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お庭の水捌けトラブル解決法!ユンボがあれば自分でもできる暗渠排水工事

ユンボ

2022/06/28

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お庭の水捌けトラブル解決法!ユンボがあれば自分でもできる暗渠排水工事

工事現場で活躍するバックホー(ユンボ)をDIYでも活用

コロナ禍になり、外出の自粛やテレワークが普及するなど私たちのライフスタイルは一変しました。

特に家の中にいる時間が増えたことで「DIY」がかつてない盛り上がりを見せています。

過去に何度も人気を見せてきたDIYブームですが、今回は巣篭もり需要の増加によって「第4次DIYブーム」が到来しているようです。

日本では自分で何か作ったり修理したりする意味で使われ、日曜大工として認識されていますが、DIYという言葉は「Do it yourself」の略語です。

直訳すると「自分自身でやる」という意味で、「自ら行う」ことを生活の基本姿勢にする精神を意味しています。

合理的に考えれば、DIYより既製品を買ったり業者に依頼したりする方が早いかつ楽ですし、場合によっては安上がりだったりもします。

しかし、自分で作業して作る楽しさや完成した時の達成感や経験は、お金では買えない貴重なものですよね。

DIYブームで最も追い風を受けたホームセンター業界ですが、これまでの販売ターゲットはあくまでプロでした。

最近では DIY初心者向けの商品を揃えていることが多く、店内に工房を設置しワークショップを行うなど消費者獲得に力を入れています。

そのためか少し前のハードルが高そうなイメージとは一変して、DIYは気軽に始められるものに変化しました。

お金を払って他人に頼らず、自分で成し遂げるというDIYスタイルは今や生活のひとつとしてすっかり定着しているように見えます。
奥が深いDIYですが、上級者にもなると様々な工作器具や器材を揃え、なんでも自分で作ってしまいます。

特にユンボなどの操縦資格を持っている人は、重機を使って造園や古屋を建てるなどDIYの幅が大きく広がります!

せっかくの資格をもっと活用してみませんか?

今回は水捌けトラブルとバックホー(ユンボ)があれば自分でも作業できる「暗渠排水工事」について解説します。

土木用語:「暗渠排水」とは

用水路や川など目に見える水路を「明渠(めいきょ)」、地中にパイプを埋設したり蓋をかけたりした目に見えない水路を「暗渠(あんきょ)」と言います。

暗渠排水とは、地下停留水を排除するために、水が通る管を一定間隔で埋める技術のことです。

暗渠排水の技術は「農業土木」の分野において発展・改良されてきました。

農業において暗渠排水は、良質な土壌作りと作物の生育には重要な設備です。普段あまり意識することはないですが、水捌けが悪かったり、水位が高くぬかるみがちな場所や農地の下には見えない水管が埋められています。

特に、北海道はもともと泥炭地が多く、とても軟弱で崩れやすく厄介な地質でした。たびたび人々を悩ませました。

泥炭地とは、気温が低く植物が完全に分解されずにできた土のことを泥炭と言い、泥炭が積み重なってできた土地のことです。

泥炭は多くの水分を含み、重いものが載ったり、乾燥したりすると沈下してしまう性質(乾燥収縮)を持っており、冬は土が凍結・膨張して、これに水を含むと法面が崩れてしまうこともあります。

北方開拓のために開拓使が来道した明治初期に導入されて以降、現代に至るまで、北海道の開拓は暗渠排水と共にあったと言われています。

庭の水はけが悪い原因と簡単にできる対策

大雨が降るたびに、せっかくの庭がぐちゃぐちゃになったり、大きな水溜りができてしまうという悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

庭でガーデニングや家庭菜園をされている方は、植物の生育に関わる水捌け問題は一刻も早く解決したい事と思います。

対策としては、土をアスファルトで固めたり、カーポートへのリフォームを検討されている方もいると思います。しかし、大掛かりな工事をする前に自分でもできる対策があります。

家周りにおける水はけの悪さを改善するには、自宅の庭がどのような状態なのか理解しておく必要が大切です。

工事を行う工務店などの業者も、施工前に原因を探るところから始めます。

原因のうち多いのは、土地の地質自体の問題と地面に勾配が付いていない場合です。

地質が悪い場合

よくあるのが、昔は田んぼや河川の場合です。土の保水性が高く質のよくない土が原因で水捌けが悪くなっています。

ほかに考えられるのは、土が粘土質のため、水が浸透しないという場合もあります。

粘土質の土は粒子が非常に細かく地面に浸透しづらいです。そのため地面の浸透よりも、蒸発してなくなっていくのを待ちます。

この場合は、暗渠を埋めても水が浸透しないため、庭の土を総入れ替えすることを検討する必要があります。

勾配がついていない場合

平坦な土地に雨が降ると、雨水は流れることなくその場に留まります。

この雨水を排水するために「水勾配」という傾斜をとります。分譲地の場合は、造成地として整備された土地が平らになったまま家が立っている場合があり、水勾配がついていない事があります。

また、新築の住宅に多いのが、ガレージなどは水勾配が取られているが、庭の水勾配までは取られていないということです。

水勾配や水を流すための側溝などの排水設備がない場合、水捌けが悪いだけではなく、カビや悪臭の要因にもなることがありこちらも庭の土を総入れ替えすることを検討する必要があります。

