ユンボ
2022/05/25
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田舎暮らしで&農業で大活躍!農家が中古ユンボを持つメリット
農山村地の暮らしに重宝されるユンボ(バックホー)
特に山間部に住んで農家や林業を営んでいる方や、山を自己管理している方などはユンボを個人所有していることも多いです。
農家の仕事であれば農道の整備や排水路に溜まった泥のかき出し、田んぼや畑の土入れ替え、林業であれば木材運び、切株撤去、林道造りなど人力では難しく多くの人数が必要な作業でも、機械の力によるパワーと作業の効率化で少人数かつ短縮した時間で作業を行えるのがユンボの魅力です。
そして、アタッチメント交換によって作業用途が広がり林業や農業の各作業にも便利に使える汎用性の高さもメリットのひとつですね。
実際に農作物の収穫ではレンコンの収穫や、土深くまで入っているゴボウを掘るのにユンボとバケットを使用している農家さんもあります。
機械を持っていなくても必要な際に近隣の方から貸してもらうか、業者からレンタルする方法がありますが、レンタルする際は資格がない方へのリースはほとんど行っていないので注意してください。
個人で所有している敷地内でしたらユンボの操縦は無資格でも可能ですが、特殊な機械なので何の知識もなく使うと危険です。
正しい法令なども理解しておかないと警察のお世話になってしまうこともあるのでユンボを所有する前に、まずは車両系建設機械技能講習を申し込むか販売店やメーカーが実施している技能講習を受講されることをお勧めします。
農山村部に住む人々にとって生活や仕事を支える資産となっているユンボですが、農家や田舎暮らしが中古ユンボを持つメリットと注意点、作業に便利なアタッチメントを中心に紹介したいと思います。
田舎暮らしは何かと大変
快適とはあまりにもかけ離れた生活に驚かれる方も少なくはありません。
田舎の中古住宅は築年数が古いものがほとんどですし、広い庭付きだとしても手入れをしてなければ荒れ放題です。
庭や敷地を綺麗にしようとしても一人の人力作業では数日かかってしまいます。
さらに、大雨が降れば石垣が崩れたり水路に泥が流入してしまうこともしばしば。
修繕や作業の度に業者へ依頼していてはただ費用が嵩むばかりです。
そんな時ユンボが一台あればどうでしょう。
荒れた地面の整地、切り株の抜根、庭の石畳作り、崩れた石垣の積み直し、排水のための溝掘りなど一人では大変で危険な作業ですが、長い目で見ると全て業者に依頼するよりも自分でやったほうが安価で終わらせることができます。
また、車が脱輪した時はバケットの爪にバンドをかけて引き上げにも使ったり、冬は除雪や排雪作業もできるため、ユンボは全シーズンを通して活用できる無駄のない機械でもあります。
それに田舎生活で逃れられないのが除草・草刈りです。
特に農家をしている方は、毎年春と秋に広大な田畑の農道、水路、側溝脇、あせの草刈り作業があります。
川や田畑の近くでは除草剤を撒くことができず草刈機を使い人力で作業するのですが、お年寄りに草刈り作業はかなりの重労働。
しかし、ユンボと草払い用のアタッチメントがあれば、特に疲れることもなく広大な面積の草刈りが楽にできます。
炎天下を1日中草刈機で作業するのと比べで遥かに効率がいいです。
田舎暮らしは不便だからこそこういった機械を活用したり、資材に投資をする必要が生じてくるのです。
中古でユンボを購入するメリットや注意点
中古ユンボを購入するメリットはやはり安価な値段で購入できることでしょう。
ですが、作業場とユンボの格納場所が離れているのなら、公道を走行することができないユンボを輸送するトラックも必要になります。
そのためユンボの所有やレンタルをするには中型以上の車両が運転できる自動車免許も必須です。
ユンボを所有するための初期費用は本体費用だけかと思われがちですが、技能講習にかかる費用。運転免許の費用。燃料代。交換パーツや工具などにもお金がかかることを知っておきましょう。
運搬車両ですが、農作業で必要な堆肥や土の移動も考えると荷台が油圧で昇降可能なダンプを選ぶと非常に便利です。
農業に使うのでしたら特殊な用途を除いて、大きなユンボを購入する必要はありません。
移動のしやすさを考えると小型車両系建設機械の資格で操縦可能な機械重量3トン未満の機械で十分です。
しかし、機械重量3トン未満でも機械総重量は3トンを超えてしまう場合があるので注意してください。
機体重量2トンのユンボでも機械総重量は3トン近くになる場合もあり、この場合はユンボを2トン車で運搬しようとすると積載重量超過になってしまいます。
ユンボ購入の際は運搬時のことも考慮し、機械の重量もよく確認しましょう。
