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土木工事で活躍する建設機械まとめ|現場別に必要な重機をわかりやすく解説~Part2

建機

2026/01/17

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New土木工事で活躍する建設機械まとめ|現場別に必要な重機をわかりやすく解説~Part2

土木工事と重機の関係|なぜ建設機械が重要なのか

土木工事は、道路・橋・河川・上下水道など、社会インフラを支える工事全般を指します。どの工事でも、大量の土砂を掘る・移動させる・整えるといった工程が必ず発生します。人力で行うには時間も労力もかかり、安全面でもリスクが高いため、土木工事には建設機械の存在が不可欠です。
建設機械にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる機能を持っています。
例えば、油圧ショベルは地面を掘る作業に特化し、クレーンは重い資材を高所等へ運搬する役割を担います。ブルドーザは広範囲の土を押しならし、ローラーは地盤を大きな力で締め固めます。
工事の場所や規模、地盤条件によって重機の選択は異なります。市街地の狭い現場では小型機械が求められ、山間部や造成工事では大型重機が活躍します。建設機械を適切に選定することが、工期短縮と安全確保、品質向上につながるのです。

現場別|主な重機とその役割を一覧で紹介

土木工事の現場では、工程ごとに役割の異なる重機が連携して作業を行います。

例えば、造成工事や道路工事では、まず油圧ショベルで土を掘削し、ダンプトラックで土砂を運搬します。その後、ブルドーザーで整地し、最後にローラーで地盤を固めるという流れが一般的です。
地盤が不安定なまま次の工程へ進むと、沈下やひび割れといった施工不良の原因になるため、地盤を固める作業は土木工事の品質を左右する重要な工程といえます。

このように、土木工事では単体の機械だけでなく、複数の重機が連携することで現場全体が成り立っています。

【油圧ショベル(バックホウ)】汎用性が高い土木工事の主力機械

油圧ショベルは、土木工事の工程管理において中心的な役割を担う重機であり、掘削能力と汎用性の高さが最大の強みです。構造は、下部走行体(クローラーまたはホイール)、上部旋回体、ブーム・アーム・バケットで構成され、油圧ポンプから供給される作動油によって各部を駆動します。
主な用途は、基礎掘削、溝掘り、埋め戻し作業など。操作はレバーで行い、慣れれば細かな作業も正確にこなせます。 アタッチメントを交換することで、ブレーカー作業やつかみ作業にも対応できる点が大きな特徴です。

土木工事では、バケット容量0.45m3クラス(10~15t)がもっとも採用されており、公共土木・民間造成・道路工事など幅広い現場で標準機になっています。10tダンプへの積込みに優れています。

現場にとって、0.45m3は「掘削・積込み・整地」を1台で無理なく行え、工程バランスを取りやすいクラスとして多く採用されています。

【ホイールローダー】高機動な積み込み・運搬作業機械

ホイールローダーは、タイヤ式走行体と前面バケットを備え、土砂や砕石、骨材などをすくって運搬・積込みすることに特化した建設機械です。

油圧ショベルと異なり掘削機能を持たないものもあり、主にストックヤードや工事現場での積込み作業を担います。また、走行速度が速く、舗装路や整地済み現場では高い作業効率を発揮します。

構造は、タイヤ式走行体、前面バケット、車体中央のアーティキュレート機構で構成され、油圧によってバケット操作と走行を行います。土木工事では、バケット容量1.0〜1.5㎥クラス(運転質量10〜15t級)の使用が多く、同クラスは積込み能力と取り回しのバランスに優れた標準機種として採用されています。

【ブルドーザー】地盤形成を担う整地・押土作業の専門機械

ブルドーザーは、土木工事の初期段階である地盤形成の工程を担う重機で、切土・盛土・敷き均し作業に欠かせない存在です。

構造は、クローラー式走行体と前面ブレードで構成され、機体の推進力によって土砂を押し出します。主な用途は、造成工事や道路土工における整地作業です。土質や作業範囲に応じて、ブレード形状やリッパーの有無が選定されます。また、接地圧が低いので、不整地や軟弱地盤でも安定した走行・作業が可能です。

土木工事では、D6/D65クラス(運転質量18〜21t級)が多く使われており、押土距離30〜60m程度の施工に対応できるサイズとして位置づけられています。

【ロードローラー】路盤・舗装を締め固める施工管理用機械

ロードローラーは、路盤や舗装面を締め固めるための建設機械です。鋼製ドラムやタイヤを備えた構造で、自重または振動によって施工面に圧力を加えます。

締固めが不十分だと施工後の沈下や変形につながるため、道路工事は必ずロードローラーによる路盤の締固めを実施します。

土木工事の現場では、10〜12t級の振動ローラーが一般的で、下層路盤から舗装下層まで対応できる機種として多く採用されています。

【モーターグレーダー】路盤形状と勾配を整える整形専用機械

モーターグレーダーは、路盤や路肩の高さ調整、横断勾配の形成を目的とした建設機械です。

車体中央に装備されたブレードを角度調整しながら走行することで、地表面を削り、均一な形状に整えます。構造は、前後輪を持つ車体、中央ブレード、操舵装置で構成され、細かな操作が可能な点が特徴です。

ブレードの刃角や作業幅は施工条件に応じて設定され、測量結果を基に高さ管理が行われます。土木工事では、全長8〜9m級の中型モーターグレーダーが多く使用され、舗装前工程の仕上げ作業を担う機種として位置づけられています。

重機選定の戦略論「現場効率は“機械の組み合わせ”で決まる」

重機選定は、現場に合いそうな機械を投入するという感覚的な判断になりやすい分野です。
しかし、施工計画の精度を高めるためには、一定の基準に沿ってどの重機を導入するか検討する必要があります。特に重視すべき点は次の三つです。

  • 想定される土量や作業量に対し、機械の能力が過大でも過小でもないか
  • 地盤条件や作業環境に対して、走行方式や機体構造が適しているか
  • 掘削、運搬、締固めといった前後工程が無理なくつながる構成になっているか

