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部品交換で簡単に修理!ユンボのホース破裂、作動油漏れ時の対処法

ユンボ

2022/05/17

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部品交換で簡単に修理!ユンボのホース破裂、作動油漏れ時の対処法

油圧ポンプとホースの修理・交換について解説

    目次
  • 油圧ポンプとホースの修理・交換について解説
  • 油圧ホースと油圧ポンプの役割
  • 破損した際の修理・費用
  • 油圧ポンプの不具合や交換にかかる費用
  • 作業中にホースが破損した際はどうするべきでしょうか
  • 油圧ホースの交換手順
  • 油圧ポンプの故障は、日常点検で防げます
  • まとめ

油圧ポンプとホースの修理・交換について解説

油圧を動力とするユンボには油圧ポンプや複数本ものホースが取り付けられています。
重機にとって作動油は人間でいうところの血液の役割をしており、それを送り出すポンプと循環させるホースはさながら心臓と血管と言えるでしょう。

しかし、油圧ホースは損傷しやすい部品でもあるので、ユンボでの作業中に突然ホースが破れて作動油が漏れ出すことがあります。

そんな時、破損を最小限にとどめ素早く修理しなければなりません。
そして、機械が故障して作動油が無くなるのが問題なのではなく、多量の作動油が土壌に拡大してしまう二次被害が一番の問題です。

土壌や水質を汚染させ、コンクリートや外壁に染み込むので広範囲の清掃だけではなく最悪の場合、賠償責任が生じるケースもあるからです。

実際、水路なんかの工事中に油圧ホースが破裂し、周囲の川や水田に流れたという話も珍しくありません。
何より一度こういった事態を起こしてしまうと信用問題にも関わります。

そうならないためにも、ユンボの油圧ポンプ、ホースの交換とメンテナンス知識を身に付け、日常点検を欠かさず行いましょう。

油圧ホースと油圧ポンプの役割

ユンボは油圧で動くのですが、作業機部(ブーム、アーム、バケット)の動作だけではなく旋回、走行も油圧で行っています。

油圧とは加圧した油を介して動力伝達を行う技術のことで、身近なものですとジャッキなど油圧を利用したものはたくさんあります。
油圧ショベルとも呼ばれるユンボはその名の通り油圧の力で動く機械です。
まず、エンジンによって油圧ポンプが回され、油圧力に変換された油が送り出されます。

この圧力は油の流れる方向を決めるコントロールバルブによって、走行や旋回を行う油圧モーターや作業機部のシリンダーへ送り込まれます。
これを油圧装置といい、その中で作動油の流路となり、圧力を伝達するための配管が油圧ホースというわけです。

破損した際の修理・費用

油圧ホースはいつまでも長く使える部品ではなく、車のタイヤと同じように2年〜5年で必ず交換時期が来てしまう消耗品ということを理解しましょう。
使用条件にもよりますが、油圧ホースは作業機部の外部に露出しているため劣化以外にも、操作ミスで破損させてしまうこともあります。

また、柔軟性ゆえに継続的に使用していると擦れ・折れ・ねじれ等の損傷を受けて破損する場合も多いです。
油圧ホースの交換を怠っているとパンクや油漏れは必ず起こるので、日々の点検でホースの状態を確認しましょう。

油圧ホースが劣化、破損する要因は以下のケースが挙げられます。

外気または酸化による熱劣化

機械を長時間にわたり稼働させていると、油の摩擦熱や機械自体の熱を吸収し、油圧ホースを流れている作動油の温度が高くなります。
内側からのゴム劣化又は内面チューブ劣化 油圧ホース内側のチューブが作動油の熱により劣化し、硬化するなどして破損することが原因になります。
外面チューブ劣化 太陽の紫外線や雨、寒暖などの過酷な外気の影響を受けて、外面チューブの劣化が発生します。

