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お庭の水捌けトラブル解決法!ユンボがあれば自分でもできる暗渠排水工事

ユンボ

2022/06/28

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お庭の水捌けトラブル解決法!ユンボがあれば自分でもできる暗渠排水工事

工事現場で活躍するバックホー(ユンボ)をDIYでも活用

コロナ禍になり、外出の自粛やテレワークが普及するなど私たちのライフスタイルは一変しました。

特に家の中にいる時間が増えたことで「DIY」がかつてない盛り上がりを見せています。

過去に何度も人気を見せてきたDIYブームですが、今回は巣篭もり需要の増加によって「第4次DIYブーム」が到来しているようです。

日本では自分で何か作ったり修理したりする意味で使われ、日曜大工として認識されていますが、DIYという言葉は「Do it yourself」の略語です。

直訳すると「自分自身でやる」という意味で、「自ら行う」ことを生活の基本姿勢にする精神を意味しています。

合理的に考えれば、DIYより既製品を買ったり業者に依頼したりする方が早いかつ楽ですし、場合によっては安上がりだったりもします。

しかし、自分で作業して作る楽しさや完成した時の達成感や経験は、お金では買えない貴重なものですよね。

DIYブームで最も追い風を受けたホームセンター業界ですが、これまでの販売ターゲットはあくまでプロでした。

最近では DIY初心者向けの商品を揃えていることが多く、店内に工房を設置しワークショップを行うなど消費者獲得に力を入れています。

そのためか少し前のハードルが高そうなイメージとは一変して、DIYは気軽に始められるものに変化しました。

お金を払って他人に頼らず、自分で成し遂げるというDIYスタイルは今や生活のひとつとしてすっかり定着しているように見えます。
奥が深いDIYですが、上級者にもなると様々な工作器具や器材を揃え、なんでも自分で作ってしまいます。

特にユンボなどの操縦資格を持っている人は、重機を使って造園や古屋を建てるなどDIYの幅が大きく広がります!

せっかくの資格をもっと活用してみませんか?

今回は水捌けトラブルとバックホー(ユンボ)があれば自分でも作業できる「暗渠排水工事」について解説します。

土木用語:「暗渠排水」とは

用水路や川など目に見える水路を「明渠(めいきょ)」、地中にパイプを埋設したり蓋をかけたりした目に見えない水路を「暗渠(あんきょ)」と言います。

暗渠排水とは、地下停留水を排除するために、水が通る管を一定間隔で埋める技術のことです。

暗渠排水の技術は「農業土木」の分野において発展・改良されてきました。

農業において暗渠排水は、良質な土壌作りと作物の生育には重要な設備です。普段あまり意識することはないですが、水捌けが悪かったり、水位が高くぬかるみがちな場所や農地の下には見えない水管が埋められています。

特に、北海道はもともと泥炭地が多く、とても軟弱で崩れやすく厄介な地質でした。たびたび人々を悩ませました。

泥炭地とは、気温が低く植物が完全に分解されずにできた土のことを泥炭と言い、泥炭が積み重なってできた土地のことです。

泥炭は多くの水分を含み、重いものが載ったり、乾燥したりすると沈下してしまう性質(乾燥収縮)を持っており、冬は土が凍結・膨張して、これに水を含むと法面が崩れてしまうこともあります。

北方開拓のために開拓使が来道した明治初期に導入されて以降、現代に至るまで、北海道の開拓は暗渠排水と共にあったと言われています。

庭の水はけが悪い原因と簡単にできる対策

大雨が降るたびに、せっかくの庭がぐちゃぐちゃになったり、大きな水溜りができてしまうという悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

庭でガーデニングや家庭菜園をされている方は、植物の生育に関わる水捌け問題は一刻も早く解決したい事と思います。

対策としては、土をアスファルトで固めたり、カーポートへのリフォームを検討されている方もいると思います。しかし、大掛かりな工事をする前に自分でもできる対策があります。

家周りにおける水はけの悪さを改善するには、自宅の庭がどのような状態なのか理解しておく必要が大切です。

工事を行う工務店などの業者も、施工前に原因を探るところから始めます。

原因のうち多いのは、土地の地質自体の問題と地面に勾配が付いていない場合です。

地質が悪い場合

よくあるのが、昔は田んぼや河川の場合です。土の保水性が高く質のよくない土が原因で水捌けが悪くなっています。

ほかに考えられるのは、土が粘土質のため、水が浸透しないという場合もあります。

粘土質の土は粒子が非常に細かく地面に浸透しづらいです。そのため地面の浸透よりも、蒸発してなくなっていくのを待ちます。

この場合は、暗渠を埋めても水が浸透しないため、庭の土を総入れ替えすることを検討する必要があります。

勾配がついていない場合

平坦な土地に雨が降ると、雨水は流れることなくその場に留まります。

この雨水を排水するために「水勾配」という傾斜をとります。分譲地の場合は、造成地として整備された土地が平らになったまま家が立っている場合があり、水勾配がついていない事があります。

