボのスキルアップには非常に重要なことです。 ←トクワールドでは高品質な【中古ユンボ・中古バックホー】を多数取り揃えております!

    #ユンボ#資格#操作

    2022/03/07

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