中古建設機械情報・ニュース【トクワールド】のユンボの資格・免許について解説!

中古重機買取 新車建機販売 建設機械 ユンボ ホイールローダー ブルドーザー トラック ラフタークレーン フォークリフト 環境機械 新品中古アタッチメント・パーツ 修理・輸出・リース 東海地区No.1

  1. TOP
  2. BLOG
  3. ユンボ
  4. ユンボの資格・免許について解説!
ユンボの資格・免許について解説!

ユンボ

2023/01/15

3,645

ユンボの資格・免許について解説!

  • ユンボの操作が丸わかり!運転のポイントと必要な資格について紹介
  • ユンボの基本事項
  • ユンボは油圧ショベル
  • ユンボの各部名称
  • ユンボの操作の基本
  • まとめ

ユンボに係る資格・免許…ご存知ですか??

建設・土木現場では頻繁に見かける「ユンボ」
建設現場で活躍する機械の操作にも自動車と同じく、免許や資格が必要なことをご存知ですか?
今回はユンボに関しての免許や資格について簡単に解説していきたいと思います!

そもそも「ユンボ」とは?

そもそも「ユンボ」とは何なのでしょうか。
このブログでも度々ご紹介していますが、建設・土木現場で掘削に用いられる機械です。

先端の「バケット」と呼ばれる部分を他のアタッチメントに付け替えることによって、 掘削以外にも活躍することのできる万能機械の一つです。
別称として「油圧ショベル」「パワーショベル」「バックホー」とも呼ばれます。

では「ユンボ」という名前は一体…?

と思われるかもしれません。

「ユンボ」という名称は、フランスのシカム社(現ユンボ社)が製造した油圧ショベルに付けた商品名であり、 1960年代に日本でもその名称として広まりました!

ちなみに、“ユンボ”という名称は、建設機械レンタルの会社である「レンタルのニッケン」の商標登録です。
呼び名を一覧にまとめてみると以下のようになります。

呼び名 シーン
バックホー 国交省など行政で使用
ユンボ 『レンタルのニッケン』の登録商標
パワーショベル バケットが通常と逆向きの場合
油圧ショベル メーカーや建設業者等での呼称
ショベルカー 報道などメディアでよく使用される呼称
ドラグショベル 官庁が文章で使う

これらを知っておくだけでも雑学として扱うことができますね!
では続いてユンボの資格と免許の種類について順番に見ていきましょう!

ユンボの資格と免許について

ユンボを運転・操縦するために必要な資格と免許は主に下記の2種類が挙げられます。
・操作資格
・運転免許
順番に解説していきましょう。

・操作資格
「操作資格」には様々な種類があり、
取得する資格により操作できるユンボの規格が変わってきます。
また、資格がないと操作してはならないという法律上の決まりがあります。
資格の種類については後述します。

・運転免許
公道を走行するために必要な免許となります。
ユンボは走行部で大きく2種類に分けることができます。


このうち、「クローラ式」は公道の走行が不可ですが、「ホイール式」はナンバープレートさえあれば公道走行が可能です。
しかし「ホイール式」で公道を走行する場合、「大型特殊免許」の取得が必要になります。
免許取得時の参考費用については、下記となります。

教習所 (教習所により価格変動) 約7~13万円
一発試験 2600円(受験料)+1450円(試験車使用料)+2050円(免許証交付料)=6100円
合宿  (教習所により価格変動) 約7~10万円

一発試験は難易度も高く、現実的ではないため、取得する場合は教習所を利用することをお勧めします!
また、大型特殊免許を取得すると「ホイールローダー」「ラフタークレーン」「除雪車」などを運転することも可能です。

ユンボの規格ごとの操作資格について

ここまで「操作資格」と「運転免許」を簡単に説明しましたが、大型特殊免許を取得しているからといって、ユンボの操作ができるようにはなりません。
「私有地」であれば資格・免許を取得していなくても法に問われることはありません。
しかし「私有地」では罰則などの規定もありますので注意が必要です。

それでは肝心のそれらの資格についてご紹介をしていきましょう。

1 車輛系建設機械運転技能講習
3トン以上の機体質量(運転質量-(オペレーター⁺作業装置⁺工具⁺油種類⁺燃料⁺冷却水)があるユンボの
操作に必要な資格が車輛系建設機械(整地等)運転技能講習です。

2 小型車輛系建設機械運転技能講習特別教育
3トン未満の機体質量を操作する為に必要な資格が小型車輛系建設機械運転技能講習特別教育です。

3 クレーン機能を備えたユンボのクレーン作業に必要な資格
5t以上 移動式クレーン運転士免許所有者
1t以上5t未満 小型移動式クレーン運転技能講習修了者
0.5t以上1t未満 移動式クレーン特別教育修了者

4 玉掛けの業務
1t以上 玉掛け技能講習修了者
0.5t以上1t未満 玉掛け特別教育特別教育修了者

5 ブレーカー付ユンボの操作資格
機体質量3t以上 車両系建設機械(解体用)技能講習修了者
機体質量3未満 車両系建設機械(解体用)特別教育修了者

6 「鉄骨切断機」「コンクリート圧砕機」「解体用つかみ機(フォークグラップル等)」付

ユンボ操作資格:車両系建設機械(解体用)特例 技能講習修了者

この中でも1でご紹介した「車輛系建設機械運転技能講習」で修了すると、大小全ての大きさのユンボを操作することや別の資格も合わせることでブルドーザーなどの操縦も可能になります。
潰しが利きやすい資格の一つとなっていますので、ご興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。

まとめ

ユンボやその他の建設機械も含めた資格・免許について説明をさせていただきました。
これらの免許や資格を保有していると、現場で大活躍できること間違いなしです。
また、転職をする場合にも大きな武器の一つにもなり、収入を上げる材料の一つにもなります。
今後のキャリアのため、現場での活躍のためにご興味のある方はぜひとも取得してみてください!