また、新築の住宅に多いのが、ガレージなどは水勾配が取られているが、庭の水勾配までは取られていないということです。

水勾配や水を流すための側溝などの排水設備がない場合、水捌けが悪いだけではなく、カビや悪臭の要因にもなることがありこちらも庭の土を総入れ替えすることを検討する必要があります。

地面に窪んでいる箇所がある

擁壁やブロック塀周りは土を掘り起こして埋め戻してある箇所になります。そのため、水溜りができやすいです。

擁壁やブロック塀を建てる際は一度土を掘り起こします。掘り起こした土は柔らかくなり、空気の入りやすい状態となります。

そして、擁壁やブロック塀が立った後にそのほぐれた土を使い埋め戻しますが、しばらく経って雨が降ると上からの重みで空気の層が徐々に沈んでいきます。

これが凸凹や水溜りの原因になります。

この場合は、さらに盛り土をする必要があります。

軽度の問題であればDIYで対策できる

水溜りやぬかるみがそれほどひどくない場合は、砕石を敷くことにより改善する場合があります。

水捌けを良くする効果はありませんが、砕石によって地面が沈みにくくなり、泥の上を歩かないので靴が汚れることもありません。

さらに、雑草が生えにくいメリットもありますが、これでは長期的な改善効果は見込めず、根本的な解決にはなりません。

水捌けを解消するには、地面の表面に勾配や側溝を作って雨水を排泄する表面排水などの方法があります。今回はユンボの操縦資格が活かせる「暗渠排水」による改善方法を解説します。

お庭に芝生を敷きたいという場合は、せっかくの芝生が水はけの悪さで根腐れしてしまわないためにも暗渠を設置することはおすすめです。

土壌改良をするため、土を掘り起こしますが、人力はせいぜい30cmくらいです。しかし、狭い場所での作業に特化した機械「ミニユンボ(豆ユンボ)」を使用すれば作業効率がアップします。

自宅の庭や敷地にユンボが侵入可能か、機械で作業ができる十分な広さかを確認します。

3t未満の小型ユンボは小型車両系建設機械の資格で操作することができます。

ユンボと聞くとハードルが高いように思われますが、資格自体は手軽に受講でき、誰でも簡単に取得することができるので一般の方にもおすすめです。

ユンボの資格に関する情報は別記事がありますので興味がある方がご覧ください。

大きい規模でガーデニングや家庭菜園、DIYなどを趣味で行っている方は中古のミニユンボやマイクロショベルの購入を検討してみてはいかがでしょうか?

一家に一台あれば、今回紹介する暗渠排水工事以外にもいろいろな用途があります。

業者に高額な費用を出して施工してもらうよりも、自分で作業するのも楽しみの1つと思います。

例えば、庭の土入れ替えは業者に依頼した場合は、運搬、残土処理、整地など諸々の費用も含めるとかなり高額になる場合があります。

全て個人で手配し、所有しているユンボで入れ替え作業ができればかなりの費用を抑えることも可能です。

暗渠パイプを設置して排水問題改善!暗渠工事方法

暗渠排水工事は一見難しそうな作業に見えますが、DIY感覚で個人でも意外と簡単に行えてしまいます。

施工に必要な道具と材料は暗渠排水管、透水シート、6号砕石、剣スコップ、角スコップ、ガムテープ、水平器です。

全てホームセンターで入手可能です。暗渠排水管や透水シートは種類や長さにもよりますが、約1000〜4000円程で購入できます。

そして、砕石は水はけに優れるS-13(6号砕石)を使用するのがおすすめです。
大きさは5mm〜13mmとかなり小さめの砕石で、一般的に砂利と呼ばれます。

こちらもホームセンターで20kgあたり200円〜300円辺りで袋売りされています。バケツ数配分の量でしたら問題ありませんが、もし庭が広く立米単位で買う必要があるのでしたら建材屋さんで買う方がお得かもしれません。

ホームセンターで大量に砕石を購入し自宅まで運んでもらう場合、目安として2t車一台分で見ると送料込みで1万円前後ほど費用がかかります。

暗渠工事の作業手順

1、ミニユンボ(豆ユンボ)で土を掘削して溝を掘り、底面も排水方向へ勾配をつけながら平らにします。
(深さ50cm、水勾配1%が目安です。)