油圧ホースの外傷

重機の操作ミスにより作業時に木や鉄骨、コンクリート破片が倒れるなどホースへの接触、引っ掛けてしまったときに破損する場合もあります。
ねじれ 油圧ホースの修理交換で取り付けの際に、ホースがねじれてしまうと破損や油漏れの原因になってしまいます。
擦れ 機械の振動や、油の流れた際にホースが伸縮して動くことによって、ホース同士やフレームに擦れて破損する。
ピンホール 油圧ホースに針で刺したような穴が空くこと。
油圧ホースや作動油に混入した異物や、無理な配管によってホース内の補強層(ワイヤー)が崩れた際に発生しやすい。
ホースには最小のまげ半径があるので、ホース取り付け時は数値を確認すること。
ワイヤー切れ(補強層)
断裂
補強層同士の擦れ、外傷に夜油圧ホースの潰れによってワイヤーが切れ、圧に耐えられず破裂します。
外面チューブの劣化によるヒビ割れや外傷等で、めくれた部分から補強層に水が入って発生する侵食、サビでワイヤが切れてしまいます。
上記の表を参考にしながら、油圧ホースの日常点検に活かしてください。

油圧ホースの寿命は2、3年と言われているので交換時期がやってきたら破損の有無に限らず交換してしまうべきでしょう。

作業中にホースが破損した際はどうするべきでしょうか

ユンボの排土板を下げ、腕(アーム)を伸ばしてバケットを地面に置いたままの姿勢で直ちに機械のエンジンを止めてください

油圧がかかった状態ですと作動油が吹き出し続けます。

油漏れ時は、エンジンを止めた後も作動油で周囲を汚さないように垂れてくる作動油をバケツで受け止めるなどの処置が必要です。
現場が坂になっている場合はそれ以上下に流れないように土留をしたり、土やアスファルトなどの地面に染み込まないように吸着マットや砂を撒いて油を吸収します。

間違えた応急処置として、エンジンを切っていても高圧な油が飛び出すことがあるので、破損部をビニールテープやウエスで抑えて作業を続けてはいけません。

作動油は人体には有害で、目に入ると最悪失明してしまうこともあります。

それと、自分でホースを交換する際によく勘違いされるのが、油圧ホースはホームセンターなどで専用部品が売っているわけではないということです。
現物を持ってお店へ行っても同じものはほぼありません。
そのため、同じものを作ってもらうか取り寄せてもらう必要があります。

油圧ホースの交換知識や経験がない方は、ホース破損と作動油が漏れた時点でお近くの整備業者やサポートに電話しましょう。

油圧ホース脱着ですが、コツがいる上に使用している金具なども機械によって異なるので簡単ではありません。

油圧ホースの交換手順

1.作動油が目に入らないように保護メガネやゴーグルの着用、軍手を着けます。
2.ホースを外す際は安全のために必ず配管内部の圧力、油圧がかかっていない、アタッチメントが落下しない状態で行ってください。
3.きちんとサイズのあった工具を使用しないと機械を壊してしまうので、専用の整備工具は事前に揃えておきましょう。
4.金具は締め込むことで密着させ漏れを防いでいます。
5.経年劣化で金具が食い付いていたり、青錆で固着している場合がほとんどなので、肉厚で長いスパナを2個使用して回すとうまくいきます。
6.作動油吹き出しの危険があるため、配管を緩めたら手前に揺すって内圧がかかって無いことを確認してから外しましょう。
7.破損したホースを外したら、パイプ内に埃などの不純物が入らないようにビニールをかぶせます。
8.外したホースを建設機械専門の修理店に持っていき同じものを作ってもらいます。
9.新品ホースを取り付けた後は作動油の量を確認して、減った分の補充を忘れずに行いましょう。
10最後はエンジンをかけて交換した部分のシリンダーを数回伸縮させエア抜きを行います。

壊れた油圧ホースの交換はパンク修理のような感覚ではできません。
危険や工具、専門知識伴う作業のため、よくわからない初心者は修理サポート等の専門業者が行っている主張修理をお勧めします。

確かに自分で直せば部品代しか費用はかかりません。

しかし、下手に修理したことで機械事態を壊してしまうことや、油漏れ拡大による二次被害、怪我や事故などで事態が悪化することは一番避けたいはずです。
余計なコストと時間がかかることで、大幅に作業が止まり1日を棒に振ることになりかねないでしょう。

