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油圧ショベルの仕様や呼び名・名称について

ユンボ3パターン2月も残りあと少しです。
今年は、暖冬なので春を感じるのは早くなりそうですね。
春といえば、新入社員のころを思い出します。

入社した時に研修で色々と教えてもらいました。
機械のことは、まったくわからない状態での入社でした。
中古機械を扱っているので、
1つのメーカーのみを覚えるわけにもいきません。
しかも、メーカーによって呼び方が違ったりします。
覚えるのに、すごくすごく苦労しました。全てを覚えたわけではないので、まだまだ勉強の毎日です。

その時に教えてもらった油圧ショベルのことを
まとめてみました。


油圧ショベル、ユンボ、バックホーの違い

油圧ショベル、ユンボ、バックホーと全て同じ機械のことを指しています。
何が違うかというなら、用途別に名称が分けられているのです。

ユンボ(yumbo) フランスのシカム社という会社で作られていた油圧ショベルの商品名で、今は建機レンタル企業『レンタルのニッケン』の登録商標です。
バックホウ(バックホー) 先端に取り付けるバケットが運転手の方を向いているものを指します。日本の行政でも使用されます。
ローディングショベル バックホウ(バックホー)とは、先端に取り付けるバケットの向きが逆、つまり進行方向にバケットが向いている形状の大型の油圧ショベルことを指します。
油圧ショベル 社団法人日本建設機械工業会が制定した統一名称(1990年代)。土木・建設業界で一般的に使用されます。
パワーショベル ローディングショベル同様、バケットが進行方向へ向いている場合によく使用されます。コマツが販売していた油圧ショベルの商品名。
ショベルカー メディアが報道するときに使用されます。ごくまれに、ホイールローダーを示す場合もあるので、注意が必要です。
ドラグショベル 国土交通省などが文章で用いる時に使用。一般的にはあまり使われません。

バックホウ(バックホー)とパワーショベルの違いはというと、バケットの向きです。バックホウ(バックホー)は、バケットが運転席側を向いているので、ショベルを手前に引き寄せるので、下側にパワーが伝わりやすく、地表面より下の掘削に強いです。

反対に、パワーショベルは、バケットが進行方向に向いているので、地表面より上の掘削に強いです。作用面は前方になり土砂などの移動や地ならしに使われます。
では、ショベルの向きが同じ、パワーショベルとローディングショベルの違いは何でしょうか。しっかりと定義されているわけではなのですが、大型の場合をローディングショベルと呼び、小型・中型の場合にパワーショベルと使い分けているようです。

同じ重機を指しているのに、バケットの向きが進行方向か、運転手側か、さらに大型かで名称が変わるところも珍しいです。


油圧ショベル、ユンボ、バックホーの各部名称

機械各部にそれぞれ名前があります。すべてを書いていると見えにくくなってしまうので、トクワールドでよく使われる名称のみ記載します。
ユンボ各部名称1
ユンボ各部名称2


油圧ショベル、ユンボ、バックホーの仕様について

油圧ショベル、ユンボ、バックホーは、様々な仕様があります。

標準機仕様
標準機 旋回に広い場所が必要です。前後共にクローラーからはみ出して旋回します。
後方小旋回
後方小旋回 狭いスペースで作業が来切るように省スペースで旋回できるよう後方がクローラーからはみ出さないようになっています。
超小旋回
超小旋回 アームブームばオフセットですと、折りたためることができるため、後方小旋回よりも小スペースで旋回ができるように前後がクローラーからはみ出さないようになっています。
ヤンマーでは、Σブームと呼ばれています。

文章だけでは、わかりにくいですよね。
簡単なイラストにしてみました。

ユンボ3パターン

後方小旋回や超小旋回は、小スペースで旋回できるように設計されています。市街地などの工事にはこのタイプがよく使われています。


トクワールドではユンボ(油圧ショベル)を販売しております。
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