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部品交換で簡単に修理!ユンボのホース破裂、作動油漏れ時の対処法

ユンボ

2022/05/17

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部品交換で簡単に修理!ユンボのホース破裂、作動油漏れ時の対処法

油圧ポンプとホースの修理・交換について解説

    目次
  • 油圧ポンプとホースの修理・交換について解説
  • 油圧ホースと油圧ポンプの役割
  • 破損した際の修理・費用
  • 油圧ポンプの不具合や交換にかかる費用
  • 作業中にホースが破損した際はどうするべきでしょうか
  • 油圧ホースの交換手順
  • 油圧ポンプの故障は、日常点検で防げます
  • まとめ

油圧ポンプとホースの修理・交換について解説

油圧を動力とするユンボには油圧ポンプや複数本ものホースが取り付けられています。
重機にとって作動油は人間でいうところの血液の役割をしており、それを送り出すポンプと循環させるホースはさながら心臓と血管と言えるでしょう。

しかし、油圧ホースは損傷しやすい部品でもあるので、ユンボでの作業中に突然ホースが破れて作動油が漏れ出すことがあります。

そんな時、破損を最小限にとどめ素早く修理しなければなりません。
そして、機械が故障して作動油が無くなるのが問題なのではなく、多量の作動油が土壌に拡大してしまう二次被害が一番の問題です。

土壌や水質を汚染させ、コンクリートや外壁に染み込むので広範囲の清掃だけではなく最悪の場合、賠償責任が生じるケースもあるからです。

実際、水路なんかの工事中に油圧ホースが破裂し、周囲の川や水田に流れたという話も珍しくありません。
何より一度こういった事態を起こしてしまうと信用問題にも関わります。

そうならないためにも、ユンボの油圧ポンプ、ホースの交換とメンテナンス知識を身に付け、日常点検を欠かさず行いましょう。

油圧ホースと油圧ポンプの役割

ユンボは油圧で動くのですが、作業機部(ブーム、アーム、バケット)の動作だけではなく旋回、走行も油圧で行っています。

油圧とは加圧した油を介して動力伝達を行う技術のことで、身近なものですとジャッキなど油圧を利用したものはたくさんあります。
油圧ショベルとも呼ばれるユンボはその名の通り油圧の力で動く機械です。
まず、エンジンによって油圧ポンプが回され、油圧力に変換された油が送り出されます。

この圧力は油の流れる方向を決めるコントロールバルブによって、走行や旋回を行う油圧モーターや作業機部のシリンダーへ送り込まれます。
これを油圧装置といい、その中で作動油の流路となり、圧力を伝達するための配管が油圧ホースというわけです。

破損した際の修理・費用

油圧ホースはいつまでも長く使える部品ではなく、車のタイヤと同じように2年〜5年で必ず交換時期が来てしまう消耗品ということを理解しましょう。
使用条件にもよりますが、油圧ホースは作業機部の外部に露出しているため劣化以外にも、操作ミスで破損させてしまうこともあります。

また、柔軟性ゆえに継続的に使用していると擦れ・折れ・ねじれ等の損傷を受けて破損する場合も多いです。
油圧ホースの交換を怠っているとパンクや油漏れは必ず起こるので、日々の点検でホースの状態を確認しましょう。

油圧ホースが劣化、破損する要因は以下のケースが挙げられます。

外気または酸化による熱劣化

機械を長時間にわたり稼働させていると、油の摩擦熱や機械自体の熱を吸収し、油圧ホースを流れている作動油の温度が高くなります。
内側からのゴム劣化又は内面チューブ劣化 油圧ホース内側のチューブが作動油の熱により劣化し、硬化するなどして破損することが原因になります。
外面チューブ劣化 太陽の紫外線や雨、寒暖などの過酷な外気の影響を受けて、外面チューブの劣化が発生します。

油圧ホースの外傷

重機の操作ミスにより作業時に木や鉄骨、コンクリート破片が倒れるなどホースへの接触、引っ掛けてしまったときに破損する場合もあります。
ねじれ 油圧ホースの修理交換で取り付けの際に、ホースがねじれてしまうと破損や油漏れの原因になってしまいます。
擦れ 機械の振動や、油の流れた際にホースが伸縮して動くことによって、ホース同士やフレームに擦れて破損する。
ピンホール 油圧ホースに針で刺したような穴が空くこと。
油圧ホースや作動油に混入した異物や、無理な配管によってホース内の補強層(ワイヤー)が崩れた際に発生しやすい。
ホースには最小のまげ半径があるので、ホース取り付け時は数値を確認すること。
ワイヤー切れ(補強層)
断裂
補強層同士の擦れ、外傷に夜油圧ホースの潰れによってワイヤーが切れ、圧に耐えられず破裂します。
外面チューブの劣化によるヒビ割れや外傷等で、めくれた部分から補強層に水が入って発生する侵食、サビでワイヤが切れてしまいます。
上記の表を参考にしながら、油圧ホースの日常点検に活かしてください。