熟練のスタッフに依頼すれば油圧機器や油圧ホースにも詳しく、ホースの種類やサイズ、接続部分の金具についても的確に判断し、その現場で短い所要時間で修理してくれます。

破損状況にもよるので一概には言えませんが、修理の費用は1本あたり4000円以上で交換が必要な場合は1万円以上という具合にはなると思います。

油圧ホースは寒暖や雨、直射日光などの環境変化によって劣化が早まるので機械を保護するためにも、屋外にさらさず屋根のある駐車場所で管理するのが推奨されます。

油圧ポンプの不具合や交換にかかる費用

油圧ポンプの圧力が上がらない時や機械の動力が低下している、異音が聞こえるなどの場合、故障のひとつとして油圧ポンプの異常が疑われます。

原因としては、油圧ポンプ内部で油漏れやエアーの吸い込み発生している可能性があります。
油圧ポンプの圧力が上がらない時は油漏れがないか確認しましょう。

ポンプ自体が寿命を迎えていることもあるので場合によっては、油圧ポンプの交換が必要です。
油圧ポンプからの異音は、吸入側継手がゆるんでいるか、作動油不足でエアーを吸い込んでいる可能性があります。

継手部を巻締、または作動油の給油を行ってください。

機械の作動力低下、走行力不足はフィルタの目詰まりやモーター、エンジンに問題なければ、油圧ポンプ摩耗等による機能低下が疑われます。

この場合は油圧ポンプを交換する必要があるでしょう。

重機の不具合や故障は専門知識が充分でないと判断が難しいこともあり、油圧ポンプの異常が疑われても別の部分の異常ということもあります。
やはり、分解や交換を伴う行為は一般整備の範囲を超える作業なので、専門業者や整備士に診てもらうのが一番でしょう。

油圧ポンプの故障は、日常点検で防げます

こういった油圧ポンプの故障は、日常点検を欠かさずに行っていれば発生することは限りなく低いです。

なぜなら油圧ポンプの故障はポンプ自体の問題より、作動油の劣化や不純物、フィルターの汚れにより引き起こされるケースが多いからです。
汚れた作動油及びフィルタを使い続けていると油圧ポンプや油圧装置に重大なダメージを与えてしまいます。

また、作動油タンク上部に取り付けられているエアブリーザ内のフィルタも定期交換部品です。

エアブリーザの目詰まりは作動油タンクの変形や油圧ポンプの破損にもつながるので定期的に交換しましょう。
ポンプ自体は高額なので交換となりますと新品で300.000円以上、中古部品でも100.000円以上の値段がします。

油圧装置の長所は、機械や電力を動力とするものに比べて小型の装置にできることや振動が少なく動きがスムーズなこと。
過酷な環境で使うことができること、ベンの取り付けや、電気と組み合わせることで、制御が簡単にできる。
遠隔操作が可能なことなど多数のメリットもありますが、同じくらい致命的な短所もあります。

油圧装置のデメリットは、ゴミやサビに弱く、油漏れ対策が必要なこと。

稼働させるための油が可燃性のため配慮が必要で、油の温度変化にも気を使わなければなりません。
油圧装置は、比較的小型の機械で大きな力を生み出すことができるため、建設機械や自動車など幅広く利用されています。

しかし、扱いと管理、修理が難しいことやホースなどの消耗品であるホースや配管部品の取り替えが容易ではないため面倒なことから、扱える人は限られてきます。
そのため、エアコンが壊れたら専門の修理業者を呼ぶように、ユンボの修理も修理サービスや業者に任せるのが一番でしょう。
油圧ポンプとホースの修理・交換|まとめ
油圧装置のことにも触れながら油圧ホースと油圧ポンプの役割、そして考えられる故障の原因、修理・交換について説明しました。

大切なのは破損する前に交換することなので、点検をしっかり行うことが重要なことを説明しましたが、油圧ホースや部品の劣化は外から見ても判断しづらいこともあります。

そのため、故障や不具合をゼロにするというのは難しいです。

重機は維持費がかかるために修理やメンテナンスコストの軽減を優先してしまいがちなオーナーもいらっしゃることでしょう。
しかし機械の運転はしているものの修理知識や経験も乏しい人が、重機を直すなど無謀な話です。

前述した通り、油圧関係の修理などは専門知識を得た整備士が担当する領域になります。
下手に手を出した挙句損傷を悪化させて時間の浪費と余計なコストまで支払う結果になっては目も当てられません。