記事一覧へ

RECOMMENDおすすめ記事

  • 建設機械の脱炭素化! 電動バックホウを導入するメリット・導入の注意点
    ユンボ

    建設機械の脱炭素化! 電動バックホウを導入するメリット・導入の注意点

    電動バックホウは、環境負荷の低減だけでなく、作業効率の向上や維持費の削減にも貢献する次世代の建設機械です。低騒音・低振動により、都市部や住宅地での工事にも対応できる優れた特徴を持っています。 本記事では、建設機械のカーボンニュートラルへの取り組みから、各メーカーの最新動向について詳しく解説します。また、GX建設機械認定制度やレンタル料金についても説明しています。 この記事でわかること 電動バックホーとは 電動バックホーの性能 電動バックホーを導入するメリット 電動バックホーの市場動向 建設機械でも進むカーボンニュートラルへの取り組み カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量と吸収量を差し引きゼロにすることを意味し、今や世界中で取り組まれている重要な環境目標です。 建設業界は、日本全体のCO2排出量の約1.4%を占めています。政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けて、建設現場でも環境への負荷を減らす動きが急速に進んでいます。 特に、2030年度までに2013年度比でCO2を40%削減するという目標が設定されており、それに向けて次のような取り組みが進められています 省燃費運転の推進 バイオ燃料や水素などの新しい燃料の導入 環境性能の高い最新の建設機械の活用 その中でも注目されているのが電動式建設機械です。たとえばスウェーデンの採石場での実験では、従来の機械に比べてCO2排出量を約98%も削減できるという成果が出ています。 電動機械には、CO2の削減以外にも以下のようなメリットがあります 作業時の騒音や振動が少ない 燃料コストが安い メンテナンス費用が削減できる さらに現場では、次のような工夫も進められています LED照明の使用 太陽光パネルなどの再生可能エネルギーの導入 作業の効率化やエネルギー使用の「見える化」 こうした取り組みを組み合わせることで、建設現場の環境負荷は着実に減少しています。中でも電動建機は、「環境にやさしく、作業も効率的にこなせる」存在として、大きな注目を集めています。 脱炭素へ進む!建設機械メーカーの電動化への取り組み カーボンニュートラルに向けた動きが建設業界でも本格化しています。特に近年、電動建機の開発と導入が加速しており、建設現場の風景が大きく変わろうとしています。 主要メーカーの取り組み コマツは、電動建機7機種すべてで「GX建設機械認定」を取得。2023年度を“電動建機元年”と位置づけ、積極的に市場へ投入しています。 日立建機は、バッテリー駆動ショベル「ZE85」を皮切りに、2トン〜13トンクラスまでラインナップを拡大。 コベルコ建機は水素燃料電池式ショベルの稼働評価を開始し、2026年の実証実験を予定。 タダノは、世界初の電動ラフテレーンクレーンを発売し、北米・欧州・豪州へ展開を表明。 市場も拡大中 電動建機の世界市場は、2024年に約125億ドル、2030年には約261億ドルへと倍増する見込みです。とくに欧州では環境規制の強化を背景に、さらなる成長が期待されています。 技術開発も活発に 各社は電動化を支えるインフラや技術開発も進めています。 ホンダは交換式バッテリーを共同開発し、小型機への導入を進め中。 日立建機は可搬式の急速充電設備を開発し、建機とのセット販売を計画。 コベルコ建機は、水素燃料電池の技術を活かし、長時間の連続稼働を実現。 ハイブリッドショベルの開発で高い技術力を誇るコベルコ建機も独自の水素燃料電池技術を活用し、長時間稼働を実現する開発を進めました。これらの取り組みにより、建設分野の環境負荷は着実に低減していくと予想されます。電動式機械は環境保全と作業効率の両立を実現する重要な要素として注目を集めています。 2023年にスタート「GX建設機械認定制度」とは GX建設機械認定制度は、建設施工現場の脱炭素化を目指す国土交通省の新たな制度として、2023年10月に開始されました。この制度は建設機械の稼働によるCO2排出量を削減し、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速させることを目指しています。 建設機械の稼働によるCO2排出量は国内産業部門の約1.4%を占めており、その削減は建設業界における重要課題となっています。国土交通省はこの課題に対応するため、電動建機の普及促進に向けた認定制度を確立しました。 認定対象は、バッテリー式または有線式の電動ショベルとホイールローダー、ホイールクレーンです。2023年12月の初回認定では4社15型式の電動ショベルが基準を満たしました。 認定機械には国土交通省の認定ラベルが付与され、複数の優遇措置が適用されます。環境省による購入費用の補助は従来型との差額の3分の2、充電設備導入費用は価格の2分の1が支給されます。さらに、公共工事での優遇措置も検討されています。 GX建機認定制度の導入により、建設機械メーカー各社の電動化開発は新たな段階に入ったと言えます。コマツは7機種、竹内製作所は4機種、コベルコ建機は3機種など、各社が製品開発を強化しています。 電動バックホーの先駆けはコマツ コマツは2008年に世界初のハイブリッド油圧ショベル「PC200-8E0」を市場に投入し、建設機械の電動化分野における先駆的な役割を果たしました。2020年にはバッテリー駆動式ミニショベル「PC30E-5」を発表し、国内市場へ導入しました。 1921年に創業したコマツは、建設機械分野で世界をリードする企業として100年以上の歴史を築いてきました。特に油圧ショベルやブルドーザーの分野では、世界市場シェアの上位を維持し続けています。 コマツは2023年度を電動化建機の市場導入元年と位置づけ、マイクロショベルのPC01E-2から20トンクラスのPC200LCE-11まで製品の種類を増やしました。特に3トンクラスのPC30E-6は、都市部での需要に応える製品として注目を集めています。 コマツはホンダとの協業により着脱式バッテリーシステムを開発し、小型機で実用化しました。中型機向けには、プロテラ社と共同でリチウムイオンバッテリーの開発を進めており、有線式とバッテリー式の両方のラインナップで多様な現場のニーズに対応しています。 電動建機市場におけるコマツの先進的な開発は、業界全体の技術革新を牽引しています。 世界初のハイブリッド油圧ショベルである「PC200-8E0」 コマツは2008年、世界初となるハイブリッド油圧ショベル「PC200-8E0」を市場へ投入しました。この画期的な開発は、建設機械のライフサイクルにおけるCO2排出量の90%以上が稼働時の燃料消費に起因するという課題の解決を目指したものです。 「コマツ・ハイブリッド・システム」と呼ばれる独自技術は、旋回電気モーター、発電機モーター、キャパシター、ディーゼルエンジンを組み合わせた革新的な仕組みになっています。車体旋回の減速時に生じるエネルギーを電気に変換して蓄電し、エンジン加速時の補助動力として活用する画期的なシステムです。 