油圧ホースの寿命は2、3年と言われているので交換時期がやってきたら破損の有無に限らず交換してしまうべきでしょう。

作業中にホースが破損した際はどうするべきでしょうか

ユンボの排土板を下げ、腕(アーム)を伸ばしてバケットを地面に置いたままの姿勢で直ちに機械のエンジンを止めてください

油圧がかかった状態ですと作動油が吹き出し続けます。

油漏れ時は、エンジンを止めた後も作動油で周囲を汚さないように垂れてくる作動油をバケツで受け止めるなどの処置が必要です。
現場が坂になっている場合はそれ以上下に流れないように土留をしたり、土やアスファルトなどの地面に染み込まないように吸着マットや砂を撒いて油を吸収します。

間違えた応急処置として、エンジンを切っていても高圧な油が飛び出すことがあるので、破損部をビニールテープやウエスで抑えて作業を続けてはいけません。

作動油は人体には有害で、目に入ると最悪失明してしまうこともあります。

それと、自分でホースを交換する際によく勘違いされるのが、油圧ホースはホームセンターなどで専用部品が売っているわけではないということです。
現物を持ってお店へ行っても同じものはほぼありません。
そのため、同じものを作ってもらうか取り寄せてもらう必要があります。

油圧ホースの交換知識や経験がない方は、ホース破損と作動油が漏れた時点でお近くの整備業者やサポートに電話しましょう。

油圧ホース脱着ですが、コツがいる上に使用している金具なども機械によって異なるので簡単ではありません。

油圧ホースの交換手順

1.作動油が目に入らないように保護メガネやゴーグルの着用、軍手を着けます。
2.ホースを外す際は安全のために必ず配管内部の圧力、油圧がかかっていない、アタッチメントが落下しない状態で行ってください。
3.きちんとサイズのあった工具を使用しないと機械を壊してしまうので、専用の整備工具は事前に揃えておきましょう。
4.金具は締め込むことで密着させ漏れを防いでいます。
5.経年劣化で金具が食い付いていたり、青錆で固着している場合がほとんどなので、肉厚で長いスパナを2個使用して回すとうまくいきます。
6.作動油吹き出しの危険があるため、配管を緩めたら手前に揺すって内圧がかかって無いことを確認してから外しましょう。
7.破損したホースを外したら、パイプ内に埃などの不純物が入らないようにビニールをかぶせます。
8.外したホースを建設機械専門の修理店に持っていき同じものを作ってもらいます。
9.新品ホースを取り付けた後は作動油の量を確認して、減った分の補充を忘れずに行いましょう。
10最後はエンジンをかけて交換した部分のシリンダーを数回伸縮させエア抜きを行います。

壊れた油圧ホースの交換はパンク修理のような感覚ではできません。
危険や工具、専門知識伴う作業のため、よくわからない初心者は修理サポート等の専門業者が行っている主張修理をお勧めします。

確かに自分で直せば部品代しか費用はかかりません。

しかし、下手に修理したことで機械事態を壊してしまうことや、油漏れ拡大による二次被害、怪我や事故などで事態が悪化することは一番避けたいはずです。
余計なコストと時間がかかることで、大幅に作業が止まり1日を棒に振ることになりかねないでしょう。

熟練のスタッフに依頼すれば油圧機器や油圧ホースにも詳しく、ホースの種類やサイズ、接続部分の金具についても的確に判断し、その現場で短い所要時間で修理してくれます。

破損状況にもよるので一概には言えませんが、修理の費用は1本あたり4000円以上で交換が必要な場合は1万円以上という具合にはなると思います。

油圧ホースは寒暖や雨、直射日光などの環境変化によって劣化が早まるので機械を保護するためにも、屋外にさらさず屋根のある駐車場所で管理するのが推奨されます。

油圧ポンプの不具合や交換にかかる費用

油圧ポンプの圧力が上がらない時や機械の動力が低下している、異音が聞こえるなどの場合、故障のひとつとして油圧ポンプの異常が疑われます。

原因としては、油圧ポンプ内部で油漏れやエアーの吸い込み発生している可能性があります。
油圧ポンプの圧力が上がらない時は油漏れがないか確認しましょう。

ポンプ自体が寿命を迎えていることもあるので場合によっては、油圧ポンプの交換が必要です。
油圧ポンプからの異音は、吸入側継手がゆるんでいるか、作動油不足でエアーを吸い込んでいる可能性があります。

継手部を巻締、または作動油の給油を行ってください。

機械の作動力低下、走行力不足はフィルタの目詰まりやモーター、エンジンに問題なければ、油圧ポンプ摩耗等による機能低下が疑われます。

この場合は油圧ポンプを交換する必要があるでしょう。

重機の不具合や故障は専門知識が充分でないと判断が難しいこともあり、油圧ポンプの異常が疑われても別の部分の異常ということもあります。
やはり、分解や交換を伴う行為は一般整備の範囲を超える作業なので、専門業者や整備士に診てもらうのが一番でしょう。