根拠のある充分な自信を持たない方は、修理不良による事故を防ぐためにも早急に建機専門の会社、サポートに修理を要請するべきでしょう。

故障した後の二次被害は一番お金がかかるので、修理コストを考えるなら点検とメンテナンス、早急な修理依頼をする方が賢明なのです。
特にオイル周り、油圧装置のトラブルは厄介な上に深刻な問題に繋がりやすいことを覚えておきましょう。
間違った処置をすれば正常な他の部品を駄目にしてしまい、ユンボが使い物にならなくなるだけではなく、大幅な作業中断や工期延期という悲惨な結果になることも。

整備士や会社によっては一度修理を引き受けた後に、自分でもある程度の修理ができるようお客さんへの指導をしてくれます。

近場の会社やサポートと面識や信頼関係があれば、急なトラブルもすぐに対応してもらいやすく、重機の修理やメンテナンスに関することも気軽に相談できることでしょう。
機械によって使用部品や修理方法など異なる部分もあるので、一番はメーカーや整備士から油圧ホースの交換方法などについて直接のレクチャーを受けること。

そして、破損などの緊急時用に予備の油圧ホースを作ってもらい専用工具と一緒に備えておくというのもひとつの手です。
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一方、鉄クローラーは鉄キャタとも呼ばれ、鉄製であるため高い耐久性と悪路走行能力がメリットです。そのため、河川工事、解体工事、宅地造成などの土木工事のほかに採掘現場や林業ではこの鉄クローラーが一般的に使用されます。バックホウ以外にも、大型ブルドーザーに鉄クローラーが使用されています。 鉄クローラーは、硬い岩盤や険しい岩場、泥濘地、積雪、急斜面でもグリップ力を発揮しますが、鉄製なので機械の重量が重くなります。また、サビが発生するリスクも高く、長く使用するには定期的なメンテナンスが必要です。鉄クローラーはゴムクローラーよりも高価なので、1回の交換費用が高額という費用的なデメリットも存在します。 鉄クローラーが使用される場面 山間部や悪路条件の作業現場(解体工事、河川工事、林業や採掘現場など) 除雪作業などの積雪環境 大型の建設機械、重機 バックホウのクローラーを選択するポイント ゴムクローラーと鉄クローラーの選択は、作業環境や重機の用途によって異なります。例えば、都市部での作業や軽量な重機を扱う場合は、路面保護や振動抑制が重視されるため、ゴムクローラーが適しています。 また、コストの面でも違いがあります。ゴムクローラーは初期コストが比較的低いですが、耐久性が低いため交換頻度が高くなる傾向があります。一方、不整地や悪路走行性に優れた鉄クローラーは交換頻度が少なく、メンテナンス次第で長く使用できます。しかし、都市部で使用するには、舗装路面を傷つけたり、騒音や振動を発生させるため、環境への配慮は難しいです。 そのため、建設・土木現場では作業環境や用途によってゴムクローラーと鉄クローラーを使い分けるのが一般的です。 バックホウのゴムクローラーは消耗品!耐用年数は約5年が目安 ゴムクローラーは消耗品であるため、鉄製クローラーよりも寿命は短いです。メンテナンスをしながら使用していても劣化を抑えることはできません。ゴムクローラーの耐用年数は4〜6年程度と言われており、使用頻度が高い場合は、劣化がさらに早まります。 特にバックホウなどの建設機械は汎用性が高く、現場では主力的に使用されるため稼働率が高い傾向にあります。それに加えて、砂利や採石などのゴムクローラーが摩耗・劣化しやすい活動環境の場合、ゴムクローラーの寿命はメーカーが示す年数よりも短くなる可能性もあります。使用環境や稼働率によってそれぞれ異なりますが、ゴムクローラーは5年程度を目安に交換を検討したほうがいいでしょう。 バックホウのゴムクローラーを交換する方法 バックホウのゴムクローラーはやり方さえわかっていれば自力で交換することができます。しかし、バックホウのクラスによって使用できるクローラーのサイズも異なるため、所有しているバックホウに製品が使えるかゴムクローラーのサイズ確認を行う必要があります。 ゴムクローラーのサイズ確認 バックホウのクローラーは機体のクラスによってサイズが異なります。ゴムクローラーのサイズは、クローラーの幅×ピッチ×コマ数、もしくはリンク数が基本となっており、ゴムクローラーの内側(接地面とは反対側)にある打刻を見ることでチェックできます。もし、打刻がない場合、もしくは経年劣化や摩耗などでうまく確認できない場合は、クローラーの幅、ピッチ、コマ数をスケールや物差しで測ることでもサイズ確認が可能です。 ピッチは、芯金と芯金の間の距離(芯金上部の内側)を測ります。