地面に窪んでいる箇所がある

擁壁やブロック塀周りは土を掘り起こして埋め戻してある箇所になります。そのため、水溜りができやすいです。

擁壁やブロック塀を建てる際は一度土を掘り起こします。掘り起こした土は柔らかくなり、空気の入りやすい状態となります。

そして、擁壁やブロック塀が立った後にそのほぐれた土を使い埋め戻しますが、しばらく経って雨が降ると上からの重みで空気の層が徐々に沈んでいきます。

これが凸凹や水溜りの原因になります。

この場合は、さらに盛り土をする必要があります。

軽度の問題であればDIYで対策できる

水溜りやぬかるみがそれほどひどくない場合は、砕石を敷くことにより改善する場合があります。

水捌けを良くする効果はありませんが、砕石によって地面が沈みにくくなり、泥の上を歩かないので靴が汚れることもありません。

さらに、雑草が生えにくいメリットもありますが、これでは長期的な改善効果は見込めず、根本的な解決にはなりません。

水捌けを解消するには、地面の表面に勾配や側溝を作って雨水を排泄する表面排水などの方法があります。今回はユンボの操縦資格が活かせる「暗渠排水」による改善方法を解説します。

お庭に芝生を敷きたいという場合は、せっかくの芝生が水はけの悪さで根腐れしてしまわないためにも暗渠を設置することはおすすめです。

土壌改良をするため、土を掘り起こしますが、人力はせいぜい30cmくらいです。しかし、狭い場所での作業に特化した機械「ミニユンボ(豆ユンボ)」を使用すれば作業効率がアップします。

自宅の庭や敷地にユンボが侵入可能か、機械で作業ができる十分な広さかを確認します。

3t未満の小型ユンボは小型車両系建設機械の資格で操作することができます。

ユンボと聞くとハードルが高いように思われますが、資格自体は手軽に受講でき、誰でも簡単に取得することができるので一般の方にもおすすめです。

ユンボの資格に関する情報は別記事がありますので興味がある方がご覧ください。

大きい規模でガーデニングや家庭菜園、DIYなどを趣味で行っている方は中古のミニユンボやマイクロショベルの購入を検討してみてはいかがでしょうか?

一家に一台あれば、今回紹介する暗渠排水工事以外にもいろいろな用途があります。

業者に高額な費用を出して施工してもらうよりも、自分で作業するのも楽しみの1つと思います。

例えば、庭の土入れ替えは業者に依頼した場合は、運搬、残土処理、整地など諸々の費用も含めるとかなり高額になる場合があります。

全て個人で手配し、所有しているユンボで入れ替え作業ができればかなりの費用を抑えることも可能です。

暗渠パイプを設置して排水問題改善!暗渠工事方法

暗渠排水工事は一見難しそうな作業に見えますが、DIY感覚で個人でも意外と簡単に行えてしまいます。

施工に必要な道具と材料は暗渠排水管、透水シート、6号砕石、剣スコップ、角スコップ、ガムテープ、水平器です。

全てホームセンターで入手可能です。暗渠排水管や透水シートは種類や長さにもよりますが、約1000〜4000円程で購入できます。

そして、砕石は水はけに優れるS-13(6号砕石)を使用するのがおすすめです。
大きさは5mm〜13mmとかなり小さめの砕石で、一般的に砂利と呼ばれます。

こちらもホームセンターで20kgあたり200円〜300円辺りで袋売りされています。バケツ数配分の量でしたら問題ありませんが、もし庭が広く立米単位で買う必要があるのでしたら建材屋さんで買う方がお得かもしれません。

ホームセンターで大量に砕石を購入し自宅まで運んでもらう場合、目安として2t車一台分で見ると送料込みで1万円前後ほど費用がかかります。

暗渠工事の作業手順

1、ミニユンボ(豆ユンボ)で土を掘削して溝を掘り、底面も排水方向へ勾配をつけながら平らにします。
(深さ50cm、水勾配1%が目安です。)

掘った後の土は柔らかいので、足でしっかり踏み固め、さらにミニユンボ(豆ユンボ)で押し固めます。そして、水平器を使い勾配を見ながら行います。パイプだけで勾配を取ろうとすると、後で失敗するので初めが肝心です。

2、溝の中に透水シートと砕石を敷き、暗渠パイプを設置していきます。

透水シートは水を通し、土は通さないので暗渠パイプの目詰まり防止に最適です。
さらに溝の壁が崩れるのを防ぐ役割もあります。

そして、シートの上に砕石を敷きます。
砕石だけでは排水のスピードが遅くなってしまいます。砕石中に空洞を作って水の通りを良くするために、暗渠パイプを設置します。

パイプを設置する際も、水平器でパイプの勾配を見て調節しながら行ってください。

3、パイプ被せ透水シートで囲む

暗渠パイプの位置と勾配がずれないように砕石を入れていきます。

集水マスに暗渠パイプを接続する際は、マスにドリルで穴を開けてパイプを繋ぎ、継ぎ目の周囲をモルタルで固めます。

砕石でパイプが隠れたら、パイプと砕石を透水シートで囲み、ガムテープで止めます。
これで、透水シートの内部に土が流入することは無くなります。

4、埋め戻して完成

再び機械を使い埋め戻を行います。
埋め戻しの際、恐らく残土が発生してしまうのでどうするのか処理方法なども検討しておいてください。

ユンボのバケットやブレードを使って軽く整地し、仕上げにスコップで平らに均します。
足でしっかり踏み固めてその後、ミニユンボ(豆ユンボ)で押し固めます。そして施工完了となります。