油圧ポンプの故障は、日常点検で防げます

こういった油圧ポンプの故障は、日常点検を欠かさずに行っていれば発生することは限りなく低いです。

なぜなら油圧ポンプの故障はポンプ自体の問題より、作動油の劣化や不純物、フィルターの汚れにより引き起こされるケースが多いからです。
汚れた作動油及びフィルタを使い続けていると油圧ポンプや油圧装置に重大なダメージを与えてしまいます。

また、作動油タンク上部に取り付けられているエアブリーザ内のフィルタも定期交換部品です。

エアブリーザの目詰まりは作動油タンクの変形や油圧ポンプの破損にもつながるので定期的に交換しましょう。
ポンプ自体は高額なので交換となりますと新品で300.000円以上、中古部品でも100.000円以上の値段がします。

油圧装置の長所は、機械や電力を動力とするものに比べて小型の装置にできることや振動が少なく動きがスムーズなこと。
過酷な環境で使うことができること、ベンの取り付けや、電気と組み合わせることで、制御が簡単にできる。
遠隔操作が可能なことなど多数のメリットもありますが、同じくらい致命的な短所もあります。

油圧装置のデメリットは、ゴミやサビに弱く、油漏れ対策が必要なこと。

稼働させるための油が可燃性のため配慮が必要で、油の温度変化にも気を使わなければなりません。
油圧装置は、比較的小型の機械で大きな力を生み出すことができるため、建設機械や自動車など幅広く利用されています。

しかし、扱いと管理、修理が難しいことやホースなどの消耗品であるホースや配管部品の取り替えが容易ではないため面倒なことから、扱える人は限られてきます。
そのため、エアコンが壊れたら専門の修理業者を呼ぶように、ユンボの修理も修理サービスや業者に任せるのが一番でしょう。
油圧ポンプとホースの修理・交換|まとめ
油圧装置のことにも触れながら油圧ホースと油圧ポンプの役割、そして考えられる故障の原因、修理・交換について説明しました。

大切なのは破損する前に交換することなので、点検をしっかり行うことが重要なことを説明しましたが、油圧ホースや部品の劣化は外から見ても判断しづらいこともあります。

そのため、故障や不具合をゼロにするというのは難しいです。

重機は維持費がかかるために修理やメンテナンスコストの軽減を優先してしまいがちなオーナーもいらっしゃることでしょう。
しかし機械の運転はしているものの修理知識や経験も乏しい人が、重機を直すなど無謀な話です。

前述した通り、油圧関係の修理などは専門知識を得た整備士が担当する領域になります。
下手に手を出した挙句損傷を悪化させて時間の浪費と余計なコストまで支払う結果になっては目も当てられません。

根拠のある充分な自信を持たない方は、修理不良による事故を防ぐためにも早急に建機専門の会社、サポートに修理を要請するべきでしょう。

故障した後の二次被害は一番お金がかかるので、修理コストを考えるなら点検とメンテナンス、早急な修理依頼をする方が賢明なのです。
特にオイル周り、油圧装置のトラブルは厄介な上に深刻な問題に繋がりやすいことを覚えておきましょう。
間違った処置をすれば正常な他の部品を駄目にしてしまい、ユンボが使い物にならなくなるだけではなく、大幅な作業中断や工期延期という悲惨な結果になることも。

整備士や会社によっては一度修理を引き受けた後に、自分でもある程度の修理ができるようお客さんへの指導をしてくれます。

近場の会社やサポートと面識や信頼関係があれば、急なトラブルもすぐに対応してもらいやすく、重機の修理やメンテナンスに関することも気軽に相談できることでしょう。
機械によって使用部品や修理方法など異なる部分もあるので、一番はメーカーや整備士から油圧ホースの交換方法などについて直接のレクチャーを受けること。