大型の油圧ショベルを配置しても、組み合わせるダンプトラックの積載量が小さい場合、積込み後の待機時間が長くなります。反対に、必要以上に高出力な重機を使用すると、燃料消費や維持管理費が増える要因になります。

重要なのは個々の性能ではなく、現場全体の作業の流れを基準に重機構成を検討することです。

【現場別】生産性を決める土木重機の選定ポイント

土木工事では、同じ作業内容であっても現場条件が異なれば、適切な重機構成も変わります。地盤の状態、施工規模、作業スペース、工程の流れを踏まえずに重機を選定すると、作業の滞りや手戻りにつながることがあります。

以下では、造成工事・道路工事・河川工事といった代表的な現場別に、使用頻度の高い重機とその選定時の考え方を整理し、施工計画に活かせる実務的なポイントを解説します。

造成工事

造成工事では、切土・盛土・運搬を同時進行で連続して行う工程が多く、朝から晩まで土の動きが止まりません。よって、重機の能力設定が施工計画に直接影響します。

特に油圧ショベル、ブルドーザー、ダンプトラックの組み合わせは、作業量と現場条件を踏まえて検討することが重要です。
油圧ショベルのバケット容量選定(0.25〜0.7m3)
油圧ショベルのバケット容量は、想定土量と運搬車両を基準に選定されます。0.25m3クラスは狭小地や小規模造成、0.45m3クラスは一般的な造成工事、0.7m3㎥クラスは切土量が多い現場で使用されます。特に0.45m3クラスは、10tダンプへの積込み回数を抑えやすく、掘削から積込みまでを一連の流れで進めやすいサイズとして多く採用されています。

〇バケット容量は掘削量やダンプの容量を考慮して決定するケースが多くなります。
土質別でブルドーザーを選ぶ基準(湿地・硬質・岩盤)
ブルドーザーは土質条件によって適した仕様が異なります。湿地や軟弱地盤では、低接地圧仕様(LGP)が用いられ、沈み込みを抑えながら敷き均し作業を行います。硬質土では標準仕様が使われ、切盛土の整形作業に対応します。岩盤混じりの地盤では、後部にリッパーを装備した機種が選定され、表層の掘り起こし工程に用いられます。

〇土質によって仕様を選定し、岩盤や岩などが多い現場ではリッパーを装備することで対応可能です。
大量土砂運搬:「10tダンプ」と「25tダンプ」の使い分け
土砂運搬では、運搬距離と場内条件によってダンプトラックのクラスが選ばれます。場内運搬や狭い仮設道路では10tダンプが使われ、公道走行や取り回しのしやすさが考慮されます。一方、運搬距離が長く、積込・排出場所が確保できる現場では25tダンプが選ばれることもあり、運搬回数の削減を目的として導入されます。

ただし、25tダンプは、仮設道路の幅や勾配によっては使えないこともあるので、導線の選定にも気が抜けません。

〇大量の土砂が発生する現場では、造成規模と動線計画を踏まえた車両選定が求められます。

道路・補修工事

道路・補修工事では、路盤や舗装の形状精度が施工結果を左右します。そのため、整形・締固め・舗設の各工程で使用する重機は、作業条件と施工順序を踏まえて選定・運用する必要があります。
グレーダーの刃角設定・作業幅
モーターグレーダーは、路盤の高さ調整や勾配形成を行うための建設機械です。刃角の設定によって切削量が変化し、角度を立てると削り量が増え、寝かせると表面仕上げ向きの作業になります。作業幅は路幅や施工延長に応じて調整され、過度に広く設定すると操作が難しくなります。測量結果を基に、必要な切削量に合わせた刃角と走行ラインを設定することが重要です。

〇刃角と作業幅は、測量値と路盤形状を基準に段階的に調整します。
ロードローラーの静的・振動の適正配置
ロードローラーは、路盤や舗装を締め固めるために使用される建設機械で、工程ごとに転圧方法を使い分ける必要があります。

静的転圧は、ローラー自体の重量によって材料を押さえる方法で、表層や仕上げ工程に使用されます。表面を整えながら締めるため、舗装の最終段階で行われることが多いです。一方、振動転圧はローラー内部の振動装置を作動させ、材料の内部まで締める方法です。路盤や下層工程で使用され、締まり不足を防ぐ目的があります。

転圧方法を誤ると、後工程で沈下や表面の乱れが発生するため、層構成と施工順序を確認したうえで配置を決めることが重要です。

〇下層では振動転圧、仕上げ工程では静的転圧を使用します。
フィニッシャーの散布量設定ミスを減らすポイント
アスファルトフィニッシャーは、合材を一定の厚さで敷き均すための機械です。散布量の設定は、舗装の厚さを決める重要な作業で、数値が合っていない場合、設計どおりの舗装ができません。

設定が少なすぎると舗装厚が不足し、逆に多すぎると材料が足りず、後工程で修正が必要になります。 施工前には、施工幅・設計厚・合材の供給量を確認し、敷き始めの段階で舗装の厚さや表面状態を目視で確認します。

補修工事では施工距離が短いため、最初の数メートルでの確認が特に重要となります。

〇散布量設定ミスを減らすには、敷き始めで舗装状態を確認し、早い段階で設定を見直します。

河川・法面工事

河川工事や法面工事は、高低差のある地形や足場条件が厳しい現場が多く、重機の到達範囲や走行方式が施工計画に大きく関わります。掘削位置と重機設置位置の関係を整理したうえで、適切な機種と仕様を選定することが重要です。
長尺アームショベルの届き寸法と作業半径の実務計算
河川法面や水際作業で多く使用されるのが長尺アーム仕様の油圧ショベルです。通常機では届かない位置までアームを伸ばせるため、法肩から河床を掘削する場面で採用されます。

選定時には、最大掘削深さだけでなく、作業半径を確認することが重要です。作業半径は「機械中心からバケット先端までの水平距離」を指し、法肩から掘削位置までの距離を測ったうえで、余裕を持った寸法の機種を選びます。