従来機「PC200-8」と比較して平均25%の燃費削減を達成し、特に旋回作業が多い現場では最大41%の低減効果を記録しました。エンジンを低速回転域で使用可能としたことで、待機時の燃料消費も大幅に改善しています。 PC200-8E0は建設機械業界に大きな影響を与え、環境対応における新たな基準を確立し、各メーカーのハイブリッド建機開発を促進するきっかけとなりました。2009年には中国・北米市場へも展開して、世界規模での環境技術革新を牽引しています。 このモデルにより、建設機械業界全体で環境負荷低減技術の開発が加速し、現代の電動化技術の基盤ができました。 電動バックホーのレンタル料金 電動バックホーのレンタル料金は、従来型と比べて15〜20%高めに設定されています。また、取り扱い業者も限定的で、アクティオ、株式会社レント、西尾レントオールなど一部の企業のみが提供している状況です。 参考として、従来型ミニバックホーの標準的なレンタル料金は以下の通りとなっています。 1トンクラス:日額8,000円 2トンクラス:日額9,000円 3トンクラス:日額9,000円 これらの基本料金に加え、補償料として日額500円程度、基本管理料として一括で1,000円から2,000円程度かかります。実際の利用時には、これらの付帯費用も考慮した予算が必要です。 電動バックホーは環境性能に優れる一方で、レンタル料金の割高感と取扱店舗の少なさが普及への課題となっています。利用を検討する際は、事前に最寄りの取扱店舗や具体的な料金を確認することが望ましいでしょう。 電動バックホーを導入する5つのメリット 電動バックホーは、環境性能と作業効率を両立した次世代の建設機械として、建設業界に新たな価値をもたらしています。従来型と比較して、CO2排出量を大幅に削減し、騒音や振動も低減することが可能です。世界中でCO2削減の重要性が増す中、建設機械の電動化は環境面だけでなく、さまざまなメリットをもたらします。 特に注目すべき5つのメリットを紹介します。 排気ガスがゼロ 完全に電動化された機種は稼働中の排ガスも出しません。これにより、作業者の健康を守るだけでなく、環境負荷も低減できます。特に密閉空間での使用が求められる現場では、排ガスゼロの特性が強みとなります。 低振動・低騒音 電動化により重機が発する振動が少なく、騒音も大幅に軽減されます。従来のバックホウに比べ駆動時の騒音が軽減されるため、周囲環境への影響が最小限に抑えられ、住宅地や都市部での作業にも適しています。また、静音性が高いことでオペレーターと作業員のコミュニケーションが可能になり作業時の事故防止にも繋がります。 メンテナンスコストの低減 完全に電動化されたバックホーはエンジンオイルや燃料フィルターなどの消耗品が不要なため、(エンジンに係らないその他消耗品は交換が必要)メンテナンスにかかるコストが抑えられます。これにより、長期的な運用コストを削減できます。 低コストで運用可能 電動建機は、燃料コストを大幅に削減できます。電力を使用するため、燃料価格の変動に影響されることがなく、運用費用が安定します。 作業精度が向上 振動が少ないことで、作業の精度が高まり、自動制御機能がさらに活かされます。また、センサー技術との連携が容易なため、ICT化が進む現場での活躍が期待できます。電動化は効率的で正確な作業を支える鍵となるでしょう。 電動バックホーを導入を検討する際の注意点 電動バックホウを導入する際の注意点を以下にまとめました。これらを考慮することで、適切な選定・導入ができ、運用時のトラブルを最小限に抑えられます。 作業内容と適合性の確認 電動バックホーは、都市部や屋内作業など騒音や排気ガスを抑える必要がある環境に適していますが、大型の土木工事や長時間の稼働が必要な場合は能力不足になる可能性があります。大規模工事や馬力が求められる作業では、機種によっては性能不足になる可能性があるので注意が必要です。 地形や気象条件 電動バックホウのバッテリーに採用されているリチウムイオン電池は、温度低下に弱いため、寒冷地や低気温下では性能低下の影響を受ける可能性があります。そのため、導入時は、使用環境などを考慮するとともに適切な運用温度範囲を確認してください。 稼働時間とバッテリーの充電時間 一度の充電でどれだけ作業できるか(稼働時間)と、充電にかかる時間を比較検討する必要があります。予備バッテリーの用意や充電設備の確保も重要です。 充電インフラの整備 電動仕様機の導入には充電設備(配電盤)および配線が必要です。特に山間部の工事などではバッテリー充電用の発電機が必要です。電動バックホーの導入前には充電設備の設置場所や電力供給能力を事前に確認し、作業現場でスムーズに充電できる体制を整える必要があります。 ランニングコストが高額になりがち 電動モデルは一般的に従来のディーゼルモデルよりも高価です。補助金や税制優遇制度が利用できる場合は積極的に活用しましょう。また、導入時は予備バッテリーや充電するための設備面など本体価格以外のコストも考慮しなければばりません。 電動バックホー・電動建機市場における今後の動向 電動建機市場は、環境規制の強化やカーボンニュートラルへの取り組みが世界的に進む中で、急速に注目を集めています。特に、建設現場の脱炭素化を目的とした「電動バックホー」などの電動建機の需要は、今後さらに拡大していくと予想されています。 過去を振り返ると、2000年代後半からハイブリッド式油圧ショベルが市場に登場し、その後、完全電動化への期待が高まりました。現在では、各建機メーカーがミニバックホーの電動化に注力しており、3〜8トン級の電動ミニバックホーが2021年以降続々と市場に投入されています。 しかし、大型バックホーの電動化には、バッテリーのコストや稼働時間、充電性能などの課題が残っており、実用化には時間がかかると予想されています。今後、リチウムイオン電池の技術進展により、バッテリーの大容量化・小型化が進めば、電動バックホーの市場はさらに拡大する予想です。 排ガス規制や騒音に配慮された電動建機は、大気汚染や騒音が問題視される都市部の建設現場を中心に需要が増加しています。特にヨーロッパや北米では、建設業界における厳しい環境規制が導入されており、これに適合する電動バックホーやミニショベルなどの開発が加速しています。一方、アジア市場でも急速な都市化に伴い、電動建機への関心が高まっている状況です。 昨今における重機市場の主要なトレンドとしては、「環境意識の向上」、「エコフレンドリーな製品の需要増加」、「省エネ技術の進歩」、「都市化の進展」、そして「自動化の導入」が挙げられます。これらの要因が相まって、電動バックホーの市場は今後も成長が見込まれるでしょう。 まとめ 電動ショベル市場は、環境意識の高まりや持続可能なエネルギーへの関心の増加に伴い、急速な成長を遂げています。今後の展望として、バッテリー技術の進化による稼働時間の延長や、充電インフラの整備が期待されています。 特に都市部での建設プロジェクトにおいて、電動バックホーの需要は高く、リチウムイオンバッテリーの開発に伴い新型機種も開発されていく予想です。各メーカーの技術開発競争により、性能向上とコスト低減も進むでしょう。