そして、破損などの緊急時用に予備の油圧ホースを作ってもらい専用工具と一緒に備えておくというのもひとつの手です。
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重機運搬車両には「セルフローダー」と「セーフティローダー」の2種類がありますが、土木業界や工事現場でのセルフローダーの使用率がやや高いように感じます。 セルフローダーとセーフティローダーの普及率に関する調査などは今のところ行われていませんが、2つの車両の特徴を見れば、セルフローダーが多く使用されている理由がわかってきます。 まず、セルフローダーですが、構造はトラックの荷台部分をジャッキで持ち上げて荷台を傾斜させる構造になっています。このメリットは、後方に作業エリアがあれば車両周囲に広いスペースがなくても重機の積み降ろしが可能という点です。 一方、セーフティローダーですが、荷台を後方にスライドさせるため、荷台傾斜が緩やかで安全に重機などを積み降ろしできます。しかし、積み降ろしスペースを広く確保する必要があるというデメリットがあります。 このデメリットは大きく、作業スペースが限られている道路工事や建設現場では、多くの人や物、車両もあります。そのため、積み降ろしに必要な作業場所を十分に確保することが難しい場合がほとんどです。 また、スペースがあまりない事業所やマンションの駐車場といった狭い空間での使用にも向いていません。そのため、後方に車1台分のスペースがあれば、積み降ろし可能なセルフローダーは、土木・建設現場において需要が高いのです。 加えて、セーフティローダーに比べてセルフローダーの方が車両本体価格が安いため、低コスト化が図れるという利点もあります。 以上のような理由から、土木・建設現場ではセルフローダーの使用が多いことがわかります。 軽トラックでバックホウは運搬できる? 軽トラックの荷台に積載する貨物のサイズと重量は、安全のため道路交通法で次のように規定されています。貨物の長さは「車両の全長+ 10%を超えないこと」、高さは「地面から2.5メートルまで」、幅は「車両の幅を超えないこと」とされています。 また、軽トラックの最大積載量は350kgとなっており、他の軽自動車と比べると多くの荷物を運搬することができます。 結論として、道路交通法で定められた「積載寸法」および「積載重量」の範囲内であれば、軽トラックに安全に積載することが可能です。 軽トラックにバックホウを積めるかのポイント 軽トラックにユンボを積むことができるかどうかは、その機械の重量が大きなポイントとなります。 高さや長さに関しては、ミニユンボであれば全く問題ありませんが、350kgを超えるユンボは積載できません。また、注意が必要なのは、ユンボ本体の重量が道路交通法で規定されている350kg以内であっても、バケットなどを含めると超過する場合があることです。 さらに、積み下ろしに使用するアユミ板や予備の燃料なども同時に運ぶと、総重量がオーバーする可能性があるため、軽トラックに積載できるユンボの重量は340kg以下を目安にするのが賢明です。 現在、市場には軽トラでの運搬が可能な300kgクラスの小型ミニユンボも存在します。これらは「マイクロユンボ」または「マイクロショベル」と呼ばれ、コンパクトで使いやすい反面、他の重機と同様に、公道で運転するには免許や資格が必要です。 軽トラックに積載できるミニショベル 軽トラに積載可能な重量350kg以下のマイクロユンボを製造しているのは、現在のところコマツのみで、その中でも「PC01-1 マイクロショベル」が該当します。このモデルの機械質量は300kgで、油脂類や燃料を満タンにした状態、必要な作業装置や工具類も含んだ重さです。したがって、すぐに運転や作業ができる状態での重量となります。 軽トラでの運搬に適したサイズでありながら、全幅580mmという非常にコンパクトな設計のため、狭い場所や細かい作業にも適しています。また、スクーターのような乗り心地で、全旋回やブームスイング式による簡単な溝掘り作業、埋め戻しや整地作業も可能です。 『PC01-1 マイクロショベル』全長:580mm 機械質量:300㎏ 定格出力:2.6kw バケット容量:0.003m3 バックホウの運搬を委託することも可能 バックホウは、建設現場で欠かせない重機の一つです。土砂の掘削や整地、基礎工事など、さまざまな作業で使用されますが、その重量とサイズのため、現場までの輸送が一つの課題となります。 多くの方が、バックホウの運搬に悩んでいるのではないでしょうか。そんなときは、専門の輸送業者に委託することで、スムーズかつ安全な輸送が可能となります。 輸送を委託するメリット まず、バックホウの運搬を専門業者に委託する最大のメリットは、安全性の確保です。高重量の建設機械は、運搬方法が不適切だと事故のリスクが高まります。専門の運搬業者は、こうしたリスクを最小限に抑えるためのノウハウと設備を持っているので安心です。 さらに、運搬業者に委託することで時間の節約も可能です。バックホウの運搬には、特別な許可が必要な場合や、輸送ルートの選定が重要になるケースがあります。これらの手続きは複雑であり、業務の負担を増加させる要因となります。 しかし、これらの手続きも運搬業者が代行してくれるため、時間と手間を大幅に軽減できます。 重機の輸送コスト バックホウなどの重機の運搬コスト(重機回送費)は、重機のサイズやドライバーの免許、移動距離、運搬の際に必要な車両、重機を運ぶ回数などによって異なります。 また、業者によっては基本料金に含まれるサービスや運搬車両の保有状況、配送方法なども異なるため、運搬費の差が生じます。 ※2024年11月現在 トクワールド調べ 運搬業者の選び方 輸送業者を選ぶ際には、いくつかのポイントを確認する必要があります。 まずは、その業者の信頼性です。過去の実績や口コミ、顧客の評価などを参考にすることで、信頼できる業者を選ぶことができます。次に、業者の持つ輸送設備や対応可能な車両の種類も重要です。バックホウの大きさや重さに対応できる車両を保有しているかどうか、事前に確認しておくことが必要です。 まとめ バックホウの重量は、安定性と作業能力に大きく関係します。また、バックホウは重量によって小型・中型・大型などのクラスが分かれ、作業環境や用途によって使い分けます。 小型バックホウは運搬が容易ですが、大型機種は現場移動に重機運搬車の手配が必要となるので、バックホウだけでなく運搬用の車両についても考慮しましょう。 ←トクワールドでは高品質な【中古ユンボ・バックホー】を多数取り揃えております!