無理な姿勢での作業は、操作性低下や転倒リスクにつながります。

〇法肩から掘削位置までの距離を測定し、作業半径に余裕のある機種を選定します。
「クローラー」と「ホイール」足回りの選択基準
走行方式は、地盤状態と移動頻度を基準に選ばれます。

クローラー式は、接地面積が広く、軟弱地盤や未整地の河川敷で使用されます。法面下部や湿地帯でも走行しやすい点が特徴です。ホイール式は、舗装路や整地済み地盤での移動がしやすく、短時間で現場内を移動する作業に向いています。

河川・法面工事では、作業位置が固定される場合はクローラー式、複数箇所を移動する場合はホイール式が選ばれます。

〇地盤状況と移動距離を基準に、走行方式を選びます。
法面作業でのアタッチメント(グラップル・法面バケット)
法面工事では、用途に応じたアタッチメントの選択が重要となります。

施工前の伐採木や転石の撤去作業時にグラップルが活躍し、法面施工時には法面バケットが使用されます。

法面バケットは、底面が広く、斜面形状に沿った整形作業に適しています。通常のバケットに比べ、仕上がり形状を作りやすい点が特徴です。 作業内容に合わないアタッチメントを使用すると、作業効率の悪化や修正作業が増えるため、工程ごとに交換して使用されます。