これを芯金幅といい、芯金はクローラー内側にある山の中央に位置しています。リンク数は芯金を1周分数えることでわかります。 バックホウ用ゴムクローラーの交換方法 バックホウのゴムクローラーは、鉄クローラの交換方法とほとんど変わりないです。クローラーを交換するには以下の道具を用意してください。 必要な道具 レンチ グリスガン カナテコやバール(パイプや鋼材でも可) バックホウのクローラー交換は必ず平らな場所で安全に配慮して行ってください。ゴムクローラーの交換方法については以下の手順のとおりです。 ゴムクローラー交換の手順 機体側面の足回りにあるニップルバルブをゆっくり緩めてグリスを抜く(この際、グリスに圧力がかかっていることもあるため吹き出しに注意してください)。 グリスを抜いてクローラーを外す(グリスを排出するとクローラーが緩みます)。 新しいゴムクローラーを入れてスプロケット(起動輪)側に芯金を掛ける。 スプロケット側のリンクが外れないように注意しながらアイドラ―(誘導輪)側にゴムクローラーをかけていく(ゴムクローラーを動かしながら押し込むか、パイプや鋼材など強度がある物を使ってテコの原理ではめ込むとスムーズです)。 芯金がスプロケットとアイドラ―にはまっているかを確認したら、ニップルバルブをメーカーで定められているトルクで締め付けてグリスを注入する。 バックホウの張り調整 ゴムクローラーを交換した後は必ず張り調整をしてたわみ具合を確認してください。メーカーで示されている張り具合の数値がわかれば指定通りに調整しますが、参考値としてバックホウのローラーとゴムクローラーの中心付近の隙間が2〜3cm程度になるように調整するのが一般的です。張り調整の手順は以下のとおりです。 張り調整の手順 バケットとアームを使って片側のゴムクローラーを地面から浮かせる。 浮かせた方のゴムクローラーを前進・後退で動かして張りの状態を確認する。 クローラーが緩んでいる場合は、グリスバルブにグリスを注入する。 張り具合はバックホウのサイズによって異なりますが、クローラーを張りすぎると動きが悪くなるほか、ゴムクローラーにも負荷がかかりやすく、テンションがかかった際に内部のスチールコードが切れる原因にもなります。バックホウを浮かせて約2〜3㎝程の遊びを持たせるくらいが張り調整におけるひとつの目安になります。 不要になったゴムクローラーの廃棄方法切れたり劣化して再利用できないゴムクローラーは、廃タイヤと同様に産業廃棄物の「廃プラスチック」として扱われるため一般廃棄物として処分することができません。廃棄には産業廃棄物の処理場にゴムクローラーを持ち込む、もしくは各自治体の許可を受けた産業廃棄物処置業者に依頼する方法が一般的です。また、販売店によっては費用を支払って処分を引き受けてくれる店舗もあります。 ゴムクローラーなど産業廃棄物は、産業廃棄物を発生させた事業者もしくは使用者は、自らに処理責任があります。処分が適切でない場合、環境公害につながることから法的処罰の対象となるので注意してください。産業廃棄物には、保管、運搬、処分(焼却、埋め立て)などの処理過程がありマニフェスト(産業廃棄物伝票)で管理されています。事業者は、適切な運搬・処理が完了したことを証明する、送付伝票を5年間保管する義務があります。 ゴムクローラーの廃棄ルールに関する詳細は、各自治体のホームページなどを見ることで確認することができます。 バックホウのゴムクローラーの破損原因と交換のタイミング 耐用年数以外にもゴムクローラーを交換すべきタイミング(目安)は判断することができます。ゴムクローラーは、劣化・損傷したまま使用し続けると、遅かれ早かれ、走行、作業中に突然切れてしまうトラブルが発生します。 以下では、ゴムクローラーの破損原因と交換するべきタイミングを解説するので目安にお使いください。 ゴムクローラーの交換タイミング1:ヒビ割れやキズ 鋭利な鉄辺や石などを踏んだ際や段差を超えた衝撃などで、ゴムにヒビ割れや裂傷が発生することもあります。小さなキズだとしても、続けて使用しているうちにそこから徐々に避けてくるケースもあるので、修理に出すか、損傷が酷い場合は早めの交換を検討するべきでしょう。 また、ゴム素材は水分や油分、紫外線などの外的要因でも劣化が進行します。特に、高温状態での使用時や長時間の装着・使用はゴムクローラーへのヒビ割れやキズのリスクが高くなるので、日々のメンテナンスや保管方法にも気を使いましょう。 ゴムクローラーの交換タイミング2:ラグ(山)の摩耗 ゴムクローラーの接地面側には、ラグと言われる山のような突起がいくつも設けられています。ラグは不整地走行をスムーズに行う役割を果たしているので、ゴムクローラーのラグが摩耗してくると、スムーズな走行が困難になり作業にも影響が出てきます。 