    #ユンボ#バックホー

    2024/11/26

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    建設機械の脱炭素化! 電動バックホウを導入するメリット・導入の注意点

    電動バックホウは、環境負荷の低減だけでなく、作業効率の向上や維持費の削減にも貢献する次世代の建設機械です。低騒音・低振動により、都市部や住宅地での工事にも対応できる優れた特徴を持っています。 本記事では、建設機械のカーボンニュートラルへの取り組みから、各メーカーの最新動向について詳しく解説します。また、GX建設機械認定制度やレンタル料金についても説明しています。 この記事でわかること 電動バックホーとは 電動バックホーの性能 電動バックホーを導入するメリット 電動バックホーの市場動向 建設機械でも進むカーボンニュートラルへの取り組み カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量と吸収量を差し引きゼロにすることを意味し、今や世界中で取り組まれている重要な環境目標です。 建設業界は、日本全体のCO2排出量の約1.4%を占めています。政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けて、建設現場でも環境への負荷を減らす動きが急速に進んでいます。 特に、2030年度までに2013年度比でCO2を40%削減するという目標が設定されており、それに向けて次のような取り組みが進められています 省燃費運転の推進 バイオ燃料や水素などの新しい燃料の導入 環境性能の高い最新の建設機械の活用 その中でも注目されているのが電動式建設機械です。たとえばスウェーデンの採石場での実験では、従来の機械に比べてCO2排出量を約98%も削減できるという成果が出ています。 電動機械には、CO2の削減以外にも以下のようなメリットがあります 作業時の騒音や振動が少ない 燃料コストが安い メンテナンス費用が削減できる さらに現場では、次のような工夫も進められています LED照明の使用 太陽光パネルなどの再生可能エネルギーの導入 作業の効率化やエネルギー使用の「見える化」 こうした取り組みを組み合わせることで、建設現場の環境負荷は着実に減少しています。中でも電動建機は、「環境にやさしく、作業も効率的にこなせる」存在として、大きな注目を集めています。 脱炭素へ進む!建設機械メーカーの電動化への取り組み カーボンニュートラルに向けた動きが建設業界でも本格化しています。特に近年、電動建機の開発と導入が加速しており、建設現場の風景が大きく変わろうとしています。 主要メーカーの取り組み コマツは、電動建機7機種すべてで「GX建設機械認定」を取得。2023年度を“電動建機元年”と位置づけ、積極的に市場へ投入しています。 日立建機は、バッテリー駆動ショベル「ZE85」を皮切りに、2トン〜13トンクラスまでラインナップを拡大。 コベルコ建機は水素燃料電池式ショベルの稼働評価を開始し、2026年の実証実験を予定。 タダノは、世界初の電動ラフテレーンクレーンを発売し、北米・欧州・豪州へ展開を表明。 市場も拡大中 電動建機の世界市場は、2024年に約125億ドル、2030年には約261億ドルへと倍増する見込みです。とくに欧州では環境規制の強化を背景に、さらなる成長が期待されています。 技術開発も活発に 各社は電動化を支えるインフラや技術開発も進めています。 ホンダは交換式バッテリーを共同開発し、小型機への導入を進め中。 日立建機は可搬式の急速充電設備を開発し、建機とのセット販売を計画。 コベルコ建機は、水素燃料電池の技術を活かし、長時間の連続稼働を実現。 ハイブリッドショベルの開発で高い技術力を誇るコベルコ建機も独自の水素燃料電池技術を活用し、長時間稼働を実現する開発を進めました。これらの取り組みにより、建設分野の環境負荷は着実に低減していくと予想されます。電動式機械は環境保全と作業効率の両立を実現する重要な要素として注目を集めています。 2023年にスタート「GX建設機械認定制度」とは GX建設機械認定制度は、建設施工現場の脱炭素化を目指す国土交通省の新たな制度として、2023年10月に開始されました。この制度は建設機械の稼働によるCO2排出量を削減し、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速させることを目指しています。 建設機械の稼働によるCO2排出量は国内産業部門の約1.4%を占めており、その削減は建設業界における重要課題となっています。国土交通省はこの課題に対応するため、電動建機の普及促進に向けた認定制度を確立しました。 認定対象は、バッテリー式または有線式の電動ショベルとホイールローダー、ホイールクレーンです。