〇作業内容に応じてアタッチメントを使い分け、工程ごとに付け替えます。

まとめ:「現場特性」「作業用途」を考慮した重機選びが大切

土木工事では現場条件に応じた重機選定が施工結果を左右します。工事種別ごとの重機の役割と選定ポイントを理解し、工程に合った機械構成を行うことが重要です。
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解体仕様のバックホウは、安全性と作業効率の両立を実現するため、落下物からオペレーターを保護するFOPS(落下物保護構造)などの安全設備の実装や、多種多様なサイズ、アームの長さ、アタッチメントが用意されています。 解体現場によっては、安全対策の一環で、キャノピーにガードが付いている重機しか入れないという現場も増えてきました。キャノピーのフロント、側面、上部にガードが付いた、いわゆる「三面ガード仕様」という機械が「解体機」と呼称されます。 解体重機の種類 代表的なのは、あらゆる現場で活躍している「油圧ショベル」です。他にも、高層ビルの上層階を解体する際に用いられるクレーンや資材やガラを運ぶホイールローダーなども現場によっては導入されます。 特に油圧ショベルは、アタッチメントを交換することで、破砕、切断、吊り上げといった多様な作業をこなす万能機械として重宝されています。 解体機とひとくちに言っても、その種類や規模はさまざまです。例えば、4〜5階建ての高層建物を解体する際には、大型のロングリーチ仕様機が必要になります。一方で、2〜3階建ての比較的低い建物では、アームが長すぎると作業の妨げになることもあるため、中小型の解体機のほうが適しています。 このように、解体工事では建物の構造や高さ、作業スペースなどを考慮し、適切な機械を選ぶことが重要です。そのため、幅広い規格の解体機を揃えておくことが、スムーズで安全な施工につながります。 解体重機のサイズ 重機のサイズは「小型」「中型」「大型」に分類され、建物の規模や現場の状況に応じて使い分けます。 小型機:狭小地や住宅地など、スペースが限られる現場で活躍 中型機〜大型機:鉄筋コンクリート造(RC造)や高層ビルなど、大規模解体で使用 ロングリーチ解体機:高さ20〜30mを超える建物の解体に用いる大型機 住宅街などの狭小地では、コンパクトな小型機、大型ビルや規模の大きい構造物の解体では、馬力がある中〜大型機が主流になります。 さらに、ビルの高層部を解体するときは「ロングリーチ解体機」という長大なアームを持つ大型機も存在します。 解体重機のアタッチメント 解体工事で解体重機の作業性を支えるのが、重機の『手』に当たる部分である「解体専用アタッチメント」の数々です。 アタッチメントは、用途に応じて使い分けることで、さまざまな構造物の解体や資材の分別が可能になります。 大割機 大割機は、鉄筋コンクリート造(RC造)などの大型構造物を一気に破砕するための強力なアタッチメントです。 強靭なアームでコンクリートの柱や壁をつかみ、内部の鉄筋ごと切断します。主に建物の主要構造部の解体に使用され、工期の短縮や人手の削減、安全性の向上にもつながる重要な装備です。 小割機 小割機は、大割機で破砕したコンクリートガラなどを、さらに細かく砕くためのアタッチメントです。 回収しやすいサイズにまで細分化することで、産業廃棄物の分別や再資源化がスムーズになります。環境配慮型の解体工事には欠かせないツールです。 ブレーカー ブレーカーは、先端から強い衝撃を加えてコンクリートを破壊する「打撃型」のアタッチメントです。 特に、建物の基礎や床面、アスファルトのはつり作業(削り取り)に使用されます。頑丈で壊しにくい構造物にも対応できる反面、振動や騒音が大きいため、近隣への配慮が求められる現場では、使用時間帯の制限や防音対策が必要です。 グッラップル(フォーク) グッラップル(フォーク)は、住宅の木造解体で使われることが多く、木材を“つかむ”ためのアタッチメントです。解体のほか金属くず、廃材の積み込み・選別作業にも最適です。 高所からの落下物や散乱した資材を安全かつ効率的に回収できるため、作業員の安全確保にも貢献します。現場の後片付けや積載作業において、非常に汎用性の高い装備です。 スケルトンバケット スケルトンバケットは、底部に隙間(スリット)が設けられたバケット型のアタッチメントです。通常のバケットは土をすくうことが用途となりますが、 スケルトンバケットは、土砂と混在するコンクリートガラや木くずなどを、ふるい分けながら選別する目的で使用されます。 特にリサイクルや再資源化を前提とした解体現場において、資源の有効活用と廃棄物処理コストの削減に効果を発揮します。 油圧ショベルの役割 油圧ショベルは解体現場の主力機です。アームの先端に取り付けたアタッチメントを駆使し、コンクリートの破砕、鉄骨の切断、瓦礫の積込みなど、ほぼすべての工程で活躍します。 また、狭い現場でも小回りが利くモデルも多く、街中や住宅地での解体作業では、作業員や建物に機体が接触しないよう、機体後部がコンパクトな後方小旋回モデルが多く活躍します。 クレーンの役割 大型構造物や高所での作業では、クレーンが重要な役割を果たします。