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フォークグラブ(ハサミ)の取り付け方法について

アタッチメント

2022/06/03

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フォークグラブ(ハサミ)の取り付け方法について

 急速に冷え込む今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 まだまだコロナが猛威を振るう中さらに乾燥と寒さが追い打ちをかけ、どうしても体調を崩し易い時期ですので、健康の維持には気を付けていきたいものですね。



 さて今回はトクワールドで行っている整備作業の一部をお見せしたいと思います。どのような作業かといいますと、
フォークグラブ(ハサミ)の取付作業です。


          ↑今回はこちらのフォークを取り付けていきます



事前準備


 ユンボにアタッチメントを取り付けるには、ユンボアームの幅とボス径・シリンダーロッドの幅とボス径、アタッチメント取り付け側の幅と径 これらのサイズを調べて、ユンボの機種ごとに適合するアタッチメントを選びます

                    ↑同じくらいのサイズのユンボでも、メーカーや機種ごとにこれらのサイズが違う



いざ取り付け


 大抵のアタッチメントは、いろいろな機種にも取り付けられるように、幅も径も余裕をもった設計がなされています。そのため取付の際にブッシュカラーといった隙間を埋めるパーツが必要になります


          ↑ブッシュ:径を合わせるパーツで、潤滑用のグリス穴がある

          ↑カラー:ロッドとフォークの間の隙間を埋めて、ガタつきを抑える 下のボルトとナットは後述

         ↑大分余裕を持ったサイズになっているため、このままユンボに取り付けてもガタガタで使い物にならない

          ↑ブッシュを付けることでぴったりとフィットする



まずはロッドから


 まずフォーク上部のボスとロッドを合わせます。
 その際にアーム・ロッド・取り付け箇所の中心が一致するように合わせなければ、ピンがスムーズに入らないので、細かく調整しながら作業します 
 その状態でピンを差し込み半固定にしたら、今度はフォークの向きとアームの向きが合うように微調整していきます。

          ↑ピンが真っすぐ通るように、Iリンク・フォーク・ロッドの位置を合わせる

          ↑空いた隙間にカラーを差し込む

          ↑この穴に先ほどのボルトを通してナットで固定する

          ↑どうしても振動を受けて緩みやすい部分なので、ダブルナットでしっかりと固定する

          ↑ロッド側取り付け完了



次にアーム側


 ロッド側の取付が終わったら、今度はアーム側の取り付けです。
 ゆっくりとフォークを持ち上げてアーム先とフォークの取り付けポイントを合わせていきます。
 ケガをしないように注意しながら慎重に作業を進めていきます。

          ↑慎重にアームを持ち上げていく

          ↑運転席からでは見えないので、横からきちんと目視で調整する

          ↑位置が揃ったらピンを差して固定する

          ↑ボルト穴もキチンと揃えて差し込む

          ↑勿論グリスを塗ってから

          ↑取り付け完了したら動作チェック 異音や引っ掛かりが無いか確認



 いかがでしたか?
 トクワールドでは豊富なアタッチメント在庫に加え、それぞれの機種に合ったピンブッシュを取り揃えていますので、お困りごとがございましたら是非ご連絡ください。


補足



          ↑可動部分にはグリスニップルが付いている 定期的にグリスアップすることで摩耗や焼き付きを防ぐことが出来る

          ↑解体用の羽:柱に引っ掛けてから引き抜くことで折ることができる フォークが壊れないように補強材が入れてある
           このようなアタッチメントの改造もトクワールドで施工が可能
    
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    2022/04/21

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