しかし、ゴムクローラーはゴム製品なので、長期間の走行による摩耗は避けられません。特に、アスファルトやコンクリート、石の多い路面や真砂土の上など摩擦係数の高い路面は、ラグの消耗が激しいです。また、走行時の急旋回などもラグを摩耗させやすい運転操作となります。ラグの摩耗が進行したゴムクローラーは、走行性能が悪いだけでなく、グリップ力が弱くなっていて滑りやすいので、交換をおすすめします。 ゴムクローラーの交換タイミング3:スチールコードや芯金の露出・切断 ゴムクローラーの内部には芯金やスチールコードと言われる鉄が入っています。スチールコードはゴムクローラーの張力を保持するためのワイヤーで、内側からゴムクローラーを補強しています。芯金は、ゴムクローラー内側にある凹凸の中央に開いている穴を補強している鉄のことです。この穴にスプロケットの歯がはまってクローラーが動きます。 ゴムクローラーのトラブルでもっとも多いのが、段差を超えた衝撃などでゴムクローラー内部でスチールコードの接続部分が剥離してしまうことと言われています。また、ゴムクローラーの摩耗が進行すると、芯金やスチールコードが露出して切断に至るケースもあります。 芯金やスチールコードが露出していなくても、ゴムクローラー表面にできた小さな亀裂から水分が浸透し、内部でスチールコードが腐食して切断の原因となる可能性もあるので注意が必要です。スチールコードや芯金の露出は腐食や劣化につながり、作業時にゴムクローラーが突然破断する原因になります。ゴムクローラのスチールコードが切れたり、芯鉄を覆うゴムが摩耗して芯鉄がひとつでも脱落するとそのゴムクローラーは使用できなくなるので、早めの交換をしましょう。 ゴムクローラーの交換タイミング4:サイド割れ(耳切れ・耳取れ) 石の多いでこぼこした路面や縁石などの段差上での走行では、ゴムクローラーの「耳」と呼ばれる両端部に負荷が集中し切れてしまうことがあります。これが耳切れ・耳取れと言われる現象です。 ゴムクローラーの耳切れ、耳取れによってバックホウの走行性や安定性が低下するだけでなく、破損個所からスチールコードの露出や水分の浸透によるコードの劣化につながることもあるので、修理、または交換を検討してください。 ゴムクローラーは純正品と社外品があるゴムクローラーは切れる前に交換を! ゴムクローラーが切れてしまってからではバックホウが動かせません。業者に交換を依頼する場合は、出張料金や作業料金が追加されることもあるため通常料金よりも高くつく場合があります。 自分で交換する場合も、新しいゴムクローラーを持ってくるのと交換作業に手間がかかり、それまでの作業がストップしてしまいます。予備のゴムクローラーがない場合、修理に出すか新たに購入しなければならないので、その間はバックホウが使用できなくなります。 また、バックホウ用のゴムクローラーの場合、機種にもよりますが新品で1本¥100,000以上の出費になります。修理できる状態であれば、購入価格の半分程度で済むことが多いですが、内部のスチールコードが切れてしまうとほとんどの場合、修理対応は難しいでしょう。 そのため、ゴムクローラーは定期的に状態を確認しながら耐用年数を目安に使用し、切れてしまう前に交換するのが時間的、費用的損失が少ないです。 バックホウ用ゴムクローラーの修理費用相場ゴムクローラーの修理を業者に依頼した場合の費用相場は、以下の料金表を目安となっています。ゴムクローラーのスチールコードが切断されている場合は、修理できないことがほとんどなので注意してください。 ゴムクローラーの修理相場(目安)※ゴムクローラーの厚みが15mm以下の場合 キズの程度 1カ所目(税抜き) 2か所目以降(税抜き) ~50㎜(小) ¥15,000~ ¥12,000~ ~80㎜(中) ¥18,000~ ¥15,000~ ~120㎜(大) ¥22,000~ ¥18,000~ ~150㎜(特大) ¥26,000~ ¥21,000 ~150㎜以上(超特大) ¥30,000~ ¥24,000 上記の料金表はあくまで目安です。業者がゴムクローラーの交換を現地で行う場合は、「部品代+作業代+処分費」に加えて「主張費」がかかる場合もあります。修理にかかる料金は、それぞれの業者によって異なるため、事前にメールや電話などで問い合わせて確認することをおすすめします。 まとめ バックホウなどの建設機械の場合、住宅街や都市部などの工事ではゴムクローラーが主に使用され、斜面や陥没した地面が多い山間部、鉱山や採石場などで鉄製クローラーが使用されています。ゴムクローラーは舗装路面やある程度の不整地でもできるため万能ですが、耐久性が鉄クローラーより低く摩耗や劣化にも弱いため注意が必要です。