※ 作業の注意点

ユンボで庭を掘削する際は、地面に水道管などが無いか注意して行ってください。
また、騒音トラブルにもならないよう近所への声かけなど配慮も忘れないようにしましょう。

特に勾配はしっかり確認してください。勾配がデタラメだと暗渠の機能を果たさないので、作業の合間に水平器を当てて細かく確認することが大事です。

配管職人用の水平器があると勾配が取りやすく、効率が上がるのでおすすめです。

そして、作業するときは申し訳ありませんが、自己責任でお願いします。

まとめ

暗渠排水工事|まとめ
暗渠排水と聞いてその存在を知らなかった方もいると思います。

暗渠排水は先人が生み出した画期的な排水技術であり、古くから農業や土木で利用されてきました。

暗渠工事は材料や資材もホームセンターなどで調達できることから、DIYとして自分でも施工が可能で、工法も特別な技術が必要なわけでなく至ってシンプルなのことがメリットです。

広い面積に暗渠排水管を埋設するには、重機の力「ミニユンボ(豆ユンボ)」を使うほうが早いです。

暗渠排水の工事は、自分で行うことで安価で済ませることができます。

ユンボを個人所有していることが多い農家などは、管理している圃場の暗渠設置を広範囲に渡り、自分で行う人も多いほど工法自体は簡単なので是非チャレンジしてみてください。