掘った後の土は柔らかいので、足でしっかり踏み固め、さらにミニユンボ(豆ユンボ)で押し固めます。そして、水平器を使い勾配を見ながら行います。パイプだけで勾配を取ろうとすると、後で失敗するので初めが肝心です。

2、溝の中に透水シートと砕石を敷き、暗渠パイプを設置していきます。

透水シートは水を通し、土は通さないので暗渠パイプの目詰まり防止に最適です。
さらに溝の壁が崩れるのを防ぐ役割もあります。

そして、シートの上に砕石を敷きます。
砕石だけでは排水のスピードが遅くなってしまいます。砕石中に空洞を作って水の通りを良くするために、暗渠パイプを設置します。

パイプを設置する際も、水平器でパイプの勾配を見て調節しながら行ってください。

3、パイプ被せ透水シートで囲む

暗渠パイプの位置と勾配がずれないように砕石を入れていきます。

集水マスに暗渠パイプを接続する際は、マスにドリルで穴を開けてパイプを繋ぎ、継ぎ目の周囲をモルタルで固めます。

砕石でパイプが隠れたら、パイプと砕石を透水シートで囲み、ガムテープで止めます。
これで、透水シートの内部に土が流入することは無くなります。

4、埋め戻して完成

再び機械を使い埋め戻を行います。
埋め戻しの際、恐らく残土が発生してしまうのでどうするのか処理方法なども検討しておいてください。

ユンボのバケットやブレードを使って軽く整地し、仕上げにスコップで平らに均します。
足でしっかり踏み固めてその後、ミニユンボ(豆ユンボ)で押し固めます。そして施工完了となります。

※ 作業の注意点

ユンボで庭を掘削する際は、地面に水道管などが無いか注意して行ってください。
また、騒音トラブルにもならないよう近所への声かけなど配慮も忘れないようにしましょう。

特に勾配はしっかり確認してください。勾配がデタラメだと暗渠の機能を果たさないので、作業の合間に水平器を当てて細かく確認することが大事です。

配管職人用の水平器があると勾配が取りやすく、効率が上がるのでおすすめです。

そして、作業するときは申し訳ありませんが、自己責任でお願いします。

まとめ

暗渠排水工事|まとめ
暗渠排水と聞いてその存在を知らなかった方もいると思います。

暗渠排水は先人が生み出した画期的な排水技術であり、古くから農業や土木で利用されてきました。

暗渠工事は材料や資材もホームセンターなどで調達できることから、DIYとして自分でも施工が可能で、工法も特別な技術が必要なわけでなく至ってシンプルなのことがメリットです。

広い面積に暗渠排水管を埋設するには、重機の力「ミニユンボ(豆ユンボ)」を使うほうが早いです。

暗渠排水の工事は、自分で行うことで安価で済ませることができます。

ユンボを個人所有していることが多い農家などは、管理している圃場の暗渠設置を広範囲に渡り、自分で行う人も多いほど工法自体は簡単なので是非チャレンジしてみてください。

