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重機の塗装は見た目だけではないです

お客様のご依頼
「ユンボをこの色で、塗装して欲しいけどできますか?」

というご依頼がきました。
ご指定の色というのが、黄色や赤・青のマットな色合いではなく、
車で見かけるメタリックのようなラメの色合いで、
これがまた大変難しいです。

お客様の要望です!ここは、腕の見せ所!
塗装担当者と相談し、お引き受けすることにしました。

塗装が終わったと聞いて、すぐに工場に向かい驚きました。
思っていた以上に綺麗に仕上がり、
発色もよく、光に反射してキラキラと輝き
とてもかっこいいです。

塗装前重機 塗装後重機
塗装前 塗装後

■第一印象が大切です

重機は現場で使用する道具のようなもので、傷や凹みは気にされない方も多いかと思います。
建設・工事の現場の重機は仕事の道具であるのと同時に、
会社の“顔”としての一面もあると思います。
ボディーが凹んでおり、アームが錆だらけのユンボで工事をしていたら、
それを見た工事依頼主が「整備しているのだろうか」などと不安になるかもしれないです。

メラビアンの法則「第一印象が大切」という言葉を耳にします。
相手に与えた第一印象が長いおつきあいで変わることはありますが、
人は思った以上に見た目で判断することが多いです。

メラビアンの法則というものがあります。
これは「第一印象は出会って数秒で決まる」、言語、視覚、聴覚で矛盾した情報があるとき、なにを判断しているかを調べた結果、「視覚が55%、聴覚が38%、言語が7%」になったというものです。

つまりは、会社の“顔”である重機の見た目が良くないことは、
せっかく良い仕事をする会社でも見た目で損をすることに繋がりかねません。


■重機の耐用年数も変わります

塗装は見た目のきれいさだけでは無く、
下地処理も含め再塗装で仕上げることによって、より耐用年数を保つことに繋がります。

下地処理は、錆を落としサンダー等で磨くことにより塗料の密着をよくし剥がれにくくなり、
仕上がりを美しくします。
下地処理をしないで、上塗りの塗装をすると早ければ、
2~3年で内側の古い塗装から剥がれ落ちることがあります。
空気中の水分や酸素に反応して、錆ができます。
下塗りなど何層も重ねて塗装することでさびや塩害からボディーを守ります。

下地処理 本塗装
重機下塗り 重機本塗装
錆や汚れを落とし、凹みを直します。 何層も重ねて塗ります
   
重機 塗装養生 重機 塗装
塗装しない箇所は、養生します。 綺麗に色分けできています。

多くの再塗装済み中古重機はオリジナル塗装の上から“上塗り”されていることが多い為、
塗装のりが悪く仕上がりが良くなく、
下地処理もされていない為、錆びの浮きや本体の劣化に繋がります。
会社の“顔”です。きれいな状態で保ちたいですよね。


■国内向けに仕上げます

トクワールドでは国内向けに仕上げる機械の塗装をおこなっています。
鈑金塗装のブースもメンテナンス工場内に完備しており、全て自社で行っています。

重機塗装 重機塗装中
外れるものは外して塗装します 外した部品も丁寧に塗装します

トクワールドで仕上げる重機は基本的に上塗りを行わず、
鈑金、凹みの補修から始まり下地処理を行ったうえで塗料を
何層にも重ねて塗布し自動車と同クオリティの仕上げを目指しています。

トクワールド本社展示場にはこのように仕上げた重機の展示を行っています。
お気軽に来社下さい。