作業は、自己責任でお願いします。
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軽トラの荷台に積む貨物のサイズ、重量は安全のため道路交通法によって、長さが「車両の長さ+車両の長さの10%を超えたものを含まない」、高さが「地面から2.500mまで」、幅が「車両の幅を超えない」と定められています。 最大積載量は350kgですので他の軽自動車と比べると、たくさんの荷物を運ぶことができます。 田舎では軽トラで一袋20kgの肥料を50袋くらい積載していたり、高く稲俵を積み上げて走行している姿を見ますが、ブレーキやカーブが効かなくなるので危険です。 道路交通法が適用されるのは公道の場合で個人の敷地である場所は適用外ですが、荷重積載による事故も発生しているので、敷地内走行だとしても過積載は避けたほうがいいです。 結論は、道路交通法の定める範囲の「積載寸法」「積載重量」のユンボであれば軽トラにも積載可能ということになります。 軽トラックに積載できるミニユンボ(ミニバックホー) 軽トラにユンボを積載できるかどうかは、機械の重量による部分が多くを占めます。 高さと長さに関しては、ミニユンボを乗せる分にはまったく問題がないのですが、350kgを超えるユンボですと積載することはできません。 注意しなければいけないのが、ユンボの機械総重量が道路交通法で定める重量の350kgとしても、バケットなどを含めたらそれを超えてしまう場合があります。 積み下ろしに必要なアユミ板や予備の燃料などを一緒に運ぶと積載量をオーバーしてしまうので、軽トラに積載できるユンボの重量は最高でも340kgを基準に考えると良いでしょう。 ミニユンボの中でも小型で、軽トラに積載可能な重量300kgクラスのユンボもメーカーから開発されています。 その小ささからマイクロユンボやマイクロショベルとも呼ばれ、通常のユンボよりもコンパクトで使い勝手が良さそうですが、他の重機と同様に免許と資格がなければ私有地以外での運転はできませんのでご注意ください。 しかし、軽トラに積載可能な重量350kg以下のマイクロユンボを製造しているのは現在コマツのみで、世界最小級のミニショベルと言われる「PC01-1 マイクロショベル」が該当します。 コマツPC01-1 マイクロショベルの機械質量は300kgで、これは機械の質量にプラスして水やオイルといった油脂類や燃料も満タンにした質量、そして作業に必要な作業装置、装備、付属工具の質量を含んだものです。 つまり運転や作業ができる状態での重さということです。 バケット容量は0.008m3で、定格出力は2.6kwとなっています。 重量的にも軽トラでの運搬が可能な規格になっており、ミニマムなボディでも建機並みのパワーと、全幅580mmというコンパクトさで、塀と民家の間などの狭い場所や細かい作業も可能です。 乗り心地もまるでスクーター感覚で、全旋回とブームスイング式で溝掘作業も簡単で行えるほか、埋め戻しや整地作業もできるブレードを装備しているなど、ユンボとしては必要な性能を備えています。 新車価格は150万円程で、中古で約80〜100万円くらいが相場です。(2024年10月現在 トクワールド調べ) かつてはコベルコのSSシリーズやヤンマーのてんとう虫など、各メーカーからコンパクトで軽トラの積載重量をクリアしているマイクロユンボの生産がされていました。 数十年前に生産が終了した重量340kgのコベルコSS1はかなり古い機械ですが、今でも人気があります。 ちなみにSS1よりもさらに小型なSS2/1というのも存在します。 中古のマイクロユンボを購入する際の注意ですが、先ほど紹介したコマツPC01-1以外の機械は既に生産が終了していることもあり、専用部品も当然ながら在庫がありません。 年式が古い中古マイクロユンボは、修理の際は代替えできるパーツを流用するなどの工夫や施工が必要かと思います。 SS1の場合は、コベルコ営業所によると汎用部品があり、取扱説明書もコピーなら提供していただけるようです。 300kgほどの超小型ミニショベルでしたら、庭で畑やガーデニング、造園をやっている家庭での需要も高いです。 軽トラを中古購入する際のメリット・選ぶ際の注意点 軽トラの購入を考えた際、新車と中古車のどちらがいいでしょう。 新車の軽トラは普通乗用車のように割引キャンペーンの対象になることが少ないため価格が高くなりがちです。さらに受注生産なので納車まで時間がかかります。 新車購入だと自分好みのメーカーオプションが付けられたり、耐用年数が長い点がメリットですが、乗り方や整備状況にもよって車の寿命は異なるので、中古車でも長く使用できる車もあります。 低価格で買い求めることが中古車の最大なメリットです。しかし、車体の整備状況によって購入時の状態に違いがあるので、信頼できる中古車販売店で購入するすることがおすすめです。 軽トラは本来、悪路などでの運搬を目的として製造されているので、すぐ故障しないように装備や構造はシンプルな作りになっていることが多いです。 そのため加工がしやすく軽トラのカスタムパーツなども多くあるので、購入後に外装やボディーカラーを変更するなど、自分好みにカスタムできます。 中古車で購入すれば初期費用が安く済み、その分カスタムにお金をかけることができます。 車体をカスタムする前提なら中古車で安く購入するというのもひとつの選択肢になります。 軽トラックの選び方 一見どれも同じように見える軽トラックですが、用途により選ぶ際のポイントがたくさんあります。 例えば駆動方式で言うと、農業や林業、工事などで日常的に悪路を走ることが多いのであれば4WDがおすすめです。 舗装されていない田舎道や田んぼの畦道、坂の多い道でも滑りにくく安定した走行ができ、パワフルな走破性により、柔らかい土の上や雪道でもある程度でしたら走行可能です。 4WDの軽トラックは、2WDと切り替えができることができる「パートタイム4WD」という機能を搭載している車両がほとんどです。しかし、車体価格が上がり、2WDと比べると若干ですが燃費の悪いことがあります。 悪路を走るならMT車一択ですが、多くの軽トラックはMT車仕様です。 AT車と比べると価格が安いだけではなく、ぬかるんだ道や坂道などの走行環境やハードな走り方をするのであれば、状況に応じたギア選択をすることで効率の良い運転をすることができます。 軽トラックの所有や悪路運転をするような仕事の場合はMT免許の取得を視野に入れた方がいいと思います。 舗装路面を走ることが多いのならば低燃費でハンドリングも快適な2WDタイプがおすすめです。 2WD車の場合は、FR(フロントエンジンリアドライブ)とMR(ミッドシップエンジンリアドライブ)があり、ほとんどの軽トラではFR方式が採用されています。 普通自動車は主にFF仕様といわれる前輪が駆動するタイプですが、トラックや軽バンは基本的にFRという後輪駆動になっています。 これは、荷台のスペースを確保するために運転席の下にエンジンスペースを設けていることや、荷台に荷物を乗せて走ることがあらかじめ想定されているため、その重量がかかる後輪タイヤを駆動させることによって、より地面との摩擦力を高めていることが理由です。 さらにFFよりも小回りが効きやすく、雪道にも強いというメリットがあります。 MR駆動方式の軽トラは珍しいですが、FRとの大きな違いはエンジンが後部付近にあること。 そのため、ウエイトバランスがほぼ中心に集まるので、前輪と後輪の役割分担が行われ効率的かつ、特定のタイヤが過度に摩耗しないといった特徴があります。 車体前部にエンジンを載せているFRと比べ運動性能やコントロール性が良いので、カーブもスムーズに曲がれます。 MRを採用している軽トラは、静寂性の高さや車体後部に重量物であるエンジンが搭載されているので、空荷でも後輪に摩擦がかかりやすく安定した走行ができるというのもメリット。 デメリットとしては車内の居住性やトランクが狭くなってしまうこと、整備性の悪さがネックです。 MRは主にスポーツカーを中心に採用されていることもあり、高い運動性能を誇ることから細くてカーブが多い道などでその走行性能を発揮するでしょう。 比較的、長距離や馬力を必要とした運転をしないという方はAT車、またはAGS車という選択も良いです。 MT車のようにクラッチやシフトレバーの操作の必要がないので、運転に自信がない方や長距離などを楽に運転したい方におすすめです。 最近では、低燃費でMT車に近い性能を発揮できる4速タイプのAT車や、5MTをベースにクラッチやシフト操作を自動でおこなってくれるというAGSというタイプも登場しています。 MT車の性能が欲しいけどAT限定の免許しか持ってないので運転できないという方は是非チェックしてみてください。 軽トラ選びの際は荷台の乗せやすさや、広さにも確認してください。 荷物の積み下ろしが多い使用であれば、なるべく荷台が長く、低いものが理想です。 どれも同じように思えますが、わずかな差が積み下ろし作業のしやすさに影響するので、実物を見て判断してからの購入をおすすめします。 また、荷物を縛着する際にロープをかけるフックがついているタイプであると便利です。 まとめ軽トラに乗せられるユンボ|まとめ 工事現場のみならず、農業を始めとしたあらゆる場面でユンボや軽トラが活躍しているのがわかったかと思います。 特に軽トラに積載できるユンボについて、法令面や重量について解説しました。 軽トラに積載可能なユンボは、コマツのマイクロショベルが現在で唯一製造している機械となっていますが、中古市場には積載可能な機械が多く出店されているという結果です。 軽トラに積載できるユンボのことについて参考になれば幸いです。 ←軽トラックに乗せれる1t未満の【中古ミニユンボ】はこちらで販売中です!