作業は、自己責任でお願いします。
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しかし、業者にとっては、作業時間は労務費という一番ボリュームの大きな費用に直結します。 ですから、決められたスケジュール内でいかに効率的に作業をこなすかを考えます。 言い方を換えると、時間に制約がある場合は業者に依頼したほうが確実だと言えるでしょう。 DIYできる整地の限度 現場の状況によっては、DIYで整地が難しい場合もあります。 例えば、全く未経験の方が、1,000㎡の面積の土地を整地するのは無理があります。ユンボの資格もなく、勾配や排水、廃棄物の処理についての知識もないまま作業するのは危険ですし、法令違反を犯しかねません。 庭に1t以上の景石があったり、10mを越える高さの庭木があったりする場合は、撤去するのにクレーン車や高所作業車が必要です。それらの建設機械を運転操作するにも資格が必要になります。 農地として使っていた水田地や畑地を整地するには、地盤改良を必要とするケースが多いです。これも一般の方には無理でしょう。 整地したい敷地の面積だけでなく、現場の状況によっては、業者に依頼しなければならないケースもあることを覚えておいてください。 整地をDIYでするときの費用 ここからは、DIYで整地をするときの費用相場について見ていきます。想定しているのは100㎡(約30坪)の整地です。 「家族の車の所有が増えたので、庭を整地して駐車スペースにしたい」 「今は誰も住んでいない実家を売りに出すので、庭木を処分して整地したい」 このような理由で整地を検討していて、費用をかけたくないから、DIYしたいというお客様が多いからです。 一般住宅での外構の広さを考えると、100㎡くらいが参考にしやすい面積だと考えられるためこの規模を想定しました。 残置物の撤去に必要な電動工具 外構や庭の整地をDIYしようとするとき、残置物の撤去に様々な電動工具が必要になります。 外構にある門柱や門扉、化粧ブロックやフェンスなどを解体する場合、インパクトドライバーや電気ドリル、サンダーなどが必要になります。コンクリート構造物の破砕作業は、電動ブレーカーやピックが必須です。 庭木にしても、3m以上の高木を切り倒すにはチェンソーが必要ですし、根鉢を抜く作業をスコップだけでこなすのは大変な作業となります。樹木の根というのは、掘ってみないと大きさも形状も分かりません。 ブレーカーやチェンソーなどを業務として使用する場合は、操作資格を取得するための講習や教育が義務付けられています。DIYなどの個人使用では義務化はされていませんが、危険を伴う作業であることは変わらないです。 腕に覚えがあって自信のある方以外は、おすすめできません。 ユンボとトラックを使用する 外構や庭の整地を効率的に省力化して施工するにはユンボ、コンクリートのガラや伐木した樹木などのゴミを処分場へ運搬するためにはトラックが必要です。 100㎡程度の敷地面積であれば、ユンボはコンマ1(3tクラス)以下、トラックなら2t以下のダンプ車で十分でしょう。 ユンボは、掘削や積込、整地作業が可能です。アタッチメントを換えれば破砕作業もできます。 今は、ゴミの分別処分が非常にシビアです。ダンプで効率よく、各処分場へ運搬しなければ時間とガソリン代の無駄使いとなります。 整地をDIYするときの費用 ここでは、100㎡の外構や庭の整地を、DIYするときの費用の目安を見ていきます。ポイントは、2つあります。 ・ユンボやトラック、電動工具のレンタル費用 ・残置物の撤去や分別、処分の費用 それぞれ詳しく紹介します。 レンタル費用 レンタルするのは、ユンボ(回送費含む)、廃棄物を運搬するダンプ、フェンスや構造物を解体するための電動工具類などになります。 コンマ1以下のユンボは、往復の回送費で20,000~25,000円、レンタル費用は8,000~10,000円/日程度です。 2tダンプは、レンタル会社受け渡しで、10,000~15,000円/日程度でしょう。電動工具類は、手で持ち運びできる大きさのもので、3,000~8,000円/日くらいです。 廃棄物の処分費用 残置物の撤去は自分でするとしても、処分は自分ではできません。 庭木を例にすると、枝葉は適切な大きさに切りそろえて焼却処分場、幹木や根鉢(土の付いたもの)も人が持てる程度の大きさにして中間処理場に自分で持ち込むことになります。 花壇ブロックやフェンス、その他の構造物も、それぞれプラスチックや金属、コンクリートのガラなどに分別して処分しなければなりません。 処分費用は、各地域で差がありますが、木のくずやコンクリートのガラでt当り14,000~18,000円です。 まとめ 一般的な住宅の外構や庭100㎡の整地を、自分一人でやるには、経験者でも延日数で一週間から10日はかかるでしょう。