2023年12月の初回認定では4社15型式の電動ショベルが基準を満たしました。 認定機械には国土交通省の認定ラベルが付与され、複数の優遇措置が適用されます。環境省による購入費用の補助は従来型との差額の3分の2、充電設備導入費用は価格の2分の1が支給されます。さらに、公共工事での優遇措置も検討されています。 GX建機認定制度の導入により、建設機械メーカー各社の電動化開発は新たな段階に入ったと言えます。コマツは7機種、竹内製作所は4機種、コベルコ建機は3機種など、各社が製品開発を強化しています。 電動バックホーの先駆けはコマツ コマツは2008年に世界初のハイブリッド油圧ショベル「PC200-8E0」を市場に投入し、建設機械の電動化分野における先駆的な役割を果たしました。2020年にはバッテリー駆動式ミニショベル「PC30E-5」を発表し、国内市場へ導入しました。 1921年に創業したコマツは、建設機械分野で世界をリードする企業として100年以上の歴史を築いてきました。特に油圧ショベルやブルドーザーの分野では、世界市場シェアの上位を維持し続けています。 コマツは2023年度を電動化建機の市場導入元年と位置づけ、マイクロショベルのPC01E-2から20トンクラスのPC200LCE-11まで製品の種類を増やしました。特に3トンクラスのPC30E-6は、都市部での需要に応える製品として注目を集めています。 コマツはホンダとの協業により着脱式バッテリーシステムを開発し、小型機で実用化しました。中型機向けには、プロテラ社と共同でリチウムイオンバッテリーの開発を進めており、有線式とバッテリー式の両方のラインナップで多様な現場のニーズに対応しています。 電動建機市場におけるコマツの先進的な開発は、業界全体の技術革新を牽引しています。 世界初のハイブリッド油圧ショベルである「PC200-8E0」 コマツは2008年、世界初となるハイブリッド油圧ショベル「PC200-8E0」を市場へ投入しました。この画期的な開発は、建設機械のライフサイクルにおけるCO2排出量の90%以上が稼働時の燃料消費に起因するという課題の解決を目指したものです。 「コマツ・ハイブリッド・システム」と呼ばれる独自技術は、旋回電気モーター、発電機モーター、キャパシター、ディーゼルエンジンを組み合わせた革新的な仕組みになっています。車体旋回の減速時に生じるエネルギーを電気に変換して蓄電し、エンジン加速時の補助動力として活用する画期的なシステムです。 従来機「PC200-8」と比較して平均25%の燃費削減を達成し、特に旋回作業が多い現場では最大41%の低減効果を記録しました。エンジンを低速回転域で使用可能としたことで、待機時の燃料消費も大幅に改善しています。 PC200-8E0は建設機械業界に大きな影響を与え、環境対応における新たな基準を確立し、各メーカーのハイブリッド建機開発を促進するきっかけとなりました。2009年には中国・北米市場へも展開して、世界規模での環境技術革新を牽引しています。 このモデルにより、建設機械業界全体で環境負荷低減技術の開発が加速し、現代の電動化技術の基盤ができました。 電動バックホーのレンタル料金 電動バックホーのレンタル料金は、従来型と比べて15〜20%高めに設定されています。また、取り扱い業者も限定的で、アクティオ、株式会社レント、西尾レントオールなど一部の企業のみが提供している状況です。 参考として、従来型ミニバックホーの標準的なレンタル料金は以下の通りとなっています。 1トンクラス:日額8,000円 2トンクラス:日額9,000円 3トンクラス:日額9,000円 これらの基本料金に加え、補償料として日額500円程度、基本管理料として一括で1,000円から2,000円程度かかります。実際の利用時には、これらの付帯費用も考慮した予算が必要です。 電動バックホーは環境性能に優れる一方で、レンタル料金の割高感と取扱店舗の少なさが普及への課題となっています。利用を検討する際は、事前に最寄りの取扱店舗や具体的な料金を確認することが望ましいでしょう。 電動バックホーを導入する5つのメリット 電動バックホーは、環境性能と作業効率を両立した次世代の建設機械として、建設業界に新たな価値をもたらしています。従来型と比較して、CO2排出量を大幅に削減し、騒音や振動も低減することが可能です。世界中でCO2削減の重要性が増す中、建設機械の電動化は環境面だけでなく、さまざまなメリットをもたらします。 特に注目すべき5つのメリットを紹介します。 排気ガスがゼロ 完全に電動化された機種は稼働中の排ガスも出しません。これにより、作業者の健康を守るだけでなく、環境負荷も低減できます。特に密閉空間での使用が求められる現場では、排ガスゼロの特性が強みとなります。 低振動・低騒音 電動化により重機が発する振動が少なく、騒音も大幅に軽減されます。