    #ユンボ#油圧ショベル#バックホー#軽トラ

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    クレーン機能付きバックホウ 工事関係者であれば、バックホウで資材や器材を吊って運搬している光景はしばしば目にすることかと思います。 建設機械の多機能化が進む中で、現在のバックホウは、アーム、バケットを利用したクレーン機能搭載の機種がメジャーです。1台で2荷役の作業ができるクレーン機能付きバックホウは、その利便性から多くの作業現場で普及しています。 しかし、クレーン機能付きバックホウで作業するにはクレーンの資格も合わせて保有していなければなりません。 本記事では、クレーン機能付きバックホウや操作に必要な資格、レンタルのメリットについてご紹介します。 【この記事でわかること】 ・クレーン機能付きバックホウに必要な資格 ・クレーン機能付きバックホウとは ・クレーン機能付きバックホウをオペレーター付きでレンタルするメリット クレーン機能付きバックホウは目的に あった資格が必要 まず、知っておかなければいけないのが、クレーン機能付バックホウで吊り作業を行うには、車両系建設機械の資格以外にも「クレーン資格」や「玉掛け」の資格も必要ということです。 クレーン機能付きバックホウは、法令上では移動式クレーンとして認められています。 そのため、クレーン機能を使用して作業を行うには、次のような資格が必要です。 ・移動式クレーン運転士免許 ・小型移動式クレーン運転技能講習(5t未満) ・移動式クレーン運転の業務に係る特別教育(1t未満) ・玉掛け特別教育(1t以上) ・玉掛け技能講習(1t未満) ただし、これらすべての資格が必要というわけではなく、操作するクレーン機能付きバックホウの吊り上げ荷重に適した資格を取得することで作業が可能です。 また、車両系建設機械を掘削作業などの用途で作業を行う場合は、その用途・機体質量に応じて、「車両系建設機械運転技能講習修了者」または、「車両系建設機械の運転の業務に関する安全のための特別教育」を受講しなければなりません。 クレーン操作を行う場合は、玉掛けの資格は不要ですが、建設現場での需要が高いため取得しておくことを推奨します。 移動式クレーン運転士免許 この資格は、吊り上げ荷重が5t以上の移動式クレーンを運転する際に必要です。この免許を持つことで、あらゆる移動式クレーンの操作が可能となり、キャリアアップにもつながります。 ・内容: 学科試験・実技試験 ・費用: 約13万円 ・期間: 4~6日間 通常、クレーン機能付きバックホウの吊り上げ荷重は5t未満で開発されています。そのため、今後さらに大型のクレーンを操作する予定がない場合は、次の「小型移動式クレーン運転技能講習」を検討すると良いでしょう。 2024年11月 トクワールド調べ 小型移動式クレーン運転技能講習 この講習は、吊り上げ荷重が5t未満の移動式クレーンを操作するために必要な資格です。 多くの現場で利用される「0.45m3クラス」や「0.7m3クラス」のクレーン機能付きバックホウは、吊り上げ荷重が1.5〜3t程度となっています。そのため、この講習を受講することで、クレーン機能付きバックホウの操作が可能となります。 ・内容: 学科試験・実技試験 ・費用: 約3万円 ・期間: 2~3日間 この講習は試験合格が不要で、講習を受講すれば技能講習修了証が発行されます。費用と講習期間が少なく、短時間で資格を取得したい方におすすめです。 2024年11月 トクワールド調べ 移動式クレーン運転の業務に係る特別教育 この教育は、吊り上げ荷重が1t未満の移動式クレーンを操作する際に必要な資格です。 「0.2m3クラス」のクレーン機能付きバックホウの吊り上げ荷重は1t未満が一般的です。そのため、この特別教育を受講すれば操作が可能です。 ・内容: 学科試験・実技試験 ・費用: 約2万円 ・期間: 2日間 小規模な現場工事を担当する方にはこの資格が推奨されますが、1t未満の荷重では大規模な現場では物足りない場合があります。 2024年11月 トクワールド調べ 玉掛け特別教育 吊り上げ荷重が1t未満のクレーンで玉掛け作業を行うための資格です。この資格は「移動式クレーン運転の業務に係る特別教育」と組み合わせて使用することができます。 ・内容: 学科試験・実技試験 ・費用: 約2万円 ・期間: 2日間 他に玉掛け作業員がいる場合は、この資格が不要になることもありますが、現場でのスキル向上のため取得しておくことをおすすめします。 2024年11月 トクワールド調べ 玉掛け技能講習 この講習は、吊り上げ荷重が1t以上のクレーンで玉掛け作業を行う際に必要な資格です。この資格を取得すれば、すべての玉掛け作業を行うことができます。 ・内容: 学科試験・実技試験 ・費用: 約3万円 ・期間: 2~3日間 クレーン操作に必要な資格を取得する際には、特別教育よりも「玉掛け技能講習」を選択することをお勧めします。 