ここではその労務費をゼロで考えます。 レンタル費用や処分費を合算すると、概ね150,000~200,000円くらいが費用の目安と考えられます。 整地を業者に依頼するときの費用 ここでは、整地を業者に依頼するとき重要なポイントとなる見積書についてと、整地作業の費用について紹介します。 見積依頼するときは必ず現場を確認してもらう 整地作業に限らず、作業現場の状況というのは、それぞれに違いがあります。必ず現場を確認してもらってから見積を提出してもらうようにしてください。 ダンプやユニック車は現場近くまで入っていけるのか、水道・ガスの埋設管や電気・電話の架空線の位置、樹木や景石の大きさや数などで作業の手間は変わり、費用が違ってきます。口頭だけの説明や数枚の現場写真だけではつかめないことがたくさんあります。 現場確認をせずに見積しようとする業者は、プロ意識が低いと捉えるべきで、他の業者を探すことを検討すべきです。 業者に整地を依頼したときの見積書の見方良い見積書というのは、お客様が1行1行チェックしていくだけで、作業の流れを思い描くことができるものです。 お客様が後で見返すとき、営業マンの補足説明を受けなくても内容を理解できる程度に、明確に記載されているものがベストな見積書だと言えます。 整地作業の見積書を例に、見積書の見方のポイントをまとめました。 ・どんな作業をするのか作業項目が分かるようになっている ・作業手間(労務費)とユンボなどの建設機械費用が区分されている ・一式いくらではなく、数量や単価が明記されている 以上のように明確な見積書であれば、他社の見積書とも比較しやすくなります。 そして、お客様に分かりやすい見積書を提出しようとする意識の強い業者(会社)ほど、現場での作業も手堅く丁寧であることが多いです。 整地を業者に依頼するときの費用 100㎡の外構や庭の整地を業者に依頼するときの費用を、見積形式でまとめました。庭木やフェンス、花壇などがあるという想定です。 項目 数量 単価(円) 金額(円) 1.庭木3m 伐倒抜根 5本 15,000 75,000 2.ネットフェンス H1.5m(基礎含む) 15m 6,000 90,000 3.花壇ブロック撤去 10m 2,500 50,000 4.不陸整正(地均し) 100㎡ 500 25,000 5.ゴミ処分費(焼却処分場) 0.5t 10,000 5,000 6.ゴミ処分費(中間処理場) 3t 15,000 45,000 7.ユンボ 1.0(回送費含む) 延2日 18,000 36,000 小計 - - 372,000 諸経費 1式 - 38,000 合計 - - 410,000 1~4までが、作業手間になります。 上記金額はあくまで目安です。現場にはそれぞれの条件があり、その条件によって費用は違ってきます。ですから、現場確認が重要になるのです。 整地を依頼する業者の選び方のコツ 整地を依頼する業者選びで失敗しないためには、いくつかコツがあります。なんとなく選んでしまって後悔しないために、ぜひ参考にしてください。 地元密着の専門業者に依頼する 何か特別な事情がない限り、整地作業は、地元の専門業者に依頼するのがおすすめです。 工務店やハウスメーカーに頼んでも、施工するのは専門業者です。仲介する業者が入ると、その分の仲介手数料が上乗せされてしまいます。 整地作業に手慣れていて、「土木工事」や「とび・土工」の建設業許可を取得している、地元密着型で豊富な実績のある業者を探しましょう。Webサイトで、施工実績や評判を確認できれば申し分ありません。 地元に根付いて営業してきた会社は地元での評判を重視するので、すべてにおいてきちんとした対応を期待できます。 複数の業者に見積依頼をする 業者に整地作業の見積依頼をするときは、複数の業者、できれば3社以上から見積をとりましょう。 複数の業者から見積を取ることで、業者間に競争意識が生まれて、リアルで適正な価格の見積書が提出されやすくなります。業者には、他社にも見積依頼していることを伝えたほうがフェアです。 このとき、なるべく同じ条件で見積してもらうと比較しやすくなります。最初依頼して提出された見積書の、業者名や金額は空白にしたものを「ひな形」として、あとの2社に提示するのがコツです。 個人のお客様で、これだけシビアに対応される方は、少ないかもしれません。しかし、これくらいのほうが業者のほうにもいい意味の緊張感ができて、その後の仕事にも良い影響を与えるでしょう。 解体業者に一括して依頼する 外構や庭の整地だけでなく、建物の解体撤去も検討している場合は、整地作業も含めて解体業者に一括で依頼すべきです。そのほうが費用(特に諸経費)を安く抑えることができます。 ※諸経費とは、一つの工事ごとに発生する、営業経費や事務経費などのことです。 元々、整地作業は、解体工事の最終工程で行われることが多い作業です。 解体業者は、様々な建設機械を所有していることが多く、ユンボに取りつけるアタッチメントも豊富に揃っています。整地作業も得意の工種なのです。 また、解体業者の中には、自社の産廃処分場を所有している場合が少なくありません。処分費用も他の土木会社に比較して割安になります。 思い入れのある庭木の移植や希少価値のある燈篭や景石の移設は、造園会社などの専門業者に、別途、依頼しましょう。そのような検討が必要ない場合は、庭木も景石も、解体業者に依頼すれば一括で撤去処分してくれます。 整地後の活用方法を検討する 整地することで、土地はフラット(平ら)な状態になり、どのように活用するにしても手を加えやすい状態になります。 ここでは、長期間放置したままになっている土地を整地して、有効に活用する方法についていくつか紹介します。 売り地にする 土地購入希望者で一番多いのは、新築住宅の建築を検討している人たちです。 整地し砕石や化粧砂を敷き転圧することで、土地の見栄えが良くなり、土地購入希望者の第一印象は格段にアップします。その結果、整地してある土地のほうが買い手はつきやすく、価格も高く設定できるのです。 新築住宅の建築を検討している人たちは、評価額がゼロの建物や外構、庭に興味はなく、逆にマイナスイメージを持ってしまうものです。 宅地にする 大規模な宅地造成は、宅地造成等規制法によって、許可業者しか施工を行うことができません。軟弱地盤の崩壊や土砂の流出など、公共に与える影響が大きいからです。 小・中規模の宅地造成では、一般の解体業者や土木業者が宅地造成を請け負うことができます。郊外の農地や林地だった土地を土壌改良し、盛土や切土の後、土留め用のコンクリート擁壁などの構造物を設置して宅地にするケースが多いです。 駐車場にする 庭を駐車場にしたい、店舗として使っていた建物を解体して駐車場にしたいという要望のお客様が多くなっています。このケースでは、粗仕上げの整地から、引き続き舗装工事にかかるほうが効率的だと考えられます。 路床となる部分までユンボで掘削して残土処分し、ダンプで砕石を搬入し路盤として転圧します。その後、舗装工事業者に表層を舗装してもらうのです。 工事業者は、なるべく少なくしたほうが、工事ごとの諸経費を抑えることができます。 整地をDIYするのと業者に依頼するのとではどちらがおすすめ? 整地をDIYするか、業者に依頼するかは、整地する土地の規模で決めることをおすすめします。 庭の手入れの延長で、スコップや鎌、レイキなどの道具だけで整地するなら10㎡程度のものでしょう。トラックやユンボの免許や資格があって、工事や土木作業の経験もあるなら、一人でも100㎡くらいなら整地作業は可能かもしれません。 しかし、それ以上になったら、業者に頼む方が無難です。無理をしてやって、疲れ果てて、事故でも起こしたら整地費用を節約できたどころではなくなってしまいます。 整地をDIYするか、業者に依頼するかは、整地する土地の規模で決めることをおすすめします。 庭の手入れの延長で、スコップや鎌、レイキなどの道具だけで整地するなら10㎡程度のものでしょう。トラックやユンボの免許や資格があって、工事や土木作業の経験もあるなら、一人でも100㎡くらいなら整地作業は可能かもしれません。 しかし、それ以上になったら、業者に頼む方が無難です。無理をしてやって、疲れ果てて、事故でも起こしたら整地費用を節約できたどころではなくなってしまいます。 まとめ|整地が終わったら活用方法はじっくり検討しよう! ここまで、整地の作業と費用について、「DIY」と「業者に依頼」という2つの切り口で紹介してきました。 それぞれの費用感を、あくまで目安ですが同じ条件で紹介していますので、参考にしていただけるものと考えています。 整地費用|まとめ ここまで、整地の作業と費用について、「DIY」と「業者に依頼」という2つの切り口で紹介してきました。 それぞれの費用感を、あくまで目安ですが同じ条件で紹介していますので、参考にしていただけるものと考えています。 整地をDIYしようとするときのポイントをまとめました。 土地の地盤改良が必要なら業者に依頼する ユンボやトラックを使うなら資格や免許が必要 少しでも無理かなと思うなら業者に依頼しよう また、業者選びのコツや見積書についても詳しく説明しました。 整地をDIYするか、業者に依頼するかは、整地したい土地の規模や状況で決めるべきです。 無理をしてDIYしては、大きなリスクを背負うことになりかねません。 きちんと整地さえしておけば、土地の活用方法はじっくりと検討することができます。 ←中部地方No1の在庫数!【中古ユンボ】ならトクワールドにお任せ!