    #ユンボ#油圧ショベル#バックホウ

    2025/05/21

    3,023

  • バックホウのレンタルに必要な基礎知識!コンマ0.1(小型)、0.45(中型)、0.7(大型)クラスをピックアップして解説
    ユンボ

    バックホウのレンタルに必要な基礎知識!コンマ0.1(小型)、0.45(中型)、0.7(大型)クラスをピックアップして解説

    バックホウのレンタル時は、機械のサイズやバケット容量を考慮して機種選択を行うのが一般的です。また、近年のバックホウは、作業シーンに応じた機能を備えた機種が多く登場しているため、それらの機能についても知っておく必要があります。 【この記事でわかること】 後方小旋回などの仕様について 重量とコンマの見方 レンタルの方法、価格相場について ミニバックホウとは?使用用途について 近年は小型重機の需要が高く、多くの作業や現場でミニバックホウが使用されています。通常のバックホウと同様、おもに土木工事で使用される建設機械ですが、ミニバックホウは、小型クラスのバックホウを指す言葉で、車体総重量が6トン未満、バケット容量が0.25㎥未満の機種がミニバックホウに該当します。 ミニバックホウは、車体のコンパクトさを生かして、通常のバックホウでは困難な狭い場所での工事や造園作業、道路工事などに使用されています。また、農業用途でも活用されており、農道や排水路の整備、土壌の掘り起こし、植木の植え替え作業など多岐に渡る作業に使用されます。 ミニバックホウのメリット5つミニバックホウは、作業性、コスト性、輸送性に大変優れた建設機械です コンパクトかつ軽量で小回りが利く ミニバックホウが持つ最大の利点は、車体サイズのコンパクトさと重量の軽さです。また、走行時や作業時の小回りが利きます。これにより、大型や中型のバックホウではアクセスしにくい場所での作業で重宝され、特に、住宅や工場、施設での外構工事、解体工事、基礎工事ではミニバックホウが好まれます。 また、車体が軽量のため、軟弱地盤でも沈み込みが少ないほか、土壌や舗装路への負担も少ないです。そのため、農作業や都市部での舗装工事などにもミニバックホウが向いています。小さい車体は、保管場所の確保もしやすく、農業や畜産業、造園での用途が広いミニバックホウは、高齢化が進む業界の人手不足を解消するツールとして役立っています。 個人でもメンテナンスがしやすい ミニバックホウは、大型機種よりも比較的構造がシンプルで、主要なメンテナンスを個人でしやすい設計になっていることが特徴です。例えば、エンジンオイルの交換やフィルター清掃といった日常的な整備は、専門知識がなくても実施できる構造となっています。さらに、多くの機種が、工具不要で大きく開くメンテナンス用のアクセスパネルを備えており、エンジン周りや燃料系のシステムにすぐにアクセスできる点も魅力的です。 また、小型機種であるため、消耗部品の交換価格も安く抑えられることが多いです。大型機種に比べて部品の入手性もよく、整備コストや維持費を大幅に削減できる点もメリットでしょう。 精密な作業が可能 ミニバックホウは一回の掘削量は少ないですが、操作性が高く、正確さが求められる細かい作業が得意です。特に、壁際の掘削やインフラ系の配管設置工事では、優れた精度の掘削が可能です。また、最新の機種には、オペレーターをサポートするマシンコントロール機能が充実しているため、作業効率の向上に寄与します。 後方小旋回、超小旋回で狭い場所での作業性が高い 後方小旋回バックホウとは、アームの取り付け位置が運転席の前にあり、アームを畳んだ際、後方がクローラーの幅からはみ出さない、あるいははみ出しが少ない状態で旋回できる機種のことです。ミニバックホウの多くのモデルはこの後方小旋回の機種になります。 また、超小旋回バックホウという機種もあり、こちらはアームの取り付け位置が運転席の横にあり、前後ともクローラーの幅からはみ出さずに旋回ができるものになります。しかし、アームの立ち上がりが高いため作業時は電線など頭上の障害物に注意が必要です。 小旋回機は形式に「U」と付くモデルが多いのでわかりやすいかと思います。例えば、コマツの場合は、小旋回機であることを表すため、形式に「UU」と表記されています。日立建機からは、ミニ超小旋回型(URシリーズ)がラインナップされており、超小旋回機には形式に「UR」という表記があります。 ミニバックホウを使用するユーザーは、市街地の土木工事、解体、林業など狭い現場が多く、旋回時は後方を気にせず安全作業ができるのが最大の利点です。 輸送が容易 ミニバックホウは軽量かつコンパクトであるため、トラックでの輸送が簡単です。狭い現場や住宅街など、大型車両では進入の難しいへの搬入がスムーズなほか、現場が頻繁に変わる現場でも効率良く移動できる点や、積み降ろしに特別な設備を必要としません。 バックホーの呼び方「コンマ」とは?バケット容量の選び方 バックホウでは大きさを示す言葉として「コンマ」という用語が非常によく使われます。このコンマは、バケット容量のことで、「バケットひとすくい分の掘削量」を表しています。例えば、コンマ0.45のバックホウの場合、ひとすくいで0.45㎥(バケット容量)分の掘削が可能ということです。 しかし、バックホウについてある程度理解しているけど、その機種が何トンで何㎥掘削できるということまでは知らない、ということもあるかと思います。バックホウを選ぶ際は、基本的に車体の重量がとても大事になってきます。ここからは、初心者向けにバックホウの選び方について解説します。 バックホウの一般的な重さとバケット容量 バックホウを覚えるためには、基本的に㎥数ではなくバックホウ本体の重量で判断するのが確実です。また、コンマにはそれぞれ呼び方もあるので、バックホウを知らない人からすればまぎらわしいと感じるかもしれません。 