2024年11月 トクワールド調べ そもそもクレーン機能付きバックホウとは? クレーン機能が備わっているバックホウをクレーン機能付きバックホウと言い、法令上では移動式クレーンとして認められています。 本来、バックホウは地面を掘削するための機械であり、荷を吊るなどのクレーン作業は「用途外」の使用です。 しかし、インフラの普及に伴い、上下水道や電気・ガスの工事現場では、物をつり上げる作業が頻繁に必要とされ、そのたびに移動式クレーンを使うのは不効率でした。その結果、現場での、事故が多発したことを受け、1992年(平成4年)に「労働安全衛生規則第164条」が改正されます。 改正後は、特定の条件下で安全措置を講じれば、車両系建設機械でのつり上げ作業が認められるようになりました。つまり、規格を満たしたクレーン機能付きバックホウであれば、吊り荷作業を行うことができるのです。 昨今出回っているバックホウの殆どが、クレーン機能付きの機種といっても過言ではなく、1台で「掘る・吊る・埋める」の3つの機能を実現できる機械として需要があります。 また、管の埋設工事、上下水道の整備、道路工事における側溝の設置、河川工事など、多様な現場での吊り作業で活躍します。 【クレーン機能付きバックホウの主な特徴】 ・荷を吊り上げ、運搬を行うことができる。 ・振れや転倒を防止する安全対策が施されている。 規格を満たした移動式クレーン クレーン機能付きバックホウは、「移動式クレーン構造規格」および「クレーン等安全規則」に適合した構造と安全機能が備えてあります。また、クレーン作業を安全に行うため、JCA(日本クレーン協会)規格に適合した負荷制限装置をはじめ、さまざまな安全装置が充実している機種が多いです。 作業装置であるアームやバケットには、特定の要件を満たす吊り上げ用具が取り付けられています。 クレーン機能付きバックホウはオペレーター付きレンタルがおすすめ クレーン機能付きバックホウを個人で使用する際は、効率と安全性を最大限に確保するため、オペレーター付きの重機レンタルを選ぶのもひとつの方法でしょう。 また、車両系建設機械(バックホウ)の資格は持っているけど、クレーンの資格が未取得状態である場合は、せっかくのクレーン機能も無駄になります。そのような場合でもオペレーター付きの重機レンタルがおすすめです。 【オペレーター付きの重機レンタルはこんな方におすすめ】 ・庭石の撤去作業がしたいが、塀や電線の上からしかバックホウで庭石が吊れない。 ・クレーン機能付きバックホウを使いたいが資格未取得のため操作ができない。 ・資格はあるがバックホウやクレーン機能の操作に慣れていない。 重機をオペレーター付きでレンタルするメリット クレーン機能付きバックホウは、通常のバックホウと勝手が違う部分もあります。 また、運転者は、クレーン作業を行う際には通常のショベル作業とは異なる操作が求められるため、特に注意深く操作し、誤操作を防ぐように努めなければいけません。 【クレーン機能付きバックホウを操作するときの安全事項】 ・仕様で定められた荷重を超える荷物は、絶対に吊り上げないこと。 ・油圧ショベルの旋回速度が速いため、エンジンの回転速度を低く設定し、作業切換装置が備わっている機械では低速に切り替えて作業を行う。 ・合図者や玉掛作業者など関係する作業者との連携を密にし、指名された合図者が出す指示以外では運転しないように注意する。 ・地盤の状況や周辺設備、関係作業者など周囲の安全確認を徹底する。 ・取扱説明書を熟読し、正しい運転操作と日常点検を欠かさず実施すること。 このように、クレーン機能付きバックホウの使用では留意点が多くあるため、安全かつ効率的な作業を行うには、熟練のオペレーターによる操作が大切です。 また、オペレーター付きで重機をレンタルすると以下のようなメリットもあります。 プロの技術と経験を活用できる オペレーター付きの重機レンタルでは、経験豊富なプロのオペレーターが作業を行います。これにより、操作ミスによる事故や機械の損傷のリスクを大幅に減らすことが可能です。 バックホウやクレーンの操作は熟練を必要とする作業であり、特に複雑な地形や狭いスペースでの作業では、オペレーターのスキルが効率性と安全性に直結します。 時間とコストの削減 熟練したオペレーターが担当することで、作業のスピードが向上し、作業完了までの時間を短縮できます。 効率的な作業は、燃料費やその他の運用コストの削減にもつながるほか、操作ミスによる機械の故障や現場での事故を防ぐことで、修理費用のコストも削減できます 資格取得が不要 クレーン機能付きバックホウの操作にはバックホウを操作するための資格と運転免許だけでなく、クレーンの免許も必要です。オペレーター付きでレンタルすることで、これらの資格を取得する手間や費用が浮くことになります。 まとめ クレーン機能付きバックホウは、その利便性から作業現場での利用がますます増加しています。車両系建設機械の資格だけでなく、移動式クレーンの資格も合わせて取得しておくことで、現場で行える作業の幅が増え、キャリアアップにも繋がるでしょう。 ←【バックホー】を探すならトクワールド!