軽トラックに乗るサイズのミニユンボでも新車となると100万円以上の本体価格ですが、中古でしたらオークションなどで50〜60万円程で購入可能です。
ユンボを運搬する車両も必要となると倍の初期費用がかかってしまいますが、そのことを考慮した時、価格を抑えるため中古で機械を揃えたいと考えるのは当然の選択肢でしょう。
しかし、中古ユンボは当然ながら故障が多いこともあり必要な時に使えないことや、油圧系統の故障の場合は修理に10万円以上の費用がかかります。
維持費、燃費に加え修理費で逆にコストがかさんでしまう可能性があるというデメリットも忘れてはいけません。
建設会社の経営者でも中古ユンボは5年以上使うと立て続けに不具合が発生することから購入をさけるという意見の方もいらっしゃいます。
特にレンタル落ちのユンボは連続的な稼働率や回転数をあげた操縦を受けているので中古での購入は避けた方が良いでしょう。
そのため、中古ユンボを購入する際は状態の良いものを選びたいのはもちろんですが、再塗装して外見は綺麗になっている中古ユンボは見た目では新品同様に見えます。
しかし、中古選びを失敗しないためには外見で判断せず内部の状態を確認することが大切です。
H(アワメーター)は高くないか、グリスアップ、オイル交換、エレメント交換など機械がしっかりメンテナンスされているか、ポンプ周り、エンジン周りなどに油漏れはないかなどを購入前に確認しましょう。
特にエンジン、旋回モーター、走行モーター、ポンプのパワーラインと呼ばれる部分が正常かどうかを点検してください。
後にパワーライン系に異常があった場合は数十万〜100万円以上の莫大な修理費が発生することがあり、大きな損失になってしまいます。
機械の状態判断は素人には難しい部分もあるため中古ユンボを選ぶ際は、機械をよく運転しているベテランオペレーターのアドバイスや販売店への同行をお勧めします。
以上のことから、たまに行う庭仕事や土地の整備程度の作業でしたらレンタル、または中古ユンボを購入するメリットは高いかと思われますが、仕事道具として10〜15年以上長く使いたいと考えているのでしたら新品購入のメリットが大きい場合もあります。
中古ユンボは新品より安価な他にも中古市場でしか出回ってない機械があったり、即納性と節税対策にもなるなどのメリットがあるので、自身の使用目的とメリット、デメリットを照らし合わせながら判断してください。
林業、農業などで便利なアタッチメント
グラップル(フォーク)
ユンボのアーム先端に取り付け、木材を掴んで運び出すことを想定されているので主に林業の作業に対応しています。
切り出された木を掴み上げ、トラックの荷台への積み込みを行う際に活用されている他、石材やコンクリート塊運搬、スクラップ処理や木材処理、選別作業、家屋の解体作業に使用されています。
また、災害現場では、洪水で流された木材や土砂、瓦礫などの撤去作業にも幅広く活用されています。
グラップには爪がフォーク状になっており、解体フォーク型とも呼ばれるフォーク型。 そして、複数の爪を備えた複数爪型の大きく2種類の形状があります。
ベールグリッパ(ベールクランプ)
ベールグリッパはフォークリフトやトラクターの前面部に取り付けるものも存在しますが、ユンボ特に土壌条件が軟弱で、農道と圃場との高低差がある環境に適しています。
搬出のために繰り返し走行する圃場端では泥濘やすく、車輪式のトラクターでは作業が困難な場合はクローラー式のユンボを用いたベールグリッパが重宝されています。
運搬車を牽引することで大幅に作業効率が向上します。
払い用(草刈り)アタッチメント
草払い用アタッチメントにはハンマーナイフモア型、ディスクモア型、ロータリーモア型などの種類があり、ユンボのアーム動作や旋回などの自由度が高い動きによって、斜面や法面、あぜ道などの除草も可能です。
レーキ
かき集めた草山を、掴んでトラックに積み込み可能な下アゴがついたものや、爪を差し込んで硬い土をほぐすことや、大きな石や遺物を取り除くことができるタイプの他に、フォークとレーキ機能を兼ね備えた一躍2台な商品など様々なものがあります。
また、芋掘りレーキなど作物収穫にも活用できます。
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まとめ
ユンボ1台とアタッチメントを揃えれば、あらゆる場面で活用できるメリットがあるので、個人で所有している方が多いのも納得ですね。
軽トラにも積載可能なミニユンボでしたら、広くて大きな格納設備や中型トラックを購入する必要もありませんし、初心者にも扱いやすいと思います。
10万円台から中古機械が出まわっているのでヤフオク等を入念に監視しましょう。
小規模な農耕地、農園や造園などのD I Yであればミニユンボと軽トラでも十分なので、ユンボ購入を検討している方は小型ユンボ、又はミニユンボも探してみてください。