重い部材や設備を吊り上げて取り外すほか、上層階からの解体で解体ガラを地上に降ろす際にもクレーンが使用されます。 特に解体専用の「デリッククレーン」は、高層ビルの解体において欠かせない存在です。 木造住宅の解体工法とは?重機と手作業の使い分けを解説 木造住宅や店舗の解体では、構造材の特性や周囲の環境に配慮した工法の選定が求められます。手作業と重機を適切に使い分けることで、安全かつ効率的な解体が可能です。 重機併用工法とは|木造解体で主流の施工方法 この工法では、まず屋根や内装材などを人力で撤去し、その後に重機で柱や梁を倒していきます。木造建築では、建材が比較的軽量であるため、重機の力で一気に解体できる点がメリットです。また、粉塵や騒音の拡散を抑えるために散水や防音シートを併用するのが一般的です。 手壊し工法とは|狭小地やアスベスト処理に有効な方法 手壊し工法は、主に重機が入れない狭小地や隣接建物との距離が近い現場で採用されます。また、アスベストなどの有害物質が含まれる場合は、専門処理が必要になり、重機よりも手壊しでの作業が増えます。 手壊し工法は、騒音や振動が少ないため、近隣への迷惑を最小にできることが利点です。しかし、作業に時間がかかり、コストも高くなりがちです。そのため、大規模な解体には不向きな解体工法となります。 手作業のため安全かつ丁寧に解体を進められるほか、廃棄物の分別の制度が高く、リサイクルの観点ではメリットが大きいですが、工期や費用面を十分に考慮する必要があるでしょう。 ミンチ工法とは|禁止された危険な解体手法 解体工事の基本的な原則として、2003年に施工された「建築リサイクル法」により、昨今では、環境問題への配慮や産業廃棄物の廃棄規則などが厳しく管理されています。 かつて一部で行われていた「ミンチ工法」は、重機を用いて建物を一気に取り壊すという危険な手法です。工期も短く、解体費用を大幅に抑えられるこの方法は、現在は法律で禁止されています。 解体の際に、建材が混ざり合ってリサイクルが困難になるほか、粉塵の大量発生や構造体の崩落による事故リスクが高まるため、持続可能な解体には適していません。 重機解体・重機併用工法が多く用いられる理由 木造住宅の解体工事は、重機での解体や重機と手作業での解体を併用した解体方法が一般的です。木造解体でこの工法が主流となっている背景には、安全性と効率性のバランスがあります。 重機による解体が可能な範囲を拡大することで、作業時間の短縮と解体コストの低減につながります。加えて、解体で発生した廃棄物の適切な分別回収も可能です。 このことから、重機と手作業を組み合わせた方法は、作業速度と安全性が高いため、今では木造解体のスタンダードとなっています。 高層ビル・橋梁の解体に使われる重機と工法 鉄筋コンクリート(RC)や鉄骨鉄筋コンクリート(SRRC)構造物は、頑丈ゆえに解体も難易度が高く、専門的な重機と工法が必要です。 以下ではビルや橋の解体に使われる工法をご紹介します。 解体の主流は『圧砕機工法』 圧砕機とは、大割機を装着した重機で、コンクリートを切断・粉砕する役割を担います。鉄筋も同時に切断できるため、作業効率が非常に高く、RC造やSRRC造の解体現場ではもっとも多く用いられる工法です。 しかし、解体時には他の解体工法よりも粉塵が多く発生するため、養生シートや散水などで粉塵の飛散防止に留意する必要があります。 以前は主流だった、ブレーカーを用いた「はつり」よりも騒音や振動が少なく、分別にも適しているため、現在の鉄筋コンクリート解体では、この圧砕機工法が主流となっています。 コンクリートのはつりに用いる『ブレーカー工法』 コンクリート製の硬い床面や基礎部分の除去には、ブレーカー(油圧ハンマー)というバックホウ用アタッチメントが活躍します。 ブレーカーとは、バックホウなどの掘削機の先端に取り付ける機械のことです。チゼル(杭)を油圧で連続往復させ、打撃でコンクリートやアスファルトを破壊します。ただし、騒音や振動が大きいため、周辺環境に配慮して使用時間や防音対策が厳しく管理されています。 比較的規模の小さい現場では『転倒工法』が用いられる 転倒工法は、建物の外壁を内側に引き倒して解体する工法です。規模の小さな解体現場では、転倒工法が主に用いられており、ワイヤーロープ等を使って重機または人力で外壁を引き倒します。規模の大きい現場では、解体機械を入れて直接外壁を引き倒します。 転倒工法のメリットは、高所作業を減らせるため安全性が高く、粉塵の飛散も抑えられるため近隣への影響を最小限に抑えることができます。また、狭い作業範囲でも行えるため、狭い場所での解体にも適しています。 ただし、高い壁や構造物を倒すため、近隣住民や周囲の建物、道路、水道管などに被害を及ぼさないよう細心の注意が必要です。作業には、熟練した技術や専門知識が必要となります。 まとめ 解体工事では、単に「壊す」のではなく、「どう壊すか」が重要です。対象物の構造や築年数、周囲の建物との距離、交通量などを総合的に判断し、最適な重機と工法を選定します。 施工計画には、粉塵・振動・騒音・安全性の全てを考慮する必要があります。環境負荷を抑えた持続可能な解体が、今後ますます重要視されるでしょう。 ←【中古重機・アタッチメント】の販売はこちらから