    #ユンボ#免許#レンタル#バックホウ

    2024/11/21

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  • ユンボの整地作業のコツがわかる!操作に必要な資格も詳しく紹介!
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    ユンボの整地作業のコツがわかる!操作に必要な資格も詳しく紹介!

    ユンボの整地作業のコツがわかる!操作に必要な資格も詳しく紹介! 目次 整地とは 整地作業の手順 ユンボの基本の操作方法 ユンボの基本構造 ユンボの基本の操作 ユンボのパターン別操作 ユンボの操作方法のコツ アームとブームを操作するコツ ブレードとクローラーを操作するコツ ユンボの操作・運転に必要な資格・免許 まとめ ユンボは、非常に使い勝手の良い重機です。土地の掘削やダンプへの土砂の積込作業はもちろん、アタッチメントを交換すれば、解体や杭打ち、除雪作業にも使える優れものです。 このように汎用性の高いユンボが得意とする作業の一つに整地作業があります。 整地とは、手を加えられていないでこぼこの土地を、不要物を撤去処分してフラットな土地に整備することです。 ユンボできれいに整地された土地は、見栄えが良く、価格を高く設定することができます。同時に、どんな土地活用をするにしても、すぐに工事に取りかかれる状態です。 この記事では、土地を活用するのに欠かせない整地作業と、作業に必要となるユンボの操作方法について詳しく紹介しています。 未使用の土地をどうしようか検討している方や、ユンボの現場での操作性を知りたい方はぜひ参考にしてください。 整地とは 整地とは、建物は解体撤去し土地を平坦にして、その後の活用に対応しやすいような土地に整備することです。 不要な樹木や埋設物、廃材などがあれば撤去し、高低差や不陸(でこぼこ)は切土や盛土で平らにします。状況によっては、土を補充したり、逆に残土を搬出したりすることも必要です。 未使用の状態が長期間続くと、雨水で土砂が流出したり、草木が伸び放題になったりします。それらを防ぐため、排水のための勾配や排水設備を設置したり、表面に砕石を敷き詰め軽転圧したりすることもあります。 整地する区画の範囲が大規模になる場合は、計画する地盤の高さが分かるように丁張を出します。その丁張を目視で確認しながら、ユンボを稼働させなければなりません。 整地された土地は見栄えが良く、特に売り地にする場合は、購入予定者の印象を格段にアップさせます。 整地作業の手順 活用されていた土地をリセットするのが、解体や整地です。 整地作業は、建物の解体工事の最終工程で行われることの多い作業です。逆に、住宅や施設の庭や外構のリフォーム工事では、最初に施工されます。 ここでは、一般的な整地作業の手順を紹介します。 1.土地の不要物の撤去 整地作業は、土地の活用に支障となる不要物の撤去処分から始まります。対象となるものは、不要となった埋設物や廃材、コンクリートガラや鉄屑、樹木や草木などです。 解体や更地にしてから長期間放置された土地には、近隣の空き地の雑草が侵入してきたり、不法投棄物が堆積したりすることがあります。これらもきれいに撤去しなければなりません。 ユンボで支障物や不要物を集積し、種類ごとに分別しながらダンプに積込みます。ダンプ車は、それらのゴミを産廃(産業廃棄物)として、各処分場へ運搬し処分します。 産廃は、処分するのはもちろん、運搬するにも許可が必要です。廃棄の搬出業者と処分場は、工事ごとに契約が必要ですし、マニフェスト伝票による管理も求められます。 2.土地を粗く平坦にする 次に、土地を平坦に均します。このとき、重要な働きをするのが、排土板(ブレード)です。まず、バケットで粗く均してから、排土板を押したり引いたりして均していくのが基本になります。 基本となるGL(計画地盤)を設定したら、土や砂利からなる原地盤を前向きに押しながら進み、クローラー(キャタピラ)の跡を消す場合は後ろ向きで引きます。低いところは盛土して平らにし、高い部分は掘削して切土します。 規模が大きな現場では、丁張を設置して地盤の高さを確認しながら作業しましょう。 整地作業面積が大規模になれば、ブルドーザーやトラクターショベルの使用も検討します。ただ、これらの重機はユンボと違って、敷均し以外の作業には使いづらいケースが多いです。 3.砕石舗装で仕上げる 整地作業は、特に指示がなければ「粗仕上げ」で完了となります。 粗仕上げとは、不要物を撤去処分した後、ユンボで表土を均して完了とする仕上のことです。水勾配などの排水処理もしていないので、手間がかからない分、費用は安く済みます。 ただ、土地の活用方法が決まっていなくて、長期にわたって放置する可能性がある場合は、砕石舗装で仕上げることも多いです。 砕石舗装とは、表土上に10~15cm程度砕石を敷均し、ランマやプレートで締め固める舗装のことです。砕石は、角張っているので締まりやすく、軽微な舗装材としてよく使われます。 砕石舗装で仕上げることで、水が溜まりにくく、雑草も生えづらくなります。 ユンボの基本の操作方法 ここでは、整地作業を含む、さまざまな現場で活躍するユンボの基本的な操作方法について紹介します。 以下の画像に、ユンボの機体各部の名称を記載しましたので、参考にしてください。 ユンボの基本構造 ユンボは、圧油(圧力を加えた油)を使って動かす、油圧ショベルです。 エンジンをかけて、油圧ポンプをまわし、圧油をモーターやシリンダーに送り出して動かします。モーターは走行部・旋回部、シリンダーは作業機部を動かします。 この力をバルブで制御するのが、コントロールレバーです。モーターやシリンダーは、圧油の流れる方向で回転や運動の方向が決まります。 つまり、ユンボの操作とは、圧油の流れる方向をコントロールすることなのです。 実は、ユンボというのは通称で、元々は、あるメーカーが製造した油圧ショベルの商品名でした。それが人気商品となり、商品名が油圧ショベルの代名詞のように一般に定着したのです。 ユンボの基本の操作 ユンボの操作レバーについて、上記画像に記載した番号順に説明します。 ①前後操作でアームの押しと引き、左右操作で左旋回と右旋回 ②前後操作で左クローラーの前進・後退 ③前後操作で右クローラーの前進・後退 ④前後操作でブームの下げと上げ、左右操作でバケットの閉めと開け ⑤安全用ロック ⑥各社の操作パターン一覧(詳しくは後述します) ⑦ブレードの上げと下げ レバーの操作自体は簡単ですが、現場の状況に合わせて体感的に操作する必要があります。