一般的なバックホウのクラス・バケット容量 クラス(重量t) バケット容量(㎥) コンマの呼び方 0.8t(800㎏) 0.03㎥ コンマゼロサン 2t 0.07㎥ コンマゼロナナ 3t 0.1㎥ コンマイチ 4~5t 0.2㎥ コンマニ 7t 0.25㎥ コンマニーゴ 12~13t 0.45㎥ コンマヨンゴー 20t 0.7㎥ コンマナナ 22t 0.8㎥ コンマハチ ※重量と㎥数はあくまで目安です。 このように、慣れてくるとバックホウの重量でコンマ(㎥数)を判断することができます。コンマは㎥数によってコンマイチ、コンマゼロサン…などの呼び方がありますが、初心者のうちはコンマのことは考えずに3t=0.1㎥、0.8t=0.03㎥と車体重量で覚えましょう。 バックホウの重量は形式の数字でも確認できる! バックホウの形式には「SV08(ヤンマー)」や「SK20(コベルコ)」など形式に重さが表記されてます。例えば、「SV08(ヤンマー)」の場合は、「08」が機体の重さを示す数字で0.8トンという意味になります。「SK20(コベルコ)」の場合は、「20」なので2トンということになります。形式の表記方法は各メーカーで異なりますが、ほとんどの場合、形式にある数字は機体の重量を表しています。 バックホウの重量を確認する際は、形式で判断するのも良いでしょう。 バックホウのクレーン作業は「最大吊上能力」を確認 クレーン機能付きバックホウは、バックホウにクレーン機能が備わっている機種です。最近見られるバックホウの多くがこのクレーン機能付きで、現場での吊り作業は定められた規格をクリアしているクレーン機能付きバックホウに限られます。 従来のショベル作業に加え、クレーンによる吊り作業も可能なため1台2役をこなせる重機として土木現場などでは重宝されています。バックホウのクラスによって吊り上げできる荷物の重さが異なるので、現場でバックホウによる吊り作業を行う場合は、「最大吊上能力」の確認も忘れないようにしましょう。 バックホウは2トンクラスからクレーン機能付き機種が登場します。そのため、2トン未満のミニバックホウではクレーン機能付き機種がないため吊り作業ができません。 また、正式には移動式クレーンに分類されており、クレーン機能を使用するには「移動式クレーン」の資格が必要になるので注意してください。 バックホウのクラスごとの最大吊上能力 バックホウのクラス(重量) 最大吊上能力 2tクラス 約400㎏ 3tクラス 約900㎏ 4tクラス 約1100㎏ 7tクラス 約1700kg 13t 約2900kg 20t 約2900kg バックホウは7トンクラスから、サイズが大きくなり中型バックホウとして分類されます。7トンクラスのバックホウで吊上げできる荷物は1.7トンと、かなり重たい物でも吊ることができます。13トンクラスにもなれば大型機種に分類され、最大吊上能力も非常に高く、約2.9トンまで吊り上げが可能です。 20トンクラスも13トンクラスも最大吊上能力は同じ2.9トンですが、これは法令が大きく関わっています。3トン以上の移動式クレーンは特定機種になるため、製造許可や検査がかなり厳しいものとなります。そのため、メーカーはあえて最大吊上能力は2.9トンに抑えているという事情があります。 ミニバックホウは寸法(サイズ)も大切 ミニバックホウは、現場の広さにあった全幅、全高、全長の機種を選ぶことが大切です。これらの寸法はレンタル業者に直接問い合わせるか、ホームページの在庫を確認することで機種の寸法や作業範囲、仕様などのスペックを知ることができます。 また、作業現場までミニバックホウをトラックなどの車両で運搬する際は、荷台の寸法、最大積載量に収まる機種を選択する必要もあります。特にトラックなどに最大積載量を上回る貨物を載せて走行した場合、過積載となり道路交通違反となるので機種選びは慎重に行いましょう。 バックホウの仕様・機能を見る便利なクローラーの広幅機構 油圧によりクローラー幅を自由に調整できる機能です。クローラーを収縮させることによって、宅地の庭への搬入や狭い通路を通行できるほか、歩道作業にも威力を発揮します。また、不整地や斜面ではクローラーを拡幅させることで、安定性を向上させることができます。 ブームスイングが可能なオフセットブーム仕様 オフセットブームは、バックホウのアーム部分を左右の水平方向にスライドさせることができる機能になります。オフセット―ブーム仕様機は、バックホウを正面に向けた状態のまま、車幅範囲内で壁やガードレール際の掘削作業が可能になり、オフセットすることで狭い場所での旋回もスムーズです。 排ガス規制・低騒音に対応しているか 排出規制とは、建設現場で使用されるミニバックホーなどの建設機械から排出される大気汚染物質(主に二酸化炭素(CO₂)、窒素酸化物(NOx)、粒子状物質(PM)など)を抑制するために平成18年10月に定められた基準や法律のことです。これらの規制・法律は、環境保護と健康被害の軽減を目的として制定されています。 排出ガス規制に対応している機種の場合は、機体に基準適合表示のラベルが貼られています。平成18年10月以降に製造・販売され、基準をクリアしているミニバックホウを使用することが法律で定められていて、規制開始前に製造された建設機械については規制対象外です。 近年のミニバックホウには、排ガス規制に対応した低燃費、低排出、低騒音の高性能クリーンエンジンが搭載されています。環境負担がより少ない機種は、燃費削減に貢献できるほか、住宅街や都市部の工事における騒音問題を解決します。 コンマ0.1(コンマイチ)クラス…小型軽量のミニバックホウ コンマ1クラスは、いわゆるミニバックホーと呼ばれる機種でコンパクトな車体が特徴です。通常のバックホウと比べて貧相に見えますが、コンマ1でも作業をするのに十分なパワーを持っています。 ミニバックホウは操作パネルもシンプルで、トラックでの運送も容易なため初心者でも扱いやすい機種となって個人所有のハードルも低いです。