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    「工事現場の効率アップ!重機の最新テクノロジー」GPS搭載重機や遠隔操作技術、ICT施工など最新技術を解説

    建設業界では深刻な人手不足や高齢化が進む中、作業効率の向上が急務となっています。 こうした課題を解決する鍵となるのが、最新の重機テクノロジーです。 GPSを搭載した重機による高精度な作業や、遠隔操作による安全性の向上、さらにICT施工による全体最適化などが注目を集めています。 本記事では、工事現場の生産性を飛躍的に高めるこれらの最新技術について、分かりやすく解説します。 無人施工で建設業の人手不足を解決!重機の最新テクノロジー 建設業界は、日本の基幹産業として重要な役割を果たします。 しかし近年は、少子高齢化に伴い労働現場での人手不足や、若者の建設業離れといった問題があり、現場の生産性向上といった課題解決が叫ばれています。 従来の方法ではこれらの課題は解決が難しいため、近年では”情報情報通信技術”を活用した、「ICT施工」や「無人施工」、「GPS」の技術を取り入れ生産性向上を図っています。 最新重機の導入で作業を効率化!未来の工事現場を解説 近年における重機の進化はすさまじく、ロボットやAI技術が次々と現場に浸透し、これまでにない技術革新が進んでいます。 これに伴い、現場の生産性や安全性が飛躍的に向上しています。 AIによる制御や5Gを活用した技術を積極的に問い入れることにより、これから自動化に向けた動きはさらに加速していくことでしょう。 重機の進化|遠隔化・自動化重機の役割 従来は現場に居なければできなかった作業が、遠隔化の技術により400km離れた場所からでも遠隔で重機を稼働させ作業を進めることができるようになりました。 この技術は人手不足に悩む、建設業界においては非常に注目されている技術です。 大規模プロジェクトやインフラ整備の現場を中心に、GPS、遠隔操作、ICT技術の導入が積極的に進められており、ダム建設や道路建設などの大規模工事において、その効果が確認されています。 これらの技術により、これまで長時間現場で行う必要があった作業を、オペレーターが現場に不在のまま複数箇所で同時に重機を稼働させることが可能になり、現場の生産性向上に大きく貢献しています。 GPS搭載重機の使用例 ドローン空撮画像の3Dデータ化と重機のGPS連動平成28年三重県伊勢市で行われた道路建設工事では、国土交通省が推奨する「i-Construction」を取り組みました。 ドローンによる現場の三次元測量を短時間で行い、結果を設計図面等の3Dモデル化することで切土や盛り土の量を自動で算出し、データをGPS搭載の重機へ送ることでほぼ自動で重機を稼働させ、現場の安全性と作業効率の向上で人手不足の解消にもつながりました。 機械位置情報システム 現場にある全ての重機にGNSSアンテナを取り付け、重機の位置を監視するシステムです。これにより位置情報をリアルタイムで画面に表示することができ、機械の運行状況なども瞬時に把握することが可能で、管理面や作業面の効率化に大きく寄与します。 建設機械メーカーのコベルコが開発した「KーDIVE®︎」と呼ばれる、重機の遠隔操作システム開発しました。操縦履歴や、遠隔重機データを活用することで、人と現場と重機をつなぎ、現場のDX化を目指しています。 GPS搭載重機の活用|重機のリモート化で得られる5つのメリット 「安全性の向上」遠隔操作・遠隔監視で危険作業を削減 重機の遠隔操作で得られるメリットとして「安全性の向上」があります。危険な場所や高所での作業を行う際は、現地で行わず離れた場所で行うためです。 「人手不足の解消」少人数オペレーションで人員と人件費を削減 重機の遠隔操作では、直接操作と、無線やネットワークを使った自動運転があります。そのため、今まで1台の重機にオペレーターが1人いましたが、遠隔操作が可能になると1人で複数台の操作も可能になり、人手不足の解消に大きな期待がもてます。 「作業の効率化」作業内容や進捗状況をデータ化して活用可能無人施工を進める上で大事なのが、測量データや、作業データをデジタルデータ化し、後工程へフィードバックすることです。遠隔操作した作業履歴は全てデータ化され遠隔操作システムにて一元管理されます。そのデータは後工程や現在工事の遅れなどを瞬時に判断が可能になるため、効率的に工事をすすめられます。また、無人施工での作業データは、今後の改善活動へつながる重要なデータになります。 「時間の無駄を削減」複数重機を操作可能|現場への移動時間を省略大規模な現場は山奥にある場合もあります。重機を遠隔操作ができれば、現場までの往復は不要になり、その分作業時間も確保できます。また現場責任者の現場巡視もリモートで可能になるため、移動の無駄を省けます。 「防犯対策の付与」GPSの位置情報で重機の盗難リスクを低減 GPSがついた重機は防犯対策にも役立ちます。あらかじめ稼働範囲と稼働時間を重機に設定しておくことで、設定外の時間や場所で稼働した場合にはすぐに、異常の通知が届くのですぐに対処可能です。そのため、現場においてあっても盗難を防ぐことが可能になります。 ICT施工の導入で現場管理を最適化 建設現場における効率化と精度向上を実現する手段として、ICT施工の導入が注目されています。 測量や重機操作、進捗管理までをデジタル化することで、作業の見える化と省力化が進み、現場全体の管理が最適化されます。 国土交通省が推進している「ICT施工」とは ICT施工は、「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略称です。 情報通信技術を活用し、測量から設計、施工、管理に至るまでの全工程をデジタル化する手法がICT施工です。 各工程で得られるデジタルデータを活用することで、高精度な施工を効率的に実現し、作業の見える化や自動化により、施工精度の向上と省人化が可能になります。 「マシンコントロール式」と「マシンガイダンス式」の違い ICT建設機械には、MC(マシンコントロール式)とMG(マシンガイダンス式)の2種類があります。 MCは3Dデータに基づき、半自動的に施工を行う機能です。 一方、MGは、センサーやGPSなどを搭載した建設機械や車両が現場の状況をリアルタイムに計測・解析し、その情報をもとに人が遠隔操作を行う施工方式です。 これらの技術を活用することで、効率的な施工が可能になります。 国土交通省の「i-Construction」導入現場 国土交通省が2016年に導入した「i-Construction」は、測量・設計から施工、管理に至る全プロセスにおいて情報化を前提とした新たな基準です。 河川工事、道路工事、土地改良工事など、多岐にわたる現場で導入が進んでいます。 ICT施工の全面的な活用を解説! ICT施工とは情報通信技術を利用した、次世代の施工方法です。 測量データを3次元で作成可能 ドローンや、GNSS(高精度GPS)を搭載した機械が、測量をします。 これまでトータルステーションを利用した測量よりも圧倒的に早く、そして正確に測量が可能になります。 測量で得た計測データを3D化することで、遠隔操作や無人施工が可能になります。 デジタル技術を駆使して作業をリモート化 測量で得た3Dデータを活用し、重機の作業をリモート化が可能になります。 「自動制御型」と「支援型」の2つの操縦方法があります。 自動制御型は事前にプログラムされた通りに重機が自動で作業をします。 支援型は、作業者が離れた位置からしますがICT技術による支援機能があるためより正確な施工が実現できます。 センサーやカメラを利用して事故発生を抑制 作業者の安全性向上にも大きく寄与します。 重機自体にセンサーやカメラを設置することで、作業者や重機同士の接触事故を抑制できるため、結果的に作業員の安全確保が可能になります。 自動制御で施工品質が向上 正確な測量データを送信し、重機を自動制御します。 そのため設備や配線の正確な配置と寸法精度が向上し、高品質な施工が可能になります。 作業の効率化で工期短縮、環境負荷低減に寄与 材料の無駄や廃棄物の発生を減らせるので結果的に環境負荷低減が実現します。 無人施工に関わる3つのデメリット ランニングコストが高い システム全体や重機に取り付ける部品等のコストがかかるので、これまでの重機に比べると割高になります。 自社での人材育成が必須 スキルを持った技術者が不足しています。直接重機にのって操縦するわけではなく、遠隔地からのリモートなので従来の重機を操作していたオペレーターが遠隔操作になれるまでには時間がかかります。 対応できない現場もある 狭い現場では、無人化のメリットを最大化できないため、無人化ができないと言えるでしょう。 まとめ 最新の重機テクノロジーやICT施工の導入により、建設現場の効率化と安全性を飛躍的に向上させることができます。 建設業界の課題である人手不足対策や作業の見える化にもつながり、今後の現場管理に欠かせない存在となるでしょう。 ←中古重機は、トクワールドにお任せ