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    ユンボの操作が丸わかり!運転のポイントと必要な資格について紹介

    目次 ユンボの操作が丸わかり!運転のポイントと必要な資格について紹介 ユンボの基本事項 ユンボは油圧ショベル ユンボの各部名称 ユンボの操作が丸わかり!運転のポイントと必要な資格について紹介 「ユンボはメーカーで操作が違うってホント?」 「ユンボの操作がうまくなるにはコツがある?」 「ユンボを操作できる資格を取りたいけど、どうすればいいの?」 ユンボは、現場を動かすのに重要な働きをする建設機械です。これから現場で活躍したいという人は、ユンボの運転資格は必須だといえます。 また、ユンボを自分の手足のように動かせるほど技能のある人は、現場で一目置かれますし、会社からの評価も高くなります。 ユンボの操作で覚えておいてほしいポイントや、資格の取り方について紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 ユンボの基本事項ユンボを操作するために、これだけは覚えておいてほしいという基本事項を紹介します。ユンボは油圧ショベルユンボは、油圧で動きます。油圧とは、圧力を加えた油を使って力を伝える技術です。 力の伝わり方の流れをまとめました。 ・エンジンをかけ油圧ポンプを回し、圧油(圧力をかけた油)が送りだす ・圧油はコントロールバルブ(=コントロールレバー)で制御される ・レバーの制御によって、圧油はモーターやシリンダーに送られユンボを動かす モーターとは、走行部・旋回部のことで、シリンダーは作業機部のことです。 モーターやシリンダーは、油の流れる方向で回転や運動の方向が決まります。つまり、ユンボの操作とは、油の流れる方向をコントロールすることなのです。 ユンボの各部名称ユンボの操作に関わる各部名称を紹介します。 ユンボは、油圧の力でブームやアーム、バケットを動かし働きます。制御はコントロールレバーで行います。 走行やターンも油圧の力で行います。コントロールバルブから、レバー操作で送られた圧油はモーターを回し、回転力はギアによって駆動輪へ伝わる仕組みです。 ユンボ(バックホー)の操作の基本 ユンボは、運転席周りの6つのコントロールレバーで操作します。 構造的にシンプルな分、操作する人の技量によって作業の効率や仕上がり具合に差がでやすいです。 ここでは、レバー操作の基本と各メーカーの操作パターンについて紹介します。 ユンボの運転席の画像で、iso方式のレバー基本操作を紹介します。 ①前後操作でアームの押しと引き、左右操作で左旋回と右旋回 ②前後操作で左クローラの前進・後退 ③前後操作で右クローラの前進・後退 ④前後操作でブームの下げと上げ、左右操作でバケットの閉めと開け ⑤安全用ロック ⑥各社の操作パターン一覧(詳しくは後述します) ⑦ブレードの上げと下げ 以上が、ユンボのレバー操作の基本です パターン別の操作 従来、ユンボの操作方法には4種類ありました。平成2年にJIS規格が統一規格として制定されましたが、現状は、まだまだ混在している状況です。 そのため、操作方法を切り替えるマルチレバー装着車が多くなっています。操作方法を切り替えることによって、使い慣れた方法でユンボを操作することができるのです。 以下のようなステッカー(ユンボ運転席の画像の⑥)の近くに、切り替え装置がついています。 ユンボをレンタルして使用する際は、レバーの操作パターンを確認してから、操作を開始するようにします。ユンボの操作のポイントユンボは、他の建設機械と同様、テコの原理を応用しています。支点・力点・作用点があり、支点を中心に、力点に力を加えて作用点(バケット)が働く仕組みです。 頭の片隅でいいので、これを覚えておくと、ユンボの操作性が上がってきます。 アームとブーム アームだけを使う作業とアームとブームの両方を使う作業がありますが、いずれも、左右のレバーをバランスよく動かすことが重要です。 左手でアームを引きながら、右手でバケットを開いたり閉じたり、ブームを上げたり下げたりします。 