注意点として、車体が小さいのでアームを少し動かすと衝撃でかなり揺れます。固定の場所で作業するブレード(排土板)を下して作業すると安定します。 車体価格も中古の場合は平均で¥1,000,000〜¥1,600,000程度で販売されているので、車体のほかバケット容量も小さいため、狭い場所での作業や農作業といったニーズで需要が高いです。しかし、除雪時は標準バケットでは効率が悪いため、降雪地は幅広バケットを用意するのをおすすめします。 コンマ1の主な機種はコマツPC30、日立ZX30 、ヤンマーVio20シリーズ、クボタRX3系などがあります。 コンマ0.45(コンマヨンゴー)…オーソドックスな中型クラスのバックホウ 建設現場でよく言うコンマ0.45は車体重量が約12〜13トンクラスのバックホウのことで、中型バックホウの中でもやや大ぶりなサイズ感です。主に、建設現場や整地で使用されるほか、鉄筋構造物などパワーが必要な作業に必要です。13トンクラスになると最大吊上能力も2.9トンまであり、建設現場では鉄骨資材や機材の吊上にも使用できます。 主な機種としてはコベルコSK135やコマツPC128、住友SH125、SH135などがありますが、SK135は車両総重量が13800㎏もあるため、ほぼ14トンクラスと言っても差支えないでしょう。建設現場では一般的に13トンクラスバックホウのことをコンマヨンゴー(0.45㎥)と呼ぶことが多いですが、基準は組織や業種、世代によって異なるので注意してください。 コンマ0.8(コンマハチ)…大規模工事に導入される大型バックホウ コンマ0.8クラスのバックホウは車体総重量が20トン以上になり、サイズが大きいため機体に備えられた梯子を上って運転席に搭乗する機種もあります。通常のバックホウよりも一度にたくさんの土を掘削できるため、一般的にはダムや河川などの大規模工事で使用されます。 主な機種としてコマツPC200、PC228、コベルコSK225、SK200、住友SH200、SH235などがあります。コベルコSK225は後方小旋回仕様機種で、大きな建物の解体現場などに向いている機種と言えます。 バックホウのレンタルについて バックホウの機種、台数、アタッチメントは各業者、営業所によって在庫が異なります。また、冬場などの工事繁忙期は希望の機種がレンタルできないこともあります。レンタルの利用を検討する際は、インターネットで複数の業者をリサーチし、在庫やレンタル価格を比較したうえで決定するのがおすすめです。 バックホウをレンタルする際は、掘削、解体などの作業内容や使用するアタッチメントによって資格区分が異なるため注意してください。例えば、解体作業では車両系建設機械(解体用)の運転技能講習が必要です。 レンタル価格 バックホウのレンタル価格は、機種のサイズや用途、レンタル期間、地域によって異なります 小型バックホウ(1~3トン程度) 1日あたり:約¥10,000~¥40,000 1週間あたり:約¥50,000~¥80,000 1ヵ月あたり:約¥150,000~¥250,000 中型バックホウ(3~10トン程度) 1日あたり:約¥15,000~¥25,000 1週間あたり:約¥80,000~¥120,000 1ヵ月あたり:約¥250,000~¥400,000 大型バックホウ(10トン以上) 1日あたり:約¥25,000~¥40,000 1週間あたり:約¥120,000~¥200,000 1ヵ月あたり:約¥400,000~¥700,000 バックホウの機種、台数、アタッチメントは各業者、営業所によって在庫が異なります。また、冬場などの工事繁忙期は希望の機種がレンタルできないこともあります。レンタルの利用を検討する際は、インターネットで複数の業者をリサーチし、在庫やレンタル価格を比較したうえで決定するのがおすすめです。 バックホウをレンタルする際は、掘削、解体などの作業内容や使用するアタッチメントによって資格区分が異なるため注意してください。例えば、解体作業では車両系建設機械(解体用)の運転技能講習が必要です。 レンタル価格 バックホウのレンタル価格は、機種のサイズや用途、レンタル期間、地域によって異なります 小型バックホウ(1~3トン程度) 1日あたり:約¥10,000~¥40,000 1週間あたり:約¥50,000~¥80,000 1ヵ月あたり:約¥150,000~¥250,000 中型バックホウ(3~10トン程度) 1日あたり:約¥15,000~¥25,000 1週間あたり:約¥80,000~¥120,000 1ヵ月あたり:約¥250,000~¥400,000 大型バックホウ(10トン以上) 1日あたり:約¥25,000~¥40,000 1週間あたり:約¥120,000~¥200,000 1ヵ月あたり:約¥400,000~¥700,000 追加費用 アタッチメント(例:ブレーカー、グラップルなど)使用の場合、追加で約¥1,000〜¥10,000/日程度。 輸送費:レンタル業者によっては現場までの運搬費が別途必要で、距離によりますが片道¥10,000〜¥30,000円程度が一般的です。 価格を決定する要因として、地域、レンタル期間、機種や装備の新しさがあります。都市部では価格がやや高め、地域では低めになる傾向があり、長期レンタルでは割引が適用されることが多いです。レンタル機種は各業者によって新旧さまざまなモデルがありますが、最新型や特殊装備を備えたモデルは、レンタル価格も当然高額になります。 具体的な価格は地元のレンタル業者に問い合わせるとより正確です。人気の業者には「アクティオ」「カナモト」「ニッケンレンタル」などがあります。 まとめ バックホウを選ぶ際は、「コンマ」という呼び方で機種のクラスを表しますが、慣れないうちは車体重量でクラスを判断するのが確実です。また、機種の仕様や特徴について知っておくことで機械選びがスムーズになります。