とにかく触って、慣れることが大切です。 ユンボのパターン別操作 ユンボのレバーの操作方法は、元々、4種類ありました。メーカーによってバラバラだったのです。それが平成2年に、JIS規格という統一規格が制定されました。しかし、まだまだ市場には各パターンが混在しています。 操作パターンは、一度覚えてしまうと無意識に体が動いてしまうので、それを変えるというのは難しいことです。 そのため、操作方法を切り替えるマルチレバー装着車が増えています。操作方法を切り替えることによって、使い慣れた方法でユンボを操作することができます。 ユンボの運転席付近に、下記の画像のようなステッカーが貼ってあれば、そこの切り替え装置がついています。 ユンボの操作方法のコツ 他の重機と同様、ユンボもテコの原理を応用しています。支点・力点・作用点があり、支点を中心に、力点に力を加えて作用点(バケット)を動かすという原理です。 これを覚えておくと、ユンボの操作性が上がってきます。 ここでは、ユンボの機体を、大まかに2つに分けて操作のコツを紹介します。 アームとブームを操作するコツ ユンボのアームは、人体の部位に例えると前腕、ブームは上腕ということになります。 アームだけを使う作業と、アームとブームの両方を使う作業がありますが、ポイントはいかに左右のレバーをバランスよく動かすかです。 左手でアームを引きながら、右手でバケットを開いたり閉じたり、ブームを上げたり下げたりします。慣れないうちは、ブームを高めに上げて、アームを引くようにします。 アームは、シリンダーとアームが直角のときに、押し出し力が最大になります。これも覚えておくと便利です。 掘削箇所に向かって機体を縦向き・横向きどちらに置くか、ブレードの位置をどうするかで、アームやブームの作業効率は変わります。スピードを優先するのか、力を必要とするのかを考えながら位置を選びましょう。 ブレードとクローラーを操作するコツ ユンボの整地作業は、一般的に、掘削作業よりも難しいとされています。 上手くやるためのコツは、常に、ブレード(排土板)の水平を心がけることです。次に、自分の視点のポイントをブレードのどこか一点に決めて、機体と整地高さの位置関係を覚えておくことも大切です。 操作レバーは、細かいタッチで、微妙な動作を与え続けます。 ユンボの機体の大きさを体感的に把握することは、操作性を上げるための基本です。特に、ブレードやクローラー(履帯・キャタピラ)は、視界に入りづらいので操作に難しさを感じやすい部分です。 クローラーの操作でポイントの一つになるのが、ターンです。ターンには、スピンターンとピポットターンの2種類あります。 スピンターンは、左右のクローラーに取付けられたモーターをそれぞれ逆回転させて、その場でターンします。ピポットターンは、左右どちらかのクローラーだけを動かしてのターンです。 ユンボの操作・運転に必要な資格・免許 ここでは、整地作業に欠かせないユンボを、操作・運転するために必要な資格と免許について詳しく紹介します。 ユンボで公道を走る場合 ユンボを現場に持ち込む場合、ユニック車やトレーラーを使うことが多いですが、公道を自走していくことも少なくありません。 ホイール式の場合、ユンボに乗って公道を走る場合は、自動車免許が必要になります。必要な自動車免許は、車両総重量で変わります。 ・車両総重量3.5t未満|普通自動車免許 ・車両総重量3.5t以上7.5t未満|准中型自動車免許 ・車両総重量7.5t以上11.0t未満|中型自動車免許 ・車両総重量11.0t以上|大型自動車免許 また、鉄キャタのユンボは公道を走れません。ゴム(ホイール式)キャタでないと公道は走れないのです。 ユンボの機体総重量が3t以上の場合に必要になる資格 機体の総重量が3t以上のユンボを操作・運転するには、「車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)」の運転技能講習を修了しなければなりません。 運転技能講習は、全国の登録教習機関で受講できます。 コースや受講用件は、保有している資格や業務経験で変わります。 コース区分例 現在保有している資格や業務経験 6時間 車両系建設機械(解体用)運転技能講習修了者 18時間 小型車両系建設機械(整地など)特別教育終了後、機体総重量3t未満の車両系建設機械の業務経験が6ヶ月以上ある (特別教育修了証のコピー貼付、事業主経験証明必要、特自検点検表添付) 38時間 未経験 費用は、地域によって多少の違いはありますが、18時間コース(3日間)で概ね44,000円(税込)です。 ユンボの機体総重量が3t未満の場合に必要になる資格 機体総重量が3t未満のユンボを操作・運転するには、「小型車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)の運転の業務に係る特別教育」を受ける必要があります。 特別教育というのは、事業者が作業者に対して行うことができるものです。しかし、実態としては各教習機関で受けることがほとんどです。 受講要件は特に無く、通常、学科(7時間)・実技(6時間)となっています。 学科のみを受講し、実技は各事業所で行う場合の費用は、概ね15,000円(税込)となっています。詳細は、地域の登録教習機関に事前に確認することをおすすめします。 まとめユンボの操作|まとめ ここまで、整地作業の手順やユンボの操作、ユンボの運転に必要な資格などについて紹介してきました。 整地作業は、掘削や積込に比べると、技術や経験が必要だとされています。ユンボで地面を平坦に均す作業というのは、集中力と根気のいる作業になるからです。 正確な勾配を求められたり、整地面積が大きくなったりする場合は、特に大変です。しかし、大変な分、図面や指示書通りに完成した場合の達成感は大きくなります。 ユンボを自分の手足のように使い回すためには、地道な作業を繰り返して、ユンボに体を慣らすことが一番大切です。 ←トクワールドには整地に適した【中古ユンボ】が多数あります!

    #ユンボ#資格#操作

    2022/06/09

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