    #バックホウ#油圧ショベル#操作#ユンボ

    2025/06/24

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  • 「工事現場で活躍する重機」土木・建築・解体など、現場ごとに必要な重機を紹介
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    「工事現場で活躍する重機」土木・建築・解体など、現場ごとに必要な重機を紹介

    建設現場では、「掘る」「運ぶ」「壊す」といった作業が日常的に行われます。こうした作業を効率良く、そして安全に行うために使われるのが建設現場で使用される重機。すなわち建設機械です。 現場には用途や作業環境に応じてさまざまな種類の重機があり、それぞれに得意な作業や適した環境があります。 本記事では、現場でよく使われる重機を土木・建築・解体の分野ごとにご紹介します。さらに、農業や林業、災害現場など工事以外で使われる重機から、重機選定のポイントについても解説します。 この記事でわかること 各現場で活躍する建設機械 小型重機の活用例 【初心者向け】重機選定時のポイント 目次 工事現場で活躍する重機の種類とは?|土木・建築・解体ごとの役割を徹底解説 【土木工事の重機】基礎・造成・外構・舗装工事で活躍する機械 【建築工事で使う重機】鉄骨建方・資材搬入に必要な機械を紹介 【解体工事の重機】建物の構造に応じたアタッチメントと機械 【農業・林業・災害対応】工事以外の現場でも活躍する重機とは? 【小型重機の活用例】ミニショベル・マイクロショベルが必要な現場 初心者必見!重機の選定ポイントと資格について解説 まとめ 工事現場で活躍する重機の種類とは?|土木・建築・解体ごとの役割を徹底解説 工事現場で使用される重機は、その役割に応じてさまざまな種類があります。しかし、これらの重機の存在を知っていても、主に「使用される現場」や「運用目的」についてを知らないこともあります。 それぞれの重機が持つ得意な環境や用途について理解を深めておけば、購入やレンタル時にも重機をスムーズに選定することができます。 【土木工事の重機】基礎・造成・外構・舗装工事で活躍する機械 重機は土木工事の基礎を支える重要な存在です。土地を整え、構造物の土台を作るために、精密かつパワフルな作業が求められます。ここでは、造成から舗装まで各工程で使われる重機を紹介します。 土木工事の種類と使われる重機|基礎・造成・外構・舗装の特徴を解説 土木工事とは、道路や橋、ダム、河川整備といった「地面を作る工事」を指します。そのため、地面を掘ったり、整地したり、資材を運んだりと、重機の出番が多くなります。以下では、土木現場でよく見かける代表的な重機を紹介します。 バックホウ(油圧ショベル) 重機の中でもっとも多用途的に使用されているのがバックホウです。油圧の力でアームを動かし、地面の掘削や土砂などの資材の積み込みができます。狭い場所で使える「小旋回型」や、「アタッチメント」と呼ばれる部品を交換して、各種作業で使える汎用性が特徴です。 ホイールローダー 整地作業や土砂や砕石などをバケットですくってダンプトラックに積み込む作業に使われます。車輪が付いているため機動性が高く、舗装された道路や平坦な地面での作業に向いています。 モーターグレーダー 地面を平らに施工する整地作業で使われる重機です。中央にある大きなブレードで微調整しながら、滑らかな仕上がりに整えます。道路工事の仕上げ工程でよく使用されます。また、冬季では高速道路の除雪作業でも活躍する重機です。 ロードローラー 主に、整地機械で地面を均等にした後の道路舗装や地盤の締固めに使われる重機です。転圧することで路盤の強度が上がり、車両が安全に通行できる道路ができます。ロードローラーには以下のような種類があり、作業内容や路面状態に応じて選ばれます。 タンデム式(振動ローラー)前後に鉄輪を持ち、アスファルトや砂利の表面を滑らかに仕上げるために使われる。 タイヤ式(タイヤローラー)タイヤで地面を押し固めるタイプで、アスファルトの締固めによく使用される。 コンバインド式前が鉄輪、後ろがタイヤという構造で、両者の特徴を兼ね備える。 マカダム式前に1輪、後ろに2輪の鉄製ローラーを持つ。締固め性能が高く、主にアスファルト舗装や路盤の締固めで使用される。 ダンプトラック 掘削した土や砕石、廃材など、現場への資材運搬などに欠かせない運搬車両です。積載量が多く、油圧で後部の荷台を持ち上げて一気に積載物を下ろせる構造になっています。 【建築工事で使う重機】鉄骨建方・資材搬入に必要な機械を紹介 建築工事では、構造材や設備機器などの搬入や設置が頻繁に発生します。そのため、吊り上げや運搬性能に優れた重機が欠かせません。ここでは代表的な重機と現場での使い方を解説します。 トラッククレーン 車両にクレーンが装備されており、現場へ移動して重い資材を吊り上げることができます。機動力が高く、仮設現場での使用にも適しています。 ユニック車 小型のクレーン付きトラックで、資材を現場まで運び、そのまま荷下ろしもできます。狭い場所や小規模現場で便利です。 ラフタークレーン 4輪駆動で小回りが利き、段差の多い現場や狭い敷地でも活躍します。機動性と吊り上げ性能のバランスが取れた万能タイプで、狭小地や傾斜のある現場、または都市部のビル建設などでの資材運搬で重宝されます。 オールテレーンクレーン 複数の車軸を持ち、舗装路・不整地の両方で高性能を発揮します。100トン以上の吊り上げ能力を持ち、橋梁や大規模ビルの現場に導入されます。 フォークリフト 倉庫や建築資材置き場で使われる定番の重機です。パレット積みされた荷物の移動や、資材の仮置きに便利です。倉庫・仮設ヤード・工場などでも活躍し、免許取得も比較的容易なため、新人でも扱いやすい重機のひとつです。フォークリフトには以下の2種類がありそれぞれに特徴があります。 カウンター式屋外・屋内の両方で活用される。安定性が高いので重量物の運搬に適している。 リーチ式狭い倉庫内などでの利用に適しており、前後にスライドする機能付き。 【解体工事の重機】建物の構造に応じたアタッチメントと機械 解体現場は「壊す」作業だけでなく、「運ぶ」「分別する」作業まで含まれます。効率よく安全に作業を行うには、専用アタッチメントを活かした重機の活用がカギとなります。 木造・鉄骨の解体で使い分ける重機|油圧ショベルが主力 解体工事では、構造物の取り壊し、資材の分別、搬出作業が並行して進みます。そのため、多機能な油圧ショベルをベースに、用途に応じたアタッチメントを装着して使い分けます。 フォークグラップル 鋼材や木材をしっかり掴んで運ぶアタッチメントで、廃材の分別や仮置きに便利です。安全かつ迅速な作業を可能にします。 カッター 鉄骨やコンクリートを切断できる強力な刃を持ち、鉄筋コンクリート構造の解体に最適です。手作業では困難な作業を一気に進められます。 スケルトンバケット バケットの底に格子状の隙間があり、小石や土をこぼしながら大きな瓦礫だけをすくい取る仕組みです。廃材の選別や再利用のための前処理に活用されます。 【農業・林業・災害対応】工事以外の現場でも活躍する重機とは? 工事現場だけでなく、農業・林業・災害復旧など、さまざまな業種で重機は活躍しています。ここでは、現場に特化したアタッチメントを装着して働く重機の特徴と事例を紹介します。 作業用途に合わせたアタッチメント・重機が多数活躍 重機は建設現場だけでなく、農業・畜産・林業・災害復旧の現場でも重要な役割を果たします。特に近年は、作業内容に応じたアタッチメントの進化が著しく、用途の幅が広がっています。 