    #ユンボ#バックホー#レンタル

    2025/04/15

    21,469

  • 田舎暮らしで&農業で大活躍!農家が中古ユンボを持つメリット
    ユンボ

    田舎暮らしで&農業で大活躍!農家が中古ユンボを持つメリット

    目次 農山村地の暮らしに重宝されるユンボ 田舎暮らしは何かと大変 中古でユンボを購入するメリットや注意点 林業、農業などで便利なアタッチメント 重機に関することや中古ユンボの購入ならトクワールドがお得 まとめ 農山村地の暮らしに重宝されるユンボ(バックホー) 建設機械で有名なユンボですが大きな力と汎用性の高さから、その作業用途は工事現場に留まりません。 特に山間部に住んで農家や林業を営んでいる方や、山を自己管理している方などはユンボを個人所有していることも多いです。 農家の仕事であれば農道の整備や排水路に溜まった泥のかき出し、田んぼや畑の土入れ替え、林業であれば木材運び、切株撤去、林道造りなど人力では難しく多くの人数が必要な作業でも、機械の力によるパワーと作業の効率化で少人数かつ短縮した時間で作業を行えるのがユンボの魅力です。 そして、アタッチメント交換によって作業用途が広がり林業や農業の各作業にも便利に使える汎用性の高さもメリットのひとつですね。 実際に農作物の収穫ではレンコンの収穫や、土深くまで入っているゴボウを掘るのにユンボとバケットを使用している農家さんもあります。 特に山や荒れ放題の土地を開墾する際には必須の重機でしょう。 機械を持っていなくても必要な際に近隣の方から貸してもらうか、業者からレンタルする方法がありますが、レンタルする際は資格がない方へのリースはほとんど行っていないので注意してください。 個人で所有している敷地内でしたらユンボの操縦は無資格でも可能ですが、特殊な機械なので何の知識もなく使うと危険です。 正しい法令なども理解しておかないと警察のお世話になってしまうこともあるのでユンボを所有する前に、まずは車両系建設機械技能講習を申し込むか販売店やメーカーが実施している技能講習を受講されることをお勧めします。 農山村部に住む人々にとって生活や仕事を支える資産となっているユンボですが、農家や田舎暮らしが中古ユンボを持つメリットと注意点、作業に便利なアタッチメントを中心に紹介したいと思います。 田舎暮らしは何かと大変 スローライフに憧れて東京から地方の田舎に移住してきた方がよく口にするのは「思ったより大変!」ということ。 快適とはあまりにもかけ離れた生活に驚かれる方も少なくはありません。 田舎の中古住宅は築年数が古いものがほとんどですし、広い庭付きだとしても手入れをしてなければ荒れ放題です。 庭や敷地を綺麗にしようとしても一人の人力作業では数日かかってしまいます。 さらに、大雨が降れば石垣が崩れたり水路に泥が流入してしまうこともしばしば。 修繕や作業の度に業者へ依頼していてはただ費用が嵩むばかりです。 そんな時ユンボが一台あればどうでしょう。 荒れた地面の整地、切り株の抜根、庭の石畳作り、崩れた石垣の積み直し、排水のための溝掘りなど一人では大変で危険な作業ですが、長い目で見ると全て業者に依頼するよりも自分でやったほうが安価で終わらせることができます。 また、車が脱輪した時はバケットの爪にバンドをかけて引き上げにも使ったり、冬は除雪や排雪作業もできるため、ユンボは全シーズンを通して活用できる無駄のない機械でもあります。 それに田舎生活で逃れられないのが除草・草刈りです。 特に農家をしている方は、毎年春と秋に広大な田畑の農道、水路、側溝脇、あせの草刈り作業があります。 川や田畑の近くでは除草剤を撒くことができず草刈機を使い人力で作業するのですが、お年寄りに草刈り作業はかなりの重労働。 しかし、ユンボと草払い用のアタッチメントがあれば、特に疲れることもなく広大な面積の草刈りが楽にできます。 炎天下を1日中草刈機で作業するのと比べで遥かに効率がいいです。 田舎暮らしは不便だからこそこういった機械を活用したり、資材に投資をする必要が生じてくるのです。 中古でユンボを購入するメリットや注意点 中古でユンボの購入を検討する際は、使用目的を明確にすることが大切です。 中古ユンボを購入するメリットはやはり安価な値段で購入できることでしょう。 ですが、作業場とユンボの格納場所が離れているのなら、公道を走行することができないユンボを輸送するトラックも必要になります。 そのためユンボの所有やレンタルをするには中型以上の車両が運転できる自動車免許も必須です。 ユンボを所有するための初期費用は本体費用だけかと思われがちですが、技能講習にかかる費用。運転免許の費用。燃料代。交換パーツや工具などにもお金がかかることを知っておきましょう。 運搬車両ですが、農作業で必要な堆肥や土の移動も考えると荷台が油圧で昇降可能なダンプを選ぶと非常に便利です。 農業に使うのでしたら特殊な用途を除いて、大きなユンボを購入する必要はありません。 移動のしやすさを考えると小型車両系建設機械の資格で操縦可能な機械重量3トン未満の機械で十分です。 しかし、機械重量3トン未満でも機械総重量は3トンを超えてしまう場合があるので注意してください。 機体重量2トンのユンボでも機械総重量は3トン近くになる場合もあり、この場合はユンボを2トン車で運搬しようとすると積載重量超過になってしまいます。 ユンボ購入の際は運搬時のことも考慮し、機械の重量もよく確認しましょう。 軽トラックに乗るサイズのミニユンボでも新車となると100万円以上の本体価格ですが、中古でしたらオークションなどで50〜60万円程で購入可能です。 ユンボを運搬する車両も必要となると倍の初期費用がかかってしまいますが、そのことを考慮した時、価格を抑えるため中古で機械を揃えたいと考えるのは当然の選択肢でしょう。 しかし、中古ユンボは当然ながら故障が多いこともあり必要な時に使えないことや、油圧系統の故障の場合は修理に10万円以上の費用がかかります。 維持費、燃費に加え修理費で逆にコストがかさんでしまう可能性があるというデメリットも忘れてはいけません。 建設会社の経営者でも中古ユンボは5年以上使うと立て続けに不具合が発生することから購入をさけるという意見の方もいらっしゃいます。 特にレンタル落ちのユンボは連続的な稼働率や回転数をあげた操縦を受けているので中古での購入は避けた方が良いでしょう。 そのため、中古ユンボを購入する際は状態の良いものを選びたいのはもちろんですが、再塗装して外見は綺麗になっている中古ユンボは見た目では新品同様に見えます。 しかし、中古選びを失敗しないためには外見で判断せず内部の状態を確認することが大切です。 H(アワメーター)は高くないか、グリスアップ、オイル交換、エレメント交換など機械がしっかりメンテナンスされているか、ポンプ周り、エンジン周りなどに油漏れはないかなどを購入前に確認しましょう。 特にエンジン、旋回モーター、走行モーター、ポンプのパワーラインと呼ばれる部分が正常かどうかを点検してください。 後にパワーライン系に異常があった場合は数十万〜100万円以上の莫大な修理費が発生することがあり、大きな損失になってしまいます。 機械の状態判断は素人には難しい部分もあるため中古ユンボを選ぶ際は、機械をよく運転しているベテランオペレーターのアドバイスや販売店への同行をお勧めします。 