テコの原理で動いているので、支点(機体端部)から作用点(バケット位置)が長いほど掘削力は弱くなります。また、力点(機体中心)から支点までの距離が短いほど掘削力は弱くなります。 掘削箇所に対して、機体を縦向き・横向きどちらに置くか、ブレードの位置をどうするかで掘削効率が違ってくるのです。 ブレードとクローラ ブレード(排土板)とクローラ(履帯・キャタピラ)は、視界に入りづらいので操作に難しさを感じやすい部分です。 クローラの操作では、とにかく水平を心がけることが重要になります。 ブレード操作のポイントは、ブレードのどこか一点に視点を決め、その部分と機体の位置関係で整地高さを計ることです。そして、操作レバーを細かいタッチで動かすことを忘れないでください。 レバーとクローラ レバーとクローラの関係で、一番のポイントになるのは、ターンです。ターンには、スピンターンとピポットターンの2種類あります。 スピンターンは左右のクローラに取付けられたモーターをそれぞれ逆回転させて、その場でターンします。ピポットターンは、左右どちらかのクローラだけを動かしてのターンです。 ユンボの操作に必要な資格 ユンボの操作には、「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」、「車両系建設機械運転技能講習」のどちらかの資格の取得が必要になります。 小型車両系の特別教育 「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」の講習を受講することで、重量3t未満のユンボの運転ができるようになります。 講習時間は、7時間です。講習時に実技コースはなく、各事業所(会社)で実施してくださいというスタンスです。(実技コース付を申し込むことも可能です) 費用は、概ね15,000円(税込)です。会場は、各地の登録教習機関になります。 車両系の運転技能講習 「車両系建設機械運転技能講習」を終了することで、重量3t以上のユンボの運転が可能です。 講習時間は、未経験者で38時間です。各種自動車免許や、特別教育受講後の運転業務経験が3カ月以上などで、講習時間は18時間や14時間に減免されます。 14時間コースの場合で、日数は2日、費用は40,500円(税込)です。各地の登録教習機関にて取得が可能です。 ユンボの操作|まとめユンボの操作|まとめユンボの操作について理解するために、ここまで以下のことを紹介しました。 ユンボの基本事項や操作方法の基本 ユンボ操作のスキルをあげるためのポイント 運転資格を取得するための方法や期間、費用 「ユンボの操作スキルをアップさせるためには、どうしたらいいのだろう」と訊くと、大抵の先輩は「習うより、慣れろ」と答えると思います。 とにかく、ユンボに触れる時間を長くしてください。そういう意味で、ユンボの点検や整備を手伝うのもすごく有効です。 そして、先輩の職人がユンボを全体の作業の中でどう動かしているかを確認することも、ユンボのスキルアップには非常に重要なことです。 ←トクワールドでは高品質な【中古ユンボ・中古バックホー】を多数取り揃えております!

    #ユンボ#資格#操作

    2022/03/07

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  • 本日のご案内機械!日立のミニユンボZX35U-3です。
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    本日のご案内機械!日立のミニユンボZX35U-3です。

    本日のご案内機械!日立のミニユンボZX35U-3です|Facebook、Twitter、Instagramの更新のお知らせFacebook、Twitter、Instagramを更新しました。本日のご案内機械! ミニユンボ 日立 ZX35U-3年式の割に状態良くローアワーのキャノピーROPS/TOPS対応機です、おすすめします。

    2022/07/14

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