    2022/05/23

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  • クレーン機能付きバックホウとは?必要な資格やレンタルのメリットについて解説!
    ユンボ

    クレーン機能付きバックホウとは?必要な資格やレンタルのメリットについて解説!

    クレーン機能付きバックホウ 工事関係者であれば、バックホウで資材や器材を吊って運搬している光景はしばしば目にすることかと思います。 建設機械の多機能化が進む中で、現在のバックホウは、アーム、バケットを利用したクレーン機能搭載の機種がメジャーです。1台で2荷役の作業ができるクレーン機能付きバックホウは、その利便性から多くの作業現場で普及しています。 しかし、クレーン機能付きバックホウで作業するにはクレーンの資格も合わせて保有していなければなりません。 本記事では、クレーン機能付きバックホウや操作に必要な資格、レンタルのメリットについてご紹介します。 【この記事でわかること】 ・クレーン機能付きバックホウに必要な資格 ・クレーン機能付きバックホウとは ・クレーン機能付きバックホウをオペレーター付きでレンタルするメリット クレーン機能付きバックホウは目的に あった資格が必要 まず、知っておかなければいけないのが、クレーン機能付バックホウで吊り作業を行うには、車両系建設機械の資格以外にも「クレーン資格」や「玉掛け」の資格も必要ということです。 クレーン機能付きバックホウは、法令上では移動式クレーンとして認められています。 そのため、クレーン機能を使用して作業を行うには、次のような資格が必要です。 ・移動式クレーン運転士免許 ・小型移動式クレーン運転技能講習(5t未満) ・移動式クレーン運転の業務に係る特別教育(1t未満) ・玉掛け特別教育(1t以上) ・玉掛け技能講習(1t未満) ただし、これらすべての資格が必要というわけではなく、操作するクレーン機能付きバックホウの吊り上げ荷重に適した資格を取得することで作業が可能です。 また、車両系建設機械を掘削作業などの用途で作業を行う場合は、その用途・機体質量に応じて、「車両系建設機械運転技能講習修了者」または、「車両系建設機械の運転の業務に関する安全のための特別教育」を受講しなければなりません。 クレーン操作を行う場合は、玉掛けの資格は不要ですが、建設現場での需要が高いため取得しておくことを推奨します。 移動式クレーン運転士免許 この資格は、吊り上げ荷重が5t以上の移動式クレーンを運転する際に必要です。この免許を持つことで、あらゆる移動式クレーンの操作が可能となり、キャリアアップにもつながります。 ・内容: 学科試験・実技試験 ・費用: 約13万円 ・期間: 4~6日間 通常、クレーン機能付きバックホウの吊り上げ荷重は5t未満で開発されています。そのため、今後さらに大型のクレーンを操作する予定がない場合は、次の「小型移動式クレーン運転技能講習」を検討すると良いでしょう。 2024年11月 トクワールド調べ 小型移動式クレーン運転技能講習 この講習は、吊り上げ荷重が5t未満の移動式クレーンを操作するために必要な資格です。 多くの現場で利用される「0.45m3クラス」や「0.7m3クラス」のクレーン機能付きバックホウは、吊り上げ荷重が1.5〜3t程度となっています。そのため、この講習を受講することで、クレーン機能付きバックホウの操作が可能となります。 ・内容: 学科試験・実技試験 ・費用: 約3万円 ・期間: 2~3日間 この講習は試験合格が不要で、講習を受講すれば技能講習修了証が発行されます。費用と講習期間が少なく、短時間で資格を取得したい方におすすめです。 2024年11月 トクワールド調べ 移動式クレーン運転の業務に係る特別教育 この教育は、吊り上げ荷重が1t未満の移動式クレーンを操作する際に必要な資格です。 「0.2m3クラス」のクレーン機能付きバックホウの吊り上げ荷重は1t未満が一般的です。そのため、この特別教育を受講すれば操作が可能です。 ・内容: 学科試験・実技試験 ・費用: 約2万円 ・期間: 2日間 小規模な現場工事を担当する方にはこの資格が推奨されますが、1t未満の荷重では大規模な現場では物足りない場合があります。 2024年11月 トクワールド調べ 玉掛け特別教育 吊り上げ荷重が1t未満のクレーンで玉掛け作業を行うための資格です。この資格は「移動式クレーン運転の業務に係る特別教育」と組み合わせて使用することができます。 ・内容: 学科試験・実技試験 ・費用: 約2万円 ・期間: 2日間 他に玉掛け作業員がいる場合は、この資格が不要になることもありますが、現場でのスキル向上のため取得しておくことをおすすめします。 2024年11月 トクワールド調べ 玉掛け技能講習 この講習は、吊り上げ荷重が1t以上のクレーンで玉掛け作業を行う際に必要な資格です。この資格を取得すれば、すべての玉掛け作業を行うことができます。 ・内容: 学科試験・実技試験 ・費用: 約3万円 ・期間: 2~3日間 クレーン操作に必要な資格を取得する際には、特別教育よりも「玉掛け技能講習」を選択することをお勧めします。 2024年11月 トクワールド調べ そもそもクレーン機能付きバックホウとは? クレーン機能が備わっているバックホウをクレーン機能付きバックホウと言い、法令上では移動式クレーンとして認められています。 本来、バックホウは地面を掘削するための機械であり、荷を吊るなどのクレーン作業は「用途外」の使用です。 