以上のことから、たまに行う庭仕事や土地の整備程度の作業でしたらレンタル、または中古ユンボを購入するメリットは高いかと思われますが、仕事道具として10〜15年以上長く使いたいと考えているのでしたら新品購入のメリットが大きい場合もあります。 中古ユンボは新品より安価な他にも中古市場でしか出回ってない機械があったり、即納性と節税対策にもなるなどのメリットがあるので、自身の使用目的とメリット、デメリットを照らし合わせながら判断してください。 林業、農業などで便利なアタッチメントグラップル(フォーク) 物を掴むための装置で、木、木材などを掴むことに特化した爪状のアタッチメントで、すくって移動させるバケットに対して、くわえて移動させるためのものです。 ユンボのアーム先端に取り付け、木材を掴んで運び出すことを想定されているので主に林業の作業に対応しています。 切り出された木を掴み上げ、トラックの荷台への積み込みを行う際に活用されている他、石材やコンクリート塊運搬、スクラップ処理や木材処理、選別作業、家屋の解体作業に使用されています。 また、災害現場では、洪水で流された木材や土砂、瓦礫などの撤去作業にも幅広く活用されています。 グラップには爪がフォーク状になっており、解体フォーク型とも呼ばれるフォーク型。 そして、複数の爪を備えた複数爪型の大きく2種類の形状があります。 ベールグリッパ(ベールクランプ) 畜産業や農業において活用の幅が大きく、稲刈り作業の際に発生する麦稈ロールや酪農では牧草ロールなどを運搬積み込みする際に使用されます。 ベールグリッパはフォークリフトやトラクターの前面部に取り付けるものも存在しますが、ユンボ特に土壌条件が軟弱で、農道と圃場との高低差がある環境に適しています。 搬出のために繰り返し走行する圃場端では泥濘やすく、車輪式のトラクターでは作業が困難な場合はクローラー式のユンボを用いたベールグリッパが重宝されています。 運搬車を牽引することで大幅に作業効率が向上します。 払い用(草刈り)アタッチメント 田畑の草刈りや広範囲の土地や竹やぶにも使用でき作業時間が大幅に短縮できるため、農家を中心に高い需要があるアタッチメントです。 草払い用アタッチメントにはハンマーナイフモア型、ディスクモア型、ロータリーモア型などの種類があり、ユンボのアーム動作や旋回などの自由度が高い動きによって、斜面や法面、あぜ道などの除草も可能です。 レーキ 草刈り後に散らばった雑草や雑木、枯れ草の集草に活躍するのが油圧ショベル用レーキです。 かき集めた草山を、掴んでトラックに積み込み可能な下アゴがついたものや、爪を差し込んで硬い土をほぐすことや、大きな石や遺物を取り除くことができるタイプの他に、フォークとレーキ機能を兼ね備えた一躍2台な商品など様々なものがあります。 また、芋掘りレーキなど作物収穫にも活用できます。 重機に関することや中古ユンボの購入ならトクワールドがお得! 中古で重機購入を検討した時、数多くあるオークションの中から出品や落札状況を調べ、価格などの交渉を行うことや、複数の販売店舗に足を運んで比較をするのは、骨折りなことであるだけでなく多くの時間を費やしてしまいます。 それに重機の使用経験や商品知識が浅い場合は、購入後の不具合や修理の心配も抱えなければなりません。 重機探しから始まり、購入後の輸送手段はどうするか?使用前の点検整備、不具合によるトラブル解決と出費のことなど重機購入には面倒な問題が沢山あります。 そんな時は、1000台以上の在庫数、信頼性の高い整備点検、全国対応の重機配送能力、充実したアフターサポート制度を備えるトクワールドをぜひご利用してください。 トクワールドが誇るネットワークによる業界屈指の品揃えと徹底したサポート 重機を探しているけど「建設機械に詳しくない」「在庫がない」「予算や使用が合わない」という時は、中部地方中古建設機械の在庫保有数No1のトクワールドが解決。 1000台以上の在庫を常時保有しているため人気の重機はもちろん、珍しい重機や新品・未使用品・中古の重機アタッチメント、部品・パーツに至るまで取り揃えているため、欲しい商品がすぐに手に入ります。 在庫に無い機械でもトクワールド独自の買取ネットワークを駆使したリサーチ能力で、お客様一人ひとりのご要望に沿った世界に1台の中古重機探しを約束します。 また、「レンタル会社に借りたい重機がなく着工に間に合わない」、「現場で重機が故障してしまい代わりの重機が早急に必要」といった即納対応、当日納車のご相談や離島を含む遠方への輸送にも対応しているため、全国どこにでも納車手配が可能です。 そして、中古建機で最も懸念されるのが購入後の不具合ですが、トクワールドでは自社のメンテナンス工場にて検品、洗車、整備、塗装までの全工程を一貫して行う自社整備体制を確立しているので商品が低価格なのもポイント。 加えて、専門スタッフによる整備と入念な検品で、中古とは思えないハイクオリティの品質を実現しています。 点検時にパワーライン・足回りなどの不良があった際は不具合部品の交換を実施しているので、購入後の故障を心配する必要がないです。 塗装作業では自動車並みの上質な仕上がりと、要望に応じて重機カスタマイズやオリジナル塗装も承っているので、あなただけの重機に仕上げることも可能です。 万が一、作業中の故障や現場での事故、災害による損傷などの際は、修理費用の一部負担が受けられる安心サポートパックへの事前加入で、どんなトラブルにでも気兼ねなく作業ができます。 自社の整備工場を保有しているからこそ可能な即時修理対応、消耗品やパーツ交換などトータル的なサポートもお任せください。 確かな実績と経験、お客様に合わせたスピーディーで柔軟な対応、販売から買取、品質、整備、購入後の各種サポート等、全てに関して“おトク”なトクワールドは重機購入に関わるお客様に安心、信頼していただけるエキスパートです。 まとめ ユンボは建設や工事現場以外にも農業、林業をはじめとした仕事、自然に囲まれた田舎での生活でとても重宝されている機械です。 ユンボ1台とアタッチメントを揃えれば、あらゆる場面で活用できるメリットがあるので、個人で所有している方が多いのも納得ですね。 農家が中古ユンボを持つメリット|まとめ コロナ禍によるリモートワーク推進もあり、地方移住や田舎暮らしを始める方もいる中ですが、所有者が管理できなくなった土地を譲り受けたので農業を始めるという方もいます。 軽トラにも積載可能なミニユンボでしたら、広くて大きな格納設備や中型トラックを購入する必要もありませんし、初心者にも扱いやすいと思います。 10万円台から中古機械が出まわっているのでヤフオク等を入念に監視しましょう。 小規模な農耕地、農園や造園などのD I Yであればミニユンボと軽トラでも十分なので、ユンボ購入を検討している方は小型ユンボ、又はミニユンボも探してみてください。 ←トクワールドでは【中古ユンボ】を多数取り揃えております!

    2022/05/25

    10,173

他の記事をみる

OFFICIAL SNS公式SNS

youtube YouTubeトクワールドYoutubeチャンネル

愛知県春日井市の中古重機・建機専門店「株式会社トクワールド(TOKU WORLD)」のYouTubeチャンネルです! 主に自社在庫の機械やアタッチメントの動作確認の動画を中心に、多数アップしておりますので是非チャンネル登録をお願い致します!

ページの先頭へ