従来のバックホウに比べ駆動時の騒音が軽減されるため、周囲環境への影響が最小限に抑えられ、住宅地や都市部での作業にも適しています。また、静音性が高いことでオペレーターと作業員のコミュニケーションが可能になり作業時の事故防止にも繋がります。 メンテナンスコストの低減 完全に電動化されたバックホーはエンジンオイルや燃料フィルターなどの消耗品が不要なため、(エンジンに係らないその他消耗品は交換が必要)メンテナンスにかかるコストが抑えられます。これにより、長期的な運用コストを削減できます。 低コストで運用可能 電動建機は、燃料コストを大幅に削減できます。電力を使用するため、燃料価格の変動に影響されることがなく、運用費用が安定します。 作業精度が向上 振動が少ないことで、作業の精度が高まり、自動制御機能がさらに活かされます。また、センサー技術との連携が容易なため、ICT化が進む現場での活躍が期待できます。電動化は効率的で正確な作業を支える鍵となるでしょう。 電動バックホーを導入を検討する際の注意点 電動バックホウを導入する際の注意点を以下にまとめました。これらを考慮することで、適切な選定・導入ができ、運用時のトラブルを最小限に抑えられます。 作業内容と適合性の確認 電動バックホーは、都市部や屋内作業など騒音や排気ガスを抑える必要がある環境に適していますが、大型の土木工事や長時間の稼働が必要な場合は能力不足になる可能性があります。大規模工事や馬力が求められる作業では、機種によっては性能不足になる可能性があるので注意が必要です。 地形や気象条件 電動バックホウのバッテリーに採用されているリチウムイオン電池は、温度低下に弱いため、寒冷地や低気温下では性能低下の影響を受ける可能性があります。そのため、導入時は、使用環境などを考慮するとともに適切な運用温度範囲を確認してください。 稼働時間とバッテリーの充電時間 一度の充電でどれだけ作業できるか(稼働時間)と、充電にかかる時間を比較検討する必要があります。予備バッテリーの用意や充電設備の確保も重要です。 充電インフラの整備 電動仕様機の導入には充電設備(配電盤)および配線が必要です。特に山間部の工事などではバッテリー充電用の発電機が必要です。電動バックホーの導入前には充電設備の設置場所や電力供給能力を事前に確認し、作業現場でスムーズに充電できる体制を整える必要があります。 ランニングコストが高額になりがち 電動モデルは一般的に従来のディーゼルモデルよりも高価です。補助金や税制優遇制度が利用できる場合は積極的に活用しましょう。また、導入時は予備バッテリーや充電するための設備面など本体価格以外のコストも考慮しなければばりません。 電動バックホー・電動建機市場における今後の動向 電動建機市場は、環境規制の強化やカーボンニュートラルへの取り組みが世界的に進む中で、急速に注目を集めています。特に、建設現場の脱炭素化を目的とした「電動バックホー」などの電動建機の需要は、今後さらに拡大していくと予想されています。 過去を振り返ると、2000年代後半からハイブリッド式油圧ショベルが市場に登場し、その後、完全電動化への期待が高まりました。現在では、各建機メーカーがミニバックホーの電動化に注力しており、3〜8トン級の電動ミニバックホーが2021年以降続々と市場に投入されています。 しかし、大型バックホーの電動化には、バッテリーのコストや稼働時間、充電性能などの課題が残っており、実用化には時間がかかると予想されています。今後、リチウムイオン電池の技術進展により、バッテリーの大容量化・小型化が進めば、電動バックホーの市場はさらに拡大する予想です。 排ガス規制や騒音に配慮された電動建機は、大気汚染や騒音が問題視される都市部の建設現場を中心に需要が増加しています。特にヨーロッパや北米では、建設業界における厳しい環境規制が導入されており、これに適合する電動バックホーやミニショベルなどの開発が加速しています。一方、アジア市場でも急速な都市化に伴い、電動建機への関心が高まっている状況です。 昨今における重機市場の主要なトレンドとしては、「環境意識の向上」、「エコフレンドリーな製品の需要増加」、「省エネ技術の進歩」、「都市化の進展」、そして「自動化の導入」が挙げられます。これらの要因が相まって、電動バックホーの市場は今後も成長が見込まれるでしょう。 まとめ 電動ショベル市場は、環境意識の高まりや持続可能なエネルギーへの関心の増加に伴い、急速な成長を遂げています。今後の展望として、バッテリー技術の進化による稼働時間の延長や、充電インフラの整備が期待されています。 特に都市部での建設プロジェクトにおいて、電動バックホーの需要は高く、リチウムイオンバッテリーの開発に伴い新型機種も開発されていく予想です。各メーカーの技術開発競争により、性能向上とコスト低減も進むでしょう。