農業|灌漑・農地造成に使える機械田畑の整地や水路の整備には、溝を掘るためのトレンチャーアタッチメント、土の選別を行うロータリーバケット、土引きや整地に便利な水平整地バケットなどのアタッチメントを装着したバックホウが使用されます。農地ごとに必要なアタッチメントを選ぶことで、効率的かつ丁寧な作業が可能です。 畜産業|飼料や糞尿の運搬処理に対応飼料の運搬や糞尿の除去には通常バケットのほかにグラップル付きホイールローダー、小型バックホウが使用されます。畜産業で使用されるホイールローダーなどの重機は、畜舎内で効率よく作業するために、小回りの利く小型機種が選ばれる傾向にあります。また、ホイールローダーや小型ショベルは、牛舎や豚舎の清掃・給餌作業でも必要とされており、衛生的な環境維持と作業の省力化に大きく貢献しています。 林業|伐倒・集材・木材運搬で使える重機山林では、傾斜やぬかるみでも安定して作業できるグラップル付きバックホウやハーベスターが活躍しています。山間部や斜面での作業に対応できるキャタピラ仕様の機体が多く見られ、伐採から積込みまで効率よく行えます。 災害現場|緊急復旧作業の要となる重機災害時には、倒壊家屋や土砂の除去、仮設道路の整備など多様なニーズが発生し、それらに対応する必要があります。また、激甚災害直後では多くの行方不明者が発生します。そのため、自治体・自衛隊・建設会社が保有する重機が連携して迅速な捜索・復旧を支えます。 倒壊建物の除去や土砂災害時の整地作業では、油圧ショベルに加えて、特殊な重機も導入されています。例えば、過去に国内の大手建機メーカーであるコマツが開発した水陸両用ブルドーザー(通称:スイブル)が東日本大震災の津波被害があった被災地(宮城県名取川閖上大橋復旧工事)に投入された事例があります。浸水地帯やぬかるみでも走行可能な性能を活かして、迅速な支援・復旧活動に大きく貢献しました。 【小型重機の活用例】ミニショベル・マイクロショベルが必要な現場 小型重機は、その取り回しやすさから都市部や個人宅の施工現場などで重宝されています。また、環境配慮型モデルも登場し、今後ますます活躍の幅が広がることが予想されます。 メリット1:狭所作業や住宅地での施工に便利小型重機は1〜3トンクラスのミニショベルを中心に、都市部の住宅街や庭先など限られたスペースでの作業に適しています。可搬性も高く、仮設現場や出張作業で重宝します。 メリット2:運搬性が高く農業・造園業にも最適2トントラックのほか、軽トラに積載して移動できる超小型機種もあるため、小規模工事や農業・造園・外構工事など複数現場を回る業者に向いています。個人での扱いやすさも魅力で、農業やガーデニング、DIYでの需要も高い機種となっています。 メリット3:電動式小型重機で環境対策も可能近年注目されているのが、電動式のミニショベルやホイールローダーです。CO2排出ゼロ・静音性・コンパクトさで、環境規制の厳しい都市部や夜間作業でも活躍が期待されます。 初心者必見!重機の選定ポイントと資格について解説 工事現場で欠かせない重機ですが、初心者にとっては「どの重機を選べばいいの?」「操作するには資格が必要?」「購入とレンタルはどっちがお得?」と、疑問が尽きないものです。 ここでは、初めて重機を扱う人や、導入を検討している方に向けて、「重機の選定ポイント」から「必要な資格」「コスト比較」までをわかりやすく解説します。 重機操作に必要な資格とは? 重機を操作するには、法律で定められた資格が必要です。重機の種類やサイズによって必要な資格も異なるため、使用目的に応じてしっかり確認しておきましょう。 重機は、種類や用途に応じて、法律で定められた資格や講習の修了が必要になります。たとえば、現場でよく見かける油圧ショベルやブルドーザーなどを運転するには、「車両系建設機械運転技能講習」を修了していることが求められます。 この講習は、厚生労働省に認定された教習所などで受けることができ、学科と実技の両方があります。期間はおおむね3〜4日ほどで、費用は3万円から6万円程度が一般的です。すでにフォークリフトなど別の技能講習を受けている人は、講習時間が短縮されることもあります。 また、比較的小型の重機(機体重量3トン未満)であれば、「特別教育」という、より簡易な講習で操作可能になるケースもあります。これは1〜2日で修了でき、費用も1万円台と比較的リーズナブルです。 ほかにも、高所で作業するための高所作業車や、不整地を走行するクローラーダンプなど、それぞれに応じた技能講習があります。どの資格が必要かは、扱いたい重機の種類や現場の用途によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。 代表的な重機資格一覧 資格名 操作できる重機 取得方法 車両系建設機械運転技能講習(整地・運搬・積込み・掘削用) 油圧ショベル、ブルドーザーなど 教習所で講習を受講(学科+実技) 小型車両系建設機械特別教育 機体重量3t未満の建設機械 企業内講習や民間講習機関 不整地運搬車運転技能講習 クローラーダンプなど 教習所で講習受講 フォークリフト運転技能講習 倉庫作業用フォークリフト 全国の教習所で取得可能 高所作業車運転技能講習 作業床が2m以上の高所作業車 高所作業車用の講習受講が必要 ■資格取得の所要時間と費用目安 技能講習(車利用系建設機械など):3~4日、費用は約3万~6万円 特別講習(小型重機など):1~2日、費用は約1万~3万円 会社によっては、社員に資格を取らせるための補助制度や、資格手当が出る場合もあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。 レンタルと購入、コスト面での比較 重機を導入する際、多くの人が悩むのが「レンタルすべきか、購入すべきか」という点です。それぞれのメリット・デメリットを把握し、作業内容や使用頻度に合った選択をすることが重要です。 重機レンタルのメリット・デメリット メリット 初期費用を大幅に抑えられる。 必要なときだけ借りられるため、保管・維持コストが不要。 最新機種を使える場合も多い。 故障時のメンテナンス対応もレンタル会社が行ってくれる。 デメリット 長期利用になるとコストがかさむ。 繁忙期には希望機種が借りられない可能性がある。 使用頻度が高いとレンタル費が割高になるケースも。 重機購入のメリット・デメリット メリット 長期使用する場合はレンタルよりもコストが安くなる。 自社でいつでも使えるため、計画的な工期管理が可能。 中古市場での売却やリース転用もできる。 デメリット 高額な初期投資(数百万円〜数千万円)。 維持費(保険、車検、修理、保管スペース)が必要。 法改正や排ガス規制で旧型が使いにくくなるリスク。 【ケース別】購入とレンタルではどっちを選ぶべき? 初めて重機を導入する場合は、まずレンタルで必要な重機を試し、使用頻度や現場のニーズを見極めたうえで、購入を検討するという流れが理想的です。 とくに、1つの現場だけで使いたい、数週間だけ必要、といった場合には、迷わずレンタルを選ぶのがおすすめです。 逆に、毎月のように重機を使うような自社施工の会社であれば、中古の重機を購入して運用コストを抑えるという選択肢もあります。 最近では、品質の良い中古重機やリース契約付きの販売も増えてきているため、現場のスタイルに合わせた柔軟な選択が可能になっています。 まとめ 重機は用途に応じて様々なタイプがあり、それぞれの特性を活かして使い分けることで、安全で効率的な作業が実現できます。重機の選定は作業の成否を分ける重要なポイントです。 「なぜこの重機が使われているのか?」を意識して観察することが、現場で視野を広げる第一歩になります。 ←【中古重機】の販売はこちらから

    #規格#資格#種類

    2025/06/27

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