しかし、インフラの普及に伴い、上下水道や電気・ガスの工事現場では、物をつり上げる作業が頻繁に必要とされ、そのたびに移動式クレーンを使うのは不効率でした。その結果、現場での、事故が多発したことを受け、1992年(平成4年)に「労働安全衛生規則第164条」が改正されます。 改正後は、特定の条件下で安全措置を講じれば、車両系建設機械でのつり上げ作業が認められるようになりました。つまり、規格を満たしたクレーン機能付きバックホウであれば、吊り荷作業を行うことができるのです。 昨今出回っているバックホウの殆どが、クレーン機能付きの機種といっても過言ではなく、1台で「掘る・吊る・埋める」の3つの機能を実現できる機械として需要があります。 また、管の埋設工事、上下水道の整備、道路工事における側溝の設置、河川工事など、多様な現場での吊り作業で活躍します。 【クレーン機能付きバックホウの主な特徴】 ・荷を吊り上げ、運搬を行うことができる。 ・振れや転倒を防止する安全対策が施されている。 規格を満たした移動式クレーン クレーン機能付きバックホウは、「移動式クレーン構造規格」および「クレーン等安全規則」に適合した構造と安全機能が備えてあります。また、クレーン作業を安全に行うため、JCA(日本クレーン協会)規格に適合した負荷制限装置をはじめ、さまざまな安全装置が充実している機種が多いです。 作業装置であるアームやバケットには、特定の要件を満たす吊り上げ用具が取り付けられています。 クレーン機能付きバックホウはオペレーター付きレンタルがおすすめ クレーン機能付きバックホウを個人で使用する際は、効率と安全性を最大限に確保するため、オペレーター付きの重機レンタルを選ぶのもひとつの方法でしょう。 また、車両系建設機械(バックホウ)の資格は持っているけど、クレーンの資格が未取得状態である場合は、せっかくのクレーン機能も無駄になります。そのような場合でもオペレーター付きの重機レンタルがおすすめです。 【オペレーター付きの重機レンタルはこんな方におすすめ】 ・庭石の撤去作業がしたいが、塀や電線の上からしかバックホウで庭石が吊れない。 ・クレーン機能付きバックホウを使いたいが資格未取得のため操作ができない。 ・資格はあるがバックホウやクレーン機能の操作に慣れていない。 重機をオペレーター付きでレンタルするメリット クレーン機能付きバックホウは、通常のバックホウと勝手が違う部分もあります。 また、運転者は、クレーン作業を行う際には通常のショベル作業とは異なる操作が求められるため、特に注意深く操作し、誤操作を防ぐように努めなければいけません。 【クレーン機能付きバックホウを操作するときの安全事項】 ・仕様で定められた荷重を超える荷物は、絶対に吊り上げないこと。 ・油圧ショベルの旋回速度が速いため、エンジンの回転速度を低く設定し、作業切換装置が備わっている機械では低速に切り替えて作業を行う。 ・合図者や玉掛作業者など関係する作業者との連携を密にし、指名された合図者が出す指示以外では運転しないように注意する。 ・地盤の状況や周辺設備、関係作業者など周囲の安全確認を徹底する。 ・取扱説明書を熟読し、正しい運転操作と日常点検を欠かさず実施すること。 このように、クレーン機能付きバックホウの使用では留意点が多くあるため、安全かつ効率的な作業を行うには、熟練のオペレーターによる操作が大切です。 また、オペレーター付きで重機をレンタルすると以下のようなメリットもあります。 プロの技術と経験を活用できる オペレーター付きの重機レンタルでは、経験豊富なプロのオペレーターが作業を行います。これにより、操作ミスによる事故や機械の損傷のリスクを大幅に減らすことが可能です。 バックホウやクレーンの操作は熟練を必要とする作業であり、特に複雑な地形や狭いスペースでの作業では、オペレーターのスキルが効率性と安全性に直結します。 時間とコストの削減 熟練したオペレーターが担当することで、作業のスピードが向上し、作業完了までの時間を短縮できます。 効率的な作業は、燃料費やその他の運用コストの削減にもつながるほか、操作ミスによる機械の故障や現場での事故を防ぐことで、修理費用のコストも削減できます 資格取得が不要 クレーン機能付きバックホウの操作にはバックホウを操作するための資格と運転免許だけでなく、クレーンの免許も必要です。オペレーター付きでレンタルすることで、これらの資格を取得する手間や費用が浮くことになります。 まとめ クレーン機能付きバックホウは、その利便性から作業現場での利用がますます増加しています。車両系建設機械の資格だけでなく、移動式クレーンの資格も合わせて取得しておくことで、現場で行える作業の幅が増え、キャリアアップにも繋がるでしょう。 ←【バックホー】を探すならトクワールド!

    #ユンボ#免許#レンタル#バックホウ

    2024/11/21

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  • 本日のご案内機械!日立のミニユンボZX35U-3です。
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    本日のご案内機械!日立のミニユンボZX35U-3です。

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    2022/07/14

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