    #ユンボ#油圧ショベル#バックホウ

    2025/05/21

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  • ユンボの寿命を伸ばすためには?日々のメンテナンスと修理について解説
    ユンボ

    ユンボの寿命を伸ばすためには?日々のメンテナンスと修理について解説

    ユンボ(バックホー)の寿命を伸ばすためには?日々のメンテナンスと修理について解説 目次 1.中古の建設機械は特にメンテナンスが必須 2.点検箇所と各部の役割を合わせて解説 ユンボは危険な作業を行うことが多いです。 重大なトラブルを防止し、建設機械の性能を充分に発揮させるためには日常点検が欠かせません。 また、こまめな整備を実施することで機械寿命も大きく延長させることも可能です。 今回は個人で行える日常点検について解説します。 1.中古の建設機械は特にメンテナンスが必須 ユンボ・ミニユンボの標準的な使用年数は5年となっていて、それ以降は故障と修理の回数が増えていきます。 しかし、普段から欠かさず保守点検(メンテナンス)をしていれば、もっと長く活用することが可能です。 特に中古で購入したユンボの場合は劣化・破損が多いので、普段から機械の状態を点検することが事故防止につながるという意識を忘れてはなりません。 2.点検箇所と各部の役割を合わせて解説 ユンボの稼働前と稼働後にはユンボの状態を点検しましょう。 メンテナンスをするときは平な場所を選び、ユンボを点検姿勢で停止させた状態で行ってください。 エンジンオイル・作動油の点検 まずエンジンオイルには以下の作用があります。 名称 役割 作動油 動力伝達作用 油圧機器内の摩耗を抑えます。 潤滑作用 芯金から次の芯金までの距離 防錆作用 錆の発生を抑えます。 エンジンオイル 潤滑作用 エンジン内部の摩耗・焼き付きを軽減させます。 密封作用 シリンダとピストンの僅かな隙間に油膜を貼ることで、燃焼によって作られたエネルギーが逃げるのを防ぎます。 冷却作用 燃焼・摩擦により高温状態になったエンジンを冷却します。 洗浄作用 燃焼によって発生したススや酸化物を吸収・分散し、エンジン内部に汚れが溜まるのを防ぎ、燃費・エンジン出力の低下を防止します。 防錆作用 エンジン内部を錆から防ぎます。 エンジンオイル・作動油の量と汚れ、粘土を点検しオイルの状態を確認します。 点検の際はオイルゲージを抜いて、清潔なウエスでオイルを拭いてから再度差し込んで測定してください。 オイルの交換を怠ると、劣化や不純物の混入が原因で出力の低下や内部焼き付きなどを起こしエンジンの故障に繋がります。 その場合オーバーホールや高額な修理費が必要になるかもしれません。 作動油は機械の血液とも言われ、ユンボの使用年数を左右します。 そのためエンジン周りの点検は特に重要です。 ラジエーターの点検 ラジエーターの役割は、熱くなりすぎたエンジンの冷却です。 冷却水がラジエーターを冷やしてエンジンが高温になるのを抑えています。 エンジンの高温状態が続けばオーバーヒートになってしまうので冷却水も毎回点検してくださいね。 では、冷却水の量が適切か確認しましょう。 液量がラジエータータンクの「FULL」と「LOW」の間なら正常です。 LOWより下の場合は冷却水が不足しているので補充してください。 エアフィルタの点検 エアフィルタは人間例えると、血液の不純物を取り除く「腎臓」にあたります。 劣化した潤滑油含まれるスラッジやスス、金属粉といった不純物を取り除き、エンジンや油圧機器の故障を防ぐのがエアフィルタの役割です。 まずは、アウターフィルターを取り外して、エアフィルタが目詰まりを起こしてないか点検します。 整備が必要な際はエアブローで清掃しましょう。 エアブロー時は目詰まりを悪化させないため必ず内側から外側へブローしてください。 エアフィルタが詰まると不完全燃焼を起こし、エンジン出力や燃料バランスの悪化によるエンジン全体の故障に繋がります。 エアフィルタは使い続けていると必ず目詰まりを起こしますので、定期的に交換してください。 各油圧シリンダの点検 まずは、シリンダ部を観察して油漏れがないか確認してください。 油漏れが発生している場合は不純物が傷やシール部分から油圧回路に侵入し、油圧機器を損傷させてしまう恐れがあります。 シリンダーに傷を発見した場合は、使用を中止し機械を修理に出してください。 油圧ホースの点検 油圧ホースに劣化、亀裂、緩みがないか点検してください。 稼働中にホースが破損すると作動油が飛散し環境汚染等の事故を引き起こしてしまいます。最悪、賠償責任が生じてしまうので、劣化の進んだホースは交換しましょう。 補修テープを備えておくと、ホースが破損して油漏れが発生した際、迅速に応急修理ができるので便利です。 グリスアップ グリスアップには摩擦を抑え、摩耗や焼き付きを防ぐ役割があります。 摩擦が大きくなると、負荷が増えて部品や機械の破損に繋がります。 結果、機械の寿命を縮めていることになるのでグリスアップは大切なのです。 加えて、グリス不足はロックボルトや接続ピンの落下原因にもなるのでしっかり行いましょう。 グリスアップにはグリスガンという工具を用いて行います。 ニップルという箇所にグリスガンの先端を差し込み注入するのですが、汚れたグリスを混入させないために、ウエスで拭き取るなどして注入部はきれいな状態にしてからグリスアップしましょう。 アタッチメントの点検 グリスアップ時に装着しているアタッチメントに亀裂・変形等の不良がないか確認してください。 アタッチメントの亀裂の原因は、過大荷重での使用や高負荷作業の繰り返しによる疲労限界、塩害による腐食などが挙げられます。 亀裂の発生は適切な使用方法とメンテナンスによって防ぐことができます。 排煙色と排気音の点検 暖機運転時には排煙の色と異音がしないかエンジン音を確認しましょう。 正常だと排煙は無色透明に近い色をしています。 排煙の色による見分け方は、黒煙だと不完全燃焼。 白煙の場合はすぐ消えれば水蒸気(湯気)ですので問題はありませんが、匂いが伴う白煙が消えない場合は、「オイル上がり」「オイル下がり」と呼ばれる不完全燃焼を起越しているのが主な原因です。 青っぽい排煙はエンジンオイルが燃焼している可能性があります。 ユンボのメンテナンス|まとめ 以上が日常的に行うべき点検項目です。 ご説明した通り、徹底された整備は機械の寿命を伸ばすだけではなく、消費燃費の削減にも繋がります。 やはり一番は、整備不良による事故を防ぎ安全を第一に考えた作業を心がけたいですね。 ←トクワールドでは高品質な【中古ユンボ・バックホー】を多数取り揃えております!

    2022/05/17

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